上条「DIOォォォォォォォォッ!!!」 その11

2010年02月06日 21:58

上条「DIOォォォォォォォォッ!!!」

338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:16:59.90 ID:XrNs+uBO0

男「私との賭けに勝ったら、その場所を教えましょう」

そう言って男は燻製魚を、外へと2つ放った

男「あの塀の上を歩いている猫、どちらの燻製を先に食べるか賭けて、私に勝てばお教えいたしますよ・・・
  フフ・・・」

一方通行「・・・チッ・・・面倒くせェ・・・!なら右だ右の肉にする!これで良いんだろ!」

怒りを募らせて、白髪の少年が片方の肉に賭けた

上条「お、おい、良いのか・・・?」

一方通行「別に肉がデカイからなんて、阿呆が思い付くみたいな理由じゃねェよ・・・それともてめェが賭けてくれンのか?」

言葉に詰まる少年。何しろ自他共に認める不幸ぶりから言って、ギャンブルに勝てる気はしない

美琴「・・・なんでこんな事になっちゃったのよ・・・」

溜息をつく少女


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少し遡って

上条「もうすぐカイロ・・・らしいぞ」

少年が、車内で気落ちしているメンバーにそう告げる

少し前に、ジョセフから写真が送られてきた

建物の一部が映っているが、詳しい事はよく分からない。しかし老人はその場所を探せと言う

しかし、こんな写真から何をどう見つければ良いのか、途方に暮れている所であった

一方通行「あのジジイ・・・言うならもっと詳しイ情報にしろってンだ・・・ッ」

佐天「ほら元気出しましょうよロリ・・・一方通行さん!」

運転手の少年を励ます佐天と打ち止め。その脇に一件のカフェが見えた

上条「あぁ、もうお昼だし何か食べて行こう。あそこなら誰か知ってるかもしれないし、どうだ?」

少年のその発言で、立ち寄る事になり

そして、その建物を知っているという男に賭けごとを挑まれたのであった

トントン

少女の肩を叩く

美琴「な、何よ?アンタから声かけてくるなんて珍しい・・・」

一方通行「左側の肉の方に、あの猫が嫌がりそうな電磁波でも作っとけ・・・」

小声で少女の耳元に囁く

美琴「・・・え?なにそれつまりイカサマじゃないのよ・・・っ!」

同じく小声で囁き返す少女。しかし結局、これ以上無駄な時間の浪費は避けたいと言う事で渋々同意をした

男「ところで・・・あなたが負けた時に、何を賭けるか聞いていませんでしたね・・・」

一方通行「ケッ、金が欲しいンだろてめェは」

男「ノーノー、私はギャンブラーです・・・そしてこれは互いの魂を賭けた勝負なのです・・・?
  良いですね、それで?」

一方通行「へェへェ、そいつァ気障なこって」
―どうせあの猫は左の肉は食えねェんだよ・・・!

