唯「V.S麻雀部!」

2009年12月20日 18:01

 
唯「V.S麻雀部!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 20:42:11.89 ID:7W0OVHAq0
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   ヽ__/   ○             ○  ',___,〃

前編
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1254729398/

 
※ルール
   喰いタン有り後付け有り、赤3枚(マンピンソー各5に一枚ずつ)、
   テンパイ連荘(レンチャン)の東風戦  一本場は300点

※牌姿描写
  漢数字…… マンズ  括弧付き… ピンズ  半角数字… ソーズ  r付き数字… 赤牌
  (文章内においては、マンズはm・ピンズはp・ソーズはsで表す)
  ⊂・⊃×○ … 供託リーチ棒  ⊂::::⊃×○ … 本場   ■■○■■■■ … ドラ表示


※点数状況 (東二局終了時)
  軽音部  … 39300
  龍門渕  … 32500
  ゲスト  … 12900
  麻雀部 .… 15300


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【 東三局 】

律 「うっし! ムギもしっかりアガってくれたし、なんだかノってきたなー!」

唯 「じゃあ次は……」

紬 「澪ちゃん。 はい、バトンタッチ」

澪 「うんうん……え?」

唯 「出番だよ!」

紬 「頑張って♪」 ニコッ

澪 「……わ、私? 私か?」

律 「ん~? どうした澪ちゅわ~ん?」

澪 「ま、まだ心の準備がっ」

唯 「んー、じゃあ最後にする?」

澪 「う、うん……」

紬 「でも澪ちゃん、最後のほうが目立つと思うわよ?」

澪 「えっ?」

唯 「大トリって感じだしね!」

澪 「お、大トリって」 アワワ

澪 「わ、わかった……それじゃあ私が打つよっ」

唯 「澪ちゃんなら大丈夫だよ! 頑張って!」

律 「よーし澪。 倍プッシュだ」

紬 「明日は晴れるかなあ……?」

唯 「そこに北はあるんだよ!」

澪 「言ってる意味はわからないけど、やれるだけの事はやるから……」 アセアセ



京太郎 「さて、と。 こっからは言わば副将戦だな」

和 「私たちはどうしますか?」

咲 「んー。 じゃあ、私がやってみるよ」

優希 「咲ちゃん~、カタキを取ってくれぇ……」 グデー

咲 「わかった、頑張るね」

優希 「私はここで、タコス食べつつム○ヅモ読んで昼寝してるじょ……」

和 「気力失せ過ぎです……」



一 「それじゃ透華、そろそろ……」

透華 「お任せなさいはじめ! サクッと決着をつけてあげますわ!」

一 「はは……やる気充分だねー」



 ■■8■■■■


~ 配牌 ~

澪: 二四六(23456)39北發中


律 「お、悪くないなー」

唯 「すんなりアガれそうな感じだね!」

澪 「……ああ、ピンズのこの辺とか綺麗にそろってるし……」

唯 「うんうん」

律 「よーし澪、最初はこれを切るんだぞー」 ニア 【北】

澪 「わ、わかってる」


透華 (……相変わらず騒がしい人たちですこと。 ま、初心者連中だから仕方ないのでしょうけど)

透華: 一四四六(278)127西北中  ツモ8


透華 (こちらは4シャンテン……ですが、いつもより前のめりに行きますわよ! 東風戦ですしね)


~ 三巡目 ~

澪: 二四六(234567)39發中  ツモ七


澪 (うーん、タンヤオか、ピンフが一番狙いやすそうだな?)

澪 (これでも一応、役くらいは全部覚えたんだぞ……)   打發。

律 「いいぞー澪。 アガリは目前だー!」

紬 「ファイト♪」

唯 「この戦いが終わったら、ムギちゃんのケーキが山ほど待ってるよ!」

律 「な、なんかやめろよ……そういうの……」


透華 (……暫定トップ目のあの人たちより、マークすべきは……) チラッ

咲 「?」

透華 (団体戦で衣を倒した一年生……宮永咲)

透華 (……あの方のリンシャンツモを防ぐには、やはり速攻が一番ですわね)

透華 (その為には、多少アクロバティックな仕掛けも辞さない構えなのですけど)

透華: 四四四六(2378)1278白


透華 (この牌姿じゃ、流石に門前で行くしかありませんわね……)


~ 八巡目 ~


澪: 二二三四六七七(234567)


澪 (よ、よし……これは、マンズのどれかが来ればテンパイだよな?)

『 パッツン髪さん、調子良さそうっすね 』

澪 (……!?) ゾワッ

紬 「どうしたの?」

澪 「い、今何か、聞こえたような……」


透華: 四四四六(234788)788  ツモ6


透華 (あの配牌がここまで……順調ですわね!)

透華 (現在、トップとの差は7000点弱……)

透華 (本当はリーチして1000・2000くらいには持って行きたいところですけど、
    宮永に動きがありそうなら、すぐにでもポンテン・チーテン取らせてもらいますわよ)  打8s。




「───ロン」


透華 (!?) ゾワッ


透華 (こ、これはまさか……この感じは!)


桃子: 一二三(23444567)79  ロン8

■■8■■■■  ■■東■■■■


桃子 「リーチ・ドラ1。 3900点っす」 ユラリ


透華 (す……既に、リーチがかかっていた!?)


咲 (あ、この人やっぱり、鶴賀の……!)

唯 「ほえー?」

澪 「……」

久 (……この子、個人戦で咲を交えて同卓した鶴賀の一年生ね)

透華 「ま、まさかあなたがいたとは……!」

一 (全然気づかなかった……)


律 「お、おい、今リーチって聞こえたか?」

唯 「ううん、私は気づかなかったよ」

桃子 「ちゃんと二巡前に言ったっすよ?」


澪 「……」

紬 「あら? 澪ちゃん?」

澪 「こ、この人いま、何もないところから現……れ?」

唯 「……ゆーれい?」

澪 「……ひっ!?」


桃子 (私のステルスは既に全開。 貴方達には影すら踏ませないっすよ!)

優希 「あれが敵さんの能力……存在を微塵も感じなかったじぇ」

京太郎 「染谷先輩みたいなもんか」


  軽音部 (秋山澪)      … 39300 
  龍門渕 (龍門渕透華)   … 28600 (-3900)
  ゲスト  (東横桃子)     … 16800 (-1000+3900+1000)
  麻雀部 (宮永咲)      … 15300 


【 東三局 ⊂::::⊃×1 】 ■■發■■■■


~ 配牌 ~

澪: 一二四六七九(2279)57發


澪 (う……。 なんだか、さっきよりビミョーな感じ)

律 「うーむ……」

唯 「う~~~ん……」

澪 「な、なんだよ二人とも」


律&唯 「ドンマイ……」 -3 ポフ

澪 「ため息をつくなぁっ!」

紬 「?」 ニコニコ


透華 (うかつでしたわ……まさか、この人が同卓していたなんて)

桃子 「……」

透華 (気を張っていないと、捨て牌を見過ごしてしまう……油断大敵ですわね) キュッ

透華: 三(334r58)4r5678南北  ツモ八


透華 (しかし配牌は良好。 この一局、しっかりと物にして見せますわ!)  打南。


桃子: 六八(88)23378中西北白  ツモ(6)


桃子 (一度対戦した人が二人もいるとなると、さすがにマークがキツいっすね)

桃子 (でも、それだけでは私のステルスは止められないっすよ!)  打西。


~ 五巡目 ~

透華: 三三四四(334r5)4r5678  ツモ(3)


一 (……よしっ) グッ

透華 (これで磐石のイーシャンテン!)

透華 (……と、アガれるまでは歯は見せませんことよ)  打4m。


”……ーチ”


透華 「!」

透華 (今、確かに……聞こえましたわ!)


咲: 三四伍伍伍(45)22678東  ツモr伍


咲 (……合宿での特訓を思い出して、集中しなきゃ)  打東。
 
優希 (およ?)

京太郎 (咲のやつ、リーチしないのか?)

まこ (いや……咲はきっと、5mカンを狙ってるんじゃ)


咲 「!!」 ゾワッ

咲 (あ……あれ?)

咲 (なんだろうこの感覚……ひょっとして)


桃子捨牌:
西北白2(8)六 ←リーチ


咲 (み……見えたよ、私にも)


透華 (……ようやく宮永も気づいたみたいですわね)

透華 (そう。 場は既に、先制の親リーがかかってますのよ!)

 
透華: 三三四(3334r5)4r5678


透華 (さて、対するこちらはイーシャンテン。 デジタルならば普通はほぼオリ一択ですけれども)

透華 (安牌0なのは逆に好都合ですわ。 逡巡することなく、真っ直ぐ行けますからね!)

咲 (大丈夫……。
   次巡持ってくる2mで、手持ちの5mをカンすれば、リンシャン牌の6pで……)


「……ポン」


透華&咲 「!」


澪: 二四六七八(227)567   ポン東東東

澪 (よし、これで3m待ちのテンパイになった♪)

澪 (私だって、律の手を借りなくっても、一人でちゃんとアガれるんだ……) ドキドキ


 打7p。


咲 「あ……」

透華 (マズい、それはっ……!)


『 ……ンっす 』


澪 「ん?」

桃子 「その7p、ロンっすよ」 ユラリ

澪 「え、えええっ!?」


桃子: 六七八(68)333678中中


■■發■■■■  ■■七■■■■


桃子 「リーチ・三色・ドラドラ裏……18000は18300っす!」

澪&唯&律&紬 「!!」 ガーン


京太郎 「うっは~……」

優希 「ここで親っぱね……インパチ炸裂しちったじょ」

桃子 (よもやのデバサイっす。 これで暫定トップまで浮上っすね) ユラリ

 
一 (これがかつて、透華を苦しめた相手……)

一 (その存在感に反して、実は強欲豪胆な打ち手なのかも知れないな)


透華 (……ダマで充分な点数なのに、わざわざリーチしてくるなんて)

透華 (私たちが気づかないのをいいことに、余裕の選択ですのね。舐めくさってますわ!)

