キョン「…ウツギ研究所?機関の施設か?」

2010年02月04日 00:22

キョン「…ウツギ研究所?機関の施設か?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 08:41:37.36 ID:fQF2efaPO

話し声が聞こえる。
「…しかし彼はどこから来たんだろうね?全く見かけない顔だし、僕の知り合いの息子とかでもないようだし」

…まったく、どこから来てどこへ行くのかなんて俺自身が知りたいよ。高校入学以来俺は凄いサイクロンに巻き込まれっぱなしだからな。…って、何で俺はベッドで寝ているんだ!?

ガバッ

「! おや、気が付いたかい?気分は大丈夫かな?」

目を向けると、白衣を着た青年が何やら書類らしきものを片手にこちらを見ていた。
…誰だ?いや、それよりここは何処だ?
辺りを見回しても俺が今いる空間は俺の部屋でもなければ文芸部室でもなく、昨年の冬に入院した機関の息がかかった病院でもない。ごく普通の部屋である。
強いて何かを見いだすならば、壁際の本棚に色とりどりのファイルやいつも長門が読んでいるようなサイズの分厚い本がずらっと並んでいることぐらいか。

「…あの、ここは何処ですか?」
「ああ、ここはワカバタウンのウツギ研究所さ。もっとも、研究室は下の階だけどね」

なんだなんだ、いきなり聞きなれない場所だぞ。ワカバタウンのウツギ研究所?何処だそれは。いや待て、研究所ってことは機関関連か?嫌だぜ、寝ている間に超能力者に改造されていたりしたら。

「ウツギ研究所?機関の施設ですか?」
「機関?何だいそれは?ここは特にこれといった組織には属していないよ。…ああ、自己紹介が遅れたね。僕はウツギといって、ここの所長をしているよ。君の名前は?」
「ああ、俺は…」


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2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 08:43:40.44 ID:FTh74YB7O
ナガトユキ

とびひざげり
かみつく
バリアー
じこさいせい


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 08:47:16.98 ID:FTh74YB7O
アサクラ

きりさく
とげキャノン
ニードルアーム
トリックルーム


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 08:58:48.18 ID:fQF2efaPO
話をしているうちに解ったことだが、ここは古泉に関係ないのは勿論、時間移動に関する研究をしているわけでもなさそうだし、このウツギさんがインターフェースということもなかった。
万が一と思ってキョンの名前を出したら本名よりそっちを気に入ってしまったらしく、また俺をこんな間抜けなニックネームで呼ぶ人間を一人増やしてしまった。やれやれ。

「ということは君はジョウト地方の人間ではないんだね?」
「ええ、そうです。(そんな地方聞いたこともないぞ)」
「僕も君の出身地は聞いたことがないな…ちょっと待って。…これに君の出身地は載ってないかな?」

博士は本棚から地図帳を取り出してきて、日本全土が載っているページを開いて俺に見せてきた。

「どれどれ…」

数分後

「ほ、本当にこれらの地名に見覚えがないのかい!?」
「はい…」

差し出された地図には、俺の住む都市どころか、初めて神人に出会った大都市さえも載っていなかった。この国の首都があるはずの場所にすら別の名前があるというから徹底している。
…つまり、俺は異世界に飛ばされたと考えていいだろう。ハルヒがこの場にいたらどうなっていたことやら。何せ今俺が対話を交わしている人物はハルヒが求める最後の人種だからな。

「ワカバタウンみたいな田舎町ならともかく、コガネやタマムシも知らないだなんて…君、記憶喪失とかじゃないのかい?」
「いえ、寧ろ別の可能性の方が強くなってきました。」
「その可能性とは?」
「こう言うと俺が嘘つきか電波に思われるかもしれませんが…俺はこことは異なる世界から来たんだと思います。」
「…なるほど、それは考えられるね。」
「…へっ?信じてくれるんですか?」
「勿論さ。僕も神話や伝承でしか聞いたことはないけど、この世界には時間を司るポケモン、空間を司るポケモンがいるという。
彼らの力が関連しているのなら、君の考えも決して荒唐無稽ではないよ。」
「ポケモン?」



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:13:46.39 ID:6gjhN4LsO
朝から面白そうなの発見

支援


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:18:56.69 ID:q6IMw0ZvO
支援ですよ


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:20:52.34 ID:ZSooRaWkO
興味がある


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:23:49.58 ID:00QkeswBO
支援!


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:26:30.80 ID:fQF2efaPO
「…そうか。異世界から来たのならポケモンも知らないはずだよね。この世界には普通の動植物の他にポケモンという別の種類の生物がいる。
僕らこの世界の人間は彼らと遊んだり、彼ら同士を戦わせたりと彼らと切っても切れない生活をしているんだ。そして僕の役目は人間と彼らとの繋がりに眠る謎を解き明かすこと。」
「なんだか俺のいた世界よりも随分ファンタジーな世界ですね…」
「はは、考えてみればそうだね。いつも第三者は自分達にとって当たり前のことを実はそうじゃないと気づかせてくれる。で、さっきの時間を司る存在がディアルガ、空間を司る存在がパルキア。
またこれは僕も殆ど知らないんだけど、この二体に対して第三の存在がいるという。名前は…ギラ、何とかだったかな?ごめん、忘れてしまったようだ。
それで、最後の君の世界での記憶を少し教えてくれないかな?僕には解らないかもしれないが、とても興味がひかれる。それに知り合いの研究者に聞いてみれば何かわかるかもしれないからね。」

あっちの世界の記憶、か…
確かあの日はいつも通りの団活で、ハルヒも何かを持ち込んできたりそのせいで朝比奈さんが涙目になったりもなく至って平和な学校生活だった。それで、五人で帰宅する途中…
帰宅中…そうだ、その時だ!
その時はハルヒと朝比奈さんが先頭を歩き、数メートル後ろを長門が読書をしながら歩き、その少し後ろを俺と古泉が他愛もない雑談をしながら歩いていたら、突然長門が立ち止まったのだ。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:34:11.46 ID:5YxIYVKUO
んで俺の嫁は出ますか?


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:38:57.88 ID:uS+lF8ayO
超期待


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:39:01.45 ID:acDv9p2IO
期待


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:55:14.15 ID:uS+lF8ayO
まだか


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:04:12.18 ID:6gjhN4LsO
そう急かすな、
彼は携帯だから気長に待とうじゃあないか


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:08:45.31 ID:fQF2efaPO
「? どうしました、長門さん?」
「…けん」
「え、何だって?」
「…危険」

その言葉を聞き取るか聞き取らないかのうちに、赤く染まった空に黒い斑点が現れ出した。

「! な、何よあれ!?」
「ふぇ?な、な、ななななな」
「長門さん!?」

それに対応するように、長門が手を上げた。指先から黄色に輝く波が周囲に放たれ、俺たちを包み込む。
次の瞬間、今や漆黒になっている空から青白く輝く何かが旋風のごとく俺たちに向かって降り注いできた。しかしそれは黄色のベールに吸収され、俺たちには届いていないようである。

「おい長門、一体何だこ」
「動かないで!」
「お、おう」

長門が大声を出す瞬間など初めて聞いた俺は自然と圧倒され、そのまま固まってしまった。


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:13:08.10 ID:/b/XTrBf0
支援。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:16:57.85 ID:XfpMBbELO
なんだこのデジャヴ


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:19:15.26 ID:fQF2efaPO
見れば長門は歯を食い縛り、俺だけが感じ取れるレベルだが焦りの色を浮かべている。普段無表情なこいつが焦るなんて相当やばい状況なんじゃないのか。
そんなことを考えている間にも青白い物体は流星雨のごとく降り注ぎ、大地を揺らす。

「な、長門さぁん…ぐすっ、こ、これいつ止むんですかぁ…」

朝比奈さんが半泣き、いや、八割泣きぐらいになっている。

「このままではシールドが保たない。」
「この状況でそんな台詞はやめろ!」
「一か八か、攻性情報を出力する。伏せて。」

その言葉が終わらないうちに長門の掌に橙色の光が集まり出した。一方青白い流星雨はさらに密度を増し俺たちに襲いかかる。

「何やってるのよバカキョン!死にたいの!?伏せなさい!」

慌てて俺が伏せた次の瞬間、長門の手から橙色のビームが空へ垂直に放出され――


「…視界がホワイトアウトして、俺は意識を失いそしてここに至ったわけです。」
「随分君の世界もファンタジーじゃないか。」
「まあ、あまり人のことは言えませんね。とはいえ俺には何の特殊な能力もありませんから…他の四人は色々妙な力があるみたいですけれど。」
「そうなんだ。だったら少しは安心できるのかな?」
「とんでもない。我が身以上に心配な副々団長がいますから。それで…これから俺はどうすれば?ディアルガやパルキアはどこにいるんですか?」
「そうだねえ…僕は情報を集めてみたいと思う。ディアルガやパルキアについてはシンオウ地方―ここからずっと北の地方に伝わる神話だからすぐ行ける場所じゃない。
とりあえずここを北西に行ったところにいるポケモン爺さんに話を聞いてみたらどうかな?運が良ければポケモン研究の権威、オーキド博士に出会えるかもしれない。」「解りました。では早速…」
「いや、手ぶらで行くのは危険だよ。野生ポケモンが飛び出してくるからね。ちょっとついてきてくれるかな。」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:51:55.85 ID:fQF2efaPO
俺は下の研究室に連れてこられた。ウツギ博士は手に何やら赤と白に彩られた球体を乗せている…とその球体から光と共に何かが飛び出してきた。

「うわっ」
「ほら、これがポケモンだよ。種族はチコリータ、植物のポケモンだ。」
「チコー」
「へえ、意外とかわいらしいですね。」
「はは、それはよかった。そうだ、ニックネームをつけたらどうだい?無理にとは言わないけど。」
「ニックネーム…?うーん…」

ニックネームか。それは親近感がわいていいかもな。頭に葉っぱがあるからそれに関連した名前がいいかな?…そうだ、北口駅の近くにあるイタリアンの店名って確か日本語にすると「緑」って意味だったな。それにしよう。

「…よし、ベルデ、おいで!」
「チコー?」
「ベルデか。いい名前だね。しかし初対面なのに割と好かれているなあ…実によかった。」
「チコー?」
「でもまだ本人は名前にまだ慣れていないみたいだね…まあそのうち慣れてくれるよ。」
「ところで野生ポケモンってどれくらい強いんですか?それ次第ではちょっと一匹じゃ心もとないのですが。」
「いや、ポケモンはちょっと事情があってこの一匹しか僕の手元にはないんだけど大して強くはないから安心していいよ。それにポケモンが傷ついたらいつでも戻ってきてそこの回復マシンを使ってね。
操作はこの球体―モンスターボールをマシンに乗せてそこのパソコンの『回復』をクリックすればできるから。」
「解りました。では、行ってきます。」
「あ、そうだ!これをあげよう!」

ウツギ博士はデスクの引き出しからモンスターボールを五個ほど取り出して俺に渡してくれた。

「何だ、こんなにいるんじゃないですか。」
「いや、そのモンスターボールは空っぽだよ。それを野生ポケモンに投げつけると野生ポケモンを捕獲できるんだ。」
「なら安心ですね。これだけの頭数があれば何とかなりそうです。」
「捕獲のコツはポケモンを出来るだけ弱らせること。眠りとか毒の状態にしても捕まえやすいみたいだよ。」
「了解です。じゃあ行ってきます。」
「気をつけてね!」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:54:06.64 ID:/b/XTrBf0
支援。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:57:44.52 ID:/1jfH/y4O
何これすげぇ面白い


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:59:10.09 ID:U6ntsrrX0
気体


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 11:08:03.16 ID:uS+lF8ayO
支援だ


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 11:34:13.64 ID:uS+lF8ayO
支援


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 11:47:59.29 ID:XfpMBbELO
とっとと書け太郎


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:08:49.86 ID:q6IMw0ZvO
けいおん!SSでははカントーだったな


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:14:06.17 ID:ZSooRaWkO
何という遅筆


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:30:02.01 ID:fQF2efaPO
「タウンって言う割には随分小規模だな…ここは町の外れなのか?」

研究所の回りには民家が数件と至って寂しい感じである。俺はまず西へと足を向けた。なるほどワカバタウンの西には草むらと林が入り交じっており、いかにも何か住んでいそうだ。

「草むらから飛び出してくるって言ってたな…ちょっと入ってみよう」ガサガサ
「チュンチュン!」
「お、早速出てきたか!ベルデ、体当たりだ!」

ベルデの体当たり!
ポッポの体当たり!
ベルデの体当たり!
ポッポの体当たり!
ベルデの体当たり!ポッポは倒れた!

「…あ、捕獲しとくんだった。忘れてた。…ベルデ、まだ大丈夫か?」
「チコー♪」
「大丈夫みたいだな。よし、もう少し北の方を探索してみようか。」

数分後

「あれ、何だこのゲートは?」

道路の北側に並ぶ木々の間に大きなゲートが鎮座している。もし関所みたいなものがこの世界にあるんだとしたら、異世界人の俺は相当きつい立場に立たされるだろうな。

「とりあえず入ってみるか。…すみません、このゲートは何のゲートなんですか?」
「やあ、こんにちは。このゲートは29番道路と46番道路を分けているゲートだよ。」
「そうですか。ということはやはり通行手形のようなものが必要なんですか?」
「いや、必要ないよ。そりゃあ不審人物を見かけたら職質ぐらいはするけれど、一般人の通行を妨害する要素はないから安心してね。」
「なるほど、ありがとうございます。」
「ああそれと、こっちから45番道路へは上ることはできないから気をつけてね。」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:54:08.70 ID:wcSvn60G0
>>1
さては貴様書きためしてないな?


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:03:28.00 ID:W74MzrRaO
チコリータしか余って無かったのか……


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:04:06.59 ID:fQF2efaPO
ゲートを抜けると、さっきまでの風景とはうってかわって山道になっていた。かなり高い段差が行く手を阻み、確かに上るのは無理そうだ。とりあえず一体ぐらい捕まえときたいよな…あ痛っ! ズデン
「チコー!」
「ああ、大丈夫だ。ありがとう。しかしなんだこの石…うわっ!動きやがった!」

どうやら俺が躓いたのは石ではなく石のポケモンだったようだ。顔さえなければ本当に石そっくりだ。

「よし、捕まえるぞ!ベルデ、体当たりだ!」

ベルデの体当たり!
イシツブテの丸くなる!
ベルデの体当たり!
イシツブテの体当たり!しかし攻撃は外れた!
ベルデの体当たり!
イシツブテの体当たり!

「よし、大分弱ってるな。…それっ!」

ポン コロコロコロ…カチ

「…お、捕まったか。さて、こいつにもニックネームをつけた方がいいよな…石、ストーン、スト、スト…うん、崇徳、すとくにしよう。すとく、宜しくな。」
「イシー…」

今の戦闘で大分ダメージを与えたためか、元気がなさそうだ。ひとまず研究所に舞い戻るかな。

「きゃあっ!」ドテン

そこの段差の裏からだ。俺と同じでイシツブテを踏んだのだろうか。一刻も早く草むらを出て帰りたいところだが今の声、聞き覚えがあるような…

「大丈夫ですか?」
「はい、だいじょ…!!!」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:06:55.45 ID:fQF2efaPO
>>27
>>29

いや、脳内ではまとまってるんだが授業受けつつ書いてるからこのスピードなんだ、申し訳ない


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:11:35.96 ID:wcSvn60G0
授業中www
夜立てろよww


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:13:56.99 ID:C1gu93/dO
いいから自習だ


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:16:48.62 ID:72qZScISO
規制解除後に神ssに出会えるなんて…

頼むから途中で投げ出さずに完結させてくれ支援


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:38:34.16 ID:fQF2efaPO
「あ、朝比奈さん!!」
「キョンくん!う、良かったぁ~~っ!」ワンワン
「俺も会えて何よりです。全員別の世界に飛ばされたんじゃないかと心配で心配で…」
「わ、わたしもです…ひぐっ、ひぐっ」

感動的な再開シーンから数分後、俺達は互いの状況を話していた。

「朝比奈さんは何処に飛ばされたんですか?」
「そこの洞穴の中です。気がついたら真っ暗で、何も見えなくて、何かの妙に高い鳴き声が聞こえたりして…本当に怖かった。」

朝比奈さんはそう言って自身を抱き締めた。恐怖が蘇ったのだろう。

「真っ暗でよく脱出できましたね。やはり手探りでですか?」
「いえ、手が何かに触れたので何かと思ったら生き物で…この子が出口まで案内してくれたんです。」

そう言って朝比奈さんは足元の生き物を抱き上げた。くそ、羨ましいポジションだな。
何だろうか、このポケモンは。何かの生物に似ていたりもしないし…いや、アレだ。空想の生物、ツチノコに似ている。違うのは外見がそれほど恐ろしげでない点と背中に羽が生えていることだろうか。

「それでこっちに降りようとしたわけですね。」
「はい、上には行けなかったのでこっちに行こうとしたら急に足元の石が動いて…」
「俺もそれで転びましたよ。それに石じゃなくて生き物です。ほら。」
「本当に石そっくりですね~。でもあまり元気がないみたいですよ?」
「ああ、そうだった。ポケモン達を休ませようと戻る途中でした。」
「ポケ…モン?」
「歩きながら説明します。ついてきてください。」
「わかりましたぁ。」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:41:16.38 ID:ydph6fJ+O
保守


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:44:22.04 ID:fQF2efaPO
>>33
今夜は予備校で忙しいから…


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:44:24.93 ID:SiRuL9gG0
チコリータ、イシツブテは金銀序盤の鉄板だが序盤からノコッチは渋過ぎるw

イトマルマダー?


