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朝倉「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方をみる」

2010年07月24日 20:51

朝倉「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方をみる」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/23(金) 14:18:54.09 ID:sY+VoROj0

長門「間に合わなかった」



長門「申し訳ない」

古泉「いや、しかしあなた方がこんな失敗をするなんてね」

長門「情報思念体も一枚岩ではない」

古泉「朝倉さんはどうしました?」

長門「既に解体作業を終了した。情報操作で最初からいないことになっている」

みくる「………」

古泉「朝比奈さん、泣いても彼は帰ってきませんよ」


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月「どういうことだ」

L「だから、おかしいんですよ。この事件は」

月「確かに教室で生徒が殺害されることはめずらしいが」

L「いえ、そこではありません。彼を刺したナイフ、あれを作っているメーカーはないんです」

月「何?」

L「捜査本部はまず、このナイフを購入した者をまず被疑者として絞り込む方針をとりました。
  彼を殺傷したナイフは刃渡り15センチ。
  いわゆる軍用にデザインされたもの、もしくはそのレプリカでした」

月「まあ普通の捜査方法だな。現場に残された唯一の物的証拠だ。当然だろう」

L「アーミーナイフなど、普通ホームセンターに売ってません。販売している店は限られます。
  そもそも購入する人も少ないでしょうし、販売者も客を覚えているだろうと。
  そこでまず捜査本部はナイフを作っている業者の特定を行いました」

月「それで、ナイフを作っているメーカーが見つからなかったと。しかし、趣味で作っている人もいるだろう」

L「それこそ足がつきますよ。
  そんな特異な趣味を持つ人は少ないですし、ナイフを製造するにはそれなりの設備が必要です。
  ちなみに捜査員もちゃんとその線も捜査してますよ」

月「じゃあ既に絶版になったモデルとか…」

L「私が調べたところ、過去に同じ物は出回ってません」

月「お前が調べたのなら、そうだろうな」

L「では、あれは何なんでしょう。どこにでもある、しかしどこにもないナイフなのですよ」



長門「あれから涼宮ハルヒの様子はどう」

古泉「暫くはショックを受けたみたいですがね。事実を受け入れつつあるようです。
   意外なことですが閉鎖空間も特に発生していません」

長門「そう」

古泉「学校が再開するのは2週間後。全校生徒のカウンセリングが終わるまでは閉鎖するそうですよ」



月「しかし何故お前がこの事件に首を突っ込んでいる」

L「面白そうだからです」

月「なるほどな」

L「さて、殺害現場にも不可解なことがあります」

月「天井間まで血液が飛んでるな」

L「頚動脈を切られてますからね。一気に吹き出ます」

月「しかし血の飛び散り方に乱れが無い」

L「流石です。血液が吹き出たのなら、殺害者に返り血が飛ぶはずです。
  当然、その遮られた血液分だけ、放射状に飛び散った血液に乱れがでる。しかしそれがない」

月「しかし首を切られたという事実から、遠くからナイフを投げたわけではない」

L「監察医の記録では、左耳の下から入り顎の下を通って袈裟切りにされています」

月「一発か」

L「一発です。躊躇したあともありませんし、被害者が抵抗した様子もありません」

月「ありえない」

L「そう、ありえないんです。
  寝てる人ならいざ知らず、立っている人を正面から抵抗されずに斬ることなどできない」

月「しかも、身を屈めたりした様子もないんだな」

L「もしかしたら、立ったまま寝てたのかもしれませんがね」

月「それで、お前はこの事件をどうしたいんだ」

L「別にどうにかしたいわけではないですよ。ただ面白そうなだけです。
  心臓麻痺の犯罪者よりよっぽど興味がある」

月「………」

L「冗談ですよ。そっちのほうもちゃんとやります」

月「いや、この事件も十分興味深い。一緒に考えてみよう」

L「まず整理しましょう。被害者は高校1年生の男子生徒です。現場は彼の教室のど真ん中。
  殺害時刻は午後4時から5時半の間。忘れ物を取りにきた友人が発見しています」

月「それはショックだったろうな………」

L「わ、わ、わ、と唸ってたそうですね」

月「血の海だからな」

L「捜査資料によると、彼の交友関係は良好で、特に嫌われたり、
  誰かを苛めて恨みを買うようなこともなかったそうです」

月「まて、彼の部活動?なのかこれは?このSOS団というのは何だ」

L「非公式のサークルだそうで。いかにも思春期の少年達が思いつきそうなサークルですよ」

月「大人になってから恥ずかしくなるパターンだな」

L「話を戻しましょう。同時期に、ある生徒が行方不明になっています」

月「?捜査は難航してたんじゃないのか?十分に被疑者候補じゃないか」

L「そうでもありません。というか、誰もその生徒が行方不明になったことに気づいてません」

月「どういうことだ」

L「4月、学校は新入生の分だけ備品を納入します。
  といっても、上級生と数が合わない分だけ調整するだけですが。
  その記録上、新入生の数は412人であるはずです」

