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マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」 その5

2011年05月02日 19:47

マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」

127 :>>1 ◆/yjHQy.odQ [saga]:2011/03/17(木) 00:28:15.22 ID:eWMv8DOAO

ータクラマカン砂漠ー

ギュゥゥウーン
ギュィーン
ズザザザッ

『双方向通信システム、全予定ポイントに設置完了!』

『ユーロ2より入電! これより浮遊型双方向通信システムを散布する!』

『ユニオン3からの通信網、受信状況オールグリーン!』

『シミュレートプラン、オールクリア』


ー沖縄近海・ユニオン軍空母ー

『オーバーフラッグス隊は、命令あるまで待機です』

グラハム「了解した」

PiPi

グラハム「部隊総数52……参加MS総数832機」

ジョシュア「……」ニヤリ

グラハム「卑怯者と罵られようとも、軍の決定には従わせてもらうぞ! ガンダム!」

マリーダ「……」グッ


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ー遡り、MSWAD基地ー

ランディ「うぉっ!?」

ジョシュア「」プシュー

グラハム「……どうしたランディ、何を見ている」ギロッ

ランディ「いや、別に何も……」

ランディ「ただ、ちょっとやりすぎじゃねえですかい?上級大尉殿。いくらジョシュアが問題児だからって……」

グラハム「こういう手合いには一回キツくしておかねば分からんのだ。言いたいことはそれだけか」

ハワード「た、隊長……」

ハワード(すっかり頭に血が上ってらっしゃる、一体何が隊長に火をつけたんだ?)

ランディ「……」ピキッ

ランディ「調子に乗るなよ、上官殺しが」ボソッ

スタスタスタ

グラハム「ッッ!!」

ハワード「ッ!? ランディ貴様、言って良いことと悪いことが……!」

グラハム「ハワードッ!」

ハワード「しかし隊長! あんな物言いを許してはッ!」

グラハム「……真実だ……」ギリッ

ハワード「隊長! そんな、まだあの一件を……!」

グラハム「とうの昔に忘れているさ……忘れられるものならな」

スッ

マリーダ「あ……」

グラハム「ッ!マリーダ……」

ハワード「少尉殿!?」

ハワード(聞かれてしまったのか、まさかマリーダ少尉に……!)

グラハム「ッ……」

マリーダ「マスター」

マリーダ(こんなマスターの感情は初めて感じる……重い……)

ハワード(何てタイミングだ、マズいぞ……)

マリーダ「マスター、上官殺しとは一体……」

グラハム「マリーダ・クルス少尉」

マリーダ「ッ」

グラハム「何故こんな時間に、こんな所にいる。自分の年齢を考えたまえ」スッ

マリーダ「ま、待ってくださいマスター!」

グラハム「聞こえなかったのか少尉ッ!」

マリーダ「ひっ」ビクゥッ

ハワード「隊長!」

グラハム「早く部屋に戻れ、これは命令だ」

マリーダ「……マスター……」カサッ

グラハム「マリーダ!」

マリーダ「ッ……」

グラハム「私を困らせるな……!」ググッ

マリーダ「……了解、マスター……」

タッタッタ……

グラハム「……ッ!」

ハワード「隊長、今のはいくらなんでも隊長らしくありませんぜ! あのマリーダ少尉を怒鳴りつけるなんて」

グラハム「ハワード……」

ハワード「今の紙袋の中身だって、きっといつものように隊長の為に買ってきたもんでしょうに……!」
ハワード「少尉のお気持ちを、隊長は一番理解なさっていると買い被っておりました。失礼します!」ビシッ

