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水銀燈「ギャンブルぅ?」 アカギの麻雀講座 基本編

2009年06月03日 13:42

水銀燈「ギャンブルぅ?」新たな出会いetc

72 :マリオネット ◆f0b8iS9HyE :2009/05/29(金) 18:46:24.63 ID:GxlRFsFS0


【アカギの麻雀講座 基本編】


注意書き
この話はアカギがひたすら翠星石に麻雀を教える話です
麻雀のルールを知っている人やそういった講座に興味がない人にとっては面白くないかもしれません
説明が下手な上に文章なのでわかりづらいです
その点はご了承ください


アカギの膝の上で翠星石は説明を聞いている

「まずは牌の種類から説明してやるか」

アカギは萬子を卓の真ん中にもってくる

「これはマンズと呼ばれる種類の牌だ」

漢数字に萬という字が書いてある

「1~9まであるのがわかるな?」

「それぐらいわかるですぅ」

アカギは確認を終えると仕切りなおす

「説明の順序が悪かったな」

アカギはどういう順序で教えるか考えているようだ

しばし考えた末説明を再開する

「まず牌には大きくわけて二種類ある、お前でも覚えられるだろう」

一言多いアカギにイラッとしながらも説明をきく翠星石

「数牌(スーハイ)と字牌(じはい・ツーパイ)にわかれている、どっちが数でどっちが字かはわかるな?」

「ば、馬鹿にするなですぅ!」

そういって翠星石はマンズを一つこっちにもってくる

ついでに近くにある他の二種類の牌も持ってくる

「この萬って書いてあるヤツと竹の絵が描いてあるヤツと丸の絵が描いてあるのが数ですぅ、それ以外は全て字ですぅ」

翠星石は何も描いていない無地の牌を指差す

「この何も描いてないのは・・・予備か何かですか?」

「この萬というのがさっき説明したマンズ、竹がソーズ、丸がピンズだ」

翠星石を無視してアカギは説明を続ける

アカギは紙になにやら書いている

漢字で書くと萬子(マンズ)索子(ソーズ)筒子(ピンズ)

紙に書いてもらった漢字を見て翠星石はゆっくりと言う

「マンズはマンコとかいて・・・」

途中まで言ってからしまったという顔をする

恐る恐る振り返ってアカギの反応を見る

アカギは愛想のない無表情

聞いていたかどうかも怪しい感じだ

翠星石は笑って誤魔化す

「数字にはそれぞれ独特読み方がある」

「(笑って誤魔化したら無視してくれたですぅ、ラッキー)」

アカギの気遣いに翠星石は安堵する

しかし忘れてはいけない・・・!

アカギは悪魔・・・ピカロ・・・!

「マンズはマンズだからな」

「っ!」

1(イー)2(リャン)3(サン)4(スー)5(ウー)6(ロー、リュー)7(チー)8(パー)9(キュー、チュー)

「だから“マンズ”の1はイーマン(イーワン)と言う」

ご丁寧な説明をしてくれるアカギ

しかし説明の仕方が気に入らない翠星石は怒る

「強調するなですぅ!」

ドスッ

翠星石はアカギに肘討ちをかます

「・・・じゃあ翠星石、この8はなんていう?」

ソーズの8を指差して言う

答えはパーソーだ

しかしソーズの8というのはわかりづらい

「なんかMとWをくっつけた感じですね」

ソーズの8をパッと見でわかる人もそう多くはないのではないだろうか

初心者にそんな事を聞くのは酷い話だ

おそらく肘討ちを根にもっているのだろう

「えっと・・・これは・・・1・・・2・・・」

竹の数を律義に数えだす翠星石

アカギは更に意地悪をする

「ククク・・・遅い、時間切れだ・・・」



「おい、そろそろ説明続けるぞ・・・聞いてるのか?」

「ふ~んだ」

翠星石はすっかりふくれてしまっていた

すっかりそっぽを向いてしまっている

「膝の上でむくれられてもな・・・ククク・・・」

そっぽを向いている翠星石に困るどころか逆に煽るアカギ

やはり悪魔・・・!

