2009年08月30日 22:54
アニヲタの集い-3rd style-
64.名無しはアイディアが浮かんだようですID:yfRXos4y8U
【これまでの仮面ライダーディケイドSSは】
夏海「ひぃっ!! ユウスケ気持ち悪い!!」
士「『黒の騎士団』とやらを探す」
ゼロ『何!?』
ユウスケ「やたらクウガに詳しいみたいだけど」
ユーフェミア「日本人は殺さなきゃ」
士「さっきの命令は取り消しだ」
ゼロ『感謝しなければならないな……』
ルルーシュ「『帰れ』」
海東「わかった」
カシャシャシャシャシャ
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64.名無しはアイディアが浮かんだようですID:yfRXos4y8U
【これまでの仮面ライダーディケイドSSは】
夏海「ひぃっ!! ユウスケ気持ち悪い!!」
士「『黒の騎士団』とやらを探す」
ゼロ『何!?』
ユウスケ「やたらクウガに詳しいみたいだけど」
ユーフェミア「日本人は殺さなきゃ」
士「さっきの命令は取り消しだ」
ゼロ『感謝しなければならないな……』
ルルーシュ「『帰れ』」
海東「わかった」
カシャシャシャシャシャ
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ガチャ
士「さて、今回の世界……は……？」
ユウスケ「どうしたんだ？ つか……」
扉の向こうは見渡す限りの荒野。
夏海「……どこですか？ ここ……」
？小「あれ？ アニキ、俺たちの家から知らない人が……」
？大「あぁん？ 誰だ？ てめぇら」
士「ん？ そっちこそ誰だ」
？大「へっ、俺を知らねぇだと？」
？女「そりゃ普通知らないでしょ」
？大「へん!!」
バッ!!
？大「俺を誰だと思ってやがるッ!!」
【世界の破壊者、ディケイド……関係ない世界を巡り、その瞳は何を見る】
見上げる星～(以下略)
変二話「ドリル戦士全速前進」
？大「地上でも悪名轟くグレン団!! 名前を聞きゃあガキも震える(熱血的な意味で)鬼リーダー!!」
ババンッ!!!
？大「カミナ様たぁ、俺の事だ!!!」
士「グレン団？」
カミナ「そして!!
コイツがドリルを持てば岩だろうが何だろうが問答無用で突き破る俺の弟分、シモンだ!!」
シモン「ア、アニキ……」
士「ふぅん……そっちの女は？」
ユウスケ「(凄い恰好だなぁ……)」
夏海「(あれって普段着なんでしょうか……)」
カミナ「ヨーコだ」
ヨーコ「なんでアタシだけそんなに簡単なのよ」
カミナ「……。乳がデカいヨーコだ」
ガチャ
ズバンズバン!!
カミナ「うわッ!! バカ止めろ!!」
士「…………」
？男女「あらぁん、お客さん？」
士「!!」
シャキーン
ユウスケ「!!」
ヴン!!
？男女「ちょっ……ちょっと何よ。そんなに身構えなくてもいいじゃない……」
士「何だ貴様……」
？男女「リーロンよ～。ロンって呼・ん・で」
うっふん
士「変し――」
夏海「笑いのツボ!!」
ブスッ
士「っ――はっはっはっは!! 夏海……はは、何しやがる!!」
夏海「士くん、失礼です!! ユウスケも!!」
ギロ
ユウスケ「は、はい!!」
写真館(グレンラガンが引っ張ってる家)内
シモン「凄いよアニキ!! こんなの見たことない!!」
ヨーコ「明らかに外見と中身の大きさ違うじゃない。どうなってるの？」
リーロン「この扉を基点に、別時空が繋がってるのかしら。面白いわねぇ」
士「……という訳だ」
カミナ「へぇ……別の世界か、面白そうだな。
他の世界じゃ皆てめぇ見たいなおかしな恰好してんのか？」
士（そういえば今回は服変わってないな）
士「半裸女引き連れた上半身全裸男に言われたくはないが……まぁそうだ」
カミナ「なるほどねぇ、どうやったら行けんだ？」
士「俺にも分からん。それはそうと、この世界に仮面ライダーはいるか？」
カミナ「かてんだいらー？ なんじゃそりゃ」
士「いや……何でもない……」
ズズーン……!!
