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魔法少女まどか☆ブレード 第四話「罪滅ぼしになどなるはずもない」

2013年04月26日 19:44

魔法少女まどか☆ブレード

233 :◆YwuD4TmTPM [saga]:2011/05/23(月) 22:50:38.87 ID:CWDjIEZN0

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 ぺたりと尻餅をついたまま、マミは呆然と目の前の光景を見ていた。
 魔女シャルロッテは、頭から顎までを槍で一文字にぶち抜かれ、地面に縫いとめられている。

 まるで、銛に貫かれた魚のようだ。
 
 現実に即応できない頭で、マミはそんな事を考えた。
 思考が凍りつく。頭の中のギアが石を噛んだかのように機能不全を起こす。
 しっかりと目の前のものが余さず見えているのに、それでも理解が追いつかないことがこの世にはあったのだと、マミは一種の感動すら覚えた。
 
 かろうじて認識できたのは、頭上でこちらを見下ろしている黒いテッカマンが、マミが食い殺される寸前に槍を投げて妨害した、ということ。ただそれだけ。
 何故? 彼は味方なのか? でも、テッカマンは。ラダムは。そう、敵。でも何故?
 断片的なまま繋がりを得ることのない思考が、浮かんでは解けて消えていく。
 マミは、未だ答えを出せずにいた。

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魔法少女まどか☆ブレード 第三話「もう何も怖くない」

2013年04月25日 19:16

魔法少女まどか☆ブレード

147 : ◆YwuD4TmTPM [saga]:2011/05/08(日) 08:36:52.36 ID:Gxb3JhwE0

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 見滝原の、とあるビジネスホテルの一室。
 ここ見滝原を訪れてからの拠点としているその場所に、Dボゥイはいた。
 安いホテルでシングルではあったが、そもそも軍資金自体がそう多くは用立てられなかったので仕方ない。
 節約は美徳……かどうかは知らないが、リソースの節約は後々になって役に立つものだ。
 
 ともあれ――彼は、その部屋の中のベッドに腰掛けて、手のひらを――正確にはその手に持っているモノをじっと見つめていた。
 手の中にあるのは、鈍く光を反射する黒い石。
 昨日のマミの話だと、グリーフシード、といったか。
 あの後、結局渡しそびれて自分で持っていたものだったのだが。

(やはり、似ているな)

 まぶたで闇に閉ざした視界に映るのは、マミが持っていた黄色く光り輝く宝珠――ソウルジェム。
 類似した形状、同じ異能を持つ持ち主。エトセトラエトセトラ。
 魔法少女と魔女という、本来相反するはずである者同士が持つそれは、驚くほど似通っていた。
 
(そして、テッククリスタル)

 これもまた、同じ異能を持つ者であるテッカマンが持つシステムボックス。
 この似通った三つが、果たして如何なる意味を持つのか。現在のDボゥイにはまだ見出しかねていた。
 
(どうにも、キナ臭いな。杞憂であってくれればいいんだが)

 だが、自分の予感は悪いものに限ってよく当たる。
 自嘲気味に独りごちると、Dボゥイは再び目を閉じた。
 そして、見滝原の夜が更けていく。


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魔法少女まどか☆ブレード 第二話 「やっぱり、気づいてないのね」

2011年08月24日 19:25

魔法少女まどか☆ブレード


科学技術はそこそこ未来、程度ですね。
スパロボ型なクロスオーバー形式を意識しているので、あまり深く考えずに見ると作者が喜びますww

また、基本世界設定はブレードに準じてます。
なので、オービタルリングも存在してます。
ただ、見滝原はラダムの攻撃にまったく晒されていなかったため、まどか達にとってはラダムは「なんか実感湧かないなぁ」という感じです。テレビの向こうの紛争地域見てる気分というか。

シンヤ坊もばっちり出ますのでご安心を。
ネタバレ都合上、いつとは言えませんがそう遠い先のことじゃないですよ!

ブレード側の設定としては本編との相違点は、

・レイピア=ミユキは既に死亡済み。
・だがテキサス基地は崩壊しておらず、地球がラダムに占拠されたわけではない。


69 :◆YwuD4TmTPM [saga]:2011/04/23(土) 21:44:35.04 ID:pinLwOJt0

 暁美ほむらは、考えていた。
 今いる場所は自室内にこしらえた空間。
 一人での考え事や、調達してきた武器をひとまず隠したりするのに使っている場所だ。
 広い部屋にはたくさんの椅子と机が放射状に規則正しく配置され、まるで時計か何かのようにも見える。
 そして、壁、床、天井は一面白で統一されており、どことなく生活感の無い模型じみた雰囲気を漂わせていた。
 
「…………」

 考えているのは、この前に目にしたあのイレギュラーだ。
 たしか――テッカマンブレード、と名乗っていたか。
 
(あの時使い魔に見せた近接戦闘能力だけでも、私や巴マミはもとより、まだ契約を行っていない『彼女』や、未だここにいない『彼女』を凌駕しかねない実力)

 そして、使い魔の群れがいよいよ押し寄せると、彼はチラリとまどか達の様子を伺いながら戦っていた。
 まどか達に使い魔の攻撃が行かないように――とも考えたが、振り向かずに槍を投擲して使い魔を寸断したことから考えると、それもおそらくは違うだろう。
 となれば考えられる答えは二つ。
 
 じっと息を潜めていたこちらに気づいて、警戒していたか。
 或いは、あの槍の他に、何かそれ以上の切り札を持っているか、だ。
 
(あの逡巡は、私に見せることを迷ったのか、それとも使うのを躊躇ったのかしら?)