男「おおっと、猫が気が付いて肉に近寄ってきましたよ!」

猫は右の、白髪の少年が賭けた肉へと走り寄ってくる

一方通行「・・・チッ、これでもう良いだろ・・・俺の勝ちだ、場所を教えろ」

男「まだですよ・・・!まだ、勝負は捨ててはいけない・・・」

目線を離さず男は告げる

そして猫は左の肉へと近寄り出した

男「ふふふ、私の勝ちですねこれは・・・!」

突然猫が悲鳴を上げる

猫「ギニャァ!?」

美琴「・・・うぅ、ごめんね猫ちゃん・・・」

そして猫はどちらの肉も選ばず、その場から立ち去って行ってしまった

一方通行「・・・ま、これも一つの結果だよなァ・・・おい、勝負は終わっただろうよォ?」

男「フフ、そうですね・・・あなたの負けです」

一方通行「はァ・・・?何言ってんだてめェ・・・!?」

男「言ったじゃないですか。『私に勝てば教える』『あなたが負けたら魂を頂く』
  と・・・私に勝った訳でもない、あなたは負けたのですよ・・・」

そう言い終わると同時に、白髪の少年の身体がテーブルの上に倒れる

打ち止め「ど、どうしたの!?ねぇしっかりしてってミサカはミサカはあなたを呼び掛け続けてみる・・・!」

上条「お前まさか・・・ッ!?」

男「私の名前はダービー・・・そして能力は冥界神『オシリス』
  ・・・博打で負けた者の魂を奪うスタンドだよ・・・フフ」

その言葉を聞いて、少年達は身構える

ダービー「おおっと、私を殺すかね?いいでしょう、おやんなさい。そうしたら彼の魂は永遠に戻らない・・・」

黒子「・・・ッ!」

ダービー「もし、彼の魂を取り戻したいのであれば―」

打ち止め「私が勝負する・・・!ミサカはミサカは・・・!今とても怒っています・・・っ!」

ダービー「ほう・・・!?しかしこれは子供のお遊びじゃあないんだが・・・?」

思わぬ相手の登場に少々驚いてしまう男

打ち止め「私も魂を賭ける!ミサカはミサカはそれくらい本気だって証明してみる!!」

佐天「ちょ、ちょっと打ち止めちゃん・・・!?」

ダービー「グッド!では私は、この少年の魂を賭けましょう・・・!」

周囲の抑止も振り切り、少女とダービーの賭けが始まった


ダービー「勝負は・・・フフ、そうですね。
     お嬢さんでも分かるシンプルなゲーム、『グラスとコイン』なんてどうでしょう・・・?」

グラスとコイン・・・グラスの中に液体を入れ、その中にコインを入れ合って、先に水を溢した方が負けというゲームである

打ち止め「・・・分かった・・・とミサカはミサカは同意してみる」

ダービー「グッド!中々要領の良い娘さんだ・・・」

そう言うと男は、適当なグラスを取り出して中に水を入れた

上条「大丈夫なのか・・・?」

心配する少年達とは裏腹に、目の前の少女は驚くほど冷静に頷く

ダービー「さぁ!ゲームを開始しましょう!先手後手好きな方をお譲りしましょう!
     一度に投入して良い枚数は5枚までにしましょうか・・・!」
―私が先手を取ったら、ゲームが終了してしまうからね・・・!それでは詰まらない・・・実に詰まらない・・・!

水はグラスの大半を占めており、恐らく10枚も入らないであろう

―ククク・・・私は経験から知っている・・・このグラスに入るコインは残り8枚・・・!9枚目でアウト・・・!

打ち止め「・・・先手を、取ります。とミサカはミサカはあなたに告げます」

打ち止め「私はまず、1枚のコインを入れます、良いですか?とミサカはミサカは宣言してみる」

ダービー「フフッ・・・いきなりたったの1枚ですか・・・少々お嬢さんを見くびってしまったらしい・・・」

その言葉にピクリと反応する少女

上条「挑発だ・・・!気にせず続けろ!慎重に行くんだ・・・!」

打ち止め「・・・訂正します。2枚のコインを入れます。とミサカはミサカは怒りながらあなたに伝えてみる」

ダービー「フフ・・・単純なお子様だ・・・」
―黙ってろジョースターの小僧ッ!

冷静そのものの指の動きで、二枚のコインを投入する少女

まだ問題は無く、少しグラスの表面が盛り上がった程度であった

ダービー「ふふ、なら今度は私の番だ・・・4枚のコインを投入するよ・・・
     おっと、テーブルに手を付けないでくれたまえ」

男は慎重に、慎重にコインを投入し始めて

水をこぼす事なく、無事成功させた

限界であるかのように、表面に水を張るグラス

黒子「こ、これは流石にもう無理ですわ・・・!」

打ち止め「大丈夫・・・まだ入るから。とミサカはミサカは証明してみる」

ダービー「ほう・・・?もう一枚入れるとは、勇気があるお嬢さんじゃないかね・・・?」
―入るコインは残り二枚・・・!表面張力のお陰で、まだまだ入るのだよ・・・!

このグラスを見て2枚もコインを入れられる様な人間はまずいない

そして少女が手に取ったコインの枚数は

2枚

ダービー「・・・な・・・ッ!?」
―な、なんだとこのガキィィィ・・・ッ!?

