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マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」 その2

2011年04月29日 19:02

マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」

1 :>>1 ◆/yjHQy.odQ :2011/03/12(土) 17:32:48.20 ID:vvFEyb/AO

VIPは落ちたようなので此方に

前スレ:http://c.2ch.net/test/-/news4vip/1299788266/i

では以後宜しく頼む、フラッグファイター


ーMSWAD基地ー

グラハム「済まんなハワード、ダリル。もしもの事があれば……」

ハワード「心配ご無用ですよ中尉。ガンダムさんが現れたら、フラッグでお迎えに上がりますから」

ダリル「しばらく根気つめてましたからね。フラッグは有りませんが、羽を延ばしてきてくださいよ」

グラハム「心遣い傷み入るよ。司令が無理やりに外出許可を押し付けて来なければ、こんな事にもならなんだが」

ハワード「そう言えば……マリーダ少尉もでしたね、外出許可ならぬ外出押し付け」

ダリル「いつも一緒だったからな、少尉殿は。まだ基地にいらっしゃるのだろうか?」

グラハム「……マリーダなら、朝の一番に部屋の前に立っていた」

ハワード「うぇ!?」

グラハム「だがこう毎日一緒だと息抜きの意味にならんからな、お互い単独行動だと伝えて先に向かわせた」

ダリル「心中お察し致します、隊長」

ビリー「愛されてるねえ隊長殿は」

グラハム「! カタギリ」

ビリー「そのままデートと洒落込んでしまえば良かったのに、相変わらず君は勿体無い人だよ」

グラハム「年齢が違いすぎる、私を犯罪者に仕立て上げるつもりか?」

カタギリ「愛に年齢は関係ないとエイフマン教授も言っていたよ。」

グラハム「……戯れが過ぎるぞカタギリ、それに私は」

ビリー「色恋沙汰よりガンダム、だろう?そろそろ教授でも杖で殴りつけてくるレベルだよ全く」

グラハム「……出るぞ」

ビリー「いってらっしゃい」

ブロロロォ……

ハワード「ふぅ、中尉のお気持ちも分かるだけに複雑だな」

ダリル「あぁ。他の国ではガンダムと裏で表で戦っているというのに、俺達ガンダム調査隊には機会が巡って来やしない」

ハワード「嫌われたもんだな、ガンダムには」

ビリー「何、彼は乙女座だ。グラハム流で言うなら……出逢う運命にあるのさ」


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ー街・公園ー

グラハム「…………」

マリーダ「…………」

グラハム「何故こうなった」

マリーダ「は、偶然の一言に尽きるかと」

グラハム「つくづく乙女座の数奇な巡り合わせに振り回される運命にあるようだな、私は」

マリーダ「申し訳、ありません」

キャッキャッ
ワーイ

マリーダ「あれは……」

グラハム「子どもか。見たところ二歳から五歳の集まりと推測する」

グラハム「子どもが活気ある国は将来有望だ。我々フラッグファイターは彼等の未来を……」

マリーダ「……」

グラハム「……マリーダ?」

グラハム(何故、そのような悲哀に満ちた眼差しで子供らを見ている?)

マリーダ「…………」

グラハム「……やれやれ」

グラハム「マリーダ・クルス少尉!」

マリーダ「ッ! はっ!」ビシッ

グラハム「行くぞ。公園のベンチに座り込んでいるだけでは、休憩室で珈琲に溺れているのと何ら変わらない」スタスタスタ

マリーダ「は……?」

グラハム「デートをしてやると言っている。付いて来い、少尉!」

マリーダ「はっ! よろしくお願い致します!」スタスタスタ

ーゲームセンターー

グラハム「……デート、か」

グラハム(公園から離れる口実にしては、我ながら甘きに逸した発言だな)

グラハム(だがどうせ行く当てもない休暇だ、楽しませてもらおう!)