スタスタスタ……

グラハム「ハワード!」

グラハム「ッ……最悪だな。私としたことが、つまらないことに固執して心を乱すとは」

グラハム「……」

グラハム「知らないのだハワード……私は、彼女の事を何一つ知らない……」


ーマリーダ自室ー

マリーダ「……」カサッ

マリーダ「あんなに揺らいだマスター……初めて見た……」

マリーダ「……マスター」ギュッ


ー廊下ー

グラハム「マリーダ……」

ジョシュア「えーっと……」オロオロ

ガシッ

ジョシュア「お、おぉ!?」

グラハム「ジョシュア・エドワーズ少尉。マリーダ・クルス少尉と何があった?」

ジョシュア「えっいや、何にもなかった、つうか俺が一方的にふられただけだから! 嘘じゃあない!」アセアセ

グラハム「安心しろ、もう貴様に手はあげん。万が一の誤解も無いよう全てを理解しておきたいだけだ」

グラハム「咎を受けるべきは、私なのだからな」グッ

ジョシュア「っ……」


ー空母・海上ー

ダリル「最新鋭のプラズマジェットに、アイリス社製の新型リニアライフル【トライデントストライカー】……壮観だなハワード!」

ハワード「あぁ……」

ダリル「んだよ、ノリ悪いな。何時もなら【これでガンダムもお陀仏だな!】とか意気まくってのに」

ダリル「最近変じゃねえか?マリーダ少尉も隊長とあんまり話さないしよ……肩身が狭いぜ」

ハワード「済まんな、本当に微妙な状況なんだよ」

ダリル「しっかりしてくれよ……プロジェクトGは始まってるんだぜ。付き合いの長い俺達が軋轢を生んでたら……」

ハワード「分かっている!」

ハワード「……分かっているんだ……」ギュッ

ダリル「ハワード……」

ジョシュア(茶化すに茶化せない空気なんだが……どうすっかな)

ジョシュア「しかし消えないな……マーキングの悪戯」フキフキ


ー空母・グラハム自室ー

グラハム「…………」

『上官殺しのトップガンが』
『恩師を殺してまで上にのし上がりたかったのか』

グラハム「……」

『気をつけねばな、私も背中から撃たれるかも知れん』

グラハム「……っ」

『はっ、俺はそんなお前が嫌いだった。今回ブラストの件を受けたのも、わがままで頑固で融通が利かないお前を、叩きのめしてやりたくなったからだ』

グラハム「ッ!」

『俺の後を継ぐのはあの若造しかいない、グラハム・エーカーしかいない……父は、生前いつも言っておりました』

グラハム「スレーチャー少佐……私は昔と何ら変わらない、ただの若造なのだろうか」

グラハム「私はあの雲海で貴方を見失ってから……あの模擬戦から、ずっと……ずっと……」ギュッ


ー甲板ー

マリーダ「ハワード、ダリル」

ハワード「少尉!」
ダリル「お疲れ様です」

マリーダ「挨拶は良い、その代わりに……聞きたいことがある」

ハワード「聞きたいこと、ですか?」
ダリル「何でしょうか少尉」

マリーダ「……エドワーズ少尉にもだ、隠れてないで出て来い」

ジョシュア「うぇ!?」コソッ

マリーダ「露骨なんだお前は」

ジョシュア「別に隠れていたつもりは無いんだがよ……」ポリポリ

ハワード「それで、何なんですか?聞きたい事って」

マリーダ「スレッグ・スレーチャー」

ハワード「……!」
ダリル「スレーチャー少佐の……!?」
ジョシュア「……」

マリーダ「そうだ。その様子なら、知っていそうだな」

ハワード「し、しかし何故このタイミングで……」

マリーダ「あれから色々と考えたよ。私はマスターの事を何も知らない、知らなすぎるくらいだ」

マリーダ「だから頼むハワード、ダリル。私にマスターの事を教えてくれ」

マリーダ「私は知りたいんだ……マスターの光も闇も、全てのことを」

ハワード「……」
ダリル「……」

ジョシュア「……」チッ
ジョシュア「フラッグがユニオンの次期主力機に決まる以前の話さ……」

ハワード「ジョシュア! 貴様……!」

ジョシュア「事実は伝えなきゃならんだろう? それとも、マリーダ少尉には綺麗な上級大尉殿しか見せたくないってか」

ジョシュア「ま、聞くってんなら聞かせてやるけど、それなりに覚悟しろよ。グラハム・エーカーが【上官殺し】と呼ばれる所以……根は深いぜ」

マリーダ「上官……殺し」グッ

マリーダ「元より、そのつもりだ……!」

ジョシュア「良い目だ」ニヤッ
ハワード「少尉……」
ダリル「隊長ッ……」


ー時はまた戻り、ー

ピピピッ

『演習場であるタクラマカン砂漠に、ガンダムとおぼしき機影を確認!』
『第一種警戒態勢!』

ハワード「やはり来た……!」
ダリル「しかし何故だ? こんなホイホイと、千機近いMSの真っ只中に……」

マリーダ「……」

マリーダ「いるのだろう。ガンダムが目的とするようなテロリストが、あの砂漠の海に」

ザワッ

ハワード「えぇ?!」
ダリル「そんな話聞いてませんぜ! じゃあ合同軍事演習ってのは……」

グラハム「大方、テロリストの狙いはタクラマカン砂漠のウラン埋設地域だろう」

グラハム「ガンダムをおびき寄せるため、三国はわざと泳がせたのだ。旧世紀の遺物を餌にしてな……」ギリッ

ハワード「一歩間違えりゃあ世界は汚染されるぞ……!」

グラハム(此処までやったのだ……失敗だけは避けねばならん!)