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:46:28.38 ID:mRAtqdzq0
ノコッチを序盤で手に入れていかりTUEEEEEEしてた俺が通りますよ


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:48:06.75 ID:SiRuL9gG0
あ、ごめ。主人公ポケは~が鉄板てのは余りないな。

でもイシツブテとゴーズはガチ


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:50:22.57 ID:v85RZZRSO
序盤はメリープで無双した

リメイクだとハヤト前に手に入るのよね、メリープ


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:53:11.58 ID:SiRuL9gG0
イシツブテだけでも泣きたいはずなのにメリープとか、ハヤト…


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:09:57.73 ID:XSA5Qn5jO
つどろかけ


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:19:08.43 ID:fQF2efaPO
「ディアルガ?パルキア?聞いたことないです…」
「うん、まあ神話の類だしね。確実に存在するとも言えないし。」
「ところで朝比奈さん、この世界では未来と通信は無理ですよね?」
「はい…目が覚めた直後に試したんですが、全く駄目でした…」
「TPDDの使用は?」
「可能ですが、申請が出来ません…あ、待って。航時法の14条に確か
『この世界に繋がらない時空平面上に自分の意思によらずスリップした場合においてTPDD所持者の命が危なくなったときは無許可で使用できる』
ってありました。」
「つまりいざという時には使えるんですね?」
「はい。でも本当に『いざという時』ですよ?」
「了解です。」
「なるほど、キョン君が言っていた心配な人ってのはこの人なんだね。確かに時間移動なんてすごい能力だよ。セレビィと同じことができるんだから。」
「セレビィ?」
「ああ、これも伝説上のポケモンでね。時渡りが出来るそうだよ。ウバメの森の祠に宿るって言うけど勿論誰も見てはいないんだ。」
「ほぇ~」
「そう言えばそろそろポケモンたちも回復した頃じゃないかな。
さっきオーキド博士に電話をしたら今ちょうどポケモン爺さんの家にいるっていうから今いけば会えるはずだよ。詳しいことは僕から説明しておくから。」
「お願いします。」
「お世話になりましたぁ。」
「あ、そうだ、これを持っていきなよ。」

そう言ってウツギ博士は黒い電子辞書のようなものを渡してくれた。

「電子辞書…ですか?」
「うん、特にポケモンに関しては詳しく載ってるから解らないことはじゃんじゃん引いた方がいいよ。」
「何から何までありがとうございます。」
「どういたしまして。気をつけて。」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:43:35.08 ID:C1gu93/dO
しえ


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:29:32.32 ID:mlH9S99AO
しえない


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:38:46.46 ID:ByHP2GXT0
岩団子にそんな大層な名前付けるとたたられるぞw


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:43:56.61 ID:PwuCKKyt0
     (\ 
     //
   //
   \(_____
    \___  \_
         ( ^L^  \ くしえん
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            \ \\_/
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50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:59:30.15 ID:aG9Nme860
これは面白い

てか、携帯からって大変だなwww


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:05:43.44 ID:fQF2efaPO
異世界に飛ばされたとはいえ、朝比奈さんと二人きりで歩いているのだから自然と俺の心も晴れやかになる。そしてその気分はベルデとすとくにも伝わったようだ。
朝比奈さんのノコッチ―彼女は「ぱたぱた」と呼んでいる―にもその感情は伝わっているようで、俺たちの前を三体で何やら楽しそうに談笑しながら歩いている。
そうこうしているうちに俺達は29番道路を抜け、新たな都市に辿り着いていた。

「あんたたち、ヨシノシティは初めてかな?」
「あっ、はい。」
「わしの名前は…いや、この方が解りやすいじゃろう。わしは案内爺さんじゃ。」
「案内?」
「そう、案内。わしはこの町を初めて訪れた人々に無料でこのヨシノシティを案内しているのじゃよ。とりあえずついて来なさい。」スタスタ

「ふふ、親切な人で良かったですね。」
「ええ、いきなり追い剥ぎとかだったらなんて考えたくもないですからね。」

「ここがポケモンセンター。傷ついたポケモンを回復したりパソコンで通信したりできるんじゃ。」
「ここがフレンドリィショップ。ボールとか薬とか、色んなポケモングッズが手に入るんじゃ。」
「こっちは見ての通り海じゃ。波乗りという秘伝技があれば海を渡ることも出来るぞ。」
「…で、ここがわしの家じゃ。お前さんたち、旅をしているようじゃがローファーじゃ歩きにくいじゃろう。お嬢ちゃんにはこのランニングシューズをやろう。わしの脱ぎたてホカホカじゃよ。」
「ふぇっ!?あ、あ、あ、あの」

貴様、朝比奈さんになんつーセクハラかましやがる。谷口にも聞かせてやりたいくらいだ。

「はは、冗談じゃよ。だからそんな怖い顔して睨まないでおくれ。ちゃんと新品をあげるから入っといで。」

「ほれ、これで歩きやすいじゃろう。サイズは合っとるかな?」
「は、はい。ありがとうございます。」
「気にするでない。それではよい旅を!」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:15:52.27 ID:PwuCKKyt0
すとくを見ると笑ってしまう





私怨


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:22:53.51 ID:BcetzNDNO
探検隊曰く、セレビィの力はディアルガにはかなわないそうな


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:40:40.20 ID:fQF2efaPO
ショップで傷薬を数個購入しヨシノシティを後にした俺達は、ポケモン爺さんの家へ向かって歩を進めていた。

「なんだか暗くなってきましたね…早く着かないと真っ暗…それは嫌ですぅ…」
「俺も暗闇は嫌です。とにかく野生ポケモンとの戦闘は最小限にとどめて先を急ぎましょう。」
「はぁい。ぱたぱた!こっちだよ!」

しかし運が悪いことにこの道は草むらが多く野生ポケモンがわんさか出てくる。分かれ道の近くの民家で道を聞いたところによれば左側の道はきちんと整備されているそうだが、こっちは自然そのものだ。
お陰で到着したときには山の向こうに最後の日光が沈もうとしていた。

「ごめんくださーい!」コンコン
「やあ、君たちだね。ウツギ君から話は聞いているよ。本当に大変なことに巻き込まれたみたいだね…」
「不測の事態なんてもう慣れましたよ。向こうの世界では随分鍛えられましたから。」
「おっほ!来たのか。わしがオーキドじゃ。ポケモン爺さんから異空間がどうたらこうたらとか聞いたが、君たちが別の世界から来たんじゃな!」
「そうです。初めまして。」
「はじめましてぇ。」
「よし、人数が揃ったところで話を始めよう。ワカバタウンからはるばる来たんなら、喉も渇いてるだろう?コーヒーを淹れてあるから飲みなさい。」
「ありがとうございます。」

朝比奈さんが淹れてくださるお茶の味が天下に比するものなしなのは自明の理だが、このコーヒーも悪くなかった。やっぱり遠路をはるばる来たから体が水分を欲しているんだな。

「ウツギ君の話によると、君たちの時空転移にはディアルガやパルキアが関わっていそうだということは聞いたかな?」
「はい、聞きました。それで、そのシンオウ地方にはどうやったら行けるのですか?」
「アサギ港から船が出ている。しかしあの船はごく一部の人間―オーキド博士やリーグチャンピオンぐらいしかチケットを持っていないんじゃよ。」
「じゃあ、俺達が手に入れるにはどうすれば?」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:08:56.92 ID:b1BuA0JGO
バイト先から支援


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:11:52.47 ID:fQF2efaPO
「さっきも言うたように、リーグチャンピオンなら他の地方にも船で自由に移動できる。じゃからこの地方のジムリーダー八人を倒しポケモンリーグに挑戦するのが一番手っ取り早いじゃろう。」
「なんだか大変そう…」
「勿論じゃ。滅多なことではあの船には乗れないんじゃよ。勿論わしもチケットを手配できるように努力はするが、望みは薄い。突然巻き込まれたのに冷淡なようだが、それぐらいしか方法がないでな。」
「解りました。それで、八つのジムはどこにあるんです?」
「ほら、この地図を見なさい。わしとしてはこのキキョウジムから順にヒワダ、コガネ、エンジュ、タンバ、アサギ、チョウジ、フスベと回っていくのが良かろう。
今日は夜も更けてきたことだし、今夜はここに泊まって明日からジム戦に向けてポケモンをトレーニングするのがよかろう。31番道路にはポケモントレーナーもいるから手頃な練習相手になってくれるはずじゃ。」
「そうですね。ではお言葉に甘えて今夜はお世話になります。」

―深夜

「キョンくん、まだ起きてますか?」
「どうしました、朝比奈さん?」

俺たち二人はポケモン爺さんがリビングに敷いてくれた二枚のマットレスにそれぞれ寝ている。

「この世界に来て思ったんですが、わたし、今結構ワクワクしてるんですよ。初めて過去に飛んだときみたいに。」
「俺も今はかなり気分が高揚してます。去年気づかされたことですが、やはり俺はこういう非日常が楽しくて仕方がないんですよ。」
「ふふ、解ります。その気持ち。でもだからこそ絶対にもとの世界に帰らなきゃって気分になるんですよね。おやすみ。」
「俺も同じです。来るもんなら来てみやがれって、ね。おやすみなさい。」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:14:04.59 ID:OqNUi9keO
オーキドは関西人か


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:14:37.26 ID:fQF2efaPO
そろそろ予備校の授業が始まるんで、俺のSSを面白いと思っていただけたら保守お願いします。19:30頃に休み時間がありますが、本格的な再開は22:00以降になりそうです。


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:29:58.35 ID:gc2gdNFCi



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:07:11.79 ID:kE415TStO
やあ


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:32:45.71 ID:ma9Lh5HKO
北いあげ


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:46:54.81 ID:6gjhN4LsO
時間までnewマリWiiやっとる&☆ゅ


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:58:50.97 ID:ARbPaXO+O
赤緑しか知らんけど保守


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:15:03.66 ID:OqNUi9keO
ほしゅ


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:35:29.83 ID:HVvMuw6Z0



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:06:59.60 ID:6jJkjC830
保守


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:12:06.50 ID:gMuEtMPfi



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:31:26.45 ID:SiRuL9gG0
ホスタイル


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:58:26.19 ID:fM3pexRu0
保守


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:01:46.18 ID:QXOVB9+Li
ほす


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:08:43.48 ID:G9+/kQH8O
俺も二月の中頃ぐらいに、この前書いたハルヒ×ポケモンのSSを推敲したやつ+αいっきに投下するよ
その時はよろしく


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:21:12.49 ID:6jJkjC830
>>71
楽しみにしてるぜ


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:54:49.00 ID:QXOVB9+Li
ほしゅ


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:05:42.50 ID:fQF2efaPO
お待たせしました


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:08:55.80 ID:/g8a+08AO
来たか


76 :代議士 ◆aWfrM7UWWY :2010/01/28(木) 22:09:41.13 ID:6n1KZ+oPO
>>4
よく考えたらマトモな名前が少ないもんな キョンがありえそうな名前にみえる

あとキョンの住んでる所はアサギの地域なのかな?


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:15:29.23 ID:v85RZZRSO
まだー


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:16:23.32 ID:6n1KZ+oPO
>>57
静岡人じゃなかった?


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:16:47.44 ID:xCV94CuCO
wktk


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:25:46.96 ID:v85RZZRSO
あ…れ…?


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:38:49.85 ID:RK66e+2jO
まだかい?


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:43:00.36 ID:/g8a+08AO
書き貯め中?


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:43:59.00 ID:fQF2efaPO
翌朝、俺達はポケモン爺さんの家を後にした。

「どうも、お世話になりました。」
「こっちこそ何も協力できることがなくてすまんかったなぁ。…道は解るな?ここを南下して三叉路に出たら北上だ。」
「大丈夫です。では…」

「ふぅ、戻ってきましたね。でも先の道のりがどれだけあるか解りませんから、慎重にいきましょうね、キョンくん。」
「ちょっとちょっと!トレーナーの癖に素通りはないだろ!」

振り向くと草むらにTシャツに短パンという出で立ちの少年が立っていた。


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:49:06.00 ID:xCV94CuCO
でたwww


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:51:18.84 ID:kE4NTykD0
wktk


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:56:38.33 ID:fQF2efaPO
「何だ?何の理由で俺たちを止める?」
「決まってんだろ!トレーナー同士なら答えはひとつ!ポケモンバトルだ!いくぞ、コラッタ!」

そういうと少年は道中でも何度か見かけたネズミを繰り出してきた。

「ツチー!」
「ほぇっ?ぱたぱた、もしかして戦いたいの?」
「ツチツチー」
「いけ!コラッタ、体当たり!」ドカッ
「え、あ、ぱたぱた!頭突きでしゅっ」

慌てる姿も盛大に噛むのも実に愛らしい。嗚呼、マイエンジェル。

「ツチーッ!」ドゴッ

コラッタは倒れた!

「そんな!鍛えた俺のコラッタが一撃で倒されるなんて…ちぇっ、ほら賞金だ。」
「し、賞金ですかぁ?」
「知ってるだろ、負けたら賞金払うのは立派なルールなんだから。」
「は、はぁ。」

ポケモン爺さんの言う通り、確かにこの道路には少年トレーナーが多かった。確かにいい相手だな。特に強くもないから負ける心配もないし。…と、探索を続ける俺たちの前に、真っ暗な穴がぽっかりと口を開けていた。

「あっ!ここ、多分わたしが飛ばされてきた洞穴です!」
「なるほど、確かに真っ暗ですね。俺もちょっと探索するのは気が進まないです。とりあえずここの探索はあとで考えるとして、今は先に進みましょう。キキョウシティまであと少しですよ。」
「そ、そうしましょう。わたしも何だかまた怖くなってきちゃって…」

相当なトラウマでもあったのだろうか。俺も内心怖いので聞かないことにしておこう。ゲートを抜けて、俺達はキキョウシティに踏み込んだ。


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:23:31.40 ID:OqNUi9keO
支援


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:28:56.41 ID:kE4NTykD0
ハヤト死亡のお知らせ


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:29:17.34 ID:W4gcY4oAO
まだー?


