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まどか「腹パン少女ひとみ☆ヒドカ・・・?」後編

2011年05月08日 19:23

まどか「腹パン少女ひとみ☆ヒドカ・・・?」

85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) :2011/03/18(金) 22:43:33.48 ID:xP0Vj0GZo

・・・私は着実に自分に自信をつけていきました。
魔翌力を使用しない・・・つまり自分の素の腕力だけで、カマキリを撃破。
私・・・強くなってる。確実に。
でも・・・もっと強くならないと。

「まどかさん・・・すみません、私用事が」

私には会いに行かなければいけない人がいるのです。
名前は巴マミ。強い魔法少女。
その人に会ってどうするかって?
それはもちろん、喧嘩です。
この辺でイチバン強いといったら、マミさんしかいません。

「あ、そっか・・・なら私は家に帰ろうかな」

「すみません、せっかく遊びに来てくださったのに」

「ううん・・・私こそ忙しいところごめんね。それじゃ、また明日ね」

それにしても・・・仁美ちゃんは凄いなぁ。
少し前までは私と同じ普通の女の子だったのに。
ううん、よく考えてみれば変わってないのって私だけだよね。
さやかちゃんだって、運命の人を見つけちゃったし。
ほむらちゃんも色々大変みたいだし。

そして私は、仁美ちゃんのお家を出て、一人とぼとぼ帰り道。
とても暖かくて気持ちのいい天気なのに、どこか寂しい。
なんだか、もう私も魔法少女になっちゃいたいよ。
そうしたら戦いでも少しは役に立てるのに。
ほむらちゃんは何で私に魔法少女になって欲しくないんだろ。

「鹿目まどか」

そんな時、後ろから私を呼ぶ声が。
この声はほむらちゃん?

「あ、ほむらちゃん・・・いい天気だね」

「そうね。それで突然で申し訳ないのだけれど、これから私の家に来てくれないかしら」

「う、うん・・・いいけど」

私は一瞬だけ、悩んじゃった。
何故ならほむらちゃん、いつもと様子が違ったから。
なんだか、重苦しくて深刻なような雰囲気だったから。


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拭い切れない不安を胸に、私はほむらちゃんの家へ。
私がソファーに座ると、ほむらちゃんは紅茶の入ったティーカップを出してくれました。
私は重苦しい雰囲気が苦手。
だ、だから、とりあえず・・・何か話さなきゃ。

「あ、あのね。仁美ちゃん凄いんだよ?さっき、大きなカマキリ倒したんだよ」

「・・・カマキリ?」

「うん。あ、あの・・・想像して戦う、シャドウボクシングってやつなのかな・・・なんだけど」

「くすっ・・・」

「・・・?」

「くすくすっ・・・想像上のカマキリ・・・?」

いきなりくすくすと笑い出すほむらちゃん。
あれ?私、なんか変なこと言っちゃった?

「百聞は一見にしかず・・・百見は一触にしかず・・・殺されもしない、喰われもしない」

「え・・・」

「いかに巨大化しようが想像はあくまで想像。実物の仔犬にも劣るシロモノだわ」

「そんな・・・でも仁美ちゃんは血まで流して・・・」

「やっぱり、志筑仁美は頼りにならない」

「ほむら・・・ちゃん・・・?」

「鹿目まどか。やはり貴女はしばらくここで避難していて頂戴」

次の瞬間、目の前にいたほむらちゃんは消え、いつの間にか私の両手には手錠が。
え?ええ?
一体、どういう――――

「ほむらちゃん!?」

ほむらちゃんは私を担ぐと、階段を降りていって・・・。
じたばた暴れて抗議しても離してくれず・・・
どさり、と地下室へ放り込まれるのでした。

「ここでしばらく大人しくしていて」

「い、嫌だよほむらちゃん・・・!」

「ワルプルギスの夜を倒したら解放するわ。食料も水も十分ある」

「ま、待って・・・!」

「手錠もあと30分で自動的に外れるわ。いい?余計な事は絶対考えないで。自分の身の安全だけを考えなさい」

そう言うと、ほむらちゃんは重そうな金属製のドアを閉めるのでした。
それからカチャ、カチャ、カチャ・・・と何重にもロックされるような音。
かなり厳重に施錠されたみたい。

・・・それはあっという間の出来事。
有無を言わさず閉じ込められてしまいました。
あの仁美ちゃんの話をしたのが悪かったのかな・・・。

・・・ううん。
ほむらちゃんは初めからこうするつもりだったんだ。
私を安全な場所に閉じ込めて、自分だけ危険な目に・・・。

確かに私は絶対に足手まとい。
弱いし、役に立たないし・・・。
それはよくわかってる。
でもやっぱり・・・私だけ仲間外れは寂しいよ。苦しいよ・・・。
皆が苦しんでる時に、私だけ呑気に安全な場所にいるなんてそんなの耐えられないよ・・・。

一人ぼっちの地下室。
白い壁に冷たい床、ベッドと大量のダンボール。中身はたぶん水と食料。
脱出は・・・やっぱり無理だよね・・・。
本当に私、しばらくここに閉じ込められちゃうのかな。
ワルプルギスの夜を皆が倒すまで閉じ込められちゃうのかな。
うう・・・。嫌だよ・・・。
ほむらちゃん・・・何でこういうことするの・・・?
私なんか守って、どうするの・・・?
助けて・・・。
仁美ちゃん・・・助けて・・・。

・・・ここは、あの私とマミさんが初めて出会ったあの廃墟。
未完成のまま放置された、無機質で灰色のコンクリートの神殿。
私はそこで、再びマミさんと対峙していました。

「貴女も魔法少女になったのね」

「ですわ」

「それで、今回はどういった用かしら」

「私と戦って欲しいんですの」

私はいたって真面目。
しかしマミさんは口に手を当て、くすくすと笑い始めます。

「ごめんなさい。私は自分と同じ魔法少女と戦いたくないの」

「・・・どうしても、ですか?」

「ええ。不毛だもの」

「これでもですか?」

刹那。私はマミさんのお腹に思いっきり拳を叩きつけていました。
しっかり締まった、彼女のお腹の感触。手応えアリです。
しかし――――

「まぁ落ち着いて」

マミさんはニッコリ笑っていました。
私は全身から、ぶわっと汗が噴き出すのがわかりました。
おかしい。こんなのおかしいよ。
間違いなくクリティカルヒットしたはず。
なのにマミさんはノーダメージ・・・ッッ!?

「・・・粗塩を塗ってあるわ」

「え・・・・・・ッッ」

「昔のベアナックルボクサーはそうやって切れにくい肌を完成させてたのよ」

「そんな・・・」

「まぁ、大体事情はわかったわ。貴女、私を戦いの練習台にしたいのね」

「・・・ええ。その通りですわ」

「もう、仕方ないわね」

そう言うと、マミさんはポケットから1枚のハンカチを取り出します。
このハンカチは・・・?

