カミーユ「涼宮ハルヒの憂鬱?」

2010年06月15日 21:18

カミーユ「涼宮ハルヒの憂鬱?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/14(月) 05:50:43.65 ID:hXlL+KHN0

~ある日部室にて~

ハルヒ「はー退屈だわ」

ハルヒ「キョン、何か面白いことないかしら」

キョン「お前の言う面白いことはどうせロクでもないことだからなくていい」

ハルヒ「そんなんだからアンタはつまらない人間なのよ!」

ハルヒ「有希、面白そうなの読んでんじゃない。ちょっと貸して」パッ

長門「……」

ハルヒ「何々、宇宙世紀?MS?何なのよこれ」

長門「……ガンダムの資料集」

長門「この部屋に置いてあった」

キョン「ああ、それは俺が谷口から借りたやつだ。読みたきゃ持っていっていいぞ」

みくる「ガンダムって何ですかぁ?」

キョン「元はアニメなんですけどすごい人気あって何作も作られてるんですよね」

ハルヒ「ふーん、こんなの読んでるようじゃガキね!空想よりも現実よ」

キョン「でもそれ近未来のSF話だぜ。お前の好きなジャンルじゃないのか?」

ハルヒ「えーと……ニュータイプ?超能力者みたいなことかしら」パラパラ

ハルヒ「中々面白そうじゃない!これ借りるわ!」

キョン(まあ暇を持て余すよりかマシか……)



古泉「どうも、遅れました」ガチャ

古泉「おや、涼宮さんは?」

キョン「ガンダムのムック本持ってさっさと帰りやがった」

キョン「明日には連邦のコスプレ服でも持ってきかねん勢いだったぞ」

みくる「ふえぇ、わたしの衣装がまた増えるんでしょうか……」

キョン「その時はシュラク隊のケイトでお願いします」///

長門「わたしはエルピー・プルを推奨する」

古泉「ガンダム、ですか……」

古泉(不吉な予感がします)

古泉「用事があるので僕は先に帰らせてもらいます」サッ

長門「……」スッ

みくる「あ……じゃあわたしも帰りますね」

キョン「今日も何もしていないな」


~ハルヒ自宅~

ハルヒ「面白そうじゃないこのアニメ!」

ハルヒ「こんな奴らが現実にいたら退屈しないわ」

ハルヒ「特にニュータイプ…人の心を読めるのかしら?最高じゃない!」

ハルヒ「ふあぁ……もう寝ようっと」


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~翌日~

岡部「えー転校生を紹介する。親御さんの急な仕事の都合でこっちに来ることになったそうだ」

カミーユ「カミーユ・ビダンです。よろしく」

キョン「!?」ブフッ

岡部「なんだ、どうした?」

キョン「いや何でもないです」アセアセ

キョン(どこから突っ込めばいい!?しかもZガンダムと来たか!)

ハルヒ「この時期の転校生…事件の匂いがするわね」

キョン(一晩でアニメのキャラを呼び寄せるなんてどんだけアホだコイツ)

ハルヒ「何よ?」

キョン「いや……何でも」(こいつや他の奴はおかしいと思ってないんだな)