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:38:59.37 ID:fQF2efaPO
改行の調整で時間食うことがあるからそのときは容赦してくれ


町に足を踏み入れた俺たちを最初に迎え入れたのはなんと言うか、やっぱりポケモンセンターだった。しかもヨシノシティとは違って、塗装がエンジ色である。
聞くところによれば、古都であるキキョウシティの風景を壊さないための配慮だとか。そういえば中学時代に修学旅行で行った古都のファーストフード店もこんな色調だったな。

「おまちどおさま。ポケモンはみんな元気になりましたよ。」
「あ、ありがとうございますぅ。」
「またのご利用をお待ちしています。」

「…さて、これからどうします?」
「うーん。じっとしていてもしょうがないですからね。とりあえず市内を回って情報を集めましょう。」
「わかりましたぁ。」
「おーや君たち、情報が欲しいのかい?そういうことならワタシにお任せ!」
「ひぇっ!?」
「うわっ!変なの出てきた!」
「変なのとは失敬な。ワタシはキキョウポケモン塾の塾長、ジョバンニだ!旅人のトレーナーたち、丁度いい。ついてきなさい。」
「は、はぁ…」

ヨシノの案内爺さんと違ってこちらは見るからに怪しい…曲がり角で曲がる度になんかぐるぐる回ってるし。朝比奈さんが若干怯えてるじゃないか。塾の生徒の精神が疑われるな。

「はい、ここがワタシの塾!さあさあ遠慮せず入りたまえ!」
「し、失礼しま~す。」

建物の内部は幾つかの教室に分かれ、中では十歳くらいの少年少女が授業を受けていた。

「さて、何についての情報が欲しいのかな?ポケモンの事なら何でも聞いてくれたまえ!」
「いえ、ポケモンの事はこれのお陰で大分解りました。」
「なにっ!?何故その電子手帳を!?それは一部の研究者しか持っていないハイクオリティ物なのに…」
「実は縁あってウツギ博士に頂いたんですよ。えらくあっさりくれたのにそんな高級なものだったとは…」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:51:36.46 ID:1FfWdg830



92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:10:33.60 ID:vPCGVp+FO
「ふーむ。では私が教えることはあまり無さそうだな。この町に来た目的は何かあるのかね?」
「はい、キキョウジムに挑戦しようと思い立ちまして。」
「おお!いい意気だ。それなら私も教えられることがありそうだ。ちょうど中庭でポケモンバトルの授業をやっているはずだからね。こっちに来なさい。」

案内された中庭には十数人の子供たちが集まり、中庭中央に描かれたコートでまさにポケモンバトルが繰り広げられていた。

「いけ!マダツボミ、蔓の鞭だ!」ビシッ
「ああっ!戻れ、トランセル…」

決着がついたらしい。

「あら、塾長!散歩にしては随分と早いようですが…そちらの二人は?ここの生徒ではないようですけれど。」
「ああ、彼らは旅のトレーナーでね。キキョウジムに挑戦しに来たらしいんだ。」
「え!挑戦!?」
「ハヤトさんに勝ちに来たの!?」
「ねぇ、ジョバンニ先生!その人たち強いの!?」

「ジムに挑戦」というフレーズに反応したのか、それまで大人しくしていた子供たちがわらわらと寄ってきた。

「強いかどうかは今から判断しようじゃないか。今から飛び入りで練習試合をしよう。いいかな?」
「ええ、勿論です。腕試しにもなりますし。」
「やったー!お兄さん、まず僕とやろう?」
「待てよ。いつまで経っても進化しないお前のトランセルが相手になるわけないだろ?ここはクラス一強い俺が相手にならなくちゃ。」
「な、何だとぅ!そこまで大口叩いて負けたら後で覚えてなよ!」
「ははっ、何いってんのさ。じゃあお兄さん、お願いします。」
「解った。そこのコートに移動すればいいんだな?」
「そうです。絶対に負けませんからね!」
「まあそうむきになるなって。気楽にいこうぜ。」
「キョンくん、頑張ってくださいね。応援してますから。」
「ありがとうございます。あなたの応援があれば百人力ですよ。」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:32:01.78 ID:uhlblqRXO
頑張って!


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:32:34.98 ID:ZM+hX1TW0
期待


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:33:36.38 ID:703n7o3zO



96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:46:54.02 ID:vPCGVp+FO
「二人とも準備はいいかな?それでは、始めっ!」
「行け、すとく!」
「いけぇっ!オニスズメ!」
「すとく、体当たりだ!」
「オニスズメ、かわせ!」ササッ
「く…やはり鳥は素早いな…」
「今だ!オニスズメ、乱れ突き!」
「すとく、丸くなる!」
「オニスズメ、そのまま攻め続けろ!」カツンカツン
「怯むな、すとく、体当たり!」
「かわせ!」
「すとく、後ろだ!体当た…おいすとく、何やってるんだ?」

すとくは体当たりの勢いのまま体を回転させ、コートに激しく体を擦り付けている。まるで体を磨いているみたいだ。

「ほう…ロックカットか。」
「ロックカット?」

急いで電子辞書を引いてみると、そこにはこう載っていた。

「『ロックカット』―体を磨いて空気抵抗を減らすことにより、自身の素早さを大きく上げる変化技。主に岩タイプのポケモンが使用する。」
「よし、これで対抗できる!すとく、体当たりだ!」ドカッ
「くそ!オニスズメ、乱れ突きだ!」
「すとく、右にかわせ!」サッ
「な!?全く当てられない!」
「今だ、すとく!体当たり!」ドカッ
「チュ~ン…」

オニスズメは倒れた!


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:47:39.49 ID:482vKiVxO
ほしゅ///


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:54:51.32 ID:iwEWm4wZO
ロックカットそうやんのかw


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:56:45.24 ID:vPCGVp+FO
「俺の負けか…練習試合だし賞金は出したりしないよ?」
「いいよ、別に。それよりだ、市内にここの他にいいトレーニング場所を誰か知らないか?」
「うん、あるよ!ここを北に行ったところにある三重塔―マダツボミの塔って言うんだけど、お坊さんたちがいっぱい修行してるんだ。
しかも最上階にいる長老様に勝てば素晴らしい技マシンをくれるって聞いたよ!」
「なるほど、ありがとう。是非行ってみる。」
「あ、でも夜は気を付けてね。オバケが出るらしいから…」
「オ、オバケぇ~!?」ガタガタ
「うん、しかもポケモンを戦わせてみるとノーマルタイプや地面タイプの技は全く効かないらしいんだ。
肝試しとか言ってあえて夜に登るトレーナーもいるみたいだけど、とにかく気を付けた方がいいよ。」
「解った。忠告ありがとうな。」

ジョバンニ塾長に別れを告げた俺達は、再び市内探索を開始した。

「俺としては敢えて夜に登って噂の真偽を確かめたいんですが…朝比奈さんはどうしたいですか?」
「やっぱりちょっと怖いです…けどキョンくんもいますし、中にはお坊さんがいっぱいいるんでしょう?いざとなったら助けを呼べるんじゃないでしょうか?」
「そうでしたね。俺も人がいるならそんな悪霊が蔓延っていたりはしないと思います。」

結局、午後九時までに得られた情報はここから西の36番道路でおかしな木が道をふさいで通れないこと、町の南に古代の遺跡があることぐらいだった。
まあ期待はしていなかったし、そんな簡単に事態が解決するわけがないと俺の経験も言っている。


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 01:19:26.06 ID:vPCGVp+FO
「時間は午後九時、完璧に夜です。それでは朝比奈さん、入りますよ?」
「は、はい。」

ギィ…
入ってみるとすぐに、フロア中央の揺れる柱と何人かの僧侶が目に映った。

「おや、あなた方も光の技を求めてやってきたのですか?」
「光の技?何ですか、それは?」
「はい、この塔の最上階に見事登り詰め、長老と勝負で勝ったものには光の技を伝授しております。あなた方はそれが目的ではないのですか。」
「いえ、俺達はただの旅人ですよ。この塔に夜な夜な幽霊が出ると聞いたのでやってきたのですが…」
「ああ、そちらでしたか。彼らは幽霊ではなく、ゴースというポケモンです。もっとも、あながち幽霊という表現でも間違ってはいないと思いますが。」
「なるほど、ポケモンだったんですか。それなら是非とも捕まえておきたいですね。」
「噂にはなっていると思いますが、彼らはなかなかに厄介なポケモンです。戦うなら油断はなりませんぞ。」
「ええ、そう聞いています。」

梯子を登って二階へ上がると、一階とはうってかわって何やら何かがいそうな雰囲気を醸し出している。

「キョンくぅん…何か空気が変じゃないですかぁ…?」
「ええ、俺も感じます。絶対に離れないでください。」
「はい…ひぇっ!」
「!? どうしました?」
「今何かが後ろを掠めたような…」

慌てて振り返ると、一瞬だけだが紫色の何かが壁の中に潜り込んでいったのが見えた。今のがゴースか…?

「キ、キョンくん!上!上!」
「えっ?」

言われて上を見上げると、ガスの塊みたいなポケモンが、チェシャ猫のような笑いを浮かべながら俺達を見下ろしていた。


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 01:20:49.07 ID:39xAs7HbO
支援


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 01:34:03.11 ID:w/ig1zvY0
おもしろい!


103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 01:38:40.09 ID:c4Pxhc8Z0
これめっちゃ長くなるだろwwwwww

がんばって!!


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 01:59:04.41 ID:w/ig1zvY0
おもしろい、だが……眠い。


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 02:00:30.27 ID:vPCGVp+FO
「あれか…よし、検証してみるか。すとく、体当たり!」

すとくの体当たり!ゴースには効果がないみたいだ…
ゴースの催眠術!すとくは眠ってしまった!

「噂は真実か…戻れ、すとく。行け、ベルデ!」
「チコー!」

ベルデの葉っぱカッター!
ゴースの舌でなめる!ベルデは麻痺して動きにくくなった!

「う、まずいな…」
「ぱたぱた、蛇睨みです!」

ぱたぱたの蛇睨み!ゴースは麻痺して動きにくくなった!

「朝比奈さんナイスフォローです!…それっ!」

ポン コロコロコロ…カチッ
やったー!ゴースを捕まえたぞ!

「ふぅ…何とか捕まえたか。早速ニックネームを考えないと…うーん、」
「幽霊ってことですから、ファントムなんてどうですか?」
「あ、それいいですね。よし、お前の名前はファントムだ。」
「ひとまず一旦戻りませんか?キョンくんのポケモンたちみんな状態異常だし…それに一体捕まえればもう十分でしょう?今日はポケセンで休んでまた明日登りましょう。」
「俺もそれに賛成です。と言うのもやっぱり一日中歩き回ったせいで疲れて眠い…」翌朝、いや、昼だな。相当疲れてたからか、起きたのは正午になろうとしていたから。とにかく俺達は再びマダツボミの塔を登り始めた。

「マダツボミの塔を登るトレーナーよ。まずは拙僧がお相手いたす。行け、マダツボミ!」
「出てきて、ぱたぱた!」


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 02:44:32.69 ID:lVfhZLTzO



107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 03:19:03.45 ID:UH+yibMmO
ねるほ


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 03:35:18.81 ID:gFpBxtVK0
支援


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 04:38:13.74 ID:us9Xy4mLi



110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 05:19:24.47 ID:D+YhGEYoi



111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 06:05:34.69 ID:xR7vKtHKO
突っ込んじゃいけないかもしんないけどゴースにへびにらみって効かないんじゃね?


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 07:09:21.11 ID:iwEWm4wZO
ほす


113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 07:15:09.10 ID:eNVWApQ+0
>>111
最近は効く


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 07:16:34.60 ID:00azQTT7O
ちゃんと辻褄があってるから凄い


115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 07:45:59.85 ID:vPCGVp+FO
どうにか最上階まで来たものの、僧侶たちが使用するポケモンがマダツボミばっかりだったのですとくが全く活躍できなかった。ベルデも主力の技があまり効かず苦戦を強いられた。

「ほっほっほ、よくぞここまで登り詰めましたね。私がこの塔の長老です。」
「ではあなたに勝てば…」
「そう、この『フラッシュ』を進呈しましょう。それでは、準備はよろしいか?…ゆけっ、マダツボミ!」
「行け、ファントム!」

ファントムの催眠術!マダツボミは眠ってしまった!
マダツボミはぐうぐう眠っている
ファントムのナイトヘッド!
マダツボミはぐうぐう眠っている
ファントムのナイトヘッド!マダツボミは倒れた!

「行け、マダツボミ!」

ファントムの催眠術!しかし攻撃は外れた!
マダツボミの蔓の鞭!
ファントムの催眠術!マダツボミは眠ってしまった!
マダツボミはぐうぐう眠っている
ファントムのナイトヘッド!
マダツボミはぐうぐう眠っている
ファントムのナイトヘッド!マダツボミは倒れた!

「ほほう!なかなかやりますな。だがこいつはそう簡単にはゆかんぞ。行け、ホーホー!」


116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 07:47:53.90 ID:lVfhZLTzO
>>115
おはよう


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 07:48:30.24 ID:rNJxyse4O
おはよう!!!

支援


118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 08:07:56.72 ID:vPCGVp+FO
ファントムの催眠術!ホーホーは不眠で眠くならない!
ホーホーの催眠術!ファントムは眠ってしまった!
ファントムはぐうぐう眠っている
ホーホーの見破る!ファントムは正体を見破られた!

「ファントム、戻れ!行け、すとく!」

ホーホーのつつく!
すとくの丸くなる!
ホーホーの催眠術!すとくは眠ってしまった!
すとくはぐうぐう眠っている
ホーホーの見破る!
すとくはぐうぐう眠っている
ホーホーのつつく!
すとくは目を覚ました!すとくの岩落とし!効果は抜群だ!ホーホーは倒れた!

「おめでとう、そなたは確かに将来あるトレーナーじゃ。よってこれを進呈しよう。『フラッシュ』の技マシンじゃ。それを使えば真っ暗な場所も明るく照らすことができる。」
「と言うことは暗闇の洞穴も…」
「そうじゃ。フラッシュがあれば支障なく内部を探索できる。」
「ありがとうございます!」
「ほっほ。では道中、気を付けてな。」
「さようならぁ。」

―ポケモンセンター内

「キョンくん、出発したらすぐ暗闇の洞穴を探索するんですか?」
「そうですね。それもいいですが先に36番道路に行っておかしな木とやらを拝んでおきたいです。行き止まりならそう迷うこともないでしょうし。」


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 08:10:01.41 ID:FvUCst8iO
支援


120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 08:11:25.86 ID:iwEWm4wZO
しえ


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 08:19:48.40 ID:1MV2D10XO
これは大腸片?


122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 08:32:30.89 ID:Yl0fJBjU0
支援


123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 08:44:50.21 ID:vPCGVp+FO
「…すみません、この先におかしな木が道をふさいでいると聞いたのですが。」
「おお、お主もそれを聞いてやって来たたちか。それならこの先をまっすぐ行ったところに立っておる。」
「ありがとうございます。」

「…これのことか。なるほど、変だ。」

目の前の木は確かに周囲の木と比べると葉っぱが少なかったりとそれだけで目立つ。それだけならまだしも、時折明らかに身じろぎしているのだ。

「キョンくん、あのぉ…」
「? どうしました?」
「思ったんですけど、これ、木のポケモンなんじゃないですかぁ?」
「なるほど、それは思い付きませんでした。木ってことは草タイプだからベルデやすとくじゃ相性が良くないな…じゃあ朝比奈さん、ちょっとぱたぱたに攻撃させてくれませんか?」
「はい、わかりましたぁ。ぱたぱた、頭突きです!」
「ツチー!」ガツン
「ツチー…」ズキズキ
「全然効いてないみたいです…」
「おかしいですね…?ポケモンじゃないのでしょうか?」
「わたしにも解りません…」
「とりあえず一旦引き返しましょう。地図によれば南側からヒワダタウン経由でここに回り込めるみたいですから。」
「わかりましたぁ。」

「どうだった?変な木だったろう?」
「ええ、確かに。攻撃してみてもなんの反応もありませんでしたし、ポケモンでもないみたいです。」
「そうなんだよ。まったく、石ころなら粉々にして見せるのだが木ではどうにもならん…」
「石ころを…粉々?」
「ああ、この秘伝技『岩砕き』を使うんだ。そうだ!わしのポケモンはもう覚えているから、これをあげよう!」
「いいんですか!?」
「ああ、いいとも。ただし使うにはキキョウのジムバッジが必要だがな」


124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 09:39:21.37 ID:X70ZotWVO
支援


125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 09:53:38.75 ID:RP9oaBneO
「石ころを…粉々?」






すとく「」


126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 10:33:32.76 ID:BW59BvHbO



127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 10:48:14.97 ID:+zEqG2CXO
四天王にはエスパー使いのイツキ…


128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 11:16:53.25 ID:q/48uAjA0
何となく保守


129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 11:34:06.86 ID:uCFFW3z2O
長くなりそうだな


130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:18:13.89 ID:vPCGVp+FO
秘伝マシン06を手にいれた俺達は、キキョウジムの前に立っていた。暗闇の洞穴に邪魔な石がある可能性を考慮し、先にジムバッジを獲得することにしたのだ。

「おーっす、未来のチャンピオン!」
「うわっ!」
「ここのジムリーダー、ハヤトは飛行タイプの使い手だ!だから草や虫ポケモンは分が悪い。逆に岩や電気は相性がいいぞ!じゃ、気張ってこー!」
「は、はあ。」

建物の中央部になにやら円形の台がある以外に、特に何も見当たらない。ジムリーダーは何処だ?

