憂「00ライザー目標を駆逐します」

2010年12月24日 19:25

憂「00ライザー目標を駆逐します」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 04:28:43.72 ID:dF88iC0X0
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2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 04:32:22.72 ID:dF88iC0X0

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「・・・・・・・・・・だ・・・・・」

「・・・・・・・・・・ん・・・・・・き・・・・・」
愛しい人が語りかけてきたまでは覚えてる
暖かくなって心を満たしてくれた
万華鏡の様に綺麗なその顔を思い出すのに時間などかからなかった

それは---

「お姉ちゃん!」ガバッ

辺りを見渡すと生命の育みとは無縁な荒野
先ほどの心とは正反対の世界を形づくっている

「起きたか」

声に導かれそちらを向く

憂「ひっ」

大破し花が咲き誇り膝をついた機体の前にあるその姿は正に人間
だが違うのは、右手がないその金属のような体

否--正に金属そのものであった

その男が近づいてくる度にシャリシャリと金属をすりあわせているような
音が荒野に反響する

憂「ごごご、ごめんなしあ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あなたは」

噛み、声がフルフルと震えているのが自分でもわかる
それは今正に肉食動物に食い殺されそうな草食動物のそれに似ていた

「俺が誰かなんてどうでもいい」

「伝えたい事がある」

どうやらとって食われるわけではないらしい
ホッと胸を撫で下ろして呼吸を落ち着け、聞き返す

「つ、伝えたい事ですか?」

「そうだ、ここはお前があの爆発に巻き込まれてから5年後、お前はずっと眠り続けていた」

憂「5、5年後!?」

気づかなかったがよく見ると髪が大分伸びている

憂「ふぇぇ」

嘆いていても仕方ない、話の続きに耳を傾けた

「これを聞いてどうするのかはお前次第だ」

憂「は、はぁ?」

「この世界は滅んでいる」

憂「え・・・・?」

憂は冗談だと思った、唯がイノベイター純粋種に覚醒し、心を通わせ、人々は分かり合えると
確信していたから。

憂「そ、そんな格好で冗談言われても困りますっ」

憂「お姉ちゃんがきっと人々を・・・」

「1年前人類を滅ぼしたのは、平沢唯だ」

憂「へぁ?」

自分でもわかる程、間抜けな声がでた

頭がまわらず、その言葉を理解するのに、数十秒かかったと同時に怒りが
こみあげてきた

憂「お姉ちゃんの悪口は許さないもん」

「嘘だと思うなら確かめてくるといい」

どこからか粒子音がする

--と聞こえてきたと同時にファングらしきものが、粒子を纏った輪を
つくり憂にむかって輪を通らすように駆けていった

憂「きゃぁーーーーーーーーーーーーー!!」

叫び声が終わったと同時にそこに憂の姿は無かった

「・・・・種はとんだ・・・・」

そこに別の粒子音が聞こえはじめた

「やっと見つけたよ」

「お前か」

「ふふ」

「しんじゃえ」

彗星のごとくビームサーベルが金属の体へと接触しそうになる

「俺は・・・ガンダムになれなかった・・・」

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憂「あれ?ここ・・・」

気づくとそこは木の匂いが漂う昔見慣れた桜ヶ丘の講堂

憂「さっきの何だったんだろう」

憂「それに私あの時、律さんに撃たれて、その後お姉ちゃんの意識の中で会って・・・」

ガガガガ!と扉が開く音がし、元気そうな声が講堂へこだまする

女生徒「今日バスケだってー!」

女生徒「えぇーやだなぁ」

女生徒「あれ?」

桜ヶ丘の生徒であろうその子は、こちらをちらっと見ると頬を染め、モジモジしだした

女生徒(下乳みえてる・・・///)

憂は自分の姿を見、所々破れたパイロットスーツのままの状態に気づくと 顔を真っ赤に染め、胸を隠しながら講堂から走って逃げ出した

憂(はぅぅ・・・恥ずかしいよぉ///)

猛ダッシュでトイレへ駆け込み、鍵をかける、そこで今置かれている状況等を整理しはじめた

憂「たしかあの変な夢をみて・・・起きたらパイロットスーツを着て桜高の講堂にいて・・・」

憂「これ着てるって事は、律さんとの戦闘後のはずだよね」

憂「ってそれだけしか分からないよ・・・」

憂「ここにいても仕方がない、恥ずかしいけどジャージもないし、家に帰ろう・・・」

カギを外し、その豊かな胸をゆらしながら走り、桜高を出、帰路へとつくがすれ違う人すれ違う人から驚きの声が耳につく

憂(なんか胸が大きくなってるような・・・走りづらい・・・)

憂(あぅ~・・・///)

安心できる我が家に帰ってくると植木鉢の下にある鍵を素早く取り、衝突するように鍵を開け、靴を揃えて脱ぐ

憂(お姉ちゃんいるかな)

憂「お姉ちゃ~ん?」

大声を出し、愛しき姉を呼ぶが、フワフワとしたあの声が
返ってくる事はなかった

憂「部活かぁ」

リビングへ行き、心を落ち着かせる空間に居座るとテレビをつけ、畳んであった服へと手を伸ばす

憂「な、なんか埃がいっぱいついちゃってる」

しばらく自分が家を離れていたからであろうか、部屋の隅にも少し埃が積もっていた

憂「お姉ちゃんったら、掃除してくれなかったのかな」

愛用のエプロンをつけ掃除用具をひっぱり出し、洗濯機を回し、テレビに耳を傾けながら部屋を綺麗にしていく

姉の事を思えばその行為も決して苦ではなかった

姉が喜ぶ姿を想像しながらニコニコしていると、テレビから驚くべき情報を耳にする

「各国家郡はソレスタルビーイングの壊滅から地球連邦と名を改め、発足してから3年余り、
先日起こった内乱も政府直属の独立治安維持部隊「アロウズ」の活躍により鎮圧され・・・」

憂「CBが壊滅!?」

憂(どういう事なの・・・?地球連邦!?それに3年余りって・・・)

頭に混乱という事柄が巻き起こる、そこで一人の男の声が頭の中に
吸い付いていった

「ここはお前が爆発に巻き込まれてから5年後」

憂「狂った年月・・・あの時のままパイロットスーツで講堂にいた私、そしてこのテレビの言っている事」

そこから導き出される答えは--

憂「時系列が歪んでる!?」

物理法則を捻じ曲げているその事象は憂を呆然とさせる要素には十分なものであった

憂「と、とにかくお姉ちゃんの無事を確認しなきゃ」

頭をクリアにし、掃除機を置き、自分の部屋から少し窮屈になった制服を着、長くなった髪を整え、家を出る

そう目指すは--

憂「学校なら誰かいるかもしれない!」


--桜ヶ丘高等学校--

憂「はぁはぁ・・・えっと、お、お姉ちゃんがいそうな所・・・軽音部だっ」

心臓が張り裂けそうなスピードで階段を上がり、いつも音符が零れていた部屋へと入る

憂「はぁはぁ・・・いないよぉ・・・」

憂(!!そうだ、あれから3年後って事はお姉ちゃんいないんだ)

肩をガックリと落とし、肩で息をする憂に後ろから近づく影があった

「あ・・・あなたは?」

憂「さわ子先生?」

さわ子「う、憂ちゃん!?」

さわ子は目尻に涙をためながら、憂を強く、しかし優しく抱きしめた

さわ子「あなたよく生きて・・・」グス

憂(そうだ、私死んでる事になってるんだ)

憂「は、はい、あのお姉ちゃんは?」

さわ子「・・・・・・・・・・・いの」

憂「え?」

さわ子「唯ちゃんは和ちゃんと戦ってから行方が分かっていないの・・・」

憂の頭にガンッと鈍器でたたかれた様な衝撃が走った、と同時に眼に涙が溜まっていくのが分かる

憂「ぞんなお姉ぢゃんは・・・」

制服にシトシトと水の跡が染み渡っていく

さわ子「大丈夫よ・・・唯ちゃんならきっと!」

確信がない事をなぜ信じられようか、だが信じざるをえなかった憂はそれに同意する

憂「はい・・・」グス

そこで憂は胸につかえていたいくつかの事をきく事にした

憂「先生、私が爆発に巻き込まれてから、何年たったんですか?」

憂「それにニュースで見たんですがCB壊滅って・・・」

さわ子「えっ?あれから3年とちょっとくらいね、ソレスタルビーイングはね」

さわ子「機体や太陽炉を残して、全マイスターの行方が分からなくて・・・動くに動けないのよ」

憂「澪さんと紬さんもですか?」

さわ子「えぇ・・・」

さわ子「憂ちゃんは今までどこにいたのかしら?」

憂は正直にいおうか迷った、正直にいった所で信じてもらえるか、しかし今はあの事は言わずにそっと心にしまう

憂「それが分からなくて、気づいたら講堂にいました」

さわ子「講堂に?それ以外は?」

憂「すいません、本当に分からなくて」

さわ子「そう・・・」

さわ子は納得いかなそうな顔をし、頷いてみせた

それでも本当によかったわと言いさわ子は再び憂を抱きしめる

グルルルル
さわ子(う、お腹が痛くなってきちゃった)

憂(どうしたんだろう、無言でさわ子先生動かなくなっちゃった)

憂「あのせんせ・・・」スッ

さわ子「動かないで!!」クワッ

憂「はひっ」

さわ子(いまのでまた波が強く)

さわ子「動くも地獄、動かぬも地獄)

さわ子「憂ちゃん・・・少しずつ・・・絶対に振動をあたえないように・・・離れてちょうだい」

憂(な、何だろう)

憂「はい・・・」ソーッ

さわ子(ん?あ、あれは私がお昼休みに部室で食べてたバナナの皮のゴミ)

さわ子「ちょ、まっ」

憂「あっ」ツルッ

なぜか後ろにあったバナナの皮に足をとられ、かなしいかな、

人はバランスを崩した時に何かに捕まろうとする修正がある
それは憂も例外ではない

そしてあろう事か憂が掴まろうとしたのはさわ子のお腹であった

グニッと音がし、掴まろうとするが掴みきれずさわ子の足の間に
バンザイをした形でコテンと倒れてしまった

さわ子「アフ]

次の瞬間、憂が見たのはナイアガラの滝さながら、いやババナガラの滝がさわ子のお尻を
膨張させ茶色の流れ星となって憂の眼の前におちてくる

憂「もっ!!!!!!!」

憂は間一髪その身を引き、ババナガラの滝がババゾン川に変わっていく

そしてうんこを垂れ流しながら、体を障壁させるさわ子は文字通り正に
畜生であった

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憂「クサッ!掃除おわりました?ばば子先生」

さわ子「えぇ、ごめんなさいね」

憂「あのっ」

さわ子「なにかしら?」

憂「それで、お姉ちゃんが望んだ世界は実現したんですか?」

さわ子「・・・・・統一はしたわ、いえ正確にはしつつある、でも唯ちゃんが望んだ世界には変わらなかった」

憂「え?」

さわ子「国家郡は統一し、正規軍を結成したわ」

さわ子「でもそれとは別に政府直属の独立治安維持部隊「アロウズ」が結成された」

さわ子「表向きは聞こえはいいけど、やっている事は、思想の弾圧や反連邦組織の虐殺」

さわ子「メディアに圧力をかけて、その事はもみ消されている」

さわ子「知っているのは、情報力に豊かな組織のみ」

憂「そんな・・・まだ争いは戦争は起こっているんですか」

さわ子は虚ろな眼をし、窓から虚空を眺める

さわ子「つい先日の事よ、コロニープラウド重量工業区画という所で反連邦組織カタロンが騒ぎを起こしたの」

さわ子「目的はアロウズによって捕らえられた、奴隷の様な働きをさせられる仲間の救出」

さわ子「でもね、それは失敗に終わって救出にきたカタロンのMS、艦」

さわ子「挙句には、弾圧にきた、アロウズの対人兵器、
    新型のオートマトンのテストによりほぼ全ての人が虐殺されてしまったのよ」

憂「なんで!反連邦組織なんかつくっちゃうの・・・」

床にドンッと強く踏みしめた疑問がぶつかる、茶色い物が少し飛んだ

さわ子「・・・」

憂「・・・」

さわ子「この世は化石燃料がなくなり、太陽光エネルギー主体になったのは知ってるわよね?」

憂「はい」

さわ子「連邦はその太陽光システムの総エネルギーを、盾に大国をいいなりにさせて、
    指示に従わない国にはエネルギーを与えず見捨てようとしている]

さわ子「そして統一を急ぐ余り、アロウズを使って、反対勢力を鎮圧」

憂「それじゃあこのままじゃ連邦の独裁になるって事・・・」

憂は歯を食いしばった、それはあの時の輝くような想いとは違う、世界の現状に怒りがこみ上げてきたからだ

憂「変わってない・・・」

憂「あの頃から何一つ!!」

さわ子「う、憂ちゃん!?」

憂「そんな物求めてなかった!」

いつもマシュマロのように柔らかく笑っていたはずの、その顔からは想像がつかない程怒りがにじみでている

憂「こんな世界求めてない!」

憂「お姉ちゃんも!私も!」

さわ子は次の言葉に唯の面影が浮かぶ

憂「破壊しなきゃ」

さわ子「ちょtt」

憂「こんな世界、私が駆逐します!」

さわ子「憂ちゃん落ち着きなさい、あなたはまだ変革したこの世界の事をまだよく分かっていないわ」

憂「だからこそですよ!」

なだめようとした憂から思ってもいない言葉が返ってき、ハテナマークが飛び交う

さわ子「え?」

憂「私は世界を知らな過ぎます、だからっ」

憂「私は私の眼で見る!世界を!」

憂の意志は強くどんな強い兵器でも破壊する事ができない、その意志を感じ取ったさわ子は--

さわ子「そう・・・わかったわ、唯ちゃん用に設計しつくりあげた機体」

さわ子「あなたなら、憂ちゃんなら使いこなせるかもしれない、起動テストは終わってないんだけどね」

憂「お姉ちゃんの・・・機体?」

さわ子「えぇ、ただパイロットは、あなたしかいないわ、それでも擬似太陽炉をつんだガンダム達アヘッドと」

一旦言葉を切る

さわ子「世界と戦うというのね?」

かっこつけて、おちゃらけて唯のように答えた

憂「むろんだっ」ニコッ

さわ子「ふふ、ソレスタルビーイング復活ね」


--プトレマイオス--

ブリッジにつくと笑顔のまま頭をペコリと下げた

憂「初めまして!いつも姉がお世話になってました!」

曜子「あなたが唯ちゃんの妹の憂ちゃんだよね、私は佐々木曜子よろしくね」

しずか「私は木下しずかっていうの、よろしく」

アカネ「佐藤アカネよ、今後ともよろしくね」

興味津々にブリッジを見回す

憂(わぁぁぁぁ、ここがお姉ちゃん達がいつもいた母艦)

アカネ「先生、CB復活と待望のパイロットがきた所でこれからどうするんですか?」

さわ子「それが、ヴェーダは、誰かに掌握されてからアクセスできないままだし何からすればいいのか・・・」

しずか「実際あれだけの犠牲を払って、連邦政府ができても、世界は変わらなかったですしね・・・・」

少しピンと張り詰めた空気が船内を包む

曜子「し、しずかちゃん!」

しずか「ご、ごめん」

憂「あは・・・いいんです、お姉ちゃんもみなさんもきっと生きてますから、律さんはその・・・」

語尾に進むに従って勢いがなくなっていく

さわ子「りっちゃんはきっともう気にしていないわ、唯ちゃんの力で分かり合えたんでしょう?」

憂「はい!!」

さすがと言ったところか、大人という立場として、さわ子なりに元気を出させようとする

さわ子「ならいいわね、それにしてもあなた本当胸大きいわねぇ、ちょっと触らせてみなさい」モミッ

憂「ぁん・・・・///」

さわ子「いい反応」モミモミ

憂「んっんっんっんっ・・・・だめっ、だめだよぅ・・・・///」

さわ子「ほいさっさっさー」

憂「や、やめてください///」バシッ

さわ子「そげぶ」バリン

曜子「さわ子先生がジャイロ回転しながらブリッジに跳ねかえってるわ・・・」

アカネ「めがねも割れて眼につきささってるわね、ちょっと血とばさないでください!」

さわ子「ヘケケ」

しずか「アッー!」

憂はというとさわ子なりに元気づかせようしてくれるのに気づいたのだろう、もうさっきまでの空気はなかった

ヘケケケケケケケケケ憂「あの、私戦います!」ヘケケケケケケケケケ

ヘケケケケケケケケ曜子「え?」ヘケケケケケケケケ

ヘケケケケケケケケ憂「世界に変革を促したのがCBで、ヘケケケケケケそれがこんな世界になってしまったのが罪っていうなら、

ヘケケケケケケ世界にまた変革を促す事でしか罪はつぐえないんだと思うんです」ヘケケケケケケケ

ヘケケケケケ曜子「憂ちゃん・・・」ヘケケケケケケケ

アカネ「ヘケッ」コクン

しずか「ヘケッ」コクン

曜子「ヘボェ」

憂「」ドゴッ

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さわ子「なんだか悪い夢をみていたようだわ・・・それになんかブリッジが血だらけなんだけど」

アカネ「あれ?なんか綺麗な女の人が河でおいでおいでしてるわ」ポケー

憂「それオカマですよ」

曜子「さっきの憂ちゃんの言葉私もその通りだとおもうわ」

しずか「オカマ?」

曜子「その前」

しずか「そうね!じゃあ決まりね」

アカネ「えぇ」

さわ子「ならCBが創った罪の一つ紛争対象は一方的に弾圧を行っている武力集団アロウズよ!」キリッ

憂「」スッ

さわ子「憂ちゃんもうやめて子供うめない体になっちゃう」

憂「アロウズ・・・そうですね!ケジメをつけるためにも!!」

ピピッ
とそこに電子音が鳴ると曜子は珍しいと呟いて画面に映し出された文字を読み取る

曜子「監視者さんから暗号通信です、人革領、反政府収容施設」

曜子「秋山澪を発見!?」

みんな驚いたような顔をしている、そしてそれは驚から喜に変わる瞬間でもあった

しずか「澪が!?」

アカネ「連邦に捕まっていたのね・・・見つからないはずだわ」

憂「さわ子先生!」

さわ子「ええ、澪ちゃんを助けにいくわよ!」

憂曜子しずかアカネ「はいっ」

あっと声がし思い出したかのように、少し心配そうに、憂を呼び止めるとさわ子は人ごとのようにいった

さわ子「憂ちゃん、部室で伝えた通りまだ機体の起動テストをしていないの」

憂「あっふぇぇそうでしたね」

さわ子「それでもうぶっつけ本番になっちゃうけどいいかしら?」

曜子「さわ子先生操縦方法の事は・・・」

さわ子「あぁ、憂ちゃん操縦は楽器でするのよ」

憂「ええええ・・・」

クスッと笑うと、いじわるそうに憂の顔を見つめる

だがその顔は全く心配してない様子でもあった

さわ子「期待通りの反応ね、まぁ元々唯ちゃんの為の機体だから・・・
    唯ちゃんからギター憂ちゃんに教えてもらってるって聞いてたから憂ちゃんなら大丈夫でしょ」

憂「は、はぁ・・・」

さわ子「機体の名前は・・」

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新生CBの初ミッション、不安と緊張が息交える中
駆動音がゴゥンゴゥンとその気持ちを意気立たせる

憂はそこでかつて姉がのってるのに似た青と白を基調とした機体の前に眼を輝かせて足を震えさせていた

憂「これがOO、Oガンダムとエクシアの太陽路をのせた機体、お姉ちゃんと和ちゃんと私のガンダム」

苦楽を共にした3人、不意に幼少時に砂場で一緒に遊んでいた事を思い出し顔がにやけてしまう

さわ子「憂ちゃん準備はいいかしら?」

憂「はい!」

いつまでもボンヤリと眺めているわけにはいかない、機体を見つめその心臓へと滑り込む

曜子「プトレマイオス大気圏発進シークエンスに移動します」

アカネ「ガンダムOO(ダブルオー)カタパルトデッキに移送」

アカネ「0042をもってミッションを開始です」

しずか「アリオスも射出体勢のまま待機です」

聞きなれない言葉に首をひねった

憂(アリオス?)