翠星石はむくれながらも話をきく

「字牌には大きくわけて二種類がある、風牌(かぜはい)と三元牌(さんげんはい)にな」

アカギが指差したのは東西南北の牌だ

「これが風牌だ、東(トン)南(ナン)西(シャー)北(ペイ)と読む」

翠星石は小声でリピートしている

トンナンシャーペートンナンシャーペーとブツブツ聞こえてくるがアカギは無視して続ける

次に指差したのは三種類の牌だ

無地の牌、旧文字の緑色の發、赤色の中

「これが三元牌だ、白(ハク、パイパン)發(ハツ)中(チュン)と読む、ちなみに同じ牌は全て4枚ずつある」

アカギはまとめに入った


?大きくわけて数牌(スーハイ)と字牌(ツーパイ)の二種類がある
?数牌にはマンズ、ソーズ、ピンズがある
?字牌には風牌と三元牌がある
?同じ牌は4枚ずつある←ここ重要


「ここまでは大丈夫か?」

翠星石は少し悩む

正直自信がないようだ

それを察したアカギは助け舟を出してやる

「まあお前の頭じゃ仕方ないか」

この煽りこそが助け舟だ、アカギ流の

「ふ、ふざけんなです!翠星石を馬鹿にすんなです!これがマンズでこれがソーズでこれがピンズで・・・」

翠星石は牌を指差しながら種類を口にした

どうやら一応全て覚えたらしい

「よくできたな」

アカギは翠星石の頭を撫でる

翠星石は自然とニヤつく顔を頑張っておさえた

どうやら撫でられるのはドールズにとって嬉しいことらしい

「ここまでは大丈夫のようだな」

この34種136牌を使って手をつくるのが麻雀だと前置きしてからアカギは説明を始める

基本は4面子(メンツ)1雀頭(アタマ、ジャントウ)だ

面子というのは大きく分けて二種類に分かれている

アカギはマンズの2・3・4をもってくる

「こういった風に数字を順番にそろえたのを順子(ジュンツ、シュンツ)という、ジュンコじゃないぞ」

本当に余計な蛇足があったがそれはおいておこう

マンズをやばい読み方した翠星石のためかもしれない

悪魔ながらも優しいのがアカギだ

「こういうのはありですか?」

翠星石が牌に伸ばしたその刹那

「8・9・1とかそういうのは無理だぞ」

アカギがそういうと翠星石は手をとめる

この先読みの良さがアカギらしい

「じゃ、じゃあこういうのは」

もう一度手を伸ばす翠星石

しかしアカギは追撃を止めない

「白をジョーカーのように扱うのも無しだぞ」

図星・・・!

翠星石の考えは完全に読まれていた・・・!

「さ、先に言うんじゃねーです!」

次にアカギは2索を3枚もってくる

「こういった風に同じ物を三つ集めた物を刻子(コーツ)という」

次にアカギは2索を1つ外す

「そしてこういった風に同じ物を二つ集めたものを対子(トイツ)という、対子は頭として扱う」

アカギの説明をまとめるとこうなる


?基本は4面子1雀頭
?面子は大きくわけて二種類
?数字を順番にしたものを順子という
?同じ種類の牌を三つ集めたものを刻子という
?9をまたいでの順子は認められない、白をジョーカーのように扱うのも認められない
?同じ牌を二つ集めたものを対子という、これを頭として扱う


「えっと・・・つ、つまりこういうことですかぁ?」

翠星石は牌をかき集める

  ___________________________  __
 │二│三│四│二│三│四│二│三│四│◎│◎│◎│伍│|伍|
 │萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│◎│◎│◎│萬│|萬|
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄

「順子3つと刻子1つと頭1つ・・・できてますよね?」

紛れもないスーアンコウ単騎・・・!

