1979年から放送され、数多くのシリーズが製作されている人気アニメ「機動戦士ガンダム」を学術的に研究する「国際ガンダム研究会(仮称)」が発足することが明らかになりました。
人口増加による宇宙移民の可能性やニュータイプの社会心理学、「ガンダム」という作品自体の国際的普及動向と経済効果についてなど、幅広い分野について研究することを視野に入れています。
広島アニメーションビエンナーレ2008 国際ガンダム研究会(仮称)
このページによると、1979年に日本サンライズが制作した、人口増加により宇宙に移民する時代「宇宙世紀」を舞台に、人の革新や地球と宇宙の人類の対立を描いたロボットアニメ「機動戦士ガンダム」をモチーフに、未来都市の諸問題を研究する「国際ガンダム研究会(仮称)」が発足するそうです。
「国際ガンダム研究会(仮称)」は、「ガンダム」シリーズにおいて提起されている「未来都市」への展望と、その都市の諸問題といった観点と、同シリーズが20年に渡って人気を博しているだけでなく、国際的に評価されている文化産業論の観点という2つの側面から研究を進めるというもので、すでに存在する金沢工業大学をはじめとした工学的観点から「ガンダム」をモチーフとした学会とは異なり、人文学的、社会学的あるいは経済学的観点から、未来都市の姿を想定した研究を行うものとのこと。
研究テーマ案は以下の通り。
宇宙世紀の実現性(人口増加による宇宙移民の可能性)
地球と宇宙の人類の対立構造(エリート主義に関する歴史学的観点からの考察)
宇宙人類(スペースノイド)の社会心理学(ニュータイプの現出)
地球愛と故郷愛に関する考察(故郷不在の都市における行動学)
ジオン革命に関する考察(ファシズムの恒久性について)
テクノクラート(地球連邦)の政治学
戦場における人の意識の革新可能性
『ガンダム』の国際的普及動向と経済効果/等
記事元
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080728_gundam_international/まぁ、要するにシュミレーションをするわけね
実際、SF小説というのは未来の中の一つの可能性を指し示している面もあるし、ガンダムの世界はファンによってシュミレーションを繰り返されて、作られていった世界だから研究する価値はある
因みに架空世界ものは元々は現実に今直面している問題を他の世界、つまり状況が違っていたなら、どう解決していたかをシュミレーションして、その結果から、現実の問題はどう解決すべきかを見出すという目的のものだった
これはお勧め、記事で紹介されたように学術的に研究している