「おかしいな、誰もいないのか…?おわっ!」

円形の台に乗った途端、台が急上昇を始めた。どこに飛ばされるのかと思いきや、上がった先にはジムトレーナーと、一番奥にハヤトが立っていた。

「よお、挑戦者!まずは俺が相手だ!行け、オニスズメ!」
「行け、すとく!」


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:31:53.12 ID:vPCGVp+FO
入り口の男の言った通り、ジムトレーナー達は俺のすとくの前では手も足も出ないようだった。この分ならジムリーダーも大して苦労はしないかな。

「俺はキキョウジムリーダーのハヤト!大空を舞う鳥たちの実力はジョウトでは俺が一番知っている。」
「よろしくお願いします。」
「それではこれより、キキョウジムリーター戦を行います。ルールはシングル2on2、始めっ!」
「ゆけ、ポッポ!」
「行けっ、すとく!」

ポッポの砂かけ!
すとくのロックカット!
すとくの岩落とし!しかし攻撃は外れた!ポッポの砂かけ!
すとくの丸くなる!
ポッポの体当たり!
すとくの岩落とし!効果は抜群だ!ポッポは倒れた!

「くっ…戻れ、ポッポ!出番だ、ピジョン!」
「すとく、ここは一旦下がれ。…行け、ファントム!」


132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:44:08.24 ID:Hep5aZAhi
保守


133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:44:45.03 ID:vPCGVp+FO
ファントムの催眠術!しかし攻撃は外れた!
ピジョンの砂かけ!
ファントムの恨み!ピジョンは砂かけが出せない!

「ご苦労、ファントム。行けっ、すとく!」

ピジョンの風起こし!
すとくの岩落とし!効果は抜群だ!
ピジョンの羽休め!
すとくの岩落とし!
ピジョンの風起こし!
すとくのロックカット!
すとくの岩落とし!効果は抜群だ!ピジョンは倒れた!

「ゲームセット!挑戦者の勝利!」
「負けたよ…もっと己を鍛え直さないと…それと、受け取ってくれ。ポケモンリーグ公認、ウイングバッジだ。また、所持していれば秘伝技の『岩砕き』を使えるようになる。」
「やったね、キョンくん!」
「ええ、朝比奈さんの応援のお陰ですよ。」
「あと、これも持っていってくれ。技マシン51『羽休め』だ。地面に降りて体を休めることにより体力を回復する。但し、技マシンは使いきりだからそこは気を付けてくれ。」
「確かに受けとりました。」
「この先、まだまだ俺より強いジムリーダーが沢山いる。挫けずに頑張るんだよ。」「勿論です。」


134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:48:14.82 ID:7FEBiOxp0
恨みはPP削る技だが……細かいことはいいか


135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:05:28.29 ID:1MV2D10XO
細かい戦闘描写は不要と思うお
パートスレ化しないようにね

しえn


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:07:17.12 ID:2scuWnkE0
しえん

そういやパー速はSSダメになったんだよな


137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:09:16.34 ID:1MV2D10XO
細かい戦闘描写は不要と思うお
パートスレ化しないようにね

しえん


138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:11:20.98 ID:00azQTT7O
十  ノ
又 才ツ
   友



139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:13:43.68 ID:vPCGVp+FO
>>134
描写しにくいからポケダン仕様にした


「技マシン、か…とりあえずフラッシュと岩砕きは覚えさせないとな。よし、ベルデ、すとく、ちょっと来てくれ。」
「チコー」
「イシー」

カチッ シュイイイイン
ベルデはフラッシュを覚えた!
カチッ シュイイイイン
すとくは岩砕きを覚えた!

「あの、キョンくん…この子に羽休めを覚えさせてもいいですか?」
「そうですね。ポケセンや道具に頼らず体力を回復できるのは便利ですし、むしろ覚えさせるべきかもしれません。」
「ありがとう。」

カチッ シュイイイイン
ぱたぱたは羽休めを覚えた!

「では、行きましょうか。暗闇の洞穴に。」

「確かに何も見えないな。ベルデ、フラッシュだ!」

シュパアアアッ




140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:14:00.84 ID:J+lFF5my0
スレタイに惹かれて


141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:21:07.68 ID:703n7o3zO



142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:33:24.74 ID:QkHstCCL0
>>136
>■スレッドを立てる前に
>
>・既に同じスレッドが存在しないか一通り確認してください。
>・スレッドタイトルはできるだけわかりやすくしてください。
>・>>1には初めてスレッドを訪れた人でも話が追いつけるようなテンプレ作りを心がけてください。
>例)スレッドの趣旨・スレッドの経緯・過去ログのURL(前スレのURLとか)・まとめサイト等のURL
>・SS、やる夫系は製作速報VIP板で、実況はなんでも実況板で。
>パー速のスレッド数が多すぎるので、ご協力をお願いします。

ほんとだ、しらんかった
まあ立てる場所は用意されてるんだね>製作速報VIP板



143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:42:08.07 ID:Pe0lzCPvO
よく見るとあまり面白くないな…


144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:43:10.93 ID:vPCGVp+FO
「あっ、またあの声が…」
「声?この高い音って鳴き声なんですか?」
「ええ、多分…あ、あのポケモンが出してるんですよ!」
「本当だ!」
「キィーッ」
「うるさい!こっち来るな!ファントム、あいつを倒せ!」
「ゴー!」

ファントムのナイトヘッド!ズバットは倒れた!

岩砕きで邪魔な岩を砕きつつ奥へ進むと、今まで砕いてきた岩よりかなり大きな岩が立ちふさがっていた。

「これ、砕けるのか…?」
「イシー!」ガツン
「駄目か…。仕方がない、引き返しましょう。朝比奈さん。」
「そうですか…仕方ないですよね。」

キキョウシティを抜け、32番道路に足を踏み入れると道の脇に今やお馴染みとなったゲートが建っていた。

「地図によればこの向こうがアルフの遺跡ですね。ちょっと寄っていきましょうか?」
「あ、はぁい。」

「やあ、こんにちは。アルフの遺跡は初めてかな?」
「はい、そうです。」
「じゃあ簡単に説明しよう。この大きなのが大広間。壁面一杯に古代文字が刻まれていて、現在解読中だよ。
で、この三つが石板の小部屋。ただしここから行けるのはこの小部屋だけなんだ。石板というのは絵が描かれた石の欠片で、パズルみたいに動かせるんだけどこれに何の意味があるのかは不明。他には何かあるかな?」
「いえ、大丈夫です。」
「そうかい。じゃあ気をつけて。」

まず俺達は大広間に向かった。梯子を降りると、確かに壁には文字が刻まれている。所々刻まれた文字が黒くなっているのは何だろうか?


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:31:53.69 ID:w/ig1zvY0
>>143
確かにね…、つーか長杉


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:06:19.71 ID:00azQTT7O
俺は面白いぞ?








頭悪いと面白いのか(´・ω・`)


147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:30:45.11 ID:vPCGVp+FO
「何も…ありませんねぇ。」
「ええ、俺も何かの気配は感じるんですが。」
「このままいても何もなさそうですし。小部屋の方に行ってみませんか?わたし、パズルは割と得意なんですよ。」

小部屋に入った俺が初めに気づいたことは、石板の前の床に大穴が開いて石板に近寄れないということだった。

「すみません、どうやって石板を動かせば…?」
「それが、先程十歳くらいの男の子があれを完成させた途端にあそこの床が外れて…」
「えっ、ではもう石板は…」
「はい、動かせないです。」
「だそうですよ、朝比奈さ…ん?」

朝比奈さんが俺、いやその向こうの壁を見つめていた。つられて俺も振り返ると、奥の柱にさっきの大広間にあったような古代文字が刻まれているのが見えた。さっきのとは違い、ほんの七文字しかない。

「さっきも思ったんですが、なんだかアルファベットみたいですねぇ。」
「うーん、確かにそう見ようとすれば見えなくもないですね。これがAで、N、A、N、U、K、E…あなぬけ?」
「穴抜けってこのヒモのことでしょうか?…きゃあっ!」

穴抜けのヒモに呼応するように、柱の文字が光り出した。それと共に柱が振動し、沈んでいく。
振動がおさまったとき、柱の裏には大きな穴が口を開けていた。中に入ってみると、奥の床にさっきの部屋にあったような穴が口を開けていた。
恐る恐る覗き込むと、すぐ下に床があるようだ。思い切って飛び降りると、確固とした床に着地した。

「大丈夫ですよ、朝比奈さん。降りてきてください。」
「は、はい。…えいっ。」トンッ

このフロアにはよく探しても特に何か鍵となるようなものもなく、床の隅に開いた穴が位置関係的に大広間に繋がっていることのは明らかだったので、そのまま素通りした。


148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 16:03:42.68 ID:uXJwLMxxi
見てるぞ


149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 16:20:56.97 ID:HD5Wlju10
もったりと支援


150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 16:42:05.73 ID:vPCGVp+FO
「結局、何もなかったですね…」
「遺跡っていうだけで何かしらの期待をしてしまいますから、それもある気がします。とりあえず先を急ぎましょう。」
「あ、その前に、でも」
「何か…忘れたことでも?」
「その…わたしも連れるポケモンをもう少し増やしたくて…」
「そういえば捕獲してるの俺ばっかりですね。そこの草むらで探してみましょうか。捕まえ方は昨日見たと思いますが、ポケモンを弱らせてボールを投げつけるだけです。難しくはないですよ。」
「はい。」ガサガサ

ガサッ
野生のメリープが飛び出してきた!
メリープの体当たり!
ぱたぱたの頭突き!
メリープの鳴き声!
ぱたぱたの蛇睨み!メリープは麻痺して動きにくくなった!

「今です!」
「はい!…えいっ!」

ポン コロコロコロ…カチッ
やったー!メリープを捕まえたぞ!

「よかった…捕まえられましたぁ。」
「案ずるより産むが易しってやつですね。それと、ニックネームをつけてあげたらどうでしょう?」
「そうですね…羊さんみたいですから、もふもふにします。もふもふ、よろしくね。」
「メリー♪」


151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 16:45:57.91 ID:FvUCst8iO
もふもふが最終的には…


152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 16:56:09.94 ID:c4Pxhc8Z0
面白いんだ・・・
面白いんだが如何せん遅い・・・!

ストーリー自体がぐだってる印象を持ってしまう


153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 16:56:30.11 ID:39xAs7HbO
しえーん


154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 16:57:39.07 ID:J+lFF5my0
書きためてからのがよかったな


155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 17:10:07.01 ID:7FEBiOxp0
デンリュウになったらニックネーム変わるな


156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 17:12:01.68 ID:vPCGVp+FO
この32番道路は南側は海の上に橋を渡した構造になっており、橋の上では大勢の釣り人が糸を垂れていた。実際水ポケモンしか持ってなかったし、ベルデの特訓相手にはもってこいだな。
また、ポケモンセンターというのは街中だけに存在するわけではないらしい。洞窟の手前にポケモンセンターが建っていたからな。

「よし、今回復させてやるからな。戻れ、ベルデ。」
「チコー!!」
「ん、どうした?」
「チコー!!」

その瞬間、ベルデの体が光に包まれだした。おいおい、こいつもあんな球になっちまうのか!?…と思ったがそんなことはなく、体が大きくなっただけのようだった。よく見れば首回りには蕾ができ、体色もクリーム色に変化している。

「ベーイ!」
「そうか、これが進化だな。」
「凄いですね~。進化っていったら普通何十万年も掛かるのに、それを一瞬だなんて…」

このポケモンセンターは半ば釣り人たちの憩いの場として存在しているらしく、俺たちの他は大体釣り人の格好をしていた。釣りか、いいな。昨年の夏に一万回以上やったらしいが、俺がはっきり覚えているのはたった一回だしな。

「なあキミ、今釣りしたいって思っただろう?」
「!? 何故解るんです!?」
「ははは、顔に書いてあるぞ。そんなに釣りがしたいならおじさんの余ってるやつをあげよう。ただボロいから大物は狙えないけどな。」
「ただで貰えるんですからわがままは言いませんよ。有りがたく使わせていただきます。」

そのまま俺たちは橋の上に直行し、釣り人たちに混じって釣糸を垂れた。


157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 17:20:12.30 ID:vPCGVp+FO
>>154
学生である身分上、課題やったりしてる合間に投下してるから一気にどどんと投下とかが出来ないんだ、済まない。
そういうことだから一応原稿らしきものはちゃんとあるんだぜ


158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 17:41:28.02 ID:HD5Wlju10
ほす


159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 18:06:40.37 ID:X2Peq9nli
ほしゅ


160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 18:28:00.37 ID:vPCGVp+FO
―30分後

「確かにボロい竿だな。しかしいくら何でもコイキングしか釣れないっていうのは酷くないか?…もしかしてプレゼントじゃあなくて単に処分を押し付けられただけかもな…やれやれ。」

谷口、今なら認めよう。確かに俺は重症のお人好しだよ。
そんなことを愚痴りながら竿を片付けようとすると朝比奈さんがたしなめるように言った。

「いくらコイキングとはいえ、地道に育てれば強くなるんじゃないですか?」
「え?こんな雑魚がですか?」
「ほら、ひょっとしたら鯉の滝登りみたいに進化して龍になるかもしれないじゃないですか。あ、キョンくんに育ててって言ってる訳じゃないですよ。その、わたしが育てます。」
「そうなったらいいんですがね…」

そう言って俺は捕獲用のボールを渡した。まあ龍になったりはしないだろうが、意外と戦力になったりしてな。

「そろそろ繋がりの洞窟に潜りませんか。ここを抜けさえすればヒワダタウンですから。」
「あ、はい。」

繋がりの洞窟と言うからにはもっと迷路みたいに色々な場所に繋がっているのかと思ったがそんなことはなく、俺達はあっさり洞窟を抜けることができた。しかし岩影から火が吹き出たのには驚いたな。腰を抜かしそうになったぜ。
また、案の定ぴちぴちと名付けられた朝比奈さんのコイキングは戦力になることはなく、一瞬だけ戦闘に出すという方法で地道に経験値を稼いでいった。将来が素晴らしく気になるな。


161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 18:46:38.88 ID:39xAs7HbO
流石未来人、予知能力まであるのか


162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 19:05:46.04 ID:HD5Wlju10
しえ


163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 19:08:54.02 ID:iwEWm4wZO
流石朝比奈さんだなんともないぜ

しえない


164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 19:20:50.45 ID:BW3eRFi3O
流石朝比奈さんww


165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 19:33:08.61 ID:vPCGVp+FO
洞窟を抜けた俺の鼻にいきなり何かがポツリと当たった。振り仰いだら空は一面灰色に覆われていた。

「雨か…朝比奈さん、走りますか?ポケセンまではそう距離もないでしょうから。」
「あ、はぁい。」

鞄を頭の上に乗せて走っていると、向こうからも人が走ってきた。別に雨の中を走るのは普通だが、彼らが全員黒ずくめなのが気になる。しかも何かから逃げているような表情だ。

「たかがガキにランス様がやられるなんて…」
「まぐれだ、まぐれ!あのランス様がガキごときに本来やられるわけないだろう!」

…ランス?この集団の親玉だろうか。そんなことを考えているうちに黒ずくめ集団は繋がりの洞窟へと逃げ込んでいった。
雨は一時的なものだったようで、ヒワダタウンに着く頃にはすっかり上がっていた。走り疲れたのか、朝比奈さんは荒い息をついている。少し待ってあげないとな…

「大丈夫ですか?」
「はぁ…はぁ…少し休みますぅ…」

俺達が立っている所はちょうど井戸端で、脇には「ヤドンの井戸」と書かれた板が立っており、名前の由来らしきものが下に書いてある。一杯の井戸水でも汲んで来ようか。…と、井戸の中から声が聞こえてきた。

「ガンテツさん、正義のためとはいえやはり無理はあまり良くありませんよ。心は若くても体はいつか必ず衰えるのですから。」
「やかましい!ヤドンの尻尾を切られたんを黙って見ておられるか!お前はヒビキと違って家で何もしとらんかったんやから黙ってわしの腰を押しとれ!」
「これは余計な助言、失礼しました。」

やがて井戸の中からまず十歳くらいの少年が頭を出し、その後から作務衣を着た老人が同じ作務衣を着た少年に尻を押し上げられて出てきた。


166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 19:56:44.04 ID:BW3eRFi3O
ゴールドktkr


167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 20:10:58.97 ID:ixQjHqdM0
hosyu


168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 20:13:24.16 ID:uCFFW3z2O
久々にやりたくなった


169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 20:18:42.08 ID:AV1ur3jHO
面白いな
支援


170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 20:21:47.49 ID:pSEfxeJDO
支援 保守


171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 20:41:52.41 ID:vPCGVp+FO
「どうぞ、肩を貸しますのでつかまって下さい。ヒビキ君はそっち側をお願いします。」
「解りました。さ、どうぞ。」
「ああ、すまんな。やっぱりあんたのいう通り、少し無理をしたみたいやで…」

そう言って老人は二人に両脇を支えられ…ってあいつは!!

