憂「転校生はニンニクがキライ」

2011年01月08日 19:21

憂「転校生はニンニクがキライ」

クロス作品です。

元ねた
「かりん」

参照画像「真紅 杏樹」

i0199668-1291527358.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0199668-1291527358.jpg

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 14:20:57.65 ID:htcgexfp0

こんにちは、平沢憂です。

私は今、桜が丘高校に通う高校3年生です。

そんな私にはひとつ違いのお姉ちゃんがいます。
お姉ちゃんは今年から大学生。
今は大学の寮で一人暮らしをしています。

両親は家を空けることが多く、今では私も一人暮らしをしているようなものです。

今日の天気予報は雨のち曇り。
予報通り、朝から空は真っ暗です。
洗濯物は外に出せそうにありません。

夜も少し冷えそう。
今日の夕飯はロールキャベツにしようかなぁ。


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ーーーーー

がっこう!

ガヤガヤ


純「おっはよー!」

憂「あ、おはよう純ちゃん」

純「梓はまだ来てないか…。それより聞いて!」

憂「どうしたの?」

純「さっき職員室の前で聞いたんだけど」

純「なんと今日、このクラスに転校生が来ます!」フンスッ

憂「へぇ。今の時期に珍しいね」

純「でしょ!これは何か事件の予感が」

憂「…お家の都合とかじゃないかな?」

純「もー。憂ってばノリわるいよー」ハァ

憂「ごめんごめん。あっ、梓ちゃんおはよう」

純「おっ、来たな梓め!ちょっと聞いてよ。実は今日さぁ…」

ーーーーー

梓「普通に家の都合じゃないの?」

純「…君達には失望した!」ビシッ

梓「え、なにが?」

憂「それは私もさっき、あっ先生来たよ」

ガラッ

教師「ほら、チャイムがなったら席に着く。ホームルームはじめるぞー」

教師「今日はこのクラスに転校生が来てる。ほら、入って」

???「…」

「わぁーかわいー!」

「あの子ハーフ?」

「お人形みたーい!」

教師「ほら、静かに!じゃあ自己紹介してもらおうか」

杏樹「…真紅 杏樹」

教師「…えっと、ご両親の仕事の都合で越してきたそうだ。短い間になるが、みんな色々教えてあげるように」

「はーい!」

杏樹「よろしく」

ーーーーー

純「謎の美少女転校生…ますます何かありそうじゃない!?」

梓「今家の都合って言ってたじゃん…。でも真紅さん凄くかわいいね」

憂「ほんと。まるでフランス人形みたい」


~~~~~

すうじつまえ!


真紅家

煉「なに?高校に行きたいだと?」

杏樹「えぇ」

カレラ「杏樹、お前はもう成人して昼間は外を出歩けないんだよ?それになんで今更…」

ヘンリー「いかん!私は認めんぞ!」

杏樹「…お願いパパ…」

ヘンリー「くっ…だ、だめなものはだめだ!危険過ぎる!それに悪い虫がついたらと思うと…」オロオロ

杏樹「…そう」

煉「…」

煉「まぁ、高校くらい良いんじゃないか?」

ヘンリー「煉!?」

煉「曇りや雨の日だけ登校して、それに学校も女子校なら問題ないだろ」

杏樹「…兄さん」

カレラ「…あぁ、そういうことね。ただし、無茶はするんじゃないわよ」

ヘンリー「カ、カレラまで」

杏樹「ありがとう」

杏樹「入学の手続きは自分でやっておくから。それじゃあお休みなさい」

バタン

ヘンリー「一体どういうつもりだ…いきなり高校に行きたいだなんて…」

カレラ「…きっとあの娘のことでも思い出したんでしょうね」

ヘンリー「!?…そうか…」

煉「まぁ杏樹も今年で18、人間なら高校生ってわけだし」

ヘンリー「しかし、今の杏樹に昼の世界は」

煉「俺が全力でサポートするさ。だからちょっとの間、杏樹の我が儘を聞いてやってくれ」

ヘンリー「…わかった」

煉「すまないな、親父」

ヘンリー「いいんだ、可愛い娘のためだ」


~~~~~

やすみじかん!