咲 (ま、前より見えづらくなってるよ……どうしよう)


澪 「……」 キョトン

律 「み、みおー!」

唯 「真っ白になってるね……」

紬 「あらあら……」


澪 「う、うう……」 チラ

桃子 「?」 スゥッ

澪 「ひっ」 ゾワッ


澪 「み……」

澪 「見えないぃぃぃ! 聞こえないぃぃいぃ!!」 ブルブルブルブル

唯 「み、澪ちゃん!?」

紬 「大丈夫?」 オロオロ

律 「何か恐ろしいトラウマを植え付けられたようだな……」

桃子 (18000点ゴチっす。 このままオーラスまで突き抜けるっすよ!)


  軽音部 (秋山澪)      … 21000 (-18300)
  龍門渕 (龍門渕透華)   … 28600 
  ゲスト  (東横桃子)     … 35100 (-1000+18300+1000)
  麻雀部 (宮永咲)      … 15300 


【 東三局 ⊂::::⊃×2 】 ■■(1)■■■■

紬 「大丈夫だからね。 怖いことなんて何もないからね」 ナデナデ

澪 「う、うん……」

和 「よ、宜しければ保健室までお送りしましょうか?」

律 「いえー、だ、大丈夫っすー」

唯 「澪ちゃん、ちょっと繊細なコなんです」

律 「お騒がせしましたー」 アハハ


優希 「そう言えばお前たち、赤5牌は味が違うって話は聞いたことあるかー?」

律 「はい?」

京太郎 「どうした突然」

優希 「なんでもなー、心半ばにして息絶えたバイニンの生き血が刷り込まr」

澪 「いぃいいやぁぁぁああ」 ブンブンブンブン


=5分後=


~ 配牌 ~

澪: 一一二二四(48)25白發中北


澪 「うぅう……」 ドヨーン

律 「あちゃー。 わかりやすいくらいダメダメになってきちったなー」

唯 「気の持ち方って、配牌にも影響するような気がするよね~」

澪 「……もう、やだ」

律 「やだって」

澪 「律、代わって」

律 「だめー。 ここまできたんだ、最後まで頑張れっ」

澪 「はうぅ……」

紬 「がんばれ、がーんばれ」

唯 「諦めたらそこで試合終了だよ!」


~ 二巡目 ~

澪: 一一二二四(48)25白發中中  ツモ一


澪 「……ど、どれを切ればいい?」

律 「そこまで自信喪失しなくても……」

唯 「ひとまずコレを捨てたらどうかな?」 ニア【2s】

澪 「わ、わかった……」


  打2。


桃子 「ポンっす」   ポン222  打1。

澪 「ひっ!」

澪 「……りつぅうう」 ブワッ

律 「だー! いっこ鳴かれただけだろ、そんなんで泣きべそかくなっ」


透華 (親は……喰いタンの仕掛けかしら?)

透華 (透明リーチの可能性がなくなったとはいえ、なんだか不穏な仕掛けですわね)

澪 (わたしの手は悪いし、幽霊の人は早そうだし……もう、無理だよ) ドヨーン

 
~ 三巡目 ~

澪: 一一一二二四(48)5白發中中  ツモ發


澪 (……ん)


~ 四巡目 ~

澪: 一一一二二四(4)5白發發中中  ツモ白


澪 (……あれ)

 
~ 五巡目 ~

澪: 一一一二二四(4)白白發發中中  ツモ白


澪 (お……)

唯&律 (おおおおお──っ!!)

紬 「?」 ニコニコ

 
澪 「こ、これって……」

律 「シャラップ! 余計な情報を漏らすんじゃなーい!」

澪 「う、うん」  打(4)。

唯 「ひょっとすると……これはひょっとすると……!」 キラキラキラ


和 (軽音部の方達、もの凄い目の輝きぶりですね……)

まこ 「ううむ、なんだか一色手のニオイがするのう」 ニヤリ

 
~ 六巡目 ~

咲 「……」  打東。

桃子 「ポンっす」  ポン東東東  打南。

透華 「……!」

透華 (ここにきて正体判明ですわね……)

桃子: ■■■■■■■ ポン東東東 ポン222

 
透華 (ダブ東バックの2フーロ、どうにも2900の仕掛けとは考え難いですわ)

透華 (最低5800、ドラドラの11600くらいは覚悟しないと……わたくしはどこまで押しましょうか?) スッ

透華 「!」


透華: 六八八八(234r55)r567中  ツモ六


透華 (……よし、追いつきましたわ)

一 (6m入り目の、6m・5pシャボ待ち)

一 (縦引きテンパイかぁ……
   オカルティックだけど、何か引っかかるものを感じるな)

透華 (両面変化期待、この5200は当然のダマですわね)  打中。


唯 「おおっ! 澪ちゃん!」

澪 「……あっ」

律 「澪、今だっいけっ!」

澪 「ぽ、ポンッ!」


澪: 一一一二二四白白白發發  ポン中中中


唯&律 (きたぁぁあ───っ♪)

澪 (て、テンパイしちゃった……どうしよう)  打四。


一 (……さらには親のポン仕掛け2フーロに、初心者チームの中ポン……)

一 (デジタル打ちの透華はこういう事は信じないだろうけど、なんだか場はトイツ場寄り……)

一 (いや、下手すれば刻子(コーツ)場って感じもする)

透華 (初心者組はマンズの染め手かしら?)

透華 (残りの三元牌も場に高いし、親ともども警戒が必要ですわね)

一 (気をつけて透華、刻子場ってことは、おそらく……!)


~ 七巡目 ~

咲: 七九九九九(999)899西西  ツモ7


優希 「おおっ」

まこ (さすがじゃ。 門前のまま追いついたのう)

京太郎 (9s切りでチャンタのテンパイか)

和 (点棒状況と残りの局数を考えると、リーチも悪くは無さそうですが……)


咲 「……♪」  打7s。

優希 (ほぇ!?)

和 (……ツモ切り!?)
 
京太郎 「な、なんで……?」

久 「わからない? 咲はカンの可能性を見ているのよ」 ボソボソ

京太郎 「そ、そうだとしても、何故テンパイを取らないんですか!?」 ボソボソ

優希 「リーチすればカンできない……けど、どちらにしろこの手で9mをカンするのは悪手だじぇ」 ボソボソ

久 「違うわ。 彼女が見ているのは恐らく、私たちのもっと先」 ボソボソ


~ 八巡目 ~


桃子: 三四r伍六(22)白  ポン東東東  ポン222  ツモ六


桃子 (よし、引いたっすよ)

桃子 (待ちは微妙だけど……この親満をアガってダメ押しっす!)  打白。

澪 「!」 ビクビクッ

桃子 「?」

透華 (……その反応、他に役牌トイツがありますわね)

一 (わ、わかりやすい腰だなあ……)


澪: 一一一二二白白白發發  ポン中中中


澪 (お、おおおおちつけ私、平常心平常心) ドキドキドキドキ

唯&律 (役満! やーくまん!)

透華 (おそらく發が本命ですわね。 まったく判り易い方たちですこと)

一 (透華、軽音部と鶴賀を徹底してマークしてるけど……)

澪 (ひ、人という字を書いて、手のひらを飲み込んで……) アワワワ

一 (違う、違うんだよ)

一 (おそらくいま一番警戒すべきなのは、そっちじゃなくて……!)


咲: 七九九九九(999)899西西  ツモ9


咲 「……」  打8s。

京太郎 (うおっ)

優希 (ま、瞬く間にテンパイし直したじょ!)

和 (み、宮永さん……!) ギュッ

 
~ 九巡目 ~

咲: 七九九九九(999)999西西  ツモ9


咲 (……ん、よしっ)

咲 「カン」  暗カン■99■

透華 「なっ」

澪 「えっ……?」


■■(1)發■■■ カチッ


唯&律 (あっ)

澪 「!!」 ビクビクッ

澪 (わ、私の發が、あんなところにっ)


桃子 (これは……!)

透華 (しまっ……)

一 (マズい……来るっ!)

 
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    ` ー-〈   ヽイ ⌒ヽ `ヽー<     Vハ Vハ         V´ ̄  \\:::\       . .イ:/
.         ヽ._ノ人               }::::} }::::::}ヽ              }ト、\:::` ー‐= 7く´j/
           \  ̄`丶        /::://:::::/⌒ヽ               リ \\i    /i:::::


咲: 七九九九九(999)西西 カン■99■   ツモ八   


透華 「あ……」

桃子 (……やっぱり、リンシャンっすか)


■■(1)發■■■


咲 「4200・8200です」


京太郎 「つ、ツモ・混全帯幺九(チャンタ)……嶺上開花(リンシャン)……」

優希 「三色同刻(サンショクドウコウ)・三暗刻(サンアンコウ)も付くじぇ」

澪 「……」 ポカーン
 
唯 「うっひゃ~」

律 「……」

紬 「ああん、残念だったわね~」


透華 (……やられましたわ……)

透華: 六六八八八(234r55)r567

透華 (まさか、最後の8mがあんなところに……) ギリッ

一 (やっぱり、この局のダークホースは清澄だったみたい)


桃子 (……参ったっすね。 ここで倍満親被りっすか)

『 ……仕方ないさ 』

桃子 (やれやれ。 また持って行かれちゃったすよ、清澄に)