グラハム「オーバーフラッグスは別命あるまで待機! 準備をしろ!」


ー砂漠ー

ロックオン「くそっ! 何て物量だ!」バシュウン!バシュウン!

アレルヤ「徹底的な面攻撃……地形効果を利用した遠距離からの曲射砲撃、さらには自爆まで……!」

ロックオン「スメラギさんの予測は当たっちまったな……!」

ロックオン「コイツ等、最初から俺たちが目当てだ!」


ー隠れ家ー

スメラギ「……」

スメラギ(時間からして、そろそろプランB2に移行……)

スメラギ(ヴァーチェ・エクシアの投入、頼んだわよティエリア、刹那)


ータクラマカン砂漠・作戦司令部ー

『ユニオン3、初期攻撃に成功!』

マネキン「遠距離砲撃続行! ガンダムを釘付けにしろ」

『了解、遠距離砲撃続行!』

『キューバ1から有視界反応!TF2123へ部隊の派遣要請!』


ー空母ー

グラハム「恐らく、次に現れるとするならこのTF2123ポイント……」

マリーダ「手薄な場所から、残り二機のガンダムによる退路確保……ですね」


ー人革連基地ー

セルゲイ「だが作戦指揮官はあのカティ・マネキン大佐だ。恐らくは迅速に対応してくるだろう」

セルゲイ「少尉、準備しておけ。羽根付きは今度こそ我々が捕らえる」

ソーマ「はっ!」ビシッ


ー砂漠・プランB2ー

ティエリア「時間だ。プランB2に移行する」

刹那「了解、ガンダムエクシア起動する」ヴゥンッ

ティエリア「刹那・F・セイエイ! バーストモードのチャージを開始する、時間稼ぎは任せたぞ」

刹那「了解。敵機を駆逐する」

バシュシュシュシュ……

刹那「ッ!?」

ティエリア「迎撃が早いッ……!」


ー作戦司令部ー

オペレーター「ガンダムの高火力ビームにより敵機は退路を形成!」

マネキン「想定内だな……」

マネキン「遠距離砲撃を続行しろ。ガンダムをその場から逃がすな!」

マネキン「それと、セルゲイ・スミルノフ中佐に連絡しろ。ソーマ・ピーリス少尉の出番だとな」

マネキン「弱みは徹底的に突く! さもなくばガンダムには勝てん!」


ーユニオン空母ー

グラハム「現れたか、青いガンダム!」

マリーダ「これでガンダムは四機全てが集まりました」

グラハム「此処からが長丁場だ……耐え抜けるか、ガンダム!」



ピキィッ

アレルヤ「ッ!うあぁッ……ああああ!」

ロックオン「どうした! アレルヤ!」

アレルヤ「あぁ、頭が……! 来る、超兵が来るぅ……!」

ロックオン「超兵だと!?」

ギュゥンッ!