士「何だ？」
？『見つけたぞ、グレンラガン!!』
？『人間共、覚悟しろ!!』
カミナ「獣人か!!」
ユウスケ「獣人？」
外へ出ると二体の顔ロボット。
士「……何だありゃ」
シモン「ガンメンだよ……！」
士「ガンメン……？」
シモン「地上に出てきた人間を殺そうとしてるんだ」
士「地上？ 出てきた？」
カミナ「行くぜ、シモン!!」
シモン「うん、アニキ!!」
二人乗り込み合体
ガッシャン!!
バン！バン！(足)
バン！バン！(腕)
ビキーン!!
ユウスケ「二つの顔ロボットが合体した!?」
カミナ『おおらぁああああああああ!!!』
グレンラガン敵に特攻。腕のドリルで敵一体粉砕。
雑魚Ｂ『うぼはぁ!?』
雑魚Ａ『くぅ……強い!! だが!!』
家の近くにもう二体出現。
カミナ『何ッ!?』
シモン『アニキ、皆が!!』
士「こっちは任せろ」
ユウスケ「士!? いくら何でもこんな大きい相手じゃ……」
士「問題ない」
シャキーン
士「変身」
《カメン ライドゥ……ディケェイ!!》
ブゥゥン……
士「さっきの世界のカードだ」
《カメン ライドゥ……ゼロォウ!!》
バッサッ!!
士「……やっぱ、これだけだと只の服だな」
雑魚Ｃ『何だぁ？ 貴様』
雑魚Ｄ『姿なんか変えたって無駄だぞぉ!!』
士「どうかな？」
雑魚Ｃ『死ねぇ!!』
足を振り下ろす。
ヨーコ「ちょっ――」
《アタック ライドゥ……ガウェイィン!!》
ガウェインが現れ、足を受け止め、跳ね返す。
カミナ『なんだありゃ？』
シモン『さ、さぁ……』
士「止めだ」
《ファイナル アタック ライドゥ……ゼゼゼゼロォウ!!》
ハドロン砲発射。
ＣＤあぼん。
雑魚Ａ『げげぇ、やば……うばはぁ!!』
ドリルの前にＡも散り全滅。
カミナ『面白いもん持ってんだなぁ』
ディケイドゼロ変身解除。
士「まぁな」
？「失敗した？」
獣人「は、はい……
グレンラガン抹殺に向かったガンメン４体は、グレンラガンと正体不明の機体にやられたと……」
？「クソッ!! せっかくヴィラルが失敗したんだぞ!? ここで株上げないでどうする!!」
獣人「は、はぁ……」
？「仕方ない、次は俺が直々に出る」
獣人「は、はい!!」
？（見てろよヴィラル!! 絶対お前より上に行ってやる!!）
士「なるほどな。この世界では人間が地下に押し込められて、
獣人とか言う動物人間がそれを見張ってるって事か」
シモン「うん、だから俺たちは人間が地上に出られるように獣人と戦ってるんだ」
ユウスケ「凄いなぁ、君たち……」
シモン「凄いのはアニキだよ。アニキがいたから俺たちは前に進めるんだ。
俺が今こうして戦えてるのも、全部アニキのおかげなんだ」
ユウスケ「……凄いんだな、カミナって」
シモン「うん!!」
士「ふぅん……」
カードを取り出して眺める。
士「(なるほどな……)」
ユウスケ「どうした？」
士「いや、何でもない」
カードをしまう。
士「おい小僧」
シモン「え？」
士「いてまでもアニキアニキ言ってないで、一人立ちしろよ」
シモン「でも、俺なんか……」
士「…………」
おじいちゃん「さぁさ皆、晩御飯できたよ」
カミナ「おぉ!! 待ってたぜ!!」
シモン「うわぁ、こんな食べ物見たことないよ」
リーロン「あらホント、珍しいわね」