「おい!古泉じゃないか!」
「おや!ご無事でしたか。それに朝比奈さんも…これはこれはお揃いで。」
「揃っちゃいねーよ、長門とハルヒが未だ不明だろ。五人合わせてこそSOS団だろうが。」
「おう、友達が見つかったんか?」
「ええ、まだ二人だけですが…」
「初めまして。どうやら古泉がお世話になっていたようで…」
「まあな。いきなりドカンと音がしてこいつが屋根に降ってきたからそりゃもう仰天したで。とりあえず積もる話はわしの家でしようや。実はさっき井戸から落ちて腰を打ってな…おかげでご覧の通りや。」

古泉とガンテツ爺さんの話を整理するとこういうことらしい。
この家の屋根に飛ばされてきた古泉は俺たちと同様情報を集めようにも手持ちポケモンがいなかったため、この家でボール作りの手伝いをしつつヤドンの井戸で捕まえたポケモンたちを鍛えていた。
ところが数日前からこの町のヤドンが次々と失踪するという事件が起き、調べているとこのヒビキという旅の少年トレーナーから井戸に怪しい人間がいると聞いてヒビキと二人で井戸の悪党たちを追い払った…
なるほど、さっき逃げていった黒ずくめ集団はそういうことだったんだな。

「僕もここにいる間に随分ポケモンを強化できたので、そろそろここを発ってあちこち探そうかと思っているところでした。実にナイスタイミングですね。」


172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 21:02:16.20 ID:HD5Wlju10
ほす


173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 21:18:53.00 ID:iwEWm4wZO
しえ


174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 21:36:42.86 ID:Aujk6ZFoO
古泉が出たからには全力で支援せざるを得ない
得ないんだよ


175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 21:48:18.44 ID:uhlblqRXO
しえん


176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 22:10:53.32 ID:HD5Wlju10
ほす


177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 22:31:00.98 ID:p9T4I0KsO
ほし


178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 22:43:53.07 ID:V7kJ3yAXO
古泉来たあああぁ


179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 22:51:11.83 ID:aP9y/s6vO
長門の


180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 22:52:50.19 ID:aP9y/s6vO
キモさは異常


181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:07:24.49 ID:Q1o0LfEI0
見てるぜ
さっさと書き込めよな!!


182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:07:37.74 ID:vPCGVp+FO
「お前はどんなポケモンを持っているんだ?ちょっと出してみろ。」
「あなた方のメンバーも気になりますね。…彼らが僕の仲間たちです。ゲオルク、シェリル。出てきてください。」
「やぁん?」
「ゴールバッ」

ヤドンにゴルバットか…しかも随分強そうだな。俺や朝比奈さんの鍛え方には何か問題でもあったのか?

「それより、あなた方はどうしてこちらに?」
「ああ、ちょっと事情があってジムバッジを集めることになってな。事情については少し長くなるから後で話す。」
「それは興味深いですね。是非僕にも協力させてください。」
「言うまでもなく協力してもらう。お前の実力はヒワダジムでとくと見せて貰おう。」
「お任せください。必ずジムリーダーを倒してみせます。」
「なるほど、あんたらはツクシを倒しに来たんやな。なら今夜はここに泊まっていきんさい。ここはポケセンより随分近いで。」
「古泉が既にお世話になっているのに俺たちまで泊めてくれるとは恐れ入ります…」
「気にするな。今日はしっかり休んで明日に備えなさい。」

―翌日

「何だこりゃ。」

ジム内は複数のブロックに分かれた構造になっていた。
床と床の間には谷があり、それを跨ぐ形でイトマルの形をしたロープウェイが設置されている。

「これはパズルですね。正しいアミダくじを選ばないと先へ進めないようです。」
「そりゃまた厄介な話だな。キキョウジムは何もなかったのに。」
「そうなんですか。僕が聞いたところによるとむしろ何らかの仕掛けを解かないとジムリーダーと戦えないジムの方が実は多数派みたいですよ?」


183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:11:24.71 ID:vPCGVp+FO
すまん寝落ちしてた…


184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:21:42.53 ID:39xAs7HbO
どまーい


185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:30:54.26 ID:7FEBiOxp0
何らかの仕掛け……か
マチスのとこが一番めんどかったな
レポート書けばすぐやけど


186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:38:06.50 ID:uhlblqRXO
シェリルってシェリル・ノーム?


187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:47:11.04 ID:vPCGVp+FO
さて、今までポケモンバトルと言えば一対一のぶつかり合いだと思っていたが、どうやら違うようである。双子のジムトレーナーが一体ずつポケモンを出してきたからな。
こちらもシェリルともふもふで応戦しているが、やはり古泉の鍛え方は一味違うらしい、相手の虫ポケモンをシェリル持ち前の素早さで翻弄していた。

「僕はヒワダタウンジムジムリーダーのツクシ。虫ポケモンの知識なら誰にも負けないよ。何てたって将来の目標は昆虫専門の博士になることだからね!」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
「それではこれからヒワダジムジムリーダー戦を行います。使用ポケモンは三体、準備はよいですか?」
「三体ですか。しかし困ったことに僕は二体しか持っていません…済みませんがあなた方の一体を貸していただけませんか?」
「解った。すとく、このバトルの間は古泉の指示に従ってくれ。」
「イシー!」
「それではよろしいですね?…始め!」

…すとくを貸すまでもなかったな。
ツクシの主力はあくまで先発のストライクだったらしく、残りは道中の虫取少年も使う蛹ポケモンだったのだから。硬くなるを積んだ蛹を燕返しであっさり倒す古泉も古泉だが。

「わあ、君凄いね!僕もまだまだ虫ポケモンの浅いところしか理解できていないみたいだ。もっと研究が必要だなあ。それとこれが、うちのジムバッジ。インセクトバッジさ。」
「おめでとう、古泉くん!」
「お誉めに預かり光栄です。」
「あと、これも持っていってよ!技マシン89、『とんぼ返り』さ。効果は今のバトルで実演した通り、攻撃しつつ控えのポケモンと入れ替われるんだ。」
「ありがとうございます。早速使ってみます。」


188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:50:14.55 ID:vPCGVp+FO
>>186
いや、適当。


189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 23:57:02.34 ID:BW3eRFi3O
朝比奈さんはギャラドス手に入れたら一気に強くなりそう


190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 00:12:07.12 ID:KBRHJLGSO
ツクシに勝利した俺達はガンテツ爺さんに別れを告げ、西にある森へ踏み込んだ。しかし、今までの森と違ってかなり深く、雑木が行く手を阻んで仕方がない。

「おい、さすがにこれは越えられないだろう…古泉、鋸とか持ってたりはしないよな?」
「残念ながら下校中の不意討ちでしたからね…持っているものは貴方と変わりませんよ。教科書の類も先ほどワカバタウンに送ったばっかりですから。」
「あ、君たち、森を抜けたいのかな?だったら任せて!カモネギ、居合い切りだ!」
「くわー!」

シュパッ

「あの…貴方は?」
「ああ、僕はヒワダタウンの炭焼き小屋で働いているんだ。まだまだ見習いだからこうやって炭材を調達する仕事ばかりだけどね。」
「そうだったのですか。実は僕達、これからコガネに向かう途中でして。しかしこの障害を乗り越える術を持ち合わせていないのですよ。ですから道案内も兼ねてご協力願えませんか?」
「勿論だよ!カモネギ、行くぞ!」
「くわー」

炭焼き見習いのお陰で俺達の前に歩きやすい道が開け、俺達は楽々森を進むことができるようになった。

「…おや、あそこに誰かいるみたいですね?」
「ほんとだ…でもしゃがみこんでどうしたんでしょう?…君、どうかしたの?」
「あ!一樹お兄さんたち!良いところで会えました!」
「おや、ヒビキ君ではないですか。それで、しゃがみこんでどうしたのですか?」
「ちょっと足を挫いてしまって…済みませんがコガネの病院まで肩を貸してくれませんか?」


191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 00:19:55.58 ID:QY4zgkWsO



192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 00:20:32.15 ID:0TULTLHkO
鴨がネギ持ってやがる!


193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 00:34:18.15 ID:KBRHJLGSO
ヒビキを釣れた俺達はコガネシティに至ったが、しかしこの都市はこれまでと違って本当に巨大だった。地図的に見ても向こうの日本の三大都市の一つに当てはまる位置だったしな。

「…はい、これでよし。湿布は一日に一度張り替えれば大丈夫だから。」
「ありがとうございます。あと一樹さんたちにもご迷惑をお掛けしました。」
「気にするな、旅は道連れって言うだろ?」
「それでは、お先に失礼します。」
「ああ、気を付けてな。」

病院ロビーの自販機でお茶を買い、喉を潤していると何やら医師と看護師たちが緊張した雰囲気で話していた。古泉はどうやら興味が引かれたらしく、実にさりげない仕草で彼らに近寄っていった。なんという演技力だ…

「…ということは、708号室の子は未だに意識が戻っていない、と…」
「そうなんだ。肉体の回復力は信じられないほどあるみたいだが、呼吸は微弱だし、血圧、体温ともに安定しているものの若干低いしね。
生命に別状はないみたいだが、脳に何らかの障害が現れている可能性が無いでもないからね。一度スキャンを通してみるよう今交渉しているんだ。」
「…あの、すみません、その子ってどんな子ですか?」
「? 何だね、君たちは?」
「実は数日前に僕らの友達が急に失踪しまして、捜索願いは出したんですが、自分達でも身元不明者がいないか調査していたら最近ここに入院した少女がいると聞いて、それでここに来たんです。」
「なるほど、よく調べたね。確かにあの子は君たちと同年代に見えるな。そうだ!運ばれてきたとき、そこの子と同じセーラー服を着ていたよ!」


194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 00:49:37.59 ID:1CHuplytO
さぁどっちだ


195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 00:56:26.96 ID:mfB7seIB0
ついに谷口の出番か


196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 01:14:42.21 ID:KBRHJLGSO
!! ってことは間違いなく長門かハルヒのどっちかじゃねえか!古泉も流石に驚いたらしく、いつものニヤケスマイルは引っ込み、眉間が寄っている。

「あの、その女の子って髪の色がちょっと変わってませんでしたか!?紫がかった灰色というか、そんな色です。」
「やっぱり君の友達みたいだね。その通りだよ。ついてきてくれ、こっちだ。」

間違いない、長門だ。しかしあいつが意識不明だと?そうだとしたら原因は十分考えられる。あの流星雨の襲撃によるダメージか、それに対する長門の行動が招いた著しいエネルギー消耗か、それしか考えられない。くそっ。
エレベーターが7階に到着するや否や、俺の体はまるで意思と関係なく弾かれたように飛び出した。目の前の案内を確認し、そのまま全速力で足を動かす。

「あっ、待ってくださぁい!」
「こら、廊下は走るな!」

後ろで声がしようと、俺の体は止まらなかった。廊下を駆け抜け、708号室との表示を確認すると、扉を開ける。

「…長門」

ここは個室らしく、長門が寝かされたベッド以外にはセーラー服とカーディガンがかけられた小さな移動式ハンガーラックと通学鞄が入ったキャビネットしかなかった。
そして長門はベッドの上で微かな寝息を立てていた。人工呼吸器がついてないあたりは安心したが、問題は団内で一番頼れる存在であるこいつが意識不明ということだ。
ガラッ
「長門さん!」
「…ああ、古泉、見ての通りだ…」
「そんな…長門さぁん…目を覚ましてくださいよぉ…」

朝比奈さんが泣きながら長門に取りすがる。
長門が意識不明では、今回の時間移動に完全な説明をつけられる存在は誰もいないことになる。この世界に来た当初から抱いていた希望が今、打ち砕かれた。


―その夜、ポケセン内

ドカッ
「くそっ!こんな時に俺が長門に何もしてやれないだなんて…」
「キ、キョンくん、自分を責めちゃ駄目ですよ?今回のことは何も…」
「長門は何度も俺を救ってくれた!何度もヒントを与えてくれた!いつだって俺はあいつに対しての感謝を忘れたことはない、それなのに何故俺はいまあいつに何もしてやれない!?くそっ、くそっ!」

悔しさのあまり、涙が溢れてきた。泣くなんて実に久し振りだな。

「落ち着いて下さい。まだ望みはあります。」
「古泉、気休めを言ってそれが何になる!ふざけるな!」
「気休めではありません。僕は真剣です。」
「じゃあ言ってみろ。もしそれがふざけた回答だったらぶっ飛ばすからな!」
「貴方も思い付くでしょう。涼宮さんなら、この事態を解決してくれるはずです。彼女がそう願えば、それはそうなるのですから。」
「あいつはこの場にいないじゃないか!それにこの世界であいつの能力が発現しなかったらどうする!?」
「ですが、彼女の能力が発現しないという根拠もありません。ひょっとしたら僕達がこうして生きていたのも涼宮さんのおかげかもしれませんよ。ですから、今我々に出来ることは、涼宮さんを全力で探し出すことです。」

俺は古泉に向き直った。そのまま拳を振り上げ、古泉の頬に叩きつける。

「…」
「…古泉。」
「…何でしょう。」
「殴れ。同じぐらいの強さで俺を殴れ。」
それを聞いた古泉の目が鋭くなる。

「…」
「…」
「…今はやめておきましょう。とにかくあなたの元気が出たみたいで良かったです。」
「…フン!殴ったりしてすまないな。ほら、立てよ。」
「ああ、すみません。」


202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 02:11:42.54 ID:p283hMRT0
キョンがリメ金銀のライバルに見えてきた


203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 02:27:32.84 ID:KBRHJLGSO
やべぇミス発見(´・ω・`)

>>193
誤 ヒビキを釣れた
正 ヒビキを連れた

>>196
誤 今回の時間移動
正 今回の時空間移動


―数日後

俺達はようやくコガネジムの挑戦を決意した。何でこんなに滞在していたのかというと、これまでに得た賞金を使ってゲームコーナーやデパートで息抜きをしたり、長門の様子を見に行ったりしていたからだ。
しかし一番の理由はジム戦を自分にやらせて欲しいと申し出た健気な朝比奈さんのトレーニングだろう。もふもふが進化して毛が減ったのを見た朝比奈さんがもふもふの将来を案じていたのが実に愛らしかった。
跳ねることしか出来なかったぴちぴちも昨夜遅くついにギャラドスという東洋の龍のようなポケモンに進化を遂げて俺達を仰天させた。

「ではこれより、コガネシティジムジムリーダー戦を行う。」
「朝比奈さん、頑張ってくださいねー!」「はい!絶対に勝ちまーす!」
「使用ポケモンは二体。それでは始めてください。」
「いたいけな女の子やからって容赦はせんで!いけ、ピッピ!」
「ぴちぴち、出てきてください!」

次の瞬間、俺達は進化したぴちぴちの凄まじい攻撃力を目にした。

「ぴちぴち、凄く強くなりましたね!この調子でいきますよ!」
「甘いわ!素人の浅はかだってことを教えてやるで!いけっ、ミルタンク!」

ミルタンクのメロメロ!
ぴちぴちはメロメロで技が出せない!
ミルタンクの転がる!効果は抜群だ!
ぴちぴちの噛みつく!
ミルタンクの転がる!効果は抜群だ!
ぴちぴちはメロメロで技が出せない!
ミルタンクの転がる!効果は抜群だ!ぴちぴちは倒れた!