上条「お、おい・・・!いくらなんでも2枚は・・・!」

打ち止め「静かに・・・とミサカは・・・ミサカは慎重にコインを・・・グラスに投入・・・してみる・・・」

音一つ立てずに、少女はコインを1枚ずつグラスへと入れた。合計8枚のコイン

水はまだ、零れていない

打ち止め「さぁ、次はあなたの番だよ・・・とミサカはミサカはあなたを急かしてみる」

佐天「す、凄いよ打ち止めちゃん!もうこれ以上は無理だよ!」

ダービー「・・・うるさい・・・ッ!黙れ!ええい、この場所は影になって入れにくい・・・!」
―ククク・・・思わぬ偶然とは言え、既にこの為の備えはあるのだよ・・・

そう言って席を立ち、テーブルの横へと移動をする男。
男がどいた事で、日光がグラスに当たりキラキラと輝いて見えた

黒子「負け惜しみですわね!」

もう既に勝利と言わんばかりに、少年達の顔もグラスの様に輝き始める

打ち止め「おじさん、もう表面張力の―」

ダービー「表面張力の限界だ。もう無理だよ。と考えているのだろう・・・」

1枚のコインを手に取る男、そして慎重に、慎重にグラスの中へと入れた

打ち止め「・・・え?とミサカはミサカは目を見張ってみる・・・」

誰も気が付いていなかったが、男はイカサマをしていた

見えない位小さなチョコレートの破片、それをこっそりとグラスの底へと、先に忍ばせてグラスを僅かに傾けていた

そして自分が席を立ち、陽を当てる事によりチョコが溶けだして、グラスが平面に戻る

そうやって出来た僅かな隙間に、コインを入れた。そしてそれは成功をした

少年達は疑う事を知らないのだろうか、グラスを調べもしなかった。それ故あまりにも簡単に成功してしまった

ダービー「さぁ・・・次はお嬢ちゃん・・・君の番だよ・・・?」

静かに、男が目の前の少女に言い放った

佐天「う、打ち止めちゃん・・・」

上条「おいっ!もうやめてくれ!もう―」

打ち止め「二人とも、黙ってて・・・?とミサカはミサカは静かにお願いをしてみる」

お願い、というよりもそれは命令の様な口調で

普段の少女からは想像出来ない姿に、思わず圧倒されてしまう

それくらい、彼女は今怒っていた。そして彼を助けたかった

打ち止め「私は、1枚のコインを入れます。とミサカはミサカは宣言してみる」

ダービー「フフ・・・どうぞ・・・」
―無駄だッ!そのコイン1枚分丸々入る余裕など既にない・・・ッ!

男の心中を知らず、少女は慎重にグラスの中に半分コインを浸す

しかし、中々手放さない。恐らく限界だとこの幼い頭ですら分かっているのだろう

ダービー「フフ・・・早くしてくれないかね?」

男が急かす。そして、少女は意を決したかのように、手を離して

グラスの中に、コインを入れた

上条「な・・・っ!?」

その場にいる、打ち止め以外の全員がその結果に目を見張った

ダービー「ば、馬鹿な・・・!?入っただと・・・!?」

この男も、その中に含まれていた

打ち止め「何を驚いているのかな・・・?とミサカはミサカはあなたに疑問を持ってみたり」

ダービー「・・・ふっ、良かろう・・・!私も次は1枚だけ入れさせて貰おうか・・・!」
―この私が見誤ったか・・・いや、イカサマか・・・?しかし何も見えなかったぞ・・・!?

指でコインを摘み、慎重にグラスの中に半分ほど浸す

少年達からは見えなかったし、勿論ばれない様に持っている。その指には脱脂綿も一緒にあった

脱脂綿が水を吸い取るまで待ってから、男はコインを投入する

そして、今度こそもう1枚も入らないであろう程に、水を張ったグラスが出来上がった

ダービー「・・・きっ、君の番だよ・・・!」

本人すら気が付いていなかったが、男の額には、汗が浮かんでいた

それから何度も番を巡らせる
その度にダービーはイカサマを用いてコインを入れるが、目の前の少女は何故かコインを投入し続けた

グラスの中に入っているコインは既に15枚を超えた。緊張の糸は、既に限界まで張りつめていた

上条「コ、コインって意外と入るもんなんだな・・・」

黒子「知りませんでしたの・・・」

―馬鹿共がッ!そんなわけねぇだろうがァァァッ!!
しかし、自分もイカサマを使っている以上強くは出られない。
先程の少年とは違い、それではこの相手は負けを認めないだろう

