QB「僕と契約して、モンスターハンターになってよ」

2011年06月10日 19:09

QB「僕と契約して、モンスターハンターになってよ」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(中部地方) :2011/03/18(金) 01:28:54.35 ID:iAr4bLyC0

QB「僕はオトモアイルーのキュウべぇ! 僕と一緒にモンスターを倒そう!」

まどか「私もなれるかな、モンスターハンターに」

QB「なれるさ! 君はきっと、誰にも負けないハンターになれるだろうね!」

まどか「そう……かな?」

QB「そうさ! だから僕と契約して……」

ほむら「その必要は無いわ」

まどか「ホムラチャン!」

ほむら「貴方が無理にハンターになる必要は無い」

まどか「でも、こんな私でもユクモ村の役に立てるなら、それはとってもうれしいなって」

ほむら「何度も言わせないで。貴方がハンターになる必要はない」

まどか「でも……」

マミ「それなら、体験してみるのはどう?」

まどか「マミさん!」

ほむら「巴マミ……」

マミ「幸いオトモアイルーは、ハンター二人に対して二匹まで連れていけるわ。
   私と暁美さんがクエストを受けて、キュウべぇと鹿目さんをアイルーとして登録すれば」

ほむら「まどかを猫扱いするつもり?」

QB「ネコじゃなくてオトモアイルーだってぐぇ」パァン

ほむら「貴方は黙ってなさい」

QB「いくらアイルーが不死身だからって、今のは酷いよ」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「何?」

まどか「私、行きたい!」

ほむら「本気なの?」

まどか「うん! 格好いいほむらちゃんの姿が見てみたいの!」

ほむら「ごめんなさい、もう一度言ってもらえるかしら?」

まどか「私、行きたい!」

ほむら「その後」

まどか「格好いいほむらちゃんの姿が見てみたいの!」

ほむら「行きましょう、まどか」ホムンッ!