『 精一杯やったんだ、気にすることはない 』

桃子 「……そうっすね」

桃子 「じゃあ先輩、タッチっす。 最後の締めは頼んだっすよ」

『 ……ああ 』


加治木 「出来る限りの事はやるよ。 折角のリベンジマッチだからな」


澪 「はあ……アガれなかった……」

澪: 一一一二二白白白發發  ポン中中中


澪 「……」 チラッ
             ___;_;
           /∠ニニヽ`ヽ
.           / /```´´ヘ  :.
          i |‐   ‐ |  i
          }八| o   o j八{
          厶 ヘ '' __ '' ハ ハ
             ∨`ト   イ∨
             _/{∧_∧}\_
           /   《ハ》   ハ
            |    爪    |

澪 「り、りつーぅぅぅぅ;;」

紬 「まあまあまあまあまあまあ」

唯 「六回」


咲 (はぁ……なんとかアガれたよ、良かった) ホッ

和 「宮永さん……!」 パァァ

久 「やったわね、麻雀部の面目躍如よ」

優希 「咲ちゃーん! 私は信じてたじぇ!」


京太郎 「それにしても咲ー、さっきまでの局とは雰囲気が違ったな」

和 「途中から表情が生き生きしてた気がしました」

咲 「そ、そうかな?」

咲 (気づかれないように、卓の下で脱いだ甲斐があったよ……)


優希 「よっし、じゃあのどちゃんと交代だー!」

咲 「う、うん。 ちょっと待ってね」

咲 (スカートのホックが……) カチャカチャ

 
澪 「う、うぅ……」 ズーン


 \ワイワイ/  \キャッキャッ/


澪 「……」 チラッ

咲 「?」

咲 「麻雀って、楽しいよね!」 ニコ

澪 「うう~っ!」 ブンブンブンブン

律 「澪のトラウマが……」

唯 「増えたね」


  軽音部 (秋山澪)      … 16800 (-4200)
  龍門渕 (龍門渕透華)   … 24400 (-4200)
  ゲスト  (東横桃子)     … 26900 (-8200)
  麻雀部 (宮永咲)      … 31900 (+16600)


【 東四局 (オーラス) 】

澪 「  」 ポケー

律 「おーい、帰ってこーい」

唯 「澪ちゃんが時空の彼方へ……」

律 「なあムギ、何かお菓子持ってないか?」

紬 「お菓子?」

律 「頼むよー、澪を現世に戻すためにもっ」

紬 「うーん。 今日はおやつは何も持ってきてないの。 ごめんなさい」

唯 「そうなのー?」

紬 「ええ。 お祭りで色々買うだろうから、必要ないかと思って……」

紬 「あっ」

律 「ん?」

紬 「そういえば、フィンランドのお土産のキャンディーなら……」

唯 「キャンディですと?」 キラン

紬 「ええ、バッグの中に……」 ニコ

律 「なーんだ、あるんじゃ~ん」

紬 「買ったのはいいんだけど、うっかり忘れてたわ……ごめんね」


 ガサゴソ


唯 「あったあったぁ、これ?」 サッ

紬 「ええ」

律 「うっし。  唯、包みを剥がしてこっちにくれ」

唯 「わぁ、この飴まっ黒だよ。おもしろーい」

紬 「珍しいでしょう?」 ニコッ

律 「さあ澪ー、これでも食って元気を出すんだ」

唯 「澪ちゃん、カンバック!」

澪 「……」 パクッ

澪 「……」 モゴモゴ


澪 「 」

澪 「;@・;?「☆qdrftgy@>‘@:■!!!」

 
=5分後=


澪 「 」  ゲホゲホッ ゴホッ ブホッ

律 「と、とにかく澪も正気に戻ったな。 気合いを入れてオーラスに臨むかぁ」

唯 「とうとう次が最後の局だね~」

澪 「げっほ……はぁ、うっぷ」

澪 「みんなごめん。 私がかなり点数を減らしてしまった……」

紬 「気にしないで澪ちゃん。 唯ちゃんがきっとなんとかしてくれるわ」 ニコ

唯 「まっかせといて!」 ドン

澪 「な、なんだろう。 唯がすごく頼もしく見える」

唯 「見てみて! 卓の端に10円落ちてた!」

律 「いいからさっさ席につけって」


京太郎 「さーて、オーラスか。 意外に長くかかった気もする」

和 「思いのほか親の連荘が多かったですからね」

咲 「頑張ってね、原村さん」

和 「は、はい」 カァァ

優希 「のどちゃん、最後の締めは任せたじぇ!」

和 「……いつも通り打つだけです」

まこ 「まあ、和に任せておけば安心じゃろ」


唯 「……ほえ? のどかちゃん?」

和 「え?」

久 「あら、ひょっとして知り合い?」

和 「いえ……」

唯 「あ、ごめんごめん。 幼馴染みのコと同じ名前だったから~」

和 「そ、そうですか……」

優希 「フッ。しかしそっちののどちゃんには、こんなアルティメットおっぱいはなかろうて!」

律 「いや、あるぞ」

優希 「あるの!?」

律 「ゆうに1メートルは下らないな」

京太郎 「マジか……」

律 「さらにメガネっ娘で生徒会役員まで勤めてんだぜ。 どうだ!」

和 「ど、どうだって言われても……」

咲 「原村さんに、染谷先輩と部長を足したような人なんだね」

優希 「か、完璧超人だじょ……」 ガタン

京太郎 「メガネは別にいらなくないか?」


唯 「よいしょっ……と」 ヒョイ

唯 「えへへ。 知った名前だと、何故か初対面って感じがしないねー」

律 「いや、そんなことはないだろう」

唯 「よろしくね、のどかちゃん♪」

和 「よ、宜しくおねがいします……」 カァァァ


優希 「およっ、のどちゃんひょっとして照れてるじょ?」

和 「て、照れてなんていません」

久 「そういえばあの子、どことなく咲と雰囲気が似てる気もするわね」

咲 「え?」

京太郎 「同じタイプのスタンド……」


透華 「……馴れ合いは終わりましたかしら? 真のライバルはこちらに居るというのに」

一 「ようやく戦いに移れそうだね」

透華 「ええ」

透華 「とうとう待望のオーラス……原村と直対のチャンスですわ!」 ワナワナ

一 「まあ、一局だけっていうのがちょっと残念だけど」

透華 「……一局で充分ですわ。本当のアイドルが誰なのか、存分に知らしめてあげますことよ!」

一 (はりきってるなあ、透華)


加治木 「……さて、出番だな」

桃子 「先輩、頑張ってくださいっす」

加治木 「全国行きの可能性は潰えたが、私だってこの夏を無為に過ごしてきたわけじゃない」

桃子 「そうっす。 生まれ変わった先輩には誰も敵わないっすよ!」

加治木 「モモ……」

加治木 「お前が泳ぎを教えてくれたからだよ……そのお陰で、私はこの能力に開眼することができたんだ」

桃子 「この夏は泳ぎ通しだったっすもんね。 それも一日中」

加治木 「ああ。 しかし、その分たくさんの犠牲を払ってきたこともまた事実」

桃子 「受験勉強っすね」

加治木 「蒲原、妹尾……他一名……」

桃子 「そっちっすか」

加治木 「雲の上から見守っていてくれ……」

 
 ■■西■■■■ <カチッ


桃子 「ドラは北……来てるっす。 流れは先輩のものっすよ!」

加治木 「清澄、龍門渕……刮目するがいい」

加治木 「県予選の時とは違う私を、そして」

加治木 「違う結末を、見せてくれよう」


京太郎 「というわけで始まりました東風戦オーラス、実況の須賀京太郎です」

優希 「解説の優希ちゃんだじぇ!」

律 「名誉顧問の私だよん♪」

澪 (ナチュラルに溶け込んでるな)
 
京太郎 「ドラは鶴賀の元大将・加治木さんの門風牌ですね」

優希 「字牌ドラは使いづらいぶん、扱いにセンスが問われるじょ」

律 「で、で!各家の点数状況はどうなっているんでしょうか~?」

京太郎 「えーとですね……」

まこ 「南家・桜高軽音部が16800、西家・龍門渕は24400、北家の鶴賀は26900。
    そして親の我々麻雀部が、31900で現在トップじゃ!」

優希 「しかしリードの幅は小さいなー。 捲られる可能性は大いにあるじぇ」

久 「龍門渕は満貫出上がりか1300・2600ツモ、鶴賀は5200点出上がりか1000・2000ツモでトップになれるわね」

京太郎 「とのことです」

律 「ありゃ? 私たちの条件はないの?」

久 「軽音部さんはちょっとキツいわねー。 ハネ満ツモ条件かな。
   一応、和に満貫(7700)直撃でもトップになれるけどね」

澪 「ぜ、絶望的な点差だな……」 シュン

紬 「そんなこと無いわよ♪  希望を捨てず、頑張りましょう♪」

まこ 「ハネツモくらいなら充分達成可能な条件ラインじゃ。
    ま、満貫出上がりでの2着~3着を狙うのが現実的な路線ではあるのう」

律 「う~ん……」

京太郎 「夢がないね……」


紬 「あ、清澄高校の方たちも食べますか? キャンディ」 ニコ

京太郎 「いただきます!!」

優希 「もらうじょ!」


~ 配牌・一巡目 ~

和: 三三四(1569)14r56東發西


和 (そう悪い配牌でもありません。 タンヤオか役牌の重なりに期待でしょうか……)

和 (暫定トップですが、周りの二人にとって逆転の条件は緩い。
   状況にあぐらをかいているわけにはいきませんね。
   ちゃんと自分で決めに行きます)

和 (しっかり見ていてくださいね、宮永さん……!) チラッ


 打西。


京太郎 「うおおおお……!」

優希 「うぎょぎょぎょぎょ」

咲 「だ、大丈夫? 二人とも」 アセアセ


唯: 一四伍(14r577)49南白中  ツモ2


唯 (ほえー……どうしようかな)