ロックオン「ッ!?」

ソーマ「見つけた!」


ーユニオン空母ー

キュピィィィン

マリーダ「ッ!」

マリーダ「何だ? この脳波は……私とは違う、何か別の……」

グラハム「どうした? マリーダ」

マリーダ「いえ……大丈夫です。作戦には支障ありません」


ー数分後、退路ー

ハレルヤ「おらぁっ!!」ギィンッ

ソーマ「貴様ッ……!」ダダダダッ

セルゲイ「深追いするな少尉! 一旦退け!」

ソーマ「くっ……!」キュゥゥン

ハレルヤ「ちっ、逃げられたか。せっかく串刺しにしてやろうと思ったのによぉ」

ハレルヤ「……何だぁ? 知らねえ脳量子波が近くにいるなぁ」

ハレルヤ「まあいいや……こんなつまんねえ戦場はアレルヤに任せるとすっか」

アレルヤ「はっ!?ぼ、僕は一体……っうわぁぁぁぁぁ!」

チュドドドドドォォォン……


ーユニオン空母ー

グラハム「作戦開始から五時間以上経過……そろそろだな」

マリーダ「現在3ポイントに分かれガンダムを足止めしているようです」

グラハム「人革連か、超兵とやらもなかなかやる」

マリーダ「……」ピクッ

グラハム「?」


ー砂漠ー

ドゥン ドゥン ドゥン
アレルヤ「いつまで続くんだ……この攻撃は……!」
ズズズズ……

ヒュゥゥゥゥン
ドドドドド……
ロックオン「飯くらい食わせろよ……!」
ガガガガガ

キィィィィィン
ティエリア「ガンダムを渡す訳には……」
刹那「はぁっ……はぁっ……!」


ーユニオン空母ー

グラハム「時間だな。オーバーフラッグス、全機出撃用意!」

『了解!マスター』

グラハム「この際構わん! 行くぞ!」

グラハム「マリーダ」

マリーダ「はっ」スッ

グラハム「約束通りだ。必ずガンダムと決着をつけるぞ」

マリーダ「了解、マスター」


ーまた遡り、空母・休憩室ー

グラハム「……」

チャリン

グラハム「!」

ピッ
ガタンッ

マリーダ「どうぞ、マスター」

グラハム「マリーダ……!」

マリーダ「マスター、少々お時間を頂けないでしょう」

グラハム「……良いだろう。私も、君には謝らねばならないと思っていた」

マリーダ「それには及びませんが、それでありましたら一つお願いがございます」チャリン

グラハム「何だ?」

ピッ
ガタンッ

マリーダ「……」

マリーダ「私に、マスターの事をお教え願いたいのです」

グラハム「私のこと、だと?」

マリーダ「はい。マスターの口から、マスターがお伝えしたい事だけを」

グラハム「……それでは、情報の信憑性などたかが知れるぞ。私が都合のいいように脚色するかも知れない」

マリーダ「構いません。マスターがその様にお伝えするならば、その様に受け取ります」

グラハム「マリーダ!」

グラハム「それではまるで、人形ではないか……!」

マリーダ「はい。私は人形です、そうなる為に作られ、そうなるように育てられました」

グラハム「ッ……!」

マリーダ「ですから、マスター」

マリーダ「私の中の貴方を、そして私自身を……貴方の色に染め上げていただきたい」

グラハム「……私の負けだな」

マリーダ「え?」

グラハム「マリーダ、君は私が嘘をつくことを良しとせず、不利と分かりながらもあるがまましか語れない不器用な男であることを知っている」

マリーダ「……はい」

グラハム「だから敢えてその様な言い方をした……それで万が一嘘をつこうものなら、私の立場は完全に無くなるだろうな」

マリーダ「申し訳、有りません」

グラハム「謝るな。謝らねばならないのは元々私だ」

グラハム「それに……マリーダ、今回のミッション終了後に、ホーマー氏からお前のことを全て話してもらう予定だった」

マリーダ「えっ……?」

グラハム「だがマリーダ、君がそれを是としないなら……君にはそれを止める権利がある」

グラハム「マリーダ、君はどうしたい?」

マリーダ「わ、私は……マスターさえ良ければ……」

グラハム「…………」

マリーダ「……いいえ、知ってください。私は、マスターにも私の事を知ってほしい」

マリーダ「ですからマスター……私は、貴方が知りたい」

グラハム「……分かった。ならばこの作戦が終わった後、私も話そう、私の話せる限りの、全てを以て」

マリーダ「……はい」

グラハム「だから死ぬな。必ず生きて帰れ、これは命令だ」

マリーダ「ッ、了解、マスター!」

グラハム「……マスターという呼び方だけは変わってくれぬな」フッ

『オーバーフラッグス隊、ミッションタイムクリアー!』

グラハム「了解した。グラハム・エーカー、出るぞ!」

ギュゥゥゥゥン

マリーダ「マリーダ・クルス。出る!」

ギュゥゥゥゥン


ーAEU基地ー

コーラサワー「各機に通達! 俺らの目標は、でかぶつのガンダムだ! 砲撃中止と同時に作戦行動に入る」

コーラサワー「敵さんのビームに、当たんなよ!」


ー上空ー

キュピィィィン

グラハム「お前がな」

ハワード「どうしました?隊長」

グラハム「いや、何となく言葉に発していた……」


ー作戦司令部ー

マネキン「戦闘開始から十五時間が経過……乗っているのが人間なら、疲労困憊といったところだろう」

グラハム『オーバーフラッグス隊、作戦ポイントへの到達を確認した』

オペレーター「大佐!」

マネキン「潮時だな……ガンダム!」