マミ「分かりやすいわね」ニヤニヤ

ほむら「黙りなさい」

QB「それじゃあ、まずは温泉に入ろう」

まどか「温泉?」

QB「ユクモ村のハンターは狩りに行く前に温泉に入るんだよ」

ほむら「まどかと温泉!」ホムッ

まどか「マミさんの裸!」マドッ

マミ「あらあら」


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~温泉~


マミ「ふぅ……」

まどか「おっぱい……おっぱい」マミマミ

ほむら「まどかぁ……まどかぁ」マドマド

QB「いい湯だね、まどか」

まどか「そうだね、キュウべぇ」

マミ「それじゃあそろそろ上がりましょうか」

まどか「えっ! もうですか?」

QB「僕たちは遊びに来たんじゃないんだよ、まどぐへぇっ」グシャァ

ほむら「もう少しだけ入っていましょう」

まどか「そうしましょう!」

マミ「そう? 二人がそう言うなら……」

QB「わけがわからないよ」キュベーン



QB「次はドリンクだよ、まどか」

まどか「ドリンク?」

マミ「そうよ、このドリンクを飲むことで、様々な効果が得られるの」

まどか「へぇ……」

QB「残念ながら、僕達オトモは飲めないんだけどね」

まどか「そうなんだ……」

ほむら「私の飲みかけでよければあげるわ」

まどか「本当に!? ありがとうほむらちゃん!」

ほむら(まどかと間接キスまどかと間接キス)ホムーン

QB「訳がわからないよ」



マミ「さて、どのクエストを受けようかしら」

ほむら「体験なのだから、簡単なクエストでいいでしょう」

マミ「そうね、それならアオアシラなんてどう?」

まどか「アオアシラ?」

QB「青熊獣とも呼ばれる熊のようなモンスターだよ、まどか」

まどか「クマさんかぁ」

ほむら「弱いモンスターだけれど、油断しないようにしてちょうだい」

まどか「うん、分かったよ、ほむらちゃん」

マミ「それじゃあ行くわよ」

 パーポー

『クエストを準備中です』

『青熊獣アオアシラ』

『クエストを開始します』

まどか「ここが渓流かぁ、風が気持ちいいね!」

ほむら「そうね、まどか」ホムーン

まどか「景色も綺麗!」

ほむら「そうね、でもまどかの方が、その……」ホムン

 『制限時間は50分です』

まどか「↑これは?」

QB「文字通り制限時間さ。この時間が過ぎると、クエスト失敗と見なされてしまうんだ」

ほむら「……」

マミ「それじゃあ行きましょうか」

まどか「はい! マミさん」タッタッタ

ほむら「……」

QB「どうしたんだい? 暁美ほむrぐへぇ」ゴシャッ

ほむら「……」

QB「訳がわからないよ」



アオアシラ「ガオー」

まどか「あれがアオアシラ? 思ってたより可愛くないね」

QB「モンスターだからね」

マミ「それじゃあ行くわよ、暁美さん」ライトボウガン

ほむら「えぇ」ヘビィボウガン

まどか「わぁ! 格好いい銃だね!」

QB「二人とも遠距離武器のようだね、近接武器が居なくても大丈夫かい?」

ほむら「何を言っているの? そのための貴方でしょう?」

QB「え?」ポーン

アオアシラ「ガウ?」

QB「えっ ちょっ ぐへぇ」ゴシャ

ほむら「アイツが囮になっている間に片付けるわよ」バスンバスン

マミ「オッケー!」バスンバスン

アオアシラ「グガー!」フラフラ

ほむら「罠を準備するわ、敵を引きつけて頂戴」

マミ「あら、アオアシラ相手なら必要無いんじゃない?」

ほむら「まどかが居るのよ? 少しでもリスクは回避したい」

マミ「ふふっ、それもそうね」

アオアシラ「ガオー!」

マミ「こっちよ!」バスンバスン

アオアシラ「ギャイー!」ブンッ

まどか「マミさん危ない!」

マミ「大丈夫よ、このくらい!」ヒョイ

アオアシラ「ガオー!」ブンブン

マミ「どこをねらっているの!」バスンバスン

アオアシラ「ギャオー」

マミ(体が軽い!)

マミ(ソロ以外なんて初めて!)

マミ(これが協力プレイ……)

マミ(もう何も怖くない!)

ほむら「シビレ罠を設置したわ!」

マミ「キュウべぇ!」

QB「まかせてよ! ホラホラ、こっちこっち」オシリペンペーン

アオアシラ「(#^ω^)」

ほむら「……」ズバンズバン

QB「ぐへぇ」

QB「何をするんだい、暁美ほむら」

ほむら「ごめんなさい、あまりに腹がたったから」

アオアシラ「ギャオーー!」ビリビリ

マミ「罠にかかったわよ!」

ほむら「大タル爆弾起爆!」

 ドゴーーーーン

アオアシラ「グェェェ」

マミ「ラストスパートよ!」ズバンズバン

ほむら「見ていて、まどか。これが魔法少女よ」バンバン

マミ「止め! ティロ・フィナーレ!」ズバーーン

アオアシラ「ぐえええええええ!!!」


『クエストを達成しました』


WARNING! WARNING!


ほむら「――っ! 避けて!」

マミ「え?」ガブッ

 『マミが力尽きた 報酬が600z減りました』

イビルジョー「グルルルルルル」

まどか「ま、マミさぁぁぁぁぁん!」

ほむら「そんな…… 下位クエストにイビルジョーが出てくるなんて」

QB「まずいよまどか」

まどか「マミ……さん」

ほむら「っ! 逃げるわよ!」

まどか「でもっ!」

ほむら「巴マミはもう助からない」

まどか「そんな…… こんなのって無いよ……」

ほむら「モドリ玉を使うわ!」ボンッ

まどか「マミさん! マミさぁぁぁぁん!」シュシュシュ



まどか「うぅっ……マミさん、マミさん」グスッ

ほむら「まどか……」

まどか「こんなの絶対おかしいよっ!」

QB「マミの事は残念だったね、まどか」

まどか「キュウべぇ……」

QB「これでユクモ村を守れるのは、君しか居なくなった訳だ」

まどか「えっ?」

ほむら「何を言っているの? 私がいるでしょう」

QB「なら聞くけれど、君の武器はソロで戦えるような物なのかい?」

ほむら「――っ! それは」

QB「中にはヘビィボウガンでソロ狩りをするハンターも居るが、君の実力はそこまでの域に達していないだろう?」

QB「マミでさえ、ヘビィボウガンでは無理だとライトボウガンを使っていたんだから」

ほむら「くっ……」

QB「さぁ、鹿目まどか。僕と契約して、モンスターハンターになってよ」

ほむら(まさかコイツ、そのために巴マミを……!)