曜子「あ、あれ?」

アカネしずか「?」

曜子「う、ううん」

曜子が不意にだした言葉に、二人は顔を見合わせ首を傾げあった

曜子「GNフィールド展開、大気圏突入後開始します」

憂「OOガンダム出ます」

そこで違和感を感じる事になる

憂「!?」

途中までは出力が上がり、遂に発進だと備えた、だがある一定の数値までいくと出力が減少してしまうのだ

しずか「そんな!OO出力がおちてます」

曜子「えっ!?」

見る見るさわ子の顔が今にも倒されそうなくらい青ざめていく

さわ子「」サァー

さわ子(やばい、まじやばい)

憂(なんで?行かなきゃいけないのに・・・)

出力を上げる、なぜだろうか赤い姿がちらついたどこかでみた事がる、どこであったか
あれは-----唯のエクシアの天使のような姿

憂(そうだ)

あれならいける、00はきっと答えてくれる

憂「トランザム!!」

00が赤く染まり、出力が憂の想いに答えるようにどんどん上がっていく

ブリッジのモニターでそれを見ていたさわ子は焦り出した

さわ子「あんな状態で無理に出力を上げたら、オーバーヒートしちゃうわ!」

そんな事は分かっていた、それでも、それでもと00は答えてくれる

そう信じて確信があった憂は叫んだ

憂「お願い、眼を覚まして!」

憂「ここにはお姉ちゃんと和ちゃんと」

存在を誇示する

憂「私がいるーーーーーーーーーっ!!!」

00は人の意志でもあるかのようにモノアイが光り、額に00の文字が浮かぶそして肩の太陽炉から一陣の粒子が羽ばたいた

しずか「00行けますっ」

さわ子「あ、有り得ない!!」

憂「平沢憂00ガンダム、発進します!」

ギターをじゃらんと鳴らしカタパルトから種は吹雪いて大空へ駆けていった


----反連邦収容施設----

「きたっガンダム」

レーダーに神風の如く施設へと向かってくる一機のMSと船体を確認する

キミ子「トレミー(母艦)毎!?減速しない!?」

「まさか!」


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:12:02.50 ID:DdyJ+dhQ0
アホ過ぎフイタwwwwwwwwでも嫌いじゃないぜ


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:12:26.83 ID:dF88iC0X0
それはもう落下といいていいだろう、いや、それを超越するスピードで施設へと
向けて爆進する母艦の中で通信が行われる

アカネ「目標を視認、もう敵が展開してる!?」

さわ子「構わないわ、荷物を落とした跡、突っ込みなさい!」

曜子「はい!予定通り海面へ突撃します、GNフィールド最大展開」

それを後方から視認し、憂は作戦内容を思い出し苦笑すると同時に舌を巻く

憂(これがソレスタルビーイングの作戦)

憂「電撃作戦(ブリッツ)!」


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:15:09.50 ID:dF88iC0X0
アカネ「トレミー潜水モードに変更」

しずか「海に突っ込みます!」

トレミーが海につっこんだ事により衝撃が起こる、その衝撃は、やがて自然へと繋がり
その自然は津波となって収容所へと襲いかかる

次々に自然の災害により、展開したMSがスクラップへと変貌していく

さわ子「憂ちゃん粒子ビームがこれで拡散するわ、でも300秒しかもたない、その間に澪ちゃんを!」

やってやる、これでも昔は狂戦士と呼ばれていた事もある

憂「はい・・・・3分でやってみせます」


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:16:56.22 ID:dF88iC0X0
さわ子「頼もしいわね!」

憂「施設を確認、あれだよね、うっ」

憂は近づこうとするが津波の難をのがれたもの、体勢を整えた者に弾幕を張られ、
中々ちかづく事ができない

憂「これじゃあ!」

「オーライ、ケルディム目標を狙いうつぜ!」

それが00の耳に聞こえてきた直後突然憂に弾幕をはっていたMSが月が太陽に食われるように
ビームによって次々と存在を消していく


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:18:32.49 ID:GrsettgsO
やっとこの前の続きか


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:18:38.06 ID:dF88iC0X0
憂「な、なに?」

「はやくいけ!ここは引き受けるぜ!」

憂「は、はい!」

憂は収容所へ近づき、外壁を破壊、後、取り付き、GNフィールドを展開し、収容所の中へと軽やかに
駆けていった、と同時にトレミーからも援護射撃が行われる


さわ子「元々は艦だけで何とかするつもりだったんだけどねぇ」

「ダブルオーには死んでもさわらせねえ!」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:22:54.19 ID:dF88iC0X0
その頃憂は端末を確認しながら銃撃戦を行い、指定ポイントへと辿り着き、一つの扉を蹴り開いた

扉の中の主は眼を眩しそうに瞑る

(なん・・・だ・・・)

「・・・・・・」

そこには見間違おうはずもない、数年前に会った綺麗な整った顔をしている女性--

憂「澪さんっ!」

彼女は呼びかけに応じ驚いた顔をしている

澪「えっ・・・なんで・・・生きて・・う・・・・い・・・・ちゃ・・・・ん?」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:26:52.72 ID:dF88iC0X0
憂は拘束具をはずし、端末を澪に投げる、落としそうになるがそれをなんとかキャッチした

憂「詳しい事を話している暇はないんです、そのポイントへ行って下さい」

憂「アリオスがきます」

澪「・・・アリオス?」

憂「澪さんのガンダムです!急いでください!」ダッ

焦ったように噛まないように捲くし立てると憂はどこかへと去っていってしまった


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:30:37.64 ID:dF88iC0X0
澪「・・・」

澪(そうか・・・私はまだ・・・)

拳を握り決意したように端末を見つめる澪、端末に眼を通すと彼女は一目散に駆け出した


憂「澪さんを発見しました!アリオスをっ!」

曜子「うん!アリオスをオートパイロットで射出します」

しずか「続いて援護をしつつ合流ポイントへ移動します」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:34:45.62 ID:dF88iC0X0
弱った体を奮い立たせ、必死に走る黒髪の少女

澪「はぁっはぁっここが合流ポイント」

そこへオレンジ色のフォルムの愛機によくにたガンダムが外壁を破壊し、
コックピットを自動で開き澪を待ってたかのように招く

澪「ガンダム・・・」

またお前の厄介になるなと苦笑し澪がガンダムへ乗り込もうと一歩を踏み出した時--

「止まって!」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:38:21.44 ID:dF88iC0X0
そこに響いたのは昔の仲間の声、いや死者であるはずの声

澪「な!?」

「そこまでだ、被検体!」

銃をこちらへ構えるその姿を見間違うはずがなかった、だってそれは自分が撃破したはずの機体の主

澪「梓!!!!!」


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:42:18.33 ID:dF88iC0X0
梓「なんで私の名前を!!」

私が誰だか分かっていないのだろうか

様子がおかしい事に気づき訴えるように、哀願するようにその人物へと歩みよろうとする

澪「梓!私だ、澪だ」

梓「とまっ・・・」

梓「み・・・お・・・?うぅ頭が・・・」


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:43:42.08 ID:dZFMBxNsO
やっぱりあずにゃん生きてるか


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:47:15.33 ID:dF88iC0X0
澪「あずっ」

頭を抱え苦しみ出したかつての仲間を抱えようと近づこうとする

しかしいきなり頭の中に危険信号がなる

ハッとしそこに銃声が聞こえ澪はかけつけようとした足をとめた

キミ子「中尉大丈夫ですか?」

梓「あぅ・・・・あ・・・・」


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:52:02.70 ID:dF88iC0X0
起きろ!!と眼を覚まさせるように電子音と共に端末から通信が流れる

憂「澪さんミッション限界時間まで残り30秒です、アリオスに!」

澪「くっそ、そこに梓がいるのに・・・・」

このままここを離れたくない、だが離れなければ捕まり何もできなくなってしまう

憂「澪さん!!」

澪「わかった・・・」


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 16:56:08.12 ID:dF88iC0X0
澪は走り、慣れた手つきでアリオスのコックピットへと乗り込みそれを覚醒させる

しばらくするとモノアイが光り、風圧で施設の窓ガラスを割りながら一旦上昇し
、梓が戻る様をカメラで確認しながら離脱ポイントへと向かおうとした

澪「梓、絶対迎えにくるからな・・・絶対に!」

澪はアリオスを上空へと飛ばすと下から、エクシアを思わせる機体が浮上してくる、
ついで離れた所から緑の機体が離脱ポイント方面へと向かっていくのが見えた

憂は帰還していく中でにが笑いをし、息を吐く

憂(こんな作戦成功させるなんて・・・ユニオンや人革連が勝てないわけだ)


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:01:14.45 ID:dF88iC0X0
ーーーーブリッジーーーー

クルーはとりあえずの作戦成功に勝利の美酒を味わい、テンションを上げていた

さわ子「ふぅ・・・良かった・・・」

そこで思い出したかのように気になっていた知らされていない思わぬ援軍の事について
予報士に問い詰める

しずか「先生!あの緑の機体は!」

さわ子「ふふ、スペシャルゲストよ」


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:06:09.46 ID:dF88iC0X0
---------------
-----------
-------

ブリッジの中では哀愁を包む憂と澪が向き合って、一人は涙を流していた

澪「まさか憂ちゃんが生きてるなんて・・・な」

憂「澪さん本当に・・・良かったです・・・」

憂「私律さんの事あやまりたくて」

ほっとけば更に泣き出しそうな顔に澪はクスリと笑うと憂の両頬をななめ上にひっぱり、
顔を笑った形につくりあげる

澪「もういいよ、あの時唯のお陰で理解しあえただろ?」


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:12:09.97 ID:dF88iC0X0
憂「澪ひゃん・・・」

そこに人の来訪を思わせるスライド式の扉がカシャっと音をたてた

「私がどーしたって?」

しずか「う、うそ・・・」


103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:13:33.23 ID:GrsettgsO
聡じゃなかったかやっぱり


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:15:38.47 ID:dF88iC0X0
アカネ「そんな・・・」

曜子とさわ子を覗く皆が眼をまるくさせ口を金魚のようにパクパクとさせ
その場で静止し、しばらくした後、やっと声をあげた

澪「律!?」

憂「律さん!?」

しずかアカネ「りっちゃん!?」


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:19:33.96 ID:dF88iC0X0
律「よっ!」

律「ふぅ昔つかってた回線チャンネルが生きててよかったぜ」

デコをキラキラと染め上げ、一仕事おわった親父のように間延びする姿に
特別驚いてる人物が一人

澪「お前何で生きて!?」

澪はその姿をみるやいなや、その声の主へと抱きつこうと駆けていった
が、しかしその主はそれを見てひょいっっと避けて見せる


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:23:16.18 ID:dF88iC0X0
律「お約束お約束」

澪「・・・ばかぁ」

負け時と再び抱きつきを試み今度は逃がさないように腰に手を回しそれに成功する

律「ふふ、よしよし何でだろうな、自分でも理解しがたいけど・・・」

律はチラッと眼の軌道を憂に向けると黄色い瞳でじっと見つめた,

見つめられた当人は目線を外し、顔を地面へと伏せる


107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:31:59.62 ID:dF88iC0X0
憂「ご、ごめんなさい、律さん私、その」

律「・・・・」

律「聞いただろ?体全身メタルなあいつから・・・」

ここであの男の話をだされるとは思ってもいなかった、思わず聞き返す

憂「えっ!?」

律「私達はあの時どうやってか知らないけど助けられた、そして5年後の世界へ飛ばされた、
ちがうか?」


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:34:20.79 ID:dF88iC0X0
思い出されるのは命とは無縁な世界、そしてそこにたっていた一人の異質の塊でもある男

憂「あ、あれ・・・律さんもあそこにいたんですか?」

律「あぁ、起きたらあいつがいて、お前も横に寝てたよ」

憂はお前と言われた事に少しビクつく

だが考えてみても四極当然だろう、分かりあえたとは言えこういう結果にはなっているが
律を殺したのは紛れも無く自分なのだから。


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:39:08.44 ID:dF88iC0X0
律「そしてあいつは言ってた、平沢唯が世界を滅ぼすってな」

憂さわ子曜子しずかアカネ「!?」

この反応は当然であろう、あのふわふわしている子が世界を滅ぼす?天地神明に誓って有り得ない

さわ子「どういうこ」

律「慌てるのは分かるけどちょっとまってくれ」

気にするのはわかる、だが今話したいのはその事ではない


110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/13(土) 17:42:17.64 ID:dF88iC0X0
憂「私も・・・聞きました・・・お姉ちゃんがそんな事するわけ・・・何で・・・」

律「さぁな、わかんねーよ、起きてファングみたいなので飛ばされたと思ったら
桜ヶ丘の体育倉庫にスッポンポンで寝てたからな、くそっ何の嫌がらせかとおもった、ぁん、ぜ」

さわ子「・・・・」

律「・・・・///」カァー

憂「・・・・///」カァー

下を見ると澪が泣きながら自分の胸に顔をぐりぐり当てているのが見えた

律「お前!!空気よめよ!!」

澪「チッパイチッパイ///」

律「や-め-ろ-よ-は-な-れ-ろ-よ-!」

澪の頭をグイグイと押し、無理やりひきはがす、が澪はうるんだ上目遣いで律を見やるほとんどの物はこれをされたらたじろいでしまうだろう

澪「・・・りつぅ~・・・」

律「・・・はいはい、分かった、あの、後で部屋にこいよ///」

澪「はい///」

憂「・・・///」

さわ子「なにこれ」

横槍が入ってしまったが、まだまだ話したい事はある、コホンと咳払いをし話を続ける事にした

律「まぁそういう事だな・・・そうだ・・・あとあいつがいってたぜ、
私達はまたあいつと会う事になるってな」

憂「え?どういう」

律「それだけしかわかんねーなぁ、あとなんか言ってたけど覚えてないや」

憂「はぁ、でも・・・」

謎、いや、不確定要素がありすぎる・・・肩をすくめ一旦この話からは離れることにした

律「分からないものを考えてても仕方ない、それで澪は何で、連邦何かにとっつかまってたんだよ」

その話題にいち早く反応し律をじっとみていた澪がふと思い出したように言う

澪「それなんだ!梓が生きていたんだ!」

憂「梓ちゃんが!?」

律「梓がか!?」

さわ子「ええ!?」

今日は驚かされてばかりだ、感情が高ぶり興奮する、だがそれは決して暗い気持ちではなかった、気持ちを落ち着け、律は澪に諭す

律「最初から順をおって説明してくれないか?」

澪「ああ、最後の戦闘で私はその・・・梓を撃破した後、キュリオスがシステムダウンしちゃって」

澪「国連軍の探査艦が接近してきたんだ、慌てて太陽炉をプトレマイオスに射出したんだけど捕まっちゃってさ、
  後は収容施設に送られてあのザマだよ・・・」

対話をしたとはいえ、全てを話したわけではない、梓と争った事には驚いたが・・・

憂「そうですか・・・梓ちゃんと戦って・・・」

律「あの状況なら仕方ないさ、戦う覚悟はみんなあったんだからな」

そこで一転、澪はなにやらおかしな事を紡ぎだした

澪「でも何か梓の様子がおかしかったんだよぉ」

憂「梓ちゃんの様子が?」

澪「私に銃を向けてきて、近づいたら苦しみ出して・・・」

人革連といえば超兵というものを聞き及んだことがある

その人体改造という逸話も、そこで一つの憶測を口にしてみた

憂「洗脳・・?」

澪「かもしれない、梓とは分かり合えたはずなんだ、だから梓が苦しんでるなら私は梓を」

律が笑いながらジーッと澪を見ている

律「」ジーッ

澪「なんだよぅ」

澪「なんだよぅ」

こいつには適わない、いや唯もむぎもそうだったか、こんなに奇跡の出会いを巡り、通じ合えた仲間の澪の次の言葉は分かりきった事だった

律「助けるんだろ?」

澪は笑顔でそうだと答えた

澪「アリオス、キュリオスの後継機・・・ガンダムで」

憂「律さん・・・澪さん・・・」

さわ子(ふふ、りっちゃん、やっぱりこの子はマイスターのリーダーにピッタリね)

律は思う、これで一つの目的は決まった、だが一番大事な事は・・・

律「うしっそれで今はCBは紛争根絶をやってるのー?さわちゃん」

さわ子「ヴェーダにアクセスできなくてどうしようもないのよ、それでみんなで決めたわ」

澪「何をですか?」

憂の言葉を思い返しながら、なぞるようにドヤ顔でしゃべり始めた

さわ子「世界に変革を促した事で、こんな世界になったのがCBのせいなら、
    CBがケジメをつけて世界にまた変革を促す、
    そしてその罪はこの世界で一方的に弾圧を行っている紛争対象アロウズよ!」

憂「そうです、私達の意志で!ガンダムと共に!」

澪はそこに唯の姿を見た、この二人の血筋は争えないんだなと思った

澪(やっぱり姉妹なんだな)