マネキン「砲撃中止!ガンダム捕獲作戦を一斉に開始せよ!」



セルゲイ「よし、突撃するぞ少尉!」

ソーマ「了解です! 中佐」

ギュゥンッ

アレルヤ「ぐぁあッ!?」

ソーマ「頭を抱えながら砂塵に沈めっ! 出来損ないがぁっ!」

セルゲイ「君に怨みはない……だが軍人としての責務! 果たさせてもらう!」

セルゲイ「誓ったのだ! 妻の墓前にッ!」

ガガガガァンッ

アレルヤ「がはぁっ……!」


ー砂漠・コーラサワー側ー

【割愛】

コーラサワー「でかぶつ確保ぉ! 俺のおかげだな!」



ソーマ「中佐、羽根付きを確保いたしました」

セルゲイ「気をつけろ少尉、以前のように突然動き出すかも知れん」


ータクラマカン砂漠・上空ー

グラハム「コマンダー、目標を視認。作戦行動に入る」

グラハム「オーバーフラッグス! フォーメーションEでミッションを開始する!」

PiPi

マリーダ「分かっているなエドワーズ少尉、左翼は任せた」

ジョシュア「分かってらぁ!」

ギュゥゥゥゥン

パパパパパパパパパ

ロックオン「ッ!? 速い、あれ全部フラッグか! うぉおおおおお!?」

ドドドドドドドドドド

ハワード「ミサイル目標地点に着弾!」

ダリル(フォーメーションE……全機のシュートから二機が左右に陽動として入る)

マリーダ「終わりだ、ガンダム!」ガキィン

ジョシュア「いつまでも自分達だけのものだと思ってェ!」ガキィン

ロックオン「空中変形ッ!?」

ロックオン(挟まれた、だがこの距離なら……!)

グラハム「抱き締めたいなッ、ガンダムゥ!!」

ロックオン「ッ?!」

ハワード(そして真正面からの本命が、対象にアタックする!)

ドッゴォォォォォォ……!

ロックオン「ぐはぁぁぁっ!」

グラハム「まさに眠り姫だ……」グイッ

マリーダ「本部へ、こちらオーバーフラッグス隊マリーダ・クルス少尉。ガンダムの捕獲に成功」

ダリル「本当なら、他の編隊機も突撃するフォーメーションなんだがな……流石は隊長、一発で決めてくれたぜ」

グラハム「よくやってくれたジョシュア」

マリーダ「先行して敵に瞬殺されるかと思ったがな……よくぞ生きていた」

ジョシュア「何故だ……誉められたのに嬉しくないぞ」


ー作戦司令部ー

オペレーター「大佐、三機のガンダムを捕獲したと報告がありました!」

マネキン「あと一機……外人部隊からの連絡を待つのみか」

マネキン「当初は何故演習に【アレ】を投入するのか疑問だったが……成る程、最初から想定内というわけか」

マネキン「ゲイリー・ビアッジ少尉、アグリッサで上手くやれよ……!」


ータクラマカン砂漠ー

バヒュンバヒュンバヒュンッ

サーシェス「はははぁっ! アザディスタンでの借りを返させて貰うぜぇ? ガンダムさんよぉ!!」

刹那「お前はッ!?ぁぅ!」

ドゴォ!

バリバリバリバリバリバリ

刹那「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」

サーシェス「どうよ、アグリッサのプラズマフィールドのお味は?」

サーシェス「機体だけ残して消えちまいな! クルジスのガキィ!」

刹那「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……!」

刹那(死ぬ……? 俺は死ぬのか……?)

刹那(何も得られないまま……失い続けたまま……)

刹那(何にもなれないまま……このまま……死ぬのか……!)

刹那(ガン……ダム……!)


ー???ー

アレハンドロ「ガンダム……ソレスタルビーイングの計画により、世界は更に変革していく」

?「あたしの出番はまだなのかい? このままじゃまた氷漬けに戻りそうだよ」

アレハンドロ「もうしばらくの辛抱だ、プリマドンナ」

アレハンドロ「君の踊るべき舞台はもう少し先になる……もう少し、な」

アレハンドロ「さぁ、舞台の幕は上がった。現れろ……ガンダムスローネ!」



バヒュンバヒュンッ

サーシェス「何っ……!?」

バヒュンッ
ドゴォ……ォン

刹那「ぁ……?」

サーシェス「何だとぉ!?」


ータクラマカン砂漠・別ポイントー

コーラサワー「全機、フォーメーションを崩すなよぉ! ガンダムをそのまま本部に連行……」

バギュゥゥン!
ズドァァッ

コーラサワー「のわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

ズドァァァァァッ

ドゴゴゴゴォ……ォン

ティエリア「ッ……!?」

『目標ヘリオン部隊大破確認』

『引き続きミッションを続行する』


ータクラマカン砂漠・人革連方面ー

ヒュンヒュンヒュンッ

セルゲイ「何だこの武器は!?」

ソーマ「このプレッシャー、ミサイルじゃない!?」

キィィィィ……

ソーマ「ッ! あれは……ガンダム?!」

『ガンダムスローネ二号機、スローネツヴァイ!』

『ミハイル・トリニティ!エクスターミネートォ!!』

『行けよファングゥ!!』



キュピィィィン

マリーダ「ッ?! この殺意は……!」

グラハム「全機編隊を組み直す。ガンダムを運び……」

マリーダ「危ないッマスター!」ガンッ

グラハム「ぐぉっ!?」

ズドァァッ

マリーダ「 」

ドゴォォォォッ!