ハルヒ「放課後部室に連れてくるからアンタは先に行っててね!ぜひSOS団に入部してもらうわ」


~放課後~

岡部「カミーユ、部活は決めたか?ハンド部はどうだ?」

カミーユ「ホモアビス研究会に入ろうと思ってます」

岡部「?」

カミーユ「なんだ……ものすごい邪気が近づいてくる……?」

ダダダッ
ハルヒ「アンタちょっと来てもらうわよ!」ガシッ

カミーユ「何するんですか!」

ハルヒ「いーから来なさい!」ズルズル

カミーユ「離せよ!女に引き摺られる趣味はないんだよ!」

シュッ ボグッ!
ハルヒ「さあレッツゴー♪」

カミーユ「ぼ、暴力はいけませんよ……」

岡部「」ポカーン



キョン「ハルヒがこれから転校生を連れてくるぞ」

古泉「Zガンダムのカミーユさんでしょう?非常に厄介なことになりましたね」

キョン「!? 現状を把握しているのか?」

古泉「昨日嫌な予感がしたので長門さんに我々を情報改変からプロテクトしてくれるよう事前に頼んでおいたのです」

長門「……」コク

長門「涼宮ハルヒの願望はガンダム世界における概念と事象をこの世界に存在させること」

長門「現在の世界ではそれに関する架空のアニメや漫画はなかった事にされている」

キョン「だがそれがどうまずいんだ?奴が普通の人間ならほっとけばいいじゃないか」

長門「今は特に危険はない」

長門「しかし今後涼宮ハルヒが願望をさらに顕在化させた場合、
   閉鎖空間ないし現実にMSを出現させる可能性もある」

キョン「なん…ですと…?」

キョン「どうすりゃいいんだ?毎度ながら手のかかる奴だ……」

古泉「恐らく、彼女に現実の世界に満足してもらうしかないでしょう。
   退屈だったからこそ今回の改変世界を生んでしまった……と考えられますので」

キョン「出たとしたら神人よりもはるかに厄介そうだな……」

みくる「えと……MSってのが現れるとどうなるんでしょう?」

古泉「ビームサーベルで焼き殺されたりヘルメットごと首が千切れたり
   子供向け番組なのにギロチンで首チョンパとかされたりします」

キョン「全部Vガンダムじゃねえか」

みくる「ふええ、怖いです~」ひしっ

キョン「!」

古泉「女子供でも容赦なく死にます。流れ弾にあたった子供の顔が吹っ飛ぶなんてこともザラです」

キョン「それはもうガンダムじゃないだろ」

みくる「嫌です~嫌です~!」ぎゅっ

キョン「……」///

古泉「挙句サブキャラ達が人間爆弾として敵にむかっていったり…」

みくる「いやああああああ!」ぎゅううううううっ

キョン「構わん、続けろ古泉」//////

ガチャ
ハルヒ「おっまたせー」

キョン「あ……」

ハルヒ「なーにアンタたち昼間から抱き合っちゃって!離れなさいよ!」バッ

ハルヒ「神聖な部室でイチャつくなんてSOS団への冒涜もいいところだわ」

キョン(お前もいつもセクハラしてんだろうが!)

古泉「こんにちは涼宮さん、おや誰かいるようですが?」しれっ

カミーユ「……」

ハルヒ「紹介するわ!我がSOS団新入団員のカミーユ・ビダン君よ。
    謎の転校生でしかも外人だなんてワクワクするわ!」

カミーユ「こんな……こんなことってあるのかよっ!子供の遊びじゃないんだよ!!」

ハルヒ「うるさい」

カミーユ「!」ビクッ

カミーユ「わかりましたよ……大人をやればいいんでしょう」

ハルヒ「物分りがいいわね。あたしがSOS団団長の涼宮ハルヒよ。団長の言う事は絶対ね、いい?わかった?」

ハルヒ「……でこっちの可愛い子がみくるちゃん。
    奥の本を読んでいる子が長門有希、こちらのさわやか男子が古泉くんよ」

ハルヒ「あ、そっちにいるのはキョンって奴だけど覚えなくてもいいわ」

キョン「……」

カミーユ「カミーユ・ビダンです。よろしく」

キョン(原作通り電波系じゃないか!あいつら何故会話が成り立つんだ!?)ヒソヒソ

古泉(涼宮さんの強引さが功を奏してるようですね)ヒソヒソ

ハルヒ「こら!なにヒソヒソ話してんのよ!」

カミーユ「あなた達はニュータイプがそんなに気に入らないのですか?」

キョ泉「!?」

カミーユ「ニュータイプは戦争の道具じゃないんだよ!」

ハルヒ「さっきからニュータイプって何なの?」

カミーユ「人類の革新ですよ……人は……正しく理解しあえるはずなんです」

ハルヒ「ふーんよくわかんないけどアンタ人の心が読めるみたいね」

ハルヒ「面白そうだから我がSOS団の諜報部員に任命するわ!」

カミーユ「僕なんか見込みがない……ただの自閉症の子供ですよ」

キョン(もう突っ込みきれん……)