恐らく互いに気が付いている。そして、相手に負けを認めさせるには、水をこぼさせるしかない

そして再びダービーの番が廻り、脱脂綿を指に着け慎重にコインを投入しようとする瞬間

打ち止め「ねぇ、おじさん・・・イカサマしてるでしょ?
     とミサカはミサカはお見通しなんだよって教えてあげてみる」

ダービー「な・・・っ!?」

今まで余計な事は何も言わなかった少女に、突然核心を突かれてしまい、思わず動揺してしまう

そして

打ち止め「おじさん・・・水、こぼれたよね?とミサカはミサカは負けたと教えてあげてみたり」

確かに零れた水を見て、静かに少女が笑った

ダービー「ぼっ!妨害だッ!このガキ今妨害をしなければ俺は負け―」

そこまで言いかけてハッとしてしまう

打ち止め「負けを、認めたたよね今・・・!!とミサカはミサカはあなたの言質を取ってみたり」

ダービー「う、うおおおおおお!?違う!私は断じて負けなどォォォッ!!」

一方通行「・・・ぐ・・・」

白髪の少年が目を覚ましてしまう。もはや自分でも分かる、負けを認めてしまったのだということが

上条「一方通行の奴が元に戻ったとなれば、もうお前を殴り飛ばしても良い訳だ・・・ッ!」

少年達が男に迫る。その眼には怒りの炎を燃やして

打ち止め「待って!ここでこのおじさんから情報を聞くのが目的なんでしょ!?
     とミサカはミサカは皆を止めてみる!」

そして、少女は男へと振り向いて満面の笑みを浮かべる

打ち止め「ねぇ・・・もう一度魂を賭けるよ・・・だから」

打ち止め「もう一度、勝負しよう・・・?とミサカはミサカは―」

―何を考えているのだこのガキは・・・ッ!

カードをシャッフルしながら、ダービは考えた

このトランプは、まだ未開封を証明するセキュリティシール付きのものを開封したもの

そして、あの少年の右手でも触って貰い、何も能力が関係していないことをも証明した

打ち止めと呼ばれる少女は言った、ポーカーで勝負しよう、と

ポーカー自体ダービーが最も得意とするギャンブルの一つであり、この状況は願っても無い事であった

―しかし、このガキは一体何を・・・ッ!

それだけが不安であった

ダービー「さぁ、次は君がカードをカットする番だ・・・!」

カットとは・・・トランプの山をいくつかの山に分け、その順番を入れ替える事である

―どうカットしたとしても、私は今のシャッフルの間でどこに何のカードがあるか覚えた・・・!

少女は男からカードを受け取ると、テーブルの上にばらばらと広げて混ぜ始めた

ダービー「おっ!おいっ!?それはカットじゃあないぞッ!?」

突然の奇行に声を荒げてしまう。こうなっては最早配置を覚えた事の意味がなくなってしまう

打ち止め「くすくす・・・ごめんなさい。私子供だから、難しいルールはよく分からないの。
     とミサカはミサカは言い訳をしてみたり」

でもこの方がよく混ざるでしょ?と付け加えながら、少女の皮を被った何かが男に向かって伝えた

ダービー「・・・クッ・・・ディーラーはあそこの丘の上でサッカーをしている少年に―」

打ち止め「いらない。テーブルの中央に置いて、一枚ずつ引いていけば良いから。
     とミサカはミサカはあなたの提案を否定してみる」

「お互いに、イカサマが出来ない様に見張らないとね」と、目の前の少女が言った気がした

ダービー自身、例えイカサマを使わずともポーカーには自信があった

だから、この勝負自体負けるはずは無いと踏んでいた

ダービー「・・・私から引かせてもらおうか・・・!」

1枚、そしてまた1枚とゆっくりカードを引き、手元に5枚のカードを扇状に広げる

少女もまた、ゆっくりと一枚ずつカードを引いて行く。その動作におかしな所は全く見られない

手元に5枚のカードを集めると、少女はそのカードをまとめて前から順番に何度もめくって行って調べていた

ダービー「変わったカードの見方をするな・・・」

打ち止め「・・・どこかで、あなたの仲間とかが見てるかもしれないから。とミサカはミサカは理由を答えます」

―チッ・・・!このガキ・・・!

