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変五話「クウガ・パーティー」 後編

2009年09月12日 19:41

アニヲタの集い-3rd style-

307.やまとID:JnDswwTm12

士「ぐあぁああああああ!!」

吹き飛ぶディケイド(コンプリートフォーム)

士「この……頭きた!!」

ブゥゥン……シャキーン

《アタック ライドゥ……イリュージョォン》

海東「?」

4人に増えたディケイド。

士「4倍返しだ……!」


4人のディケイド一斉に


《アギトォ カメンライドゥ……『シャイニング』》

《ブレェイ カメンライドゥ……『キング』》

《カブトォ カメンライドゥ……『ハイパー』》

《デンオー カメンライドゥ……『ライナー』》


海東「ちょ――」


《ファイナル アタック ライドゥ……》


《アアアアギトォ!!》

《ブブブブレェイ!!》

《カカカカブトォ!!》

《デデデデンオー!!》


海東「ひっけ――ッ!!」

士×4「はぁッ!!!」



ドドーン!!!!



空っぽの星、時代をゼロから始めよう(以下略)


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変五話「クウガ・パーティー」


大ダメージを受けて離脱してきた海東。

海東「……くそ!!」

そこに一台のバイクが。

雄介「ん? わ、大丈夫ですか!?」

海東「……お宝……」

雄介「え?」

海東「アンタの……宝……」

雄介「宝? もしかして……」

ガサゴソ

雄介「これ?」

手作りのお守り。

海東「……お宝?」

雄介「イエス、お宝……」

…………。

海東気絶。


城南大学


ジャン「オ、出カケルの?」

桜子「うん、ちょっとポレポレまで」

ジャン「イテラッシャイ。マダ未確認出テルミタイダカラ、気ヲ付ケテね」

桜子「うん、いってきます」

ガチャ


関東医大


海東「ん……」

目を覚ますと、そこには知らない天井。

雄介「あ、起きました?」

すぐ隣に雄介。

海東「ここは……」

雄介「関東医大です」

海東「関東……そうだ! お宝!!」

雄介「え?」

海東「君の本物のお宝はどこだ!」

雄介「いや、だから……」

ガサゴソ

雄介「これですって」

海東「……ただの紙じゃないか」

海東(いや、ひょっとしてただの紙に見せかけた――)

雄介「そりゃまぁ紙ですけど」

海東「…………」

雄介「物の価値って、作った人がどんな思いを込めたかだと思いません?」

海東「思い?」

雄介「これ、俺の妹が先生やってる保育園の子供が作ってくれたんですよ」

海東「……」

士「よう、起きたか」

海東「士……」

士「この男のお宝は諦めるんだな」

海東「なに?」

士「お前じゃ……価値は分からないだろうからな」

海東「…………」

海東、病室から出ていく。

雄介「あ……」

士「ほっとけ。アイツも割りとタフだから大丈夫だろ」


わかば保育園


海東「ここか……」

?「あの~、どちら様ですか?」

海東「五代雄介という人の妹さんがいる保育園はここですか?」

みのり「あ、私ですけど……、兄の……お知り合いの方ですか?」


ポレポレ


ユウスケ「俺は感動したんだ」

カシャカシャ
ジャー

士「……そうか」

キュッキュッ

ユウスケ「あんな人……器が大きいっていうか何て言うか……
      とにかく、五代さんみたいな凄い人見たことないよ。なぁ、士もそう思うだろ?」

カチャ

士「……そうだな(棒)」

ジャー
カチャカチャ

ユウスケ「夏海ちゃんも、そう思うだろ?」

キュッキュッ

夏海「私、来たばっかり何ですけど……」

雄介「いやーゴメンね。手伝わせちゃって。おやっさんと奈々ちゃん、もーすぐ帰ってくると思うから」

士、ユウスケ、夏海、皿洗い中。

ユウスケ「いえ、全然大丈夫です!」

士(コイツ、よく影響されるな……)