「ねーねー、真紅さんはどっから来たの?」

「好きな食べ物は?」

「きょうだいとかいる?」

杏樹「~」

ワイワイ

ガヤガヤ

憂「真紅さん、すごい人気だね~」

梓「まあ、あれだけ可愛いと色々聞いてみたくなるよね」

純「そうだ、真紅さんをけいおん部に誘ってみたら?」

憂「いいね。真紅さんとも仲良くなれるし、どうかな梓ちゃん?」

梓「確かに部員が増えるのは魅力的だし」

梓「でも今はあの人集りだよ…」

純「じゃあ放課後誘ってみよーよ」

憂「そうだね。あ、次体育だよ。早く着替えよう」


ーーーーー

たいいく!


純「うー、さむっ!こんなに天気悪いのに外でマラソンだなんて」ハァ

梓「ほんと。今日は雨だって言うのに」

憂「あっ、でもちょっと太陽出てきたね」

杏樹「!?」

杏樹「あっ…」クラッ

バタッ

「真紅さん!」

「せんせー!真紅さんが!」

教師「おい、誰か保健室に~」


ーーーーー

ほけんしつ!


杏樹「…んっ」

杏樹「(ここは…?)」

憂「あ、真紅さん気が付いた?」

杏樹「あなたは?」

憂「私は平沢憂。真紅さんと同じクラスだよ」

杏樹「そう…あなたが運んでくれたの?」

憂「うん。でも真紅さんが急に倒れてびっくりしちゃった」

杏樹「私日光苦手だから。でももう大丈夫」

憂「よかったぁ。でもあんまりムリしないでね」

杏樹「…ありがとう、平沢さん」

憂「ううん、気にしないで。あっ、それと憂って呼んでくれて構わないから」ニコッ

杏樹「ええ、わかったわ」

憂「じゃあ私、教室に戻るね」

杏樹「待って、私も行く」

憂「でも…真紅さんはもう少し休んでた方が」

杏樹「もう平気。それと私のことも杏樹って呼んでもらっても構わないわ」

憂「うん。じゃあ杏樹ちゃん、行こっか」ニコッ

杏樹「ええ」


ーーーーー

きょうしつ!


純「あ、憂…と真紅さん!」

「あ、真紅さんだ!」

「大丈夫?」

杏樹「ええ。もう大丈夫よ」

ガヤガヤ

純「うひゃ、まるでアイドル扱いだね」

梓「おかえり憂。真紅さん大丈夫なの?」

憂「うん、なんだか日光が苦手なんだって」

純「そうなんだ。で、けいおん部のことは話した?」

憂「あっいけない…」

梓「もう、憂ったら…」

憂「ごめんね梓ちゃん」

純「まぁまぁ、放課後に誘えばいいんだし、ね?」


ーーーーー

ほうかご!


杏樹「けいおんぶ?」

純「そう!軽い音楽と書いて軽音部!」

梓「…なんか誤解されそうな言い方」

憂「真紅さんは音楽とか興味ある?」

杏樹「…ちょっとよくわからないわ」

純「よーし!じゃあ私達の演奏を聴いてもらおうよ」


ーーーーー

ほうかご!


杏樹「けいおんぶ?」

純「そう!軽い音楽と書いて軽音部!」

梓「…なんか誤解されそうな言い方」

憂「真紅さんは音楽とか興味ある?」

杏樹「…ちょっとよくわからないわ」

純「よーし!じゃあ私達の演奏を聴いてもらおうよ」

憂「杏樹ちゃん、この後時間あるかな?」

杏樹「…えぇ、大丈夫よ」

純「じゃあ、ぜひ聴きに来て。うちの部はなんてったってティータイムが売りでさぁ」

梓「ちがう!あくまで演奏がメイン!」


ーーーーー

おんがくしつ!