ハルヒ「あたし達の活動内容を紹介するわ。ズバリ単純!
    宇宙人や超能力者といった不思議を見つけて世界を大いに盛り上げるのよ!」

ハルヒ「明日は恒例の不思議探索よ。10時に駅前集合!キョン、遅れたら死刑ね」

キョン「へいへい」

ハルヒ「返事は一回!」

キョン「へい……」

古泉「カミーユさんがいれば驚天動地の不思議もきっと見つかると思いますよ」

みくる「そ、そうですねぇ~」

長門「……」


~長門宅~

キョン「あいつの電波っぷりはハルヒ以上だぜ。会話が成立してるのは奇跡だな」

キョン「だがそんなのはいいんだ。どうしても許せないのは……」

キョン「そもそもニュータイプってのは人の心を読む能力じゃないだろ!」ドンッ

長門「一般的なニュータイプの概念と涼宮ハルヒの認識とに乖離が認められるのは確か」

長門「それ故にカミーユ・ビダンにある程度の読心能力が備わってしまった」

キョン「間違えて理解しやがって……ガンダムをなんと心得るか」

古泉「珍しく熱くなっているようですね」

キョン「お前はどうなんだ古泉!」

古泉「んふっ。あいにく僕はWと種派なので」

キョン「この腐ホモ野郎が……」

キョン「長門、宇宙世紀作品こそガンダムだよな?」

長門「リィナ・アーシタこそ至高」

キョン「お前が妹萌えなのはわかったよ」

みくる「キョン君は何てキャラが好きなんですかぁ?」///

キョン「長瀬湊ちゃんは外せませんね」

古泉「ガンダムですらないですね」

長門「……ポニーテール」

長門「話題が逸れた」

長門「問題はまだある」

一同「えっ」

長門「涼宮ハルヒは設定資料集でしかガンダムを知らない」

長門「ニュータイプに対する誤認識だけでなく、Zガンダムの結末も見ていないはず」

長門「願望が強まると閉鎖空間内で処理しきれず、同じように多数の死者が出る可能性が高い」

古泉「……仕事が忙しくなりそうです」

キョン「イデオンやVガンダムじゃないだけまだマシか」

キョン「何にせよハルヒにそいつをうまく理解させないとな」

みくる「あの……その結末ってどんな……?」

キョン「古泉がさっき話したようなやつですよ。主要キャラの大半が死にます」

みくる「ひえええええええ~!!」ギュッ
以下略


~次の日~

ハルヒ「こらキョン!いつも通り最後に来たわね。お約束の昼食おごりよ」

キョン「いつも30分以上前に来やがって……」

ハルヒ「アンタが遅いのが悪いのよ。さっそく午前中のメンバーを割り振るわよ」

ハルヒ「……キョンとカミーユ君だけそっちね」

キョン(どうしてこうなった!?)

ハルヒ「キョンだけじゃ新人教育は無理ね。特別にあたしがそっちに混ざってあげるから感謝しなさい!」

キョン(なんですとぉ!?)

ハルヒ「それじゃ、しゅっぱーつ!」

キョン(電波系二人をどう扱えと……)

カミーユ「あなたって人は、いつもそうやって!!」

キョン「いやー不思議探索楽しみだなぁ!!」アセアセ

ハルヒ「探索に絶好の日和ね!」

ハルヒ「ちょっと公園寄って休みましょうか」

キョン「お前の新人教育は公園で休憩することなのか」

ハルヒ「カミーユ君、読心術ってどうやって身に付けたのかしら?」

カミーユ「人の心を読んだことなんてありませんよ……」

カミーユ「ニュータイプなんてそういう生き方しかできないんです」

ハルヒ「あら、じゃあ勝手にわかっちゃうわけね。それはそれで難儀ね」

ハルヒ「こいつは今何を考えているのかしら」グイッ

キョン「いてて耳ひっぱるな!」

カミーユ「わかってますよ、あなたが僕を嫌いってことくらい」

キョン「!」

キョン「いやそんなことはない……ぞ」

カミーユ「僕はこの能力のせいでどこに行っても厄介者なんです」

カミーユ「こんな時代を作った大人たちは勝手ですよ!」

キョン(ああ、そうか、アニメのキャラだとばっかり思ってたけど今はこいつもこっちの人間なんだよな……)