QB「さぁ!」

まどか「私、ユクモ村のためなら――」


??「その必要は無いわ」


ほむら「!?」

QB「君は……」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「Yes,I am.」チッチッチッ

まどか「さやかちゃん、ハンターになってたんだね」

さやか「まぁね。久しぶりだね、まどか」

ほむら「貴女は?」

さやか「あたしは美樹さやか。そんでこっちが――」

杏子「オトモアイルーの杏子だ。くうかい?」マタタビ

ほむら「遠慮するわ」ホムン

さやか「モンスターハンターさやかちゃんが来たからにはもう大丈夫。任せて、まどか」

まどか「うん!」

ほむら「…………」ギリッ

ほむら「ところで美樹さやか、貴女ハンターランクはいくつなの?」

さやか「私? HRは5だけど」

ほむら「そう、まだ下位なのね」

さやか「ムッ! そういうアンタはいくつなのよ」

ほむら「8よ」ホムン

さやか「クッ…… でもあたしだって、緊急クエストも出てるし……」

ほむら「下位ハンターなんかにユクモ村は任せられないわ」

さやか「いいじゃない、すぐに上位になってあげるわよ!」サヤーン

杏子「そうだぜさやか! あたしだって居るんだ、絶対負けないよ」

ほむら「ふっ、そんなオトモだけでジエン・モーランを倒せるのかしら」ホムーン

杏子「なんだとー!」ムキー!

