湯川「御坂美琴…君は実に面白い」

2010年01月17日 21:59

湯川「御坂美琴…君は実に面白い」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:26:13.76 ID:OwEUmGAj0

美琴(な…なにこの人誰よ…、なんで私の名前を知ってるのよ…)

湯川「私は湯川だ。物理学者をしている」

湯川「君は有名人だから誰が名前を知っていようと不思議ではないだろう?」

美琴「勝手に心を読むな!」

湯川「それより、君の能力についてだが…」

美琴「人の話を聞きなさいよ!」

湯川「君は全然使いこなせていない、あまりにも勿体無い」

美琴「いきなり話しかけてきて人の話もスルーで挙句の果てに私にいちゃもんつける気!?」

湯川「そこで、君を特訓して更に強くしてみたい」



美琴「…少しは人の話聞けよ……」




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美琴「それで…結局目的はなんなのよ」

湯川「だから言っただろう?君を強くしてみたいんだ」

美琴「…話にならないわね。それじゃ」

湯川「3倍だ」

美琴「え?」

湯川「一週間で君を今の3倍の強さにしてみせる」

美琴「そんなこと…出来るわけ無いでしょ」

湯川「世界は一定の法則に基づいて回っている」

美琴「またスルー…」

湯川「君の能力についても法則に従っているのだ」

湯川「だが君は法則を全然理解していない」

湯川「それ故に有効な能力の使い方がわかっておらずムダが多い」

湯川「また法則を知る事によって能力の応用も身に着けることが出来る」

湯川「少しは協力する気になったか?」

美琴「なるほどね…まあ付き合ってあげてもいいわ」

湯川「よし、ではまず基礎理論からはじめるとしよう」

湯川「ここではなんだから、私の研究室へと移動するとしよう」



─────帝都大学

美琴「で、まずは何をすればいいの?」

湯川「簡単な理論について解説するから理解したまえ」


─────


美琴「ふむ、実に面白い───じゃなくて……まあ段々分かってきたわ」

湯川「君のレールガンは恐らく射出の瞬間しか電流を流していない」

湯川「だがこうする事によって連続的な電流の入力が行え、その威力は距離に比例する」

美琴「確かに盲点だったわ…プラズマを利用するなんて…」

湯川「さあ次だ」




湯川「空気の………で、………によって表皮効果が……」

美琴「つまり、………の………がああなってこうなって」

湯川「そういうことだ」

美琴「…ふう、疲れたわね」

湯川「今日はこの辺にしよう。しかし君は頭が良いな」

美琴「まあこれでも一応常盤台に行ってるから」

湯川「その学校では中学生にマクスウェル方程式を教えているのか?」

美琴「私の能力の系統と同じ物理は一通りやったわよ」

湯川「そうか、それなら話は早い。あと2日あれば全部終わらせる事が出来る」



────特訓2日目

美琴「さてと…学校も終わったし湯川先生の所に行くか」



────帝都大学

美琴「湯川先生ー」

湯川「来たか、でははじめよう」

美琴「よっしゃこい!」

湯川「まずはレールガンの話からするとしよう」

湯川「レールガンの基礎については昨日話したとおりだ」

湯川「今日はレールガンの応用と能力の応用、そしてそれらの複合だ

美琴「やっとホンチャンって感じね」

湯川「君のレールガンにはまだ改良の余地が大量に残っている」

湯川「弾の形状、プラズマの制御、空気抵抗など…」

湯川「とりあえず、今すぐ改良できるプラズマの制御と空気抵抗についてやっていく」

美琴「さくっと行こう」

湯川「まあ、この2つは同じようなものなのだがな」

湯川「君のレールガンは空気中を飛ばしているから、威力が少し落ちている」

湯川「昨日、連続的な電流の入力法を教えたから、更に威力が上がると」

湯川「騒音や衝撃波が酷くなる」

美琴「まあでも、しょうがないでしょ。真空になんてできないんだし」

湯川「出来るさ」

美琴「ええ?」

湯川「君は電気を自在に操れる」

湯川「電気を操れるということは、磁力も操ることが出来る、そうだろう?」

美琴「まあそうだけど…でもどうするっていうのよ」

美琴「空気は電気や磁力じゃ操れないわよ?」

湯川「確かに、そのままの状態では操れない」

湯川「だが、加熱してプラズマにしてしまえば」

湯川「荷電粒子は磁力で操る事が出来る」

美琴「空気を加熱って…話が見えないんだけど」

湯川「電子レンジの原理は知っているか?」

美琴「マイクロ波で水分子を加熱するんだったっけ?」

湯川「その通りだ、それを空気中で行う」

美琴「それって空気中の水蒸気を加熱するっていうこと?」

湯川「そう、マイクロ波を作り、加熱する」

美琴「いやいやいや、私マイクロ波なんて出せないし」

湯川「やった事が無くても、電気と磁気を自在に操れる君なら造作もないだろう」

美琴「本当かなあ…」

湯川「周囲の水蒸気を加熱し、少しでもプラズマになればあとはこちらのものだ」

湯川「あとは加速度的に温度が上昇しプラズマが増える」

湯川「そして加熱されたプラズマの猛烈な膨張力で一瞬だけ真空を作る」

美琴「簡単に言うけど、それ演算が複雑そうね…」