「わ、わたしのぴちぴちが…」
「どうした?もう終わりなんか?なっさけないなぁ!」
「ま、まだ諦めたりはしないのです!出てきて、ぱたぱた!」


ミルタンクの転がる!しかし攻撃は外れた!
ぱたぱたの蛇睨み!ミルタンクは麻痺して動きにくくなった!
ぱたぱたの頭突き!
ミルタンクは怯んで動けなかった!
ぱたぱたの頭突き!
ミルタンクは怯んで動けなかった!
ぱたぱたの頭突き!
ミルタンクは体が痺れて動けない
ぱたぱたの頭突き!ミルタンクは倒れた!

「ふっ、ふえっ…ふえええん!また負けたああああ!」
「あの…何だかすみません…」
「ほ、ほら、ぐすっ!バッジと技マシンやるからとっとと帰ってや!」
「は、はぁい。」

「お疲れ様です、朝比奈さん。」
「はい、この勝利もキョンくんと古泉くんが協力してくれたお陰です!」
「そんな。全ては朝比奈さんの努力の賜物ですよ。」
「これで三つのバッジが集まりましたね。次の目的地はエンジュシティですか?」
「ああ、そうだな。ここにも随分長居したし、今すぐにでも出発しよう。」
「そうですね、僕もそう思います。」
「あ、でもその前にもう一度長門さんに会いませんかぁ?しばらく会えなくなるわけですし…」
「ええ、確かにここを出発したら長門とはしばらく会えないですね。行きましょう。」

結局のところ、今日も長門は目を覚まさなかった。また鞄に入っていた本を調べてみてもメッセージが書かれた栞も入っておらず、得られたものは無かった。

病院を後にしコガネ北部にあるゲートを潜った俺たちは、大きな池に沿って曲がった道路に踏み込んだ。岸に設けられた柵には、誰かがもたれるように立って、池をじっと見つめていた―と、その人物がこちらを向いた。

「―――」
「…そうか、仕掛けたのはお前たちだったんだな」
「―――」
「…で、俺達をここまで追ってきたって訳か」

光陽園の制服、眠そうな半開きの目、そして長く重たげな黒髪。
周防九曜が、そこにいた。

「―――」
「何とか言ったらどうなんだ?」
「―そう―我々の――仕業」
「この世界に送り込んだ目的は何なんだ?」
「この―時空間移動は―我々は―意図して―いない。―そちらとの―情報干渉が―衝突し―ワームホールが―発生した。」
「で、遠く飛ばされた俺たちの様子を観測しにやって来たんだな。」
「あなたたちに―関する―命令は――下されて―いない。目標は―長門―有希」
「長門を潰すつもりなら、俺達はお前をここから先には行かせたりはしない。」
「無駄な――抵抗は―愚か」

そう言うと九曜は手を前に上げた。掌に青白く光る粒子が現れる。

「させるか!お前ら、出てこい!」

声に呼応するように、ボールから全員が飛び出し、九曜に向かって突進する。
―彼らを、九曜が放った光が狙い撃つように襲った。

「ためらうな!あいつは人間なんかじゃない!」
「何度―試行―しても――結果は―同じ」

勿論、俺達ごときがろくに足止めできたりはせず、こちらが向こうに近づくことすらまともにできないのに対し、向こうは俺達に対しても光を放つ余裕があるようだ。

数分後、九曜が光を放つのを止めた。代わりに手から赤い網状の物体が飛び出し、俺達をそれぞれ包囲する。俺達もここまでか。済まない、長門。

「殺害したりは―しない。一時的に―意識を―奪う―だけ。」

その時だった。シェリル、すとく、ファントムを包囲していた網が黒く変色した。乾いた音と共に網が崩壊していく。
次の瞬間、彼らの体が光を発し、体を覆っていく。

「進化ですね…」
「―うかつ。」

驚きに目を見開いた九曜の体に、クロスポイズンが、シャドーパンチが、ロックブラストが、襲いかかった。

「―――」

九曜は吹き飛ばされた勢いのまま、黒髪をなびかせて空の向こうへ飛び去っていった。

「助かった…のか。大丈夫ですか、朝比奈さん!?」
「ふえぇ…何とか…」
「一旦コガネに戻りましょう。ポケモン達の消耗も随分激しいようですから。」

ポケモンセンターの診断によると、実際ポケモン達、特にシェリル、すとく、ファントムは著しくエネルギーを消耗していたそうだ。回復にも随分時間がかかったしな。俺達を守ってくれたことに改めてお礼を言いたい。
思えば今助かったのもカチューシャをつけた女神の加護によるかもしれないな。あの進化のタイミングはあまりに良すぎたしな…無事でいてくれよ、ハルヒ。

「まもなく虫取大会の受付を終了しまーす!参加を希望される方はお急ぎくださーい!」
「虫取大会?」
「ああ、さっきゲートの前でビラが配られてましたよ。」
「何々…パークボール20個を使い、制限時間20分以内に一番強そうで珍しいポケモンを捕まえた人が優勝か。どうする古泉、参加するか?」

「そうですね、参加しましょう。僕もメンバーが二匹しかいないのが少し気がかりだったので、これはチャンスです。朝比奈さんはどうされますか?」
「あ、あの、わたし、この世界の虫ってちょっと苦手で…ほら、すごく大きいですし、なんだか怖いです…」

それもそうだな。この世界なら例のカマドウマなんか平気で出てきそうな予感がする。
ちなみに今俺達がどこにいるかというと、35番道路を抜けた先にある自然公園の南ゲートである。西側にはポケスロンドームという施設があるそうだが、遊んでいる場合ではない。

「えー、参加者が揃いましたので、虫取大会を開催したいと思います!それではーレッツ、インセクト!」

なんつー掛け声だ。噴水の周りを探すという古泉に別れを告げ、俺は森に近い方へ歩き出した。昆虫採集を最後にしたのは去年の終わらない夏だが、あの時はセミしか捕まえなかったから経験になるか疑問だ。
そう言えばこの世界にセミのポケモンはいるのだろうか。ちょっと木を揺すってみるか。それっ! ガスッ

ドサッ!
「ロース!」
「…クワガタか。セミよりレアリティありそうだな。行け!ファントム、催眠術だ!」
「ゴー!」
「ロー…zzzz」
「よし、ご苦労ファントム。…それっ!」

ポン コロコロコロ…カチッ
やったー!カイロスを捕まえたぞ!

―二十分後

「参加者の皆さん、お疲れさまでした!それではこれより、成績発表を行います。」
「古泉、戦果はどうだった?」
「僕の主観では珍しいと思うのですが、背中にキノコが生えたポケモンを捕まえましたよ。」

結果から言うと、幸運にも俺は優勝を勝ち取った。どうやらポケモンを傷つけずに捕まえたのが勝因らしい。古泉はというとあまりに抵抗が激しかったので結局ギリギリまで弱らせた上に眠らせてようやく捕まえたそうだ。

「それでは優勝商品、太陽の石をどうぞ!」
「ありがとうございます。」

また聞きなれない道具だ。あとで調べてみよう。しかしこのカイロスのハサミ、ハサミと言うよりまるで万力だな。「クランチ」とでも名付けてやるか。

「あ、お帰りなさぁい。結果はどうでしたかぁ?」
「僕は入賞できませんでしたが、彼が見事に優勝しましてね。ちなみに僕が捕まえたのはこれです。これから仲間としてよろしくお願いします、イリス。」
「ラッス!」
「わあ~。凄いですキョンくん。それで、優勝商品は何だったんですか?」
「ええ、この太陽の石がそうなんですが…朝比奈さん、電子辞書を貸していただけませんか?」
「あ、はぁい、どうぞ。」
「ありがとうございます。どれどれ…」
「『太陽の石』
太陽の力が蓄えられているという伝承を持つ石。ヒマナッツやクサイハナを進化させることができる。」
「ヒマナッツってさっき近くにいた女の人がこの公園に出るって言ってましたよ。」「そうなんですか。なら早速捕まえに行きませんか?朝比奈さんもチームに一体追加しては…」
「いいですね!わたし行ってきます!」タッタッタッタッ
「あ、朝比奈さん!そんな急がなくても!古泉、行くぞ!」

―十分後

朝比奈さんの膝の上にはヒマワリの種みたいなポケモンが乗っていた。

「さあ、これが太陽の石です。早速試してみてください。」

朝比奈さんの手の中の太陽の石がヒマナッツに触れた途端、ヒマナッツの体が光に包まれだした。
そして光が収まったとき、俺たちの前には大輪の花を咲かせたヒマワリのポケモンが立っていた。

「キマー!」
「何だかお日様みたいですね~。そうだ、あなたの名前はさんさんにしましょう。さんさん、宜しくね。」
「キマー♪」
「あー、和んでるところ申し訳ないんですが、そろそろこの先に待ち受ける障害をどうするかを考えないといけません。」
「障害?」
「忘れましたか?36番道路におかしな木が立っていたじゃないですか。」
「あ、そうでしたぁ…」
「とはいえ、ここであれこれ言ってても仕方ないです、まずは現場に向かいましょう。」
「そうだな。朝比奈さん、準備はいいですか?」
「はぁい。」

あの木、まったく何なんだろうか。まあ今度は毒タイプも飛行タイプもいるし、本当に木のポケモンなら今度こそどかしてやる。
そう意気込んでいた俺の予想に反し、あの木は影も形もなくなっていた。

「キョンくん、確かにここでしたよねぇ?」
「ええ、間違いないです、が…」
「謎は残りますが、何はともあれ通れるようになったことですし先を急ぎましょう。」

古泉はあくまで楽観的な姿勢を崩さない。まあ心残りではあるがいつまで気にしていても仕方ないよな。そんなことを考えているうちに俺達はエンジュシティに到着していた。
この町はキキョウ以上に古い町並みが残り、ポケセンやショップさえなかったら丸で三世紀ほどタイムスリップしたようである。そんなアンティークな町並みの中、北の方に周りの建物より一段高い二つの建物が見えた。

東には天を衝くがごとくそびえ立つ九重(?)塔、西には今にも崩れ落ちそうな焼け跡が建っていた。

「どちらへ向かいますか?」
「そうだな、まあどっちに行っても遺産の保護が云々だろうしとりあえず九重塔の下まで行ってみないか?」
「承知しました。」

案の定、この九重塔―スズの塔というそうだ―は通行手形が必要と言われ、早々に門前払いを食らってしまった。仕方がないのでそのまま西へ向かう。

「遠くで見てもなかなか無惨な有り様でしたが、これは見るに耐えませんね。」
「ああ、一体どんな火事を起こしたらこうなるんだろうな…」

なんとも言えない感傷に浸っていると、中から一人の若者が出てきた。こんなに燃え落ちているけれど、中は人間が入れないほどには焼けてないのか?

「あの、すみません。」
「ん、僕かな?」
「はい。お聞きしたいのですが、この塔は中に入れるのですか?」
「ああ、内部も相当焼けているからあまり足の踏み場はないけれどね。入れない訳じゃない。…だが何故焼けたって顔してるね。これにはちゃんと昔の記録が残っていて、落雷が原因だそうだ。
また、これについてはある言い伝えがあってね。昔この塔が燃えた時、塔の内部にいた三体のポケモンも一緒に焼け死んでしまった。しかし、スズの塔棲んでいたポケモンがそれを憐れに思い、三体を蘇らせた。
その三体は今も世界のどこかを駆け巡っているという…おや、君たちバッジを持っているのか。これは自己紹介が遅れたね、僕はエンジュシティジムリーダーのマツバ。ジムは町の南西にあるからね、君たちの挑戦を待っているよ。」

そう言うとマツバさんはどこかへ去っていった。何だか飄々とした人物だったなあ。
ポケモンセンターに戻ると、二階から何やら工事をしているような音がする。二階は確かワイヤレス通信クラブだったよな。何をしているんだろう。

二階へ上がってみると、一人の若者がここの機械と何本かのコードで繋いだノートパソコンの画面を睨みながら何かを打ち込んでいた。

「…よし、これで動くはずや!立ち上げてみい?」
「あ、はい。」ブウウウウン
「大丈夫です、サーバーには繋がりました。あとは実際に使ってみないと解りませんが…。」
「ならポケモンを用意せんと始まらんな…おお、そこのあんたら!トレーナーならちょっと来て協力してくれへんか?」
「あ、俺達ですか?」
「ああ、そうや。これはポケモン交換システムの機械なんやが、機種が随分古くてサーバーとの接続が重くなっててな。それで今チューニングを施したんや。
で、あんさんらのポケモンを実際に交換してみてくれんか…おお!お誂え向きにゴーストとゴローンいるやんか!」
「お誂え向き?何のことです?」
「何や、知らんのか?ゴーストやゴローンは通信交換すると進化するポケモンなんやで。まあ積もる話は後々、ちょっとやってみてくれんか。」
「解りました。では朝比奈さん、こっちのすとくをお願いします。」
「あ、はぁい。」

「…じゃあ、そこにポケモンを入れたボールを置いて蓋を閉めてくれ。」
「はい、置きました。」
「おう、準備できたな。それじゃあいくで…転送、開始!」ポチッ

蓋を閉めているので中のボールがどうなっているのか知らないが、何やらすごい音が響いてくる。

…ポンポンポン
「よし、転送成功やな!ボールを取り出してみてくれ。」

言われてボールを取り出して中のポケモンを見てみると、中に入っていたのはもとの面影は残るものの、さっきまでのすとくとファントムではなかった。どちらも随分ゴツい見た目になっている…なるほど、確かに進化したみたいだな。


276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 22:39:26.00 ID:F4roxdIw0
通信進化キター


277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 22:55:54.67 ID:KBRHJLGSO
「うん、確かに交換されとるな!通信としても成功してるし、完全に大丈夫や。協力してくれてありがとうな!」
「いえ、こちらこそポケモンを進化させたりして貰って…」
「はは、お互い様やな。それじゃ、元気でな!」
「用事は済んだようですね。それでは、ジムに挑みましょう。」

ジムの入り口にいる男の話によるとここのジムはゴーストタイプをテーマとしているそうで、三人で協議した結果古泉がゲオルク、シェリル、ジョセフ、ぱたぱたを連れて挑むことになった。

「やあ、来たね。日頃の修行の成果を試すときが来たよ。」
「よろしくお願いします。」
「古泉、負けたらこれから一週間の買い物はお前が支払えよ。」
「お任せください。必ずや勝って見せましょう。」
「これより、エンジュシティジムジムリーダー戦を行う。使用ポケモンは四体。それでは、始め!」
「行けっ!ゴース!」
「ゲオルク、行きますよ!」

戦いはどちらも相手の動きを封じる技を展開しつつ攻める見ていて実にやきもきする試合だった。呪いといい、怪しい光といい、アクが強すぎやしないか?
とはいえ素早さで勝る古泉のシェリルが先に相手の行動を奪えるのは明白で、実際にそれが勝負の決め手となった。


278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 22:56:16.75 ID:qy8S5iimi
しえん


279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:03:39.34 ID:9mur9048O
ニックネームわかりづらい


280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:12:06.64 ID:KBRHJLGSO
「ゲームセット!挑戦者の勝利!」
「…まだ足りないのか。この勝負、これからの修行に役立てるよ。それと、これらを受け取ってくれ。」
「ありがとうございます。」
「残るバッジはあと四つ。これからが本番と思ってくれ。じゃあ、気を付けるんだよ。」

エンジュシティを後にした俺達は、西に広がる広大な牧草地帯を進んでいた。また、この時のトレーナー戦で古泉のジョセフは見事なキノコを戴く虫へと進化を遂げた。
しかしこいつのキノコの胞子はちと性能がチート気味じゃないか?確実に相手を眠らせている。

「きゃっ!痛っ…」
「!? どうしました、朝比奈さん?」
「あ、葉っぱで足を切っちゃったみたい…」
「それはいけませんね…ちょっと、失礼します。」

そう言って古泉はポケットから緋色のハンカチを取り出し、傷口の部分に結びつけようとしゃがみこんだ時、
ドドドドドドドドドドドド!!
と物凄い足音と共に何かがこちらに向かって疾走してきた。

「!!? な、何だよあれ!」
「解りませんが、ここにいては危険です。そこの木の間に避難しましょう。」
「ああ…って、駄目だ!あいつ明らかに俺達を狙ってるぞ!」
「やむを得ませんね、すみませんが朝比奈さん、一旦逃げますよ。」

そう言って古泉がハンカチをポケットに突っ込んだ途端、そいつは急に減速して止まり、足元の草を食み始めた。


281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:15:27.20 ID:6mmdesbm0
ケwンwタwロwスw


282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:32:02.99 ID:OqugCBOJO
みくるがミルタンクを手に入れるルート希望


283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:33:50.03 ID:KBRHJLGSO
やべえまたミスったww自然公園でイリスとか書いてるけど原稿が間違ってたくさいorz イリスじゃなくてジョセフなwww


「…どうやら落ち着いたようですね。今のうちに…」

ところが、古泉が再びハンカチを取り出した途端、

「ブフーッ!」
「おい古泉!またこいつ暴れだしやがったぞ!」
「こうなったら力ずくで止めるしか…出てきてください、ジョセフ!」
「セクッ!」

ケンタロスの体当たり!
ジョセフのクロスポイズン!急所に当たった!
ケンタロスは怒りの壺でパワー全開だ!
ケンタロスの怒り!
ジョセフのキノコの胞子!ケンタロスは眠ってしまった!