憂「はい。どいぞ」カチャ

杏樹「ありがとう」

憂「あ、杏樹ちゃんはお砂糖いくつ?」

杏樹「大丈夫、このままで構わないわ」

憂「それとクッキーもあるから食べてね。私の手作りで申し訳ないんだけど…」

杏樹「…頂くわ」

純「どう?おいしいでしょ?憂は料理すっごく上手いんだよ」

梓「って、純が威張る所じゃないでしょ」

杏樹「…」サクサク

杏樹「そうね。とても美味しい」

杏樹「(と言ったものの、ヴァンパイアは味覚を感じないんだけどね)」

梓「ほら、そろそろ演奏するよ!」

純「え~、もうちょっとおしゃべりしよーよー」ブー

梓「ダメ!せっかく真紅さんが来てくれたんだから」

憂「純ちゃん、まずは演奏を聴いてもらおうよ」

純「う~。憂が言うならしかたない」ヨッコイショ

梓「…私が部長なのに」

梓「ほら、そろそろ演奏するよ!」

純「え~、もうちょっとおしゃべりしよーよー」ブー

梓「ダメ!せっかく真紅さんが来てくれたんだから」

憂「純ちゃん、まずは演奏を聴いてもらおうよ」

純「う~。憂が言うならしかたない」ヨッコイショ

梓「…私が部長なのに」


ーーーーー

~♪


純「どうだった?」

杏樹「なんというか」

梓・憂・純「うんうん」ワクワク

杏樹「あまり上手くないのね」

梓・憂・純「(ばっさりだー!)」

杏樹「でも、とても楽しそうに演奏しているのは伝わってきたわ」

純「でしょー!」

梓「まぁ、このメンバーで始めたのは今年の春からだしね」

梓「去年までは先輩たちがいて、部員ももう少し多かったんだけど…」

憂「私のお姉ちゃんも部員だったんだよ。パートはギターでね、それがギー太って名前でそれからそれから」

梓「憂、落ち着いて!」

純「でも今年で卒業しちゃったんだもんね」

梓「うん…」

純「そこで、淋しがっている梓のために我々二人が入部したって訳よ!」

梓「べ、別に淋しくなんてなかったし!一人でも全然大丈夫だし!」

杏樹「!?」ドクンッ

純「またまたー。強がっちゃってー」

梓「もう!別に私は先輩たちがいなくても全然平気なんだから!」

純「はいはい、わかったわかった」ニヤニヤ

杏樹「(この子…)」

杏樹「ごめんなさい、私そろそろ帰らないと」

杏樹「お茶とクッキーご馳走様。おいしかったわ(…たぶん)」

純「そう、じゃあ少し早いけど私達も解散しよっか」

梓「え、もう?」

純「うん。私今日はジャズ研にも顔出しときたいし」

梓「…そっか」

純「ごめんね二人とも。じゃあ先に行ってるから。真紅さんもさようなら」

杏樹「ええ、さようなら」

憂「じゃあ、私達はもう少し練習して帰ろっか」

梓「!うん、そうだね!」

杏樹「それじゃあ私はこれで」

憂「うん、今日は演奏聴いてくれてありがとう」

梓「よかったらまた聴きに来てね」

杏樹「そうね、ありがとう」


ーーーーー

~♪


梓「ふぅ、今のはいい感じだったね」

憂「そうだね。でもやっぱり二人だけだとちょっと淋しいね」

梓「うん…」

憂「そろそろ私達も帰ろっか」

梓「あ、もう外真っ暗じゃん!帰ろっ」


ーーーーー

ろうか!


憂「杏樹ちゃん、けいおん部に入ってくれるかなぁ」

梓「どうだろう。楽器も何もやってなかったみたいだし、難しいかも…」

憂「うん…でも今日は演奏聴いてもらえてよかったね!」

梓「そうだね。先輩たちのためにも部員は確保したいし、また明日もお願いしてみよう」

憂「その意気だよ。あっ杏樹ちゃんのアドレスとか聞いておけばよかったね」

梓「ほんと…ってあ、ちょっと携帯忘れちゃったみたい。憂、先行ってて」

憂「うん。じゃあ下で待ってるね」


ーーーーー

おんがくしつ!