ヨーコ「美味しいわ、これ」
モグモグ
夏海「この世界でやる事って……獣人を倒す事でしょうか？」
士「……さぁな」
…………
……
翌日
再び待ち伏せのガンメン。
カミナ『昨日と同じたぁ芸がない野郎共だぜ!!』
？『舐めるなよ人間……』
カミナ『あぁん？』
頭身の高いガンメン出現。
？『俺の名はカゾ。グレンラガン、貴様ヴィラルを倒したらしいな』
カミナ『ヴィラル…………誰だっけ？』
…………。
カゾ『……まぁいい。貴様を倒し、ヤツに俺の方が上だと証明してやる!!』
カミナ『はっ!! てめぇごときが俺たちに勝てるかよぉ!!』
ガンガン
パシャ
戦うグレンラガンの背中を撮りつつ
士「さて……昨日と同じパターンなら、こっちにも敵が来るな。変身」
《カメン ライドゥ……ディケェイ!!》
《カメン ライドゥ……ゼロォウ!!》
カードを取り出して
《ワガナハァゼロォウ!!》
《ワレニィシタガエェ!!》
士「…………」
甦る悪夢。
収納。
別のカードを取り出す。
獣人『人間共覚悟――』
《アタック ライドゥ……グレェンニシキィ!!》
雑魚『『『!!?』』』
ボコスカ
ガンガン
紅蓮弐式に翻弄されるガンメン。
士「さて」
《ファイナル アタック ライドゥ……ゼゼゼゼロォウ!!》
幅射波動、あっという間に敵あぼん。
士「簡単だったな」
ヨーコ「――ッ!! 士、後ろ!!」
士「何ッ!?」
いつの間にか接近していた獣人に殴り飛ばされる。
士「ぐぁ……!!」
変身強制解除。
ディケイドライバー転がる。
獣人が大勢で襲ってくる。
士「クソッ……アイツ、もっと強い服作れよな」
ユウスケ「士!! 変身!!」
変身したユウスケが士の傍に駆け寄り庇う。
家の前はヨーコがライフルで守っている。
カゾ『ふん、人間など所詮この程度だ』
カミナ『てめぇ……!! シモン!!』
シモン『え、何？ アニキ』
カミナ『しばらく任せた!!』
シモン『えぇ!?』
敵機と両手組み合って止まっている時にカミナが飛び降りる。
走り、勢いを付けて
カミナ「俺を誰だと思ってやがるキ――ック!!」
獣人「「「ギャーッ!!」」」
ヨーコ「カミナ!!」
カミナ「ヨーコ、無事か……ん？」
ディケイドライバーを見つける。
ポクポクポクポク……チーン
ニヤリ
カミナ「行くぜ獣人共、合体の次は……変身だぁッ!!!」
ガキュン
シャキーン
《カメン ライドゥ……グラァン!!》
ギュンギュンギュン
ガキーン!!
カミナがグレンラガンを模した仮面ライダーに変身する。
士「なに……!?」
ユウスケ「新しい……ライダー？」
カミナ「グランか……いいねぇ、気に入った!! 今の俺は……」
…………。
カミナ「……何だっけ？ これ」
士「……仮面ライダーだ」
カミナ「そう、今の俺は仮面ライダーグランだ!! 行くぜぇ!!」
愛刀を振り回し大量の獣人をフルボッコ。
ユウスケ「つ、強い……」
ヨーコ「元々生身でも強いからね、アイツ」
あっという間に獣人撃退。
カゾ『フン、どけ!!』
シモン『ぐぁ!!』
グレンラガンが倒れ、敵機が近づいてくる。
だが、カミナは腕組みしたまま動かない。
カゾ『先にこちらを始末してやる』
足を振りあげ
カゾ『死――』
シモン『――ッ!!!』
ギュアアアアアアアアアアア!!!!!!