アカギは突っ込むべきなのかどうか少し考える

ワシャワシャと翠星石の頭をなでる

「ああ上出来だ、思ったより賢いな」

「最初バラバラに配られる13枚をこういった形に持っていくんだ」

「え?でもこれは14枚ですよ?」

いい質問だと言ってからアカギは13枚牌を持ってくる

「これはマンズの4か7がくれば完成ってのはわかるな?」

翠星石がうなづいたのを確認してから話を続ける

「マンズの4か7を自分で引き上げたら《ツモ》相手が捨ててくれたら《ロン》と宣言して牌を倒す」

バラッ

そういってアカギは牌を倒す

「こういったあがりを和了(ホーラ)という、和了できる段階を聴牌(テンパイ)という、そこまでは大丈夫か?」

翠星石はコクコクと頷く

翠星石が理解したのを見てアカギは翠星石を抱き上げる

「まあ一気にたくさん教えてもらってもお前の頭じゃ混乱するだけだろう、一旦休憩だ」

そういって翠星石を下に降ろす

一言多いアカギに翠星石はむくれる

「しげるは翠星石を馬鹿にしすぎですぅ!翠星石はしげるが思ってるほど馬鹿じゃないですぅ!」

ギャーギャー騒いでいる翠星石をスルーしてアカギはトイレにいく

ガチャ

バタン

アカギがトイレに入ったのを確認してから翠星石は雀卓につく

翠星石は牌を持って来て健気にも復習する

「えっとコレが順子でコレが刻子でコレが頭で・・・これを四つとコレで・・・」

アカギがトイレから出てきたのを音で認知すると翠星石は椅子から飛び降りる

翠星石はベッドの上に座ってアカギを待ち構える

「しげる!さっさとお茶を・・・」

お茶をいれてきやがれです・・・と言おうとしたのだろう

しかし最後まで言うことなく言葉は途切れる

アカギの両手にあったものを見てのことだろう

「ちょ、ちょっと遅いと思ったらお茶を入れてきてたですか」

読んでいた・・・翠星石がお茶を要求してくるということを

異端の感性・・・!

卓の上の牌を見てアカギはさりげなく言う

「殊勝だな・・・」

翠星石は顔を赤くする

何を恥じる事があるのだろうか

翠星石の頭をワシャワシャと撫でる

机の上に置いてあったパンと鞄を手に取る

アカギは鞄を持ってパンを食わえて玄関に向かう

「お前が望むならいつだって教えてやるさ・・・とりあえず朝食と昼食は冷蔵庫にある菓子パンでも適当に食べといてくれ」


アカギの麻雀講座基本編 完


【馬鹿でも内気でも歳は取る】


「さすが俺だな休んでいた遅れなんて昼休みで全て取り戻しちまったぜ」

ほんの数十分で遅れを取り戻してしまった自分に感嘆するカイジ

意外にも彼は成績がいい

ノートを貸してくれた佐原にノートを返す

「ありがとよ、これでジュースでも買ってこいよ」

そういって120円を佐原に手渡す

佐原別に良いというがそれでもカイジは金を渡す

これがカイジの性分だ

どこまでも義理堅いのがカイジだ

去り際にカイジは後ろに手を振る

「恩にきるぜホント」

人間なら歳は取る

どんな馬鹿でも15年生きていたら15歳

それは大統領が変わっても変わらないことだ

つまり気弱で中3に見えないやつでも15年生きていたら中3だ

「・・・というわけなんだ」

「そうか、そいつらの名前は?」

男はぽきぽきと間接を鳴らす

間接を鳴らす男に半泣きになりながら話しているのはこの前の男

アカギ達にしぼられた気の弱い男だ

間接ならしている男は友人だろう

リーダー格らしい男はかっこつけた声で言う

「その調子こいた1年2人を放課後しめるぞ、6人がかりなら確実に勝てる、まあお前は戦力外だから実質5人だが」

「麻雀はやめとこうか・・・早く帰らないと水銀燈が・・・」

放課後さっさとカイジは帰路につくことにした

靴箱で靴を履き替えているときに何やらもめているのが目にとまった

「ん?」

どうやら3年生が1年生に手を出しているようだ

カイジはこういう輩が大嫌いなのだ

一人じゃ何もできないくせに集団で暴れて・・・

暴力で全て解決という考え自体がきにくわない

「(しかしこんな目立つところで暴力って・・・まあここの教師どもは虐めぐらいじゃ動かないしな)」

「って・・・アレは・・・」

カイジが目につけたのは白髪の1年生だ

次に目に入ったのは青色の髪をした1年生だ

こんなペアは世界中捜したって3組とないかもしれない

アカギ&零だ

「さぁコイツから奪った金全部返してもらうか」

リーダー格の男はぽきぽきと間接をならす

「何とかいえやコラァ!」

何というDQN・・・!

圧倒的DQN・・・!

社会のクズ・・・!

