なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  アフター3

2011年08月31日 19:35

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

481 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/13(金) 22:35:46.89 ID:6Y1fYpOw0


『普通の少女』


今日から俺は修学旅行だ。
修学旅行というより、ただの観光旅行とも言えるけど。
荷物は全て、昨日の内にフェイトと準備と確認を終え玄関に置かれていた。
まぁ、これで忘れ物とかはないんだが。
「あの……3日だけだから……ね?」
俺は体を束縛している縄……ではなく、小動物……でもないけど、
そんな目をしているフェイトに言う。
「うぅ……それは、解ってるけど離れたくない」
あぁ、可愛いなぁ畜生。
修学旅行キャンセルしたくなってくる。


涙目で行かせまいと抱きついたままのフェイトの頭を撫でる。
「大丈夫。前にフェイトも3日間仕事でいなかっただろ?」
「う、うん。でも。でも。修学旅行だと電話できないから。その……寂しいなって」
「えっとぉ……小萌先生に何とか頼んで電話するよ。駄目って言われたら隠れてする」
「え? 本当?」
「ああ、本当。絶対にするから。な? そろそろ絹旗が来るから」
「やっぱり、わ、私も行こうかな」
「フェイトは仕事があるだろ」
「ゆ、有給をとれば――」
あ~。
もう駄目。
もう我慢できません!!
一旦フェイトを引き剥がし、今度は俺が抱きつく。


「ふぇっ?! な、ど、どうな、したの?」
「フェイトが可愛いからだ。俺だって一緒にいたいけど、これは学校の行事だからさ。な? フェイトも仕事だし。そろそろ良いだろ?」
とりあえず、説得。
「う……わ、解った。怪我とかしないでね? 迷子にもならないようにね?」
「了解。俺がいないからって仕事で無茶しないように、ぼうっとしないように」
「わ、解ってるよ。仕事は仕事ここはここでちゃんと区切ってる」
だと良いけど。
まぁ出来てるだろうけどね。
「じゃぁ、行ってくる」
フェイトに軽く長いキスをして家を出る。


若干、泣いてた気がしたが、まぁ、気のせいのはず。
たかが、3日だけ修学旅行に行くから離れる。
それくらいで……。
そう思ったところで電話がかかってきた。
家を出てまだ2mくらいだ。
{当麻、行ってらっしゃい}
{ん。泣くなよ。フェイト。帰ってきたらデートしような}
{なぁぅ?! ……うん。楽しみにしてる}
そう言って電話を終える。
丁度絹旗と土御門、姫神なんで後者2名が一緒なのかは知らないが、合流した。


「は~い。ひっこぉきしゅっぱつで~す」
「危ないから席に着くじゃんよ小萌」
先生が注意されている飛行機内。
飛行機内だからととくにすることはないと思っていたのだが……
横に座っていた絹旗が俺の肘をつつく。
「どうかしたのか?」
「いや、そのですね? 超気のせいで済ませたいんですが……」
絹旗が指を指したのはCA。
キャビンアテンダントだ。
だからどうしたんだ?
そう思って見つめると、あからさまに見た人だった。
茶髪の長髪。
その人はこっちに来ると、微笑む。
「お久しぶりです」
「ディード。お前何してんの?」
「一応、手に職つけようとCAの資格を取ったんです。御坂妹と一緒に」
マジか。
あいつもか。
「超すごいんだか、馬鹿なんだか。御坂妹も超いるんですか?」
「はい。一応、隣のビジネスクラスでやってるかと」
へぇ……もう驚かない。
カラオケの時でもそうだけど。


「修学旅行。楽しんでくださいね」
「ん。ディードも自由時間とかあるんだろ?」
「はい。でも他のCAと一緒に行動する予定なので、お二方とは会わないと思います」
そっか。
少し残念だけど、まぁ仕方ない。
ディードが仕事に戻ると、
そこはやはり、クラスの男子達に睨まれた。
主に、土御門と青髪ピアス。
「超平和になったんですね。私はいまだに、超あの感覚が抜けません」
「あの感覚?」
「超暗部時代のことです」
あぁ……。
「私は今、ここにいて良いのか。超そう思うんですよ。時々」
そういう絹旗は少しだけ辛そうな表情だった。


「でもそれは仕方のないことだったんだろ?」
「仕方ない。それで人を傷つけてきたんです。私にとってそれは超正義。でも、世界からは超悪なんです」
「馬鹿言うな。お前がそうすることしか出来ない環境を作ったのは世界だろ? その世界にお前をとやかく言う資格はねぇよ」
俺がそう言うと、絹旗は何かを隠した笑みを浮かべていた。
「貴方が兄、いや、家族と言わず、暗部前に超傍にいてくれたのなら、私はきっと超普通の少女だったかも知れません」
「お前は普通の少女だよ。今も昔もこれからも。お前がお前である限りはな」
「まったく、人の気も知らずによくもぬけぬけと。まぁ、超嬉しい言葉です。状況が状況じゃなければ」
絹旗はそう言うと、俺の肩に頭を預けて目を瞑った。
何が言いたかったんだ?
絹旗は。
そんなことより、インデックスに会うことにならないと良いけど……。
頭を悩ませる俺たちを乗せた飛行機は、イギリスへと向かっていた。



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なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  アフター2

2011年08月30日 19:28

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

この次の話が、あれなんです。
濡れ場?
まぁエロですよ。セクロスですよ。

406 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/11(水) 06:48:55.96 ID:aeoCQfP90


『お茶会……?』


土曜日の次は日曜日。戦士たちの準備の日だ。
でもまぁ、そんなのは関係ないようで、
俺とフェイトは出かけていた。
デートではなく、仕事のようなものだ。というわけでもない。
「あっ、超早かったですね」
「それより早かった絹旗は超々早かったな」
「まぁ、超当然です」
絹旗と合流し、フレンダの家に向かう。
特に用事と言うわけでもないが、
なのはの「お茶会でもしない?」により、行われることとなった。


「なのは。急にどうしたの?」
「気分的にしたいなって」
「よぉ、ヴィヴィオ。良い子にしてたか?」
「うん。当麻パパ」
だから当麻パパは止めてくれ。
苦笑いを浮かべていると、フレンダと絹旗が近づいてきた。
「で、結局どっちの子供な訳よ」
は?
「いや、どっちでもない」
「髪の色的に、超執務官の子供っぽいですけど」
「お前らなぁ……」


「当麻」
「ん? どうしたなのは」
「フェイトちゃん少し借りるね?」
「は?」
「仕事の話。だから少しの間4人で何かしてて」
フェイトとなのはが歩いて行った。
で、取り残された、
俺と絹旗、フレンダ、ヴィヴィオ。
で、何してろと?


「ねぇ、みんな」
「ん? どうかしたの? ヴィヴィオ」
フレンダが微笑む。
うん、なんかお前ら姉妹に見える。
だが、その後、ヴィヴィオの口から衝撃的な発言が飛び出した。
「模擬戦しようよ」
「「「はぃ?」」」
「模擬戦。私、みんなと戦ってみたい」
ヴィヴィオさんがなんか言い始めましたよ?
どうするんですかこれ。
「私は超賛成です。丁度4人だし」
「私も賛成な訳よ」
えぇぇぇ?!