突如、倒れたままのグレンラガンからドリルが伸び、敵機の足を貫く。
カゾ『なにっ!?』
シモン『アニキに手は――』
グレンラガンがドリルを出した腕を振るい、敵機を天高く投げ上げる。
シモン『出させない!!』
カミナ「さすがだ兄弟!!」
カミナがグレンラガンに駆け寄り
士「おい、バックル返せ!!」
カミナ「ん？ おぉ」
投げて返却。
パシッ
士「変身!!」
《カメン ライドゥ……ディケェイ!!》
カミナがグレンラガンの腹に入る。
士「さて、アイツも俺のを使ったんだ。俺もアイツを使って構わないだろ」
ユウスケ「いや、いつも勝手に使ってんじゃん」
《ファイナル フォーム ライドゥ……ググググレンラガァン!!》
立ち上がったグレンラガンの首の後ろに、ディケイドが跳躍、着地する。
士「ちょっとくすぐったいぞ」
シモン『え？』
カミナ『なに？』
士「ふん!!」
いつもとは桁違いの大きさに気合いを入れつつ開くと、ドリルを二分割した翼が出現。
グレンラガンはそれに包まれ“グレンラガンギガドリル”になり、ディケイドの右腕に合体した。
シモン『アアアアニキ!?』
カミナ『な、なんだこりゃ!?』
カゾ『人間ごときがぁ!!』
敵機が急降下を利用した蹴りを放つ。
士「フン……俺を誰だと思っている」
《ファイナル アタック ライドゥ……》
士「通りすがりの……仮面ライダーだ!!」
《ググググレンラガァン!!》
士「はぁッ!!」
巨大ドリルで敵機の足を迎え撃つ。敵機の足がバラバラになり
カゾ『なッ――ば、馬鹿な!?』
足から頭まで貫通。
大爆発。
ディケイドと戻ったグレンラガン着地。
その頃の海東。
海東「この世界のお宝、コアドリル……絶対に手に入れてみせる……」
キョロキョロ
海東「……それにしても……」
見渡す限り荒野。
海東「どこへ行けばいいんだ……？」
その頃の鳴滝。
鳴滝「…………ディケイド……いつになったらこの世界へ来るんだ!!」
正規ルートで待ちぼうけ。
写真館内
カミナ「もう他の世界に行くのか？」
士「あぁ、これ以上俺がここに居ても、やる事はないしな」
カミナ「そうか……ま、楽しかったぜ」
士「フッ……俺も、まぁそれなりにな。カミナ……」
カミナ「あぁん？」
士「シモンの奴、大丈夫か？」
カミナ「……あぁ、アイツは大丈夫だよ」
士「そうか……」
ユウスケたちと話していたシモンがよってくる。
シモン「じゃあ、出ようかアニキ」
カミナ「あぁ」
振り向き、歩き出す二人。
その姿をシャッターに収める士。
最後に、カミナが背を向けたまま片手を上げて
カミナ「あばよ、ダチ公」
扉が閉まる。
士「……さて、さっさと次の世界に行かないと、連中が家に入れないな」
自分から次のスクリーンを下ろす。
ブワァーン
が、スクリーンは見ずに写真の現像に向かう。
ユウスケ同行。
ユウスケ「なぁ、士」
士「ん？」
ユウスケ「俺たち、この世界で特に何もしてないよな？ 襲ってきた敵を倒しただけで」
士「あぁ、元からこの世界に俺たちのやる事は無かったからな」
ユウスケ「……え？」
士「この世界のカード……最初から使える状態だった。
俺の服も変わらなかったし……
特に俺たちが関わらなくても、アイツらは全ての問題を自分で解決するさ」
現像液から写真を持ち上げる。
写っているのは戦うグレンラガンの背中と、それに重なるシモンとカミナの背中。
ユウスケ「……シモンも、ワタルみたいになれるよな」
士「あぁ」
現像室から戻ってきた二人。
次の世界は、
士「……なんの世界だ、こりゃ？」
夏海「さぁ……さっぱりです。腕章みたいですけど……」
ユウスケ「……団……長？」
士「…………」
ガキュン
【次回 仮面ライダーディケイドSS】
「門矢……士だ」
「ムカつく教師ね」
「並行世界にはあらゆる世界が存在する」
「証拠を見せてやる」
「マジかよ……」
「困ったものです」
「禁則事項です……」
【適当に巡り、世界を繋げ】
「SOS団 S.O.S!!」
このSSは、漫画家と小説家を目指す男「やまと」と、『アニヲタの集い』の提供でお送りしました。
ちなみに、カゾは
雑魚→ZACO→CAZO→カゾ
というアナグラムです
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士「さて、今回の世界……は……？」
ユウスケ「どうしたんだ？ つか……」
扉の向こうは見渡す限りの荒野。
夏海「……どこですか？ ここ……」
？小「あれ？ アニキ、俺たちの家から知らない人が……」
？大「あぁん？ 誰だ？ てめぇら」
士「ん？ そっちこそ誰だ」
？大「へっ、俺を知らねぇだと？」
？女「そりゃ普通知らないでしょ」
？大「へん!!」
バッ!!