まどか「大丈夫だよさやかちゃん! 私も協力するよ!」

ほむら「ダメよまどか。もう貴女をクエストに連れてはいけない」

まどか「ほむらちゃん、何でそんな事いうの?」

ほむら「そもそもハンターでも無いのに、危険過ぎる」

まどか「それじゃあ私、キュウべぇと契約してハンターになる!」

QB「よく言ったまどか! それじゃあ今すぐ契約ぐえぇ」グシャ

ほむら「分かったわ、私も付いていく」

まどか「ほむらちゃん!」

さやか「別にあんた何かお呼びじゃないんだけど?」

杏子「そうだそうだー」ニャンニャン

ほむら「別に貴女のためじゃない。まどかのためよ」

QB「全く、素直じゃないんだからぐえぇ」ゴシュ



ほむら「まどか、貴女は船の上から大砲を撃っているだけでいいわ」

まどか「わかったよ、ほむらちゃん」

杏子「オトモ同士頑張ろうぜ、まどか」

まどか「うんっ!」

さやか「それじゃあ行くわよ!」


 パーポー


『クエストを準備中です』

『峯山龍ジエン・モーラン』

『クエストを開始します』


杏子「よっしゃ! やってやろうじゃん!」

さやか「あっ 砥石忘れちゃった」ソウケーン

ほむら「……支給品でなんとかしなさい」

さやか「足りるかなぁ……」

杏子「さやか、使うかい?」スッ

さやか「わぁ! さすがじゃない杏子」

杏子「まぁな」フンス

まどか「わぁ、すごいなぁ杏子ちゃん」

ほむら「……行くわよ」

ジエン「ブモオオオオオオ」

まどか「おっきい……」

杏子「あたしはバリスタを撃つぜ!」

さやか「まどか、あたし達は大砲を撃ちましょ」

まどか「うん!」

ほむら「近づいてきたわ」バスンバスン

さやか「飛び乗るわよ! 杏子!」

杏子「任せな!」ピョン

まどか「すごい! 背中の上で戦ってる!」

ほむら「私達はここから支援攻撃よ」バスンバスン

まどか「うん!」ドカーン

さやか「うおおおおおお!!」キジンカー

さやか「あははは! あはははははは!!」ズバズバ

ジエン「ブモオオオオオオ!!!」

さやか「その気になれば、痛みだって消しちゃえるんだ!」

ジエン「ブオオオオオオ!」グワン

杏子「奴が体を動かしてる、振り飛ばされるぞ!」

さやか「っ!」ポーン

杏子「さやか!」ガシッ

さやか「杏子……」

杏子「ったく、見てらんねーっつーの」


ほむら「……ッチ」バスバス

まどか「ほむらちゃん、なんか怖い……」ドカーン


さやか「あはははははははは!」ズバズバ

杏子「そりゃそりゃ!」ニャンニャン

ほむら「クソッ! リア充爆発しろ!」キョリュウバクダーン

まどか「えい!」ドカーン

ジエン「ぶもおおおおおお!!!」

『古竜を撃退しました』

『1分後に村に戻ります』

まどか「やったぁ!」

さやか「やったね! まどか」

杏子「へっ 大した事なかったな」

ほむら(喜んでるまどかも可愛い)ホムーン

さやか「えへへ、これでHR6だね!」

杏子「やったなさやか!」

まどか「すごいよさやかちゃん!」

さやか「ありがと、それとアンタ」

ほむら「何?」

さやか「アンタもありがと」サヤーン

ほむら「……別に、大した手間でもないわ」ホムン

杏子「へっ 素直じゃねーな」

QB「彼女は照れ屋だからぐへぇぇ」ゴシャ

まどか「ほむらちゃんとさやかちゃんが居ればユクモ村は安心だね!」


 そう。その時私は、そう思っていたのです。
 ところが……


さやか「見てよまどか! ついにHR7だよ!」

まどか「すごいよ! この前上位に上がったばかりなのに」

杏子「さすがあたしのご主人だぜ」

さやか「まぁねー」フンス

ほむら「喜んでいるところ悪いけれど、HR7からは次元が違うわよ」

さやか「何よー、あたしに追いつかれそうで焦ってるわけ?」

ほむら「そう思うなら思っていればいいわ。ただ、火山にだけは気をつけなさい」

さやか「火山なんて下位でも行ったことあるし、大丈夫だって」

ほむら「……忠告はしたわよ」

まどか「ほむらちゃん……」

QB「さやか、火山にはピッケルを持って行くといいよ」

さやか「分かってるわよキュウべぇ、鉱石ならあたしも欲しいし」

QB「違うんださやか、上位の火山では下位とは比べものにならないほど優秀なお守りが取れるんだよ」

さやか「本当に!?」

杏子「そいつは行くしかねぇな!」

まどか「お守り?」

QB「正確には護石と呼ばれるものだね。モノによってはハンターの力を大幅に高める効果があるんだ」

まどか「へぇ、それじゃあさやかちゃんはもっと強くなれるね!」

さやか「よし! あたし採取ツアーを受注してくる!」

まどか「頑張って! さやかちゃん!」


 ~火山~

さやか「あははは! あははっははは!」カンカン!

