唯「サイレンが鳴ってる・・・」 秋山澪 終了条件1 秋山宅からの脱出

2010年10月22日 19:39

唯「サイレンが鳴ってる・・・」

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 02:41:55.05 ID:aaTgFN2yO

桜ヶ丘 秋山宅 澪の部屋
PM18:30:00

秋山澪
終了条件1 秋山宅からの脱出

──────────

澪「おさまった…?」

机の下からひょこっと顔を出すと辺りをリスの様に軽快に確認する。

澪「凄い地震だったな…。ああっ、本棚がぐちゃぐちゃ…」

澪「ってそんなことよりみんなが無事かを確かめるのが先だろう!」

散乱した本を退かしやっとの思いで携帯を見つけるも圏外。

澪「こんな時は災害コールセンターに電話だ!」

プープープー

澪「その災害地の真っ只中にいるの忘れてた…。かけられる側だろ私は」

地震の時に聴こえたあのサイレンの音…何だったんだろう。

──【フフ、澪ちゃんゴハン作らなきゃ……】──

澪「な、なに? ママの声が……」



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──【ダンッ! ダンッ! ダンッ! 中々切ナイいわねぇ…………】──

澪「なに…………これ……」

──【澪ちゃんが待ってルノニ……】──

澪「ママ……何切ってるの……」

──【キレナイワネェ……】──

それが何かわかった瞬間に胃から吐瀉物が逆流してきた

澪「オェ…………」


間違いない…………ママが切ってるのは…………

あれは…………パパの手だ


澪「ゴホッ……アッ……ア…ア…アッ!」

これは夢だ。

澪「ママがそんなことするわけ…」

でも……あの薬指にあった指輪はパパの……。

澪「パパとママが愛し合った記念のものなのに……」

喧嘩になってママが勢い余って殺して……、

澪「ううん……家の家族は仲が良かった。それだけは間違いない。殺すだなんて……」

そもそもさっき見えたのはなんだ?
ママがいるのは一階なのにどうしてそれが見えたんだ?
それに地震があったって言うのに暢気にご飯……それもパパの手を……。

澪「考えちゃダメだ…! 頭がおかしくなる…」

こんな時、頭に浮かんだのは律の顔だ。

澪「助けて…律…」

──【後はコレヲ煮込んで……】──

目を閉じると自然に浮かぶこの光景。

──【出来たら澪ちゃんに持って行ってアゲナキャ……】──

もう理性のブレーカーが飛んでいるのか私はその光景を黙って眺めていた。

澪「パパ……ママ……律……」

会いたい。律に。

怖かったろ? って慰めてもらいたい。

澪「逃げなきゃ……。そして律のとこに行くんだ」

そう決めた瞬間、頭のブレーカーを入れ直し、物事を冷静に考える。
律に会うためにはここで死ぬわけにはいかない。

澪「あのママはもう……ママじゃない!」

しかしこの能力は便利だ。相手の視界を盗み見ることが出来るらしい。
だがこんなアニメじみた能力があること自体異常だ。
つまり……

澪「もしかしたらもう……私は……」

よそう、そんなことを考えるのは。今はとにかく律やみんなの安否が心配だ。
携帯が使えない今直接会いに行くしかない。

澪「家を出るには下を抜けなきゃ……でも下には包丁を持ったマ……人がいる」

澪「窓からは……無理だ。とてもじゃないけど降りられない」

澪「下を抜けるしかない……」

ゆっくりと部屋のドアを開けると、階段を覗き込む。

澪「……」

そして目を静かに閉じた。

──【ウフフ……出来タ……ハヤク澪チャンに持っテ行っテアゲナイト……】──

鍋で煮た腕をお椀によそいおぼんの上に置いている。

澪「まさか……こっちに来る?!」

慌てて隠れる場所を探す。
いっそのこと飛び降りた方が助かる見込みはあるか、元はママなんだから話せばわかってくれるんじゃないか、なんてバカみたいな提案が頭の中で立案されては却下されて行く。

トス……トス……トス……

スリッパが階段を噛む音が聞こえる……!