ガチャ

梓「あー、あったあった」

ヒュッ

梓「ひっ!」ゾクッ

杏樹「こんばんは。中野さん」

梓「ま、真紅さん!さっき帰ったんじゃ…」

杏樹「あなたが戻ってくるのを待っていたわ」

梓「それってどういう…」

杏樹「あなた、先輩たちがいなくなって淋しいのね」

梓「えっ?」

杏樹「大丈夫。私がそんな淋しさ、忘れさせてあげるから」

ギュッ

梓「ちょ、ちょっと、真紅さん///」

カプッ

杏樹「んんっ」チューッ

梓「あっ…ふぁ…はぁ…///」

ーーーーーー

憂「(えへへ、先に行ったと見せかけて部室から出てくる梓ちゃんをびっくりさせちゃおっ!)」

梓『ちょ、ちょっと、真紅さん///』

憂「(ん?他に誰かいるのかな)」ソーッ

憂「(杏樹ちゃん!?と梓ちゃんが抱き合って)」

憂「(首元に…キス…///)」

杏樹「かはっ…ふぅ…」

梓「あっ…はぁ…ふにゃ…///」ペタンッ

タッタッタッ

憂「(ど、どうしよう。とんでもないとこ見ちゃった///)」


ーーーーー

よくじつ!


憂「(昨日のことが気になってあんまり眠れなかった…)」ファ

憂「(結局1人で逃げるように帰っちゃったし…)」

憂「(なんだか梓ちゃん達と顔を合わせにくいなぁ)」ハァ

梓「あっ、うーい、おはよう!」

憂「えっ、お、おはよう梓ちゃん」アタフタ

梓「?どうかしたの?」

憂「え?べっ、別に」

梓「ふ~ん。変なうい~♪」

憂「あははは。梓ちゃん、今日はなんだかご機嫌だね」

梓「へ?そうかなぁ。でもなんだか気分がスッキリしてるんだぁ」

憂「そ、そうなんだ」ドキドキ


ーーーーー

きょうしつ!


純「あ、二人ともおはよう」

憂「おはよう純ちゃん」

梓「おはよう純」

純「今日は真紅さん休みなんだってー。やっぱり体調悪かったのかな…」

梓「そうなんだ。心配だね」

憂「う、うん…」


ーーーーー

ほうかご!


梓「ごめん、今日部活休みにしてもいいかなぁ?」

純「梓からそんなこと言うなんて珍しいじゃん。ははぁーん、さては男だなぁ?」ニヤニヤ

憂「!?(ま、まさか杏樹ちゃんと…///)」

梓「何言ってんの。ちょっと他のバンドでも見てみようかなぁと思って」

憂「え…」

梓「まぁ、ずっと放課後ティータイムでしか活動しないのも、もったいないかなーなんて思って」

純「おおっ、放課後ティータイムラヴな梓とは思えないセリフ」

梓「まぁそういうわけだから、今日は各自で自主練ね。さぼっちゃダメだよ」

梓「じゃあ私急ぐから、またね」

梓「~♪」

タッタッタッ

純「あーあ、行っちゃった。じゃあ私はジャズ研に行くけど、憂はどうする?」

憂「…」

純「憂?」

憂「へ?えっと…なんだっけ?」

純「憂は放課後どうするの?」

憂「私は…帰ろうかな…」

純「…そう。なんならジャズ研見に来る?」

憂「いいよ、邪魔しちゃ悪いし。それに夕飯の買出しもしときたいから」

純「そっか…。じゃあまた明日ね」

憂「うん、ありがとう純ちゃん。また明日」


ーーーーー

おんがくしつ!