澪 「唯、トップを取るにはハネ満が必要らしい」

唯 「はねまん?」

澪 「ああ。 とりあえず役を六個作るんだ!」

唯 「ろ、六個も!?」 ガビーン

律 「……いや、別にそこまで無理しなくていいぞ、とりあえずアガリを目指してくれさえすれば」


透華: 一四六七八(28)5789南白  ツモ(7)


透華 (わたくしの条件は出アガリ7700……)

一 (678か789の三色も見えるし、充分実現可能な配牌だ)

透華 (待っていなさい原村、目に物見せてくれますわ!)  打一。


加治木: 六七八九九(3459)2西北中  ツモ3


加治木 (序巡で既にリャンシャンテン。 しかし、ここからが近いようで遠い道のりにも思える)

加治木 (タンヤオがほぼ無い以上、ドラを絡めた5200、もしくはリーヅモ裏1が本線かな)  打西。


京太郎 「げほっ、ぐほっ、ふ、ふう……」

京太郎 「さ、さて……。
     ここからは、我々の実況・解説を交えながら局の経緯を追って行きたいと思います」

優希 「割れ目が……割れ目がこすれて気持ちいいじょ……」 ウヘヘヘ

京太郎 「咲、ちょっと解説手伝ってくれ」

咲 「う、うん。 でも京ちゃん」

京太郎 「どうした?」

咲 「私たちの位置からじゃ、原村さんの手牌しか見えないから……解説しようにも」

京太郎 「ああ、それなら心配には及ばん」

咲 「え?」

京太郎 「ここから我々麻雀部員は、和を除いて神視点ゲットです。
     全員の手牌進行が逐一わかるようになります」

咲 「そうなんだ……」

まこ 「御都合主義ってやつじゃな」


加治木: 六七八九九(3459)23北中


京太郎 「一見したところ、加治木さんが一番早そうですね」

咲 「配牌リャンシャンテンだね」

まこ 「でもまあ、全員取り立てて悪い配牌ってわけでもないがの」

京太郎 「皆さんがどうやって条件をクリアしようとするのか気になりますね。
     なみにこの解説も競技者には聞こえないようになっています。神トークです」

優希 「ウヘヘ……われめが……」 シュッシュッシュッ


~ 五巡目 ~

和: 三三三四(1556)14r56東  ツモ東


和 「……」 チラ


透華捨て牌:
一南白東


和 (一枚切られた直後にダブ東の重なり……。 タンヤオにシフトしようとしたところでこれですか)

和 (このタイミングに意味を見出そうとする人も世の中にはいますが、そんなオカルトは有り得ません)

和 (東さえすんなり鳴ければ後は早いのですが……。 果たしてどうなるのでしょうか)  打1s。


唯: 一四伍(34r5777)249中  ツモ(3)


澪 「おっ、段々形になってきたなー」

律 「これでほぼメンタン狙い確定だ!」

唯 「めんたん?」

律 「リーチとタンヤオの複合を”メンタン”って言うんだ。 メンはリーチのことな」

澪 「7pにくっつけば、ピンフもつく可能性があるぞ」

律 「いわゆるメンタンピンってやつだな!」

唯 「おお~、ひょっとして希望が出てきたっぽい?」

澪 「ま、最悪満貫ツモでも3着になれるらしいし、無理はしなくてもいいけどさ」
 
律 「何言ってんだー。 ここまで来たなら夢はおっきくだろ!」

唯 「わかったよりっちゃん雀士!」   打9s。

澪 「私はドベにさえならなければそれでいいよ……」

律 「志の低い奴だなー。 私はそんな風にお前を育てた覚えはないぞ」

澪 「麻雀こわいもん……きらい……」

紬 「難しくてよくわからないけど、みんな頑張って♪」 ニコニコ

 
透華: 四六六七八(278)35789  ツモ(9)


透華 (これでほぼ789三色狙い固定……)

透華 (ドラも赤もタンヤオも無いのに、条件クリアできそうですわね。 流石はわたくし)

透華 (見ていなさい原村。 一泡噴かせてやりますわよ!!) グイングイン

一 (アホ毛があんなに激しく……透華、順調みたい)


加治木: 六七八九九(34589)23北  ツモ9


加治木 (一応イーシャンテンだが、役無しペン7pが残る可能性は高い。
     そちらが先に埋まれば迷うことは無いのだが……)

桃子 (先輩、そろそろアレを繰り出す時じゃないんすか?)

加治木 (いや……)

加治木 (今はまだ迷う牌姿ではないからな。
     分岐点は、マンズかピンズで良形変化の芽を引いたとき)

桃子 (もしくはテンパイ時っすね)

加治木 (……ああ)

加治木 (あの技は私の麻雀力を激しく消費する……。
     ゆえに一半荘に一回が限度。 あと少しだけ我慢だ)  打9s。

桃子 (先輩……!) ギュ

加治木 (切り札は最後に取っておくものさ。 見ていてくれ、モモ)

桃子 (私には何もできないっすけど、先輩の後ろで出たり消えたりしてるっす) パッパッ

加治木 (それは応援なのか……?)


京太郎 「各家順調に手牌を進めていってますねー」

咲 「原村さんはリャンシャンテン、他の人はみんなイーシャンテンだね」

京太郎 「皆さんの引きには驚かされるばかりですなー」

久 「まあ、でも」

唯: 四伍(334r5777)24中


久 「軽音部のシャンテンはどこが埋まっても即リーしたくない形だし、
   実質的にはリャンシャンテンとも言えるけどね」

まこ 「タンヤオが本線じゃろうからな」

優希 「あ、ああ……おおおお……!」 シュシュシュシュシュ


~ 七巡目 ~

和: 三三三四r伍(556)4r56東東  ツモ中


和 (赤5mを引いて好形のイーシャンテンになりましたが、
   今後はやはり、この東がネックになりそうです)

和 (5pの両面固定は……いえ、あと2巡引っ張りましょう)

和 (ここからは片アガリ三色のチーテンも取ります。 特に4pは鉄チーですね)  打中。


唯: 一四伍(334r56777)24  ツモ(3)


澪 「お、立て続けに有効牌を引いたな! いい流れじゃないかっ」

紬 「すごいすごーい♪」

唯 「えへへ~」 ポリポリ

律 「でもなー。 ピンフは無くなっちゃったぽいけどなー……」
 
澪 「それでも充分3着は狙えるんだろ? なら上出来だよ」

律 「うーん、まあしょうがないかー……」

紬 「頑張ったのなら、どんな結果でもいいじゃない♪ ね?」

律 「そうだなー。 条件が出来たのは唯のせいってわけじゃないしなぁ」

澪 「うっ」 グサ

唯 「あと一歩だね! じゃあ、これ切るよ?」  打一。


透華 (会話の内容からして、初心者軍団はほぼイーシャンテンですわね。
    早くテンパイに持ち込みたいですわ……)

透華 (……ん)

透華: 六六七八(789)357789  ツモ七


透華 (7mねえ……)

透華 (さて、7700点を作るには何を切る?)

透華 (……一番広いのは打7sですけど、5m引きという最悪のテンパイ可能性がありますわね)

透華 (赤なら兎も角、ノーマル5mなら目も当てられませんわ。
    赤5s狙いの単騎リーチなど愚の骨頂)

透華 (ドラ無しならせめて役有り良形を目指さないと。 同様の理由で3sもNG)

透華 (ダイレクトリャンカン埋まりのメンピン三色が最高形……。
    やはりツモ切りがベストですわね)


  打7m。


加治木: 六七八九九(34589)23北  ツモ1


桃子 (……来たっす!)

加治木 (北切りでペン7pの役無しテンパイ。 予想通りだな)
 
桃子 (先制だし、ツモ裏で条件クリア。 リーチも大いに有りっすけど……)

加治木 (それをこれから確かめに行くんだ。 私の能力で)

桃子 (とうとうアレを出すんすね! やっちまうんすね!)

加治木 (ああ)

加治木 (今から、この手の最終形を見てくるよ)

加治木 ( ) フゥゥゥゥ

桃子 (先輩……!) パッパッパッパ


加治木 (夏の特訓を経て、体得した私の特殊能力……)

加治木 (麻雀卓に……136枚の牌に、 ” 潜る ” )