杏子「うおおおおおお!!」ホリホリ

??「…………」ゴゴゴ

さやか「ん?」

ウラガンキン「ゴアアアアアアアアア!!!」

杏子「さやか!」

さやか「へへん! ウラガンキン如き、あたしの双剣のサビにしてやるわよ!」シャキーン

        ・
        ・
        ・

まどか「へぇ、それでウラガンキンを倒したんだ!」

さやか「まぁね、この前見つけた神おまのおかげかな」フンス

杏子「さすがさやかだぜ!」

ほむら「言ったはずよ、火山には気をつけなさいと」ホムッ

さやか「アンタまだそんな事言ってるわけ? あたしの話聞いてた?」

ほむら「えぇ、だから忠告に来たの。もう炭鉱夫はやめなさい」

さやか「何言ってんのよ、これからt5k9の護石を掘りに行くんだから」

ほむら「……そう、止める気が無いなら、貴女にはここで死んでもらうわ」ガチャ

さやか「な、何を言って――」

杏子「ッ!」ガシィ

ほむら「は、離しなさい!」ホムホム

杏子「行け! さやか! ここはあたしに任せろ!」

さやか「杏子……」

杏子「いけぇぇ!」

さやか「うん!」ッタッタッタ

まどか「……あう」オロオロ

ほむら「……やってくれたわね」

杏子「お前こそ何のつもりだよ!」

まどか「そ、そうだよほむらちゃん!」

ほむら「……このままでは、取り返しの付かないことになる」

杏子「そいつは一体……」

ほむら「彼女の心は、炭鉱に取り込まれてしまった」ホムッ


 ~火山~


さやか「あはははははははは!!」カンカン

さやか「すごい! 古おまが9個も!」

さやか「まだまだ出てくる! あははははは!」カンカン

さやか「あはは! 本当だ、テーブルを固定すれば神おまだって出てくるんだ!」メキメキメキ

さやか「あははははっはははは!!」バキバキバキ

杏子「さやかあああああ!!」

さやか「きょう……こ」

杏子「はぁ、はぁ……探したんだぞ」

さやか「……ねぇ、杏子」

杏子「あん? なんだよ」

さやか「こんなの、ハンターの仕事じゃないよね」

杏子「まぁ確かに、最近はモンスターを狩るのがミニゲームみたいになってるけどさ」

さやか「あはは、そうだよね…… あたしって、ほんとバカ。こんなんになるまで気づかないなんて」メキメキ

杏子「おい……さやか?」

さやガンキン「う、うああああああああ!!!」ガンガン ガンガン

ウラガンキン「ゴアアアアアアアアアアア!!!!」

杏子「さやかああああああああああ!!!」



まどか「そんな……モンスターハンターは、いつかモンスターになっちゃうの?」

ほむら「えぇ、お守りの魅力に取りつかれ、炭鉱夫となった者はいつかウラガンキンになってしまうの」

まどか「そんな……」フラッ

ほむら「まどかっ!」ガシ

まどか「ごめんね、ほむらちゃん。少し、ひとりにして……」

ほむら「……分かったわ」ツカツカツカ


~まどかの部屋~

QB「やぁ、まどか」

まどか「…………」

QB「開けてくれないかい? 話がしたいんだ」

まどか「私達を騙してたの?」

QB「騙すという行為自体僕達には理解出来ない」

QB「認識の相違から生じた判断ミスを後悔するとき、なぜか人間は他者を憎悪するんだよね」

まどか「何で、こんな事……」

QB「まどか、君は何故モンスターが絶滅しないか考えたことはあるかい?」

まどか「それは、沢山いて、繁殖しているから……」

QB「確かにそれは正しい。だけど、事実の一側面しかないんだ」

QB「君はこの世界に、どれだけのハンターがひしめき合っているか分かるかい?」

QB「このとてつもない数のハンターが昼夜と問わず狩りをする……モンスターの需要に供給が追いつかないんだ」

まどか「だから、ハンターをモンスターにするの?」

QB「誤解しないで欲しいな、僕達がハンターをモンスターにしている訳じゃない」

QB「あくまでハンターの欲が、モンスターを生むんだ」

QB「お守りにとりつかれ、炭鉱夫となる者。紅玉ほしさに、リオレイア稀少種を乱獲する者。
   碧玉が出ないと、ジンオウガに何度も挑む物。称号欲しさに、金冠サイズを探す者。
   トンカチを出すため、渓流で木こりになる者」

QB「彼らはハンター本来の目的を逸脱し、彼ら自身から人間を辞めていくんだ」

まどか「でも! そんなの誰も望んでない! キュウべぇはこんな事おかしいって思わないの?」

QB「君たちの人類の価値基準こそ僕らは理解に苦しむな」

QB「彼らはハンターとして大きな力と、特別な権限を手に入れるんだ。これは奇蹟の正当な対価だよ」

まどか「…………」

QB「君はおそらく最強のハンターとなり、最悪のモンスターとなるだろう」

QB「生態系のためにモンスターになる気になったら、いつでも声をかけてくれ」シュン

まどか「うぅ………」


~さやかの部屋~

杏子「くそっ!」ガン!