 自分の攻撃のように、他人を巻き込む危険の高い広範囲攻撃……となれば、納得はいく。
 いずれにせよ――。
 
「確かめる必要があるわね。あのテッカマンを」


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魔法少女まどか☆ブレード 第1話 「夢の中で会った、ような……」

2011年08月23日 19:15

「ボルテッカァァァーーー!!」

白い騎士が、最悪の魔女へと一撃を放つ。
――これは、既に終わってしまった物語。
暁美ほむらが諦めた物語。
 
故に、次の話を始めよう。
 
魔を手繰る少女たちと、宇宙を駆ける騎士。
呪われた宿命を背負った者たちの運命が、ここに交差する――

魔法少女まどか☆マギカ×宇宙の騎士テッカマンブレード
クロスオーバーSS
「魔法少女まどか☆ブレード」


仮面の下の涙を拭え。



魔法少女まどか☆ブレード

1 : ◆YwuD4TmTPM [saga]:2011/04/08(金) 22:48:04.41 ID:4JaEv9bJ0


魔法少女まどか☆マギカと宇宙の騎士テッカマンブレードのクロスオーバーSSです。

*現状、まどか☆マギカは10話までの設定に基づいております。クライマックスまでのプロットは既に立ててはいますが、本編の展開次第ではリスペクトして若干展開を変えるやもしれません。あらかじめご了承ください。

*テッカマンブレードは、一部のみ設定変更している箇所があります。また、映像を見たのがだいぶ昔なもので忘れてたり設定間違いだったりする点が若干あるかもしれませんが、ご寛恕の程をよろしくお願いします。


「――戦わないのかい?」

 白い生物がこちらに問いかける。
 
「――いいえ」

 元より応える義理なんてなかったけれど。彼女は答えた。

「私の戦場は、ここじゃない」

 全てを見限ったかのように。
 全てに興味を失ったかのように。
 素っ気無く言い捨てると、彼女は左手の盾を起動すると――忽然と消え失せた。
 
「……消えた? どういう仕掛けなんだろうね」

 白い生物は訝しげに首を傾げたが、
 
「……ま、いいか。僕のノルマも達成できたし、そこら辺を気にしてもしょうがないよね」

 きゅっぷぃ、と満足げに息を吐くと、白い生物もこの地球から去ろうとしかけて――
 
 突如の爆発音に驚いて、振り向いた。
 仮に岩を風で断ち割ったならば、このような音がするだろう。
 押し寄せた突風に押し流されないように踏ん張りながらも、その白い生物は音のした方角を見やる。
 そして、目を見張った。といっても、そのような表情をすることはこの生物にはできないが。

 そこに「ある」のは、魔女クリームヒルト=グレートヒェン。
 全ての平和と救済を願った少女から生まれた絶望であり、最強にして最悪の魔女。
 それはあらゆる生命を取り込み、自らの結界で共に幸せな夢を見ながら破滅させる。
 この惑星の科学力では、ロクに対抗できるものなど存在していないはずの「それ」は。
 
 今、大きく傾ぎ、亀裂の入ったその身体に悲鳴を上げていた。
 
 ――否。魔女だけではなかった。魔女が睨む視線の先、人間サイズのモノが空中で静止しながら対峙している。
 それは、一言で言うならば鎧騎士だった。
 白く鋭角的な装甲に身を覆い、凶悪に尖った刃が両端についた槍で武装している。
 魔女に比べるとはるかに小さいはずのそれは、やがて両腕を交差させた。
 それに伴い、肩と腕の装甲がスライドして展開する。
 そして――
 ご、という唸りと共に、大気が振動した。
 空間の歪みすら生じる程のエネルギーの渦に、魔女と騎士の間の空間は純粋な力のみが荒れ狂う力場と化していく。
 
「ボル――」
 
 高揚に雄叫びを上げるように。
 或いは悲痛に泣き叫ぶように。
 白い騎士が吠える。

 それに応えるように、母が泣く子をあやすように、魔女は騎士を抱きかかえるようにその触腕を伸ばし――

 直後。限界まで凝縮されたエネルギーの渦が吠えた。
 騎士の叫びと共に。

「テッカァァァーーーーーッ!!!」

 一瞬という時間を以て、発された力の奔流は。
 弾ける光と共に、魔女と騎士を包み込んだ。
 
 
 
 
 
 ――これは、既に終わってしまった物語。
 暁美ほむらが諦めた物語。
 
 故に、次の話を始めよう。
 
 魔を手繰る少女たちと、宇宙を駆ける騎士。
 呪われた宿命を背負った者たちの運命が、ここに交差する――


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 ああっ、すいません! ちょっと考え事してて……――
 
 ――助けて!――
 
 テックセッタァァァー!!――
 
 まずは、一仕事片付けてからでいいかしら?――

 
 次回、「夢の中で会った、ような……」
 
 仮面の下の涙を拭え。



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