ハルヒ「ちょっとキョン!団員同士の揉め事は許さないわよ!!!!」ビキビキ

キョン「いや……カミーユ、スマンな。俺が一方的に勘違いしていた。許してくれないか」

カミーユ「気にしてませんよ……それにアムロさんって人が言ってましたよ。人はいつか分かり合えるって」

キョン「ああ、νガンダムは伊達じゃないな」

カミーユ「たまりませんね……」

ハルヒ「あたしを無視するなぁ!」

キョン(こんな日常なら悪くないな……)

キョン「ん?なんだアイツら」

ヤンキー1「おいオドレら」

ヤンキー2「カッカッカ……悪いがこれからこの公園は貸切予定や」

ヤンキー3「悪い事言わんから他所行っとけや」

ハルヒ「何よアンタたち!誰に向かって命令してんのよ!」

キョン「ばっ馬鹿よせ!」


吾郎「何やこのアマ」

飯田「よく見たら可愛い顔してるやん」

畑山「ふっ……好きにせえや飯田。ただしはよせんと川島さんに殺されるで」

キョン(何でろくブルキャラがいるんだよ!?しかも極東高校ですか!!!!)

ハルヒ「やれるもんならやってみなさいよ!」

飯田「おっこいつ外人やん。日本語ワカリマスカー?」

畑山「カッカッカ」

吾郎「自己紹介でもしてみいやコラ」

カミーユ「……カミーユ・ビダンだ」

飯田「カミーユ?なんや女みたいやんけ」

カミーユ「なんだと……!?」

カミーユ「カミーユが男の名前で何が悪いんだよ!俺は男だよッ!」バキッ!

飯田「くっ……このガキ」

カミーユ「言っていいことと悪いことがある!俺は……!」ドカッガンッ!

飯田「かはっ……」

吾郎「飯田!」

畑山「いい加減にしとけよワレ……」

畑山「うらぁ!」ブンッ

サッ

畑山「な……!こいつ後ろに目が付いとんのか!?」

カミーユ「貴様らのようなのがいるから、戦いは終わらないんだ!消えろ!!」ドカバキグシャッ!!

畑山「ぐ……お……」

吾郎「何やねんコイツ……」

ハルヒ「カミーユ君すごいじゃない!」

ハルヒ「わたし一人でもあんな奴ら勝てたけど、褒めてつかわすわ」

カミーユ「出てこなければ、やられなかったのに……」

キョン「カミーユ、ありがとな。助かったぜ」

ハルヒ「アンタは全っ然役に立たなかったわね!」

キョン「……」



吾郎「か、川島さんに連絡を……」

プルプルプルプル……ピッ

吾郎「か…川島さん!今公園で三人組にやられまして……」

川島「……」

川島「ろくブルのSSなんて数少ないんや、出られただけよしと思え」

ピッ

吾郎「ちょ!川島さん!川島さん!!」

畑山「俺らヤラレ役かい……」

飯田「ラノベ発祥のSSには空気合わんわ……アカン」

吾郎「俺と畑山が一緒にいる事もおかしいしな……」


~その後~

ハルヒ「……てなことがあったのよ!もう気分よかったわ!」

古泉「お見事でしたね」パチパチ

みくる「すごいですね~」

ハルヒ「気分がいいから帰りはゲーセンに寄ってプリクラでも取りましょう」

古泉「素晴らしいアイディアですね」

キョン「また俺の支払いか……」

ハルヒ「プリクラ混んでるわね。時間を潰さないと」

キョン「あ……"ガンネク"……!?」

キョン(今の世界からはガンダムは消えてるはずでは……?)