グラハム「ッッ?!」

ハワード「少尉ィィィ!」

ダリル「マリーダ少尉ィ!」

ズドァァッ

ドゴォォォォ!

ジョシュア「敵襲っ!? マリーダとランディがやられた!」

ハワード「散開だ!このビーム、通常射程からの攻撃じゃないぞ!」

ズドァッズドァァッ

グラハム「マリーダ! 応答しろマリーダ! マリーダァァ!」

ダリル「隊長! コクピットの回収を! 今ならまだ!」

ズドァァッ
ドゴォォォォッ

ジョシュア「くそっ! ヘンリーもやられた!」

グラハム「ッ、全機撤退! 命を無駄にするなッ!」

グラハム(逃げきれるか、このコクピット部分を担いだまま!)

グラハム「えぇい、ままよ!」

ガキンッ

グラハム「ッ!?」

ハワード「隊長!お手伝いします!」

グラハム「ハワード! 済まん」

ハワード「お礼は三人で、生きて帰ってから聞きますよ!」

グラハム「あぁ……そうだな」

グラハム「マリーダ、気をしっかり持てよ……!」

ズドァァ……ッ

グラハム(しかし、他にも機体があったと言うのか……!?)

グラハム(聞いていないぞ、ガンダム!)


ータクラマカン砂漠全域ー

『隊長機を落としたかったが……まあいいか。コクピットからずれたのも想定外だな』

『仕方ねえよ兄貴、スローネが凄すぎてまだ馴れてねえんだから』

『そうだな……』

『ネーナ!GN粒子を広域散布しろ、現空域より離脱する』

ネーナ「了解ね!行くよHARO」

HARO〔シャーネーナ!シャーネーナ!〕

ゴォォォォォ……



オペレーター「マ、マネキン大佐! 双方向通信システムの阻害領域が急速に拡大!」

マネキン「何だと!?」

オペレーター「これでは、ガンダムを視認する以外に捕捉する手段がありません!」

マネキン「何故だ……何故このタイミングになって……!」


ータクラマカン砂漠・上空ー

グラハム「こちらオーバーフラッグス、グラハム・エーカー上級大尉だ」

グラハム「ガンダムの捕獲に失敗……負傷者が出た。増援と衛生班の待機を……」

ガガッピー

グラハム「ッ!?」

ハワード「通信が……!」

ダリル「お、おい……あの光……!」

グラハム「何だあれは……!」


ータクラマカン砂漠・退路付近ー

セルゲイ「通信遮断領域の拡大だと……! それが出来るならなぜ今の今までやらなかった!」

セルゲイ「どういうつもりだ、ソレスタルビーイング!」

ソーマ「中佐……」

ソーマ(中佐だけは、何としてでもお守りしなくては!)

セルゲイ(最悪の場合、少尉だけでも逃がさねばな……)


ータクラマカン砂漠・コーラサワー付近ー

【割愛】


ーMSWAD基地ー

司令「新たに三機のガンダムだと……!?」

ビリー「そんな……!」

エイフマン(腑に落ちん……何故このタイミングでガンダムを投入してきた? ソレスタルビーイング)

ビリー「それで、オーバーフラッグスの安否は!?」

司令「詳しい話はまだ確認中だが、三機ものオーバーフラッグが撃墜……」

司令「うち一機は……マリーダ・クルス少尉のものらしい」

ビリー「え」

エイフマン「何という……ことだ……」


ーユニオン空母ー

『コクピットハッチ開けろ!ゆっくりだぞ』

グラハム「退け! 退いてくれ!」

ハワード「マリーダ少尉!」
ダリル「少尉!」

バゴンッ
バチ……バチ……

マリーダ「…………」

グラハム「マリーダ……!」グイッ

ジョシュア「大尉!マリーダ少尉は……!?」

グラハム「気を失っているが……まだ息はある!」

グラハム「私が担架に運ぶ。退いてくれ!」スッ

ハワード「マリーダ少尉……」
ダリル「少尉、諦めないでくださいよ!」
ジョシュア「っ!」

グラハム(マリーダ……!)