カランカラン

ユウスケ「いらっしゃい!!」

士「…………」

桜子「こんにちはー……あれ?」

雄介「あ、桜子さん」

桜子「五代くん……この人たちは?」

雄介「あ。なんか、別の世界から来た『仮面ライダー』らしいんだよ」

桜子「別の世界? っていうか、かめんらいだーって……何?」

士「仮面ライダーってのは……」

クウガ~キバのカードを見せる。

士「こういう連中の事だ」

桜子「これ……クウガ?」

雄介「そうなんだよ。こういうのを、まとめて『仮面ライダー』って言うんだって。
    カッコイイよね。で、この人が別の世界でクウガになった、小野寺ユウスケさん」

ユウスケ「どうも」

桜子「え……ユウスケ?」

雄介「うん、俺と同じ名前。もすごい偶然だよね!」

士(偶然……か……?)

桜子「え……でもちょっと待って。……別の世界ってどういうこと?」


斯々然々


士「……というわけだ。ま、信じられないだろうがな」

桜子「確かに信じられないけど……この……小野寺さんはクウガに変身したのよね?」

雄介「うん、俺とおんなじだった」

桜子「リントの遺跡は他に見つかってないし、碑文にもベルトが二つあるなんて書かれてないから、
    それが本当なら確かに別の世界だって事で説明はつくけど……」

夏海「それで、私たち世界を救う旅をしてるんです」

桜子「はぁ……」

ジリリリリリ!!

雄介「はい。ォオゥリエンタァルな味と香……あ、一条さん」

一条「五代、28号がまた出た。今度は新宿だ」

雄介「わかりました! すぐ行きます!!」

ガチャン

雄介「ゴメン桜子さん、後よろしく!!」

桜子「うん、気をつけてね」

士「ユウスケ、俺たちも行くぞ」

ユウスケ「あぁ!!」

士「夏みかん、店番しっかりな」

夏海「え? えぇ!?」

カランカラン

桜子「…………」

夏海「…………」


…………。


カランカラン

おやっさん「いやー、ただいマイケル・ジャクソン」

奈々「…………(ハァ)」

おやっさん「あれ? 桜子ちゃん。雄介と友達は?」

桜子「あ、ちょっと急用が出来たって……」

奈々「えー……せっかく五代さんにお土産買って来たのに」

おやっさん「いつの間に……俺の分は?」

奈々「ある訳ないやん。一緒に買いもん行ってんから、自分で買えばよかったやん」

おやっさん「……自分で買っても意味ないだろ」

夏海「…………」


わかば保育園


海東「君たちが雄介にお守りを渡したのかい?」

ひろゆき「うん、みんなでね、つくったのー」

海東「そうか、僕にも作ってくれないか?」

しゅうと「うん、いいよぉ」

仲良く折り紙を折り始める園児たち。

十数分後

しゅうと「はい」

完成した紙製お守りを受け取る。
軽くお礼を言って部屋の外へ出る。

海東「……これに価値があるのか……」

みのり「ありますよ」

海東「紙なのにかい? 実際に手にすれば価値がわかるかと思ったけど……」

みのり「物の価値って、その人がそれにどんな思いがあるかだと思うんです」

海東「…………」

みのり「貴方が皆の事が好きなら、きっとそれも宝物になります」
(^^)

海東「……兄妹……か……」

ピロン、ピロン、ピロン

職員室のテレビにテロップが流れる。
窓から覗くと

〈未確認生命体情報〉

〈新宿区神田川で第28号が――〉


新宿、神田川


桜井「撃てぇ!!」

複数の刑事が発砲。もちろん効かない。

28号「ルザザ〔無駄だ〕……」

杉田「くそ……!!」

いくら撃っても効かない。

が、

ターン……

どこからか飛んできた弾が28号の腕の関節(甲羅の無い部分)にヒットした。

28号「バビ〔なに〕!?」

杉田「……一条」

桜井「一条さん……!」

一条「……」

一条、再びスナイパーライフルを構え、発砲。
反対側の腕の関節に当たる。

28号「リントゴドビガ バラギビバ!!〔リントごときが生意気な!!〕」

28号、一条に向かって走っていく。

一条「くっ!!」

発砲。
動いているため、今度は外れた。
28号が目の前に――

フォンフォンフォンフォンフォン――キィーン!!