それと、と憂は付け加えると

憂「お姉ちゃんの事も・・・」

澪「むぎもだな・・・あいつ等どこにいったんだ?」

それを聞きデコが両手を広げ、ぐいっと二人を抱き寄せる

律「私は唯が世界を滅ぼすなんて思っちゃいない」

さわ子「私もよ、当面の目的は唯ちゃんむぎちゃんの捜索、梓ちゃんの救出、そしてアロウズとの戦闘ね」

律澪憂「はいっ!」

話しはまとまり、一部人員を残しガヤガヤと皆で食事をとっていた所だった

幸せ~なら手をたたこっパンパン
幸せ~なら手をたたこっパンパン

憂「何やってるんですか?」

律「ん?着メロにしようと思ってな、録音してるんだよ」

憂「は、はぁ・・・」

澪「」パンパン

恥ずかしい、そう思いながらも合いの手をいれる澪
ひさしぶりに会えたのがそうさせたのだろうか。

さわ「あんた達仲いいわねぇ」

そこに聞きたくもない報告が警告音と共に館内に響く

曜子「Eソナーに反応!?ウツボットが高速で接近してきます」

しずか「ウツボット?」

アカネ「それは魚雷よ!」

曜子「漫才してる場合じゃないのよ!!!!」

食堂でカレーを口に含んでいた面々の顔がうって変わり立ち上がる

律「ゆっくりもしてられねーな!」

澪「律、口にカレーついてるぞ、とってあげるから口だして」

律「いっいいよ///」

さわ子「」イライラ


--ブリッジ--

曜子「GNフィールド最大展開」

しずか「ケミカルボム?ソナーが・・・」

そこに状況を確認しに、全員が駆けてくるが我先にいこうとみんなドアにはさまっていた

律「どっけよ!お前!」

澪「お前がどけ!!」

憂「ちょおおおおおおおおおおお」

さわ子「あんた達私が先でしょ!?」

もみくちゃになった後、ようやく全員入室し、眼を皿のようにしモニターや計器をグルグルと見つめる

憂「さわ子先生!」

さわ子「第一戦闘配置よ」

律「へーい」

澪「はいっ」

憂「了解」

---------------
-----------
-------

---MS収容コンテナ---

今現在魚雷の直撃で船体が縦へ横へと揺れ浸水し皆コックピットで待機している状態である

完全に後手をとっている

憂「あのけっこう損傷ひどいみたいですけど大丈夫なんでしょうか?」

律「ん?平気じゃねーの?」

憂「あのでもこの深度じゃガンダムが出られないのでは」

澪「そうだけど何とかなるだろ」

この人達はえらく楽観視している、これはこの人達が思っているよりかなり危険な状態だ

憂はいままでの経験からそれを感じていた

憂「あのでも」

律「あの多くねぇ?」

律「あの禁止な」

憂「はい・・・あのやっぱりしんぱ」

律「あのはもういいっつのっ」

憂「すいませんその」

澪「同じだよ!」

憂「ぶあああああああああああああああああ」


また船体が揺れ、何かが突き刺さった音がし装甲が軋む

ザザッ
そこにこれを待ってましたといわんばかりの通信を受信

さわ子「出番よ!いってらっしゃい、あんた達!」

憂「え?危険な状態じゃ」

憂は始めはなにいってんだこいつと思った、否しかしそれに気づいた時には
自分の頭の悪さにきづかさせられる


コンテナ内はいつのまにか注水し、深度はいつの間にかガンダムが出撃できる
震度まで上昇


あげくのはてには索適不能の敵が母艦へと突き刺さっているという状態である

澪「憂ちゃんさわ子先生はCBの戦術予報士だぞ?」ニコッ

憂「は、はいっ」

憂(やっぱりこの人すごい)

さわ子「あと憂ちゃん前は上手くいったけど、ダブルオーはまだ不安定だわ、トランザムを使っちゃだめよ」

憂「了解」

全コンテナを開き船体に突き刺さっている巨大なハサミをもつ敵MAトリロバイトを視認するケルディム

律「押し返してやるよ!」

突然の出撃で不意をついた形になるケルディムは取り付きその華奢なボディでトリロバイトと相撲を始める

連邦兵「ただのMSがトリロバイトを押し返すなんてできるわけ!」

律「そー思うよな、私もそう思うぜ、だけど」

律「トランザム!」

分身を出し赤く染まるケルディムに圧倒的な出力で押し返されるトリロバイト

連邦兵「ばかな!」

ゴポゴポと水中で勢い同士がぶつかり合い互いの機体に重圧をかけた

律「今だっいけっ!」

憂「了解です律さん!」

いつのまに出撃してのだろうか青と白のフォルムが水中から姿を現し、並のMSとは思えない機動力ででデュアルアイを輝かす

憂「00目標を・・・」

憂「目標を駆逐します!」

連邦兵「なぜこの水中でそんな機動が!」

両手にGNブレードを携え、トリロバイトへ突き刺すと、突き刺したまま敵MAの周りを縦横無尽に駆け回る


機体に傷跡を創り
素人目からみてもその損傷はひどいものであった

連邦兵「ト、トリロバイトが!」

律「ばーん」

ケルディムとダブルオーが離れ、ケルディムが両手をあげ握っていた拳を
開くと爆発しあっけなく海の藻屑となっていく

澪「さすが狂戦士ってとこか」

澪「憂ちゃん海上に出るぞ!」

憂「了解!」

水の中を飛行形態のまま風を味方につけたような超スピードで00に向かい00がアリオスに掴まったのを確認すると、そこで更にスピードをあげるおまじないをかける


澪「トランザム!」

憂「わわっわわわ」

あまりのスピードに手を離しそうになるがこらえ爆速で海上に出、二機は太陽を背に海上にいた敵艦の正面へと出現

憂「いきます!」

太陽を背負い両肩の太陽炉をフル回転させ敵艦へと近づく

憂「やぁぁぁぁぁぁぁあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」

しかし敵艦のブリッジ前まできた瞬間、何かがぶつかってくるのが横眼で見え
その何かもろとも空へ吹っ飛ばされた


憂「いたたっ・・・何?」


眼の前にいるそれは闘牛を思わせるそのデザイン

憂「新型!?」

その赤の機体は剣をふるうと無駄のない動きでOOに3連撃を放った

憂「ぐっはやいっ」

かろうじて受けきり、後ろへ下がる

憂はMSの操縦には自信がある、しかし、敵エースパイロットと思われる敵機も、憂にも手ごわいとおもわせる程の腕をもつ、昔はこれ程のパイロットはいなかったはずだが--


「なんという僥倖、生き恥を晒した甲斐があったっていうもんだァーーーーーーーーーーーー!」


闘牛と00は近接戦闘でもみくちゃになっていく、火花が飛び散りその激しさは誰も寄せ付けない

憂「なんなの、この人強いっ」

そこに新たに敵艦からティエレンに似たMSが発進してくる

澪「いかせるか!」

発進してきたMSにむかってアリオスは迎撃射撃を行う

しかし、かわされ、それは盾でアッサリと防がれる

澪「!?そんな」

梓「その声、あのときの被検体だよね」

澪「梓!?」

梓の機体からビームが連発される

澪「そんなもの!」

澪はよけたはずだった、否--自分ではそう思った、しかしアリオスの胸に直撃し煙があがる

澪「ぐっ機体のせいじゃない、私の・・・力が脳量子波が使えない?」

澪(キュリオスで敵MSに道連れにされた時についた頭の傷のせいか!?)

梓「さよならガンダム」

サーベルを抜き氷のように冷たく口にすると構えをとりアリオスをしずめんと襲う

澪「!?」

そこに梓の機体へ、ビーム音が襲ってきた、それは無数の戦闘機と旧型MSの編隊

梓「!?」

梓「あの機体カラーはカタロン?」

「反連邦組織が・・・私の道をはばまないでくれるかな」

闘牛のようなMSがカタロンの相手をしようとする・・・



さすがに多い・・・数の暴力といった所か梓のMSと一緒に撤退していってしまった

憂「これは・・・?」

---------------
-----------
-------

海岸沿いに並ぶのはCBの艦と反連邦組織カタロンの人々、MS達

憂「反連邦組織カタロン・・・」

律はうっとおしそうに頭を掻き、疑わしい眼を目の前の人々へと向けた

律「うさんくさい連中だな」

澪「こ、こら律」

いつものようにそいつを制そうとするがそんな余裕を与えずカタロンの彼女は歓迎の意を表す

さつき「会いたかったよソレスタルビーイング」

さわ子「なぜ私達を助けてくれたんですか?」

当然の疑問であろう、なぜなら自分達はカタロンとはいままで接触をもった事などないのだから。
しかし質問に答えず笑って彼女はこう言った


さつき「ここではなんだから、アジトへ行ってはなさないですか?」


---航行中プトレマイオス食堂---

律「はらへったぁ!」

突然後ろに響いた声によりテレビを見ていた憂はその状況を察し、
クスリと笑うがテレビへと指差しジェスチャーで表現する


憂「律さん、これ見てください」

律「ん?」


「反政府収容施設がガンダムの襲撃を受けた事は間違いのない事実です」

「これにより現政権をを脅かす存在としてテロ行為を行う
ガンダムに対して独立治安維持部隊「アロウズ」の派遣を行う事を決定しました」


憂「分かってはいたんですけど、世界から見るとやっぱり私はテロリストになっちゃったんですよね」

律「嫌なのか?」

憂「正直に言うと・・・テロリストっていうと後先考えないで自分達の理念を棚に上げて争いを生む人達って思ってましたから・・・・」

憂「余計な争いをしてまた争いを呼ぶって感じで嫌煙してました」

その言葉を聴き、普段しない真剣な顔を律は映し出した

律「私達CBははたからみたら、ただのテロリストの破壊者かもしれない」

律「だが、破壊をする事で生まれるものもあるのさ、世界の歪みを断ち切る、未来の為にも」

憂「それが私達ガンダムの戦うわけですか?」

律「そうだよ」ニコッ

憂「そっか・・・そうですよね」

憂は律との距離を感じていたが、少しづつだけど距離が縮まっている

そんな感じが胸の中に渦巻いていた

憂(いつもはふざけてるけどやっぱりお姉ちゃんとはまた違うかっこいいお姉ちゃんみたいだな)


なんでこう思ったのだろうか、気づくとこんな事を発していた

憂「律さん、あのたまにですけど、律お姉ちゃんって呼んでもいいですか?///」

律は驚いていたが、頬をポリっとかくと腕をくんで悩み出した

律「え?どーしよっかな」

憂はこう言った事に自分でも驚いたが、それは本心だと気づくと頬を膨らませて律を見つめた

憂「いじわる・・・」

律「じょーだんだよ、いいぞ!」

お姉ちゃんはこんな暖かい人とずっと一緒にいたんだな、そう思うと自分の心も暖かくなってきた気がした

憂「はいっ///」

律「へへっ」

笑いあっているとどこから聞いていたのか澪がいきなり食堂のドアから駆け出してきた

澪「り~つ~」

律「へ?」

澪はジッと憂を見つめると、律を引っ張って部屋を出ようとした

憂「澪さん大丈夫ですよ、そういうのじゃないですから」

澪はそれをそんなんじゃないと否定した後顔を赤らめて律をひきずり部屋を出ていった

憂(ふふ、お似合いのカップルだよ)

---------------
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-------

情けなく引きずられていく私、澪は顔を赤くそめて自分の部屋へと連れていこうとしている

その顔は少し怒っているようだった

澪「悔しいから責任とれよ・・・」

律「え?」

そのまま無言で部屋へつくとベッドに押し倒され服を脱がせようとする

律「ちょ、ちょっと待って汚いって」

澪「汚くない」

だが彼女は抵抗する私の手を払いのけベルトを外し、制服のパンツに手をかける

律「まてって!本当に!」

澪「はぁはぁ・・・嫌なのか?」

澪はちょっと興奮していて獣の様に息を乱している

律「嫌じゃないけど・・・いきなりどうしたんだよ」

澪「・・・律が私からまた離れていきそうで怖いんだよ・・・誰にも渡したくない、どこにも行ってほしくない」

律(澪・・・)

律「私はもうどこにもいかないよ」

澪「・・・ほんと?」

律「ほんと」

律「ばかだなぁ澪は・・・でもりっちゃん受けは好きじゃないなぁ」

そうだ、私は攻められるよりどっちかというと攻める方がいい

澪「じゃぁ・・・してよ」

そう言うと彼女はさっきの勢いとは反対にベッドにポテンと倒れこんだ

そんなのを見せられると私のイタズラ心が騒ぎ出す

律「なにを?」

澪「いわせるなよ・・・ばか・・・」

その瞬間なんというかゾクゾクと興奮する自分がいるのが分かる、ちょっぴり変態なのだろうか

律「はいはい」

澪のベルトに手をかけ、外すと、制服のパンツをずらし次は上着をぬがせる

澪は私とは眼を合わせてくれなかった

ブラジャーをとる時に豊満で柔らかい澪の胸にふにゅんと手が当たる

澪「んっ・・・」

声の方向に向くと真っ赤な顔をして手の平で顔を覆い、表情を隠そうと抵抗している姿があった

こいつはなんというかすごい敏感だ、びっくりするくらいに。

それを前にからかったらお前だからだと言われた

ブラジャーを完全に取り、澪の上半身が裸になる、そのハリとつやがあるキメ細かい肌に加えてマシュマロのような胸

なんていうか・・・色っぽい、エロすぎる

律「相変わらず綺麗な体だな」

手の間から見えた眼はうるおい澪は顔に手を当てたまま顔を横にぶんぶんと振ってみせた

お腹の方に移動し、おへそに舌を這わす

澪「ひぁ・・・」

声が聞こえるが、無視して舌を上のほうへ真っ直ぐ這わせていく

澪「あっ・・・あぁっ」

今度は大きい双丘の近くまでくると右の胸にむかって進み弾力性のある胸の周りを中央のピンクの突起物に向かって円を描くように何度も舐めてみる

澪「んっふぁ、律っだめっ・・・はぁはぁ・・・」

律「こっからどうしてほしい?」

澪「ぁっわかんない・・・わかんないよぅ・・・」

律「真ん中の舐めてほしいんでしょ?」

真ん中のと聞くと今度は腕を眼の所で交差させ黙ってしまった

律「なんだいらないのか」

口をちょっと離すと私の口と澪の胸の辺りから白い透明の橋がかかった

澪はそれを感じたんだろう、腕をシーツの上に置き少し残念そうな顔をすると、今度は恍惚な表情を見せ--

澪「・・・・・ほしい」

律「ん?」

澪「真ん中の・・・舐めてほしい・・・」

律「いいよ」

口ではそっけなく言ったけど私の理性は吹っ飛び澪の乳首に乱暴に貪り付いた

澪「ふぁ・・・強く・・・ゃ・・・吸っちゃ・・ぁ・・・だめ・・・んっんっんっ」

吸っている内にじゅるじゅるとわざと音を立てさせてやった

澪「音っうぁ・・・ひゃう・・・立てないで・・・ぁんっ」

逃げようとする澪の体をがっちりと掴み今度は甘くかむ

澪「んっふっぁぁ・・・・」

ビクンと澪の体が跳ね、口からだらしなく涎を垂らしているのが見える、それがまたエロくみえた

考えてみてもほしい、いつもしっかりしてそうなこいつがこんな淫らな状態で喘いでいるのだ

律「えろいやつ・・・」

澪「・・・はぁはぁ・・・うるさい・・・」

悔しかったのだろうかシーツをギュッと掴み私に対してすこしの言葉での抵抗をみせる

その口が開いたスキをつき自分の舌をねじ込む

澪「んぷっ!んー!んぁっ」

澪は抵抗したが抵抗すればするほど唾液が絡み合いくちゅくちゅと音を鳴らし部屋に響いた

しかしその内澪から舌を絡み合わせてきた

澪「はぁ・・・んん・・・律好き・・・んぅ・・・ちゅぱ・・・愛してる・・・」

律「私も・・・んぁ・・・ちゅ・・・愛してる・・・」

そしてそのままズボンを脱がせようとした瞬間--

曜子「カタロン基地が見えてきました、各員準備お願いします」

邪魔なスピーカーからの音が入り、私達の行為はそこで途切れる事になる

律(やっぱりパンツ湿ってる・・・)

澪(早く着替えなきゃ・・・)


---アジト---

ここはMSの格納庫、小型船とケルディム、アリオスもそこに留め端によって彼女達は肩を並べている

律「へぇ、人も多いし、旧型だけどMSも揃ってるんだな」

憂「なんか律さん澪さん顔赤いですけどどうしたんですか?」

澪「え・・・な、なんでもない///」

律「ナ、ナニモナイヨ///」

澪「それよりっさわ子先生は?」

二人は額から汗を流し、なにか焦っていたようだが、別の話題を出され、そっちに話を変える事にする

憂「・・・?さわ子先生なら向こうのリーダーさんとお話してますよ」

律「そ、そっか、一緒にたたかいましょーって所か?」

澪「う、うん、だろうな」

そうだ!!といきなり澪さんの顔が変わりまた話が180度変わる

澪「さっきの戦闘で、梓にあったんだけど、やっぱり変だったよ・・・」

その話題には憂、律二人とも顔をこちらへと向け、まじまじと思い思いの反応をみせた

律「なんとかできませんことですかね」

憂(いまどこにいるのかなぁ梓ちゃん)