QB「やぁ杏子」

杏子「てめぇ! どのツラさげてこんな所に来やがった!」

QB「荒れてるようだね」

杏子「……モンスターになったハンターがもとに戻れる事はあるのか?」

QB「どうだろう。少なくとも前例は無いね」

杏子「お前でも分からないって事か」

QB「ただ、君達ハンターは自分の何倍も大きなモンスターを打ち倒す不可能を可能にする存在だ」

QB「今更どんな不条理を起こしたところで、不思議ではないよ」

杏子「方法はあるのか?」

QB「あいにくだが、助言のしようがないよ」

杏子「…………」


~集会浴場~

まどか「…………」

杏子「………よぉ」

まどか「!? 杏子ちゃん!」

杏子「少し話がある。着いてきてくれるか?」

まどか「話ってなに?」

杏子「あたしは、さやかを救いたい」

まどか「…………」

杏子「さやかはウラガンキンになっちまったけど、あいつの尻尾を切ったら、中からポロっとさやかが出てくるかも知れないだろ?」

杏子「そういうもんじゃん、愛と勇気が最後に勝つお話って」

杏子「あたしは、希望がある限り諦めたくないんだ」

まどか「杏子ちゃん……」

杏子「協力してくれるか?」

まどか「うん!」

杏子「ヘヘ……おまえって変なやつだな。くうかい?」マタタビー


~火山~


ウラガンキン「ガンガン! ガンガン! ゴアー!」

杏子「攻撃はあたしが引きつける! お前は後ろでさやかに呼びかけるんだ!」

まどか「さやかちゃん! 私だよ! まどかだよ!」

ウラガンキン「ゴアアアアアアアア」

まどか「さやかちゃん、ユクモ村を守りたいって言ってたよね!」

ウラガンキン「ガンガン!」

杏子「ぐああ!」

まどか「きょうこちゃん!」

杏子「あたしの事はいい! 呼び続けろ!」

杏子(さやか……)

ウラガンキン「ゴアアアアアアアアアアアアア!!」ゴロゴロ

まどか「きゃぁっ!」

杏子「てめぇ! 自分の親友に何してんだ!」ズバァ!
 
ウラガンキン「ゴアアアアアア」

杏子(神様……こんな人生だったんだ。最後くらい、幸せな夢を見せてくれたっていいだろ?)

杏子(さやか。あんたと狩りに出かけた日々、すげぇ楽しかった)

杏子(捨てアイルーだったあたしを拾ってくれたあんたのおかげで、あたしは救われたんだ)

杏子(なぁさやか。あたし達、もう一度やり直せないかな……)

ほむら「まどか!」

杏子「お前……」

ほむら「あれが、美樹さやかね……」

杏子「お前はそいつを連れて逃げろ」

ほむら「!?」

杏子「そいつが大事なんだろ? ここはあたしに任せろ」

ほむら「……クッ」シュン

杏子「へっ……」タルバクダン

ウラガンキン「ガンガン! ガンガン! ゴアー!」

杏子「安心しろよ、さやか」シュゥゥゥ

杏子「一緒にいてやるよ」シュゥゥゥ


杏子「一人ぼっちは、寂しいもんな……」カッ


 ゴォォォォォオォォオォォォン


      ・
      ・
      ・

 ~ほむらハウス~

ほむら「彼女に、美樹さやかをもとに戻せる可能性はあったの?」

QB「あるわけないじゃないか。彼女はあくまでオトモアイルーだよ?」

ほむら「………意味のない嘘はつかないんじゃなかったかしら?」

QB「意味のない嘘はね。でもこれで、君は囮に出来るアイルーを失った。囮なしのガンナーは辛いだろう?」

QB「なら、まどかをハンターにするしかないよね?」

ほむら「……消えなさい」

QB「………」シュン


 ~回想~


ほむら「もうすぐユクモ村につくなぁ」

ほむら「温泉地っていうし、楽しみ」

 バチバチ

ほむら「ほむ?」

ジンオウガ「ガオオオオオオオオオオン!」ドヤッ

ほむら「も、モンスター!?」

??「あぶない!」ヒュン

ジンオウガ「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」

ほむら「あわわ……」

まどか「もう大丈夫だよ」ユミ

マミ「さぁ、一気に決めるわよ!」ライトボウガーン

まどか「はい!」

ドゴーン

ズバーン

ほむら(すごい……)