？大「俺を誰だと思ってやがるッ!!」
【世界の破壊者、ディケイド……関係ない世界を巡り、その瞳は何を見る】
見上げる星～(以下略)
変二話「ドリル戦士全速前進」
？大「地上でも悪名轟くグレン団!! 名前を聞きゃあガキも震える(熱血的な意味で)鬼リーダー!!」
ババンッ!!!
？大「カミナ様たぁ、俺の事だ!!!」
士「グレン団？」
カミナ「そして!!
コイツがドリルを持てば岩だろうが何だろうが問答無用で突き破る俺の弟分、シモンだ!!」
シモン「ア、アニキ……」
士「ふぅん……そっちの女は？」
ユウスケ「(凄い恰好だなぁ……)」
夏海「(あれって普段着なんでしょうか……)」
カミナ「ヨーコだ」
ヨーコ「なんでアタシだけそんなに簡単なのよ」
カミナ「……。乳がデカいヨーコだ」
ガチャ
ズバンズバン!!
カミナ「うわッ!! バカ止めろ!!」
士「…………」
？男女「あらぁん、お客さん？」
士「!!」
シャキーン
ユウスケ「!!」
ヴン!!
？男女「ちょっ……ちょっと何よ。そんなに身構えなくてもいいじゃない……」
士「何だ貴様……」
？男女「リーロンよ～。ロンって呼・ん・で」
うっふん
士「変し――」
夏海「笑いのツボ!!」
ブスッ
士「っ――はっはっはっは!! 夏海……はは、何しやがる!!」
夏海「士くん、失礼です!! ユウスケも!!」
ギロ
ユウスケ「は、はい!!」
写真館(グレンラガンが引っ張ってる家)内
シモン「凄いよアニキ!! こんなの見たことない!!」
ヨーコ「明らかに外見と中身の大きさ違うじゃない。どうなってるの？」
リーロン「この扉を基点に、別時空が繋がってるのかしら。面白いわねぇ」
士「……という訳だ」
カミナ「へぇ……別の世界か、面白そうだな。
他の世界じゃ皆てめぇ見たいなおかしな恰好してんのか？」
士（そういえば今回は服変わってないな）
士「半裸女引き連れた上半身全裸男に言われたくはないが……まぁそうだ」
カミナ「なるほどねぇ、どうやったら行けんだ？」
士「俺にも分からん。それはそうと、この世界に仮面ライダーはいるか？」
カミナ「かてんだいらー？ なんじゃそりゃ」
士「いや……何でもない……」
ズズーン……!!
士「何だ？」
？『見つけたぞ、グレンラガン!!』
？『人間共、覚悟しろ!!』
カミナ「獣人か!!」
ユウスケ「獣人？」
外へ出ると二体の顔ロボット。
士「……何だありゃ」
シモン「ガンメンだよ……！」
士「ガンメン……？」
シモン「地上に出てきた人間を殺そうとしてるんだ」
士「地上？ 出てきた？」
カミナ「行くぜ、シモン!!」
シモン「うん、アニキ!!」
二人乗り込み合体
ガッシャン!!