なにやら聞き及んでいる内に動への閃きが脳へと浮かぶ

憂「・・・」

憂「私一旦、桜ヶ丘に帰ってもいいですか?」

律「んー?なんでまた」

憂「梓ちゃんがああなったワケ何か調べられるかなって、もしかしたら家にいるかも・・・です」

こういう事をいうと澪が何をいうかは単純明快であった

澪「それなら私も・・・」

当たり、だが問題点がある

律「おいおい、あそこは中立国だぞ、アロウズも私達を狙ってきてたって事は・・・」

憂「ガンダムで行くと、難癖つけられて、日本が襲われてしまうかもしれない・・・」

澪「そっか、ならガンダムを使わずに、あんまり目立たないように行くしかないか」

憂「はい・・・小型船で一人の方が動きやすいので私一人でいってきます」

律「さわちゃんが許可だしてくれるなら是非お願いしたいな」

まぁそうなるだろうなと心で想い、自身も梓の事は心配だが、分別は付けなければならない


澪「そうだな、まぁ仕方ないか」

さわ子「おーいあんた達」


そこで待ち人を待っていた憂は、まってましたといわんばかりに戦術予報士を歓迎した


憂「さわ子先生!ちょっといいですか?」

さわ子「あら丁度私も、話したい事があったのよ、ブリッジに集まってもらえるかしら?」

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-------

やはりというかなんというか、さわ子の話は予想通りの答えである

だが嬉しい誤算もあった

さわ子「簡単にいうと対談の結果、手を組みたいといってもらえたのだけど、残念ながらあそこのMSでは戦力にはならない」


さわ子「やんわりと断っておいたのだけど是非あちらが補給や、物資の調達だけでもとおっしゃられてね」

澪「そうですか、あちらがそれでいいならこっちも助かりますね」


律「ふーん、わかった」

重要事項を伝えるとさわ子は憂の方に体を向け、眉を八字に下げた

さわ子「それで憂ちゃんは何の用かしら?」

憂「はい、私梓ちゃんの事を調べようと思って、桜ヶ丘に一旦戻ろうと思うんです」

律「頼むよさわちゃ~ん」

憂「律お姉ちゃん・・・」

さわ子「お姉ちゃん?」

澪「むぅ」

憂「り、律さんっ///」

律と憂を交互に見にやっと笑うと、面白そうに子供っぽく答えた

さわ子「ふふ、そうねぇ、いいわ、許可してあげる」

憂「わぁぁぁやったぁ!」

律「良かったな」

でも、と付けくわえ腰に手をあてて先生の様にいった、先生なのだが--

さわ子「私達はもうここをたつわ、憂ちゃん戻ってくる時は専用チャンネルに繋げてね」

憂「了解!」

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---桜ヶ丘上空---

桜ヶ丘上空についた憂はゆらゆらと蜃気楼にようにうごめくその赤い炎を
信じられないという眼で見つめていた


ちらちらと見えるのはアロウズの機体アヘッド

憂「うそ・・・桜ヶ丘が燃えてる・・・」

憂「お姉ちゃん達の・・・私達の町が・・・」

泣き叫ぶ中小型船のモニターのアロウズの部隊の中に、見慣れたあの赤いガンダムによく似た機体の姿を
見つける


あまりの驚きに涙すらとまってしまう

憂「まさか・・・あれは・・・スローネ?私のかつての機体・・・だれが・・・だれがのってるの!?」



「・・・・・・」



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---プトレマイオス---

発見されないように慎重に帰投し、恒例の報告を行う、しかしいつもと違うのはその眼に涙がたまっている事


さわ子「なんですって!?桜ヶ丘が燃えてる?」

澪「めちゃくちゃすぎるぞ・・・アロウズ!」

律「中立国でも指示に従わない国は弾圧の対象かよくそったれ!!」

怒る者絶望する者なげく者それぞれが意中に何を思うか・・・

憂「私達の町が・・・」

ピピッ
しかし敵はそんな状況すら許してはくれない

曜子「遠方に敵影を確認、第一種戦闘配備お願いします」

律「なんだって?」

さわ子「こんな時にまで!」

憂「うぅ・・・」

澪「くそっ・・・ほらお前ら出撃準備だ、いくぞ!」

憂「はい・・・」

律「あぁ」

彼女達はまた殺し合いの舞台に、につかわしくない容姿で戦場へと赴く


---コンテナ内---

艦内に透き通った乙女達の声がせわしげに空気を振動させる

しずか「第1第2デッキハッチオープン」

曜子「ダブルオーアリオス発進準備、リニアカタパルトボルテージ上昇」

律「ケルディムは?」

アカネ「少し待って、まだチェックしたい所が残ってるのよ」

律「・・・分かった、早くしてくれよ」

アカネ「わかってるってば!」

曜子「射出タイミングを両名に譲渡します」

さわ子「憂ちゃんまだ機体が不安定なんだから、トランザムは使っちゃだめよ絶対よ、絶対!フリじゃないからね!」


憂はあのスローネによく似たガンダムの事を考えていたが鼓舞するとこう続けた

憂「了解、平沢憂ダブルオー出ます」」


澪(脳量子波がなくても)

澪「了解、秋山澪アリオス迎撃行動に入ります」

一抹の不安をかかえつつも、空へ向けて鳥のように昇る

曜子「アロウズと思わしき敵影を確認しました」

しずか「まもなく戦闘行動にはいると推測されます」

もうすぐ戦闘は始まるだろう

律は桜ヶ丘が燃えた怒りの為か

はやくしろよはやくしろ!と心の中で唸っている、そこに待望の声が聞こえた

アカネ「終わったわ、ケルディム出れます」

律「よし、田井中律ケルディム、艦の防衛に移る」

その頃憂と澪は敵機の編隊に出くわしていた所であった

憂「きたっ!」

澪「あれは?梓!」

澪はその機体を見つけると誘われるように予定とはあさっての方向へと向かっていってしまう

アリオスが一機のMSに突進するとプランの予定のない行動に憂は苦虫を噛む

憂「澪さんどこにっ!」

動揺している間に何体かのMSが憂の横を駆けていく

憂「くっ突破された、律さん!」

アリオスが抜けた事により予定より多くの敵が艦へと向かってくるのが見え悪態をつく

律「おいおい突破されすぎじゃねぇか?仕事ふやすなよ!」

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澪「梓!」

梓「被検体!」

一方2機は変形や銃撃戦を駆使し、互角の戦いをくり広げていた

澪「梓だろ!?」

激しい銃撃戦により梓の機体の肩がもっていかれる

澪「やめろ!梓!私だ!」

しつこい呼びかけに顔をしかめると怒鳴り返す

梓「私はっ」

全てを一蹴しサーベルを横にふりつっこむ

梓「超兵だ!!」

そのサーベルは迎撃しようとしたアリオスのライフルごと突き破りアリオスのわき腹へと突き刺さった

澪「うぁぁぁあーーーーー!」

澪「梓正気に戻ってくれ、あずさぁぁあーーーーーーーーーーーー!」

煙を上げるアリオスはなんとそのまま梓のMSを抱きかかえる

梓は抵抗するが動かない、動かない--出力が敵機より弱いのと腕ごとうまく抱えられ、成す術がなかった

梓「こいつ!」

どこかが異常をきたしたのだろうかアリオスは上手く飛翔する事ができず
梓と一緒に地上にみえる黒い森へと墜落してしまうのだった

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相変わらず反応の悪い00は順調に担当エリアのMSを苦戦しながらも落としていくだがそこにあのMSが来てしまう

曜子「ダブルオーに向けて突進してくる機体があります、新型!?」

曜子「はやいです!」

憂「あのMSは闘牛の!」

それに気づき、あんまり相手にしたくない敵機だなと想い、射撃行動に入る、だがうまくかわされてしまう

なぜか周りのMSも手を出さず、艦の方へと向かっていってしまった

憂(律さん怒るだろうな・・・)

「射撃も上手くなった」

あれ?なんだろう?そう思った、その声に対して--だがこいつは強い
満身創痍でないこの機体に余裕などあるはずがない


憂「だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「それでこそ!ガンダム」

OOと同じ近接に卓越した機体なのだろうか、高速で近づいてくるとつばぜり合いへと流れる

憂「なんで一人で・・・!」

「ワンマンアーミーだからだよ!」

サーベルが火花をちらしている状態からサマーソルトへと移行しヒットするが
闘牛のMSの姿勢制御が早く逆に00が逆さまになっている状態から
海面へ蹴り出されてしまう

体勢を立て直し、再び斬り合いをはじめるが除じょに、じょじょにだが憂が押され始めていた

「手を抜いてるのか、私を侮辱しているのか・・・」

憂「このままじゃ・・・」

呆れたように息をはくと吠えるように言い放った

「そんなものかぁ・・・ガンダム引導を渡す!」

憂「ッ!」

しかし00の額に英数字が羅列するとその身が赤く染まっていく

闘牛のMSはもらったと思った、そしてそこにはガンダムを切り裂いた姿が衝撃があるはずだった

「ぐっ」

・・・しかし衝撃が加えられたのは自機

憂「このぉ」

気づいたら真後ろから撃たれ、自身がビームをサーベルで受ける姿であった

「そうだよ、これとやりたかったんだ」

憂「あぁぁぁぁぁぁぁぁあーーーーーッ!」

憂は爆速で後ろへと回り込み、闘牛MSの腕をたたききる

「!?これほどなんてっ」

憂「もらった!!」

絶好のチャンス、逃すはずがない

--神はそれを拒む、不協和音を出し00が悲鳴を上げ、両肩の太陽炉から煙が出
海へと落下する

憂「オーバーロード!?」

「あーあ、機体が万全じゃないなんてね」

憂「そんな・・・」

憂は終わったと思った、00はうんともすんとも言ってくれない

そもそもトランザムは使うなと言われたのだ、自分の責任に他ならない

「・・・興がのらない」

憂「え?」

闘牛のMSはそういうとサーベルを収めどこかへと飛んでいく

呆然とする中であの口調、性格どこかでみたような・・・海に浮かぶ00の中でふと思いをはぐめらせていた

ケルディムは艦の周りで忙し忙しと敵を狙い撃つ

そこに2機のMSが物怖じする事なくフォーメーションを離れ接近してくるのが見てとれる

聡「このやろう!」

律「なんだこいつら、やたら先走ってきやがる」

内1機が弾幕をすり抜け律の元へと機体を吹かし突っ込んできた、右手にあるのは光を帯びたサーベル

聡「ソレスタルビーイング!!!」

律「私に剣を使わせるなんてな!」

バチバチっと耳障りな音が機体側で響く

聞き覚えがある声だなとは思った

聡「お前達のせいで!俺は姉ちゃんをを失った!!」

律「私達だって私達のせいで命の華を失わせたくなかったさ!」

聡「ならなんで戦うんだよ!」

律「戦う理由があるからだ!恨んでくれてかまわねぇよ!」

聡「勝手な事を!」

銃を抜き取り敵アヘッドを思いっきり殴りつけ、肩をふっとばし機体を打ち抜こうとする

そこに先ほど弾幕を抜けてきたMSが守るように聡の前へシールドを構え立ちふさがった

キミ子「先行しすぎだよ、聡」

聡「でも!」

キミ子「命令・・・だよ?」

聡「くっ了解・・・」

かくして2機は元のフォーメーションの定位置へと回避運動をおこしながら戻っていく

律(なんなんだあの2機・・・)

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戦況は思わしくない、そうさわ子は判断した

それこそ指揮官としての絶対条件判断力

さわ子「さすがアロウズね、押されてるわ」

さわ子「ガンダム全機後退してちょうだい、りっちゃんは00を回収」

憂律「了解」

さわ子「敵の連携を分断させます、魚雷で高濃度粒子とスモークを巻いて!」

曜子「はい!」

船体からミサイルが発射されると粒子と煙がエリア全体へと拡大

さわ子「これで、敵司令塔とMS部隊の連携は途絶えたわ」

律「さわちゃん、憂ちゃんを回収したぜ、敵は一旦戻ったみたいだ」

憂「ごめんなさい・・・」

通信士が慌てたように早口でまくしたてる

しずか「アリオスの反応がありません!」

曜子アカネ「!?」

律「なんだと!?」

憂「澪さんが?!」

さわ子「アリオスの反応がない!?」

皆が動揺する中、いち早く一人立ち直り
遅れないように間違わないように指示を飛ばす指揮官

さわ子「ミッションレコーダーでアリオスの構成ポイントを特定して」

さわ子「ケルディムは00収容後、アリオスの捜索をお願い、憂ちゃんは帰還したら小型船でお願いね」

憂(さすがさわ子先生対応がはやい)

憂「りょうか」

律「当たり前だ!00はここにおいていく」

憂「そ、そんなぁ」

さわ子「りっちゃん!」

律「・・・分かってるよ、澪・・・」


---大森林---

そこには絡み合うように落ちたアリオスと梓のアヘッドが倒れ付していた

気づき辺りをみわたす

澪「うっ梓、梓は?」

アヘッドを見つけると、コックピットへと向かう、そこにいたのは少し大人びただろうか、だか間違いなく眠っている梓そのものだった

梓「うぅ」

ボンヤリと眼を開けると、澪の姿が映る、だがその顔をみるやいなや
ナイフを取り出し、襲い掛かってきた


澪「やめろ!梓!」

梓「なれなれしい、被検体!」

澪は倒され、ナイフを突き刺されそうになる

澪「梓!」

梓「しねーーーーーーーーーーーっ!!」

しかし梓はなぜか動きを止める

なぜ?なぜこいつは嬉しそうに微笑んでいるのだ

澪「刺してくれていいよ・・・梓」

梓「気でも狂ったか!」

澪「いや、ただ嬉しくてお前に会えた事が、ただ私を殺したら、二度と争いをしないって誓ってくれないか?」

梓「何を・・・何をいってるんだお前はっ」

澪「お前に幸せになってほしいだけだよ・・・」

なんだこいつは・・・いきなり嬉しそうな顔をしだしたら
自分を刺してくださいだと?ばかげている、イレギュラーすぎる


梓「言われなくても!しね!」

澪「ッ!」

澪の腹部に異物が差し込まれ、辺りにドクドクと赤い血が染まっていく


澪「はぁはぁ・・・げほっ刺されるって・・・こんな・・・感じなん・・・だな」


梓「ソレスタルビーイングめっ」

梓「!?」

懐かしい声、なんだろう

『何で軽音部に入ってくれようと思ったんだ?』

『これ梓ちゃん専用のカップなの』

『楽しかったね、私みんなの事大好きだよっ』

『みんなそうだよ!なぁ?』

梓「あ、あれ?」

なぜか分からないが涙が溢れ出てくる、その訳はいくら考えても分からない
なんで私泣いてるの?私何をしているの?私は--


澪「はぁはぁ・・・あの頃・・・はみんなで・・・遊んで・・・楽しかったよな・・・」

こいつは何をいっている?私を知ってるのか?だが口が勝手に開いていく

梓「新観ライブ感動しました・・・」

私は何をいっているんだ?だが言葉は留まる事を知らない

澪「・・・また・・・みんなと・・・バンドしたい・・・よな・・・」

梓「バン・・・ド?もう無理だよ」

澪「そうかぁ・・・それは残念だな・・・」

梓「だって私達はもう放課後ティータイムじゃないんですから・・・」

澪「・・・やだな・・・またみんなで・・・ライブ・・・したいよ・・・」

梓「ワガママいわないでよ・・・」

澪「今度は・・・みんなで・・・何・・・しようか?」

梓「次はもうないん・・・ですよ」

梓「澪ぜん・・・ばい・・・」

水滴がぽたぽたとその綺麗な顔に落ちていく、さながらそれは天使が人に施す、最大の慈悲のようであった


澪は薄れ行く景色の中で轟音と慈悲と緑の機体が降りてくるのを確認するとそっと意識を手放した

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---捜索ポイントF---

誰もいない絶壁の側でそこに似つかわしくない乙女の声で無線のやり取りが行われる

憂「えっ!?澪さん見つかったんですか?」

憂「梓ちゃんも!?そうか・・・だから・・・よかったぁ本当に良かった」

憂「はいっ、はいっ今から帰還します」

焦卆しきった胸をなで降ろしみんなの安全を再認識すると体全体を使って表した

憂「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」

「ふふ、嬉しそうね」

突如現れる気配。誰だ?この声は?こんな時間にこんな所に現れるもの好きはいるだろうか。

憂「だ、だれ?」

「私よ、ソレスタルビーイングのガンダムマイスター元ヴァーチェのパイロット」

「そして今はセラヴィーのパイロット」

「琴吹紬よ」

その名には聞き覚えがある、そうだ、お姉ちゃんと一緒に過去を戦い抜いた

憂「セラヴィー、マイスター・・・」

憂「琴吹紬・・・」

憂「生きてた・・・生きてたんだ・・・!探してたんです!よかった!よかったよぉ」

本当に今日はいい日だ、会いたかった人達に思わぬ人達につぎつぎと再会していく

だが言葉の脈絡を断ち切り彼女は語り出した

紬「この世界を変えるには大きな変革が必要なの」

憂「え?」

紬「変革は痛みを伴う、私達ソレスタルビーイングがやってきた事もそう」

紬「だから今までやってきた通り、私達の計画に協力してくれないかしら?」


何をいきなり言い出すと思えば、また一緒に分かり合える世界へと共に変えて
いこうという提案ではないか


少しいままでの様子とは違いとまどったが、それは願ったり適ったり
大きく首を縦にふろうとした


しかし次の言葉に体の動きが止まる

紬「世界を滅ぼす為に」

憂「へ?」

思考がとまると同時にあの男の言葉がフラッシュバックする

「世界を滅ぼしたのは平沢唯だ」

憂「ま、まさかお姉ちゃんと紬さんは・・・」

紬「・・・あぁ・・・なるほど」

紬「ふふ、返事は急いでないわ、いい事おしえてあげる」

つかつかと自分の方に歩みよってくると憂のふとももに指をすべらせ耳元でこういった

紬「アロウズの上層部のトップいえ、彼女は5日後の経済界のPTに出席するわ」

憂「ひっ、アロウズの上層部に・・・」

憂「彼女・・・?だ、だれですか?」

紬「誰でしょうね、じゃあ私はもういくね、ばいばい」

紬は崖のほうへ歩いていくとなにやら白いガンダムで飛び去っていってしまう

・・・なんだこれは?ナンダコレハ?