バンバンバンバン
ヴォー

マリーダ「中尉、左側の触手は私が」バンバンバンバン

グラハム「その旨を良しとする!」バンバンバンバン

Ω「すげぇ……最高得点だ」

【gameover】

グラハム「ふむ。ワンコインで此処まで楽しめるか、なかなかだと言わせてもらおう」

グラハム「しかし、射撃訓練を娯楽所でも行ってしまうとは……つくづく自分の軍人気質を思い知らされる」

マリーダ「職務に忠実なのは、軍人として素晴らしい姿勢であるかと」

パァン!
ヤッターサイコウトクテン

グラハム「ん」

マリーダ「あれは……?」

グラハム「アレかね?アレは拳でミットの部分を叩き、その破壊力を数値化して表示するゲームだ」

グラハム「一時期流行ったものだが、まだ置いてあるものなのだな……」

マリーダ「……」ウズウズ

グラハム「……」フッ

グラハム「やってみるか? 少尉。何事も実践あるのみだ」ピンッ

マリーダ「! はい、ありがとうございますマスター」パシッ

マスター?マスターナンダッテ
ヘー

グラハム「……マスターは止せ、流石に」

マリーダ「…………」スッ

チャリン
テーレッテー

マリーダ「……スゥ」

マリーダ「ッッ!」

バゴォンッ!!

ピー

グラハム「む?」

マリーダ「あれ……?」

0pt

マリーダ「……」シュン

グラハム「気に病むな、当たりどころが悪かっただけだろう」

グラハム「気晴らしに食事でもするか、腹が減っては休暇もままならん」

マリーダ「はい、マスター」スタスタ

Ω「店員さん、このゲームマシン動かないよ」

0pt

店員「はい申し訳ありません、今調べて……」カチャカチャ

店員「……死んでる(故障的な意味で)……」



グラハム「済まんな少尉、この程度のもので」

マリーダ「いえ……これは、歩きながら食べるのですか?」

グラハム「ホットドッグは珍しいか? 確かに少尉は基地内でもジャンクフードには手を出さなかったな」

マリーダ「健康の為、食事には気を遣えとホーマー氏に言われておりました」

グラハム「ホーマー氏に?」

グラハム(私生活から彼女に関わっていたのか……やはり彼にも何らかのアプローチをかけるべきだな)

グラハム「目的地の無い観光だ、色々見て回りながらの方が良いだろう」

マリーダ「……」パクッ

マリーダ「あ……」パァッ

グラハム「ふっ、気に入ってもらえたようで何よりだ」

グラハム「さて、何処に行こうか。少尉は何処か目星がつきそうな場所はあるかな?」

マリーダ「……」

グラハム「少尉?」

マリーダ「あれは、どの様な施設なのでしょうか」スッ

グラハム「ん……あぁ、あれは美術館だよ。小さな館だが、色々と珍しい物品が多いと聞く」

マリーダ「…………」

マリーダ(私を、呼んでいる?)

グラハム「行くかね?」

マリーダ「宜しいのでしょうか?」

グラハム「君が行きたいと思った場所に行くさ。これはデートなのだから」

マリーダ「……ありがとうございます、マスター」

グラハム「マスターは止せ」パクパク

グラハム(しかし美術館とはな。私は芸術性には疎く、品位というものも理解し難い。俗に言う粗野な人間だ)

グラハム(これを機に変われるなら、ガンダムの構造も僅かながらにでも理解出来ようか?)

グラハム「ふっ、難しいかな」


ー美術館ー

グラハム「大人を二人分頂こう」

マリーダ(何処だ……)

グラハム「む、少尉、何処に行く!」

マリーダ(私を呼ぶ者は何処にいる?)

グラハム「待て少尉ッ……失礼!」ドン

男性「お、おい!」

グラハム「失礼と言った!」

グラハム(いきなりどうしたというのだマリーダ少尉!)