「志筑さん・・・このハンカチの端を持ってくれないかしら」

「“ルーザールーズ”ですか・・・懐かしいですね。子供の時によくやりましたわ」

“ルーザールーズ”・・・。
元々は16世紀にヨーロッパの貴族の間に生まれた決闘のルール。
戦う双方が互いにハンカチの両端を握り合い・・・そして殴り合う。
ルールは至って単純(シンプル)。
離したら負け。
文字通りハンカチをルーザー(失う者)が名誉をもルーズ(失う)というシンプルにして過酷なゲーム。
ハンカチの端を指でつまむという取るに足らない動作を――――
名誉を守るという掛けがえのない意志で維持する。
ルールとしては理に適っている。

「志筑さん・・・貴女は腹パンで握力、そして指を鍛えたはず」

「ピンチ力(指でつまむ力)ならマミさんだって凄いと思いますわ」

「そうかしら?」

「コインの四つ折り・・・缶ビールの搾り出し・・・線路用の大釘をへし曲げる・・・素晴らしいですわ」

「お褒めに預かり光栄よ。ありがとう」

私はマミさんに感謝をしていました。
ただの練習台・・・そう分かってて付き合ってくれる優しい彼女に。
感謝してる以上、手は抜けません。本気でいかせてもらいます。
北斗天帰掌。例えここで死んでも相手を怨まず悔いを残さず天に帰ります。

マミさんはその黄金色のソウルジェムを取り出し、変☆身。
私も歓喜の表情で自分の緑色のソウルジェムを取り出し変☆身です。

「もう始まってるのかしら」

「ええ。始まっていますとも・・・!」

先に仕掛けたのは私でした。
片手でハンカチを摘んだまま、マミさんのお腹へジャスト・腹パン。
ドスッ、という派手な音が響きます。
マミさんは数センチ後ろへ吹っ飛びましたが、まだハンカチは離しておらず。
知ってます。マミさんはこんなパンチでは倒れません。
しかし、倒れないなら倒れるまで連撃するまで。
執拗な腹パン。まるでサンドバッグのようなマミさんのお腹。
まどかさんだったら間違いなく昇天しているレベルの腹パンの嵐。
流石に少し効いたのか、後ろへ倒れこんでいくマミさん。

「ッ!」

マミさんの体重に引っ張られ、思わず両手でハンカチを掴んでしまう私。
一方でマミさんもハンカチを離さず・・・。
地面に背もついていないので、倒れそうな彼女を支えている状態に。

「あらあら・・・貴女はいつまでそんな下品な鷲掴みを続ける気かしら」

私はハッとして自分の手元を見ます。
両手でがっしり掴んでいる私に対し、マミさんはなんと小指と親指だけでハンカチを摘んでいました。

「・・・これは失礼しましたわ」

一筋の汗が額から顎へと流れ、そして地面にポタリと落ちました。
流石はマミさん・・・・・・ッッ
彼女は体制を立て直し、そして不敵に微笑みます。
私も強がった笑みを見せ、そして小指と親指でハンカチを摘みます。

「今度は私の番ね」

マミさんの鋭い腹パン。
当然、避けることなど出来るはずもなく、それは私のお腹にヒット。

「んぐ・・・・・・ッッ」

これは無痛腹パンではありませんでした。
重いッッ そして鋭い・・・ッッ。
悲鳴を上げる内蔵。
でも大丈夫。まだ大丈夫。

私は腹パンを食らい低い姿勢になったまま、駄目押しのタックルを繰り出します。
そして片手をマミさんの腰に回し、そのまま力任せに真上へと放り投げます。

「あっ・・・!」

突然空中に放り投げられ、思わずハンカチを離しそうになるマミさん。
しかし彼女はその空中で体勢を立て直し、そして地面に着地します。
冷や汗が出ています。結構危なかったようですね。

「マミさん・・・持ち方を変えられたんですの?」

「えっ?あっ・・・・・・」

マミさんは5本の指でがっしりとハンカチを掴んでいたのです。
これでさっきの借りは返しましたよ。

「あぁ・・・志筑さんごめんなさい・・・」

私はニヤリと笑いながら、喋っているマミさんの隙だらけなお腹を叩きます。

「すっかり退屈させてしまって・・・大丈夫、もう大丈夫よ」

しかし私はそんな彼女の話など聞かず、とにかく攻めまくります。
私だって魔法少女です。いくらマミさんでも、ダメージはあるはず。
その証拠に、彼女は唇の端から一筋の真っ赤な血を垂らしていました。
そして息が上がり、攻撃をストップした私に向かってマミさんは言いました。

「ねえ志筑さん。貴女はいつまでハンカチを“握って”いるのかしら」

「えっ・・・?」

「私の左手を見て。もう摘んですらいない・・・もう握らないわ」

見れば、マミさんはもうハンカチを握らず・・・手のひらに乗せているだけでした。
凄いッ。やっぱり凄いよマミさんッッ。

「・・・知っていますわ」

シシリー島出身のホテル王、ジャン・ジルベルト。
1947年シャンゼリゼ通りに外国人初の超大型高級ホテルを建てたことで、観光客の賞賛と地元住民のヒンシュクを同時に買い世間を騒がせた男。
そしてこの男の持つもう一つの顔、マフィアの一員であったことは有名で1961年暮れに上納金にまつわる裏切り行為が発覚する。もちろん、即刻組織内にて処刑が決定。

1962年1月4日、深夜のブローニュの森にて、マシンガンの銃口が囲む中処刑は行われた。
処刑のスタイルは――――離した方が即負け(銃殺)のルーザールーズマッチ。
ところがこのハンカチマッチには、恐るべきハンデがあった。
若く巨体の挑戦者には、しっかりとハンカチを握らせたのに対し――――
齢70を越えるジルベルトには手の平に乗せるだけ。
もちろん奇跡は起ころうハズもなく勝負は一撃でケリがつき、仲間達の一斉射撃で処刑は幕を閉じるも・・・。
そのルールだけは名を残す。


“ルーザールーズ・ジルベルトスタイル”ッ!


「・・・100年はありませんでしたわ。これほどの緊張」

私はこの状況を楽しんでいました。
魔女との戦いでは絶対に得られない緊張感。恐怖、笑顔・・・。
人間同士の戦いは高度で・・・そしてなんて崇高なんでしょう。
私も指をハンカチから離します。
フゥ、と一息で飛んでいってしまう状況のハンカチ。
さて。どうしましょうか・・・?

「愚かね」

勝負はこれから。
そう。これからだというのに。
ハンカチは突然現れたとある邪魔者によって取り上げられてしまうのでした。

「あッ・・・」

そのハンカチを取り上げた邪魔者、それは――――

「暁美、さん・・・?」

マミさんが驚いた表情で言いました。
あれ?知り合いだったんですか?