長門「このゲームは私にとって人生。だから残した」

キョン「なんというご都合主義」

カミーユ「なんだ……このゲームから感じる鼓動は……?」

キョン「やってみたらどうだ?」

古泉「どうやらこのゲーセン一の使い手が来店しているようですね」

プレイヤー「やめてよね……僕が本気を出したら僕にかなうはずがないよ……」

ハルヒ「カミーユ君、SOS団切り込み隊長の実力見せてあげなさい!」

キョン「諜報部員じゃなかったのか?」

カミーユ「Zガンダム、カミーユ・ビダン、行きます!」チャリン


~数分後~

プレイヤー「どうしてそんなこと……平然と出来るっ!?」

カミーユ「こっちは遊びでやってんじゃないんだよッ!」

キョン「完勝か……さすがニュータイプ……」

古泉「無傷の上外れ弾もなかったようですね」

長門「……」メラメラ

キョン「おっ長門が燃え出したぞ」

長門「負けられない」チャリン

みくる「よくわかりませんけども、なんだか二人ともすごいです……」

キョン「エスパー対TASって感じだな……やれやれ」


~その後~

ハルヒ「不思議はなかったけども今日は満足だったわ!」

ハルヒ「カミーユ君の優秀さをアンタたちも見習いなさい」

古泉「おやおや、すっかり読心術が気に入ったようですね」

ハルヒ「あったりまえよ!ゲームなんかには勿体無い能力だわ」

ハルヒ「カミーユ君、アンタにはその能力に見合った天職がきっとあるはずよ!」

ハルヒ「そうねえ……戦闘機のパイロットなんかやったら無敵じゃない?」

一同「!」ビクッ

ハルヒ「冗談よ。まあSOS団の活動を通してゆっくり考えなさい。また明日学校でね。バイバーイ」

一同「……」

カミーユ「何です?みなさん僕を見て」

キョン「お前には、話しておかなくちゃならないことがあるんだ」

カミーユ「僕に言いたいことがあるのはわかってましたよ、聞きますよ」


~長門宅~

キョン「まず最初に、お前はこの世界の人間じゃないんだ」

キョン「信じられないかもしれないが、俺たちにとってカミーユはアニメの世界のキャラクターだったんだ」

キョン「そしてハルヒは、自己の願望によって世界を改変する能力を持っている……」

キョン「過去にもアイツの力によって世界が改変されかけたことがあったんだ」

キョン「今回は、アイツがとある本を読んだことがきっかけで、
    元々はアニメの世界の人間だったお前を呼び寄せちまった……てわけなんだ」

キョン「……信じられるか?」

カミーユ「……」

カミーユ「いくら僕がニュータイプだからって……そんなこと信じられる訳ないでしょう」

カミーユ「ハッキリ言ったらどうなんです?僕にいなくなればいいって」

キョン「ばっ……そんなこと!」

カミーユ「人類はわかりあえる……子供の理想ってわけだったんですね」

カミーユ「そうでなければこんな宇宙も、人の住んでいるところも、息苦しくって……!」

カミーユ「先に帰らせてもらいますよ」スタスタ

キョン「おいカミーユ!」

古泉「……逆効果だったようですね」


~翌日放課後~

ハルヒ「さあキョン!カミーユ君!部室に行くわよ」

カミーユ「病欠します!」

ハルヒ「え……ちょっと待ちなさいよ!」

ハルヒ「もうなんなのよ!どうしたっていうの!」

キョン「……」


~部室にて~

ハルヒ「このバカキョン!一体彼に何を言ったのよ!!!!!!!」ビキビキビキ

キョン「スマン」

ハルヒ「せっかくの人材をアンタのせいで失ったのよ!責任取りなさい」

ハルヒ「もう今日はいいわ。帰る!」

キョン「……」

古泉「僕も迂闊でした。貴方だけ気に病むことはありませんよ」

古泉「機関の力を借りてなんとか説得を試みてみます」

キョン「……俺が馬鹿だった」

キョン「俺は……アイツのこと友人だと思ってたはずなのに、
    心のどこかでまだアニメのキャラとして扱っていたんだ」

キョン「古泉、俺にも出来る限り手伝わせてくれ」

古泉「ふふ……貴方のそういうところ好きですよ」

キョン「お前が言うとキモイな」


~夜~

ハルヒ「もうキョンの馬鹿……!説得するまで許さないんだから」

ハルヒ「あーツマンナイなあ。せっかく面白くなってきたのに」

ハルヒ「面白いこと……」

ハルヒ「カミーユ君がパイロットで敵のロボットを……」ムニャ

プルプルプルプル……ピッ

古泉「はい。はい……ええ。わかりました」

古泉「予測された事態が起きました。皆さん、用意はいいですか?」

キョン「ああ」

長門「……」

みくる「ははははい!」ブルブル


~その頃カミーユは~

