2015年02月05日 19:45
140 : ◆49.TJH/nk6 [saga]:2015/01/12(月) 14:47:36.53 ID:2ku8g8nwo
「第六話 宗谷海峡に、血を染めて」
長門は荒々しく執務室の扉を開けた。
長門「シーツー! 提督はまだ戻らないのか!!」
C.C.「騒がしいな……やれやれ……」
長門「いつまたレ級が攻めて来るかもしれんというのに、長期出張とは、提督はいったい
何を考えている!!」
C.C.「お前達と違って、ルルーシュは戦いだけをやっていればいいという物でもない
……ヤツなりの考えがあっての行動だ」
長門「しかし、現実にレ級の脅威は存在する! いざという時に提督が不在では話にならん
ぞ!?」
C.C.「その為に、私がここに残っているんだ」
長門「提督の愛人のお前がいたところで、どうにもならんだろうが!!」
C.C.「任された以上、私が提督代理だ、心配するな、ルルーシュの策は、ちゃんとここ
にある」
C.C.は分厚い作戦書の束を机に置いた。
長門「む?」
C.C.「状況に応じた、1056通りの作戦だ、留守中はこの作戦に従うようにとの事だ」
長門「見せろ!」
C.C.「ダメだ、軍機だ」
二人がそんな押し問答をしていると、基地に警報が鳴り響いた。
長門「何だ!? 敵襲か!?」
C.C.「大淀、状況報告を」
大淀『レ級が宗谷海峡目掛けて進軍しています!! おそらく敵の狙いは樺太トンネル、
中継地点の大吸気口です!』
長門「何だと!? あそこが潰されたら、樺太トンネルは終わりだ!! いや……日本その
ものが終了するぞ!?」
大淀『提督代行! すみやかに指示を!』
C.C.「待て待て……ええと……ああ、これだ、ケース128、樺太トンネルが狙われた
場合の対処法」
長門「早く策を言え!!」
C.C.「樺太トンネルの吸気口が狙われた場合、早急にルルーシュに連絡を取ること。
北方方面への遠征部隊を急行させ、吸気口の護衛に当たらせること。
同時に、金剛型四姉妹を急行させ、援軍に当たらせること……以上だ」
長門「な、何……? それだけか!?」
長門「下策だ! そもそも遠征部隊は大規模な戦闘を想定していない! この策では、
金剛たちが到着する前に遠征部隊が全滅するぞ!!」
C.C.「大淀、聞いた通りだ、遠征部隊を吸気口の護衛に当たらせろ。
金剛型姉妹は準備ができ次第、随時発進。
ルルーシュへの連絡は私がする」
大淀『は、はい!』
長門「おい! 聞いているのか!? この策では駄目だ!! くっ……こうなったら、私が
出てレ級の相手を……」
C.C.「この作戦書にはこうも書いてある。
長門達、第一艦隊は、敵の急襲が陽動であった場合を考え、基地の防衛に当たる
ように、と」
長門「何だと!?」
長門「く……遠征部隊をみすみす見殺しにする事になるとは……!」
C.C.「長門、ルルーシュを信じろ」
長門「しかし……!」
C.C.「あいつは奇跡を起こしてきた男なんだよ……今回の命令も、きっと理由がある」
長門「何故……そう言い切れる?」
C.C.「無論、私がその奇跡を一番間近で見てきたからだ」
C.C.はそう言い切ると、大淀に念を押すため指令を繰り返した。
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「第六話 宗谷海峡に、血を染めて」
長門は荒々しく執務室の扉を開けた。
長門「シーツー! 提督はまだ戻らないのか!!」
C.C.「騒がしいな……やれやれ……」
長門「いつまたレ級が攻めて来るかもしれんというのに、長期出張とは、提督はいったい
何を考えている!!」
C.C.「お前達と違って、ルルーシュは戦いだけをやっていればいいという物でもない
……ヤツなりの考えがあっての行動だ」
長門「しかし、現実にレ級の脅威は存在する! いざという時に提督が不在では話にならん
ぞ!?」
C.C.「その為に、私がここに残っているんだ」
長門「提督の愛人のお前がいたところで、どうにもならんだろうが!!」
C.C.「任された以上、私が提督代理だ、心配するな、ルルーシュの策は、ちゃんとここ
にある」
C.C.は分厚い作戦書の束を机に置いた。
長門「む?」
C.C.「状況に応じた、1056通りの作戦だ、留守中はこの作戦に従うようにとの事だ」
長門「見せろ!」
C.C.「ダメだ、軍機だ」
二人がそんな押し問答をしていると、基地に警報が鳴り響いた。
長門「何だ!? 敵襲か!?」
C.C.「大淀、状況報告を」
大淀『レ級が宗谷海峡目掛けて進軍しています!! おそらく敵の狙いは樺太トンネル、
中継地点の大吸気口です!』
長門「何だと!? あそこが潰されたら、樺太トンネルは終わりだ!! いや……日本その
ものが終了するぞ!?」
大淀『提督代行! すみやかに指示を!』
C.C.「待て待て……ええと……ああ、これだ、ケース128、樺太トンネルが狙われた
場合の対処法」
長門「早く策を言え!!」
C.C.「樺太トンネルの吸気口が狙われた場合、早急にルルーシュに連絡を取ること。
北方方面への遠征部隊を急行させ、吸気口の護衛に当たらせること。
同時に、金剛型四姉妹を急行させ、援軍に当たらせること……以上だ」
長門「な、何……? それだけか!?」
長門「下策だ! そもそも遠征部隊は大規模な戦闘を想定していない! この策では、
金剛たちが到着する前に遠征部隊が全滅するぞ!!」
C.C.「大淀、聞いた通りだ、遠征部隊を吸気口の護衛に当たらせろ。
金剛型姉妹は準備ができ次第、随時発進。
ルルーシュへの連絡は私がする」
大淀『は、はい!』
長門「おい! 聞いているのか!? この策では駄目だ!! くっ……こうなったら、私が
出てレ級の相手を……」
C.C.「この作戦書にはこうも書いてある。
長門達、第一艦隊は、敵の急襲が陽動であった場合を考え、基地の防衛に当たる
ように、と」
長門「何だと!?」
長門「く……遠征部隊をみすみす見殺しにする事になるとは……!」
C.C.「長門、ルルーシュを信じろ」
長門「しかし……!」
C.C.「あいつは奇跡を起こしてきた男なんだよ……今回の命令も、きっと理由がある」
長門「何故……そう言い切れる?」
C.C.「無論、私がその奇跡を一番間近で見てきたからだ」
C.C.はそう言い切ると、大淀に念を押すため指令を繰り返した。

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