「巴マミ。久しぶりね」

「ええ。お久しぶり。最後に会ったのはいつだったかしら」

ほむらさんは溜め息をつき、そしてマミさんを見ながら言いました。

「巴マミ。貴女まで下らないお遊びをするとはね」

「暁美さん、その頭のおパンツは新型ヘルメットのProto-MA.DO.KA.ね」

「志筑雑魚美。貴女も弱いくせに巴マミに喧嘩売るなんて愚かなことはやめなさい」

「け、喧嘩ではなく特訓ですわ!」

「あと弱いくせに私のまどかに近づかないでくれるかしら。私のまどかは私が守る」

つまり、ほむらさんはこう言っているのでしょう。
訓練はとても大事。強くてマッチョでカッコいい志筑仁美さんは偉い。
巴マミさんは巨乳だけど今の私の方が胸は大きい。
だから私の家に来て。そして話を聞いて、と。

「暁美さん、随分お胸大きくなったのね」

「ええ。努力の結晶よ」

「私が前にお洋服を剥いで見た時は小さくて可愛かったのにね」

「・・・私はまだ貴女を許してないわ」

「あら。でもちょっと触っただけで初めての方は奪ってないじゃない」

あらあら。
二人がそんな間柄だったなんて。
いやぁ、やめてぇ・・・!
うふふ・・・暁美さん・・・大人しく私のものに・・・!
ううっ・・・いやぁぁ・・・
あら。でも濡れてるわよ?ほら見て・・・暁美さん、これは何かしら?
やだ・・・見せないでぇ・・・ひゃぅん!
暁美さん、無理やりされるのが好きなのね?可愛いっ
んっ、ああっ・・・!だめぇ・・・!
ふふ・・・もっと弄って欲しい?
う、うう・・・もっとぉ・・・もっと欲しいのぉ・・・!
あらあら。なら私のこと愛してるって言ってくれるかしら?
んっ、ひゃっ・・・はいぃ・・・マミしゃん・・・好き・・・大好き・・・愛してるよぉ・・・!
くすくすっ・・・よく出来ました。これがご褒美よ・・・?
こうして二人はめくるめく百合のお花畑の世界へ・・・。
いやんっ。

「志筑さん。妄想が全部声に出てたわよ」

「あ、あの・・・ほむらさんとマミさんはお知り合いで・・・?」

「ええ、まあね」

「・・・巴マミは最凶の死刑囚だったのよ」

「懐かしいわね」

「死刑囚・・・ですか?」

「ええ。ロシアのミサイル基地を改造した刑務所に閉じ込められていたわ。暁美さんと一緒にね」

「私と巴マミはそこのサイロの壁を一緒に登って脱出した、脱獄仲間」

私はその話を聞いて、驚くと同時に納得をしていました。
サイロの壁を登る?道具も無しにどうやって・・・?
いえ、きっとマミさんは壁の僅かな傷や錆などに指を掛け、ロッククライミングの要領で登ったのでしょう。
あの馬鹿みたいな指の力を持っていたからこそ出来る芸当です。

「確かそこの刑務所で、寒さに震える暁美さんを私が体で暖めてあげたんだったかしら」

「・・・違う。突然発情した巴マミが私を・・・って、今はそれどころじゃ」

「暁美さん、顔が赤いわよ?」

「コホン。と、とにかく志筑雑魚美と巴マミに大事な話があるのだけれど」



そして・・・その頃、私鹿目まどかは・・・。
手錠が外れ、必死に脱出口を探している最中でした。
まぁ、すぐ脱出は不可能な事を思い知らされたんだけどね。
出入り口はあの鋼鉄のドア一つしかないし・・・。
しかも、この鋼鉄のドアは内側からじゃ取っ手がなくて開けられないみたい。

「はぁ・・・」

私は溜め息をつきました。
本当に・・・ここで待ってるしかないのかな・・・。
寂しいよ。1分がとても長く感じるよ・・・。
仁美ちゃんに会いたい。今ならたくさんお腹にパンチさせてあげるのに。
うう・・・。

「お困りのようだね」

突然の声に私はびくっとしてしまいます。
声の主は・・・キュゥべえでした。

「あ、あなたどこから・・・」

「まぁ楽じゃなかったね。罠が張り巡らされてて、69体も犠牲になったよ」

「え?罠? え・・・?」

「とにかく、僕と契約すればここからすぐにでも出してあげれるよ」

「で、でも・・・」

「迷う必要なんかないじゃないか。ここから出れる。魔法少女になればもうお荷物じゃない。最高だろう」

「うぅ・・・。え、ええと・・・」

「さぁ、早く早く」

過去に何度もキュゥべえから勧誘は受けました。
でも、こんなに契約を急いでるキュゥべえは初めて。
どうしよう。
でもなんだかキュゥべえの目が怖いよ。
それにほむらちゃんが契約しちゃダメって言ってる理由もまだわからないし・・・。

「・・・はぁ。悩む理由がわからないよ」

「ご、ごめんなさい・・・」

「いいよ。残念だけど、最後の手段を使うしかないみたいだね」

え?最後の手段・・・?
私がハテナマークを浮かべていると、キュゥべえはこちらに背を向け――――
その背中にある“穴”から1本の細い筒状の何かをポトリと出すのでした。
そしてキュゥべえはその筒状の物についてる輪っか・・・いえ、“ピン”のようなものを抜いて・・・。

「あんまりこの手は使いたくなかったんだけどね」

プシュー。
キュゥべえがピンを抜くなり、その筒からは何と緑色の煙が噴き出し始めたのです。
え?この煙は何?

「毒ガスだよ。僕は大丈夫だけど、人間にはちゃんと効くからね」

毒、ガス・・・?
その単語を聞いた瞬間、私は全身から汗がどっと噴き出るのがわかりました。
毒ガスって・・・吸ったら死んじゃうよね・・・?
嫌だ・・・嫌だよ・・・死にたくないよ・・・!
私は手で鼻と口を塞ぎます。
でも緑色の毒々しい煙は部屋中に少しずつ拡がっていって・・・。

「さぁ。死にたくなかったら僕と契約して魔法少女になってよ!」

キュゥべえはニッコリと笑っていました。
こんなの絶対間違ってるよ・・・!
なんで?キュゥべえはもしかして、私の敵だったの・・・?
うう・・・。ごめんね、ほむらちゃん・・・。
もう私、魔法少女になるしかないみたい。
いいよね?私、死にたくない・・・。

「わ、わかったよ!私、あなたと契約して魔法少女になっ――――」

(僕の勝利だ)
そうキュゥべえは思ったことでしょう。


「それには及ばないわ」


しかし、現実は違いました。
そう。お助けヒーローの登場です。

「ギリギリでしたわね」

「ええ。間に合って良かったわー」

ズズン、と壊れた鋼鉄のドアが大きな音を立てながら倒れました。
ドアには拳がめり込んだ跡がありました。
どうやら仁美ちゃんが思いっきり殴って壊したようです。

「み・・・みんな!」

そこにはお助けヒーローの、ほむらちゃん、仁美ちゃん、マミさんの3人がいました。

「あーあ。あと少しだったのに」

残念そうなキュゥべえ。
ほむらちゃんは私たちの所まで歩いてくると、その煙を噴き出している筒を蹴っ飛ばしました。

「ほ、ほむらちゃん!あれは毒ガスだって・・・!今すぐ逃げよう!?」

「落ち着いて。あれはただの色のついた無害な煙よ」

「え・・・?」

「ははは。まどか、よく考えてごらん。契約させたい人間を殺しちゃ意味ないだろう?」

「あっ・・・」

ケラケラと笑うキュゥべえ。
私はたまに、キュゥべえって、狐とかリスみたいで可愛いなぁ、なんて思う事がありました。
でも今のキュゥべえは・・・そう、悪魔みたい。

「ほむらさん。そろそろまどかさんに全て教えて差し上げたらどうでしょう」

「そうね。こいつ、インキュベーターが本性を現したことだし」

「お茶でも飲みながらゆっくり話しましょう。私が淹れるわ」

「僕は遠慮したいところだけど・・・そうはいかないみたいだね。ははは」


・・・鹿目まどか、暁美ほむら。
それに志筑仁美、巴マミ・・・そしてインキュベーターの、不思議なお茶会の始まりです。


そして視点は私、志筑仁美に移ります。
地下室から移動した私たち不思議なメンバーはほむらさんの家のリビングにいました。
私はマミさんから紅茶の入ったティーカップを受け取り、一口啜ります。