事実、この店にいる人間全ては自分の息がかかった者達であり、手札を伝える事も仕事の一つであった

しかし、少女はそのイカサマすらも封じ込めていた

ダービー「2枚チェンジ」

打ち止め「このままで良いよとミサカはミサカは伝えます」

―ククク・・・ッ!早速スリーカードか・・・悪くない・・・!

降りない限り、参加料と、勝負料により、降りない限り一試合最低でも2枚のコインが必要である

そして、互いの手元には今、10枚のコインがある

ダービー「さあ、勝負だ・・・!」

互いに2枚ずつ賭け、カードを開く

7のスリーカードに対する少女の手は、3のスリーカード

ダービー「おっと、危ない危ない・・・」
―流れは今、私に来ている・・・ッ!

一人の少女が場のカードを全て一か所に集め

男の手が、賭けられた少女のコインを奪い取る

次の試合を始める前に、佐天と名乗る、調べるまでもなく素人な少女がカードをシャッフルする

ダービー「さぁ、ネクストゲームと行こうか・・・ッ!」
少女はポーカーにおいて、驚くほど弱かった

打ち止め「う・・・く・・・降ります・・・とミサカはミサカは項垂れてみる・・・」

場に賭けられた参加料の1枚のコインを奪い取る

少女の残りのコインは、残り1枚のみ

ダービー「ンンン~?さっきまでの威勢はどうしたのかなぁお嬢ちゃん・・・ッ!」

一方通行「ンなゲームどうだって良ィ!こいつをぶっ飛ばしてやりゃ・・・!」

激昂する少年を、悲痛な声を上げて少女が止める

美琴「駄目よ!ここでそんな事をしたら負けを認めた事になっちゃうわよ・・・っ!」

―ククク・・・私は今までに出たカードを全て覚えている・・・!

そしてまだあるカードが全く出ていない事に気が付いていた

10とジョーカーがまだ、一枚も出ていなかった

そして、先程カードをシャッフルした際に、男はいくつかのカードの背に気付かれない程小さな傷を付けていた

その中に、全ての10とジョーカーは含まれていた

少女の引くカードを確認する。その中のどれにも傷は付いていない

―クククッ!こんな事もあろうかと・・・!

気がつかれないように袖口へと手を伸ばす。そして掴んだものは

同じトランプの10を4枚と、ジョーカー1枚

ダービーは予め衣服の中に全てのカードを仕込んでいる。その中から取り出して、巧妙に今の手札と入れ替える

ファイブカード、現時点で存在しうる最強の役

―このガキはもう降りる事も出来ない・・・ッ!

ダービー「お嬢ちゃん、君のコインは今1枚しかない。
     それでは参加料しか払えない・・・言っている意味は、分かるね?」

打ち止め「・・・っ」

何も言わずに、ゆっくりと少女は少年達を振り返る

一方通行「・・・わァってるっつの・・・俺の魂も賭けてやる!」

ダービー「グッド!しかし私は残り19枚全て賭ける!」

上条「・・・なら俺の魂も賭けよう・・・!これで合計21枚だ・・・!」

美琴「おっと、アタシも賭けるわ!これで31枚ね!」

その少年の言葉を切っ掛けに、次々とベッドを始める少年達

ダービー「な・・・っ!?貴様ら正気か・・・ッ!?」

打ち止め「足りない分をおじさんも賭けないといけないよね・・・?とミサカはミサカはルールを確認してみる」

ダービー「な・・・ァ・・・!?何を賭けろというのだ・・・!」

上条「DIOについての情報を、洗いざらい喋って貰おうか・・・ッ!」

ダービー「う・・・ッ!?そ、それは・・・!!う、うおおおおおおおお・・・っ!?」
―言え!ダービー!コールだ、コールと言え・・・!最強の役なんだ!負ける訳が無い・・・ッ!