「当麻パパ……しよ? ね? ヴィヴィオしたいの。当麻パパと」
「ま、待てヴィヴィオ。その発言は聊か問題がある。模擬戦ならやるよ。模擬戦なら!!」
「じゃぁ、超やりますか」
あ。
「前言撤回とかは……?」
「無理な訳よ」
ぐっくそ……
「解った。で? チーム分けはどうするんだ?」
「私、フレンダ、ヴィヴィオvs当麻ですが超なにか?」
おいおい。


「俺にヴィヴィオたちを殴れと?」
「あぁ、それなら問題ないわけよ」
「はぃ?」
「私とフレンダは顔じゃなければ超無問題ですし」
「私は聖王モードで戦うから」
いや、それ俺が危なくね?
「じゃぁ、超準備良いですか?」
「俺は全然駄目です」
「私準備良いです。いつでも」
白いBJに身を包んだ高校生くらいの女の子が話しかけてきた。
うわぁ?!
誰?!
って……オッドアイ?


「ヴィヴィオ?」
「はい。一応、聖王モードだとこうなります」
うわぁ……凄いな。おい。
「サイドテールなのはなのはの?」
「うん。そうだよ」
「雑談は超後回しです。さぁ、やりますよ模擬戦」
くそぉ。
時間潰して2人が戻るのを期待したのに。
「わぁーった。やるよやりますやれば良いんだろ」
「「「じゃぁ……」」」
「手加減無しだ。俺は元機動六課ライトニング分隊、上条当麻。行くぞ!!」

_____________


_______


__


「窒素装甲を打ち消すってのは超解ってたけど、まさか超ヴィヴィオを止めるなんて」
「う~。ちょっとずるいよ。当麻パパ」
「いやぁ、でも危なかった。なんせ、デバイス無いし、フレンダの設置トラップがあったし」
「他に気を取られてる間に設置してたわけよ。でも結局かわされたけど」
まぁ、
俺がもし、ミッドチルダに行ってなければ、確実にぼろ負けだった。
爆弾が爆発する寸前に回避なんて無理だったし、窒素装甲を左手で受けられる受身的な体術もなかっただろうし。
なのは達の訓練のおかげだな。


「さっきは模擬戦やってたの?」
「お。フェイト。話は終わった?」
「うん。で、勝ったの負けたの?」
「フェイトママ~当麻パパずるいんだよ~魔法とか一切効かなかった」
「3vs1だったくせに何を言いやがる」
「当麻、自主練してる?」
げっ、なのは。
「ん~。時々」
「へぇ、ほ ん と う に ? 」
ぇぇぇぇ?!
何で怒ってるんでせうか?!


「してないです。嘘つきましたごめんなさい!!」
「あはは。まぁこっちではあんまり役に立たないもんね」
「ジャッジメントでも超なれば良いと思います」
「それかなり良い案だと思うって訳よ」
ジャッジメントか。
いや、でもなぁ……。
「面倒だし、良いよ。やっぱり俺は無能力者だから、、手の届くものを守れればそれで良い」
「その手というのがどのくらいの長さかによるけどね、当麻」
「はははは。まぁそんなに長くないよ」


「そんなに、の度合いは?」
「なのは。もう良いだろ? この話題」
俺たちはその後お茶会らしいお茶会を終え帰宅した。
インデックスは連れて行ってもらえなかったことにいじけたのか、
小萌先生の家に泊まりに行くと、書置きがあった。
そして、この日の夜……だった。



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納得できない魔法少女?

2011年08月29日 23:22


納得できない魔法少女?

フルメタル・パニック!ふもっふ×魔法少女まどか☆マギカ

時の反逆者、暁美ほむら。彼女は絶望の未来を変えるために、最愛の友達の願いをかなえるために、人知れず奮闘していた。
またあの時が繰り返される・・・。
彼女はまた輪廻を歩きだす、と思っていたのだが?
この物語は、時のイレギュラー、相良宗介と愉快?な仲間達が、大惨事?魔法少女大戦に巻き込まれる物語である。
「とんでもねぇ、(こんな馬鹿らしい物語を)待ってたんだ。」

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なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  アフター

2011年08月29日 19:19

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

350 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/09(月) 19:15:02.93 ID:8HXZtbTk0


『幻想殺しじゃ殺せない』


「当麻、ほら。起きないと遅刻するよ?」
「あっうん……」
俺こと、上条当麻は現在。
高校の寮ではなく、一軒家に住んでいる。
というのも、先刻の声の主、フェイトが買った。
いや、まじで。
先週、俺はフェイトと再会した。
特に変わった様子も無い。
聞くところによると、みんな元気にもとの職場に戻っただけとの事。


俺は現在、学園都市にいる。
一応高校生だったりするわけですよ。
授業的には遅れているのだが、まぁフェイト式勉強法で後ろからついて行っている感じだ。
で、なんで学園都市に一軒家?
って聞いたところ、学生寮じゃ一緒に居られないだろうから。との事。
ご丁寧にインデックスはイギリスへ強制送還。
したかった。
のに。
だめだった。
この家には俺とインデックスとフェイトが暮らしている。
フェイトは自分の仕事用の部屋と生活用の部屋。
分けているみたいで、仕事用の部屋にはミッド直結の転送装置がある。


「おはよ。フェイト」
「おはよ。当麻。学校の宿題とかは?」
「終わってる。昨日やったよ」
「忘れないで持っていけるよう私が準備するから、当麻はご飯食べてて」
「あ、ああ……」
今一慣れない同居生活。
インデックスと暮らしていたりしたが、そんな比ではない。
仕事があるというのに、家事の殆どをやってくれている。
料理も手作り。
そういえば、フェイトは俺の不幸体質を知っている。
だから、宿題入れたはずなのに、ねぇぇ?!
とならないようフェイトが学校の用意をしてくれるし――
「ご馳走様。洗い物はやっとくよ」
「うん、ごめん。お願い」
部屋の置くからフェイトの優しい声が聞こえる。
洗い物、歯磨き、洗顔、着替え。
全てを終えて、フェイトに告げる。


「じゃぁ、いこっ当麻」
フェイトが微笑む。
インデックスはまだ寝てる。
まぁどうでも良いよね。
フェイトと共に、黒いスポーツカーに乗る。
――俺が不幸体質で事故らないよう、車で送ってくれる。
帰りは流石に、フェイトは仕事で無理だ。
というか、こうやって一緒に居られることですら珍しいことだ。
「お弁当作れなくてごめんね?」
「ん、良いよ。フェイトだって忙しいだろ?」
「え? ありがとう……じゃぁ……えっと」
学校の前に着き、車が止まる。
フェイトが少し恥ずかしそうに声を漏らす。