「・・・巴マミ。どうして私だけコーヒーなの」

「え?暁美さん、コーヒーが好きだったわよね?」

マミさんはクスクスと笑っていました。
私はほむらさんがコーヒーを飲めないのを知っています。
恐らくマミさんも知っててコーヒーを渡したのでしょう。
しかしまどかさんが見ている手前、飲めないとは言えないみたい。
何とか我慢して一口だけ飲もうとするのですが、やはり無理みたいなようです。
ほむらさんは口からだらーっとコーヒーを垂らし、床を汚すのでした。

「巴マミ。私にも紅茶を頂戴」

「はいはい」

「あ、あの・・・それで、お話って・・・?何を教えてくれるのかな・・・?」

まどかさんが遠慮がちに口を開きました。
ほむらさんは紅茶に砂糖とミルクをどばどば入れながら話し始めます。

「そうね。まず魔女と魔法少女の仕組みから話そうかしら」

ほむらさんは魔女と魔法少女の仕組みについて話し始めました。
ちなみに私もマミさんも、既に彼女から全て話は聞いてあります。

「・・・というわけで、魔女は早い話、魔法少女の成れの果てなの」

「私たち、知らないうちに元魔法少女と殺し合っていたわけね」

「更に付け加えると、もちろん私達もいつか魔女になる可能性がありますわ」

「そんな・・・」

ショックを受け、しゅんと項垂れるまどかさん。
まぁ、無理もないでしょう。私もその話を聞いた時はショックで目の前が真っ白になりました。
マミさんも同じく・・・わなわなと震え、頭を抱え込んでいました。
ですが、この話には“救い”があったのです。
ほむらさんが用意してくれた救いが。
それのおかげで、今こうして私とマミさんは何とか正気を保てています。
その“救い”については、後で語ることにしましょう。

「そういえば、さやかさんと杏子さんには話さなくていいんですか?」

「そうね。ついでだから話しておこうかしら」

・・・忘れがちですが、私達魔法少女はテレパシーで会話が可能なのです。
私の電波よ、新婚旅行で遠いイルクーツクにいる二人に届け!

『ん、ほむら? ・・・何か用か?』

『ええ。二人に話があるのだけれど』

『あーごめん、後でいいか?今さやかと・・・』

『杏子ー、早くお風呂入ろうよー』

『んー・・・ちょっと待ってくれ』

『どうしたのー?あ、わかった!脱がして欲しいんでしょ?やだもう杏子ったら!』

『ちょ、違ェって!脱がすな脱がすなッ!』

『杏子・・・大好きだよ・・・私の王子様♪』

あッッ。
通常、テレパシーは音声だけなのですが・・・今私、映像も受信しました。
裸の杏子さんとさやかさんがお風呂で絡んでます。
意外にもさやかさんが攻めなようです。

「私もまどかと新婚旅行に行きたい」

「そうね。ええと志筑さん、どこまで話したかしら?」

「魔女と魔法少女の仕組み・・・のとこですわ」

「もしもし。新婚旅行ツアーの申し込みをしたいのですが・・・はい、名前は鹿目ほむらです」

「そうそう。鹿目さん。よく聞いて。魔女と魔法少女の仕組みについてはわかったわね?」

「は、はい」

「何故、そこにいるキュゥべえは人を魔法少女にするか、わかるかしら」

「え・・・わからない、です・・・」

「正直、私も良く理解してないのだけれど・・・彼らは“エネルギー”が欲しいみたい」

「え、えねるぎー・・・?」

退屈そうにごろごろしているキュゥべえさんを尻目に、マミさんは話し始めます。
まず、キュゥべえさんは地球外生命体であること。
そしてキュゥべえさんは“エネルギー”を集めているということ。
そのエネルギーを集めるのに効率がいいのが、少女の“感情”だった。
少女が希望から絶望の淵に突き落とされる時、莫大なエネルギーを得られる・・・と。
なのでキュゥべえさんはまず願い事を叶える、という希望を少女に与えていた。
そして認めたくありませんが、希望はいつか絶望に変わります。
絶望があるから希望があり、希望があるから絶望がある。
与えられた希望はすぐ絶望に変わる。
そして絶望した少女は魔女に変化する。膨大なエネルギーを放出しながら。
キュゥべえさんはそれを回収していたと。

「そ、それじゃ・・・やっぱりキュゥべえは私達の敵・・・?」

「そういうことになるわね」

「ですわ」

「鹿目まどか。来週一緒にハワイに旅行なんてどうかしら」

「まぁ、確かに君達からすれば僕は敵かもね」

さっきまで黙っていたキュゥべえさんが、喋り始めます。
可愛らしい顔とは裏腹に、彼の口からはとんでもないことばかり吐き出されるのでした。

「正直言って、僕も君達のことは電池・・・もしくは家畜程度にしか思ってないしね」

「鹿目まどか。ハワイに行ってノイシュヴァンシュタイン城を見ましょう」

「それに家畜が死んだところでどうとも思わない。君達人間と同じさ」

「ひ、ひどすぎるよ・・・家畜だなんて・・・」

「家畜からエネルギーを搾り取り、産業廃棄物である魔女の後片付けもさせる。合理的だろう?」

「鹿目まどか。子供の名前は私達の名前を合わせた『ほのか』にしましょう」

涙ぐむまどかさん。
淑女な私はそんな彼女にハンカチを黙って渡しました。
先ほどのマミさんとの対決で使ったハンカチでした。ラベンダーの香り付き。

「そして鹿目まどか・・・少し前に話した、ワルプルギスの夜のことは覚えてるわね」

「う、うん・・・すっごい強い魔女・・・だよね?」

「そう。ワルプルギスの夜は――――魔女化した鹿目まどか、貴女なのよ」

魔法少女の行き着く先、それが魔女。
魔女は負の感情しか持たず、何も生まず、死しかもたらさない存在。
いわゆる、産業廃棄物。
しかしまどかさんは違ったのです。
まどかさんだけは、魔女になってもエネルギーを無限に生み出す特性を持っていたのです。
通常の魔女は空虚で真っ暗で何もありません。。
しかし、ワルプルギスの夜は愛や希望・・・それに絶望、喜怒哀楽全ての感情をも併せ持った特殊な魔女なのです。
なので、キュゥべえさんは何がなんでもまどかさんを魔法少女にしたかった。
永遠にエネルギーを供給する電池が欲しかったのです。