タッタッタッタッ

衛生班「担架です」

グラハム「……よろしく頼む」ソッ

マリーダ「……」

グラハム「死ぬなよマリーダ。君にはまだ……まだ何も話してはいない……!」


あれから数日、三大国はプロジェクトGの失敗により落胆。
世界が固唾を飲んで見守った一大作戦は、誰も予想だにしない結果に終わったのだった……


ー後日・ユニオン空母ー

ジョシュア「与えられた任務は失敗の上、オーバーフラッグは三機、戦死者二名ときたもんだ」

ジョシュア「だがこればっかりは……グラハム・エーカー上級大尉のせいには出来んなぁ」

ハワード「仕方有るまい。新型のガンダムが現れるなんて、誰も予想していなかった」

ダリル「そもそも性能差がありすぎるんだ。せめて、ガンダムと同性能の機体があれば……」

ハワード「ダリル! フラッグは我が軍の最新鋭機だぞ」

ダリル「分かっている。しかし……」

ハワード「俺達はフラッグファイターだ。矜持を見せろよ」

ジョシュア「……付き合ってらんないな」スッ

ハワード「ジョシュア! 何処に行くんだ」

ジョシュア「マリーダに会いに行くのさ、ついでに付き添ってる上級大尉殿にもな」

ウィィン

ハワード「少尉……まだ意識は戻らないんだったな」

ダリル「命に別状無いのは、対ビームコーティングと当たりどころが良かったおかげか……エイフマン教授には感謝の言葉も無いぜ」

ハワード「隊長を庇ってだからな……マリーダ少尉……」


ー医務室ー

ピッ……ピッ……

医師「奇跡的にも生命に異常はありません。程なくして意識も回復すると思われます」

グラハム「そうですか……部下を助けていただき、感謝します」

医師「……ですが、傷口の一部に再生治療がうまく浸透しない部分があります。もしかしたら……新しいガンダムのビーム粒子には、強い毒性が有るのかも知れません」

医師「一部内臓にも異常が検知されており、どうなるかは現状では……」

グラハム「毒性……!?」

医師「そうとしか考えられません。今まで検知したことのない反応です」

医師「誠に言いにくいのですが……容態が悪化した場合、最悪のことは覚悟をしてください」

グラハム「……分かり……ました……!」ギリッ

ピッ……ピッ……

グラハム「マリーダ……」

グラハム(君が毒に蝕まれているというのに、私は見ていることしか出来ないのか……!)

パタンッ

グラハム「…………」

ジョシュア「大尉、どうなんだ? マリーダ少尉の様子は」

グラハム「命に別状は無い、だがもしかしたら容態悪化の危険性もあるとのことだ」

グラハム「隊長失格だな……部下を犠牲にしてしまうとは」

ジョシュア「あんまり根詰めるんじゃねえよ。オーバーフラッグスの隊長は、あんたしかいないんだぜ」

ジョシュア「失敗を引きずると、また誰かが死ぬ。切り替えろよ」

グラハム「……あぁ、そうだな」

PiPi

グラハム「……私だ」

グラハム「……何?大気圏を突入してくる機体がある!?」

ジョシュア「ガンダムか!」

グラハム「で、降下予測ポイントは!」

グラハム「……な、何だと?!」


ーMSWAD基地・開発主任室ー

エイフマン「……」カタカタカタ

エイフマン(私の仮説通り、ガンダムのエネルギー発生機関がトロポジカルディフェクトを利用しているなら、全ての辻褄は合う)
エイフマン(ガンダムの機体数の少ない理由、ソレスタルビーイングが二百年後に現れた理由も……)

エイフマン(ともすればあのエネルギー発生機関は木星で作ることになる……)

エイフマン(ハッ! やはり、ソレスタルビーイングの真の目的とは……!)

ブツッ

エイフマン「ッ!何だ……?」

you have witnessed too much…

エイフマン「何だと……ッ!」

キィィィィィン……

『未確認機接近! ガンダムタイプと思われる機影を確認! 総員警戒態勢!』


ーユニオン空母ー

グラハム「急げ!我々の基地がこのままでは……!」

ジョシュア「まさか昨日の今日で、しかもいきなり軍事施設に喧嘩売ってくるとは……!」

ハワード「くそっ、やりたい放題じゃないかガンダムめ!」

グラハム「くっ……」

グラハム「グラハム・エーカー! 出るぞ!」

ギュゥゥゥゥン

グラハム(カタギリ……エイフマン教授……頼む、間に合ってくれ!)