バン！バン！(足)
バン！バン！(腕)
ビキーン!!
ユウスケ「二つの顔ロボットが合体した!?」
カミナ『おおらぁああああああああ!!!』
グレンラガン敵に特攻。腕のドリルで敵一体粉砕。
雑魚Ｂ『うぼはぁ!?』
雑魚Ａ『くぅ……強い!! だが!!』
家の近くにもう二体出現。
カミナ『何ッ!?』
シモン『アニキ、皆が!!』
士「こっちは任せろ」
ユウスケ「士!? いくら何でもこんな大きい相手じゃ……」
士「問題ない」
シャキーン
士「変身」
《カメン ライドゥ……ディケェイ!!》
ブゥゥン……
士「さっきの世界のカードだ」
《カメン ライドゥ……ゼロォウ!!》
バッサッ!!
士「……やっぱ、これだけだと只の服だな」
雑魚Ｃ『何だぁ？ 貴様』
雑魚Ｄ『姿なんか変えたって無駄だぞぉ!!』
士「どうかな？」
雑魚Ｃ『死ねぇ!!』
足を振り下ろす。
ヨーコ「ちょっ――」
《アタック ライドゥ……ガウェイィン!!》
ガウェインが現れ、足を受け止め、跳ね返す。
カミナ『なんだありゃ？』
シモン『さ、さぁ……』
士「止めだ」
《ファイナル アタック ライドゥ……ゼゼゼゼロォウ!!》
ハドロン砲発射。
ＣＤあぼん。
雑魚Ａ『げげぇ、やば……うばはぁ!!』
ドリルの前にＡも散り全滅。
カミナ『面白いもん持ってんだなぁ』
ディケイドゼロ変身解除。
士「まぁな」
？「失敗した？」
獣人「は、はい……
グレンラガン抹殺に向かったガンメン４体は、グレンラガンと正体不明の機体にやられたと……」
？「クソッ!! せっかくヴィラルが失敗したんだぞ!? ここで株上げないでどうする!!」
獣人「は、はぁ……」
？「仕方ない、次は俺が直々に出る」
獣人「は、はい!!」
？（見てろよヴィラル!! 絶対お前より上に行ってやる!!）
士「なるほどな。この世界では人間が地下に押し込められて、
獣人とか言う動物人間がそれを見張ってるって事か」
シモン「うん、だから俺たちは人間が地上に出られるように獣人と戦ってるんだ」
ユウスケ「凄いなぁ、君たち……」
シモン「凄いのはアニキだよ。アニキがいたから俺たちは前に進めるんだ。
俺が今こうして戦えてるのも、全部アニキのおかげなんだ」
ユウスケ「……凄いんだな、カミナって」
シモン「うん!!」
士「ふぅん……」
カードを取り出して眺める。
士「(なるほどな……)」
ユウスケ「どうした？」
士「いや、何でもない」
カードをしまう。
士「おい小僧」
シモン「え？」
士「いてまでもアニキアニキ言ってないで、一人立ちしろよ」
シモン「でも、俺なんか……」
士「…………」
おじいちゃん「さぁさ皆、晩御飯できたよ」
カミナ「おぉ!! 待ってたぜ!!」
シモン「うわぁ、こんな食べ物見たことないよ」
リーロン「あらホント、珍しいわね」
ヨーコ「美味しいわ、これ」
モグモグ
夏海「この世界でやる事って……獣人を倒す事でしょうか？」
士「……さぁな」
…………
……
翌日
再び待ち伏せのガンメン。
カミナ『昨日と同じたぁ芸がない野郎共だぜ!!』