「ククク・・・まるで白痴だな」

白痴の意味は分からないがぶちぎれるDQN

手加減抜きでアカギに殴りかかる

カイジは思考より先に体が動いていた

ゲシッ

殴りかかろうとしていたDQNのリーダーを横から膝蹴りでぶっとばす

ズシャー

リーダーは土の上を滑りながらぶっとぶ

これはかなり痛いだろう、腕の一つでもすりむいたかもしれない

突然現れた2年生の男に困惑するDQNグループ

リーダーは半泣きで立ち上がる

仲間がリーダーの下にかけつける

同時にカイジもアカギの下にかけつける

「アカギ・・・!大丈夫か?怪我ないか?生きてるか?」

「零も大丈夫か?」

どっちかといえばDQNのリーダーの方が心配である

本当にDQNどもが自分の強さに誇りを持っているなら今すぐにでもかかってくる

が・・・

かかってくるわけがない

所詮口だけ・・・

喧嘩といってもそれは殴り返してこない相手に限る

少し殴られればすぐに怯む

所詮凡夫・・・!

しかし歳下相手とだけあって口だけは達者である

「二年の癖に生意気な事してんじゃ・・・」

怒鳴りつけようとした男をカイジは睨みつける

「生意気な・・・なま・・・生意気な事を・・・し、しないでください」

完全にビビリ腐っているDQNグループ

飛び蹴りをくらったせいですっかり威勢がなくなっている

しかしDQNは数が多ければその分偉そうになるものである

加えてDQNにはDQN仲間が沢山いる

カイジはDQNグループの一人がいなくなっているのに遅まきながら気付く

しかしそんなことはどうでもいい

どうせ脅えて逃げたのだろう

アカギ達に暴力をふろうとしていたDQNグループに向かってカイジは怒鳴りつける

「何があったか知らないが暴力で解決すればいいと思ってんじゃねえ!恥を知れ!」

泣きながらコクコクとうなづくDQNグループ

これで丸く収まったとカイジは一安心する、カイジも暴力はできる限りふりたくない

その時DQNグループの中の内気なヤツが戻って来る

戻って来るだけならいいのだが・・・何とバットを持って戻ってきたのだ・・・!

「や、ややややや、や、野球部から借りてきたよ、こここれこれで・・・」

そういって内気な男はバットを仲間に手渡す、もう少し落ち着いたほうが良い

バットを貸せといわれてバットを貸すところがDQNっぽい

この上ない雑魚でも武器を持てば急に変わってしまう

「おい二年坊主!上下関係を思い知れぇ!」

さすがにバットはまずいとカイジは思わず後ずさりをする(ドン引き的な意味で

その時アカギが前に出る

「ア、アカギ?」

カイジよりも前に出るアカギ

まるで自分が戦うといわんばかりの態度だ

「さ、下がってろよ!あぶねぇぞ!ああいう社会の典型的なクズは!」

カイジはアカギの両肩を後ろから掴んで引き止める

しかしアカギは無言で立っている

DQNは躊躇なくバットをアカギに振りかざす

フワッ

アカギは何事もなかったかのようにかわし拳を後ろに引く

バキッ

アカギの右ストレートがDQNの右頬を打ち抜く

「ヒッ・・・!」

鼻血まみれで倒れたDQNに気を取られた内気な男の顔面をアカギは膝蹴りする

バタッ

ほんの一瞬で二人も倒してしまったアカギ

アカギが無言で睨むとDQN達は泣きながら土下座をする

「うすら・・・殺すぞ・・・むかつくんだよ・・・」

アカギの泣く子も黙る冷め切った声にDQN達はびくびくする

DQNに限らずカイジと零もゾクゾクしている

まるで虎・・・!

圧倒的威圧感・・・!

まるで心臓を冷えた手で握られているような感じ・・・!

アカギは無言でDQN達の横を通り帰路につく

少し呆けた顔をしてから零とカイジはアカギを追っかける

DQN達はしりもちをついた体勢でただただそれを見送っていた

「いやぁ驚いたぜアカギ、お前があんなに強いとは」

カイジは少し声のトーンを無意識に上げてしまっている

あんな凄い光景を見た後だから無理はないだろう

アカギはただただ無言で歩く

カイジは右にいる零の方を向いて言わなくてもいい事を言う

「しかし零、お前の空気っぷりに俺は呆気をとられたぞ」


馬鹿でも内気でも歳は取る編 完



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