「鹿目まどか。これで私の“絶対契約するな”の意味がわかったはず」

「う、うん・・・ほむらちゃん、その・・・ごめんね・・・私そんなこととは知らなくて」

「いいのよ。この婚姻届にサインしてくれれば全て水に流すわ」

「そうですわね。ほむらさんの言うとおりですわ。力が欲しいからと契約した私は軽率でしたわ。しかし」

「私達には・・・秘密兵器があるのよ、ね?」

ウインクするマミさん。
私は頷き、そしてほむらさんを見ました。
そろそろでしょうか。
歴史が――――私達の運命が、大きく変わる時。

「鹿目まどか。私はこの日がずっと来るのを待っていたわ」

「え・・・?」

「恐らく、突然全てを説明しても貴女は信じてくれなかったと思う」

「まぁ、普通信じられないわよね」

「でもインキュベーターが本性を現した今なら・・・。
 貴女を地下に閉じ込めたのもインキュベーターの本性を見せるため」

ここで、私は腕時計を見ました。
もうすぐです。
もうすぐ、私達はこの悪魔を追い出すことができる。
マミさんの言った、秘密兵器の“第一弾”によって。

・・・今から少し前のこと。
私達はほむらさんから全てを教えられ、そして信じました。
そして同時に、とある事を頼まれたのです。
一人では出来ない。でも強力な魔法少女の貴女がいればできる。
あ、強力な魔法少女というのは巴マミで、志筑雑魚美は私以下だけれど。

そんなわけで、協力を頼まれた私とマミさんはほむらさんと共に、ある結界の中を走っていました。
現世とは完全に切り離された場所です。
魔女の張る結界と似たようなものですが、この結界は特殊でした。
まず、魔女がいません。使い魔も。
そうです。この結界はとある目的のために張られたものなのです。

「あれよ」

結界の中をしばらく走り、見えたのは巨大な塔のような機械。
機械は轟音と白い蒸気を吐き出しながら稼動していました。

「これを破壊すればいいんですわね」

私達の目的はこの機械を破壊することでした。
ですが、言うは易し、行うは難し。
よほど重要なものなのでしょう。
機械の周りは真っ赤な鎖の非常に強力な結界が張ってあったのです。

「これは・・・骨が折れそうね」

「ええ。私一人ではどうすることもできないわ」

「それで、どうすればいいんですの?」

私がそう尋ねると、ほむらさんは懐から四角い小さな箱を取り出し、言います。

「この箱は小さいけれど、強力な爆弾」

「それで結界を破るのかしら」

「いいえ。この爆弾は機械を破壊するのに使うわ」

「なら、どうしますの?」

「作戦はこう。まず巴マミと志筑仁美が結界を破る」

「できるかしら・・・」

「全部破壊するのは恐らく不可能だと思う。でも一部だけなら」

「それで一部壊した後はどうしますの?」

「修復される前に結界の中へ飛び込み、爆弾を仕掛ける」

「もし脱出が間に合わなくて結界に閉じ込められたらどうするのかしら」

「ええ。だからこの役目は志筑仁美が」

やれやれ。ヒーローとは大変なものですね。
そういえば、ほむらさんって時間を止める能力がありませんでしたっけ?
時間を止めて、ほむらさんが爆弾を設置するのが一番なのでは?
いえ、でも細かいことを言うのは私、誇り高きグラディエーターの意に反します。

「志筑仁美。貴女の自慢の拳の威力を見せて」

「・・・任せてくださいっ!」

ありがとう。ほむらさん。私の実力を認めて下さるのですね。
私は精神を集中させました。
想像しろ。
体中の間接が増えれば・・・それだけ拳の加速は早くなり・・・
体中の間接の数が・・・2倍・・・4倍・・・
こうか?いや・・・
間接が・・・10倍・・・20倍・・・こうだ・・・ッッ
私は体中の100以上ある間接を加速させながら可動。
私の拳は普段の数倍のスピード――――音速を超えるスピードで結界に激突ッッ。

「今よ!巴マミ、撃って!」

「任せて!」

そこでマミさんがマスケット銃を乱射。
鉛球の雨・・・いえ、スイミーよろしく小さな鉛球は塊となり、大砲の弾と化して結界へ。

「やったかしら・・・!?」

白煙が消え、そこにあったのは破れた結界―――ではなく、蜂の巣になった私でした。
失敗ッッ。作戦は失敗ですッ。悔しいッ。

「くっ・・・作戦は完璧でしたのに・・・手ごわいですわ」

「志筑仁美。内臓がはみ出てて見苦しいわ」

「胃と腸にポリープができてるわね」

しかし不屈闘士志筑仁美はこのくらいじゃヘコたれません。
このくらいの傷だって、夕食のメニューを全てステーキにして食べれば治ります。
私は立ち上がり、そして走りました。
結界を破るため、そして袋小路の運命を打ち破るために。
この拳で運命を変えてみせるッ!そしてまどかさんの笑顔を取り戻すッ!

「邪ッッッチェリアアァァッッッ!!」

しかし結局結界は破れず、ほむらさんがパスワードを解除し結界を解くのでした。
何はともあれ、爆弾の設置に成功。
そしてここで回想は終了し、話はほむらさんの家でのお茶会に戻ります。

「もうすぐあの爆弾は爆発し、あの忌まわしい機械は粉々になるわ」

「・・・わかってない。君達は何もわかってないよ。僕は正しいことをしているだけだ」

「そうね。私も正しいことをしてるだけだもの」

・・・ほむらさんは言っていました。
あの機械の塔は“電波塔”である、と。
キュゥべえさんのその白い動物のような体はただの入れ物。
本体は・・・そう、あの機械の塔です。
あの塔から電波でキュゥべえさんを遠隔操作していたのです。
もうここまで言えばわかりますね。私達が何をしたのかが。

「君達は間違ってる。今すぐやめて、僕と手を組もうよ。その方がお互いのためだろう?」

「インキュベーター。あなたは一つ重大なミスを犯した。それは人の感情を甘く見たことよ」

チッ・・・チッ・・・チッ・・・カチッ。
時計の針が3時を差した瞬間――――爆弾は爆発。
音こそは聞こえないものの、恐らくあの機械の塔は粉々になったことでしょう。
その証拠に、キュゥべえさんはまるで魂が抜けたかのようにその場にバタンと倒れるのでした。
非常に呆気ない最期です。
数々の少女を不幸のどん底に突き落とした悪魔に相応しい、なんとも空虚で哀れな最期です。