？『舐めるなよ人間……』
カミナ『あぁん？』
頭身の高いガンメン出現。
？『俺の名はカゾ。グレンラガン、貴様ヴィラルを倒したらしいな』
カミナ『ヴィラル…………誰だっけ？』
…………。
カゾ『……まぁいい。貴様を倒し、ヤツに俺の方が上だと証明してやる!!』
カミナ『はっ!! てめぇごときが俺たちに勝てるかよぉ!!』
ガンガン
パシャ
戦うグレンラガンの背中を撮りつつ
士「さて……昨日と同じパターンなら、こっちにも敵が来るな。変身」
《カメン ライドゥ……ディケェイ!!》
《カメン ライドゥ……ゼロォウ!!》
カードを取り出して
《ワガナハァゼロォウ!!》
《ワレニィシタガエェ!!》
士「…………」
甦る悪夢。
収納。
別のカードを取り出す。
獣人『人間共覚悟――』
《アタック ライドゥ……グレェンニシキィ!!》
雑魚『『『!!?』』』
ボコスカ
ガンガン
紅蓮弐式に翻弄されるガンメン。
士「さて」
《ファイナル アタック ライドゥ……ゼゼゼゼロォウ!!》
幅射波動、あっという間に敵あぼん。
士「簡単だったな」
ヨーコ「――ッ!! 士、後ろ!!」
士「何ッ!?」
いつの間にか接近していた獣人に殴り飛ばされる。
士「ぐぁ……!!」
変身強制解除。
ディケイドライバー転がる。
獣人が大勢で襲ってくる。
士「クソッ……アイツ、もっと強い服作れよな」
ユウスケ「士!! 変身!!」
変身したユウスケが士の傍に駆け寄り庇う。
家の前はヨーコがライフルで守っている。
カゾ『ふん、人間など所詮この程度だ』
カミナ『てめぇ……!! シモン!!』
シモン『え、何？ アニキ』
カミナ『しばらく任せた!!』
シモン『えぇ!?』
敵機と両手組み合って止まっている時にカミナが飛び降りる。
走り、勢いを付けて
カミナ「俺を誰だと思ってやがるキ――ック!!」
獣人「「「ギャーッ!!」」」
ヨーコ「カミナ!!」
カミナ「ヨーコ、無事か……ん？」
ディケイドライバーを見つける。
ポクポクポクポク……チーン
ニヤリ
カミナ「行くぜ獣人共、合体の次は……変身だぁッ!!!」
ガキュン
シャキーン
《カメン ライドゥ……グラァン!!》
ギュンギュンギュン
ガキーン!!
カミナがグレンラガンを模した仮面ライダーに変身する。
士「なに……!?」
ユウスケ「新しい……ライダー？」
カミナ「グランか……いいねぇ、気に入った!! 今の俺は……」
…………。
カミナ「……何だっけ？ これ」
士「……仮面ライダーだ」
カミナ「そう、今の俺は仮面ライダーグランだ!! 行くぜぇ!!」
愛刀を振り回し大量の獣人をフルボッコ。
ユウスケ「つ、強い……」
ヨーコ「元々生身でも強いからね、アイツ」
あっという間に獣人撃退。
カゾ『フン、どけ!!』
シモン『ぐぁ!!』
グレンラガンが倒れ、敵機が近づいてくる。
だが、カミナは腕組みしたまま動かない。
カゾ『先にこちらを始末してやる』
足を振りあげ
カゾ『死――』
シモン『――ッ!!!』
ギュアアアアアアアアアアア!!!!!!