「ん?」
「その、今日、明日、明後日って会えないから……」
「あっ、そっか」
「ごめん」
「いいよ。無理はしないでくれよ?」
俺はそう言って、フェイトとキスをして車を降りる。
フェイトは車のドアを閉める前に小さく手を振っていた。
「行ってきます」
俺はそう言って学校の中へと入っていった。


フェイトは俺より3つ年上で、お姉さん。
なのだが、
意外と寂しがり屋、恥かしがり屋と、お姉さんという感じがしない。
もちろん、仕事の時とかはちゃんとしている。
俺といる時にしか見せない素顔だ。
さっきのキスもフェイトの提案で、「暫く会えない時は寂しいから」。などと言って頼んできたことだ。


「カ~ミや~ん」
「騒がしい!! なんだよ」
教室の扉を開けた瞬間の青髪ピアスの突進をかわして、聞く。
「宿題わs―――」
「やった。持ってきた。忘れてない。だから補習はありえない」
「「「「えーっ??????!!!!!!」」」」
なんでクラス全員の悲鳴が上がるんだよ。
おかしいだろ。
俺が忘れること前提か。
「留学中になにがあったんだにゃー?」
「ん? 真面目さを学んだ」
土御門に対し答える。
言ってなかったが、俺は行方不明ではなく留学していたことになっている。
申請し忘れて学園都市を出てしまった。とミスしたことになっていたりする。


「は~い。せきついてくださ~い」
俺の担任、小萌先生の声が耳に届いた。
今日は11月20日。
もう今年も終わりに近い。
「先生!!」
「ねんですー?」
「上条君が宿題やってきました!!」
青髪ピアス。
お前は俺を何だと思ってやがる。
「え゙?!」
先生!! なんで驚いた?!
「せっかく、補習プリントを―――」
「忘れること前提かよ?!」
不幸?
言うわけが無い。
俺にはフェイトという幸運の女神がついている。
幻想殺しじゃ殺せない。
だって、それは現実であって幻想じゃないからな。


さぁて、今日も一日……頑張るか!!



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なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  最終章 エピローグ

2011年08月28日 19:40

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

309 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/08(日) 10:02:41.13 ID:hufeJ7UH0


『その後……そして』


あのJS事件から1ヶ月。
機動六課は試験的な組織だった為解散し、私達はそれぞれの役職に準じる職場に戻った。
けれど……お兄ちゃんは帰って来てくれていない。
「どうして、帰ってこないんだろ」
「どうかしましたか? フェイト執務官」
あっ……。
「いえ、なんでもありません」
仕事に集中しないと。

__________


______


__


「お帰り、フェイトちゃん」
「ただいま。なのは」
なのはは前線を退いて、戦技教導に集中している。
ヴィヴィオを正式な養子として迎え入れ、
少しでも長く一緒に居るためらしい。
一応、私と同居していたりするんだけど……迷惑かなって思うようになってきてる。
なのはの結婚とか考えたら、私は邪魔だから……。
「フェイトママ~」
「ただいま、ヴィヴィオ。良い子にしてた?」
「うん!」
私はヴィヴィオの頭を軽く撫でて部屋へと戻る。


「……当麻」
部屋で呟く。
インデックスや、美琴。御坂妹や、黒子……も地球へ帰り、
犯罪ではあったけど、
地球で処罰ということにし、麦野たちも地球へと返した。
スカリエッティたちは、協力的なナンバーズは保護観察。
そうでない者は、拘留中。
ナンバーズの1人、ディードは、本人たっての希望で、学園都市で生活をしている。
彼女はこう言っていた。
「彼は私を助けてくれた、壊れるのではなく、死ぬといった。私と近い存在の御坂妹達と、彼の世界を私は歩きたい」と。
でも、ただ一人。
当麻だけは帰ってきてはくれなかった。
地球にいったわけじゃない。
JS事件。
最後の最後、地球のバリアを破壊した。
その破壊した時に当麻も……。


地球といえば……。
当麻と出会うきっかけになった地球での任務、
盗まれたジュエルシードを探してた。
結局見つからなかった1つのジュエルシード。
そして、ユーノが地球に行った理由である、
謎のロストロギア反応。
それもいまだに見つかっていない。


現在も遺失物管理のチームが捜索に当たっている。
「フェイトちゃん……?」
「なのは……」
扉が開き、なのはが入ってきた。
「フェイトちゃん、大丈夫?」
「え?」
「泣いてるよ。フェイトちゃん」
……。
私が?
袖で頬を撫でると、確かに湿っていた。


「当麻のこと?」
「うん」
「そっか」
「どうしたら……良い?」
私は……
「忘れ……られないよね?」
「あのね?」
「?」
「あの時、私は当麻に言いたかったことがあったの。でも帰ったら聞くって」
なのに、なのに……


何で帰ってきてくれないの……?
「1ヶ月ずっと泣くの我慢してた、帰ってくるって信じて。でも帰ってきてはくれなかった」
「うん。うん。フェイトちゃん……泣いて良いんだよ。泣きたい時は。そうしてやらなきゃいけないときに頑張れるようにする。当麻もそう言ってた」
なのは……当麻……。
「なのはぁ……」
私は柄にも無く泣いてしまった。
なのはの服を濡らしてしまった……。
暫くして、私はなのはから離れた。


「もう、平気?」
「うん、少しだけ」
「そういえばね、明日から任務があるの」
「え?」
「フェイトちゃんだけが行くの」
私……?
「なんか重要?」
「うん、物凄く重要」
なのはを不思議に思いつつ私は任務の話を聞いた。


特に戦闘とかそういうものではなく、
会って欲しい人がいるということらしい。
重要というのだから管理局の偉い人だろうか……。
「それで、詳しくは言えないんだけど滞在期間が長くなるかも知れないから」
「どういうこと?」
「相手がいつまで一緒にいたい。とか言ったらそれだけ一緒にいなくちゃいけないってこと」
それは要するに……
「接待? 枕営業?」
「……詳しくは言えない」
「そっか。どちらにしても、私はそれに行かなくちゃいけないんだよね?」
「うん。絶対」


なのはが私の問いに頷く。
私はベッドに仰向けに倒れこみ、徐に語り始めた。
「私……当麻が好きなんだ。なのは」
「うん。知ってるよ」
それに少し驚きながら、先に進む。
「―――この任務でその相手の人と枕営業的なことしないと駄目なのかな」
「フェイトちゃん……」
「嫌だよ。なのは。私は私は……」
止まったはずの涙が溢れ出す。
嫌だ嫌だ嫌だ……
「そんなの嫌だよ……当麻ぁ……」
「フェイトちゃん」
「なのは?」


なのはに急に抱かれ、思考が止まる。
「フェイトちゃん。大丈夫。絶対」
「え?」
「フェイトちゃんが嫌がることしようとしたら、みんなで助けに行く」
「なのは」
「だから安心して行ってきて良いよ」
「なのは……解った。安心して行くよ。今日はもう……寝るね?」
「うん。明日時間になったら起こすからゆっくりしてね」
なのははそう言うと、部屋を出て行った。
出て行く直前、互いに軽く笑って……。