マリーダ(何処に……!)ダッ

グラハム「少尉!」

マリーダ「……あ」ピタッ

グラハム「突然どうした少尉、美術館で息を切らすことになるとは……」ハァハァ

マリーダ「」ボー

グラハム「ん?これは……」

グラハム「タペストリー……貴婦人と角を携えた獣、ユニコーンか」

グラハム(何だ?この不思議な感覚は……まるで、絵から人の感情がにじみ出てくるようだ)

館長「如何なされましたか?何やらお急ぎのご様子でしたが」

グラハム「失礼、連れの者が突然このタペストリーを見たいと言い出しまして」

グラハム(周りの視線が気になるが……美術館自体が小さいからか。不思議と人が集まらないな)

グラハム「ん?」

『A MON SEUL DESIR』

館長「そうでしたか。このタペストリーは寄贈されたものなのでしてな、作者も不明なのですが、不思議とこのタペストリーの前に皆さん足を止めるのです」

グラハム「でしょうな。人を惹きつける不思議な魅力と、包み込むような温もりを感じる」

グラハム「私は芸術には疎いが……感じるものがある」

館長「そう言って頂けるなら幸いです」

グラハム「あの、文字のような部分には何と?」

館長「あれですかな?えぇと確か」

マリーダ「私の……」

グラハム「!」

マリーダ「私の……たった一つの望み」

館長「あ、あぁ確かそんなような内容でしたね」

グラハム「読めるのか、マリーダ」

マリーダ「可能性の獣……ユニコーン」

グラハム「可能性の、獣?」

マリーダ「……」ポロポロ

グラハム「ッ!?」

館長「おぉ、如何なされた!?」

マリーダ「分からない……分からないんです」

マリーダ「どうして涙が出るのか……分からないんです……」

グラハム「マリーダ……」

館長「ど、どうしたものか……」オロオロ


ー公園ー

グラハム「元の場所に戻ってきてしまったか。だが、車からも近いし好都合とも言える」スタスタスタ

マリーダ「…………」

グラハム「マリーダ少尉」

マリーダ「! マスター」

グラハム「マスターは止せ。落ち着いたようで何よりだ」

マリーダ「申し訳……ございません」

グラハム「いや、謝るな。芸術に魅入り涙するその感性、感服はすれど嫌悪などせんよ」

マリーダ「……」キュピィィィィン

マリーダ「……ありがとうございます」ニコ

グラハム「ふっ、相変わらず笑顔は年相応に可憐だな」

マリーダ「え?」

グラハム「珈琲だ、落ち着くぞ。缶ではあるが、少なくともMSWAD基地のものよりは味が良いだろう」スッ

マリーダ「は、はい。ありがとうございます」ソッ

グラハム「…………」プシュッ

グラハム「失礼する」スタッ

マリーダ「はい」

グラハム「……」ズズ……

マリーダ「……」プシュ

グラハム「可能性の獣」

マリーダ「? ユニコーン、ですか」

グラハム「君はそう呼んだな。あのタペストリー、ユニコーンについて何も書かれてはいなかった」

グラハム「知っていたのか?あのタペストリーの事を」

マリーダ「……」ズズズ

マリーダ「いえ、知りませんでした。あの美術館を見たのも、あのタペストリーを見たのも……ユニコーンというものを見たのも」

グラハム「何……?」

マリーダ「自然と感じられ、自然と口にして、自然に感情が溢れてきて……」

マリーダ「不思議です。とても優しい光を秘めた人が作り出した、そう感じられる……」

グラハム「……」

グラハム(私が感じた事よりも深く、より具体的に干渉していると見た)

グラハム(マリーダ本人にある不思議な力……それがホーマー氏の隠している事柄と繋がるのだろうか)

グラハム(いよいよもって乗り込まざるを得なくなってきたな……マリーダを知るためにも)