突如、倒れたままのグレンラガンからドリルが伸び、敵機の足を貫く。
カゾ『なにっ!?』
シモン『アニキに手は――』
グレンラガンがドリルを出した腕を振るい、敵機を天高く投げ上げる。
シモン『出させない!!』
カミナ「さすがだ兄弟!!」
カミナがグレンラガンに駆け寄り
士「おい、バックル返せ!!」
カミナ「ん？ おぉ」
投げて返却。
パシッ
士「変身!!」
《カメン ライドゥ……ディケェイ!!》
カミナがグレンラガンの腹に入る。
士「さて、アイツも俺のを使ったんだ。俺もアイツを使って構わないだろ」
ユウスケ「いや、いつも勝手に使ってんじゃん」
《ファイナル フォーム ライドゥ……ググググレンラガァン!!》
立ち上がったグレンラガンの首の後ろに、ディケイドが跳躍、着地する。
士「ちょっとくすぐったいぞ」
シモン『え？』
カミナ『なに？』
士「ふん!!」
いつもとは桁違いの大きさに気合いを入れつつ開くと、ドリルを二分割した翼が出現。
グレンラガンはそれに包まれ“グレンラガンギガドリル”になり、ディケイドの右腕に合体した。
シモン『アアアアニキ!?』
カミナ『な、なんだこりゃ!?』
カゾ『人間ごときがぁ!!』
敵機が急降下を利用した蹴りを放つ。
士「フン……俺を誰だと思っている」
《ファイナル アタック ライドゥ……》
士「通りすがりの……仮面ライダーだ!!」
《ググググレンラガァン!!》
士「はぁッ!!」
巨大ドリルで敵機の足を迎え撃つ。敵機の足がバラバラになり
カゾ『なッ――ば、馬鹿な!?』
足から頭まで貫通。
大爆発。
ディケイドと戻ったグレンラガン着地。
その頃の海東。
海東「この世界のお宝、コアドリル……絶対に手に入れてみせる……」
キョロキョロ
海東「……それにしても……」
見渡す限り荒野。
海東「どこへ行けばいいんだ……？」
その頃の鳴滝。
鳴滝「…………ディケイド……いつになったらこの世界へ来るんだ!!」
正規ルートで待ちぼうけ。
写真館内
カミナ「もう他の世界に行くのか？」
士「あぁ、これ以上俺がここに居ても、やる事はないしな」
カミナ「そうか……ま、楽しかったぜ」
士「フッ……俺も、まぁそれなりにな。カミナ……」
カミナ「あぁん？」
士「シモンの奴、大丈夫か？」
カミナ「……あぁ、アイツは大丈夫だよ」
士「そうか……」
ユウスケたちと話していたシモンがよってくる。
シモン「じゃあ、出ようかアニキ」
カミナ「あぁ」
振り向き、歩き出す二人。
その姿をシャッターに収める士。
最後に、カミナが背を向けたまま片手を上げて
カミナ「あばよ、ダチ公」
扉が閉まる。
士「……さて、さっさと次の世界に行かないと、連中が家に入れないな」
自分から次のスクリーンを下ろす。
ブワァーン
が、スクリーンは見ずに写真の現像に向かう。
ユウスケ同行。
ユウスケ「なぁ、士」
士「ん？」
ユウスケ「俺たち、この世界で特に何もしてないよな？ 襲ってきた敵を倒しただけで」
士「あぁ、元からこの世界に俺たちのやる事は無かったからな」
ユウスケ「……え？」
士「この世界のカード……最初から使える状態だった。
俺の服も変わらなかったし……
特に俺たちが関わらなくても、アイツらは全ての問題を自分で解決するさ」
現像液から写真を持ち上げる。
写っているのは戦うグレンラガンの背中と、それに重なるシモンとカミナの背中。
ユウスケ「……シモンも、ワタルみたいになれるよな」
士「あぁ」
現像室から戻ってきた二人。
次の世界は、
士「……なんの世界だ、こりゃ？」
夏海「さぁ……さっぱりです。腕章みたいですけど……」
ユウスケ「……団……長？」
士「…………」
ガキュン
【次回 仮面ライダーディケイドSS】
「門矢……士だ」
「ムカつく教師ね」
「並行世界にはあらゆる世界が存在する」
「証拠を見せてやる」
「マジかよ……」
「困ったものです」
「禁則事項です……」
【適当に巡り、世界を繋げ】
「SOS団 S.O.S!!」
このSSは、漫画家と小説家を目指す男「やまと」と、『アニヲタの集い』の提供でお送りしました。
ちなみに、カゾは
雑魚→ZACO→CAZO→カゾ
というアナグラムです
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