まどか「マスクドライダーシステム?」 プロローグ

2011年05月04日 19:00

まどか「マスクドライダーシステム?」

とりあえず今できる限りの解説をします
まずHカブトとほむらの能力の違いですが、高速化と時間停止は勿論、
時間逆行についても大きく違います。
ほむらはどちらかというと『意識が』戻り、もう一度『本人として』行動することが出来ます。
対してHCは『過去に移動』出来ますが『戻る』ことは出来ません。 つまり、時間を逆行しても、
あくまでその時間帯の天道が行動しなければなりません。

三島に破壊されたPゼクターを使ったことについては、
Hクロックアップマジ便利ということで。

実はこれ書き始めたのも脳内で兄貴が
「奇跡も、魔法も、完璧も調和も無いんだよ……」とささやいたのがきっかけです



鹿目まどかは夢を見た――

白と黒のモノトーンの屋内。
何故かとても急がなければいけない気がして、自然と走りだしていた。
やけに広い。 道も入り組んでいて、大きなホールもある。
けれど道に迷うことなんて無くて、まるで目的地があるかのように
一心不乱に駆けていった。

やがて階段にたどり着くと、ゆっくりと登っていく。
階段を登り終えると、そこには大きな扉。
やけに重いその扉を開けると、そこには底知れぬ絶望が広がっていた。

地面は割れ、空は曇り、雲は異常な速度で流れていく。
高層ビルは破壊され、空中を漂い、お互いにぶつかっては崩れていく。
その中でもとりわけ異質な、宙に浮く巨大な歯車。

それは何もかもを奪っていく悪夢。
世界の終りを想像させるような光景。

そしてそれに立ち向かう、たった一人の見知らぬ少女。

少女は果敢に挑み行く。 
が、敵はあまりに強大で、少女はすぐに追い詰められていった。

ビルに叩きつけられ、光線に身を飲まれ。
少女は遂に力尽き、倒れこんでしまう。

「ひどいよ……こんなのあんまりだよ……」

自然と言葉が溢れる。 それほど、目の前の光景は凄惨で、信じがたい物だった。

「――まどか、運命を変えたいかい?」

不意に、そんな言葉が聞こえた。
足元に目をやると、そこには見知らぬ白い動物がいる。

白い動物は、言葉を続ける。

「なら、君がそれを覆してしまえばいい。
 それを可能にするだけの力が、君には備わっているんだから」

この状況を、変えられる。
あの少女を、助けられる。
それが、まどかにはとても魅力的に思えて。
思わず、問い返してしまう。

「……本当、なの?」

「勿論だよ。だから、僕と契約して――」

少女が、自分に向かって何かを叫んでいる。
きっと、「助けて」と、言っているんだ。 と、感じた。

「魔法少女になってよ」

まどかは、ある決意をして。

――そこから、急に景色が変わった。

あらゆるものが、小さく見える。

あらゆるものを、破壊していく自分がいる。

ああ、もう、終わりなんだ。 そう、思った。

誰も自分に抵抗出来ない。 誰も自分を止められない。

なら全部、壊してしまおう。 ただただ全て、無くしてしまおう。

心の中には、虚無しか無くて、なんでもどうでも良くなって。

そんな自分の目の前に現れた、それは赤い、カブトムシ――


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「……夢オチ?」

少女、鹿目まどかはぬいぐるみを抱きしめながら、ぼうっとした頭の中で考えた。 
自分が、何かになるような夢。 とても怖い夢のようで、
それでいて、不思議と嫌じゃない。 そんな夢。

――なんだか本当に、あんなことがあったような――

「……起きよう」

寝起きの頭ではそれ以上は考えられない。
まどかはベッドから降りると、部屋から出て行った。



「おはよう、パパ」

「ああまどか、おはよう」

庭で家庭菜園を嗜む父に挨拶をし、その手元を見やる。
今日はプチトマトを収穫するようだ。

「ママは?」

「タツヤが行ってる。 手伝ってやって」

「わかった」

母を起こすため、両親の寝室へと向かう。 既に弟が起こしに行っているらしいが、
大抵まどかが起こすまでは起こせない。
寝室に着くと、弟が母を呼ぶ声が聞こえてきた。
すこし強めにドアを開ける。 やはり弟は母を起こせていなかった。