マリーダ「マスター」

グラハム「む?どうした少尉」ズズ

マリーダ「本日はとても楽しい1日になりました。まずは、御礼を言わせてください」

グラハム「そう言ってもらえるなら、エスコートした甲斐があるというものだ」

グラハム「明日は軍上層部から何らかの発表があると聞いた。もしかしなくても、ガンダムに関する事柄である事は間違いあるまい」

グラハム「私の右腕として、活躍を期待しているぞマリーダ」

マリーダ「はっ!」ビシッ

グラハム「では、そろそろ戻るとするか」

マリーダ「あ、あの」

グラハム「?どうした少尉」

マリーダ「よろしければ……またいつか、ご一緒して頂けませんか?」

グラハム「…………」

グラハム「ふっ、考えておこう。近いうちにな」

マリーダ「! ……ありがとう、ございます」ニコ


ーMSWAD基地ー

ビリー「さてどういう事か説明して貰おうかグラハム」

グラハム「…………」正座

ビリー「バラバラに外出したはずの君達が二人一緒に街中で歩いていた(整備士・24歳男)という目撃情報の後」

ビリー「泣きじゃくるマリーダ少尉を誘導しながら、グラハム中尉が逃げるように道を歩いていた(22歳・オペレーター女)という目撃情報の間を」

ハワード「中尉! 中尉に限ってそんな……あぁ! 俺の口からはとても言えない!」

ダリル「俺は隊長を信じますぜ! 俺は……俺だけでもっ!」グスッ

ビリー「友情がこんな形で終わるなんてね……悲しいよグラハム」

グラハム(本当に、何故こうなった)


ーマリーダ自室ー

マリーダ「……」

マリーダ(あのタペストリーから感じた、とても暖かく優しい光……)

マリーダ「何だったのだろう、あれは」

マリーダ(また、見に行きたいものだ……)

マリーダ(マスター……)


ー太平洋上空・輸送機内部ー

ハワード『中尉、久しぶりにガンダムに逢えそうですな!』

グラハム「そうでなくては困る。随分と焦らされたからな」

ダリル『しかし、まさかアザディスタンに出兵とは……意外でしたな』

ビリー「軍上層部が議会に働きかけた結果だよ。人革に遅れを取るわけには行かないからね」

グラハム「世界の警察としての立場、最大限に発揮する場と見た」

マリーダ「国連大使、アレハンドロ・コーナー氏の提言もあったとの噂も有りますが……」

ビリー「彼は以前ユニオン軍に在籍していたし、少なからず関わっていたろうね。国連のアザディスタン支援を推進する側として、軍介入は当然とも言える結果だよ」

グラハム「だが……我々を派兵した思惑は一つだ」

グラハム「ガンダムとアザディスタン支援、どちらもこなしてこそだ。当てにさせてもらうぞ、フラッグファイター!」


ーアザディスタンー

アレハンドロ「やれやれ……どうやら私が手をさしのべたら、それを良いことに今度はユニオンへと手を伸ばしたか。アザディスタンの改革派は」

リボンズ「保守派の人間が広範に食い込んでいる現状、彼らは理解していないのでしょう」

アレハンドロ「変な噂もあるが、私はあくまでも監視者だ。その様に軍への干渉を行える立場ではないのというのに……今は、だがね」

リボンズ「アレハンドロ様の立場を知らない者達からすれば、そう見えてもおかしくはありません」

アレハンドロ「イオリア・シュヘンベルクの計画……ソレスタルビーイングの本懐を見守る監視者」

アレハンドロ「歯がゆいが、知られるわけにも行かないな」フッ

リボンズ「ガンダムマイスター達はよくやっていると思われますか?アレハンドロ様」

アレハンドロ「私からは何ともいえないな。監視者は干渉することなく見守るだけ……あくまでも客観的に、な」

アレハンドロ「計画の敵、【ビスト財団】の残党は七年前に消滅した……私の手引きでだ」

リボンズ「存じ上げております」

アレハンドロ「ふふ……その結果得た、他の監視者には無い私だけの切り札。せいぜい有効活用させてもらうさ……二番目の妹よ」


TO BE CONTINUED...



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