本当にああいうことしなくちゃいけないのかな……
なのはが助けてくれるって言ったけど、やっぱり怖い。
怖い怖い嫌だ嫌だ……。
「当麻……なんで傍にいてくれないの……当麻……」
暗くなった部屋で1人私は泣いていた。



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なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  第七章 決戦!!ゆりかご

2011年08月27日 19:37

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

256 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/07(土) 01:30:55.42 ID:F/t7nyMi0


聖王教会襲撃の5日前。
『アイテム作戦会議』


「……で? だれだてめぇは」
「お姉さんに向かってその口の聞き方は無いと思うなぁ。要求不満中なのかしら?」
「ぶっころされてぇのか?! あぁ?!」
「む、麦野。超落ちついて下さい。とりあえず、敵ではないんですから」
「……」
私達は、ヴィヴィオという聖王のゆりかごを動かす為の鍵を一度は手中に収めていたものの、あの餓鬼には発信機のようなものが仕込まれていたのか、機械人形みたいなやつらに襲撃され、防衛線を開始。
そいつら自体はただの雑魚。
しかし、時空管理局の犬共。
機動六課とかいう組織に挟み撃ちの形で襲撃され、抵抗むなしく、餓鬼も捕まえていたちっちゃいやつとツンツンの餓鬼も取られ、
あえなく撤退し、今は身を潜めている状態だった。


そんな中、2人の女に出会ったわけだ。
一人は背の高い金髪の女。
もう一人は第3位のクローン。
今はその背の高い金髪と話している最中だった。
「まぁ、一応自己紹介すると、オリアナ・トムソン。魔術師よ」
「じゃぁ、こっちの世界の人間ってわけよ」
「残念。貴女達と同じ地球の人よ」
「出鱈目言ってんじゃねぇ。魔術師が地球に? ちゃんちゃらおかしい妄言だなぁ……」
「あら、誰が魔術は無いと証明したのかしら? 教えて欲しいわね」
「っ……」
「結局、証明できないわけよ」
「そんなことは超どうでもいいです。私達を手伝ってくれるのは本当ですか?」
絹旗……。
確かに戦力補強はありがたいけど……。
わけの解らないやつを仲間に入れるわけには……。


「ミサカ10032号は、その質問に対し頷いて答えましたと、ミサカは説明します」
「私もよ。早くこんなわけの解らない世界から帰りたいし。まぁ、面白くはあるけどねぇ」
オリアナの不敵な笑みが気になるが……
別に問題はなさそうだな。
絹旗とフレンダも賛成のようだし。
「仕方ないわね。でも、私の指示に従ってもらうわよ?」
私がそう言うと、2人は素直に頷く。
それが本心かどうかは解らないけどね。


「何か作戦でもあるのですか? と、ミサカは心の内を明かします」
「聖王のゆりかごってロストロギアを知ってるか?」
「この世界のものだったら知らないよ?」
私が聞くと2人は首を横に振る。
オリアナの逐一揺れる胸がいr――。
「まぁ、いい。実はそれが地球へと帰るための手段なんだよ」
「誰がいってたのか知りたいわね」
「垣根帝督っていういけ好かないやつよ。でも、あいつは情報通だから、信じられないわけでもない」
「それで。具体的に超何するんですか?」
浜面が戻ってこないわね……。
まぁ、いいか。
「手始めに聖王教会を叩き潰す」
「え?」
「それに何の意味があるってわけよ」


「あそこにいる騎士カリムという女は預言書というものを持っているらしいし、あの女を掌握すれば機動六課の部隊長八神はやての能力リミッターを外せる人が減るわ」
「へぇ、中々良いと思うわ。その案」
オリアナがニィッと笑う。
「……はまづらが帰ってきた」
さっきまで寝ていた滝壺が頭を上げて呟く。
同時に、ドアが開き浜面が本当に帰ってきた。
「良くも無く悪くも無くって情報だ」
「いいからさっさと教えなさい」
一々面倒な浜面とのやり取りを省略する。
「地上本部と機動六課が壊滅した」
「は?」
まさか。
あのくそウザイやろうどもを壊滅させたやつらがいるってのか?


「正確には本部が。だけどな」
「は~まぁづらぁ!!」
ガセか?
あぁ?!
「で、でもよ。六課のギンガ・ナカジマが拉致。スバル・ナカジマ、ザフィーラ、リインフォースⅡ、シグナム、八神はやてが重傷って話だ」
「あぁ? でたらめじゃねぇよな?」
「マジな話に決まってる。態々、六課にまで出向いたんだからな」
まぁ、コイツに嘘をつくメリットないしな……
「超それだけですか?」
「いや、鍵が攫われた」
「?!」
「あの機械人形共か?!」


まさか先手を打たれるとは……。
「で、見たところ、高町なのはが精神的に追い詰められていて、どうやらフェイト・T・ハラオウンもやばいらしい」
「だからどうした?」
「結局その2人潰せば、機動六課の隊長全滅ってわけよ」
そうか……。
いや、しかし待て?
今ここで機動六課を潰すべきか?
「ミサカは、機動六課を放置し、機械人形と争わせることを提案します」
「うん。お姉さん賛成~」
「私も超その方がいいです。主に楽だから」


……そうね。
「その方が良いわね」
「ですが、聖王教会を叩くのなら好機です。と。ミサカはもう一度提案します」
「ああ、地上本部と機動六課が瀕死状態。なら、聖王教会を攻略するのは簡単って訳よ」
「超いいですね。それ」
「じゃぁ、5日後。カリム・グラシアの拉致そして、預言書を頂く。良いわね?」
「「「「「了解」」」」」



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[なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  第七章 決戦!!ゆりかご]の続きを読む

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  第六章 襲撃の連鎖

2011年08月26日 19:34

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

202 : ◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/04(水) 21:00:00.62 ID:8ni6IQae0


『襲撃の地上本部』


「私となのはちゃん、フェイトちゃん、当麻、美琴ちゃん、シグナムが中に入る」
「うん。解った」
「りょーかい」
俺たちは地上本部へと来ていた。
というのも、カリムさんの予言による地上部隊の壊滅や管理局システムの崩壊という脅威を恐れてのことである。
俺と御坂が中にいるのは、デバイス無し、魔法無しの戦闘が可能だからである。
なぜかと言うと、
前回俺が拉致された時に、魔法が使用できなくなる特殊な力場―AMF(アンチマギリンクフィールド)―というものが確認されたからである。


「あっ、カ、カリムさん」
「あっ、えっと……その……」
いきなりカリムさんと遭遇。
これはマジでついてないな。
はやてがめちゃくちゃ睨んでるし。
「前回。あれは不可抗力だったので、特に何も無ければ何もおきませんよ」
「へぇ、何も起きんかったとしても、当麻が起こすことはあるんやろ?」
「はやて。俺を何だと思ってやがる」
「犯罪者、変態、最低男、非常識人etc……」
ひでぇ。
酷すぎる。