「今だ!早く捕まえろ!」
「勿論です!ふーっ、もっふ!」

ポン コロコロコロ…カチッ
やったー!ケンタロスを捕まえたぞ!

「…ようやく落ち着きましたね。彼は緋色に反応したのでしょうか?」
「ああ、そうみたいだな。古泉、これからは細心の注意を払ってハンカチを使えよな。」
「承知しております。しかし、これをバトルで応用すればなかなか有利に戦闘を進められるのではないでしょうか?」
「馬鹿言え、そんなことしたらこっちの命令すら聞かないに決まってる。何か面白いものを見つけたハルヒがそれに辿り着くまで他の何も目に入らないのと同じだ。」
「おや、涼宮さんはもっと理性的な方ではありませんでしたか?」
「まぜっかえすな、下らん。」


284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:33:51.33 ID:GaibNwJdO
みくるがミルタンクと間違えられてミルクしぼられるルート希望


285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:37:13.45 ID:KBRHJLGSO
>>284
お前はあほか


286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:38:49.97 ID:F4roxdIw0
しかし男にはアホと知って尚進まなければならない道もある


287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:41:12.87 ID:wHPVPjyQi
ここらカイロスで乳搾りをだな


288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:44:44.50 ID:zjRHz9JOO
間違ってハサミギロチン…ゴクリ


289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:45:52.87 ID:yfLV7mMzP
>>284
うむ、なかなか良いな
ついでにみるく繋がりでみくるがミルタンクをゲットするのも良い


290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:48:00.14 ID:yfLV7mMzP
途中で送信してしまった
あと、キョンが移動用のカモネギかVIP象徴のコイルをゲットするのも良いかもしれん


291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:55:53.94 ID:KBRHJLGSO
おww前wらwwwww
とりあえず落ち着け、ストーリーはちゃんと下書きしてあるから(´・ω・`)


292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:58:42.31 ID:OqugCBOJO
>>291
すげえ楽しみにしてるから、頼むぞ


293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/30(土) 23:59:12.77 ID:F7fx7egai
0


294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 00:03:16.63 ID:P5dHoICSP
>>291
楽しみにしてるぞ

巻きぞれ規制に巻き込まれて2週間以上経ったのか…


295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 00:07:55.99 ID:x8z/T6xnO
この猪突猛進、いや、牛突猛進か?とにかくこのポケモンはイリスと名付けられ、以後パワーに乏しかった古泉チームの最前線を担うこととなったのである。

「アサギシティに到着したようですね。朝比奈さん、オーキド博士の話ではここからシンオウ行きの船が出ているそうですね?」
「はい、ここの港から船が出るって言ってましたぁ。」
「そう言えばオーキド博士、チケットを手配できるようには努力するって言ってたよな。こっちの世界じゃ携帯通じないし、ポケセンの電話で聞いてみよう。朝比奈さん、行きますよ。」

「もしもし、オーキドじゃが。」
「あ、もしもし?お久し振りです。」
「おお、キョン君か!バッジ集めは順調かの?」
「ぼちぼちですね、まだ四つなので。それで、今アサギシティにいるのですが…」
「ああ、チケットじゃな?すまんのう、やはり事情を話して掛け合ってみても難しいようじゃ。ただ、ディアルガとパルキアについてはシンオウ地方からナナカマド博士を呼んで色々調べているから、そっちの方は何とかなるかもしれん。」
「よろしくお願いします。何かあったらまた連絡しますので。」
「おお、待っておるぞ。」ガチャ

「キョンくん、どうでしたかぁ?」
「駄目ですね。でもディアルガやパルキアに関しては調査が進みつつあるようですから、元の世界に戻る手段はそのうち見つかるかもしれません。」
「そうですか…」
「そう言えば、ここに来たとき灯台が見えましたよね?夜なのに何も灯っていないのが妙でしたが。」
「言われてみればそうですね。善は急げと言いますし、行ってみましょうか。」

このアサギの灯台はこの港町において修行の場として認識されているらしく、内部には沢山のトレーナーがたむろしていた。


296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 00:30:35.24 ID:csosWN+0O
支援


297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 00:41:15.43 ID:x8z/T6xnO
途中4Fから外の段差を越えて行こうとしたときに足を踏み外しかけたり、トレーナーの多くが船乗りだったことからベルデが大活躍の末再び進化を遂げたりしたりと、書くことは多いがここでは割愛しよう。
最上階のライトルームについた俺たちが目にしたものは、ベッドで苦しんでいる一匹のポケモンと、それを必死で看病している一人の若い女性だった。

「あの…あなたたちは?」
「まあ、その、旅のトレーナーです。」
「トレーナー…あなたたちも私をジムに呼び戻しに来たんですね?でしたら私はアカリちゃん―この子を看病している間はここを離れられませんとしか答えられません。」
「いや、そんなんじゃ…ってジム?あなた、ジムリーダーなんですか?」
「はい、私の名前はミカン、ここアサギシティジムのジムリーダーです。」
「そのアカリちゃんを看病しているのは理解できました。しかしどうしてポケモンセンターに運んだり薬を与えたりしないのですか?」
「ポケモンセンターには勿論相談しましたが、このような大病は専門の病院に連れていかないと駄目だと言われてしまって…
でも数日前、ここを訪れてきた男の子がタンバの薬屋に薬を取りに行ってくれてるんですよ。ですから私ももう少しすればジムに戻れると思います。」
「それは良かったですね。いや、まだ良くないのでしょうが。」
「ええ、ですからもし夜に灯台の明かりが灯ることがあれば、その時には私はジムに戻っているはずです。」
「そうですか、待っていますからね。それでは我々はそろそろお暇させていただきましょう。アカリさん、お大事に。」

ポケモンセンターに戻った俺達は、カントー地方から珍しいポケモンを求めてやって来たと言う釣り人と雑談を交わしていた。

「はっはっは、それは災難だったね。コイキングは向こうの地方でも釣れるからおじさんたち釣り人にとっては外道としてすっかりお馴染みだよ。」
「まあそれが巨大な龍に進化するんですから、ポケモンとは深いですよね。」
「そうなんだよ。おじさんのテッポウオが進化したときも驚いたね。面影が残っていないんだもの。」
「それはまた興味深いですね。」
「で、結局君たちは未だボロの釣竿しか持っていないと。そういうことならおじさんの釣竿もあげちゃおう。…いや、そんな警戒しなくていいよ。
ほら、良い釣竿だろ?わしのオクタンもこれで釣ったテッポウオから進化したんだ。」
「本当ですか?」
「勿論さ。おじさんを信用してくれ。」
「それじゃあ…ありがたく頂きます。」

翌朝、海の向こうにあるというタンバシティへと渡るため、俺達は海岸へと降りていった。

「さて、どうやって海を渡るかですが…」チラッ
「や、やっぱりぴちぴちに乗ってくしかないですよねぇ…出てきてください!」
「ギャシャーッ」
「それじゃ、乗せてって貰うぞ…よいしょっと」

この日は天気晴朗、風もなく波も穏やかで俺達は特に苦難もなくタンバシティに上陸することができた。
貰った釣竿を途中で振ってみたら今度こそコイキング以外―チョンチーが釣れた。水タイプの癖に電気技を使ってきたもんだから、捕まえる際に全員ビリビリさせられてしまった。よし、お前の名前はショッカーにしてやろう。
しかしここは本当にシティなのか?贔屓目に見ても漁村程度にしか思えん。本当に何もないし、さっさとバッジを勝ち取って戻ろう。

「それではこれより、タンバジムジムリーダー戦を行う。両者、前へ!…始めっ!」
「24時間特訓を繰り返したワシのポケモンたちのパワー、食らうがいい!ゆけ、オコリザル!」
「出てきてください!ぴちぴち!」
「ギャシャーッ!」
「くそ、威嚇か!」

「相変わらずぴちぴちは強えーな…」
「そうですね。まさに力そのものを体現したような存在ですから。」

「く!戻れ、オコリザル!行けニョロボン、催眠術だ!」
「わ、あ、ぴちぴち!起きてくだしゃい!……も、戻って!出番です、もふもふ!」

ニョロボンは集中力を高めている!
もふもふの電磁波!
ニョロボンは体が痺れて動けない
もふもふの光の壁!
ニョロボンの波乗り!
ニョロボンは集中力を高めている!
もふもふのチャージビーム!急所に当たった!効果は抜群だ!ニョロボンは倒れた!

「…おりょ?…駄目かーっ!また24時間特訓だーっ!」
「おめでとうございます、朝比奈さん!…おや、もふもふの様子が…」
「…!!進化した…!」
「パルルッ!」
「…しかしもふもふしてた面影が全くなくなりましたね…」
「そうですね。確か灯台の子はアカリちゃんでしたから…これからこの子はヒカルくんと呼ぶことにします。」
「パルッ!」
「とりあえず、早くアサギシティに戻りましょう。暗くなってから海を渡るのは危険ですから。」


「…ということは、アカリ氏は快癒したのですね?」
「はい、お陰さまで…ご迷惑をお掛けしました。」
「いえいえ、これで良かったんですよ。ジムバッジよりは一体のポケモンの命の方が遥かに大切です。」
「ありがとうございます…あ、あのう、始めますね。」
「キョンくん、頑張ってくださいね。」
「ありがとうございます。あなたに応援されると力が湧いてきますよ。(朝比奈パワーを注入された俺に敵はなし!!)」
「で、では…お願いします。コイル、出番です!」
「行くぜ、クランチ!」

「…何て、硬さだ…」
「ハガネール、アイアンテール!」ドバキッ
「く…戻れ、クランチ。」

先発のコイルたちはクランチの一撃であっさり沈めたものの、大将のハガネールの硬さに止められてしまった。弱点のはずの格闘タイプ技を余裕で耐えるなんて誰が予想できたことやら。

「頼んだぞ、ショッカー!怪しい光だ!」
「チー!」

やがて二番手のショッカーも沈められ、ベルデでリフレクターと光合成で粘ってようやく倒すことに成功した。

「わたしの負けですね…これ、スチールバッジです。それと、技マシン23です。アイアンテールが入っています。
あ、あの、あまりうまく言えませんけど、その…頑張ってくださいね。」
「ええ。アカリさんにも宜しく。」

俺達は38番道路を逆に戻り、今度は東へ向かった。山裾の細道を抜け、チョウジタウンに至る。

「ジムはあそこですね…しかし、誰かが前に立っているみたいですよ?」
「本当だ。何かあったのかな?…まあ最近何かとあるしな。ひとまずここを北に行って怒りの湖でも見てみないか?さっきポケセンで小耳に挟んだんだが、何やらおかしなことが起きてるらしいぜ。」

チョウジから上空を見上げた時に解ったのだが、怒りの湖は常に天候が悪いようである。傘を用意しておいてよかった。

「はて、何やら怪しいものも見当たりませんが…おや?あそこにいるのは…」
「あ!おーい!一樹さんじゃないですか!」
「よお、ヒビキ!久し振りじゃないか。…そちらの方は?」
「ああ、彼はワタルさんというそうです。僕もさっき初めて会ったんで、残念ながらよく知らないんですよ」
「初めまして、俺はワタル。ドラゴン使いをしているよ。」
「初めまして。それで、この湖に奇怪な生き物がいると聞いたのですが…」
「ああ、赤いギャラドスのことだね。それならさっきヒビキ君が捕まえたよ。彼は若いのに中々見所があるトレーナーだよ。」「いや、それほどでも…」
「でも、どうしてギャラドスが赤くなるんですかぁ?普通はわたしのみたいに青ですよねぇ?」
「それがちょっと怪しい事情があってね。どうやらチョウジタウンから怪電波が放出されていて、それがこの湖のコイキングたちに影響を及ぼしているらしいんだ。そういう訳だから、俺は先にチョウジに戻ってるよ。」

そう言うとワタルさんは連れ歩いていた竜に乗って飛び立っていった。

「ヒビキくん、わたしたちも向かいましょう。」
「はい、急ぎましょう!」

チョウジタウンに戻ると、土産物店の中から何やら叫び声が聞こえてきた。急いで入ってみる。

「カイリュー、破壊光線」BEEEEEEEEAM
「くそ…何だこいつ、強すぎる…」
「! やあ、来たね。やはりこいつらが怪電波を発信していたみたいだ。…ほら!」
「おや…仏壇の下に階段があったんですね。」
「そういうことだ。行くぞ、君たち!」

土産物屋の下にはいかにも悪党のアジトなりといった空間が広がっていた。

「とりあえず手分けして発信装置を探しましょう。僕達はこっちを…うわっ!」ビーーッ
「おっと!侵入者発見!」
「部外者にここを通させるわけにはいかないわ。出てきなさい、コラッタ!」
「力ずくで通ってやる!行け、マグマラシ!」
「出てきて、ぱたぱた!」

どうやら壁際に置いてあるペルシアンの像は監視装置らしい。どうにかしない限り雑魚が限りなく溢れてくるということか?だとしたらかなり厄介だぞ。
俺達はばらばらに分かれ、さらに地下へと潜っていった。

「ここは何の部屋だ…?」ガチャ
「誰だ!さては侵入者だな!?くそ、この監視装置のスイッチを止められる訳にはいかない!行け、ポリゴン!」
「べらべら喋ってくれてありがとよ!行け、ショッカー。バブル光線だ!」
「チー!」
「な、何だと…くそ、ラムダ様に報告しなくては!」ダダダッ
「…あ!待て!行くぞ、ショッカー…って何だお前!」
「ターン?」
「いや、驚いただけだ、すまん。進化したんだよな?」
「ターン♪」

しかし逃げ足の速い野郎だ。なるほど、この赤いのがスイッチだな。…ポチっとな!


339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 14:25:30.57 ID:MYGZrojD0
ランターンのかわいさはガチ


340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 14:30:40.88 ID:x8z/T6xnO
その足でさらに奥へ進むと、突然前から何かが飛んできた。

「カー!サカキサマ、バンザイ!サカキサマ、バンザイ!」
「何だ、ただのヤミカラスか。芸でも仕込んであるのか?」

ガガガガッ
驚いて音のする方を向くと、奥にある頑丈そうなシャッターが音を立てて開いていた。直後、その脇の道から誰かが走ってきた。よく見たらヒビキじゃないか。

「何々、電波室、関係者以外立入禁止…そうか、ここだな!行くぞ、マグマラシ!」
「そこまでよ!
「!?」
「あなたたちには散々暴れてもらったけど、今度はちょっと痛い目見てもらうわ。いくらあなたが強くても、2対1じゃ勝ち目はないでしょ?」

なんて卑怯な女だ。

「おい、待てよ卑怯者!ヒビキ、俺と一緒に戦うぞ!」
「あら、まだいたの?でもいいわ、ここまで来るだけで相当疲れてるはずだもの。」
「出番だ、マグマラシ!火炎車!」
「マグ!」
「行くぜファントム!悪の波導だ!」
「ガーッ!」

「な、たかがガキにアテナ様が…!?」
「落ち着きなさい、まだラジオ塔が残っているわ。アポロに連絡して計画を全速で進めてもらわないと…行くわよ!」
「はっ!」ダダダダッ


341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 14:49:23.37 ID:x8z/T6xnO
「お、君たち!無事だったかい?」
「あ、キョンくんにヒビキくん!」
「おやおや、皆さんお揃いで。」

直後、三方向からワタルさん、朝比奈さん、古泉がやって来た。どうしてこうも都合よく集まれるんだ?