加治木 ( ) スゥゥゥゥ

加治木 ( ) ピタッ



加治木 「ダイビング!!!」



 
    バ                        「脱いでもいいですか?」
    ナ         __,..-‐'"::ー::--..、   /: : : : : :: :: :: :: :: :: :: : : : : : : : : : \  ワカメ+メガネ=
いてないから恥ずか/: : : : : : : : :::: : : ::X′:: :: :: :: :: :: :: :: /:: ::/:: :: :: :: :: :: : : : :\
    と     . /: :;: : : : : ; :--、: : //::\   :: :: :: :: ::/:: : /:: :: ::/:: :: ::/: : : : : :ヽ           .宮
    牛    ./: :./ : ; : :/: : : : :`、: :/:::::::..:゙、.. :. .. ..::. ::/:: ::/ .. :: :/:: :: ::/:: :;、:: ::. :: ゙、           永
    乳     |: :/: :/: : :!: : : : : :;ヘYN::::::::::..:゙、:: :: :: |::.|:: !: !:: ::|:./.. .. ::/ :: / |:: :i::.!:: i           さ
          ..|: : : :.!: : /:: ::.   / /:: ヽ:.. :.:.:.:.ヽ:: :::|:::|:: !::|:: :::| !:: ::i::/:: ::/ !. . |. |: :!          ん
             |: : : :|: :/. . . .: : /  !: : : :.゙、::::::::::ヽ\!、ハハハ:ハ| !:: ::|:.!: :: L__|:: :..|::| !           の
          |: : :|: !/:,: : __//_, i. . : _,.-‐ゝ_、__!ー-、:: :: iヾ|! !:: :ハ|!:::!リ //::/::| /はようのどっち  お
ル状がいいの |: : :|イノ: :/ノ - !. .: :_,, /:ノノ: : :i !-:: :: ::ノ   ヽ!  ゝ==メ!ノ!: : |.i            も
            !: : :ノ_;.ィ':iメ≠=''"/:. : : ̄: :イ:|: : : |:| ヽ:_::ン      ユ:: ::i〉/:: : リ            ら
えばiPS細胞と|: : :イ|: : |ヽ!    /: : 丶: : :/: :|:: :: !:|  |:!       !.::ンi:!/:: :: /             し
        __|: : :i:||: : |:ノ、ヽ、 i: :__: : :/i:::::.:|:: :i|:.|   i:!      、 `" i:/: :: ::l
   _,,..--‐''":::リ: ::i::| : : |:゙、 `ー-i:ー-rイ::\゙、:::.:!::i:|::|   i:|   __      //:: :: ::|って楽しいよね」
  f二_:.:.:.:.:.:.:.::::::、:!/ヽ: :.!:::゙、   !/:::`ト|::::::::y!:::!|::|゙、|  i:!  弋___フ   //:: :: :: :!
  |:::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::゙、:!::::::ヽ/!|゙、__! |:::::/:::レイ::|:::ト、_ー!|      _,..-'":: :: :: : :|  ジャミラ
  |::::::::::|:.:.:.:.f´:\:::::::::::::::i、|::::::::ヽ!i |::::、!:/ー-、::::|:::::|::.::.:|!、 >.、__,..:':":: :;/:: :: :: : :!:|  池田
.  !::::::::::|:.:.:.:|::::::::::ヽ::::::::::::::::::/::::!\!::::::i:::::::::/::、!:::::| ̄`ー:.、゙、 :: :: :: :;/:: ::/:/: :/:|       ステルスまこ
.  |:::::::::::|.:.:.:|:::::::::::::i:゙、::::::::::<::::::::::::::::ヾ::::|::::::/:::::::i::::::|::::::::::::::::\、:: :: ::/:/:/:: :ハ:|     


加治木 「……ぷはっ」

桃子 「せ、先輩……!」 シュパパパパパパパ

加治木: 六七八九九(34589)123北

加治木 「……よし」  打8p。


京太郎 「あーっと加治木選手、先制テンパイを崩し、イーシャンテンに戻したぁ!」

久 「しかも9pじゃなく8pから切るってことは、ピンズの上の変化をほぼ全否定するってことよ」

まこ 「確かに取りたくないテンパイじゃあるが、今はもう七巡目……」

咲 (他の人も早そうだし、果たして追いつけるのかなぁ……?)


加治木 (私が ” 潜った ” ところ、7pは既に山に残っていなかった)

加治木 (しかし)

加治木 (アガれないペン7pを放棄しても、山には宝がまだまだ眠っていた)

加治木 (……最後に笑うのは、この私だ!)


~ 九巡目 ~

透華: 六六七八(789)357789  ツモ6


透華 「!」 ニヤリ

一 (よしっ)

透華 「いらっしゃいまし!!」 カッ

透華 「リ───チ!! ですわ!!」  打3s。


透華捨て牌:
一南白東(2)四
七南3  ←リーチ


京太郎 「きたぁ。 ここで龍門渕による先制リーチ!」

透華: 六六七八(789)567789


まこ 「待ちは69m、9mが高目で三色じゃのう」

咲 「完璧に高目狙いのリーチだね」

久 「6mツモったらアガるのかしらね?」

優希 「ワレメ、コスレル。 ワタシキモチイイ」


加治木: 六七八九九(345)1223北  ツモ二


加治木 (むう、一発で引かされたのは2mか)

加治木 (嫌な牌だが、上家にアガられればほぼ三着落ちは免れない)

加治木 (目一杯まで押す。 当然ここでも……オリない!)  打二。


京太郎 「鶴賀も真っ向勝負の構えだなー」

まこ 「現物は7m一枚しかないからな。
    それで凌げるとは限らないし、ワシも同じ立場なら押すかものう」

京太郎 「まあ、オーラスですしね。 みんな前に出るのが普通かぁ」

咲 「大会とは違って、ラスを引くデメリットがないですもんね」

まこ 「そうそう」

久 「景品のことを考えると、トップ以外にあまり意味はないからねぇ」


~ 十巡目 ~

和: 三三三四r伍(556)4r56東東  ツモ(8)


和 「……」 ヒュン   打東。

京太郎 「お、和はオリたのかな?」

まこ 「おんしの目は節穴か!現物の雀頭落としでもタンヤオのイーシャンテン維持じゃろうが」

京太郎 「す、すみません(怒鳴るときはすごく生き生きしてるな……)」

まこ 「8pツモ切りが一番広いみたいじゃが……」

久 「まあ、流石にシャンテンからリーチの一発目に無筋勝負はキツいわね」

優希 「ゲルジョウ……ゲルジョウガイイジョ……」 ドボボボボ

咲 (原村さん、ファイトだよ……!)


唯: 四伍(3334r56777)24


唯 「ありゃー。 リーチされちゃった、どうしよう?」

澪 (しかも、唯の手牌の急所である3sを先に切られちゃったし……)

律 「どうするもこうするもありません。 全力疾走です」

紬 「唯ちゃん、当たって砕けろよ♪」

唯 「うん……よいしょっと」 ヒョイ

唯 「あ!」

律&澪&紬 「おお──っ!」


唯 「やったよ、私テンパイしたよ!」 =3 ふんす


律 「よくやった唯! さあ早速リーチだ!」

紬 「頑張って……!」

澪 「神様お願いします、唯にアガらせてあげてください……!」

唯 「それじゃいってみよ~。 せーのっ」

唯 「りーち!」  打5m。


律 「よっしゃー、いっけぇ……」

澪 「……ん?」


唯捨て牌:
(1)發南白9中
一二(9)伍 ←リーチ


律&澪 「えええええええええ!?」

紬 「あら?」

唯 「めんたん♪ めんたん♪」


咲 「……!?」 ハッ

京太郎 「さて。 この卓で最も騒がしい桜高軽音部、テンパイを果たしたようですが……」

久 「なんだか部員の間に動揺が見られるわね」

咲 (いま、何か強い圧迫感が……)

透華 (来ましたわね……。 しかし、勝つのはわたくしですわよ!) 打發。

加治木 (こちらもテンパイか……)


~ 十一巡目 ~

和 (二軒リーチですね。 しかし、私の方針はほぼ変わりません)

和: 三三三四r伍(5568)4r56東  ツモ三


和 (これでカン7p待ちのテンパイ……愚形とはいえテンパイの土俵には立ちました)

和 (赤5mは合わせません。 そしてここまではオリません……!)  打東。


京太郎 「おおっ。 和もテンパイしましたね」

まこ 「薄いところを引くもんじゃのう」

久 「表情に決意が見て取れるわ。 自ら決めるつもりね」

まこ 「ただのう、実はこのカン7p、ジュンカラなんじゃよ……」

久 「そうね。 軽音部の手牌に暗刻と、残り一枚は龍門渕の手に組み込まれているわ」

京太郎 「カラテンの愚形かぁ……」

咲 「で、でも、まだ手代わりの可能性は残されていますから!」

優希 「ピーピーガガガガッガガッガガガガギギギ」

久 「和ったら、果たして二件リーチにどこまで押すつもりかしら……見ものね」

咲 「原村さん……」


唯 「……ぬるりときたぜ」   打白。

澪 「い、一発ツモは無しかぁ」

律 「当ったり前だぁー! 唯ぃ、なんでそんなリーチしたんだよっ」

唯 「んーと……」

紬 「唯ちゃん、こうしたほうがアガリ牌が多いんじゃないかしら?」

唯 「うん、それはわかるんだけど……」

律 「じゃあどうしてそういう事するのさー!」 ブー

唯 「んー……でも」

唯 「なんだか、そっちだとアガれない予感がしたんだよね」

澪 「予感って……」

紬 「いいじゃない。 インスピレーションは大事だと思うわ」

唯 「さっすがムギちゃん、わかってるう!」

律 「まあ、やっちゃったもんはしょうがないけどさー」

澪 「どうにかドベだけは回避できますように……」

紬 「私達は成り行きを見守りましょう♪」 ニコッ


加治木: 六七八九九(345)1223北  ツモ北


桃子 (せ、先輩……!) ッパ

加治木 (目論見通りだ。 やはり北は山に眠っていた)

加治木 (さて、私はどうする? 北バックのダマで押す?)

加治木 (……いや、まさかな。 有り得ない)


加治木 「……リーチ!」  打2s。


加治木捨て牌:
西中發一98
(89)二東2 ←リーチ


加治木 (これが、私が深海より拾ってきた唯一のアガリ手順だ)

桃子 (先輩……カッコいいっす!)