「はやてちゃんとイベント起こしてないもんね」
「なのはちゃん? どういう意味や」
「え? なんか言った?」
あれぇ、今物凄くメタっぽい発言した気がするよ。なのは。
まぁ、いいか。
「それより、配置どうするのよ。流石に全員同じ場所ってわけにもいかないでしょ?」
「そうだね。美琴。はやて。どうするの?」
フェイトの質問に暫く唸った挙句、はやてがひらめいたように手を叩いた。


「私とシグナムは、カリムたちと居る。なのはちゃんフェイトちゃんは、待合室。ヴィータは予定通り外の指揮。へんt――当麻と美琴ちゃんは自由や」
今、変態って言おうとした。今、絶対に!!
というか、自由って。
「主はやて。お言葉ですが、戦闘において未熟な2人を自由行動はいかがなものかと」
「そうだぜはやて。私らが自由の方がまだましだ」
「へぇ、子供がでしゃばってくれるわねぇ」
「そうやってすぐ突っかかるから駄目だって言ってんだ」
ヴィータが言ってるのはもっともだけどあんま御坂を刺激しないで。頼むから。
「でもはやてちゃん。2人が敵に出会ったらしたら大変だよ?!」
「せやね。当麻が大空に羽ばたくことを期待しとるで」
「はやてさん、マジ勘弁して」
「冗談や。せやけど自由行動は本気や。敵に捕まらんよう、動いててもろうたほうがええんや」
へぇ、意外と考えてるのか。
冗談が少し笑えないけど。
「それじゃ、各自頼むで」
「「「「了解」」」」
こうして俺たちは散開し、地上本部のレジアス・ゲイズとかいうおっさんの会見が始まった。
「何にもおこらないに越したことは無い」
俺と御坂は適当に歩きながら、会話していた。
「どうかしらね。何かしら起きる気がするわ」
「おいおい、やめてくれよ」
「冗談じゃなくて。なんかこう、嫌な気配がするのよ。神経がぴりぴりしてるって言うか……」
もしかしたら、御坂の発している微弱な電磁波が何かに触れているんじゃないか。
と、考えたが、その何かが解らないから黙ってようかと考えている時だった。
「ひゃあははははは。解ってない。解ってないねぇ。地上本部の馬鹿どもは」
「?!」
「このォ黒夜海鳥が、教えてあげるよォ……警備システムの甘さってやつをさァ!!」
イルカのぬいぐるみを持った少女が不気味に笑い、叫ぶと近くの部屋が爆発した。
「うっすィンだよォ……中に入られたことを考えて対処しとけェ!! 開戦だァ!! ナンバーズゥ!!」
黒夜と名乗った少女が叫ぶと、さらに各所で爆発が起こり、警報と共に、隔離防壁が通路を遮断して行き、俺と御坂は少女から分断されてしまった。


「くっ……レールガンで壁を吹き飛ばせば」
「一般人を巻き込む気か?!」
「じゃぁ、どうすればいいのよ!!」
「わかんねぇよ!!」
くそっ……どうすれば良い?
なのは達は無事だろうけど……。
待てよ?
「御坂。お前の能力でこの隔壁を操作できないか?」
「え?」
「制御はCPUを使ってるはずだ。なら、お前の能力で操作できないか?」
「解らないけど……やってみる」
御坂はそう言うと、扉に触れて目を閉じた。
頼むみんな。
無事でいてくれよ!!


「できそうか?」
「もう少し待って」
「解った」
現在、俺たち機動六課は地上本部へと出向いていた。
その理由は、地上部隊の壊滅と管理局システムの崩壊の予言。
そして、それは唐突に起きてしまった。
地上本部の偉いおっさんレジアス・ゲイズ。
こいつの会見開始から数分後。
俺たちの目の前にいたイルカのぬいぐるみを持つ少女―黒夜海鳥―が不気味に笑い叫び、
各所で爆発が置き始めた。
さらに、身を守る為の隔壁が仇となり、
念話の無い俺たちは完全隔離された。


そして今、御坂の電子操作能力で自分達の目の前の隔壁を開こうとしている。
「できた、隔壁ロック解除申請。ロック解除。行くわよ!!」
「ああ」
隔壁を開くと、少女はいなかった。
さらに、ハヤテたちがいる方向へ向かう為の通路をふさいでいたであろう隔壁は木っ端微塵に吹き飛んでいた。
「急ぐぞ御坂!!」
不味い不味い!!
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ」
悲鳴?
俺たちが急いで向かっていると、
陸上部隊の兵士達の悲鳴が上がった。


「今の……」
「ああ。はやて達のところだ!! 急ごう!!」
「解ってるわよ。ちょっと、能力使うわね!!」
「へ?」
御坂はそう言うと俺の襟首を掴み、能力で加速して走りだした。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ……」
「我慢しなさい!! すぐ着くから!!」
すぐって言ったって。
これじゃぁ、ついた瞬間吐くぞ!!


「着いた」
「きゅ、急に止まるな!!」
「……」
「開けるぞ」
御坂に確認し、扉を開ける。
「っ……これは……」
「あン? てめェ何しにきたンだァ?」
さっきの子……?!
「はやて!!」
「き、来たらあかん……私なら大丈夫や」
「まだァ大丈夫なだけだぜェ? 私がこの手に力入れたら簡単に首が折れる」
はやては、宙に浮いていた。
それは魔法ではなく、黒夜と言う少女がはやての首を掴んで持ち上げているせいだった。


「ぐっ……」
「シグナム?!」
「あ、主はやてを……守る!!」
「や、やめるんや、シグナム!! あかん!!」
「馬鹿な女だァ。認めてやらァ。その心意気。だから……貫け空槍」
「がっ……」
はやての元へ走って行ったシグナムが後ろに突き飛ばされた?
なにが……?
まさか、あの子。学園都市の能力者なのか?!
「眠れベルカの騎士ィ。弾けろォ窒素爆槍ゥ!!」
間に合え!!


俺がシグナムの体の周囲を右手で隙間無く探ると、
何かが割れた音が響いた。
「あァ?! なぜ発動しない?!」
「動かないで!! 能力者!!」
「ちィ。てめェ。常盤台の超電磁砲かァ」
「?!」
やっぱり、能力者か。
「うごかねェのは良いけどよォ。コイツ。殺しちまうぜェ?」
っ……はやて。
「さっさと、その女を殺せ!!」
レジアスが怒鳴る。
「仲間ごと撃てる訳ないだろ!!」
「できるわけ無いでしょ!!」
「仲良しこよしの馬鹿どもがァ。だからよえェってんだよォ!!」
「ぐぅっ?!」
「はやて!!」
「ええから、撃たんかい!!」
はやて……。
畜生。
「みs――」
「――その必要はないですの!!」
「?!」


「はやてが消えた?!」
「……今の声」
「御坂!!」
「アンタを拘束する!!」
「はっ。舐めんなァ!! 爆ぜろォ窒素爆槍!!」
っ?!
壁を爆破した?!
逃げられた……。



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魔法少女まどか☆ブレード 第二話 「やっぱり、気づいてないのね」

2011年08月24日 19:25

魔法少女まどか☆ブレード


科学技術はそこそこ未来、程度ですね。
スパロボ型なクロスオーバー形式を意識しているので、あまり深く考えずに見ると作者が喜びますww

また、基本世界設定はブレードに準じてます。
なので、オービタルリングも存在してます。
ただ、見滝原はラダムの攻撃にまったく晒されていなかったため、まどか達にとってはラダムは「なんか実感湧かないなぁ」という感じです。テレビの向こうの紛争地域見てる気分というか。

シンヤ坊もばっちり出ますのでご安心を。
ネタバレ都合上、いつとは言えませんがそう遠い先のことじゃないですよ!