ほむら(これがハンターの力)

ジンオウガ「ギェェェェェェェ!!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

     ・
     ・
     ・

マミ「危ないところだったわね」

ほむら「あのっ! 助けていただいてありがとうございます!」ホムッ!

まどか「そんなに畏まらないで。私は鹿目まどか。ユクモ村でハンターをしてるの」

マミ「私は巴マミ。同じくハンターよ」

ほむら「暁美ほむらです!」


 こうして私は、幾度も彼女たちに同行し、狩りを体験した。
 それは、とても楽しいことで……

 そして、ある日。


ほむら「アマツマガツチ?」

マミ「えぇ、天災そのものと呼ばれる古龍よ」

ほむら「強いんですか?」

まどか「戦ったことがないから分からないけど、古龍っていうくらいだし……」

マミ「心配しないで、暁美さん。モンスターなら、私達になとか出来るはずだから」

ほむら「でも……」

まどか「それじゃあ、行くね」

           ・
           ・
           ・

ほむら「マミ……さん?」

まどか「ほむらちゃんは隠れていて。アマツマガツチも弱ってきてる」

ほむら「でも! マミさんが……マミさんが!」

まどか「じゃあね、ほむらちゃん」

ほむら「まどか! まどかぁぁぁ!!」

           ・
           ・
           ・

まどか「………………」

ほむら「そんな……死んじゃうって分かってたのに……」

ほむら「まどかさんと、もう一度会いたい……」

QB「それが君の願いかい?」

ほむら「!?」

QB「君には、ハンターになる資格がある」

ほむら「私が……?」

QB「そうさ。さぁ、僕と契約をするんだ。そうすれば、彼女を生き返らせることも可能かもしれないよ?」

ほむら「なる。契約するわ」

QB「君は、どんな武器でモンスターを狩るんだい?」

ほむら「弓……まどかと同じ、弓がいい」

 ピカァァ

         ・
         ・
         ・


ほむら「こうして私は、モンスターハンターになった」

まどか「えっ? ちょっと待ってよほむらちゃん。私死んでるんだけど」

ほむら「そうね、だからこの話には続きがあるの」

         ・
         ・
         ・

 私はそれから、ハンターとなってユクモ村を守ることにした。
 それでも私は弱くて、まどかのようには戦えなくて……

 だから、強い武器を探すことにしたわ。
 火山で見つかるという、太古の装備を求めたの。

 そしてある日……

ほむら「はぁ……はぁ……」カンカン ボロ

ほむら「っ! これは、弓?」

 それは古ぼけた弓だった。
 私はをれを持ち帰り、鑑定の末に何度も強化を重ねたわ。

 そして出来上がった装備。
 それが……




ほむら「アムニス」




まどか「アム……ニス?」

ほむら「悠久の時弓『アムニス』。時の矢を放つことが出来る、伝説の弓」

まどか「伝説……」

ほむら「その弓は、時の流れに沿ってただ前へ前へと進む」

ほむら「ならば、その矢を後ろに射ったら?」

まどか「時が、後ろに……!」

ほむら「そうよ。そうして私は過去に戻ることができた」

ほむら「それから何度も、貴女が死なないように、モンスターにならないように手を尽くしてきた」

ほむら「それでも、未来は変えられなかったわ……」

まどか「ほむら……ちゃん」

ほむら「もうすぐ、アマツマガツチが来る」

まどか「アマツマガツチ……私が殺された……」

ほむら「まどか、貴女はユクモ村から逃げなさい」

まどか「そんなの……そんなの出来ないよ! ほむらちゃんを置いていくなんて」

ほむら「ユクモ村は私が絶対に守る。約束するわ」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「さようなら、まどか。今度こそ、貴女を救うわ」