憂「意味がわからない、意味がわからないよぉぉーーーー!」

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---プトレマイオスブリーフィングルーム---

アカネ「00とアリオスの修理は大体終わってます」

アカネ「それと宙の方で支援機が完成したらしいんですが、先に宇宙に上がっててもいいですか?」


さわ子「えぇ、ありがとう、わかったわ」

朗報の通信を切り、それとは打って変わる目の前の惨状にため息をはく


そこには全く元気がない憂

何かに掴みかかろうとし息を荒げて顔を真っ赤に染める律、

それを必死にとめる澪

そして方頬を赤く染めた梓が倒れていた

律「お前澪にこんな事してわかってるんだろうなぁ?あぁ?」

澪「律やめてくれ!梓も正気じゃなかったんだ!」

律「お前は黙ってろ!」


正直律が人に本気で手を上げて怒る所なんてあんまり見ない

いや全くといっていいほど
見ないだろう、梓はその様子を見て謝る事しかできなかった


梓「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

さわ子「りっちゃん、それくらいでもういいでしょ?」

律「でもこいつはっ!私の澪の体に傷をつけやがったんだぞ!」

澪「大丈夫だから!傷も浅かったし!ちょっと血出しすぎて気を失ってただけだから!」

律「それのどこが浅いんだよ・・・」

澪「本当に大丈夫だから・・・お願いだ律!梓を許してやってくれ」

梓「ごめんなさい・・・」

律「でもこいつはゆるせねーんだよ!」

憂はその台詞を聞いてビクッと体を震わせた、それは律と戦った時に自分に吐かれた台詞

憂「・・・・」

律「あっ・・・」

それを見て律はばつが悪そうにそっぽを向いた

皆が沈黙している中、一つの音楽が鳴り響く

幸せ~なら手をたたこっパンパン
幸せ~なら手をたたこっパンパン

律(誰だよ・・・たたけねぇよ・・・)

憂(叩けるわけないよ・・・)

澪(叩けるわけないだろ・・・)

さわ子(叩けるわけないでしょ)

梓「」ブッ

それを聞きなぜか梓が思いっきりふきだした

梓「あははははははっ・・・は・・・は・・・」

顔をあげると、律がすごい顔でこちらを睨んでいた

幸せ~なら手をたたこっパンパン
幸せ~なら手をたたこっパンパン

梓「ごめん・・・なさ・・・い」

律「はぁ、もういいよ、なんかバカらしくなってきた」

幸せ~なら手をたたこっパンパン
幸せ~なら手をたたこっパンパン」

律「てかうるせーなそれ止めろよ!澪の方から聞こえてきてるぞ!」

澪「いや、さっきから止めようとしてるんだけどなんかアリオスが落ちた衝撃で端末が壊れて止まらないっていうか」

律「そんなもん設定しとくなよてめーーーー!」

澪「う、うるさい///」

幸せ~なら手をたたこっパンパン
幸せ~なら手をたたこっパンパン

憂はそれを見て吹きだし、後は大きく涙をためて笑ったのであった

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律「梓、今日はもういい、だけど完全に許したわけじゃないからな」

澪「り、りつ・・・」

梓「澪先輩いいんです・・・律先輩に許してもらえるように頑張りますから」

澪「あ、あずさ・・・ごめんな」

きっとできる、いややってみせる、だって私先輩達の事大好きだから--

梓「いえっ」

そこにブリッジから通信が入った

曜子「監視者さんから暗号通信が入りました、5日後の経済界のPTに今まで姿を見せなかったアロウズの上層部が姿を現すそうです」


さわ子「へぇ・・・アロウズのトップが誰なのか一度みてみたいのもあるわね」

憂がそれに反応し紬がいっていた事を思い出す、今はこの空気に水を差すわけにはいかない
みんなには紬さんの事は黙っていよう


憂「あの私行きたいです!アロウズのトップそれが本当の敵ならこの眼で見てみたいです」


さわ子「あら?分かったわ、もう一人フォローにほしいわね」

律「私が行くよ」

憂「お姉ちゃん・・・」

梓「お姉ちゃん?」

憂「り、律さんっ///」

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---パーティ会場---

輝くテラス、シャンデリアが並びく巨大な屋敷そこにいつものカチューシャを外した少女

ポニーテールの可愛らしい少女が綺麗なドレスを着て歩いていた

律「しっかし、なんだよこのドレス、ヒラヒラして気持ちわるいっての!」

憂(・・・カチューシャ外した律さんかっこいいよ///反則だよ・・・)

律「なんかじーっと見てるけどどうしましたかしらん」

憂「いえっなんでもっ」

憂「ふ、普段こんな格好しませんしね」

クスクスと笑っていつもと変わらないように律を見る

憂「よく似合ってますよ!」

律「う~ん、あんがと!そうだ、敬語だるかったらやめていいぞ?」

憂「はい!」

憂「じゃなかった・・・えへへ」

握り拳をつくってコツンと自分の頭を叩く

律(かわええ・・・おっと)

律「ふっふっふ、じゃあ外で脱出の準備して待ってるからアロウズの確認よろしくなー」

憂「う、うん///」

つかの間の仲間との談笑を済まし、当初の目的を果たそうと気を強張らせる

憂(いるなぁ資料で確認した通りだけどエースパイロット達もきてる)

だが憂の目的はそれだけではなかった、一番の目標・・・どこだ?どこにいる?

そこに参列している人々からワッと歓声がどよめいた

憂(なんだろう?)

憂「!?」

有り得なかった、なぜならそこにいるはずのない人がいるから--

憂「うそ・・・そんな・・・」

観客が道をつくる、そしてその道の真ん中をあるきこちらへ向かってくるのは・・・

「久しぶりだねぇ」

頭がズキンと痛んだ

憂「お姉・・・ちゃん・・・」

うそだ、信じたくない、なぜこうなる、なんでこうなる

憂「なんでお姉ちゃんがアロウズなんかに!?」

唯「あれ?聞いてないかなぁ?世界を滅ぼすためだよ、まず人を減らさなきゃね、手がかかるんだよぉ」

唯「だから利用させてもらってるだけだよ、私達イノベイターとヴェーダの力を見せたらなんでもいう事聞いてくれるんだぁ」

『世界を滅ぼしたのは平沢唯だ』

唯の一言一言あの男の一言が憂の余裕を奪っていく

憂「お姉ちゃんがそんな事するわけないよ!」

唯「?さっきからおかしな事をいうね~」

唯「人は滅んで当たり前なのになぁ」

唯は口頭を少し上にあげ、囁くように言葉を紡いだ

唯「そうだいい事教えてあげる~えへへ」

唯「ヴェーダってあれすごいね、データの蓄積量、判断、これからどうすればいいか全部かいてあるんだもん」

唯「でもちょっと間違ってたからね、データをいじったよ」

憂「ヴェーダって・・・さわ子先生がいってた・・・」

いつものふわふわとした口調でこれを言ってのける

唯「そうだよ、ねね手伝ってくれないかな?世界を人を滅ぼすのを」

これは唯じゃない、違う他のなにかだ、そう心が叫んでいる、だがなぜか肯定そうな自分もいる
姉だからだろうか、いやそれでも思いを跳ね除ける


憂「・・・やだ」

唯「ん?」

憂「いやだっ、お姉ちゃんはそんな事いわない、お姉ちゃんは間違ってるよ!」

憂「私は私の信じる道をいく!」

それを聞き意外そうな顔をした後唯は頬をプクっと含ませる

唯「ぶーぶーぶー!」

唯「・・・残念だねぇ」

唯「じゃあいいや~、もう行っていいよぉ、もー用ないもん」

思わず泣きそうになるだけど--

まだまだ聞きたい事はある、それにやっと姉と会えたのだ
ただで帰るつもりはない

憂「おねぇ」

唯「はやく行かないとCBだってばらしちゃうよ?いってよ~」

ここでソレスタルビーイングだとばれれば逃げ切る事は不可能であろう

憂(今のお姉ちゃんなら本当にやりかねないよ・・・)

苦虫を噛み後ろ髪を引かれる想いで目立たないように早足で会場の出口へと向かう

憂「・・・めっだよ・・・おねえちゃん・・・」

律「お?終わったか?」

憂「このエリアを脱出します、待機させてあるガンダムで出ましょう」

律「ん、あ、ああ、そんな急がなくても・・・」


---帰還ルート上空---

モニターでみるその顔は眉間にしわを寄せ可愛らしい姿を打ち消していた

律「怖い顔してどうしたんだ?」

憂「律さん、見つけました、お姉ちゃんを・・・紬さんを・・・」

律「なんだと!」

思わぬ朗報にケルディムの姿勢制御がゴゥンと崩れる、慌てて律はピックを握り直した

憂「でも・・・お姉ちゃんも紬さんも歪んでました・・・」

律「はぁ?」

誰でもこう思うだろう、事実憂もはじめ聞かされた時こう思ったのだ

憂「だから・・・私は歪みを、お姉ちゃん達の歪みを修正する」

覚悟を決めたのに応答するようにアラートが00とケルディムに鳴り響いた

唯「ところがぎっちょん!」

赤いガンダムが正面から立ちふさがるように00とケルディムの前に降り立つ

憂「あれは・・・桜ヶ丘を襲っていた・・・」

律「スローネの発展型・・・?誰がのってるんだ!」

唯「アルケーだよ!ちょっと遊んでよぉ」

その聞きなれた声は剣を構えると威嚇し、2機にむかって突っ込んできた

唯「いっけー!!ファング!」

高速で飛び回るファングは00とケルディムの周りをグルグルと飛び回ると十字砲火を放つ

憂「お姉ちゃん!?ッ!このファングはやい!」

律「この声!お前は!」

律「しまっ」

律「わぁぁぁぁああーーーーー!!」

予想もしなかった攻撃に00は剣でなんとか受けきるがファングが集中していた
ケルディムはライフルもろとも直撃を受け、煙を上げて海上へと落ちていく

憂「律おねぇ」

唯「よんだー?」

憂は落ちていったケルディムに眼を向けていた為突如眼の前に現れたアルケーとモニターに映る金色の眼をした唯に思い切り、蹴り飛ばされた

憂「~~~~~~~~ッ!!」

律「やめろっ!お前と戦う理由なんてない!」

下方向からビームサーベルを持ち、落ちたと思われたケルディムがサーベルを振るってくる、だが軽く受け止められてしまう

唯「えー私達に協力する気はないってきいたもん」プンプン

律「協力?そうかそれで歪みを修正するって!」

唯「そうだよー人間なんてみんな死んじゃえばいいのに」

律「なんでおま」

憂「お姉ちゃん!」

吹っ飛ばされた00は体勢を整え、戦闘不能にしようとアルケーにむかって剣をふるう動作をする

唯「隠し腕の隠太だよ!」

足からビームサーベルをいきなり発生させ、律のサーベルを受け止めながら
下半身を00に揺らし憂のサーベルも同時に受け止める

憂「うそっ」

律「冗談だろっ」

唯「えへへ、ファング!」

腰からファングを出し、つばぜり合いとなって動けないであろう両機にビームが発射された

爆風を上げ、墜落していく2機、だがまだ威力が低いのだろうか、それほど深刻なダメージは見られないが衝撃の為、姿勢制御ができない

憂「わぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!」
律「ぐぅぅぅぅーーーーーーーーーーーー!」

強い、強すぎる・・・純粋種の力ってこんなすごかったのか--

唯「まとめて堕ちちゃえ」

2機を破壊しようとアルケーは刹那の時も惜しそうにサーベルを光らせ追尾する

さわ子「ところがぎっちょん!」

突然どこから現れたかアルケーにむかってアリオスとトレミーから弾幕が張られ、さすがのその質量に純粋種もひるむ

唯「うぅ、さすがに艦とガンダム3機の相手はきつい・・・」

唯「まぁいいや、ソレスタルビーイングが暴れる程、世論はアロウズを支持するもん」

回避運動を起こし、分が悪いとみるやあっさりとアルケーは引き下がっていく

澪「律、憂ちゃん新しく情報が入った、ここにいるとまずい、撤退するぞ!」

憂「で、でもあれにはお姉ちゃんが!」

律「・・・くっそ」

澪「お姉ちゃん?唯が!?」

さわ子「話しは聞かせてもらったわ、艦で詳しく聞かせてちょうだい」

憂「はい・・・」

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---プトレマイオスブリーフィングルーム---

さわ子「そう・・・唯ちゃんとむぎちゃんが・・・」

澪「分かったのは、アロウズのトップの唯とむぎが世界を滅ぼそうとしている事・・・か・・・」

梓「そんな・・・唯先輩、むぎ先輩・・・」

さわ子「理由も聞けなかったのね」

理由を聞けないのは失態であった、説得しようにも何を言えばいいのかわからずじまい・・・


憂「すいません・・・でもきっとあの二人は何か勘違いをしてるだけだと思うんです、なんとか理由を聞いて説得してみせますから!」


さわ子「そうね、あの子達がそんな事するなんて私も思わないわ、なんとか二人の眼を覚ましてあげましょう!」


憂澪梓「はいっ」

そうだ、それでいい、今悩んでいても仕方ない、次こそ・・・次こそは・・・

そうだ、通信の時にいっていたあれは何だろう?何か重要な事だったのだろうか

律「それで新しく情報が入ったって?」

さわ子「そうよ!監視者からの情報と私の予想ではもうすぐ包囲網がしかれる、逃げられないわ」


澪「それで宙のラグランジュスリーにあがろうって事になってるんだ」

律「わかった、準備する」

そこで空気と化していた小さな新人が遠慮がちに手を挙げ、言いづらそうに口を開いた

梓「あのっ私にも何か手伝える事はありませんか?」

憂「梓ちゃん・・・」

腕のいいパイロットが足りなかった、それに信用できる存在も・・・だがこの子なら2つの条件をクリアしているが、しかし・・・長考したのちさわ子は答える

さわ子「そうね・・・梓ちゃんがいいなら、もう少し先で・・・手伝ってもらえないかしら」

それは澪には複雑な心境であった、できれば梓には戦いに関わってほしくないのだ

自分が一度梓を手にかけてからはそういう思いは強くなっていく

澪「・・・私は梓に戦ってほしくは・・・」

梓「大丈夫です、澪先輩、私がやりたいんですから」

澪「梓・・・」

梓の目線が自分にむいている事にきづくと言葉を吐き捨ててドアから出て行く

律「ふん・・・邪魔だけはするなよ」

梓「は、はい」

憂澪(・・・)

さわ子(困った子ね)

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---梓部屋---

突然憂が突拍子もない事を言い出した

梓「鬼ごっこ?」

憂「うん!この艦けっこう広いんだよ、やらない?」

そんな幼稚な事憂が言うであろうか?しかし少し考えるとすぐに答えはでた

梓(憂がこんな事いうなんて・・・そっか、私を元気づけようとさせてくれてるんだ)

梓「ううん、憂ありがとう、元気づけようとしてくれてるんだよね」

彼女は優しく笑いながら否定する

憂「え、えへへ~違うよぉ、楽しそうだもん!」

梓「ガンコなんだから・・・そういう所唯先輩にそっくり」

その言葉を受け取り、憂はなぜかクネクネと腰をふり頬を赤らめて手を両頬にそえた

そしてなぜか思っていた事を口にしてみた、いや口に出していた

梓「私律先輩に許してもらえるかな」

突然いわれた台詞に悲しい顔を見せるとまた同じ笑顔を見せ語りかける

憂「梓ちゃん知ってる?律さんね、梓ちゃんいない時に梓ちゃんどうしてるか?とかすごい聞いてくるんだよ?」


梓「え?」

憂「許そうとしない人の事を気にかけたりしないよね、だから本当ははやく仲良くなりたいんじゃないかな」


そっか律先輩気にしてくれてたんだ・・・


梓「うん・・・私もはやく前みたいな関係に戻りたいな・・・」

憂「なれるよきっと、想いは同じなんだから、ただ今はちょっとすれ違ってるだけだよ」


梓「うん・・・うん・・・」

心が救われるとはこういうものなんだろう、誰かに話すだけでも気持ちが落ち着く、これが人の暖かさなんだなと思った

憂「そうだ、思いきって律先輩に抱きついちゃえ!」

梓「な、なんで///」

憂「お姉ちゃんがそうしてくれたらなんでも許せるからだよ!」フンス

少し思い出すとなるほど、憂のいう事はこの姉妹に間柄に限っては的を得ている

梓「・・・納得」

憂「ほらほら早く行って!」

梓(嫌だけど・・・それで仲直りできるなら・・・やってみようかな)

梓「うん・・・」

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梓「律先輩っ」

少しぶっきらぼうに反応される

律「梓か、何だよ」

梓(怒ってる・・・のかな・・・それにしても現状に立ち会ってみたら、恥ずかしい・・・できないよ・・・)

梓「あ・・・あ・・・の・・・」

律「あの?」

梓(言えないっ)

梓「そ・・・の・・・だ、抱き・・・・っぃ・・・・」

律「だき?」

律「ん?舵機?」

律(船のかじの事だよな・・ああ手伝いって・・・この艦の操縦士にでもなりたいのか?)

律「お前が本当にやりたいなら止めねーよ」

梓(えっ!?いいのかな)

梓(ううん、本人から許しがでたんだしいいんだよね)

これで仲直りできるなら梓としては願ったりかなったりだ、念の為もう一度確認する

梓「その・・・いいんですか///」

律「別にかまわないぞ」

梓(よ、よし行こう、頑張れ梓!)

そこに角から澪が姿を現し二人に気づく

澪(ん?あれ律と梓だ、一緒にいるって事は仲直りしたのか!?)