「やっと・・・・・・終わった・・・・・」

涙を流しながら、床に手をついて座り込むほむらさん。
今、一人の少女の長い戦いが終結したのです。
もちろん、少女の勝利という形で。

「あの。ほむらさんって・・・一体何者なんですの?」

しかし、まだ全てが終わったわけではありません。
タネ明かしはまだ続きます。

「ええ。そうね・・・。まずお察しの通り、私はこの時間軸の人間ではないわ」

ほむらさんは全てを語り始めました。
すっかり冷め切った紅茶を飲みながら。

そうね。未来・・・暴走するインキュベーターはついに地球に基地を構え始める。
そして・・・調子に乗った連中はついに少女を強制的に魔法少女にさせ始めた。
もちろん理由は今までの方法では効率が悪いから。
そして魔法少女にした少女はカプセルに閉じ込められ、薬物を投与された。
それは夢を見させる薬物だった。
少女達は薬物の効果で希望に満ちた夢を見て、それから絶望に満ちた夢を見させれた。
偽りの希望で幸福を感じ、偽りの絶望で魔女となっていった。
少女達は文字通り発電機にされていた。
私はこの事実を、実の妹が魔法少女になったことで知ってしまった。
魔法少女になった妹は、インキュベーターの基地に入り全てを知り、私に話したのだ。
妹は幸運な方だった。強制ではなく任意で魔法少女になったから。
私は妹に聞いた。どうして魔法少女になったのか・・・と。
妹は答えた。
私は心臓病を患っていた。だからその心臓病を治すために、と。
妹は私のために自分の未来を投げ出してしまった。

私は泣いた。
そして妹を抱き締めた。感謝の言葉を何度も言った。

同時に、私の胸には怒りの炎が渦巻いていた。

当然、インキュベーターへの怒りの炎。
私は最初、孤独に戦った。
真実を広めようとした。
しかし、インキュベーターのことなど知らない普通の人は皆私を狂人扱いした。

けれどもある日、ついに私の話を聞いてくれる人が現れた。
その人は、年老いた女性だった。
その女性の名前は、鹿目まどか。

まどかは過去に大切な人を大勢亡くしていた。
一人は魔女の口付けにより自殺。一人は魔女に頭を齧られ
一人は魔女になり、そして一人は自分の命を犠牲にして魔女と共に果てた。
父と母、そして弟も魔女によって命を奪われていた。
そしてまどかが命の恩人と称する黒髪の少女も、いつの間にかどこかに消えていた。
どれもこれも、インキュベーターが全ての元凶だった・・・。

まどかには生涯を懸けて開発しているものがあった。
それは魔法少女を元に戻す機械だった。
大切な人たちが死んでから、死に物狂いで開発を続けていたのだ。何十年も。

・・・それで私は結局、魔法少女になった。
その機械の開発を手伝うため、そしてインキュベーターを追放するために。
私の祈りは妹を元の人間に戻すことだった。
妹は泣いた。私を責めた。当然だ。
でも、これしかなかったのだ。

私に与えられた特殊な能力は隠密行動の能力だった。
その能力を使い、私はインキュベーターの基地に忍び込み、資料や情報を盗んだ。
インキュベーターの詳細や、魔法少女についての資料を片っ端から盗んだ。
盗んだ資料は全てまどかに提供した。
インキュベーターを1匹捕獲し、解剖したこともあった。
おかげで、研究と開発はかなり進歩した。
私もまどかも、必死だった。
奴らがエネルギー源としか思っていない“感情”だけが私達を突き動かしていた。

隠密行動の能力は非常に私に合った能力だった。
誰にも気付かれず自由に行動ができた。
私を見つけられないのは人やインキュベーターだけではない。魔女もだった。
気付かれることなく進入し、そしてナイフ1本で後ろから魔女の首を狩る。
これだけでグリーフシードは楽に手に入った。

そんな日々が続いたある日、あることが起こった。
私達人類は日々進化している。
それと同じように、インキュベーターも進化している。
彼らは元々人類より遥かに進んだ技術を持っていた。
その進んだ技術が更に進化し、彼らはついにとある至高の一品を完成させた。
――――タイムマシンである。

時を止める能力もある、高性能なタイムマシン。
ただし一つだけ欠点があった。
過去には行けても未来には行けないのである。
それもそのはず。インキュベーターは未来には行く必要がなかったのだ。
このタイムマシンは、過去へ行きまどかを魔女化させるために開発されたのだった。
魔女になったまどかは無限にエネルギーを生み出せる力があった。
当時・・・まどかが中学生の頃、インキュベーターは彼女を魔女化させるのに失敗した。
彼女が秘めた力を持っているのを知っていながら。
何故か?
それは一人の黒髪の少女がまどかの魔女化を阻止したのだ。
さて。その少女の名前は・・・?

・・・運命の歯車が動き出す。
そう。何もかも始めから決まっていたのだ。
私はインキュベーターの攻撃を受け、瀕死の重傷を負いながらもタイムマシンを盗んだ。
手には、まどかから託された資料を持って。
その資料は魔法少女を元に戻す機械の重要な資料だった。
私は年老いたまどかに頼まれていた。
「過去の私を守って・・・そしてこの資料を使って機械を完成させて」と。

それに、ひょっとしたら完全に根付いた今は無理でも過去なら。
過去ならあのインキュベーターを追放できるかもしれない。
過去に戻る価値は、十分ある。

もうこの時間軸には戻れないかもしれない。いや、戻れない。
それはつまり、全てを捨てるということ。家族も友人も思い出も何もかも・・・。
それでも私は一握りの希望を胸に、過去へ飛んだ。
焦るインキュベーター達の目の前で飛んでやった。
過去を変えることはできない。しかし過去に戻り未来を変えることはできる。

「あぁ・・・その盗んだタイムマシンというのが、その腕の盾なんですわね」

「そう。でもこの盾はそこまで万能ではなかった」

まだ試作品なせいだろうか。
このタイムマシンは、決まった年月・時間にしか戻れなかった。
その戻れる日は、まどかがインキュベーターに初めて遭遇する1日前。

まどかは中学生だった。
まず私はまどかの中学校、そして同じクラスに転入するための工作を始めた。
タイムマシンの時を止める機能と、自身の特殊な力を使えば簡単だった。

私は・・・常にまどかを守った。
魔女がまどかを襲えば、私はその魔女の眉間にナイフを突き立ててやった。
インキュベーターが彼女に近付けば、私はそいつを蹴飛ばしてやった。
まどかを守るので精一杯だった。
一方で周りの連中は自ら破滅の道を選んでいった。
美樹さやかは愚かにも自ら魔法少女になり、結局は魔女と化した。
志筑仁美は魔女の口付けで自ら首を吊って死んだ。
巴マミも、魔女になった美樹さやかを倒した後にショックで佐倉杏子と共に自殺してしまった。

まどかは嘆き悲しんだ。
私は彼女を抱き締め、慰めようとした。
しかしまどかの心は完全に壊れてしまっていた。
私が少し目を離した隙に、彼女はインキュベーターと契約してしまった。
迂闊だった。
まどかは「みんなにまた会いたい」と願ってしまった。
インキュベーターは約束通り美樹さやか達を復活させた。
しかし、その美樹さやか達は“まがい物”だった。
連中の造ったクローンだったのだ。
「皆に会うっていうのが君の願いだろう?会えて良かったじゃないか」
インキュベーターはケラケラと笑った。

・・・私は黙ってタイムマシンを作動させ、過去に戻った。
もう一度やり直そう。きっと今度は大丈夫。
次はまどかだけではなく・・・なるべく皆を守ろう。

私は常に周囲に気を配った。
けれども、上手くはいかなかった。
私の忠告を無視して美樹さやかは魔法少女になってしまう。
そして佐倉杏子が現れ、激闘の末に佐倉杏子は美樹さやかを殺害。
怒り狂った巴マミは、先ほどの戦いで傷付いた佐倉杏子を殺害。