憂「(結局、部室に来ちゃった…)」

憂「(…梓ちゃん、どうしてあんなこと)」

憂「(もうお姉ちゃん達のこと、どうでもよくなっちゃったのかな…)」ジワッ

ヒュン

憂「!?」ゾクッ

杏樹「こんにちは」

憂「え?あ、杏樹ちゃん!なんで…」

杏樹「今日はあなたに会いに来たのよ」クスッ

憂「それって…」

杏樹「あなたも淋しいのね?」

杏樹「私にはわかる。あなたの近くにいると血が疼くから」

憂「な、何言って…」

杏樹「私が忘れさせてあげる。あの子みたいに」

憂「あの子って…梓ちゃんのこと!?」

杏樹「ほら、あなたも…」

ギュッ

憂「いやっ!」

杏樹「っ!?」

シュタッ

杏樹「(ダメ…この子にはこれ以上近づけないわ!)」

杏樹「…どうして?あなただって淋しいのは辛いはず」

杏樹「その淋しさから解放してあげるのよ?」

憂「確かに…お姉ちゃんがいなくなってとっても淋しい…」

憂「でもね、それはうちのお父さんやお母さん、それに梓ちゃんたちもね、淋しいって」

憂「一緒に淋しいねって言ってくれる人がいるから」

憂「私はそれを受け入れることができるし、おんなじ気持ちを共有できるの」

憂「だからみんなにはとても感謝してるし、それに私は淋しいって気持ちもすごく大切にしたいの!」

杏樹「…」

杏樹「…私にもお姉ちゃんがいるの」

憂「えっ?」

杏樹「ほんとドジでグズでマヌケで、手のかかるお姉ちゃんだったわ」ハァ

憂「…」

杏樹「でも…とてもあったかかった」

憂「杏樹ちゃんも、お姉さんが大好きなんだね」

杏樹「…今はとても遠い所で幸せに暮らしてて」

杏樹「そしてもう決して会うことはないわ」

憂「っ!?」

杏樹「お姉ちゃんとはもう住んでる世界が違うの。それに会わない方がお姉ちゃんのためだから」

憂「そうだんたんだ…ごめんね」

杏樹「あ、別にお姉ちゃんは死んじゃった訳じゃないからね」

杏樹「だけど…私もお姉ちゃんがいなくなって淋しい…」グッ

杏樹「でもありがとう。私もあなたの様にもっと強くなるわ」

杏樹「それと憂」

憂「えっ?」

杏樹「あなた、餃子食べた?」

憂「えっと…今朝は時間が無かったからお弁当に冷凍食品のを…」

杏樹「ニンニクくさい」

憂「えっ、うそ!?におってる!?」ハーッ

杏樹「あぁ、ごめんなさい。私人間より鼻が利くから」

憂「(…人間よりもってどういうことだろ?)」

憂「お昼休みにハミガキもしたんだけ…ほんとにごめんね」

杏樹「いいのよ」

杏樹「それに…そのお陰で友達を噛まないで済んだんし」ボソッ

憂「え?なに?」

杏樹「なんでもないわ」

憂「でも杏樹ちゃん、はじめて『うい』って呼んでくれたね」

杏樹「…そうだったかしら」

憂「えへへ~。ありがとう、杏樹ちゃん」ニコニコ

憂「これからもよろしくね!」

杏樹「ええ、そうね」スッ


ナデナデ


憂「あっ杏樹ちゃ…」

バタッ

杏樹「(これでもう私のことを思い出すことはないわ)」

杏樹「(中野さんには悪いことしてしまったのかも…。できれば謝っておきたかった)」

杏樹「あなた達とはもう少し友達でいてもよかったかも…」

杏樹「さようなら…そしてありがとう、憂」


ーーーーー


憂「…う~ん」

憂「あれっ?私寝ちゃってた?」ゴシゴシ

憂「ってもうこんな時間!?早く帰らなくちゃ!」

タッタッタッ

バタン


ーーーーー

真紅家!