澪「おーい!り」

梓「失礼します!」ダキッ

律「え?」

梓「///」

澪「え?」

澪「おいこのクソデコーーーーーーーーーー!」ダッ

律「ち、ちが、梓はなれろって!」

梓「ごめんなさい律先輩!(許してくれるまで)離しません」

澪「でこおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

律「おま何言って、アッーやめて顔に平手打ちはやめて!ああああああああああああああああ」

バッチーン


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---コンテナ内部---

憂「律さん、その頬の手の跡どうしたんですか?」

律「うるせーやい・・・」

澪「じ、自業自得だ」

憂「?」

曜子「敵トリロバイト6機を確認、各員準備を行ってください」

澪「作戦開始だ」

律「へいへい」

憂「はいっ」

一方ブリッジでは作戦中特有の忙しい報告を行っている

曜子「敵はトレミーを包囲しつつ接近してきます」

さわ子「攻撃開始時間は?」

曜子「0024です」

さわ子「しずかちゃん!」

しずか「はい、トレミー海中から急速浮上体勢に入ります」

曜子「!大型魚雷接近してきます」

さわ子「爆風を利用して一気に宙へ駆け上がるわよ、引き付けてちょうだい!」

さわ子「00、アリオストランザム開始!」

そこに通信に耳を傾けていた二人に指示がとんでき、勢いよく返事を返す

憂澪「了解」

律「しっかしガンダムと艦の端末を繋げて艦をトランザムさせるなんてな」

憂「驚きだねっ」

さわ子が息をのみ、待ちに待ったその言葉を吐き出した

さわ子「今よトレミー緊急浮上!爆発の上!かっとばせー!」

しずか「よいしょーーーーーーーーーーーー!」

ぐんぐん爆発を利用し上へ上へと登っていく

海面にでる直前さわ子から指示が出る

さわ子「GNフィールド展開!トレミーを飛行モードへ」

艦が赤く染まり爆音爆速を出し、海から浮上、重力を無視させるその動きはいかなるMSも追いつけない


---海上---

「艦がトランザムした!?」

聡「このスピードは・・・」

キミ子「慣性の速度じゃ!」

最大千速で追いかけビームを撃つが当たらない当たらない、それも当たり前だろう

機体全てが揺れ、それに加えてトレミーという細かい的を狙い打つようなものなのだ、誰にでもできる物ではない

しかし--

紬「私なら当てれちゃうの」

本隊から離れた上空白いガンダムがバズーカ状の兵器を構え、爆速のプトレマイオスに狙いを定める

紬「上昇角度の変更、ほんのちょっと」

紬「セラヴィーなら余裕ね」

バズーカから粒子が吹き出し、極太のビームがプトレマイオスに向かって発射される

それは角度、タイミング全てが完璧に艦へと向かっていた

憂「なっ」

憂はそれをモニターで見ガンダムとビームの正体を確信しどっと汗が吹きだす

憂「セラヴィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

誰もが撃墜されると思った、だがあり得ない芸当をやってみせる者がいる

律「狙い撃ちは私の十八番ってな」

ケルディムはライフルをビームへ向けるとトランザムを発動しビーム出力を上げ極太ビームへ狙いをつけ発射される

結果ビーム同士がせめぎあい、相殺しその後にはいつもと変わらない青空が澄んでいるだけであった

さすがのイノベイターもこれには驚く、ビームをビームで打ち消す?どこの化け物だろうか

紬「・・・」

律「残念だったなむぎ」

紬「凄いわ・・・メッセージ送ってあげなきゃね」

ケルディムのモニターに呼び出し音が鳴り、ふと眼をむける

律「ん?なんだ?有線回線から通信?」

律「ヴァルハラ カラノ キカンニ ケイイヲ シメス」

律「どういたしまして・・・だな」

そこに新たなモニター回線が開き、意外な顔を覗かした

梓「律先輩凄かったです!」

律「お世辞はいいよ」

梓「そんなつもりじゃないんですけど・・・すいません」


『ごめんなさい律先輩、(許してくれるまで)離しません』


律(・・・)

モニターに写る梓は顔を伏せ、肩をおとし、明らかに落ち込んでいる

律「なぁなんでさっき抱きついてきたんだ?」

梓は眼を開き、少し恥ずかしそうにすると言いづらそうに理由を話す

梓「え・・・あの憂が・・・唯先輩に抱きついてもらったら・・・何でも許せちゃうからって・・・その・・・」

律(あぁなるほどね)

律(梓はこんなに私に謝ってくれてるのに、すこし意固地になりすぎたのかな)

律(こいつだって、わざとじゃなかったんだ、でも・・・)

澪「律!私からも頼む!梓を許してやってくれ!」

憂「私からもお願いします!律さん」

突然、土下座をする二人の姿がコックピットに映し出された、なんとMS毎だ、シュールな絵に律も眼を丸くする

梓「う、憂、澪先輩・・・」

二人の瞳がまっすぐ自分を向き、その眼が自分を捉えて離そうとしない

律(全くお人よしのばかばっかだな)

律「なぁ梓・・・」」

梓「は、はい・・・」

律「・・・艦に戻ったら飯でもくうか」

梓「え?」

律「食わないのか?」

梓「た、たべます!」パァア

律「そっか」

艦が通りすぎた後には梓の心を表すようにキラキラと粒子がずっと輝いていた

そしてそのままトレミーは予定通り宙のCBのアジトラグランジュスリーへと向かう

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---ラグランジェスリ---

デブリ帯その中にひっそりとデブリに偽装した中規模の綺麗なアジトがあった

先に宙に上がっていた整備士が自分達に手を振る

アカネ「おーい!」

しずか「あ、アカネおいっす!」

アカネ「おいーっす!」

懐かしい顔にお互い抱き合い喜びを体全体を使って表す

憂「ここがラグランジュスリー・・・」

澪「久しぶりだなぁここ、CBに入って訓練の時によくきてたんだけどな」

さわ子「当時と場所は変わってるけどね」

場所を変えたのは得策であった、なぜなら唯と紬は何度もアジトへと足を運んでいたからだ、もし前のままの場所であったら発見されていただろう

憂「わぁすごいすごい!!」

憂「ねー!」

梓「ねっ!」

後輩二人が眼を輝かせ子供のようにはしゃぎ騒いでる、騒がしいといえば--

澪「律のやつはどこにいったんだ?」

探している主の目撃情報がさわ子から寄せられる

さわ子「りっちゃんならここに着いた途端食堂に走っていったわよ」

澪「お腹すいてたのかな、そろそろご飯時だし・・・」

さわ子「そうね、憂ちゃんはアカネちゃんと一緒に先に新しい支援機のテストお願いね」

さわ子「みんなは部屋に行った後しばらくしたらご飯にしましょうか」

憂澪曜子しずかアカネ「はーい」


---食堂---

皆が食堂につくと律がまってましたといわんばかりに出迎えた

律「さぁさぁ座ってくれ!!」

曜子「なーに、りっちゃん」

しずか「お、なんかいい匂いがするよ」

澪「やっぱりご飯か、憂ちゃんは新型のテスト先やってくるってさ」

律「あいよー」

みんなが着席すると律が奥からハンバーグを持って出てくる、それをみんなの前に一つ一つ置いていった

律「私が腕によりをかけてつくったハンバーグ召し上がれ!」

しずか「今何ていった?」

曜子「わかんない・・・」

しずか「これ誰がつくったのかな?」

律「私だよ」

梓「おぉ・・・」

律「どういう意味だよ」

あの日以来律と梓はちょっとづつだが会話をするようになっていた、少しずつだが二人の距離は縮まっているようだ

慌てて手を横にふり、顔をぶんぶんと振る

梓「いっいえっ!」

割と真面目な顔をしてさわ子は言う

さわ子「冗談はそれくらいにして」

律「冗談って何だよっ」

澪「それが冗談じゃない、律は料理がうまいんだ」

みんなの声が見事にはもり、それは声を重ねてオーケストラのように大音量へと変わる

全員「えーっ!?」

そこにキョロキョロしていたさわ子が何気なしに律に訴えた

さわ子「・・・なんか梓ちゃんと澪ちゃんのハンバーグだけでかくない?」

律「気、気のせいじゃないか?」

言われて自分のハンバーグと他のみんなのハンバーグを首を動かし見比べてみる

澪(あれ?本当だ・・・そして梓の私のよりでかいな・・・・・)

梓(ふにゃ・・・うれしいな・・・///)

机の下では誰にも気づかれないように梓は足を自分の足に絡み合わせた

さわ子「えーずるいずるいー」

律「子供かアンタ」

その様子を見てひとときの幸せを感じる全員、自然とここに笑顔が溢れていた

澪梓(ふふ・・・)

いきなりわずかだか誰にも気づかれない程度の粒子がラグランジェスリーを包む

梓澪「!?」

瞬間二人の脳裏になにやらざらつきを違和感を感じ頭を抱え始めた

梓澪(なんだこの感じ、死んでいく・・・人が?)

なぜ分かるのだろうか、自分でも分からない、だが分かってしまうこれは何だ?

律「ん?大丈夫か澪その・・・あずさ」

澪「大丈夫、大丈夫だから」

梓「私も・・・大丈夫・・・です・・・」

だが二人の様子は尋常ではない、さっきまでとはまるで違うからだ

律「でもお前ら様子が・・・」

大声が食堂に弾け飛ぶ

ミオ「だいじょうぶだっていってんだろうが!!」

ミオ「ったく、なんだぁ、おちおち寝てもしてられねぇ」

全員「!?」

食堂が静まり返り、律を覗く皆がきまずそうに押し黙った

その様子を見、面倒くさそうに乱暴にたちあがると舌うちをして部屋を出ようとする

ミオ「ちょっと散歩してきますっと」

梓(澪先輩・・・?うう・・・)

さわ子「ま、まぁまぁせっかくりっちゃんが作ってくれたんだし、食べましょ」

律(・・・)

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コンテナの一室そこにはトランザム状態の00の背中に新兵器オーライザーがドッキングしていた

粒子の発生源はここである

憂「なんなのこれ・・・出力がどんどん上がっていく・・・」

憂「これがオーライザー・・・ダブルオーライザー」

アカネ「校長がトランザムと一緒に送ってきたツインドライヴシステム・・・これほどなんて・・・」

あり得ない、いままでの00とは計り知れない数値を打ち出していく

あまりの出力に太陽炉から粒子の丸いリングが2つ形状されそれは尚現在も巨大化していく

憂「世界を変える力・・・これならお姉ちゃんを・・・」

突然・・・突然だ、憂はいくつもの不思議な人の声を聞く事になる

全ての隔たりがなくなり、心から心へと感情が溢れてくる

憂「なに・・・これ・・・」

しばらく耳を傾けていると、トランザムの限界時間を突破し、出力が下がる

それを機にぱったりと人の声は聞こえなくなったのであった

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「・・・ダブルオーの声が聞こえる・・・俺は・・・」


---ブリッジ---

皆がご飯をたべた後思い思いに行動していた時、突然呼び出されここに集まる

梓「澪先輩、大丈夫ですか?」

澪「ん?何がだ?」

梓「さっきの・・・」

澪「?」

あの事は澪も言いたくないだろう、律は軽くフォローをいれてやる事にした

律「まぁいいじゃ~ん、それで私達をここに集めたわけは?」

さわ子もそれに感づいてか、さっさと用件を話し始めた

さわ子「ええ、さっき情報が流れてきたわ、連邦に反抗的だったアフリカ中東のスイールが文字通り無くなった」

憂「なくなった?」

町がなくなる?そんな表現あるだろうか、一夜そこらで突拍子に町がなくなるわけがない、憂がそう聞いたのも当然である

さわ子「衛星兵器メメントモリによって宙から攻撃、いえ、具体的にいうと大質量のレーザーで焼ききったというべきね」

憂「な、国をやききるって!そんなばかげた兵器が・・・」

さわ子「カタロンが動き出したという情報も出ているわ、私達もメメントモリを破壊する為に出撃する事になる」

皆顔を俯き、眉間に皺をよせている、罪のない人達が何人も死んだのだ

梓「それを指示しているのも・・・唯先輩達なんですか・・・?」

さわ子「・・・でしょうね、憂ちゃんの報告であったヴェーダを掌握し実質アロウズを動かしているのはイノベイターである彼女達・・・」

憂は思うなんでこうなっちゃたのだろうと

憂(あの優しいお姉ちゃんの心はどこにいっちゃったの?)

澪は顔を上げて、みんなの同意をえるために言った

澪「なら止めなきゃな?」

律もそうだと思う、だが一つだけ心残りがある

ヴェーダをあちらが掌握しているという事は--

律「なぁヴェーダってむぎが言ってなかったか?人の道標だって」

確かにそうだ、戦術予報士の自分がむぎとは付き合いが長い、それは痛い程聞かされていた、でもだとすると--

さわ子「道標の邪魔になっているのは唯ちゃん達を邪魔する私達だっていうの・・・?」

困惑するソレスタルビーイング、だがそこに全員を見て凛と響く声がする

憂「破壊します」

梓「う、うい?」

憂「例えヴェーダがそういってもお姉ちゃん達は間違ってる、破壊します」

憂「私の意志で」

それはヴェーダから道標からはずれ兵器を破壊しようという事だ

もともとソレスタルビーイングはヴェーダの推奨に乗っ取って動いていた、それを跳ね除けようというのだ


そうだ、これが間違ってるかあってるか分からない、けど自分達の意志で唯達を止めよう、罪のない人達が一方的に死んでいいはずがない憂の顔をみて全員がそう思えた


梓「唯先輩達を止めて、説得しましょう!」

律「そうだな!」

梓「は、はい!」

合いの手を掛け合う二人を見て憂と澪は優しげに見守る、だが普通に梓と会話していた自分に気づき律は恥ずかしそうにそっぽを向いたのであった

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すでに機体がボロボロでところどころに花が咲いている機体の中で右手を失った男はカタロンのMS隊を相手に獅子奮迅の活躍をしていた

「・・・カタロン・・・あの時と同じ・・・くるか・・・」

オービタルリングの先にあるメメントモリ周辺ではカタロン艦隊が戦闘を繰り広げていた、が

カタロン艦隊は砲身を変えられる衛星兵器メメントモリ、敵の抵抗により苦戦をしいられていた、それは一方的な暴力といってもいい

今も沈みそうな艦が一隻

しかしダブルオーライザーが駆けつけその艦を救ってみせた

憂「カタロン艦隊へ、こちらソレスタルビーイング、衛星兵器破壊ミッションは私達が行います」

思わぬ援護に艦長と思しき男は頭を下げる

カタロン艦長「感謝する・・・」

憂「衛星兵器の詳しい情報があれば回線HTTで転送を」

部下に激を飛ばし回線HTTを開く

カタロン艦長「すぐに転送しろ」

電子音がなり00のモニターに情報が表示され、すぐに母艦へと送る

憂「転送を確認、衛星兵器の次弾発射の可能性があります、艦隊をオービタルリングの下側に」

カタロン艦長「了解・・・」

通信を終わらせ鈴をなり合わせたような音を出し、宙域に留まった00ライザー

太陽路から巨大な粒子のリングを2つ出すと敵を引き付け次々と敵を撃破するがエクシアに似た、いや滅んだ世界でみたMSガンダムからの攻撃に驚き一瞬足が止まる

憂「あのガンダムは!」

「かわしたか」

憂「あなたは・・・あの時の・・・あなたは誰ですか!?」

男は意外そうな顔をし、事務的に答えてみせる

「俺は刹那・F・セイエイ」

刹那「元ソレスタルビーイングのガンダムマイスター、現在はアロウズのパイロットだ」

憂「刹那・・・ガンダムマイスター・・・なんでアロウズに・・・」

刹那「・・・彼女達がいっていた・・・お前が俺と同じか・・・」

憂「彼女・・・同じ・・・?」

刹那「・・・あれを壊させるわけにはいかない」

刹那「ダブルオークアンタ目標を駆逐する」

エクシアを思わせるボロボロの機体は剣を構えると、ダブルオーと同じ鈴の音をすり合わせたような音を出しオービタルリングを平面移動してくる

憂「!」

こいつはやばい、イレギュラーすぎる、威圧感が今まで戦った敵とはダンチであった

そこに、さわ子からの通信が入る

さわ子「憂ちゃん今からミッションを開始するわ」

憂「りょ、了解、1機不安要素の特別機がいます」

さわ子「そう・・・なら・・・」

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憂はあれからなるべく戦わないように逃げに徹し、刹那の攻撃から身を守っていた

刹那「逃げてばかりか」

憂「刹那さん!教えてください、あの時なんで私達を助けてくれたんですか!?」

突然行われる通信に眉をピクリと動かせ、不思議そうな口調でいう

刹那「助ける?何を言っている」

憂「ッ?」

おかしい、話が噛みあっていない、だが機体、容姿はほとんど一緒だといっていいだろう

機体が大破しているか、していないかの違いだけ、どういう事だ

ハッとしミッションプランスタートの合図を母艦に文字として送る

さわ子「きたっ」

プトレマイオスのモニターに表示された言葉は--

「目標の誘導に成功」

それを見た途端、遠方にメメントモリがあるオービタルリング沿いに艦を這わせ一気にメメントモリへと突撃をしかけるプトレマイオスの姿が出現

正面のハッチがあく

そこにはバズーカを担いだ梓の新型機体ガンアーチャー、律のケルディムがメメントモリ方面にむかって銃を構える

刹那「そうか、しまった!」

刹那は思い出したかのように追いかけようとするが、00オーライザーに牽制されそれを許してくれようとはしない

憂「あなたの相手はこの私!」

刹那「くっ」

憂はこのクアンタを倒せるとは思ってはいなかった

なぜなら熟練された憂と00ライザーですら動きが全く読めないのだ


だが、回避に特化し、避け牽制だけならなんとかできそうだった、いわば自身を囮にする作戦


憂「お願いします!律さん澪さん!梓ちゃん!」


梓「うん!一気に本丸を狙い打ちますよ!」

律「おーらい!」

そのままGNフィールド張りメメントモリに向かうプトレマイオス

メメントモリが手の出せない場所にも入り、このまま行けば一気に撃破できるはずであった

だが敵もさるもの、左側面から砲撃をしプトレマイオスをメメントモリの射線上へと押しだそうとする

曜子「船体がじょじょに右側に押し出されて・・・メメントモリの射線軸上に入ろうとしています!」

しずか「衛星兵器の射線軸上まで残り14!」

さわ子「・・・・・・・」

報告が行われている間もじょじょにじょじょに軸にはいっていくプトレマイオス

皆額に汗をにじわす、そして墜に・・・

曜子「トレミー敵衛星兵器の射線軸上に進入しました!」

遠眼に衛星兵器に光が集まりエネルギーをためているのが目視できる

地獄への道は開きはじめていた・・・

アカネ「さ、さわ子先生!」

さわ子「まだよ・・・まだ!」

しずか「で、でもっ」

さわ子「まだよ!」

普段物腰の優しいさわ子の怒号が響く

そこにチャージを終えたメメントモリが今正に発射せんと砲身をきらめかせた

さわ子「今よ!澪ちゃん!」

その言葉を皮切りに高出力ビームがメメントモリから発射されプトレマイオスを光の中へと葬りさる、全員の眼にその光が差し込んだ

刹那「やったか」

憂「・・・・」

刹那「く・・・」

消えたはずだった、直撃したはずだった、だが敵艦反応がある

そちらを見ると、上空から艦を赤く光らせ、あの爆音爆速の直滑降で再びリング上へと艦を這わせるプトレマイオスの姿があった

メメントモリが当たる瞬間一瞬で上空へと移動したのだろうか

どんな機動をしている!敵部隊は唖然としている

刹那「やはりこの世界はあの時と同じなのかっ」

憂「みなさん・・・」

コンテナの中で人一倍冷や汗をかき、肩で息をする澪の姿がある、その顔は焦りながらも口頭を上げていた


その少女の乗機アリオスは端末で艦と繋げられている


澪「トランザム・・・」キリッ

撃破したはずの艦が現れ焦ったのか、敵防衛部隊からプトレマイオスに向かって砲撃が行われ、船体が揺れる


さわ子「アリオスのトランザムは全部船の推進力に回している、GNフィールドは使えない・・・りっちゃん!」


律「おう!トランザム!」

プラグを伝ってケルディムのデコが赤く光り、新兵器シールドビットを展開し、オートで敵の砲撃にビットを合わせ、艦を守り、更に艦は進路をメメントモリへと向ける


しずか「メメントモリまで距離6000、アリオス、トランザム限界時間まで9,4セコンドです」

律「こっちももたないぞ!まだかよ!」

艦は線路の上を進む進む、だがこちらの防御とて無限ではない、律も焦りはじめていた

そして、シールドビットもほぼ破壊され、目標にかなり近づいた頃--

アリオスのトランザムの限界時間が訪れ、さわ子が叫ぶ

さわ子「梓ちゃん!」

梓「やってやるです!」

さわ子からの合図を確認し、赤のガンアーチャーはバズーカにチャージをはじめ、メメントモリに狙いを定めた

梓「ハイパーバースト!むぎ先輩だけの専売特許じゃない!」

チャージ発射された球状のビームがメメントモリへと唸りをあげてむかう

耳を劈く音がし大爆発が起こる

だが破壊されたのはメメントモリの強芯部のみ、命となる電磁場光強芯部を露出させただけでメメントモリを破壊するには事足りない

そこに電磁場光強芯部に向かって赤を纏いスコープを覗き狙いをつけるスナイパーがいた

律「あれが・・・電磁場光強芯部・・・」

律「チャンスは一度」

心臓がうるさいほどなる、眼がかわく、口から心臓がとびでてきそうだ

さわ子「りっちゃん!」

梓「律先輩!」

澪「律!」

憂「律お姉ちゃん!」

みんなの想いを受け、その想いを弾丸に込め、心を落ち着かせる

律「ロックオン!ねらいうつぜぇえ!」

放たれた弾丸は音速を超え、まっすぐ、まっすぐに電磁場光強芯部を打ち抜きメメントモリを沈黙させる


その横をプトレマイオスが通り、しばらくした後メメントモリは爆発しその身を消すのだった

澪「さすがだな律!」


さわ子「ミッション完了!敵の追撃があるかもしれない、憂ちゃん撤退するわ!一気に地上におりるわよ!」


憂「了解」


憂はクアンタをひきつけている間何度も撃墜されたと思った場面があった

だが、なぜかクアンタは絶好のタイミングでワンテンポ遅れて追撃をしてくるのだ

その為かわし続ける事ができた

憂(右手のせい・・・?)