息を急に荒げ出し、男が動揺をし始める。知っていると言わんばかりの反応であった

ダービー「ぐ、ぐおおおおおっ!!コォォォォォォルだァァァッ!!」

男が勢い良くカードを広げる

男の10のファイブカードに対する少女の手は、2のワンペア―

ダービー「ふ・・・!フハハハハハハハッ!勝ったぞ!私の勝ちだッ!貴様らの魂はこれで・・・ッ!!」

腹の底からの笑い、おそらく生きて来て最も心の底から喜んだ瞬間であった

打ち止め「くすくす・・・ねぇおじさん・・・」

―な!?何故まだ魂が・・・ッ!?

打ち止め「イカサマってさ・・・バレちゃったら反則負けだよね?
     とミサカはミサカはあなたの負けだと伝えてみる」

少女の細い指が、既に除去された捨て札を漁る

その中に、4枚の10と、ジョーカーがあった

打ち止め「ねぇ、もうとっくに捨てられたカードを、どうして出す事が出来たのかな?
     とミサカはミサカはあなたを問い詰めてみたり」

少女が男を追いつめる

ダービー「なっ、何故そこに・・・!?」

打ち止め「ねぇ、どうしてなのかなぁ・・・?」

微笑みながら、少女は男を問い詰め続けた

一方通行「オッサン、悪ィが調べさせて貰うぜ・・・!」

少年がダービーの身体を探る、するともう一組のカードが見つかった

黒子「はぁ・・・そこから都合の良いカードを出していましたのね・・・」

納得した様に少女が答える

ダービー「ハァーッ!ハァーッ!わ、私は・・・!私のイカサマが・・・ッ!!」

ついに、男は認めてしまった。自らの敗北を

ダービー「ひ、一つだけ教えて欲しい・・・お前のそのイカサマは・・・どうやっていたのだ・・・!?」

それだけが分からない。例えイカサマが分かっていたとしても、現場を押さえ、そして証拠がない限りそれは無意味であると、男は知っていた

美琴「・・・言う必要はないわ・・・」

少女が、ぽつりと呟いた

最初の賭けで、打ち止めは何度も何度も限界のコップにコインを入れ続けた

ゆっくりとコインを水に着け、そしてその場で水を電解した

その場で分解された水は、その分量が減ってしまう、そこにコインを入れた

ただ、それだけである

そしてポーカーでは

カードを引く際に静電気を発生させてカード同士を張りつけ、まるで一枚ずつ引いているかの様に見せかけていた

しかし本当は一度に複数枚のカードを引いていた。
そんな事、カードを手元で広げてしまえば、あっさりとばれてしまう

だから少女は適当な理由を付けて、前から順番にめくって行って確認をしていた

そして、その内足りなくなってしまう山札は、捨て札を管理していた黒子によって転送することで補充されていた

ただそれだけの、とてもシンプルなイカサマ

それでもこの、小道具によるイカサマに頼る男には見抜く事が出来なかった

一方通行「さァ、約束通り話して貰うぞ・・・!この場所とDIOの事を・・・ッ!」

男に少年が掴みかかる。その瞬間

ダービー「うっ、うああああァァァァァ・・・ッ!!!DIO様ァァァァッ!何故・・・ッ!?」

佐天「な・・・なに・・・これ・・・っ!?」

男の頭の内側から、触手の様なものが飛び出して来て、ダービーは絶命をしてしまう

それを見ていたカフェの人間も、パニックを起こしながら逃げ出し始めた

上条「くそ・・・っ!またDIOの野郎・・・ッ!人の命を何だと思ってやがる・・・ッ!」

怒りに任せた拳で、壁を殴りながら少年は呟いた



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コメント

  1. 名無し―ネームレス― | URL | -

    Re: 上条「DIOォォォォォォォォッ!!!」 その11

    ダービーなら気がつくんじゃねぇか?
    つかこんだけゴリ押してんのになんで毎回敵は能力しらねぇんだwww

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