京太郎 「あーっと、鶴賀もテンパイし直したぁ。ドラの自風・北と、9m待ちの追っかけリーチ!」

優希 「ピピッ、ガガガガ……」

まこ 「シャボでの追っかけは若干辛い気もするんじゃが……」

久 「でもこのテンパイ、アガリ牌は4枚とも山に丸生きよ。
   実は三人の中で一番強いリーチなんじゃないかしら」

優希 「ワレメラ───!!」

優希 「ニシン詰メナキャ! スグニ! 缶ニ!」

まこ 「優希……落ち着いて、ワシのメガネをよーく見るんじゃ」

優希 「ガ……ギ……」



優希 「 」 ガクッ
 
京太郎 「お、大人しくなった」

まこ 「ふう……」 キュッキュッ

久 「さ、成り行きを見守りましょうか」

まこ 「そうじゃの」 スチャ

咲 (全員テンパイ……原村さん、無理はしちゃダメ……)



律 「ほらー、もたもたしてるから追っかけられちゃったじゃないか!」

澪 「あ、けど律、もう一本リーチ棒が出たってことは」

久 「ええ。 これで軽音部さんは、どこから5200出上がりしても三着になれるわよ」

唯 「ほらほら、結果的にはよかったんじゃなーい?」

律 「そこまで考えてリーチしてないだろっ」

 
~ 十二巡目 ~

和: 三三三三四r伍(5568)4r56  ツモ2


和 (北家のリーチに対し、赤5mが切れなくなりました)

和 (他に現物もないし、ちょっと分の悪いテンパイ維持ですね……)  打2s。


久 「さて、和は三軒リーチに対してどう凌ぐ?」

まこ 「誰がアガるのか楽しみじゃのう」

京太郎 「あのー……これって、和がリーチすれば流れるんじゃあ?」

まこ 「途中流局一切ナシ、四家リーチも続行のルールじゃろう。 忘れたのかっ」

咲 「原村さん、気をつけて……!」


唯:  打1p。

透華:  打1p。

加治木:  打7m。

和 (……7mが、通った)

 
~ 十三巡目 ~

和: 三三三三四r伍(5568)4r56  ツモ四


和 (……) チラ


唯捨て牌:         透華捨て牌:       加治木捨て牌:
(1)發南白9中      一南白東(2)四      西中發一98
一二(9)【伍】白(1)   七南【3】發1(1)      (89)二東【2】七

※【】はリーチ宣言牌


和 (全員の現物は無い。 赤5mは北家に通ってない)

和 (けど、これは99%安全……おそらくテンパイ維持は可能)

和 (7pはもう……山に居ないんでしょうか?)

和 (次巡のツモによっては、連打によるオリも考えたほうがいいでしょうね) パシッ


 ビリビリッ


和 「!?」 ガタン

京太郎 「ん?」

和 「い、今のは……!?」

久 「どうしたの?」


和 (牌を捨てた途端、手のひらが……痺れ……)

和 (いま脳裏を過ぎったのは……メロディ?)

和 (そのまま全身を駆け巡り、体の芯を揺さぶるようなディストーション)

咲 「原村……さん?」


和 (ま、まるで)

和 (ギターの音色のような……)


「あっ」

和 「え?」






「それ……ロン」



 
和 「!!」


和 (私の手に3m四枚、1-4mとカン4mは有り得ません)

和 (場に4mは一枚、したがってシャボも無い)

和 (今通った7mによって、4-7m待ちも否定された筈)

和 (あるとすれば……)




唯: 四(3334r56777)234   ロン四


和 (単騎待ち……!)


透華 「なっ……」

加治木 「……!」


■■西■■■■  ■■(6)■■■■


律&澪&紬 「おお───!」


唯: 四(3334r56777)234   ロン四


唯 「めんたん赤、裏ドラ3!」 バーン

和 「!!」

律 「ま、マジかぁー!?」

澪 「それって……ハネ満直撃?」

紬 「てことは……」

 
  軽音部 (平沢唯)      … 30800 (-1000+12000+3000)  ☆★ TOP ★☆
  龍門渕 (龍門渕透華)   .… 23400 (-1000)
  ゲスト  (加治木ゆみ)   … 25900 (-1000)
  麻雀部 (原村和)      … 19900 (-12000)


律 「いよっしゃ──! でかした唯ぃ!」

澪 「や、やったな!」

紬 「すごーい♪」

唯 「えへへぇ~。 もっと褒めて」 ポリポリ


京太郎 「な、なんとアクロバティックな」

まこ 「ま、まるでおんしみたいな待ちをやらかしおるのう」

久 「……予想外の事が起きちゃったわね」

和 「……」


加治木 「……」 チラ

唯: 四(3334r56777)234   ロン四


加治木 (7pはこっちに暗刻か。 じゃあ、私の次のツモ牌は?)

加治木 「……ちょっと失礼」


【九】⌒ ■■■ コト


加治木: 六七八九九(345)123北北

桃子 「あ……」

加治木 「やはり、私の判断は間違っていなかったってことだ」

桃子 「つ、次で一発ツモだったのに……」

加治木 「仕方ないさ。 それが勝負のアヤというもの」


加治木 「100%最善の選択をしても負けるゲーム、それが麻雀だからな」


透華 「……」 ポカーン

一 「あ、あのっ」

唯 「ほぇ?」

一 「どうしてそんな待ちに?」

澪 「そうだよ唯。 たまたまアガれたからいいけど、3pか7pを捨てれば3-6m待ちじゃないか」


唯(テンパイ時): 四伍(3334r56777)24  ツモ3


まこ 「同じ単騎にしても、4m切りの5m待ちなら赤だってあるじゃろうに」

唯 「そうなんだけど……なんか、ビリビリってきたんだあ」

和 「……!」

一 「……ビリビリ?」

紬 「スピリチュアルな感覚が駆け巡ったのね」

唯 「うん。 コレ(4m)で待ったほうがいい結果になりそうって、そんな感じがしたの」 エヘヘ

久 「……絶対牌感」 ボソッ

和 「そ、そんなオカルト……」

律 「まぁいいじゃん、細かいことは気にするなぁ!
   勝てば官軍だぁー!」

澪 「……調子いいやつだな」


透華 「や、やられましたわ……ビギナーズラックって本当に恐ろしい」 ハァ

一 「で、でも、よく見てよ透華」

透華 「なんですの?」

一 「ほら。 今の横移動で、原村より着順が上になったよ?」

透華 「え? あ……本当ですわ。 流石はわたくし!」

透華 「って、そんな訳ないでしょう!」 キシャー

一 「あはは、やっぱりダメか……」

透華 「……ノイズですわ、ノイズ」

一 「ノイズ?」

透華 「そう。 今回はたまたま、初心者に場を乱されただけですわ!」

一 (そういうイレギュラーへの対応も含めて実力だと思うんだけどね)

透華 「何かおっしゃって?」

一 「ううん、なーんにも」
 
透華 「原村……勝負は次までお預けですことよ! 首を洗って待っているがいいですわ!」

一 (なんだかんだで元気みたいだし、大丈夫そうだな)


<アハハハハ
<ウフフフフ
<アレ、ムギハ?


一 (桜高軽音部……)

透華 「ハギヨシ! 帰りますわよ、早く車を用意なさい!」


一 (初心者の集まりではあるけど、なかなか楽しい人たちだったよ。
   機会があればまた戦いたいな)

 
桃子 「はぁ。 清澄の倍満を阻止できなかったのが敗因っすかね」

加治木 「元々点数のハンデだってあったんだ。
     モモの追い上げが無ければ、私は只の敗戦処理係にすぎなかった」

桃子 「そ、そんなこと……」

加治木 「トップ争いに参加することが出来たのはモモのお陰だよ。
     やはりモモ、お前がナンバーワンだ」

桃子 「せ、先輩!?///」 ボンッ

加治木 「ふふ……」

桃子 「せ、せ……こそ」

加治木 「うん?」

桃子 「先輩こそ、わ、私にとってのオンリーワンっすよ!」

加治木 「えっ?  モ、モモ……///」 カァァ

桃子 「先輩……///」


紬 「まあ……///」 キラキラキラキラ


桃子 「それにしても惜しかったっす。 オーラスの点数横移動さえ無ければ……」

加治木 「仕方ないさ。
     さっきも言った通り、最善の選択が常に最善の結果をもたらすとは限らない」

桃子 「まあ、そうっすけどね」

加治木 「だからこそ、麻雀は面白いゲームなのだとも言える」

桃子 「……前向きっすね。 先輩は」

加治木 「ふふっ。 そんな事はないよ」

加治木 「けれど、ペン7p払いのシャボ受け換え待ち……あれはあの場の選択としては正しかったんだ」

桃子 「はい」

加治木 「今後はより ” 潜れる ” 回数、およびその精度を高めて行く必要があるだろう」

桃子 「課題を発見できただけでも、このイベントに参加した甲斐はあったっすね」

加治木 「ああ。 次は……次までには、きっと」


加治木 「よし、明日からまた特訓の日々だ!」 グッ

桃子 (先輩、受験勉強は本当にいいんすか……?)

 
和 「……ごめんなさい。 トップ……守りきれませんでした」

優希 「謝る必要なんて全くないじょ!」

京太郎 「そうそう気にするなよ……って、起きてたのか」

まこ 「初心者相手じゃカオスな場になり易いからのう。 負けることだってあるわい」 ウンウン

京太郎 「先輩は特にですね」

和 「……はい、別に気にしているわけではありませんけど……」

久 (とてもそうは見えないけどね)


咲 「原村さん、元気出して」

和 「……宮永さん」

咲 「はい、これ」

和 「え?」

優希 「おっ?」

京太郎 「これは……」

和 「え、エトペン……?」

咲 「うん。 部室に置きっぱなしだったよ?」

和 「あ……」

咲 「きっと、エトペンも一緒に打ちたいって寂しがってるよ。 はい」

和 「あ、ありがとうございます」

京太郎 「そう言えばさっきの対局、和はペンギンを抱かずに打ってたんだよな」

優希 「そのせいで、本来の実力が出し切れなかったのかも知れないじょ?」

和 「いえ、それを負けた言い訳には……」

久 「一理あるかもね」

和 「……部長」

久 「この対局は学園祭の出し物で、所詮お遊びのゲームに過ぎないわ」

久 「だから和はペンギンを抱かなかった。それは慢心と呼ぶにはあまりに大げさかも知れないけど」

和 「……」

久 「だけど、私たちには思いもよらない発想と独特の手順で、ミラクルなアガリを成し遂げる人たちがいた」

久 「ね。 たかがゲームでも、得るものはあったでしょう?」

和 「……はい」

優希 「しかーし、これさえあれば今後のどちゃんが負けることはないじょ!」

まこ 「鬼に金棒じゃの」

和 「お、大げさです」

咲 「……でもほら、原村さんに抱かれてエトペンも喜んでるみたい」

和 「……はい///」 ギュウウウ

優希 「ホントだ! なんかペンギンが笑顔に見えるじょ!」

久 「アハ体験ね♪」

京太郎 (乳の圧力で潰れているだけだと思うが……)