憂「撤退します」

刹那「まてっ逃がすかっ」

憂が撤退の挙動を見せ、追おうとした所で上空から真紅のビームが雨のようにふりそれを邪魔する

憂「なにっ?」

刹那「何だっ」

姫子「ふふっばいば~い」

予定外の援護により刹那が戸惑っている内に憂はその機に乗して一気に脱出したのであった

宙域に残されたクアンタ、悔しそうに顔を歪めるが、不可思議な事を思い出す

刹那「ダブルオーライザーのパイロット、俺の事を知っているのか?」

刹那「・・・ソードビット」

ソードビットと呼ばれるファング状のそれは輪を創ると粒子を発生させクアンタは輪をくぐり姿をビットと一緒に姿を消す

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---地上クリオネ湖ほとり---

花はお互いよりそうように、湖は大地を潤すようにここは静かな自然を育んでいた

その湖のほとりで水着になっている乙女達の声が聞こえる

澪「おいあんまりその・・・見るなよ」

律「へ?なんでいつも見るどころか吸っ」

澪「わー!わー!わー!///」

梓「・・・///」

デリカシーがないというのはこういう事だろう

顔を真っ赤に染め必死に律の口に手をあてがい大声をあげる


梓「あはは・・ところで憂どうしたの?」

なぜか最近この子はいつも悩んでいる気がする、苦笑しながら梓は憂に問う

憂「あっ、えっと、うん・・・メメントモリで金属の男の人・・・刹那さんと戦ったんだ」

梓「金属?」

律「金属ってあいつか!?」

口を閉じられていた律が澪の手をはらいのけ話に食いついてきた

憂「うん・・・」

律「そっか、あいつ・・・刹那がまた会うって言ってたのはこの事だったんだ」

律「それで何かいってたの?」

憂「それが話しが全然かみ合わなくて、私達をなんで助けてくれたか聞いたんですけど本当に分からないみたいだったんです」

じっと黙ってきいていた澪が話しに加わる

澪「それって私を助けてくれた時に話してくれた不思議な話だろ?それじゃ聞いてた人とまるで別人みたいだな」

話についていけない梓は腕を組み上体を揺らして必死に悩んでいた

梓「??」

澪「後は・・・なんかワープみたいな事もできるっていってたな・・・あと唯の事も・・・」

憂「別人・・・」

律「ワープ・・・」

猫が1匹ワープという単語に反応し、にやにやし始めた

梓「ワ、ワープできるんですか?いいな~へへ、ワープできたら過去にいってまたバンドしたいよ」

憂律「!!」

二人がいきなり大声をだし、澪と梓がビクッと体を振るわせた

憂律「そうか!」

澪「ビックリしたー!何?」

二人は興奮した様子でキャッキャッっと飛び回り、水が飛び散る

憂「刹那さんは刹那さんであって刹那さんじゃないんだよ」

梓「意味がわからないよ?」

憂「私がメメントモリで会った刹那さんは、私達を助けてくれた刹那さんとは別人って事だよ!」

澪「ん?」

律「つまり私達が言いたいのは、メメントモリであった刹那は私達を助ける前の過去の刹那、助けてくれたのは
未来の刹那なんだよ」

憂「多分、未来の刹那さんは、過去の刹那さんの未来の姿、未来刹那さんはお姉ちゃんに協力して一度世界を滅ぼしたんだ」

憂「その証拠に過去の刹那さんはアロウズ側についてる」

律「だけど未来刹那はなんかの理由で私達を助け、なんかの理由で世界が滅ぶ直前のこの世界に私達をワープで送った」

という事は--

梓「世界が滅ぶのを止めてほしいと思ったって事ですか?」

憂「目的は分からないけど・・・そうなのかなぁ?」

憂「多分本当は私と律さんはいなくてこの世界はこのままいけばソレスタルビーイングすら結成されずに、お姉ちゃん達が世界を滅ぼしちゃうんだよ」

元々この世界にはいないはずの憂と律はイレギュラー分子、なるほど、さしずめこの二人がキーパーソンという事だろうか

澪「なるほどな、そこまでする理由ってなんだろな」

律「だな、後は会って聞いてみないとなぁ・・・未来の刹那会いにきてくれないかなー」

澪「過去の刹那さんに聞いてもらってくるとかは?」

律「聞いてくれんのかよ」

澪「・・・」

憂「あはは・・・どっちみち刹那さんに会えない事には・・・」

この人達は何をいってるんだろうか

梓「刹那さんには会えるんじゃない?」

憂律澪「え?」

遠くからダッシュで湖のほとりへ向かってくるおばさんが一人

さわ子「はぁはぁ、あんた達軌道エレベータ内で正規軍が!」

梓「ほら、事件あるとこにアロウズありです」

梓は舌をベッと出してウィンクしてみせた

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---ブリッジ---

さわ子「これを見て頂戴、情報規制されてて地上には声明されていないけど、エージェントからの情報よ」

梓「正規軍の一部がクーデターを発生、数万の市民を人質にし軌道エレベーターの一つアフリカタワー、駐留軍、各声明施設、リニアトレイン、太陽光発電システムも反正規軍が掌握」

その大規模な数に思わず狼藉し唇をかみ締める

律「人質って!」

憂「軌道エレベータって地上と宙をつなぐ道・・・それに太陽光システムって連邦が所有するエネルギーの心臓じゃないですか」

梓「彼らの目的は、アロウズの蛮行を世に知らしめる為、世論に問う為と確定」

澪「実際、数百万の命を奪ってるっていうしな、メメントモリでクーデター波の正規軍が気づいた、いや、確証をもってアロウズのやり方に反発が抑えきれなくなったって所か」

そう、彼らは腐った軍隊に愛想をつかし、自分達の手で軍を改めようと思ったのであろう
さしずめ人々の為に立ち上がったヒーローといった所か

梓「と、いってもさすがにあそこはアロウズも手が出しにくいのでは・・・人質を取って、ましてや軌道エレベーターを攻撃なんて」

さわ子「そうかしら?情報規制がされている中そんな事をしても無駄だと思うけど・・・」

さわ子「それに私には彼らが無駄だと分かっててもやっている様に見えるわ」


マイスター達には意味が分からなかった、これだけ大規模な事をすれば、いくらアロウズでも隠し切れないし攻撃できないではないだろうか


憂律澪梓「?」


梓「続いて続報、アロウズは対人兵器オートマトンを出撃させ、人質の市民にも被害が続出!?」

律「ひどいな・・・」

梓「しかし反正規軍は人質をリニアトレインに乗せ、脱出を優先させた模様」

憂「え?せっかく人質をとったのに逃がすんですか?」

憂澪梓「そうか!」

最初からこれが狙いだったのだ、なるほど、これならより、多くの人にアロウズの現状を伝えられる事になる


それが多少の痛手だったとしても・・・

律「?」ポェーン

さわ子「ええ、最初からそのつもりだったようね」

さわ子「人質にアロウズのやり方をみせ人を渡って世にしらしめる・・・だけどそんな事をしたら・・・」

曜子「さわ子先生!連邦の公式発表の映像が!」

その映像には反正規軍が、市民を撃ち殺し、無差別テロのような風景が写っていた

さわ子「こうなるでしょうね」

澪「事実を捻じ曲げるなんて・・・でも脱出した市民達が真実を!」

さわ子「その市民達はアロウズの攻撃によって軌道エレベーター毎破壊されるわ」

さわ子「そしてその次は・・・地上アフリカタワー下へ急ぐわよ」

マイスター達は自分達が甘いと思い知らされた、これが人のする事なのだろうか

人でなしとはこういう事なのだろうか

律「そこまでするのかよアロウズ・・・」

ピピッ
悪い事は続くと昔の事はいったものだ、アラートがなり敵機の接近を知らせる音がする

さわ子「こんな時に・・・1機!?なにあれ侍?」

憂「私が相手をします、みなさんは先にいってください!」

梓「で、でも」

憂「多分さわ子先生が予測している事は必ずおきます、だから急いで!」

律「わ、わかった」

---------------
-----------
-------

プトレマイオスが先行し、荒野の上空に佇むのは二刀流のフラッグに似た侍のようなMSと00ライザー

憂「このMSはフラッグ?うーん違うかな?」

「アフリカタワーの出来事を知ればここで会えるって信じてたよ」

憂「引いて!今はあなたに構っている暇はないよ!」

「邪険にしないでよ、ならあんたの視線を釘付けにしてあげよう」

憂「え・・・?」

「特とみるがいい、私の先輩がつくった私とマスラオの名妓を!」

二刀流を構え粒子を大きく出すと、その身を赤く染めはじめたマスラオ

憂「あ、あれは・・・」

あり得なかった、ガンダムしかできなかったそれをフラッグがするというのか

そしてそれが意味するのは姉達からのそのシステムの情報流出をも意味するのか--

憂「トランザム!?」

分身を出したマスラオは踊るように00ライザーの周りを回ると次々に連撃を放ち00ライザーを圧倒する

「スキあり!」

防御一辺倒に回っていた00ライザーはスキをつかれ二刀流の餌食になる寸前

「切捨てごめん!」

憂「きゃっ」

たまらず00ライザーのトランザムを発動するが間に合わない

もう憂の眼の前にはビームサーベルが5mmにも満たない程接近している

スローモーションに見える世界の中で憂は比喩等ではなくそこで姿を消した

「な、なに?」

マスラオは辺りを粒子がふわふわと遊んでるだけで見回すが何もいない、何もないのだ

そこに右側面に粒子と共にいきなり赤く染まった00ライザーが姿を現し、切裂かんと剣をふるってきた

「冗談っ」

殺られると思った、だが体が勝手に動き、自分でも意識していなかった

火事場のバカ力だろうか偶然その剣撃を受け止める事に成功する

「りょ、量子化した!?」

憂「い、今のは?」

それと同時に自分の体でない感覚を味わい、他人の声が聞こえ
自分が自分ではないなと思った、この感じはあの時の--

「ははっはははは、面白い面白いよ!私はただ純粋にあんたとの戦いを望む!」

その数多ある声の中で懐かしい感じのひとつの声を聞き代弁してみた

憂「戦うのが人生?」
「ガンダムとの戦いを!」
憂「私もそうだ」
「そしてガンダムを超えるっ!」
「それが私のっ」
憂「だけど今は」

「生きる証だ!」

憂「そうでない自分がいる!!でも!」


そこで憂の記憶はプッツリと途切れ、気づいたらプトレマイオスで横になる自分に初めて気づいた


憂「あ、あれ?ここは・・・」

さわ子「憂ちゃん!起きたわね、今すぐアフリカタワーの下へ向かってちょうだい!」

さわ子「皆も先に行ってる!エレベータが世界の資源がおちてくるわよ!」

アロウズは脱出する市民を逃がさまいとなんともう1機建造していたメメントモリで軌道エレベータと人を焼き、その煽りを受けた大質量のエレベータの無数の外壁


破片達が今にもアフリカタワーの下にある人工密集区に落ちようとしていた

その被害予想はとてつもない
数値をはじきだし、資源、人命、自然あらゆる原子を奪い取る


憂「破片を打ち落とさなきゃ!」

憂「ダブルオーライザーですぐ出ます!」

たった4機の機体で無駄だと分かっていた

だけど後悔はしたくない

皆そう思っている、機体をできるだけ飛ばし指定ポイントへ到着

憂「な、なにこれ?」

憂は驚愕した、たった4機で破片を落とすと思っていた、でもそこには--

モビルスーツ、モビルスーツ、モビルスーツ

アロウズと正規軍を除く全てのMS達

色とりどりのクーデター波の正規軍、反連邦組織のカタロン、

見慣れない小国のMS達

そしてガンダム、ソレスタルビーイング

そこにさわ子からのオンライン通信でこの空域にいる全てのパイロットにチャンネルが開かれた

さわ子「現空域にいる全機体にデータを転送します」

さわ子「データにある空域に侵入してくるピラー(破片)を破壊してください」

さわ子「・・・その下は人口密集区域です」

途端に全パイロットから声がわく

さわ子「このままでは何千万という命が消えてしまう、願わくば人の命をすくわん事を」

それを聞き、まず始めに動いたのは律のケルディム、澪のアリオス、梓のガンアーチャーだった

上昇し、空を見上げると落下してくる招かれざる客達

梓「圧縮粒子開放!」

律「シールドビット!アサルトモードだ!」

澪「おとさせるかぁぁぁぁーーー!」

破片を狙い撃ち、3機はどんどんと武装を連射させる、それでも・・・それでも間を抜けて
破片はおちていく

澪「数が多すぎる!!」

律「くそっこのままじゃ」

梓「破片が!」

一つの破片が市外街におちようとしている所だった、情報規制で何もしらされていない
市民達は逃げ惑っている


ガンダム達には成す術はなかった、だがその破片はすんでの所でビームに貫かれて存在を消す


梓「あれは・・・」

「全機ガンダムの援護をしろ!!」

そこには人を守る為に空を駆け上がろうとする青のカタロン


澪「くっまずい」

澪の上空を裁ききれない程の破片がおちてきた

それも違う方向からの一斉射撃を受け破壊されていく

「絶対に落とさせるな!!破片も!ここにいる機体も!」」

澪「クーデター波の正規軍が!?」

休みは訪れない、これでもかという程、破片がおちてき、この戦力でも裁ききれない

律が悪態をつく

律「くそったれが!」

しかしまたそこに新たな色の新たな人のビームが加わり空へむかって激動が加わる

「市民を絶対に守るんだ!!ガンダムを軸に立ち回れ!」

律「正規軍まで!?」

さわ子「みんな・・・」

曜子「すごい・・・こんな事態で世界が纏まってくなんて・・・」

アカネ「だけど・・・悪くないよね!」

そこにアラートがなり耳触りな敵襲報告が行われ、顔が歪む

しずか「左舷よりアロウズが接近!!」

さわ子「この時を狙ってたっていうの!?」

律「冗談きついぜ!」

ソレスタルビーイングは警戒しアロウズの迎撃に入ろうとする

だが、アロウズは光通信を行った後、なんと破片駆逐に協力しはじめた、

人の色に赤が加わり、心に更なる光を加え始める

聡「いくら命令っていっても・・・」

キミ子「私は命を見捨てない!」

アキヨ「ここには敵はいない・・・だったら私も・・・」

「ボロボロでも破片の1つや2つ!」

その中に見慣れたMSもいる、そう、クアンタもセラヴィーもアルケーですら・・・

紬「いいの?」

唯「えへへ、いいんだよ」

刹那「・・・命令に従うだけだ」


その時奇しくも、立場、想いはどうであれ全勢力が手を取り合い世界を守っていた
瞬間でもあった


数百機に及ぶ銃撃は花火のように打ち上げられ、色は虹を思わせるグラデーションをかもし出す

憂の隣には唯が

律の隣には聡が

澪の隣には紬と梓が肩を並べガンダム達は協力しあう

これが世界が全ての人が求めていた未来のあるべき姿だった

隣に移るアルケーに呼びかけようとする

憂「おねぇ」

律「今はやめとけ!破片をうちおとすのが先だ!」

憂「・・・了解」

そこにオートパージできていない超大質量の破片が姿を現す

それは並大抵の武器では破壊できない

彼女はそれを見て叫ぶ

憂「ガンダム!」

その意図を把握したのか4機のガンダムは同時にプラグを赤く共振させ分身を作り出した

憂律澪紬「トランザム!」

唯「ず、ずるい!」

憂「今日限りのワンマンライブだよ!」

トランザムできない唯を置いて文化祭で流れたあの曲の前奏が聞こえる

合わせるように楽器を鳴らし梓と紬がバズーカの同時射撃で大型の破片を吹っ飛ばす

紬「梓ちゃん、遅れないでね」

梓「むぎ先輩私はリズムギターですよ!」

それに気づきメロディーの元をつくり律と澪がその破片を砕く

律「リズム隊の出番だぞ!」

澪「走りすぎるなよ?」

憂と唯が曲の顔を飾るように歌いさらに細かい破片を処理する

唯「必殺技だよ!!」

憂「かっこいいよ!お姉ちゃーーん!」

音色は戦場に響き、士気を上げ、心地よい演奏をいつまでも奏でていた

律「これが本当の・・・ソレスタルビーイングだ!」

そして夕日がおちる頃、全部隊は撤退し、この大規模な作戦は幕を閉じる事になる

唯達はいつのまにかいなくなっていたみたいだった

そしてライブの余韻にひたりながら、帰還中のガンダム達--

澪「あれ?憂ちゃんは?」

いたずらな笑みを浮かべ梓は答えた

梓「極秘ミッションですよっ」

律「極秘ミッション?」

---------------
-----------
-------

---アフリカタワー高高度域---

憂「ライザーソード!!」

赤くそまった00は上空へ太陽炉、武装を向けると、その身から極太のビームを発生させると

天空へと貫かせる、ありえない射程のその先にあるのはメメントモリ

憂「あたれぇぇええ---------ッ!」

しかし距離がありすぎるのか、それはメメントモリをかすめただけで外してしまう

これを当てれるのはソレスタルビーイングの中でも狙撃の才能と強化訓練をしていた律くらいだろう

いや律でも狙撃特化のケルディムのバックアップがあってやっと当てれるほどだった

憂「たぁぁぁぁぁぁぁ-------ッ!」

憂は機体を傾けるとビームを捻じ曲げていく、いやそれにしては出力が高すぎる

違う、これはそもそもビームという概念ではない、全長1万kmにあたるそれは巨大なビームサーベル

そのビームサーベルでメメントモリを一刀両断し息をつく憂

だが自分の機体に衝撃が加わった事実と目の前の異常な事実にその眼を疑う

1万kmの巨大なビームサーベルを巨大なビームサーベルで叩きつけられたから。

憂「わわっ!私と同じ性能をもつ機体が?」

モニターにいきなり座標と規則正しい文字が並びはじめた

「未来を確認した、このポイントへ来い」

罠かどうかなんて考えもしなかった

こんな事できるのは不思議な力を使うあの機体しかいない

気持ちが先走りその想いは機体速度に比例していくのだった


---指定ポイント---

やっぱりそこにいたのは彼、ダブルオークアンタを操る刹那

憂「刹那さん・・・」

刹那「率直に言う、過去を変えた俺に会ってきた、意味は分かるな?」

憂「・・・はい」

不思議な人というのはこんな人の事をいうのかな、その人はなんとも近寄りがたい雰囲気を出していた

刹那「・・・やつは仲間のイノベイターと行動し、世界を滅ぼした直後、クアンタムバーストで仲間のうちの一人の中に見逃してしまいそうな程小さな意識を見つける」

いきなり意味がわからない言葉が出、聞き返す

憂「クアンタムバースト?」

刹那「人の意識の共有だ」

刹那「その意識は弱っていたが、やつは意識と対話をする事にする」

刹那「結果これからいう名前の少女達を救ってほしいという内容だった・・・だが対話の途中に意識は消える事になる」

刹那「そして2名の少女の名が分かった」

2名の少女それはあの世界で眠っていた私達の事だろう

憂(私と律さん・・・?)