多丸「カミーユ・ビダンさんでございますな。古泉からの頼みで来てもらいたいところがあります」

カミーユ「お前は……ジェリド!?」

新川「ご同行願えますか?」

カミーユ「う、噂に聞いたソロモンの悪夢まで……?」

多丸「?」

新川「?」

カミーユ「俺は……一体何を言って……」

多丸「あのー車に乗ってもらえますか?」



古泉「カミーユさん、お待ちしておりましたよ」

カミーユ「……」

古泉「これから行くところには貴方が元いた世界に存在する人型機動兵器、すなわちMSが暴れています」

古泉「それを見れば、あなたの元の世界の記憶が蘇るかもしれません……では」スッ

カミーユ「!!!!」

カミーユ「あれは……ジ・オ!?」

カミーユ「どうして俺は名前を……?」

古泉「ここは閉鎖空間と言って涼宮さんのストレスによって生み出された空間です」

古泉「現実の世界とは隔絶されていますが、
   あのMSにこのまま破壊を許すと現実にも被害を及ぼす可能性があります」

カミーユ「MS……あれが……」

古泉「僕もこの空間では力を発揮できる超能力者なんです。なんとかあれは食い止めてみせますのでご安心を」

古泉「ふんもっふ」ドギャアッ

キョン「頼むぜ古泉……」

みくる「わたしはいつも何もできましぇ~ん……」グスン

長門「あの神人は強敵……古泉一樹たちだけでは厳しい」

キョン(神人じゃなくてMSそのものだもんな)

キョン「さてカミーユ、あのMSを見て何か思い出せないか?」

カミーユ「……」

キョン「これだけは覚えていてほしい……お前のこと厄介者だなんて思ってないさ」



古泉「くっ……MSだけあって硬いですね」

古泉「それにあのビームライフル……当たれば即死でしょう」

ジ・オ「……」ギューンギューン ドゴオオオオオオオオオ……!

古泉「く……!」

古泉「!?」

古泉「涼宮さんも閉鎖空間に来ている!?」


ハルヒ「すごい!すごいわあの人型ロボット……!」

ハルヒ「でもここは一体……前にもこんなところに来たような……」


ピシュン
古泉「ハァハァ……涼宮さんがこの閉鎖空間に来ています!あなた方で避難させてください!」

キョン「何だって!?……だけどハルヒなら」

古泉「元の設定が設定です……
   主要キャラでも容赦なく死ぬZガンダムなら涼宮さんでも攻撃を受けてもおかしくありません!!」

キョン「もう俺らの世界の法則グチャグチャじゃねえか!」

キョン「くそっ!長門は朝比奈さんを頼む!カミーユは俺と来い!」

長門「……」コク

みくる「ひええええええ!!!」



キョン「ハルヒ!」

ハルヒ「キョン!それにカミーユ君まで!!」

ハルヒ「一体ここは何なのよ?あのロボットは!?」

キョン「説明はあとだ!とにかくアレから離れるぞ!!」

ハルヒ「わ……ちょっ」

ドギューン……
スガアアアアアアアアアアアアン!!!

キョン「ハルヒ危ねえ!」バッ

キョン「ぐっ……爆風で……」

ハルヒ「キョ……キョン!!しっかり」

ハルヒ「何なのアイツ……こんな……人殺しのための兵器なんて……」

カミーユ「……ようやく思い出した……」

カミーユ「命は……力なんだ!命は……この宇宙を支えているものなんだ!」

カミーユ「それを……こうも簡単に失っていくのは、それは……それは酷いことなんだよォー!」ブゥゥゥン……

キョン「俺はまだ死んでない」

ハルヒ「何か現れた……!」

ハルヒ「また新しい……今度は白いヤツだわ!」

キョン「土壇場でZガンダムを呼び寄せやがった……アイツ」

キョン「もうこうなったらバイオセンサーでもなんでも発動させちまえ!」

ジ・オ「再び貴様と相まみえるとはな……」

キョン「え?」

カミーユ「お前だ!いつもいつも、脇から見ているだけで、人を弄んで!」

ギューンギューン

シロッコ「勝てると思うな!!小僧!」

バチィィィィィィィビリビリ

キョン「シ、シロッコ……」

キョン「ジ・オの中にいたようです、はい」

カミーユ「許せない……俺の命に変えても……体に変えても……こいつだけはー!」

シロッコ「この世界に死者の情念は存在せん!」

シロッコ「このシロッコ、二度も不可解なご都合設定に遅れをとるか!」

シロッコ「落ちろ!蚊トンボォ!!!!」

長門「……」スッ

シロッコ「ぐお!」ビビッ


シーン……


シロッコ「う、動け……ジ・オ、何故動かん!?」

シロッコ「またかあああああああああああああ」

カミーユ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


ズッギャ───────ン!!!!