ーMSWAD基地ー

ヨハン「ネーナ、ドッキングだ」

ヨハン「GNメガランチャーで一挙に目標を殲滅する」

ネーナ『了解ね!』

ヨハン「さらばだプロフェッサー・レイフ・エイフマン」

ヨハン「貴方は知りすぎた……!」

カチッ
ズギャァァァァァァ……!!



ビリー「うわぁぁぁぁ……!」

エイフマン「おおお……!」ジュッ



ゴゴゴゴゴゴ……

ミハエル「ヒャッホー! 流石兄貴、やることがえげつないぜ!」

ヨハン「ミッションクリア、帰投する」

ピピピッ

ヨハン「お? 来たぜ来たぜ……雑魚がわんさかぁ!!」

ギュゥゥゥゥン

ダリル「隊長、三機です!新型が三機!」

グラハム「見れば分かるッ!」

ジョシュア「基地が……壊滅状態だ……!」

グラハム「見れば……分かる……!」

ピピ

ビリー『グラ……ハム……』

グラハム「ッ、カタギリ、無事だったか!」

ビリー『教授が……エイフマン……教授が……』

グラハム「何……だと……!?」
グラハム「……堪忍袋の緒が切れたッ! 許さんぞガンダムッ!!」

ギュゥゥンッ

ミハエル「なぁ兄貴、少しくらい遊んでも良いよなぁ?」

ヨハン『フウ……好きにしろ』

ミハエル「なぁに……すぐ済むさ。破壊して蹂躙して、殲滅してやらぁ!」

ミハエル「行けよファングゥ!!」

バババッ
ヒュンヒュンヒュンッ

グラハム「それがッ! どうしたぁぁ!!」

ハワード「ッ……!」ギュゥンッ

ダリル「ハワード!?」
ジョシュア「何先行してやがる! 死にたいのかっ!」

ハワード「見せてやるぞ新型!」ガシャァンッ

ハワード「見せてやるぞガンダム! これがフラッグの力だッ!」ジャキンッヴヴンッ

ミハエル「ッ! 空中……変形ッ!?」ガシャンッ

ギギギィンッ!

ハワード「マリーダの仇ィィィッ!」

グラハム「ハワードッ! 無理をするな!」

ミハエル「くっ、このままではやられる」

ミハエル「……訳ねえだろぉ!?」

シャキンッ
シャキキンッ

ハワード「はっ!?」

ドスドスッ
ドスドスドスッ

ハワード「ぐぁあああああ!」

ダリル「ハワード!?」

グラハム「ハワードォォッ!」

ドスッ……

ハワード「た……隊長……フラッグを……」

グラハム「……!」

ドゴォ……ン

グラハム「ハワードメイスゥゥンッ!!」

ミハエル「ファングなんだよぉ!」

ヨハン『気が済んだか? 撤収するぞ』

ミハエル「あぁ? 兄貴ィ」

ヨハン『また次があるさ。ガンダムマイスターは多忙だからな、幾らでも的は増える。幾らでも、な』

ミハエル「へいへいっ」

ゴォォォォォ……

グラハム「……!」

ダリル「隊長!」
ジョシュア「大尉!」

グラハム「追うなッ!」

グラハム「……無策で追うな……!」ググッ

ダリル「ッ……!」
ジョシュア「くそぉ……っ」

ギュゥゥゥゥン

グラハム「プロフェッサー……ハワード……マリーダ!」

グラハム「私のっ、私の全てを奪うつもりか、ガンダム!」ギリッ



マリーダ「…………」シュコー

医師「さて、点滴を交換する時間だな」

ピッ……ピッ……

マリーダ「ハワード……プロフェッサー……」

医師「ん? 寝言か……」

マリーダ「……」ツウ……

医師「泣いて……いるのか?」


グラハム「くそっ……くそぉぉぉぉぉっ!!」


TO BE CONTINUED...


?「なぁアレハンドロ、前座の一人くらい増やしたって、問題はないよね?」

アレハンドロ「ふっ……一体どんな悪巧みを考え付いたのかな? プリマドンナ」

?「なぁに……捨てるだけの廃棄物に、少しばかり働いてもらうのさ」


『EXAMシステム・スタンバイ』



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コメント

  1. 名無し―ネームレス― | URL | -

    オモシロかった。続き読みたいです。

  2. 名無し―ネームレス― | URL | -

    同じく続きが読みたいです

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