刹那「何を吹き込まれたか分からないがあいつはそれを実行する事にする」

刹那「その結果がお前達2人イレギュラーの存在だ」

意識とは誰だろう、いまいち的を得ない

憂「あの意識って・・・」

面倒くさそうに一蹴するとあきらかな敵意が憂に向けられる

刹那「そんな事はどうでもいい」

刹那「俺達の邪魔をするなら死んでもらう事になる」


こわい・・・この人は間違いなく自分より強いと思った

右腕がない状態でもあれだけ追い詰められるのだ
・・・だけど引くわけにはいかない


憂「・・・その力、あなたは一体何が目的なんですか?」

刹那「・・・」

刹那「俺はこの世界の住人ではない、ただこの世界は俺の世界に余りにも似通っている」

憂「・・・」

彼はぽつぽつとその馴れ初めを語りはじめた

刹那「俺はお前達と同じ行いをし完全ではないが世界は纏まりつつあった」

刹那「だがヴェーダの予測により分かってはいたが言葉が通じない地球外金属生命体エルス(ELS)との争いに入る」

刹那「彼らは母星の危険を察知し、地球に助けを求めにきただけ」

刹那「結果俺のこの体を媒介にし、和解し、人類と共存する事になる」

媒介?体を差し出したという事?

その金属の体、それならその姿も納得できる

憂「それで・・・そんな体に・・・」

刹那「そこまでは良かった」

刹那「だが数十年後ELSは人類を拒んだ、なぜだかは分からない、純粋種とガンダムの力をもってしても彼等は何も教えてくれなかった」

純粋種でもできない事があるなんて・・・

もしかしてこのいい方からすると相手も心を開いてなくては声が聞けない?

いや対話しようとする姿勢がないと・・・かな?

憂「・・・」

刹那「戦争が始まり、俺達の世界はまた混迷しはじめる」

刹那「俺は何か方法はないかと、クアンタの時間跳躍で外宇宙へと進出し、新たな人類を見つけ、いくつもの世界を見てきた」

刹那「ニュータイプが飛び交う世界」

刹那「サテライトが輝く世界」

刹那「天使が羽ばたく世界」

刹那「種が吹き荒れる世界」

刹那「だが世界は変わらず、厭わず、人は争いを繰り返しているだけだった」

他に世界があったのは驚きだったけど、そのどの世界も争いを繰り返しているだけ?

憂「争い続けていた・・・」

刹那「・・・俺はこんないつまでも変わらない世界に疲れ戦争根絶は人々の理解は無駄だと理解した」

刹那「だから俺は、争いを失くす為、この世界を、人類を破壊する」

そうか、だからこの人はお姉ちゃんと一緒に行動を・・・

憂「お姉ちゃんもそう思ってるんですか・・・?」

刹那「彼女達の理由等知らない、目的が同じなだけだ」

憂「そ、そんなの間違ってます、あなたが破壊するというのなら私は人を守ります!」

刹那「・・・そうか」

突然クアンタがフェイントを織り交ぜ、インファイトを仕掛けてきた

つばぜり合いになりながら彼は叫ぶ

刹那「なぜ人を守る、こんな世界守る意味などない!」

憂「意味のない事なんてありません!」

頭部と頭部が接近し互いの主張を代弁するような圧力がかかる

刹那「意味のないものを意味があると捉えるのは意味がないもののエゴに過ぎないっ」

憂「違う、違うよ!」

刹那「何が違う!」


突然刹那の眼が金色に染め上がり、純粋種の風格を辺りに漂わせ威圧感が沸き、彼は怒りを滲ませた


クアンタの出力が途端にあがる

ボロボロの機体からなぜそんな力が出るのか憂には理解する事すら与えられず、押し負ける

憂「---ッ!!」

憂「人は無から有を生み出せる、闇から光を人の希望を生み出す事に意味のない事なんてない!」

ダブルライザーから悲鳴があがる、それはまるでクアンタにおびえているようにも見えた

刹那「人が闇から光を生み出せるというのなら、人は逆の事もできる!俺の手で人類を滅ぼす!」

憂「それは生きる事から逃げてるだけだよ!」

トランザムを発動させ、背中から2つのリングを出しながらなんとか5分までもっていく



それでもクアンタの出力は留まる事を知らない、空気が震え、水素が蒸発していく

刹那「生きる事は争いを呼ぶ!」


憂は気迫を込め、思いっきり刹那のビームサーベルをなぎ払い、弾かれるようにクアンタが後ろへと下がる


憂「だったらなんであなたは戦っているの!?」

刹那「何を言っている、俺は人類を滅ぼす為に・・・」

憂「違うよ!あなたは何で人類を滅ぼす為に戦っていたのか聞いてるの!」

声が響く、それはMS同士という隔たりをなくし、実際に触れて、直に心に話しかけられているようだった


そうだ私はそれを知っている

刹那「俺はっ!」

ハッと気づく

刹那「世界を平和を人の未来を切り開く為に・・・」

憂「あなたは逃げる手段として人を滅ぼそうとしているだけだよ!」

憂「本当の目的を間違えないで!」

口を噛みそこから血が流れ始める

刹那「だがっこのままでは世界は」

憂「思い出して!他の世界の未来に捕らわれて、この世界の未来まで殺す気ですか!」

刹那「人類を滅ぼす事は人の為になる!」

憂「本当の目的を間違えないで!」

口を噛みそこから血が流れ始める

刹那「だがっこのままでは世界は」

憂「思い出して!他の世界の未来に捕らわれて、この世界の未来まで殺す気ですか!」

刹那「俺は人類を滅ぼすと決めたっ人類を滅ぼす事は人の為になる!」

クアンタがトランザムを発動し、緑のリングを出しオーラが漂いはじめた

それは00ライザーと融合し天変地異が騒ぎ、粒子のオーロラをも生み出す、

憂はまたあの感覚がきたと思った、自分が自分じゃなくなる感覚、これは00ライザーと
クアンタのトランザムに反応しているの?--

憂「疲れたというだけで、更なる変革の可能性を見捨てたあなたの決断なんて、怪しいもんだね!」

刹那「俺は俺のやれる事をやった!それにお前はあの未来達を実際に見ていないだろう!」

クアンタが前に武装を構え、何かをしようとしている

それは00ライザーのメメントモリを破壊したあの構えににている

憂「私は未来をいきてるんじゃない!今この世界を変えてみせる!」

憂もにたようにGNソード2本と肩の太陽炉をクアンタに向け、コンソールを素早く叩く

刹那「よくいった平沢憂!」

刹那「おおおおおおぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」

憂「だああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」

2機からライザーソードが創形され、中央できっさき同士が派手にぶつかる

ビームのように途切れないそれは押し合い相手のMSを貫こうと4大元素が全て渦巻きあう

異常を感じ取った律達は光に導かれるように現れ、憂の名を呼び、救出しようと助太刀しビームを乱射する

澪「憂ちゃん!」

梓「憂!」

律「・・・」

だが当たらない、いや当たってはいるのだ、だがクアンタがまるでそこにいないかのように量子化し、粒子と共に巨大なビームサーベルが出ているだけの状態


澪「なんだよこれ・・・夢でもみているのか・・・」


律達をそこにいないかのように無視し、憂にむかって吼える

刹那「なぜ平沢憂の想いを尊重し、立ち向かわない!」

刹那「お前が意識の正体だろう!引っ張り出してやる!」

刹那のモニターにクアンタムバーストの文字がうつりこんだ

憂「え?」

律(あいつまさか・・・)

ダブルオーライザーの中に今までにきいた事のないような警告がなり、出力と粒子が下がっていく

クアンタの力に抗えないのだ、当然00ライザーのサーベルが消えクアンタのサーベルが伸びてくる

憂「うっ、わあぁぁ-------------ッ!」

刹那「答えろォォ-------------ッ!」

律「やめろッ-------------!」

刹那「平沢ゆいぃぃいい----------------------ッ!」

憂「!!」


粒子が二人を濃く包み名を聞くのと頭の髪留めが外れるのは一緒だった

00ライザーが量子化し、クアンタのサーベルをくぐると次に現れたのはクアンタにすがるように掴みかかる00ライザーの姿だった


唯「仕方ないんだよぉ!憂が憂が消えちゃうから!!」

唯「和ちゃんとの戦闘が終わって純粋種に目覚め戦う事だけが全てじゃない、人との相互理解をさせる為にも変わりたかった!」

唯「兵器としてじゃなく、破壊者でもなく、私とガンダムは!」

唯「でも私が変わったら世界を変えようとしたら憂を殺す事になるから!!!!」

雰囲気がまるで違う、この雰囲気は同じ容姿をしていても別人格

梓「うそ・・・唯・・・先輩?」

憂(お、お姉ちゃん・・・?)

唯(うい・・・)

律「くそっ結局こうなっちまうのか・・・」


唯「りっちゃん・・・?」

律「今いるのは唯なのか?なんで・・・そんな・・・」

澪「お前・・・知ってたのか?」

律「何いってんだよ・・・私はあいつの事を一度も名前で呼んだ事はねーよ・・・」

そういえばそうだそうだった思い返してみればこいつは一度も憂の名を口にだした事はない

刹那「自分なりに調べたつもりだが・・・詳しく説明してもらう」

---------------
-----------
-------

気持ちを落ち着かせた唯は自分が体験し分かった事をぽつぽつと話しはじめる

唯「私の中には和ちゃんと戦った時の憂の残留意識が残ってるんだぁ、ううん、私が離さなかった」

唯「最後の戦いで爆発に巻き込まれてせっちゃんに助けられて憂が目覚めた時に私も目覚めたんだ」

唯「なぜか表人格は憂だったけど・・・えへへ」

頬をかいた後、頬をプクっとふくらませ、冗談っぽく言った

唯「しかも私憂に呼びかけてるのに反応しないし、表にでれないし」プンプン

憂『ご、ごめんねお姉ちゃん』

唯はニッコリと笑って幸せそうな表情をする

唯「えへへ、でもそれでもいいなって思った、死んだはずの憂と一緒にいられるんだもん」

唯「そしてこの時代に送られて憂の残留意識から脳量子波を頼りに憂が生きてる事と目的を知ったよ」

唯「実際にあった時はビックリしたよ・・・本体は・・・本物はアルケーに乗ってるあの憂だもん」

さすがに大声がでる二人!!と意識一人

澪梓「あ、あれが!?」

憂『あれが私!?』

唯「残留意志の憂は気づいてないけど今まで私は憂に体を預けずっと心の中にいたんだよ」

憂『そうだったんだ・・・』

澪はふと思い出した、あれが憂ちゃんっていうのなら少しおかしい所がある

澪「ちょ、ちょっと待ってくれ!あれが憂ちゃんっていうならなんで眼が金色になってたんだ?」

その答えは意外な人物から返ってくる事になる

律「・・・唯より先に純粋種に覚醒したやつがいただろ・・・」

律「これを見てみろよ」

モニターに移されたのはデュナメスとスローネの戦闘の記録

デュナメスのビームをスローネが切裂いた時だった

ちらっと写るその憂の眼はまさしく金色に輝いていた

澪「これは・・・」

話しを続ける唯はちょっと悲しい顔をした

唯「私はずっと憂を通じて本体の憂に呼びかけてた」

唯「でも返事はないんだ・・・心を閉ざしちゃってるの」

律(純粋種でも相手がわかりあおうとしないと対話ができないのか?)

刹那「世界を変えるには平沢憂を殺すというのはどういう意味だ」

唯「世界を滅ぼすのを止めるには呼びかけにも応じない憂を倒さないと・・・」

唯「本体を倒すと残留意識まで消えちゃう、私にはそんな事できないよ」

憂『私が・・・消える?』

みんなさすがに驚いた顔をする

澪梓「えっ・・・」

梓「そ、そうだ、残留意志の憂に説得してもらうのは・・・」

憂「ごめん、無理みたい・・・」

梓「え?憂?おぉお、ういがでてきたぁー!」

憂「えへへ・・・」

唯「やっぱりだめかぁ・・・残留意識の憂は本物より力は弱いし・・・」

唯「元は憂、いつかは本体の考え方になっちゃう、私の精神と一緒に」

澪「そうか、それで未来では唯が精神汚染されて、世界を滅ぼしたって事に」

梓「つまり、唯先輩と憂は一心同体みたいな物ですか・・・」

憂(私がお姉ちゃんの足枷に・・・)

唯「でもいいんだぁ」

刹那「なら残留意識を手放せばいい」

この言葉には全員の顔がひきつる

唯「だ、だめだよ!もう憂と離れ離れになるのはいやだ!」

憂『・・・』

刹那「不完全な純粋種・・・
   そんな事の為に、自分を変えるのを止め、汚染され別人になっていくのを待っているだけなのか」


いつもの唯とは全く違う表情になった

唯「せっちゃんは大事な人がいないからそんな事がいえるんだよ」

刹那「・・・俺だって大事な人がいないわけではない」

唯「・・・」

さすがにいきなりこんな話は困るどう声をかけていいか分からない

そこで澪は少し話題をそらしてみる事にした

澪「・・・なぁなんで律は憂ちゃんの事を唯って知ってたんだ?」

律「未来の刹那から聞いたからだよ」

澪「なっならなんで言わないんだ」

律「言ってどうするんだよ、憂ちゃんにそれを言ったら間違いなく自分を殺しにいくぜ」

律「私だって憂ちゃんを失いたいわけじゃない」



憂『』は唯の頭の中にいる憂です
---------------



澪「そうか・・・」

憂『えへへ、やっぱり優しいなぁ律お姉ちゃんは』

刹那は思案するとなにやらコンソールをカチカチと叩き出した

刹那「・・・事情は分かった、俺はもう行く」

律「どこにだよ」

刹那「やるべき事がある、お前達を助けなければならない」

どういう心境の変化だろう、唯は意外な顔をして聞いてみる

唯「世界を滅ぼすのは・・・いいの?」

刹那「・・・俺も未来の俺を悪く言えないようだ」

刹那「さっきの戦闘の憂の言葉で俺は忘れていた事を思い出した」

刹那「そしてそんな憂がいるお前達の世界に興味をもった、この先はお前達がやらなくてはならない」

刹那「お前達はお前達の為に戦え」

ソードビットを環状にしそれをくぐるとクアンタは粒子の中へと消えていってしまった

沈黙が場を包み皆が何を思っているだろうか--

そこで梓が口を紡ぐ

梓「そ、そういえば過去って変えちゃっていいんですかね・・・」

律「ん?」

梓「ほらよく言うじゃないですか、過去は変えちゃいけないものって」

律「わかんねーよ、ただ今言えるのは変えなきゃ世界が滅ぶだろ・・・」

梓「はは・・・ですよね・・・」

頭では本物の私が世界を滅ぼす事はだめだってお姉ちゃんもわかってるはずだ

でも残留意識の私に縛られてる

憂『・・・だったら私は!』

憂は優しく唯に語り掛ける

憂「お姉ちゃん、私の事はいいからあっちの私を殺してほしいな?」

当然おもっていた反応が返ってくる

唯「憂・・・お姉ちゃんそんなの許さないからね・・・」




550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/17(水) 01:00:02.93 ID:SXjrT/tg0
なんか俺もわからんくなってきた

未来の刹那が唯(唯の頭には憂いる)、律助ける→律先にワープで飛ばされ→唯覚醒と同時に頭の中の憂が唯の体乗っ取っる

→唯(憂が唯乗っ取ってる)ワープ→ワープ先で唯(憂が乗っ取ってる)CB活動(この時唯は心の中で憂の脳量子波便りに体のある憂がいる事が分かる)

→(心の唯が体のある憂に対話試みる、でも反応しない)→世界救うには体のある憂倒すしかない

→体のある憂が死ぬと唯の頭の中にいる憂もいなくなる→憂と離れたくない唯困る

今の所の説明こんなかんじ!!!!!説明悪くてすまん

ちなみに唯の頭の中の憂は体のある憂(アルケーのってるやつ)の考え方に侵食されつつある→とばっちりで唯も侵食!

うはおk!

そしてこのスレおとしてください

ちょっと長すぎるので製速でまったりやっていきます

今まで保守してくださった方ありがとうございました

また読んでくれると嬉しいです

今まで読んでくれてた人ありがとうございました

勝手ですいません


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