ブレード側の設定としては本編との相違点は、

・レイピア=ミユキは既に死亡済み。
・だがテキサス基地は崩壊しておらず、地球がラダムに占拠されたわけではない。


69 :◆YwuD4TmTPM [saga]:2011/04/23(土) 21:44:35.04 ID:pinLwOJt0

 暁美ほむらは、考えていた。
 今いる場所は自室内にこしらえた空間。
 一人での考え事や、調達してきた武器をひとまず隠したりするのに使っている場所だ。
 広い部屋にはたくさんの椅子と机が放射状に規則正しく配置され、まるで時計か何かのようにも見える。
 そして、壁、床、天井は一面白で統一されており、どことなく生活感の無い模型じみた雰囲気を漂わせていた。
 
「…………」

 考えているのは、この前に目にしたあのイレギュラーだ。
 たしか――テッカマンブレード、と名乗っていたか。
 
(あの時使い魔に見せた近接戦闘能力だけでも、私や巴マミはもとより、まだ契約を行っていない『彼女』や、未だここにいない『彼女』を凌駕しかねない実力)

 そして、使い魔の群れがいよいよ押し寄せると、彼はチラリとまどか達の様子を伺いながら戦っていた。
 まどか達に使い魔の攻撃が行かないように――とも考えたが、振り向かずに槍を投擲して使い魔を寸断したことから考えると、それもおそらくは違うだろう。
 となれば考えられる答えは二つ。
 
 じっと息を潜めていたこちらに気づいて、警戒していたか。
 或いは、あの槍の他に、何かそれ以上の切り札を持っているか、だ。
 
(あの逡巡は、私に見せることを迷ったのか、それとも使うのを躊躇ったのかしら?)

 自分の攻撃のように、他人を巻き込む危険の高い広範囲攻撃……となれば、納得はいく。
 いずれにせよ――。
 
「確かめる必要があるわね。あのテッカマンを」


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魔法少女まどか☆ブレード 第1話 「夢の中で会った、ような……」

2011年08月23日 19:15

「ボルテッカァァァーーー!!」

白い騎士が、最悪の魔女へと一撃を放つ。
――これは、既に終わってしまった物語。
暁美ほむらが諦めた物語。
 
故に、次の話を始めよう。
 
魔を手繰る少女たちと、宇宙を駆ける騎士。
呪われた宿命を背負った者たちの運命が、ここに交差する――

魔法少女まどか☆マギカ×宇宙の騎士テッカマンブレード
クロスオーバーSS
「魔法少女まどか☆ブレード」


仮面の下の涙を拭え。



魔法少女まどか☆ブレード

1 : ◆YwuD4TmTPM [saga]:2011/04/08(金) 22:48:04.41 ID:4JaEv9bJ0


魔法少女まどか☆マギカと宇宙の騎士テッカマンブレードのクロスオーバーSSです。

*現状、まどか☆マギカは10話までの設定に基づいております。クライマックスまでのプロットは既に立ててはいますが、本編の展開次第ではリスペクトして若干展開を変えるやもしれません。あらかじめご了承ください。

*テッカマンブレードは、一部のみ設定変更している箇所があります。また、映像を見たのがだいぶ昔なもので忘れてたり設定間違いだったりする点が若干あるかもしれませんが、ご寛恕の程をよろしくお願いします。


「――戦わないのかい?」

 白い生物がこちらに問いかける。
 
「――いいえ」

 元より応える義理なんてなかったけれど。彼女は答えた。

「私の戦場は、ここじゃない」

 全てを見限ったかのように。
 全てに興味を失ったかのように。
 素っ気無く言い捨てると、彼女は左手の盾を起動すると――忽然と消え失せた。
 
「……消えた? どういう仕掛けなんだろうね」

 白い生物は訝しげに首を傾げたが、
 
「……ま、いいか。僕のノルマも達成できたし、そこら辺を気にしてもしょうがないよね」

 きゅっぷぃ、と満足げに息を吐くと、白い生物もこの地球から去ろうとしかけて――
 
 突如の爆発音に驚いて、振り向いた。
 仮に岩を風で断ち割ったならば、このような音がするだろう。
 押し寄せた突風に押し流されないように踏ん張りながらも、その白い生物は音のした方角を見やる。
 そして、目を見張った。といっても、そのような表情をすることはこの生物にはできないが。

 そこに「ある」のは、魔女クリームヒルト=グレートヒェン。
 全ての平和と救済を願った少女から生まれた絶望であり、最強にして最悪の魔女。
 それはあらゆる生命を取り込み、自らの結界で共に幸せな夢を見ながら破滅させる。
 この惑星の科学力では、ロクに対抗できるものなど存在していないはずの「それ」は。
 
 今、大きく傾ぎ、亀裂の入ったその身体に悲鳴を上げていた。
 
 ――否。魔女だけではなかった。魔女が睨む視線の先、人間サイズのモノが空中で静止しながら対峙している。
 それは、一言で言うならば鎧騎士だった。
 白く鋭角的な装甲に身を覆い、凶悪に尖った刃が両端についた槍で武装している。
 魔女に比べるとはるかに小さいはずのそれは、やがて両腕を交差させた。
 それに伴い、肩と腕の装甲がスライドして展開する。
 そして――
 ご、という唸りと共に、大気が振動した。
 空間の歪みすら生じる程のエネルギーの渦に、魔女と騎士の間の空間は純粋な力のみが荒れ狂う力場と化していく。
 
「ボル――」
 
 高揚に雄叫びを上げるように。
 或いは悲痛に泣き叫ぶように。
 白い騎士が吠える。

 それに応えるように、母が泣く子をあやすように、魔女は騎士を抱きかかえるようにその触腕を伸ばし――

 直後。限界まで凝縮されたエネルギーの渦が吠えた。
 騎士の叫びと共に。

「テッカァァァーーーーーッ!!!」

 一瞬という時間を以て、発された力の奔流は。
 弾ける光と共に、魔女と騎士を包み込んだ。
 
 
 
 
 