月「よく調べたな」

L「しかし今年の1年生は411人。学校のデータベースにアクセスしましたが間違いありませんでした。
  また、備品発注後に入学を辞退した者もいませんし、退学者もいません」

月「そもそもが間違いだったとは?」

L「いいえ。備品購入者は再三にわたり購入数をチェックしています。
  管理責任者も決裁をおろしていますので、数え間違いとは思えません。
  なにしろお金が絡むことなのでチェック体制は十分だったようです」

月「では何故同時期に行方不明になったと考える?」

L「彼のクラスですが、実は席が一つ余っています」

月「?」

L「しかし、誰も席が余っていることに気づきませんでした」

月「………」

L「事件後、聞き込みを始めて初めて席が余っていることに全員が気づいたのです。担任も含めてね」

月「………記憶がずれている?」

L「おそらくは。事件前までは実際に誰かがその席にいたのでしょう。しかし記憶している人はいません。
  考えにくいことですが、誰かが全員の記憶を書き換え、さらに学校のデータや書面までも入れ替えたと」

月「人間業じゃないな」

月(死神なら記憶を操れるかもしれないが)

L(ジョバンニならデータや書類はなんとかしそうですがね)

月「つまり、犯人は足のつかないナイフを用意できて、学校のデータベースにアスセスでき、
  関係者の記憶を操作できる人間ということか」

L「けっこうな組織力や資金が必要ですよ。
  そして申し訳ないが被害者は、それだけの手間をかける必要がある存在だとは思えない。
  普通の男子高校生ですよ」

月「俺はこの事件の情報を全く知らない。が、お前、まだ何か知っているだろう」

L「ばれましたか」

L「実は気になる人物が複数名います」

L「まず、鶴屋という人物。女子生徒ですね。彼女の実家は相当の資産家です。
  そして、非合法な活動も含めた不透明な組織を持っています」

L「そして古泉という男子生徒。彼は例のサークルの一員ですね。ぶっちゃけ、彼の名前は偽名です。
  目的不明の機関と呼ばれる組織に所属しています」

月「お前が調べられないのか」

L「いや、いわゆるオカルト系の団体のようなんですが、
  意味不明で常識はずれなことばかり考えてるような団体なので、そういう意味で目的不明と」

月「ようはイカれた連中ってことか」

L「そして朝比奈という女子生徒。彼女も例のサークルのメンバーですね。実は彼女は、戸籍がありません。
  というか、あるけど偽造でした。巧妙でしたがね」

月「むしろそのSOS団ってのが怪しくなってきたじゃないか。名前からしてもうアレだが」

L「一応残りのメンバーも調べましたが、あとの二人は特におかしなところは見られませんでした。
  普段の言動以外は」

月「なんだそれ」

L「いえ、そのサークルの部長というのがどうやら奇抜な人みたいで。
  新学期の自己紹介で宇宙人と友達になりたい、人間とは関わりたくないなどと叫んだそうです」

月「なにそれこわい」

L「友達にしたくありませんよね」

月「どっちにしろ、朝比奈と古泉は別件逮捕、いや補導だな」

L「まあ本当の年齢が分からないので逮捕でも良さそうですが、そうですね。
  なにかしら情報を持ってるのかもしれませんしね」

月「それから残りのメンバーにも事情をきいてみよう」

L「あなたが訊いてくださいよ。私は別の部屋で見てますから」

月「…松田にやらせよう」



古泉「まずいことになりました。警察に目を付けられました」

朝比奈「ふぇ?」

古泉「あなたもですよ、朝比奈さん」

朝比奈「ふぇえ?」

古泉「警察内部の機関の人間から情報がありました。我々二人がマークされていると」

長門「何故」

古泉「二人とも身分を偽ってますからね。戸籍の取得には裏技を使ったのですが、隙があったようです。
   朝比奈さんも同様でしょう。あなたは大丈夫なようです。流石ですね」

古泉「しかしこのタイミングでばれるとは、運が悪い」

朝比奈「どうにかならないんですかあ?」

古泉「どうにもなりませんよ。
   警察内部にいるっていっても、機関の人間を正規採用試験で潜りこませているだけの只の警察官です。
   特別な権限があるわけではありません」

長門「情報統合思念体も、二人を守るメリットはないと判断した。よってこの件に関しては私は動けない」

古泉「では、暫く機関のセーフティーハウスに引き篭もることにします。
   朝比奈さんも姿を隠したほうが良いでしょう。なんなら未来にでも」

朝比奈「は、はい~」

長門「………」

古泉「?」



男『…対象A、B、マンションから出てきました。確保しますか』

L「確保してください」

男『了解。開始します』



男『対象2名、確保しました。「家」に帰ります』

L「気をつけて」

月「誰だ?」

L「私の私兵です。二人を確保しました」

月「それ犯罪だからな」



月「それで、この二人が例の」

L「そうです。「家」に監禁しています。多少非合法な方法でも、情報を聞き出そうと思いまして」

月「おい。ここは法治国家だぞ。第一彼らは被疑者でもないだろ」

L「しかし戸籍を偽っています。真っ当な人間ではありませんよ」

月「父さんたちは知っているのか」

L「知りませんよ。知っているのは私とあなた、そしてワタリと実行部隊だけです」

月「彼らか」

L「ええ。元SASの隊員です」

月「モヒカンとガイコツか。大丈夫か」

L「気はいい連中ですよ」



月・L(………しかし巨乳だなあ、この娘)