───

──────

──────────

シロッコ「ぐ……貴様の精神だけは……逃さんぞ……」

長門「させない」スッ

シロッコ「!?」

シロッコ「この私が……ご都合主義などに……クッ」ガクッ

カミーユ「ハァハァ……やったのか……?」

キョン「カミーユ!」

カミーユ「!」

古泉「皆さんご無事でしたか」

キョン「お前途中から何やってたんだ?」

古泉「筆者に忘れられ……空気と化していました」

キョン「それは仕方ないな」

みくる「ひぐっひぐっ……皆さん無事でよかったです~」

ハルヒ「えっみくるちゃんに有希、古泉君まで!」

ハルヒ「今回の事は一体何だったの!?あの巨大兵器は何!?」

キョン(閉鎖空間内でハルヒと会っちまって大丈夫なのか?)ヒソヒソ

古泉(神人MSをどうにかするのに精一杯で考えてませんでした……ハハハ)ヒソヒソ

長門「大丈夫。わたしが何とかする」

長門「それより彼女の意識を変化させるのが先決」

キョン「長門……もうお前になら抱かれてもいい……」///

キョン「ハルヒ、さっきの兵器はだな……」

カミーユ「僕が話しますよ」

キョン「カミーユ……!」

カミーユ「思い出しましたよ」

カミーユ「……僕は元いた世界でさっきのMSと戦い、奴を倒した直後に白い光に包まれて……
     そこから意識を失っていました」

カミーユ「気づいたらこちらの世界にいたんですよ。人の心がわかるようになってね」

ハルヒ「……でも、一体どうして……?」

カミーユ「さあ、何故でしょうね」

キョン(その辺の事情はハルヒに言わなくてもいいぞ!)

カミーユ(わかってますよ)

カミーユ「僕はニュータイプです。僕を呼ぶ声に導かれただけですよ」

カミーユ「僕はあちらの世界ではMSのパイロットでした……」

カミーユ「ニュータイプだからって人殺しの道具みたいな扱いでね」

カミーユ「戦争の原因や大義なんて、いつだって大人の詭弁です」

カミーユ「でも、そのために大勢の人間が死ぬなんて、おかしいですよ!」

カミーユ「今の時代、この国には戦争がないんでしょう?」

カミーユ「それは……それはとても幸せなことだと思いますよ」

カミーユ「ニュータイプもMSも、人殺しの道具になるしかないんです」

ハルヒ「……」

ハルヒ「そ、そんなこと最初からわかってるわよ!」

ハルヒ「そうね、もうあんな危ないもん見たくもないわ!」

ハルヒ「ところであんたこれからどうすんの?」

カミーユ「元の世界に戻りますよ。なんとなくわかるんです」

カミーユ「わかってくれる人がいるから、人は生きていけるんです」

ハルヒ「そうね……そうよね。アンタにも元の暮らしがあるものね……」

みくる「あ、あの……短い間だったけど、楽しかった……ありがとう」

カミーユ「ええ、こちらこそ」

カミーユ「最初から最後まで空気でしたね。筆者から一言『ごめん!』……だそうですよ」

みくる「ううう……いいんです……原作でも役に立ちませんから、わたし」ウルウル

キョン(僕には大いに役立っていますよ、朝比奈さん!)

カミーユ「フフ……あなたたちのそういうレクリエーション、嫌いじゃないですよ」

古泉「ガンダムの登場人物と会えて感激でしたよ、カミーユさん」

カミーユ「こちらこそ楽しい一時でしたよ」

古泉「それにしても……今の貴方が元の世界に戻るとすると……」

古泉「アニメ版とも劇場版とも違う歴史が作られる可能性が……」

古泉「しかしZZは黒歴史にしてはいけません。マリーダ・クルスのためにも」

カミーユ(心を読んで)「……そんな歴史が……!」

カミーユ「死ぬまで戦い続けますよ。僕はニュータイプですから」

長門「……ガンネクは楽しかった。また勝負するべき」

カミーユ「ええ、いつでもいいですよ。次はMSシミュレータでやりましょう」

長門「……」コク

長門「あなたが年上好きなのは知っている」

カミーユ「……!でもエマさんも……レコアさんももう……!」

長門「(あなたの世界では)これからは妹萌えの時代」

カミーユ「!」

長門「わたしも妹萌え派」

長門「あなたの潜在的趣向を解析して最もあなたが喜ぶボイスデバイスをプレゼントする」

カミーユ(妹萌え……まさかロザミィのことか?)