まどか「……………」

                 ・
                 ・
                 ・


~村から離れる馬車の中~


まどか「…………」

QB「本当によかったのかい?」

まどか「…………」

QB「このままじゃ、暁美ほむらは負けるだろうね」

まどか「どうにか、出来ないの?」

QB「どうしようもないね」

まどか「…………」

御者「うわあああ!!」ガタガタ

村人「アマツマガツチだ!」

村人「俺達の村が……」

まどか「何……あれ……」

アマツマガツチ「ギャオオオオオオオオ!!」

まどか「あれと、ほむらちゃんは戦ってる……」

まどか「っ!」ガタン

村人「お、おいお嬢ちゃん!」

まどか「………」ッタッタッタ

まどか(行かなきゃ! ほむらちゃんの所へ!)

               ・
               ・
               ・


~ユクモ村~

ほむら「くっ……」ズバンズバン

アマツマガツチ「ギャオオオオオオオオオ」

ほむら(駄目だ! 私の腕じゃヘビィボウガンを扱いきれない……)

ほむら(弓は……駄目だ、コイツに有効な弓は持ってない。覇弓もセレーネも、乱獲が必要な武器……モンスターになってしまう。
     アムニスも、下手に使って壊したら過去に戻れなくなる……)

アマツマガツチ「ギョエエエエエエエエエエエエ!!」

ほむら「クッ……」

まどか「はぁ、はぁ」

ほむら「まどか!?」

まどか「これが、あのユクモ村……」

まどか「ひどいよ、こんなのって無いよ……」

QB「でも、君ならこの状況を覆す事が出来る」

まどか「キュウべぇ……」

QB「嘆きも、滅びも、すべて君が覆せば良い」

QB「僕と契約して、モンスターハンターになってよ」

まどか「……ならない!」

ほむら「!?」

QB「どうしてだい?」

まどか「私がモンスターハンターになれば、悲しむ人がいる。だからならない」

QB「でもこのままじゃ、暁美ほむらは負けてしまうよ?」

まどか「だから、私も戦う!」

QB「訳がわからないよ。君に戦うすべはないだろう?」

まどか「ううん、あるんだよ、キュウべぇ」スチャ

ほむら「それは!」

QB「オトモ武器? それで何をする気だい?」

まどか「私がほむらちゃんのオトモアイルーになる!」

ほむら「駄目! まどか!」

まどか「知ってる? ほむらちゃん。アイルーは不死身なんだよ?」

アマツマガツチ「ギャオオオオオオオオン!」

まどか「はぁぁぁぁぁぁぁ!」ザシュ! ザシュ!

ほむら(ダメージは少ないけど、注意がそれてる!)

アマツマガツチ「ギョエエエエエエエエ」

ほむら(いまなら!)ガチャコッ

ほむら「喰らいなさい! この時のために調合した取っておき!」

アマツマガツチ「グウウウウウ?」

ほむら「滅龍弾!」


    ドゴオオオオオオオオオオオン


      ・
      ・
      ・

ほむら「ボルボロスが逃げたわ! そっちで罠を!」

まどか「オッケー!」ピッピッピ

ボルボロス「ゴガアアアアア」ビリビリ

ほむら「睡眠弾っ!」

ボルボロス「ゴ…ゴゴ……」Zzzzz

まどか「やったぁ!」

ほむら「やったわね、まどか」

 
 私たちは、今でもハンターを続けている。
 この生活が、いつまで続くかは分からない。
 
 それでも、私たちは信じている。

 たとえ何があっても、オトモとハンターの絆は切れないって。


                                THE END



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コメント

  1. アフォな名無し | URL | -

    Re: QB「僕と契約して、モンスターハンターになってよ」

    まさか炭鉱夫ガンキン化ネタが出るとはwww

  2. 名無し―ネームレス― | URL | -

    Re: QB「僕と契約して、モンスターハンターになってよ」

    ガンキン親方にそんな壮絶なルーツがあったとは・・・

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