ソープ「さて、上司からの命令だ。知ってることを喋ってもらう」

古泉「………」

みくる「ふぇぇぇぇ」

ソープ「ゴースト、準備を頼む」

ゴースト「………」

古泉「何です?そのハサミは」

ソープ「これで指を一本ずつ切り落としていく。大丈夫だ。指が無くても死にはしない」

ゴースト「不便にはなるだろうがな。五本落としたら自白剤を打つ」

みくる「ひぇぇぇぇぇ」

ソープ「緊張感のない叫び声だな」

古泉「………何故最初から自白剤を使わないのですか?」

ソープ「できれば普通の状態で話を聞きたいのさ。強情を張るなら薬に頼る」

古泉「つまりどっちにしろ話さなければならないのですね」

ゴースト「まあ、そうだな。薬に耐えられれば話は別だが」

古泉「無理でしょうね」

ソープ「耐えられたやつは見たことないな」

古泉「じゃあ、指を落とす前に話したほうが利口ですね」

ソープ「そうしてもらえると助かるな」



ソープ『すみません、ソープ『自供、とれました』

L「ご苦労様です。どうでしたか」

ソープ『それが、ちょっと………』

L「?」



L「本当ですか?」

ソープ『ポリノグラフや他の装置も使用しましたが、嘘を付いてるわけではないようです。
    もしくは心の底から信じているのか』

L「自分が超能力者や未来人であることをですか?」

ソープ『ええ、まあ………』

L「それを信じろと?」

ソープ『それは貴方しだいです』

月「もう、わけがわからないな」

L「未来人?異世界人?超能力者?………涼宮ハルヒ?」

月「確保するか?」

L「いや、その必要はないでしょう。それよりも被害者ですが、彼は普通の人なのですね?」

月「供述ではそうだな」

L「では、何故殺されたのでしょうか」

L「誰に?何の目的があって?どうしてあんな完璧に犯人が隠蔽されたのでしょう?」

月「おい。もしかして信じるのか?あの戯言を?」

L「仮に、その戯言が真実なのだとして、あの不可解な状況が生み出せるのは」

月「長門か」

L「そうです。確かに彼女も身分を偽っているはずなのですが、完璧なんです」

L「むしろ完璧すぎて、事件の不可解さも彼女なら可能な気がします」

月「しかし、宇宙人だぞ。馬鹿馬鹿しい」

L「犯罪者が心臓麻痺で死にまくってるんです。これもこの宇宙人の仕業かもしれませんよ」

L「大尉、中尉、指令です」

ソープ『はい』

L「長門有希を殺害してください」

月「おい!!」

L「長門有希を殺して情報統合思念体とやらの出方をみます」

ソープ『………了解した』



ソープ『突入する』

L「気をつけてください」


『ブリーチ!ゴー!』
『クリア!次!』
『クリア!クローゼット!チェック!』
『クリア!クリア!』


ゴースト『「雛鳥」から「親鳥」へ。対象は見あたら・・・ブツッ』

L「?どうしました?」

月「………お、おい!」

長門『貴方達は知りすぎた』

L「あなたは?」

長門『あなたが殺そうとした、長門有希。もっとも、私に命という概念は当てはまらない』

L「………彼らはどうしたのですか?」

長門『殺害した。許可が下りたので』

L「許可とは?誰が下すのです?」

長門『答える必要は無い。今からそちらに移動して貴方達も消去する」
 


月「!!!」

L「あ」



長門「処理、完了」

長門「彼らは惜しかった」

長門「事態が複雑になりすぎた。あの朝比奈と古泉も監禁されたまま」

長門「事態収拾のため、すべて最初からなかったことにする」

長門「私は消え、また別の端末が涼宮ハルヒに近づく」

長門「SOS団も、あの3人も、私も、消えてなくなる」

長門「………とても残念」



長門「処理を実行する」



ハルヒ「今日はどの部活に体験入部しようかしら!」

谷口「国木田!帰りにゲーセン行こうぜ!」

国木田「いいよー」

ハルヒ「あの二人って仲いいわね。っと、文芸部?まだ入ったことないわね!」

ハルヒ「おっじゃまっしまーす!!」



朝倉「あら、お客さん?」







67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/23(金) 20:27:20.34 ID:sY+VoROj0

初めてのSSでした。
お茶を濁してすみません。
思いつきで強引に終わらせてしまいました。
難しいですね。

支援してくださった方、間違いのご指摘をしてくださった方、ありがとうございました。

本当はハルヒが記憶を取り戻して全員復活エンドにしたかったのですが、嫁が帰ってくるので終わらせました。
尻切れトンボで申し訳ないです


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