ガチャ

杏樹「ただいま…」

煉「おう。…どうかしたか、杏樹?」

杏樹「学校…今日でやめてきたわ」

杏樹「後始末はもう全部しておいたから」

煉「そうか…」

杏樹「…」

杏樹「煉兄さん」

煉「ん、なんだ?」

杏樹「兄さんは、お姉ちゃんがいなくなって…淋しい?」

煉「…」

煉「あぁ、そうだな」

杏樹「そう…私も」

煉「…そうか」


ーーーーー

よくじつ!


憂「(う~ん、なんだか頭がぼーっとするなぁ)」

梓「おはよう憂」

憂「あっ、おはよう梓ちゃん…」

憂「昨日はどうだった?」

梓「え?あぁ、メンバー募集してるバンドを色々見て回ったんだけどさぁ」

梓「どのバンドもすごくかっこよくて、活動も本格的だったよ!」

憂「うん…」

梓「でも、やっぱり放課後ティータイムが一番かなって思って、そのまま帰ってきちゃった」

憂「!?」

憂「あ、梓ちゃん!」ダキッ

梓「わっ!ど、どうしたの憂!?」

憂「ううん、なんでもないよ~」ギュー

梓「もう、変なうい」


ーーーーー

おんがくしつ!


純「やっぱり梓に浮気はできなかったんだね」ニヤニヤ

梓「べ、別にそんなんじゃないし!」

憂「ふふふ。じゃあ私、お茶入れてくるね」

カチャ

憂「あれ?ティーカップが4つ洗ってある…」

憂「(なんでだろう。そういえば…他に誰かが居たような…)」

純「ういー、まだぁー?」ヒョコ

憂「あ、ごめん。もうちょっと待ってね」

梓「もう、純!いつも憂にばっかりお茶いれてもらってるくせに」

純「梓だってそうじゃん」

梓「うっ…だって私うまく入れられないし…」

憂「いいよ二人とも。私が好きでやってるんだし」

梓「ごめんね憂。私も手伝うから」

純「はいはい!私も手伝う!」

憂「ありがとう。そういえばこのカップなんだけど…」

純「?それがどうかしたの?」

梓「いつものティーカップだよね?」

憂「…」

憂「ううん!何でもない」ニコッ

純「そう?ならいいけど…」

憂「えへへ~」ニコニコ

梓「もう、しゃべってばかりいたらまた練習時間なくなっちゃうよ」

純「うちの部長はスパルタですなぁ」ハァ

梓「これが普通なの!ほら、はやく」

純・憂「ほ~い!」

梓「返事は『ハイ』!」


ーーーーー

かえりみち!!


梓「…結局ほとんど練習できなかった…」

純「まぁまぁ、いつものことじゃん」

梓「まったく…。明日からはもっとみっちり練習するんだからね!」

憂「明日はがんばろうね。それじゃあまたね」

梓「うん。それじゃあね」

純「おつかれ~」

ーーーーー

憂「(うぅ、今日も冷えるなぁ)」ハーッ

憂「(夕飯は買い置きのパスタがあったし、簡単にペペロンチーノでも)」

憂「(…ううん、やっぱりカルボナーラにしよっと♪)」

コツッコツッコツッ

憂「ん?」

憂「(今の人…もう日没なのに黒い服に黒い傘ってー)」

バッ

憂「…れ?…いない…」



憂「…ま いっか」クスッ


コウモリ「」パサ



おしまい




97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 21:34:43.34 ID:htcgexfp0
思いつきだったんで雑&遅筆ですみません。
ラストは原作の使わせて貰いましたごめんなさい。
あと原作をしっかり読み返せなかったんで口調やキャラに誤りがあったら申し訳ないです。
ここでかりんという作品を初めて耳にした方、もし興味を持って頂けたのならうれしいです。

にしてもスレタイはひらがなにすべきだった…orz
最後になりましたが支援して頂いた方々、読んでくださった方々有難う御座いました。



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