舌っ足らずな喋り方で母を呼ぶ弟を見て、まどかも少し楽しくなる。

ここでまどかがする仕事は決まっていた。

まずカーテンを一気に開ける。すると、朝日が思い切り部屋の中に入ってきて、部屋は一気に明るくなる。
次に母の掛け布団を一気に引き剥がす。 と、同時に叫ぶ。

「ぉおきろぉー!」

「どぅおわああああああああ!」

熟睡しているところにいきなり陽の光を浴びせられて平気な人間は少ない。
少なくともまどかの母は平気では無いらしい。
母を起こすと、次は一緒に顔を洗う。


母と雑談をしながら顔を洗う。
担任教師や友人の恋愛事情、今日付けていく髪飾りの相談。
仕事で忙しい母との、少ない会話がここである。
母は今回少し派手めなリボンを選んだ。 曰く、これでまどかもモテモテ、らしい。


朝の最後は食事を行うこと。 何故か歯を磨いてからの食事となる。
専業主夫の父が作った朝食を、母と弟と食べる。

「あ、今日はお味噌汁にご飯なんだ」

いつもはパンと洋食が並ぶ朝食だが、今日は若干の違いが見られている。
パパの気分かな、とまどかは考えながら呟いた。

「ああ、昨日総司君が来たでしょ? その時にちょっとお味噌汁の話をしてね」

「あ、昨日天道さん来たんだ? 私もう寝ちゃってたのかな?」

最近このあたりにやってきた青年は、父とよく交流している。
お互い、料理が好きだからだろう。

母が時計を見やると、時計はすでに出勤時間を示していた。

「あ、もうこんな時間か…… じゃ、行ってきます!」

母を全員で見送ると、まどかは再び朝食を食べ始める。 時計は7時45分を示していた。

「さ、まどかも急がないと」

「ん? あっ…… ほんとだ」

これでは友人との待ち合わせに遅れてしまう。 まどかは米粒残さずご飯を食べ終わると、
急いで家を出た。

「行ってきます!」

今日も今日とて幸せで、暖かな一日が始まる。

まどかは、そう思っていて。

走りながら、笑みをこぼすのであった。



/////



まどかの起床と同時刻――

とある寮の一室。


「んんんん……ぐぉおおおお……」

青年は眠い目を擦りながら起床した。
普段はもっと早く起きるのだが、最近はちょっと寝不足気味である。
それは丁度一ヶ月前の事の影響となる――



「はぁ……転勤?」

突如知らされた自分の転勤。
転勤先は見滝原……彼が行ったことも無いような土地である。

やっとここの地域の人々と完全に馴染めたと思った矢先にこれは、
彼にとっては厳しい。
直情的で思い込みの激しい彼は、他人に溶け込むのに若干苦労することがあるのだ。
この地域でだって、幾度か住民とのぶつかり合いを起こしたこともある。

それをやっと乗り越えて、街のお巡りさんとして馴染んだ所だというのに。

「俺、何か問題でも起こしました?」

上司が苦い顔をして、彼の肩に手を置く。

「いや、それが私にもわからんのだ……。
 突然上からの通達が来てな……」

「うーん……まあ、わかりましたよ。 もしかしたら何か俺にしか出来ないことが
 あるのかも知れませんし」

「すまんな」



――こうして、彼は見滝原の交番に転勤することになったのだった。

「結局何も起こらないな……ま、平和なのはいい事だ」

青年は呟くと、まず朝食を取るためちゃぶ台に目を移し、
その上にある異物を見つけた。

「飯飯……んん?」

近寄ってみると、そこには一つの銀のトランク。
そのトランクに、彼は見覚えがあった。

しかも、トランクの上には紙が添えてある。
紙には大きく『天』の一文字。

「これって……おいまさか……」

ゆっくりとトランクを開く。
すると中には――


/////


仮面ライダーカブト!

おいおい!加賀美『さん』だろさやか――

暁美ほむらです。 よろしくお願いします――

天の道を往き、総てを司る男――

もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね――

でも私、他人の為に変われる事って人間の良い所だって、教えてもらったから――

次回『夢の中で会った、ような / そんな調子じゃ肩が凝る』

天の道を往き、総てを司る!



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