 ――これは、既に終わってしまった物語。
 暁美ほむらが諦めた物語。
 
 故に、次の話を始めよう。
 
 魔を手繰る少女たちと、宇宙を駆ける騎士。
 呪われた宿命を背負った者たちの運命が、ここに交差する――


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
 
 
 ああっ、すいません! ちょっと考え事してて……――
 
 ――助けて!――
 
 テックセッタァァァー!!――
 
 まずは、一仕事片付けてからでいいかしら?――

 
 次回、「夢の中で会った、ような……」
 
 仮面の下の涙を拭え。



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ソードマスターほむら

2011年08月22日 19:36

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魔法少女まどか☆マギカ×ソードマスターヤマト

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仮面ライダーW 魔法少女のM/探偵のララバイ/エピローグ

2011年08月21日 19:21

仮面ライダーW「さあ、インキュベーター! おまえの罪を数えろ!!」

600 :◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2011/05/04(水) 00:34:05.46 ID:hbBXZ3pI0


/エピローグ


 今回の事件もまた、悲しく不幸な事件だった。
 鹿目まどか、美樹さやか、暁美ほむら、巴マミ、佐倉杏子の五名は心にも身体にも深い傷を負い、癒えるには時間がかかるだろう。
 目には見えない魔法という幻想に踊らされ、傷つき倒れ、それでも立ち上がる。
 人間はだからこそ美しい。
 事件の主犯であったネオン・ウルスランドはその際立った頭脳と肥大しきった自我を持て余し、人の手の届かぬ領域を望んでしまった。
 彼女はいわば人間存在を見限り、科学という魔法に酔い、全ての超越者としての存在を希求した愚かな人間の代表であるともいえる。
 オレ達は今回のことを忘れることはないだろう。
 奇跡を望んだ魔女が手を伸ばした呪いにも似た魔法のことを。

 翔太郎はそこでタイプを区切ると、デスクの上に置かれたカップに手を伸ばして口をつけた。

 琥珀色の液体。芳醇な香りを楽しむと、アイボリーホワイトの輝きに目を細め椅子をぎいと揺らした。

「――で。君はいつ自分の家に帰るんだ。なぁ」

「え? 何をいってるんですか、翔太郎さん」

 翔太郎の膝の上。

 にこにこと笑いながらどっしり腰を下ろした巴マミが、手に持ったプレートからカップを持ち上げながらさも不思議そうに返事を返した。

「お前らも笑ってねーで、何とかいってやってくれよ! フィリップ! 亜樹子! 照井! おい!」

「翔太郎、とりあえず男らしく最後まで責任を取ったらどうなんだい」

 フィリップは洋書から目を離さず答える。

「ロリコン探偵にいうことはありません、以上」

 亜樹子はあきれたように腰に手を当てながら、唇を尖らせる。

「左。頼むから、俺に手錠を掛けさせるような真似はしないでくれ」

 照井は淡々と、新聞に目を落としながら告げた。

「――フィリップ。とりあえず、お前からツッコませてくれ。その責任てのはなんだ」

「え? 彼女とは既に愛を誓いあったのではないのかい。マミちゃんがそう僕に話してくれたよ」

「はい。フィリップさんのいうとおりです。あ、お代わりはいかがですか」

 マミは追求を避けるように翔太郎の膝から飛び降りると、フィリップのテーブルに移動し慣れた手つきでカップへと紅茶を注いだ。

「しかし、君もこの事務所に馴染んだものだ」

「はい。翔太郎さん、ともども末永くよろしくお願いしますね」

 マミはしあわせそうにふやけた顔で微笑む。

 追い込まれた翔太郎はいつも以上にその器の小ささを見せながら、両手を振って拒否の姿勢を見せた。

「帰れー!! 勝手に馴染んでんじゃねー!」

「亜希子さん、食器はシンクに運んでおきますから」

「いつもごめんねー」

「聞けよ! 人の話!!」

「マミちゃん、君は三年生だろう。進路はどうするんだい?」

「永久就職です!」

「私、聞いてな――あ、翔太郎くん。祝儀先に渡しとけばいいかな?」

「左、祝辞は任せておけ」

「お前ら全員許さねー!!」

 フィリップは翔太郎がマミを追い掛け回しながら部屋を横切ってドアを突っ切り外に出て行くのを見ながら、ふところに忍ばせたほむらからの手紙へとそっと手を伸ばす。

「やれやれ、渡しそびれたかな」

「ん、どうしたの? フィリップくん、その手紙」

「美少女から翔太郎への熱烈ラブレターさ」

 フィリップは亜樹子の問いかけに答えると、テーブルの上に封筒を置いた。

 窓際から優しく暖かな風都の風が舞い込む。

 封印の合わせのシールが薄く剥がれ、中から一枚の写真がきらきらとした陽光の中へと軽やかに踊りながらひらめく。

 写真の中の少女たちは、満面の笑みを浮かべいつまでも輝いていた。


――END



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仮面ライダーW 魔法少女のM/探偵のララバイ/10

2011年08月20日 20:02

仮面ライダーW「さあ、インキュベーター! おまえの罪を数えろ!!」

436 :◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2011/05/03(火) 01:57:54.79 ID:v5fLK6XV0

/10

「――検索終了。さあ、今回の事件もほとんど見えた。ここから脱出しようじゃないか」

「本当かよ、フィリップ。でも、どうやって、ここから逃げ出すんだよ」

「そうよ、フィリップくん。翔太郎くんの両手はもうブリの照り焼き状態よ!」

「あのさ、アンタらここから逃げ出すのはともかく、そんなデカイ声で思いっきり相談するのはやめねーか? 
あそこの、看守に思いっきり聞かれてるぜ」

「アンタの声も、充分大きいけどね」

「心配しなくていい。策はこちらにある。みんな、僕の周りに集まってくれ」

「おーい、聞こえてるかーい。アタシの話」

「ホラホラ、さやかちゃんも、もっとこっちにつめて。翔太郎くん! 顔近すぎ! 離れて、そっち」

「亜樹子、お前が仕切るんじゃねーよ。あだっ!」

「おい、大丈夫かよ。ちょっと、手、見せてみな。
あーあー、こんな無茶苦茶な巻き方したら、治るもんも治らねーよ。まったく、さやかは不器用だねぇ」

「――なっ! うるっさいわね! だったら、あんたがやってみなさいよ」

「ふーん、ふん、ふふーん。ちょちょいの、チョイ、と。完成」

「おおー」

「あら、すごいじゃない。杏子ちゃん。ま、元はといえば、翔太郎くんの自業自得なんだけどねー」

「んだとぉー!」

「……なによ、なに見てるのよ。なに勝ち誇ってるの?」

「別にぃ?」

「ああ、もお。喧嘩はしないでよ、二人とも!」

「みんな、僕の話を聞く気ないのかい」

「オーケイ、フィリップ。聞こうじゃないか、その作戦ってやつをな」


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魔法少女リリカルなのは StrikerS -白銀の閃光-

2011年08月19日 19:16


魔法少女リリカルなのは StrikerS -白銀の閃光-

Arcadia

魔法少女リリカルなのは StrikerS×マブラヴオルタネイティヴ×マブラヴオルタネイティヴ トータル・イクリプス

なのは世界のマブラヴキャラがオルタ世界の記憶を思い出し…
タケルは六課に協力
実質的にはタケル→なのは世界
戦術機も出るよ!兵士級も出るよ!