「それで、電波の方は…」
「ああ、ここから出してるみたいだ。」
「なるほど、マルマインが動力源になっているみたいですね。」
「そうか…この機械の構造を見る限り、可哀想だけどマルマインたちにはちょっと気絶してもらうしかなさそうだね。俺はこっちをやるから、君は向こうを頼む。」
「承知しました。行きますよ、イリス。」

発信器を止めたあと、ワタルさんが外に立っていたアンテナを破壊していた。ひとまずこれで安心だが、どうもあの女が言っていたラジオ塔という言葉が気になる。
それよりは先にジムにでも行ってみるか。前に立っている男もいなくなったみたいだし。

「ほぇ…このジムなんだか寒いです…きゃあっ!」ツルッ
「だ、大丈夫ですか朝比奈さん!」
「ええ、何とか…床が凍ってるなんて、どうやって行けばいいんでしょう?」

今回のジム戦は古泉が代表して挑むことになった。やっぱり牛突猛進で押すつもりか?いや、さっきのトレーニングで進化したゲオルクで防戦中心の戦いをするのかもしれないな。

「わたしの名前はヤナギ。凍てつく寒さにも負けぬ柳のごときわたしの実力、見せてやろうかの。」
「それでは、始めてください。」
「ゆけ、パウワウ!」
「行きますよ、ゲオルク!」

向こうも眠るを連発して相当しぶとく戦ったが、古泉はその隙をついてゲオルクに鈍いを積ませていた。
さすがにヤドカリだ。かなり硬い。

「うんうん。それだけの実力があれば何があっても乗り越えていけるだろうよ。受け取りたまえ、アイスバッジと技マシンだ。」

ジムを出ると何やらヒビキが慌てた様子で42番道路の方へ行こうとしていた。

「どうしたんですかぁ?そんなに慌てて…」
「さっきからラジオが妙な放送を流しているんですよ…ほら。」
「…あー、我々は泣く子も黙るロケット団!サカキ様ー!やりましたよー!…」
「ロケット団!?さっきのあいつらだよな…まさかあの女が言っていたラジオ塔って…!」
「すると、彼らはラジオ塔を占拠して再び電波を発信する計画だったのかもしれません。」
「そうか!皆さん、僕は先に行ってます!」

そう言うとヒビキは自転車を漕いで走り去っていった。

「僕たちもこうしてはいられません。早く向かいましょう。」
「おう、急げ!」

俺達は全速でコガネシティに舞い戻り、ラジオ塔に飛び込んだ。

「…な!貴様ロケット団じゃなかったのか!ええいくそ、報告せねば!」
「! 来ましたね!」
「ああ、行くぞ!お前たちも出てこい!」

ラジオ塔内部は既にロケット団員の巣窟と化しているようで、そこここの小部屋に人質が閉じ込められていた。群がる下っ端を蹴散らしつつ最上階の局長室に飛び込んだ俺達を待ち受けていたのは―

「おお!助けに来てくれたのか!」
「ご無事でしたか…あなたが局長ですね?」
「ああ、そうだ…と言いたいところだが、違う!俺はロケット団幹部、ラムダだ!」ビリビリッ

そう言うとその男はたちどころに顔の皮を剥いだ。マスク使う奴なんて本当にいたのか…


372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 20:16:51.74 ID:P5dHoICSP
ロケット団コスの3人…


373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 20:45:08.43 ID:P5dHoICSP
出かける前支援


374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 20:45:28.74 ID:FigG5nzbO
やっと追いついたぜ
ヒビキきゅん可愛いよヒビキきゅん
でもチャリ漕ぐよりそらとんだ方が早くね?


375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 20:53:25.58 ID:x8z/T6xnO
「今度こそ邪魔はさせないからな!行け、ドガース!」
「シェリル、頼みましたよ!」

このラムダという幹部は実に六体ものポケモンを擁し、一人一殺の精神で爆発を連発してきた。こんなことして、せっかく占拠したラジオ塔に影響はないのか?

「…くそ!変装を解くんじゃなかった!」「おい、本物の局長はどこにいる?」
「…地下通路の鍵部屋の奥だ…鍵はくれてやるが、果たして貴様らに辿り着けるかな?クックッ」
「それだけ聞けば十分だ。行くぞ!」

地下通路の奥の扉の鍵を開け、階段を降りた俺たちが見つけたのは、いくつものシャッターとそれを操作する三つのスイッチだった。辿り着けるかなとはこれのことだな?

「とりあえず片端から試してみましょう。たった三つですから押し方は3P3で6通りしかありません。」
「生憎既に文系を心に決めた俺としてはそういうのは考えないように心掛けているんだ。」

ラムダはああ言っていたが、実際大したことは無かったな。奥の通路への扉を守る団員を倒し、奥へ向けてひた走る。

「!! おお、ついに助けに来てくれたのか!」
「今度こそ本物の局長ですね!?」
「ああ、監視の団員から塔の大部分を奪還されたと小耳に挟んでな。待っていたよ。」
「もう大丈夫ですよ。ひとまずここを脱出しましょう。」
「ああ、しかし3Fのシャッターにもまだ敵が立て籠っている筈だ。だが、このカードキーなら開けられる。申し訳ないが、頼んだぞ!」
「解りました。僕達にお任せください。」

俺達は再びラジオ塔に急行した。3Fに駆け上がり、奥のシャッターにカードをかざす。

ピーン ガガガガ

「開きました。急ぎますよ!」


376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 20:57:27.26 ID:TkMiUy6t0
全部自爆とかラムダうぜえwww


377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 20:57:31.42 ID:x8z/T6xnO
>>374
それだと速すぎてキョン達と出くわせないからな


378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 21:05:28.11 ID:P5dHoICSP
そもそも、クロバットに3人乗れないんじゃ


379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 21:13:53.13 ID:x8z/T6xnO
>>378
キョン達は徒歩


380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 21:21:12.14 ID:P5dHoICSP
>>379
>>378は>>374への回答…のつもりだったんだが
チャリ漕ぐよりそらとんだ方が早いってヒビキの事だったんだな


381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 21:49:41.76 ID:x8z/T6xnO
「おや、シャッターまで突破されたのですか…まさか私の出番が来るとは思いませんでしたよ。」

「あら、またあなたたち?いよいよこの計画もピンチみたいね…フフッ。」

流石に立て籠っている連中だけあって、精鋭が揃っている。ヒビキと合流しどうにか奴らを倒した俺達は、エレベーターで最上階の展望台へと上がっていった。

「流石にここまでやって来るとは思いませんでしたよ。私はこの新生ロケット団の最高幹部アポロ。せっかく再結成した団員のためにも、そして未だ行方の知れないサカキ様のためにも、ここで終わらせるわけにはいきません。…ゆけ、デルビル!」
「いや、絶対に終わらせてやる!エテボース、行け!」

「…な、そんな、はずは。ヘルガー、お前が最後の頼みだ!」
「バクフーン、気合弾だ!」

「………」
「さあ、いい加減観念するんだ!」
「……仕方ありません。これも運命なのですね。私が倒された以上、この計画は最早失敗です。私も三年前にサカキ様がそうされたように、この新生ロケット団をいまを以て解散しましょう。それでは、さようなら。」

「おお!君たち、やってくれたんだな!ラジオ塔からロケット団達が逃げていったよ!」
「ええ、もう大丈夫です。」
「良かった、本当に良かった。これで放送を再開できるよ。君たち、本当にありがとう。」
「あ、その、お気になさらず…」
「そうだ、お礼をしなくちゃな。これをあげよう。昔旅をしていたときに見つけた羽なんだが、きれいな虹色をしているだろう?聞いた話では、エンジュの塔を登るのに必要だとかいうが…」


382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 22:09:54.20 ID:P5dHoICSP
ペース速くなったな カントーまで行けるか?


383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 22:23:44.35 ID:Yae4E8D2O
カントーいく必要はないでしょ
バッジ8つで船に乗ることが目的だし


384 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 22:56:48.44 ID:bqxUZwTW0



385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 23:05:49.17 ID:x8z/T6xnO
その後、虹色の羽の譲り合いを俺達と繰り広げたヒビキは、最終的に古泉に丸め込まれ、フスベジムに挑むと言って俺達と別れた。

「…それでは皆さん、お元気で。」
「ええ、ヒビキくんも気を付けて。バイバイ。」
「…行ったな。俺達も早いところフスベシティに向かいたいところだが、チョウジからここまでのマラソンは流石に疲れたぜ…ひとまず今日は久々に長門に顔見せてからポケセンで休んで明日出発しよう。」
「そうですね。僕達にとどまらず、彼らもへとへとのようですから。」

―その夜

「しかし長門はいつ目を覚ましてくれるんだ…?ハルヒも見つからないし…」
「状況はあまりよろしくありませんが、バッジ集めはあと一歩です。僕たちは今僕たちがやれることをやりましょう。」
「…だよな。…はぁ、やれやれ。」

そう溜め息を漏らした時、部屋の電話が鳴り出した。誰だ?そしてなぜ俺たちがここにいると解った?

「…はい、もしもし。」
「ああ、一樹くんだね?僕だよ、ウツギ。」

その電話によると、ディアルガとパルキアに対する第三の存在について少し解ったという。やはり神話や伝承の類いではあるが、と前置きして博士は話し始めた。
その存在はギラティナといい、破れた世界という時間や空間を超越した異次元に住んでいるそうだ。つまり、「異世界」やら「ワームホール」やらのキーワードってことらしい。ますます訳が解らんぞ。

翌日、俺達はフスベシティへ向けてコガネシティの北にあるゲートをくぐった。そういや、あのインターフェースに襲われたのもここだったな…と思いだし、池を見やる。
岸に設けられた柵には、誰かがもたれるように立って、池をじっと見つめていた―と、その人物がこちらを向いた。


386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 23:14:22.33 ID:P5dHoICSP
ほほぅ


387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 23:20:59.86 ID:ydLUHwE7O
わくてか


388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 23:41:35.28 ID:ydLUHwE7O



389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 23:49:29.86 ID:FigG5nzbO
しゅ


390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/01(月) 00:16:53.55 ID:AWeLeiGcO
明日朝早いけど
ほす


391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/01(月) 00:17:03.42 ID:8ODAYdBPP



392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/01(月) 00:48:11.99 ID:pJptYLipO
やべえまた寝落ちした(´・ω・`)待たせてすまんな


393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/01(月) 00:52:22.27 ID:O1Hkhi7iO
>>392
日付変わったから鳥つけたら?


394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/01(月) 01:02:27.97 ID:pJptYLipO
「………」
「な!長門!」
「長門さん!」
「にゃがとしゃあん!うわああん!良かった…ふぇっ、ふええん…」

朝比奈さんが長門に飛びついた。俺達も急いで長門のもとに駆け寄る。

「長門、もう大丈夫なのか?ずっと意識を失っていたみたいだが…」
「ワームホールに飲み込まれた際、情報制御回路の大半がバーストしてしまった。その再構築に時間が掛かった。」
「なるほど。情報操作能力は失ったものの、インターフェース自身の生命は維持できたということですね。」
「そう。心配をさせたことは謝罪する。」
「いいんだよ。俺こそいつも長門には救われてばっかなのにこういう時に限って何もしてやれなかったしな。」
「いい。あなたの責任ではない。」
「すまんな、いつも。まあ他にも話したいことは色々あるが、それは歩きながらにしよう。行くぞ、長門。」
「解った。」

チョウジタウンの東に伸びる44番道路には冷たい空気が一杯に広がっていた。
ここがこれだけ寒いってことは、氷の抜け道は相当なもんだろうな…氷柱とかが見れるかもしれん。
ここまでの道のりで長門から受けた説明をまとめると次のようになる。
天蓋領域からの攻撃が何を意図したものかは思念体に接続できない現在では解らないそうだが、とにかくそれに対する長門の情報出力とが相互に干渉した影響でワームホールが生まれ、俺達は異世界に飛ばされた。
また、ハルヒによる情報噴流も小規模ではあるが観測されているようだ。
しかもそれを探知した限りでは、ハルヒはシンオウ地方にいるという。
結果、俺達がポケモンリーグに挑戦しなければならないことはますます確固たるものとなった。

氷の抜け道に足を踏み入れた俺達はあまりの寒さに震えが止まらなくなってしまった。
しかも床一面に氷が張っているから歩きにくいことこの上ない。
これでも平然とした顔で横を歩いている長門の能力には流石にもう驚かないが。

「ふわ~、ようやく抜けましたね…生き返った気分ですよぉ。」
「間違いなく氷点下でしたからね。ポケモンセンターで温かいコーヒーでも飲みましょう。」

しかしここが最後のジムの町か…今回は長門もいるし、あまり苦戦はしなさそうだな。後でジムリーダーの手持ちを解析してもらおう。

「ところで長門、今敵のインターフェースはどうしてる?」
「不明。周防九曜は情報操作を行い、自己の存在情報を隠蔽している。解析も非常に困難。」
「そうか…お前が復活した以上、向こうもまた手を出してきそうだしな。これから先は警戒を怠れなそうだ。」
「私の役割には涼宮ハルヒの観測以外にあなたたちの保護という事項がある。天蓋領域は、あなたたちを攻撃しない。私がさせない。」
「あ、ありがとうございます。あの、何かわたしに出来ることがあったら言ってくださいね。」
「勿論、僕も出来うる限りのお手伝いはします。」
「俺もさ。俺には何の能力もないが、ハルヒを焚き付けるくらいはお安い御用だ。」

翌日、ついに俺達は最後のジムへと突撃をかけた。流石にジョウト最難関のジムだけあって、内部の仕掛け、ジムトレーナーともにこれまで以上に手強い。
また、長門の分析によればジムリーダーに対して最も有利に戦えるのは朝比奈さんらしい。朝比奈さんは若干尻込みしていたが、やがて決心したように頷いた。

「バッジは七つ集まっているのね。その実力、確かめさせてもらうわよ。」
「それではフスベシティジムジムリーダー戦、これより開始します。使用ポケモンは四体、準備はよろしいですね?…始め!」
「行きなさい、ギャラドス!」
「ぴちぴち、出番です!」

キングドラの破壊光線!ぴちぴちは倒れた!

「ああっ…戻ってください、ぴちぴち!…出てきてください、さんさん!」

キングドラは反動で動けない!
さんさんの日本晴れ!
キングドラの龍の波導!
さんさんのソーラービーム!キングドラは倒れた!

「…な!?ニ連続で負けるなんて…嘘よ…いえ、嘘じゃないのね。今回は大人しく渡すわ。」
「あ、ありがとうございます。あの、今回って…?」
「あ、気にしないで。こっちの話。とにかく、おめでとう。ライジングバッジと技マシンを受け取って。」
「は、はい。」
「ポケモンリーグはワカバタウンを東に行ったところにあるわ。言っておくけれど、負けたら承知しないからね!でないと負けた私が惨めになるでしょ!…頑張って。」

フスベシティを後にした俺達は山道を南へ下っていった。そういえば朝比奈さんやすとくに出会ったのはこの先だったな。…と、歩を進める俺たちの右手に、洞穴が口を開けていた。内部は真っ暗で、外から窺うことは出来ない。
フラッシュを灯して中へ入っていくと、内部は広大なドームになっていた。中央部には水がたまっているのが見える。

「確かこの洞窟ってワカバの方に繋がってましたよね、朝比奈さん?」
「はい、空気も同じ感じですし…どうしたんですか、古泉くん?立ち止まって…」
「ああ、すみません。しかし、足が比喩でなく進まないんですよ。何かに足を踏みつけられてるみたいに。」
「そんな馬鹿な。…ちょっと足をつかませてくれ。…本当だ、どうなってやがる?」
「ソーナンス!」

誰かと振り返れば、水色の体をしたポケモンが立っていた。よく見るとちょうど小泉の影を踏んでいる位置だ。
なるほど、動けないのはこいつのせいだな。



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