手足の欠けた美樹さやかの死体。頭がザクロのように弾けた佐倉杏子。
笑いながら佐倉杏子の死体に銃を撃つ完全に狂った巴マミ。
まどかは泣き叫んだ。
その悲痛な叫び声を聞きながら、私は再びタイムマシンを作動させた。

3周目。
私は前もって、美樹さやかを殺害した。彼女は余計なことしかしないから。
美樹さやかが魔法少女にならなかったため、佐倉杏子は現れなかった。
そして巴マミはまどかにもさやかにも会えず、孤独に負け魔女化してしまった。
結局・・・最後に残ったのは私とまどかだけ。
でも今度は大丈夫だと思った。美樹さやかは家出扱いだったし。
志筑仁美も珍しく生きていたし、まどかへのダメージは最小限だ。

・・・でも駄目だった。密告者がいたのだ。
その密告者はインキュベーター。
あいつはまどかに、私が美樹さやかを殺害したことを言ってしまったのだ。
死体は魔女の結界の中に置いてきた。あそこなら絶対に見つからない。完璧だと思った。
しかしご丁寧にも、インキュベーターはその美樹さやかの死体からヘアピン持ち帰り、まどかに見せた。
もちろん証拠として・・・である。
まどかは私を少しずつ疑い始めた。心が痛かった。
何度かまどかに質問された。ほむらちゃんがそんなことするわけないよね?と。
最初は嘘をついていた。まどかに嘘を付くのは辛かった。
結局、最後は本当のことを言ってしまった。美樹さやかは私が殺した、と。
当然まどかは私を責めた。泣きながら人殺しと私を罵った。
また失敗してしまった。この世界はもう終わっている・・・。
私は涙を流しながら、タイムマシンを作動させた。

前回の苦い経験から、私は美樹さやかを排除ではなく救う方向に完全にシフトした。
いや、美樹さやかだけではない。巴マミや佐倉杏子もそうだ。
誰か一人欠けても、私達の未来は破滅へと進んでしまう。

まどかの契約を阻止しつつ、美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子を守る。
同時にインキュベーターの追放の方法を考える。
不可能に近いとは自分でもわかっていた。でもやらなければいけない。
まどかのため、自分のため、未来のため・・・。

失敗して、過去に再び戻るたび私の心は傷付いた。
しかし、まどかの笑顔を見ると力が湧いた。
絶対にまどかを守りたい。そう思えた。

失敗し、過去に戻った回数はいつの間にか30回を超えていた。
30回も悲劇を見続けた。
しかし・・・35回目に達した時、ついにタイムマシンは白い煙を吐き始めた。
故障寸前か。はたまた故障したか・・・。
厭な汗が流れた。
ひょっとすると・・・これがラストチャンスかもしれない。



しかし――――そのラストチャンスで奇跡が起こった。



たった一つの何気ない事故が、全ての運命を変えた。
そう。あの日。
志筑仁美が転んだまどかを受け止めようとするも、誤って腹部に拳をめり込ませてしまった、あの事件。
あの事件が全てをひっくり返した。

あの事件がきっかけで志筑仁美は腹パン道に入門することとなった。
志筑仁美が腹パン道に入門し、何が変わったか。

まず一つ。
あの日、路地裏で志筑仁美が腹パンしたことで、美樹さやかと佐倉杏子は仲良くなった。
結果、美樹さやかの魔女化、佐倉杏子の死は回避された。

二つめ。
あの日、志筑仁美は腹パン道の人間になっていたおかげで、巴マミと接触できた。
そして巴マミも、志筑仁美に会ったことで魔女を倒す時の必殺技を、いつもと違うのに変更した。
結果、無事魔女の撃破に成功し、巴マミは死の運命から逃れられた。
その後も、彼女は志筑仁美という仲間が出来たおかげで、孤独に負け魔女になることはなかった。

誰も死なない、最高の条件。
そして志筑仁美と巴マミが死ななかったからこそ成功したインキュベーターの追放。
誰か一人でも欠けたら何もかも成功しなかっただろう。

そう。
いつも魔女の口付けで自殺し、早々と退場していた志筑仁美。
中には、美樹さやかに無残に殺されることもあった志筑仁美。
全てその志筑仁美がハッピーエンドへの鍵だったのだ。
最初、彼女はまどかに付き纏う邪魔者としか思っていなかった。
本気で殺そうとしたこともあった。
でもそれは間違いだった。





「・・・志筑仁美。ありがとう」





私は彼女に向かって、笑顔でそう言った。
私は未来を掴む事に成功した。志筑仁美のおかげで。
彼女に心から感謝する日が来るとは思わなかった。
私が心から笑顔になれたのは、随分久しぶりな気がする・・・・・・・。





全てタネ明かしを終え・・・。
最後は私、ほむらさんの救世主(メシア)こと志筑仁美の語りで締め括りたいと思います。
あれから、私達は平穏な日々を手に入れました。
魔法少女という刻印は消えていませんが、まぁ大丈夫でしょう。
というのも、私達にはほむらさんが用意してくれた救いと希望があったから。
そう。魔法少女を元に戻す機械です。
確かに、いつ完成するかはわかりません。完成しない可能性も十分あります。
でも1%でも希望があるのなら、私達は諦めずそれに賭けます。
諦めたところで待っているのは魔女化だけですし。
大丈夫です。まどかさんはやれば出来る子です。保障します。
もちろん私も手伝います。
まどかさんの研究のためなら脱ぎます。

では、続いて皆さんの近況を。

まず暁美ほむらさん。
彼女は念願叶い、ついにまどかさんと正式にお付き合いすることになったそうです。
最初に告白したのはまどかさんの方だったようです。
まぁ、当然ですよね。
ほむらさんはまどかさんのために何もかも捨て、頑張ったのですから。
最近は笑顔も増え、とても幸せそうです。
来週にはお二人でハワイに行くそうです。
バカンスです。綺麗な海で泳いで、夜はホテルでムフフです。
私も混ぜてください。見てるだけで何もしないので。

次に佐倉さやかさんと佐倉杏子さん。
彼女達も相変わらずです。
新婚旅行のイルクーツクはとても楽しかったと言っていました。
とっても仲のいいご夫婦です。自分に腹パンしたくなります。
あ、でも最近はさやかさんがドSな鬼嫁になってきました。
杏子さんに首輪つけて登校してきたり、まぁ色々と。
でも流石に、「今日は杏子下着着けてないんだよねー」と公表するのはマズいと思います。
まぁ杏子さんも喜んでるようですし、夫婦のプレイには口出ししないでおきましょう。
あ、あと子供の名前は杏子+さやかで『杏佳』らしいです。
羨ましくなんかないんだからねっ!