澪「ここしかない……!」

私は一番隠れられそうな所に身を滑らせた。

澪ママ「澪ちゃん、ゴハンよ」

シーン────

澪ママ「オカシイワネェ……ドコに行っタノカシラ」

澪ママ「ヨイショ…………」

おぼんを机の上に置くママ。

澪「(うっ…………)」

ママの手には………包丁が握られていた。

澪ママ「ハヤクコッチニ来レバイイノにネー…………リッチャンと一緒ニ」

澪「(律………)」

澪ママ「遊ビニ来ナイカシラネー…………リッチャン。ソシタラ一緒ニコッチニ来サセテアゲルノニ」

ガタッ…………

澪ママ「アラ……」

澪「(しまった……ッ!)」

澪ママ「澪チャンイルノー?」

澪ママがクローゼットを覗き込むようにして見ている。

澪「ッ…………!」

心臓はもう耳障りな程に脈を打っている。

澪ママ「かくれんぼカシラ? 澪チャンったら子供ネー…………」

澪ママ「ミ~ツケタ」

澪ママは両手でクローゼットを開け放つとそのまま一気に包丁を中に突き立てた。

ザクッ─────


澪ママ「…………」


澪「…………」


澪ママ「澪ちゃんの服ヤブイチャッタわー…………後で縫ワナイト…………」

澪「(…………ほっ)」

その破いた服を持ったまま澪ママは下へ降りて行った。

それを視界ジャックで確認した後、澪がベッドの下から出てくる。

澪「クローゼットに隠れてたら死んでたかな……」

これでしばらくは上には来ないだろう。考える時間が出来た。

澪「酷い臭い……」

机に置かれたそれを鼻をつまみながらゴミ箱に入れた。
そしてすかさずその周りに消臭剤を振りかけた。

澪「今は……ご丁寧にさっき破いた服を縫ってる……。ママなのかママじゃないのか……」

さっき殺そうとしたんだ、ママだろうがママじゃなかろうが危険には変わりないか…。

澪「台所じゃなくなったぶん逃げやすくなったな……」

台所の勝手口から逃げればすぐ外だ。

澪「これで準備はよし……!」

鞄に食べ物や飲み物を詰めておく。きっと律は何も考えなしに外に飛び出してるだろうからな。
お腹が減ってたりしたら大変だ。

澪「…………」

念入りにママの視界を盗み見る。

──【澪ちゃんの服カワイイワァ………】──

相変わらずミシンで私の服を縦横無尽に縫っている。こうなるともう頭がどうかしたとしか思えない。

澪「夢なら覚めてよ……」

そう呟いた後、私は静かに階段を下った。

階段の壁際から肉眼で覗き見る。
ママは背を向けたままリビングでミシンを縫っている。

澪「(よし……)」

今だとばかりにゆっくりと屈みながら台所に行き、勝手口に手をかける。

澪「(あれ……スリッパがない。いつもならここにあるはずなのに…)」

こんな非常自体だ、靴下だけでも何とかなるだろうとドアノブを回そうと……

ガチャ

澪「えっ」

澪パパ「タダイマァァァ」

澪「パ…パ…?」

目の前に立つのは片腕のない私のパパだった。

あぁこれは死んだな

澪パパ「ウヒャッヒャヒャッ」

澪ママ「アラァ澪ちゃん……帰ってタナライッテクレナイト」

挟まれた……。

澪パパ「コッチハスバラシイゾ~澪」

澪ママ「コッチニオイデ……澪ちゃん」

澪「あ、ああ……」

そうだ……これは夢なんだ。
きっと悪い夢で……起きたらまたあの楽しい日々が待ってるんだ。

目を瞑る。

澪ママ「澪チャアアアアアアアアアアアアアアン」

覚めたらきっと……会いに行くから、律。



斎藤「そんなんじゃ生き残れませんよ、澪さん」

この声の後、銃声が二つ響いた。


終了条件達成



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184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:30:25.78 ID:xQr9Y+BZO
梓「バケモノめ…バケモノめ…!!」

唯『あ~ず~にゃん……一緒にあそびましょぉぉ~……』

梓「…見せてやります……女子校魂、見せてやります──!!!」

和「…了解、射殺します…」

さわ子「ムギちゃんのにおいがするよぉぉぉ…」

死淵


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