和 「そ、それに、宮永さんがいてくれれば百人力です!」

咲 「ええ? そ、そんな……///」


紬 「うふ、うふふふふ……」 ハァハァ


澪 「あ、いたいた」

律 「おーい、ムギ……って、なんで木に隠れてるんだよ」

紬 「え? あ、みんなぁ」 アセアセ

唯 「急にいなくなっちゃうから焦ったよ~」

紬 「ご、ごめんなさい……急にセンサーが働いたもので」

澪 「センサー?」

紬 「ううん、こっちの話」


まこ 「そう言えば、まだおんし達に景品あげてなかったの」

唯 「ほぇ? 何かもれちゃうの?」

澪 (噛んだ)

咲 (も、もれちゃう……)

律 「いやいや、部員をラスにしてトップ取ったら景品もらえるって言ってたじゃん!」

唯 「そうだっけー?」 キョトン

律 「私はその為に頑張ってきたと言っても過言ではない!」

澪 「胸を張って言うな」

久 「それじゃ須賀くん、例のモノを持ってきて」

京太郎 「はいただいまー」 ザッ

唯&律&紬&澪 (ワクワク)


久 「はい、これ。 みんなで楽しんでね」

律 「やったー! ありがとうございますぅ♪」

唯 「箱の中身何かなー? ケーキ?」

まこ 「帰ってからのお楽しみじゃ」


京太郎 「もし使わない場合は、ネットオークションに出せばそれなりの……」

優希 「しねー!」 ドガッ

京太郎 「ぐえっ」

澪 (な、何が入ってるっていうんだ、この箱)


咲 「あの、ところで皆さん」

唯 「んー?」

咲 「皆さんってその、あの、バンドなんですよね……?」

唯 「そうだよ~♪」

律 「こいつがギター担当で、こっちの黒髪がベースで、こっちの眉……彼女がキーボードで」

唯 「このおでこがドラムです!」

和 (おデコで演奏するのでしょうか……?)

優希 「ライブとかはやらないのかー?」

律 「あー、ウチの文化祭はこないだ終わったからなー」

澪 「春の新歓とか、来年の文化祭まではお預けかな」

優希 「えー、つまんないじょ」 ブー

久 「今日はウチの軽音楽部と対バンしに来たのかと思ってたわ」

律 「いえー、ただみんなで遊b」 ドガ

澪 「勉強に! きたんです」

紬 「もし良かったら、来年のライブ、聴きにきてください~」 ニコ

澪 「……微妙に気の長い話だな」

優希 「おっけー! お邪魔させてもらうじぇ」

咲 「今から楽しみだよ」 ニコ

優希 「その時は私がボーカルやってやるじょ!」

京太郎 「……乗っ取るつもりかよ」

まこ 「ウチのメイド衣装を貸してやろうか?」

律 「いや、そういうのは間に合ってます」

澪 「よし、じゃあそろそろ行くか」

紬 「そうね……では、ありがとうございました」

京太郎 「あのー宜しければメアドうぐぇ」 グサ

優希 「おう、またなー!」

咲 「学園祭、楽しんで行ってね」

澪 「うん、ありがとう!」

律 「じゃねー♪」

唯 「来年もまた来るよ!」

和 「ええ、是非リジンジさせて下さい」


紬 (ウフフ、今日は色々といい場面を見せてもらいました……♪) ホクホク


唯&律&紬&澪 「──♪、───! ───」 ワイワイ


まこ 「騒がしい奴らじゃったのう。 ま、楽しんでくれたようで何よりじゃけど」

久 「そうね。 ……でも」

まこ 「うん?」

久 「今はまだ初心者だけど、案外磨けば光る原石かもよ? あの娘たち」

まこ 「本当かー? まあ、感性の打ち手って感じじゃあったがな」

久 「ええ……」


律 「おいみんな、午後から野外ステージで芸人のライブがあるってさ!」

唯 「おー、見よう見よう!」


久 「桜高軽音部一年生、平沢唯、か……」
 
久 (タラレバは禁句だけど、もしも彼女が……麻雀の道を選んでいたとしたら)

久 (……ひょっとすると)


和 「さあ、気を取り直して次の挑戦者を待ちましょうか」

咲 「うんっ」


久 (この娘たちとも、いいライバルになってたかも知れないわね)


律 「おいおい見ろよみんな! こっちに変なお化け屋敷があるぞー!」

唯 「しか……かね? の魔女?」

紬 「レベル【ハード】ですって」

澪 「……一応言っとくけど、行かないぞ、私は」

唯 「でもでも、こっちの少数決ゲームってほうが面白そうじゃない?」

紬 「お船もあるわ♪」

唯 「” 一晩で借金がチャラになる ” かぁ」

律 「うーん、どのアトラクションに入ろうか」

紬 「いっぱいあって迷うわね~」

澪 「あのー、どれにも入らないっていう選択肢は……」

律 「うっしゃ、迷っててもしょうがないなっ」

澪 「そうそう。 講堂に戻って劇の観賞でも……」

律 「片っ端から挑戦してみるかー!」

唯&紬 「おー♪」

澪 「いーやーだー!!」 ズリズリズリズリ


『 ──こうして私たちは、見事、清澄高校の麻雀部をコテンパンに打ち倒した。
 さらに、部員たちをラスに沈めた御褒美として、ちょっとした景品までゲット!
 学園祭を充分楽しんだあと、全員ホクホク笑顔で帰途についたのであった。

 めでたしめでたし── 』


【 対局結果 】

  軽音部     .… 30800   ☆★ TOP ★☆
  龍門渕     .… 23400       3rd
  ゲスト(鶴賀)  … 25900       2nd
  麻雀部      … 19900       4th


 ===

 ==

 =

律 「──とまあ、そういう経緯があったわけなのだよ!」 パシッ

梓 「はあ……そうですか」

紬 「とっても面白かったわね♪」 コポコポ

唯 「あの時のりっちゃん、かっこ良かったよ~」 パスッ

律 「へへー。 梓にも見せたかったなー、私の勇士」 カチャカチャ

澪 「ドラムを叩いてる時より生き生きしてたんじゃないか?」 コトン

律 「お、言ったなー?」 チャッ

紬 「途中でグー一枚になったときはどうしようかと思ったわね」

唯 「あの後すぐムギちゃんが、”このゲームには必勝法があるわ”って」 パスン

紬 「そうだったかしら?」 ウフフ

梓 「そ、それはわかりましたけど……」

澪 「しかし、あれからもう半年ちょっとにもなるのかー」 カチャ

紬 「月日の流れって早いものね」

梓 「わ、私が聞きたいのは、そういう事じゃありません!」


『 よーし、リーチよ! 』  『 げっ……! 』


梓 「問題は」

梓 「どうしていま、部室で麻雀してるのかってことです!」

澪 「あーうん、どうしてって言われるとその……」


さわ子 「フフッ。 私の華麗なリーチをかわせるかしら?」 キラン


梓 「それも先生まで一緒になって!」

律 「まあアレだな。 昨日音楽室を掃除してたらさ、偶然、たまたま」

澪 「……掃除したのは私とムギだろっ」

紬 「あの時の景品、見つけちゃったのよね」 ウフフ

梓 「いや、だからって……」

律 「もらった当初はよく遊んでたんだけどさー」 パシッ

澪 「まあ、最近はやってなかったもんな」

唯 「見てみて、この牌面白いんだよー。 マンズの絵柄がペンギンになってるの♪」

紬 「1の牌には女の子の顔がついてるわね」

律 「字牌にも全部、女の子の絵が彫ってあるなー?」 カチャカチャ

さわ子 「いいえ、彫っているわけではないわ」 パシン

澪 「え?」

さわ子 「その証拠に……ほら」 グリグリ

紬 「あっ、絵柄がちょっと消えちゃった……」

さわ子 「わかったかしら?」

律 「何が?」

さわ子 「これは印刷よ、しょせん印刷なのよ──っ!!」 グリグリグリグリ

律 「だー! わかったから、それ以上絵柄を消すなよっ」

唯 「ごうもうぱい……!」

紬 「剛毛?」 ドキッ

梓 「い、いいから練習を……」

さわ子 「なんつってる間にロ──ン!  バイマンよー!」 バタン

澪 「ひいっ!?」 ガーン

律 「あっちゃー。 澪はほんとダメだなー」

澪 「う、うるさいっ。 私だってテンパイしてたし……」

梓 「あの、練習……」

さわ子 「はい、それじゃ澪ちゃん。 着ているものを脱ぎなさい」

澪 「……えっ?」

律 「脱衣麻雀だったんかい」

さわ子 「決まってるじゃなーい?」

梓 「れーんーしゅーうー!」

さわ子 「さ、つべこべ言ってないでさっさと脱ぐのよー!」 ガバッ

澪 「いやああぁああぁあ」 ドタドタドタ


唯 「ありゃりゃ、局の途中なのに……」

律 「二人ともどっか行っちゃったか……ムギ、梓、代わりに入ってくれ」


紬 「ええ、わかったわ」

梓 「結構です! というか練習ー!」

律 「あーら梓ちゃん、ひょっとして頭脳ゲームは苦手?」

梓 「なっ」

律 「ま、私にコテンパンに負けるのは目に見えてるもんなー」 オホホホホ

梓 「そんな事ありません! やってやるです!」 ジャラジャラジャラ

唯 「慣れた手つきだねぇ、楽しみー♪」

紬 「うふふ……」


唯 「あずにゃーん、鳴くー?」   打r伍。

梓 「ええっ?  ……に、にゃあ?」

律 「……いや、赤ドラをチーするかどうかってことだろ」

梓 「……そ、そのくらいわかってたです!」


唯 「よーし、それじゃあリーチ!」 カチャッ

梓 「う、早いですね」

唯 「めんたん♪ めんたん♪」

律 「タンヤオか……なら、これは通るっ」  打九。

唯 「ローン!」 パタン

律 「なっ」

唯 「リーチ一発純チャンドラドラ~♪」

梓 「しかも高い……」

律 「……こっ、こんにゃろー! 三味線弾きやがったなー!」 ガー

唯 「ギターだよ?」 キョトン

梓 「いや、別にそれ上手くないですから」

紬 「ウフフフフ……」





さわ子 「ほらほら、観念してこれを着るのよー!」

澪 「い───や────!!」






☆★ 終局!★☆






= エピローグ =

 
 =

 ==

 ===


 こんにちは、須賀京太郎です。

 爽やかに幕を閉じたように見えたイベントでしたが、
 その直後、けいおん部との対局は我々に多大なる禍根を残して行ったのかも知れない、と、
 そう思うようになりました。