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なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  第五章 特訓の意味

2011年08月18日 19:39

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

165 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/03(火) 07:56:05.72 ID:GFDlwTBp0


『貴方の為のキャラ』


「今日……少しだけ付き合ってもらっていいかな?」
俺は不意になのはに誘われた。
「何を?」
「ちょっと……相談」
思いつめた感じのなのはに対し、断れる度胸など皆無な俺は訓練後という憔悴しきった状態で、
これから何をするのかと恐れ戦きながら、なのはについて行った。
しかし、きたのは訓練場でも、管制室でもなく六課の支部でもなく、なのはとフェイトの部屋だった。


「なのは?」
「訓練……どうかな?」
制服のままベッドに座ったなのはが口を開いた。
「は?」
「私、ちゃんと教えられてるかな」
突然の質問に、答えを探す。
なのはの訓練……。
思い返すと、かなり厳しいし大変だし、なのはは鬼畜だし。でも……
「教えられてると思うぜ?」
「そう……かな」
「まぁ、あの訓練は解ってるやつにはわかるし、解らないやつにはわからないだろうさ」
「え?」
これ言うと、シャマルさんに危害が及びそうだけど……まぁ。ごめんなさい。


「なのははさ。みんなに無理して欲しくないんだろ? 自分の今できる範囲のことをやって、それ以上はしない」
「……」
「9歳からなのはは、魔法少女になった。そう言ってたじゃん。偶然の偶然でさ。戦いの記録とかちょいと見る機会があったんだけど」
「え?」
はははは。
そんな驚きの表情しなくても。
まぁ、過去はあんまり知られたくないだろうけどさ。
「スターライトブレイカー。いわゆる集束魔法砲撃。ありゃ、相当無茶やってたんだろ?」
「……」
「度重なる戦い。その中で蓄積していく疲労。それである時なのはは堕ちた」
「……無茶しすぎて、みんなに心配かけて、私、本当に馬鹿だったって思った。もう飛べなくなる。歩けなくなる。そう言われて、私はすごく悲しくて空っぽになりそうだった」
なのは……。


「みんなに無茶して欲しくないって言うのはそれが理由だろ? 訓練もそう。いつまで経っても同じことばっか。人によっちゃぁ、いらついてくることもあるだろ。
なんせ、これはもう完璧。自分でそう思うことがあるからな。でも、他所から見たらそれはまだまだ未熟でさ。体のことを省みずに行ってるんだよな」
「えっと……」
「訓練の意味……あれは、みんなに自分と同じ思いをして欲しくない。みんなが無事で帰ってきてくれるように。そういう意味でのあの訓練なんだろ?」
「まぁ、近いかな。慣れてきた魔法をもっと完璧に。そうしてから次の段階。そう考えてるの」
……う~ん。
けど、あれだ。
「なんで俺に相談?」
「え? いや、その。なんとなく」
「俺はなんとなくで睡眠時間を削られているわけですか?」
「あっ、ち、違うの。お兄ちゃんは特殊メニューだから、話しても良いかなって」
……意味わかんない。
でも面倒だからそういうことでいいか。


「1つ良いか?」
「?」
「2人の時にお兄ちゃんって呼ぶのは何で?」
「あの時の名残り。でも、嫌なら止めるよ?」
「なのはさ。訓練の時とキャラ違いすぎる」
「それはそうだよ。貴方の為だけのキャラだし」
……はぁ。
「さいですか。まぁ、帰って良い?」
「えっ? うん。ごめんね、当麻」
「いや、別に良いですよ」
そう言って、俺となのはは別れ、俺は部屋へと戻った。


俺の為のキャラとか。
内心どう甚振ってやろうとか考えてんだろうなぁ。
不幸だ……。


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なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  第四章 奪われし友と

2011年08月17日 20:13

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

134 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/01(日) 19:00:07.07 ID:9rf8kCQ40


『ゴーグル少女』


「解らないな」
「そうですか。ありがとうございました」
情報が少ない……。
もう、数十人くらいに聞いたのに……。
一体……。
「あの、ゴーグルの少女を見かけませんでしたか?」
「ん? ゴーグルの子?」
「はい。不思議な格好で、スカートで……」
「ああ、それならさっき向こうで見たよ」
?!
「本当ですか?!」
「ああ、そr―――」
「有難うございました!!」
急がなくちゃ。


男の人の言葉を最後まで聞く前に、飛び出す。
どこに……。
どこに……。
……あの人!!
「?!」
逃げる?!
「バインド!!」
間に合わない?!
なんて早い動きするの!!
「ま、待って!!」
「?!」
止まってくれた?


「貴女は学園都市、常盤台の子だよね?!」
「?!」
やっぱり。
これなら話を……。
「貴女はなぜ学園都市を知っているの?! 答えて!!」
?!
電撃?!
「待って!! 戦闘する気はないの!!」
「じゃぁ、答えて。ここはどこ? 何で私を追うの?! 何で私を探すの?!」
いままでの局員が、この子に対する対応が駄目だったのかな……


「ここは、ミッドチルダ。貴女達の世界とは違うの。貴女を追うのは、貴女が地球の人だから」
「……そんなの信じられないわ!!」
「信じなくてもいい。私は、情報が欲しい。貴女も情報が欲しい。お願い。私達に協力して欲しいの」
「……私は人を探してるの」
「え?」
「白井黒子。ツインテールで私と同じ服装の女の子」
「……ごめん。解らない」
「そっか。ここが異世界だって言うならついでに聞いて良いかな?」
「あっ、うん」
「上条当麻って人はここに来てない?」
「?!」
この子……。
当麻の知り合い?


「一ヶ月以上行方不明なの!! 教えて!!」
「……知ってるよ。当麻は少し前まで私達といたの」
「え?」
でも……。
「今は敵に拉致されてしまった……」
「……また厄介ごとに首突っ込んだんだ……」
「え?」
「私は御坂美琴」
「あっ、私は高町なのは。なのはでいいよ……?」
あのゴーグルが気になる。


「ん? ゴーグルきになるの?」
「え? あ、あははは」
ばれてた……。
「これは、妹がもっていたのをつけて遊んでたの。そのまま持ってきちゃった」
「……どうやってここに?」
それが一番気になる問題。
「解らない。突然出てきた光に触れたらここにいたの」
光?
なんだろう。
「ねぇ、とりあえず、貴女達の所に行くよ」
「え?」
「アイツの話も聞きたいしね」
「あ、うん。じゃぁ、行こう。美琴ちゃん」
「うっ、ちゃんは……なんか」
「駄目?」
「べ、別に良いんだけど。聞きなれなくて」
「あはは。次期に慣れるよ~」
「はは。だといいけれど」
「?」
美琴ちゃんが色々と情報を持っていると嬉しいけど……。
美琴ちゃんの探してる白井黒子って少女。
見つけてあげなくちゃ……。



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