そして巴マミさん。
彼女はますます強くなり、「敗北を知りたい」が決め台詞になりました。
今では毎週東京ドームの秘密地下闘技場で戦い、賞金を荒稼ぎしてます。
私はそんな彼女ととても仲良くさせてもらってます。
一緒に山篭りしたり、佐倉さんの夫婦の営みを覗いたり。
腹パン友・・・というやつです。
それで私も彼女みたいに髪を巻いてみました。似合ってますか?
あ、ちなみに私と同じく独身の彼女ですが
マミさんはやっぱりほむらさんのことをまだ諦めず狙ってるようです。
「今日こそ暁美さんを無理やり・・・」と言ってましたがどうなることやら。

で、最後は私・・・志筑仁美の近況を報告したいと思います。
私は相変わらず、皆さんの分まで魔女と一人で戦っています。
キュゥべえさんがいなくなったので、もう魔法少女は増えることはありません。
しかし魔女は魔法少女がいなくならない限り増えていきます。
魔女になったら、もうどうすることもできません。
なので私は魔女を倒すことで救済しているのです。
笑顔と救済のために戦う孤独なグラップラー、志筑仁美です。よろしくお願いします。

誰かを救えば救うほど、誰かを呪わずにはいられない。
ソウルジェムは少しずつ濁っていきます。
濁ったソウルジェムは穢れをグリーフシードに吸収させれば元に戻ります。

ですがですがっ。最近判明したのです。
なんと、好きな人と一緒にいれば・・・ソウルジェムが濁ることはないのです。
愛は呪いを追い払うのです。やっぱり愛だよね!愛は絶対勝つんだよ!ぜーったい!

・・・しかし、それは恋人のいる甘~いスウィート☆デイズを過ごしている魔法少女限定の話。
ロンリーウルフ・ロンリーグラップラーな私には関係のない話でした。
らぶ☆らぶなカップルを見てると・・・誰かを呪わずにはいられない・・・。
魔法少女って・・・こういう仕組みだったんだね・・・。
見てください。この私の濁りきったソウルジェムを。
私って・・・ほんと馬鹿・・・。

「志筑仁美。魔女化するなら別のとこでお願いできるかしら」

「ほむらちゃん・・・そういうこと言っちゃダメだよ・・・」

「そうね。まどかの言う通りだわ。まどかちゅっちゅ」

「いやんっ・・・ほむらちゃん・・・ダメだよこんなところで・・・」

「ならホテルに行きましょう。まどかほむほむ」

「うぅ・・・ほむらちゃんのえっち・・・でもいいよ・・・行こう・・・?」

ピシッ。
私のソウルジェムにヒビが入ります。
かつて綺麗な緑色だったそれは、今では真っ黒に濁りきっていました。
らぶ☆らぶなカップルを見てると・・・誰かを呪わずにはいられない・・・。
魔法少女って・・・こういう仕組みだったんだね・・・。
私って・・・ほんと馬鹿・・・。

「さやかー、腹減ったー」

「ん。何か食べたいのある?」

「さやかの手料理食いたい」

「はいはい。ハンバーグでいい?」

「あ、でもその前にさやかを食いたいな」

「ちょっ、何言って・・・・・・はぁ。仕方ないわね。そこのホテルに行きましょ」

「15時間コースなっ!」

「はいはい了解」

バリッ。バリバリッ。
ソウルジェムのヒビは増えていきます。
らぶ☆らぶなカップルを見てると・・・誰かを呪わずにはいられない・・・。
魔法少女って・・・こういう仕組みだったんだね・・・。
私って・・・ほんと馬鹿・・・。

瞳から涙が一粒、ぽつんとソウルジェムに落ちます。
バキッ。ビシャッ。
ソウルジェムはついに砕け、私はついに魔女へと変化を――――

「その必要はないわ」

しかし。
次の瞬間、私はぎゅっと抱き締められました。
このおっぱいの感触。マミさんです。

「志筑さん・・・私と恋人になってくれないかしら」

「えっ・・・でもマミさんはほむらさんが・・・」

「・・・いいのよ。フラれたわ。当たり前よね」

「そんな・・・」

「仲のいい暁美さんと鹿目さんを見ていると、誰かを呪わずにはいられない・・・。
 魔法少女って・・・こういう仕組みだったのね・・・」

「ま、マミさんそれ・・・!」

見ればマミさんのソウルジェムは真っ黒に濁り、渦を巻いていました。
もういつ魔女化してもおかしくない状態です。

「私って・・・ほんと馬鹿だわ・・・」

「ま、マミさんっ――――」

私は思わず、マミさんにキスをしてしまいました。
彼女を救うには、これしかないと思ったから。

「し、志筑さん・・・?」

「マミさん・・・私がいるからもう大丈夫ですわ」

マミさん。一人は寂しいですもんね。
いいですよ。私が一緒にいてあげますよ。

「うぅ・・・・・うわぁあぁん・・・・・・志筑さんっ・・・!」

気が付けば、マミさんのソウルジェムは再び黄金色の輝きを取り戻していました。
私は自分の砕けたソウルジェムをセロテープで修復します。
アロンアルファの方がよかったですかね。

「マミさん・・・孤独な猫さんは私が拾って差し上げましょう」

キリッとした顔で言います。
フフッ。モテる女はツラいですね。

「志筑さん・・・好きっ、好きよ!」

「フフ・・・焦らないで、子猫ちゃん。私は絶対に逃げたりはしないのゴフッ」

最後にノイズが入ったのをお詫びします。
でも仕方ないのです。
何故ならマミさんの拳が私のお腹にめり込んでいたから。

「志筑さん・・・大好き・・・毎日腹パンさせてね・・・?」

「ま、毎日はちょっと・・・遠慮しますわ・・・おえぇっ・・・」

「そんな・・・」

胃の中身を全て吐き出し、私はハッとします。
いけない。マミさんのソウルジェムがまた濁ってきているッ。

「う、嘘ですわ!私はマミさんの腹パン奴隷ですわ~!」

「志筑さん・・・嬉しい・・・!」

「でもやっぱり毎日はガハッッ」

マミさんはよほど嬉しいのか、私のお腹をバンバン殴ります。愛が重いよ。
バキッ・・・バキバキ刃牙バキッ。ボロッ。
嗚呼。また私のソウルジェムが粉々に。
やっぱりアロンアルファで直すべきでした。

「ハァハァ・・・志筑さん・・・私達もホテルに・・・」

「えっ!?そっ、そんな・・・早すぎますわっ」

「ホテルで・・・朝まで志筑さんに腹パンしたいの・・・」

「・・・・・。こんなの絶対おかしいですわ」

さて。
世にも不思議な腹パンカップルが誕生したところで、この物語を終わりにしたいと思います。
私はもう独りではありません。
しかし、戦いの日々は終わりませんし、希望を追い求める毎日も終わりません。 
でもマイ・スウィート☆ハニーのマミさんと一緒なら何とかなる気がいたします。愛が重いけど。
あ、あと「腹パン少女ひとみ☆ヒドカ」改め
「腹パン奴隷少女ひとみ☆ヒドカ」になりました。よろしくお願いします。

さて。ホテルに行く前にアロンアルファ買いに行かないと・・・。



まどか「腹パン奴隷少女ひとみ☆ヒドカ・・・?」 おわり




128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) :2011/03/18(金) 23:40:50.19 ID:xP0Vj0GZo
以上ですッッ。
最後まで読んでくれた方達に最大級の礼をッッ。
ではまたッッ。


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