???「お兄ちゃん……」

カミーユ(この声は……?)

???「お兄ちゃん……亜美とんじゃうううううううううう」

長門「CVは及川ひとみ」






───
─────
────────

カミーユ「……彗星かなあ?いや、違う……違うな。彗星は、もっと、バアッ!って動くもんなー」

キョン「精神崩壊!?長門は何をしたんだ!?」

長門「くりいむレモンは伊達じゃない」

カミーユ「……ふぅ」

カミーユ「……なんだ、さっきの感覚?悲しみと苦しみが、入り交じって……」

カミーユ「俺は……ヒロシ……?」

キョン「まあとにかくだな!」

カミーユ「ハッ」

キョン「お前といたこの二日間楽しかったよ」

キョン「これで別れちまうのは残念だけど……」

キョン「達者でな!」

キョン「ファとはうまくやれよ」

カミーユ「そっちこそ、レクリエーションはほどほどにお願いしますよ」

キョン「……何のことだ?」

古泉「カミーユさん、彼はオールドタイプの人間ですから……」

キョン「なんか知らんが馬鹿にされてる気がするな」

ハルヒ「カミーユ君、また戻ってきなさいね!団長命令よ!」

カミーユ「ええ、きっと」

カミーユ「あなたはもっと素直な感情を出してもいいと思います」

カミーユ「そうすればきっとよりよく分かり合えるはずです……彼とね」

ハルヒ「な……意味のわかんないこと言ってないでさっさと帰りなさい!」

カミーユ「言われなくてもそろそろ……」

カミーユ「時間が来たようです……」

カミーユ「……カミーユ・ビダン、行きます!」

みくる「カミーユくん……みんな、あなたのこと忘れないから」

古泉「寂しくなりますね」

長門「……」コク

キョン「せっかく友達になれたのにな……」

ハルヒ「フ、フンだ寂しくなんかないんだから!」


───
─────
────────

……カミーユ、カミーユ……!
カミーユったら……!!!



カミーユ「!!!!」

カミーユ「ファ、ファなのか?」

ファ「カミーユ……よかった……正気を取り戻したのね……」グスッ

カミーユ「ああ……夢を見ていたんだよ……。楽しく、切ない夢だったさ……」


~物語冒頭~

ハルヒ「はー退屈だわ」

ハルヒ「キョン、何か面白いことないかしら」

キョン「お前の言う面白いことはどうせロクでもないことだからなくていい」

ハルヒ「そんなんだからアンタはつまらない人間なのよ!」

ハルヒ「有希、面白そうなの読んでんじゃない。ちょっと貸して」パッ

長門「……」

ハルヒ「何々、宇宙世紀?MS?何なのよこれ」

長門「……ガンダムの資料集」

長門「この部屋に置いてあった」

キョン「ああ、それは俺が谷口から借りたやつだ。読みたきゃ持っていっていいぞ」

みくる「ガンダムって何ですかぁ?」

キョン「元はアニメなんですけどすごい人気あって何作も作られてるんですよね」

ハルヒ「ふーん、こんなの読んでるようじゃガキね!空想よりも現実よ」

キョン「でもそれ近未来のSF話だぜ。お前の好きなジャンルじゃないのか?」

ハルヒ「えーと……ニュータイプ?超能力者みたいなことかしら」パラパラ

ハルヒ「でも」

ハルヒ「超能力を戦争のために使うなんて考えが程度が低いわね!」

ハルヒ「我がSOS団は世界平和に貢献するのよっ!」

ハルヒ「キョン、サボってないで平和に役立ちそうな不思議を見つけてきなさい!」

キョン「やれやれ……」

と言いつつキョンは嬉しそうな笑みをしていたとさ。



おわり




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