雄介「はっ!!」

青のクウガが横から飛んできて28号に体当たり。
そのまま転がる。

一条「ッ……五代……」

雄介「ふっ……!!」

バッ!!

青のクウガが構える。

28号「クウガ……ガドボドググシパ ゾグギダ〔クウガ……あとの二人はどうした〕」

士「ボボビギスゼ〔ここにいるぜ〕」

28号「!!」

いつの間にか周りこんでいた士とユウスケ。

士「変身」

ユウスケ「変身!!」

《カメン ライドゥ……ディケェイ!!》

キュンキュンキュンキュンキィーン!!

士「ハッ!!」

ライドブッカーの剣をハサミで受ける。

28号「バガラグ バビロボバパギサバキガ……ギベ!!〔貴様が何者かは知らないが、死ね!!〕」

ディケイドを弾き飛ばす。

士「チッ!」

ユウスケ「ッ――五代さん!!」

ユウスケが錆びた鉄パイプを二本拾い、片方を雄介に投げる。

雄介「ッ――」

受け取り。

ぶぉんぶぉんぶぉん!

雄介「ふっ!!」

キュイィイン!!

鉄パイプ→ドラゴンロッド

ユウスケ「超変身!!」

ヴァヴァヴァヴァヴァ――キィーン!!

鉄パイプ→タイタンソード

Wクウガが28号を抑える。

士「……」

?「ディケイドォォオオ――!!」

士「!? ……鳴滝」

正規ルートでおいてけぼりの鳴滝登場(待ちかねてやってきた)。

鳴滝「ここが貴様の墓場だぁあああ!!!!」

士「……何であんなに怒ってんだ?」

例の白いモヤモヤした壁が現れる。
消えた時には……

ユウスケ「……!? あれは!!」

士「電王か……」

電王?「フン、俺をあんな連中と一緒にするな」

ユウスケ「ッ――電王じゃ……ない? ハッ!!」

ネガ電王「俺は、『悪の組織ネガタロス軍団かっこ仮かっことじ』のリーダー……ネガタロ」

ドガガガ

ネガ電王「ぐあ!?」

士「海東……」

海東「やあ士。五代くん……」

折り紙のお守りをかざす。

雄介「あ……」

海東「作ってもらったんだ、わざわざ出向いてね。でも、これに価値があるのか……」

ネガ電王「貴様ぁ!!」

海東「おっと」

ネガ電王が切りかかりディエンドが避ける。

が、

ネガ電王「ふッ――!!」

バンバン

ネガ電王のデンガッシャーガンモードがディエンドを捉えた。

海東「なに!? ぐあッ!!」

弾け飛ぶディエンド。お守りが落ちる。

海東「!!」

ネガ電王「この縦縞がぁ……」

歩いてくるネガ電王がお守りを踏み潰した。

海東「…………」

ネガ電王「……覚悟し」

《アタック ライドゥ……ブラァスト!!》

ガガガガガガガ

ネガ電王「がッ!!」

ガガガガガガガ

ネガ電王「ぐぉ!?」

ガガガガガガガ

ネガ電王「ぐ――がはッ!!」

キレた海東、ネガ電王をフルボッコ。

雄介「!! 門矢さん、28号を頼みます!!」

青のクウガ、ネガ電王とディエンドの所に跳躍。

士「なに!? ……しゃーねぇな……」

青のクウガ、ディエンドを抑える。

雄介「海東さん落ち着いて下さい!!」

海東「落ち着けだって? 君は自分の宝物を壊されて落ち着けるのか!?」

雄介「落ち着けませんよ!!」

海東「……なに!?」

雄介「だから……海東さんが自分じゃ止まれないって分かるから、俺が止めにきたんです」

海東「……」

ネガ電王「くっ……覚えていろ……」

白いモヤモヤが現れ、ネガ電王はその中へ逃げた。

海東「……くそ……」

士「おい海東、終わったらこっちに来い」

海東「なに?」

士「クウガパーティーだ」

シャキーン

海東、雄介を一瞥。

海東「……今回だけだぞ、士……」

《カメン ライドゥ……クゥガ!!》

キュンキュンキィーン!!