久 「軽音部のコたち、あの館に入っていっちゃったわね」

咲 「さて、と。 次のお客さんはまだかなぁ」

和 「ええ、早く打ちたいですね」

久 「あらあら。 若い子たちって絶倫なんだから」 ウフフ

優希 「ようやくトップギアに入って……じょ?」 グー

優希 「む……うーむ」

優希 「京太郎! ちょっとおつかいに行ってこい!」

京太郎 「はい?」

優希 「あの変な飴を食べてから、どーも小腹が減ってたまらんのだ」 グー


久 「あら、ならついでに私も買出し頼んじゃおうかしら」

まこ 「ワシのり弁当と緑茶な。 あとブラックサンダーとよっちゃんイカとデカビタ2本」

久 「私は焼きそばパンと牛乳をよろしく♪」

京太郎 「おうふ……」


優希 「のどちゃん達も、ほれ」

和 「あ……でも……」

京太郎 「ああ、気にしないでくれ……いつもの事だしな……」

咲 「じゃ、じゃあ……カフェオレをお願いできるかな?」

和 「私は宮永さんと同じでいいです」

京太郎 「りょーかい」


京太郎 「で、優希はいつものヤツでいいんだよな?」

優希 「おう! 頼んだ!」

京太郎 「へーい。 それじゃ……」

優希 「ピロシキ3個、超特急だじょ!」

京太郎 「はいはい。 わーったから種類は……」


京太郎 「……へ?」

優希 「アツアツのヤツな!」 
 

 それともう一つ、これは彼女たちには直接関係はないのですが……。


京太郎 「ふぃー……ただいま」 ドサッ

咲 「おかえり~」

優希 「おっそいぞ犬─! ちゃんとダッシュで行ってきたのかー?」

京太郎 「お前なー、人にモノを頼んどいてそういう言い方は……」


『 すみません、すぐに打てますか? 』


咲 「──!?」 ゾワワワワ

久 「あら、早速次のお客さんね!」

まこ 「京太郎、はようご案内せい!」

京太郎 「はっ、はい、こちらへどうぞ!」


【 東一局 】


咲 「うう……」

咲 (ヤバいよ……小さい時のお姉ちゃんよりひどいもん、コレ……)  パシッ


       l       ( 、 (=;;,,//イ(       l    /::::::::彳卸:::::::::::
     l    ノノ 入ゝ ) ヽ   ! !ヽ ミ三   l     l::::::::::::::無:::::::::::::
    ノノ    /〃{'ノル( ( ト. _,,L∟ゝ、\   ヽ,   !:::::::::::ネL::::::::::::
   <´   ノイ{ー=ェ'ェミノノ!~-ェ:ェ=‐} ト     (_,   ヽ:::::::::::::::::::::::/
  ,∠⌒    (iヘ}    (イ  `   リ イミ     く_     ` ‐--‐ '
   ノ-‐:、   l.     ノ _     '(イレ'   <⌒    ,....-──-...、
_,,,....-‐(イr-ゝ   l     ``___,   /   、-‐ゝ、,._ /::::::::::::::::::1::::::
:::::::::::::::::::::(N,イ  l、   ̄ー-‐ '´   ,イ <ヽ)ゝ:::::::::::/:::::::::終:::::::::0::::::
::::::::::::::::::::::::::::::ルノ(rlヽ.    ̄   //レ1(::::::::::::::::::::::l::::::::::::了:::::::::0::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::';;;;;ヽ.\.__,//;;;;;;'::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::で::::::::::0:::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';;;;;;;;;;`;;ー--‐;;';;;;;;;;;;;;':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::す::::::::::::::::::



咲 (どうしよう……東一局なのに終わらせようとしてくるし……)


【 東二局 】


久: 234667788北北北東  ツモ中

久 (ここでこの牌がきた意味……この流れならコレね)  打東。

『 流れ? 流れを語るほどお宅は麻雀に精通してるってのか 』 

                  /三,ィニ三三ニ=- 、三三三三三三三=少':::彡'´/ ,
                   l,ィ升三三三三三三=.、三三三三少'"´::::::::::://ノ
               /三三三三三三三三三=、.=少'"´:::::::::::::::::::: ̄彡'/}
             /三三三三三三三三三=少'く:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ /ノ}
            /三三三三三三三三三少'´   彡::::/⌒ヽ::::::::::::::::::::::::/
       / ̄ ̄´^ヽ、三三三三三三=少'´ ̄`ヽ/ 彡' .(:⌒| }::::::::::::::::::::::::彡
.        /  r‐ '^ヽ ノ三三三三三少'´ ーニ ゚ノ }  彡  )::ノ/:::::::::::::::::::::::/ 
   ,. - '‐ '"⌒\三三三三三=少'´{         ノ  彡  ( ./:::::::::::::::::::::::: ̄彡
  /  ‐- -- 、  ヾ‐=三三少'´  ;  ヽ、__/   ´   /:::::::::::::::::::::::::::/:!
  /   、___ ヽ  !/: : : ! :{    '   }         r‐ 'ヽ:/ヽ:::::::::::/: : : ヽ   
  |  、       }  ト、ノ: : : : : :', ゝ_,,.- '          |   / ノ/イ: : : : : : : :\
 ノ   ノ} ̄}  } /: : : : : : : : :', ノー'''^''丶-、          !   //イ: : : : : : : : : : : : :
.       {  /Y `丶、: : : : :,ヽゝ二二`癶フ      ノ   /: : : : : : : : : : : : : : /
       ゝ-' .ノ、    ヽ、:.:/ハ';, )lヤ''´ヽ\  _,.'´  , ': : : : : : : : : : : : : : : :./
           / /       ` / ヾ川小、、,,,ヽ >´    /: : : : : : : : : : : : : : : : :/

黒沢 「ロン。 交通事故の親倍だ」

久 (に、24000ですって──?) ガタン


【 東三局 】


和 (現物がない……ひとまずスジで回しましょう)  パシッ

『 ここまで来ると偶然ではない……もはや『必然』―!!』


     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \ 
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   >
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__    ロ ン !!
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /  
       l   `___,.、     u ./│    /_
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l


キバヤシ 「リーチ一発グランドクロス!!  8000!!」

和 「あ、有り得えません。 そんなオカルト……!」


 \ロン/  \ツモ/   \ハルマゲドン/


京太郎 「な、なんなんだこの卓は……」

まこ 「麻雀力8000……9000……バカな、まだ上がっとる」


 ──ひょっとしたら、あのけいおん部との対局が皮切りとなって。


まこ 「!!」 ボンッ

京太郎 「そ、染谷先輩のメガネが……!」


 ──とんでもない人たちを、呼び寄せてしまったのかも知れないな、と。





優希 「かァーっ! バルチカ片手にピロシキ齧りながら見る対局は最高だじぇ!」 モシャモシャ



            /: : /: : : : : : :\: : : : \: :\
         /: :/: :.|: : : : : ! : : : \: : : :.ヽ: : ヽ
         /: /: : 八: :!: : :|\: : : : ヽ: : : :',: : :.',
        ,': /ニ7⌒!:.!: : :| ⌒ : : : : : : : : |: : : :!
          /: :.|: :./  V\: !   ヽ: :!: :.|\|: : : :.\__,
       /: : :ハ: :|     ヾ   ∨!∨: : : : : : : : :ヽ
        /: : : : :.V:! x=ミ    x=ミ. !: : : : ハ: : : : : :.ハ
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     // |: : : /| :八    - 、    ,ィ: :/: : /: :ハ: : :|V
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 _人_    /N::::_:::::/::| ` r ' //:/: /‐く  V   
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170 :あとがき:2009/10/07(水) 05:09:33.54 ID:JW9tY6Ms0

 
人いないっぽいんで、独り言のようで若干恥ずかしいが……。


大した起伏も目の覚めるようなオチもない、ヌルい作品だったと思うが、読んでくれた人ありがとう。
アニメ・漫画系のSSは初めて書いたのだけれども、投下してみて色々と反省点が浮き彫りになった。

 ・地の文無し、画像も無しの闘牌シーンは臨場感に欠ける。
 ・キャラに冒険させていない、悪く言えば無難。  なのに会話のテンポが良くない。

他にも色々あるが、とかく自己の力量不足をひしひし感じた。
これらの反省点は、今後もたまに書くであろう麻雀系のアレやコレやに生かして行こうかと思う。


2:00には投下終了を目指していたが、度重なる規制(バイバイさるさん)スパイラルでそれもままならなかった。
深夜まで付き合わせてしまった人がいたとしたら申し訳ない。
読んでくれた人がいたとしたら、二日間本当にどうもありがとう&お疲れ様。


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