湯川「それは私の問題ではない」

美琴「……」

湯川「標的まで真空の道を作り、その道にそってレールガンを発射する」

湯川「真空の中を通すから、速度の上限のたがが外れ、騒音もなく衝撃波もない」

湯川「完璧にできれば、10m程度先の標的に当たる瞬間の速度は、ざっと3000m/sだ」

美琴「い、今の3倍の威力…」

湯川「まあこれはコインが原型を留められる限界の速度だ」

美琴「じゃあもっと加速できるってこと?」

湯川「ああ、だが、自身の電気抵抗で発生する熱で溶解、プラズマ化してしまう」

湯川「それも操れるなら、速度の限界は光速程度まで跳ね上がるわけだが」

湯川「まあまず無理だ」

美琴「どうしてよ!」

湯川「演算処理が全く追いつかなくなるだろう」

湯川「それをこなす為には、空気加熱用のマイクロ波の制御、プラズマの制御」

湯川「何種類もの磁場の制御…、こんなのどう考えても人間の脳の処理では追いきれない」

湯川「現時点での君の限界点がそれということになる」

美琴「そう…ならしょうがないか」

湯川「レールガンについてはこのくらいにしておこう」

美琴「次は能力の応用だったっけ?」

湯川「ああ、だが君は」

湯川「本当に自分の能力を理解しているか?」

美琴「そりゃあ自分では理解してるつもりだけど」

湯川「そうか、なら君は全然理解できていないということを教えよう」

美琴「…まあ黙って聞くしかないか」

湯川「さっき少し話をしたが、マイクロ波について、だ」

湯川「人体は水がかなりの割合を占めている」

湯川「そこで、人体にマイクロ波を浴びせ続けるとどうなるか?」

美琴「いや、想像したくないけど」

湯川「簡単に言えば電子レンジに生卵を入れたときと同じ状態になる」

美琴「ちょっとこれでも女子中学生なんだけど!」

湯川「真剣な物理の話をしているんだ、倫理や偏見は一時的に捨てたまえ」

美琴「聞いてて気持ちいいものじゃないわね…」

湯川「それと、磁場の利用だ」

美琴「磁場ねえ」

湯川「君はどの程度の磁場を操れるんだ?」

美琴「さあ?正確に測ったことは無いけど…」

湯川「なら実験してみよう」

美琴「測定できるの?」


────


湯川「ここに、水を張った桶がある」

美琴「これをどうしろと」

湯川「この水に、磁場をかけていってくれ、だんだんと強くするように」

美琴「わかったわ」

───えっ?

美琴「水が…動いた?いや凹んだ?」

湯川「よし、止めてくれ」

美琴「なによ今の!」

湯川「それはモーゼ効果という奴だ」

美琴「モーゼ効果?」

湯川「水は反磁性、簡単に言えば鉄と反対の性質だ」

湯川「鉄は磁石に付こうとするが、水は磁石から遠ざかろうとする性質がある」

美琴「つまり、私の作った磁場から水が遠ざかろうとしたってこと?」

湯川「そうだ」

湯川「そして、これが出来るほどの磁場ということは、ざっと10テスラ程度というところか」

美琴「よくわからないけれど、まだまだ強く出来るわよ」

湯川「そうか、それはいいことだ。そしてこれを──」

美琴「また人体にとか言うんじゃないでしょうね」

湯川「その通りだ、相手の体を浮かせたり、遠距離から肉体を引き裂く事も出来る」

美琴「私の能力ってそんなに危険でえげつない使い方ができたんだ…」

湯川「殺人兵器としては立派だな」

美琴「湯川先生、人体がばらばらになるところ見たくない?」

湯川「いや、遠慮しておこう」




湯川「ふう…、まあ今日のところはこんなものか」

美琴「まさかたった2日でこんなに新しい考え方を聞けるなんてビックリだわー」

湯川「そうか、明日に最後に少しの講義と、実験で終了だ」

美琴「早いものね、今でも3倍くらい強くなった気がするけど」

湯川「まだ実践もしていないし実感はあるまい」

美琴「まあね、それにしても、湯川先生は探究心のためだけに私に教えてくれてるの?」

湯川「ああ、君が進化した姿が見れれば十分だ」

美琴「本当に変わってるわね…」



────3日目最終日

美琴「湯川先生こんにちわー」ガラッ

湯川「きたか」

美琴「それで、最後はなにをするの?」

湯川「最後は、レールガンより強力な武器になるものを教えようと思う」

美琴「!? そんなものあるの!?」

湯川「ああ、間違いなく君の能力の応用の中で最強だ」

湯川「だが…、君の演算能力では扱えないかもしれない」



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 04:00:16.68 ID:OwEUmGAj0
すみません、今から3日ほど家を空けてしまうので、続きが書けません。
落とすか、どなたか続きを書いてくだされば幸いです。


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コメント

  1. 名無し―ネームレス― | URL | -

    Re: 湯川「御坂美琴…君は実に面白い」

    続き見てええ

  2. ………… | URL | -

    Re: 湯川「御坂美琴…君は実に面白い」

    半端なく良い!!

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