ギュウン
パァアア……

ユウスケ「五代さん」

雄介「……(コク)」

雄介頷き

雄介&ユウスケ「超変身!!」

キュンキュンキュンキュンキィーン!!

28号「バンザド!?〔なんだと!?〕

士「……いくぜ、“ゆうすけ”。ハッ!!」

雄介「ふっ!!」

ユウスケ「はっ!!」

海東クウガ「やぁ!!」

4人の赤のクウガが28号を困惑させながら戦う。

28号「バガラ ギダダギバビロボザ〔貴様、一体何者だ〕」

士「ドゴシグガシン……仮面ライダーザ!!〔通りすがりの……仮面ライダーだ!!〕」


ディケイドクウガの拳が28号を弾き飛ばす。


28号「グ……ジバンバ、ギバダバギ〔時間か、仕方ない〕」

4人のクウガに翻弄され活動限界を超えてしまった28号は、再び川に跳躍、潜ってしまう。

士「またか……」

ユウスケ「くそ!!」

海東「五代くん」

雄介「!」

ディエンドライバーを五代クウガに向かって投げる。

受け取り、

雄介「超変身!!」

ゴォンゴォンゴォンゴォンゴォンゴォン――キィーン!!

ディエンドライバー→ペガサスボウガン

召喚クウガが消える。

――――――――

雄介「…………」

――――――――

――――――――

――――――

――――

―――

――

ゴボ……



雄介「!! そこだ!!」

カシャ

カチン――

ドシュン


28号に向かって弾が飛び、


ドス――

28号「グ!?」

刻印が撃ち込まれる。

28号「ブゴ……!! ブゴガクウガ……クウガァアアアアア!![くそ……!!くそがクウガ……クウガァアアアアア!!〕」


どぉおおぉ……ん!!


ビビ……
ジリジリ……


雄介「……」

赤に戻る。

ユウスケ「五代さん……」

雄介「……」

雄介、ユウスケにサムズアップ。

ユウスケ「……」

ユウスケもサムズアップで応える。

パシャ

一足先に変身解除した士が、二人のクウガをカメラに収めた。


事件終了後


一条「そうか、もう次の世界に……」

士「あぁ」

ユウスケ「五代さん……俺、色々わかりました」

雄介「うん」(^^)b

ユウスケ(^^)b

雄介「あ、海東さんは……」

士「もう次の世界に行ったんだろうな」

雄介「そっかー……。お別れ言いたかったんだけどなー……」

士「ま、気にする事は無いだろ。じゃあな」


去り際に、さりげなくサムズアップ。


写真館


写真現像。
二人のゆうすけと二人のクウガが写っている。

士「ほら、記念に持っとけ」

ユウスケ「おぉ……!!」

おじいちゃん「おぉキバーラちゃん、どこ行ってたの!!」

キバーラ「栄次郎ちゃ~ん!!」

鳴滝と一緒に待ちぼうけしていたキバーラ復帰。

士「夏みかん、ちゃんと店番したか?」

夏海「しました。マスターさんの寒いギャグ聞きながら」

ユウスケ「……」


おじいちゃん「キバーラちゃん♪」

キバーラ「栄次郎ちゃん♪」

おじいちゃん「キバーラちゃん♪」

キバーラ「栄次郎ちゃん♪」

戯れる二人(?)。
戯れ過ぎて柱に激突。

おじいちゃん&キバーラ「あいた!!」


ブワーン……


夏海「…………何ですかこれ……」

ユウスケ「豆腐……かなぁ……?」

士「豆腐……だな……」


…………。


ガキュン


【次回 仮面ライダーディケイドSS】


「豆腐の世界……」

「……何者だ?」

「天道総司」

「天の道を行き、総てを司る男だ」

「僕らが訪れたのとは別の、カブトの世界」

「久しぶりに、太陽の力を見せてやる……」

「手伝ってやるか」

「クロックアップ」


【天の道を行き、総てを司れ!】
「俺様vs俺様」


このSSは、漫画家と小説家を目指す男「やまと」と、『アニヲタの集い』の提供でお送りしました。


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