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マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」 その9

2011年05月16日 19:13

マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」

308 :>>1 ◆/yjHQy.odQ [saga]:2011/03/22(火) 01:54:41.45 ID:U78aSXyAO

ーAEU基地・食堂ー

ザワザワ……

グラハム「流石はAEU、食事に関しての並々ならぬ情熱がメニューからも垣間見える」

マリーダ「数多の国々の連合であるAEUだからこそ、という事でしょうか?」

グラハム「我々ユニオンの糧食は些か酷いものがあるからな。経済特区・日本の糧食は美味いと聞くがそれ以外は……」ピッ

マリーダ「コメを使った糧食はホーマー司令の自宅に備蓄してありました」ピッ

グラハム「ほう……流石は日本通で知られる司令だ」

ザッ

グラハム「!」

マネキン「おはよう諸君」

グラハム「マネキン大佐、おはようございます」

マリーダ「おはようございます」

マネキン「おはよう大尉、少尉。昨夜はよく寝られたかな?」

グラハム「御陰様で。突然お邪魔したにも関わらず、素晴らしい部屋をお借りしました」

マネキン「そう言って貰えるなら幸いだよ」ピッ

マネキン「時に大尉、ユニオンは君以外にライセンスを受領させる予定を立てているのかね?」

グラハム「そのような話はまだ耳にしておりません。ですが、マリーダ少尉ならば或いは……とも考えられます」

マネキン「茶化すか?」

グラハム「いえ、私が知る上では唯一並べる腕を持つフラッグファイターです」

マリーダ「恐縮であります」

マネキン「ふむ……」

マネキン(やはり超兵のような強化人間の類、か。しかし人革連のように件が流出しないところを見ると、計画自体は既に終わっている……?)

マネキン「ユニオンのエースに並ぶ少女か、まるで……」

グラハム「っ」ピクッ

マネキン(とはいえ、あまりかまを掛けるのも良くはない。事情はどうあれ、少女には変わりないのだから)

マネキン「いや、才能というのは恐ろしいものだな。機会があれば少尉の活躍も見てみたいものだよ」

マリーダ「その際は、大佐の戦術予報に従わせていただきます」

マネキン「ふふ、楽しみにしていよう」

コーラサワー「おはようございます大佐ぁー!」

コーラサワー「あっ」ツルッ

ガッシャァン

コーラサワー「あぁー!! 俺の朝飯がぁぁ……!」

マネキン「……」ガクッ


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ーAEU基地・MSドッグー

グラハム「しかし……基地に並ぶイナクトを見ていると、あながちフラッグの焼き増しと揶揄できんものがあるな」

マリーダ「運用性、生産性に関してはやはりイナクトの方が一段上手かと。そもそもAEU領内での需要を考えた、太陽光アンテナシステムによる充電などを考えると方向性が違うようにも感じます」

グラハム「我々ユニオンは世界の警察という立場を取っているからな。他国への軍事介入が多い我が軍では、その様な方式は考えつかなんだ」

マリーダ「……」ピッ

マリーダ「ただし、単純な性能でフラッグが負けているとは思えません」カチャカチャ

グラハム「無論だ。MSによる戦場はパイロットの腕が絶対条件となる、フラッグファイターの駆るフラッグこそという矜持、見せつけねばなるまいよ」

グラハム「これでガンダムが来てくれれば、言うことなしなのだがな」

マリーダ「ガンダムの話をするマスターは、嬉しそうな顔をしますね」

グラハム「む、そうか? そのつもりはなかったのだが……」


ー司令室ー

マネキン「やはりあのフラッグは相当にカスタマイズされた専用機……」

マネキン「もしガンダムが来て、彼を戦術に加えたとしても、それに追随できるパイロットが我が軍にいるだろうか?」

マネキン(ライセンサー……能力は高いが独自判断による作戦行動が可能か。やはり好かんな)


ーAEU基地ー

ビーッビーッ

マネキン「何だ……!?」

コーラサワー「敵襲! ガンダムかよ!?」

『ポイント7326にて哨戒部隊が未確認機を確認、出撃要請』

グラハム「……」

マリーダ「マスター」

グラハム「あぁ、出撃する」ザッ

ピッ

マネキン『待て大尉!』

グラハム「大佐」

マネキン『敵の情報も無い以上先鋒は危険だ! 偵察からのデータが出次第、貴公には編隊を……』

グラハム「一番槍は戦場の華。それは例え、相手が未確認機であろうと変わらない」
グラハム「少なくとも私は、常にそのつもりで飛んできました」

マネキン『なっ……!?』

グラハム「免許があると言いました、華は頂く!」バッ

キィィィィィン

マネキン「大尉! くっ、思った以上に……!」

マリーダ『マスター、御武運を』

グラハム「そうとも……我々軍人は戦いの中でしか生きられない劣等種だ」

グラハム「ならば道は私が切り開く、後ろに続く者の為にも……!」

ギュォッ

グラハム「グラハム・エーカー、フラッグで出撃する!」


ー司令部ー

マリーダ「…………」カチャカチャカチャカチャ

マリーダ「マスター、聞こえますか? ポイント7326の未確認機は、真っ直ぐこちらに向かっています」

グラハム『了解した』

マリーダ「マネキン大佐より戦術予報です。敵機は1、恐らくは先日のユニオンブラスト同様特殊なシステムにより動くタイプと推測」

マリーダ「敵機の情報は随時報告、深追いはせず、後続との連携で確実に仕留めるように」

グラハム『了解、大佐には先ほどの非礼を詫びておいてくれ』

マリーダ「だ、そうですが」

マネキン「謝るくらいなら最初からするなとお伝えしろ」ムスッ

マリーダ「マスター、大佐はたいそうお怒りです」

グラハム『帰路に菓子折の一つでも買って帰らねばな』

コーラサワー『大佐! コーラサワー少尉出撃します!』

マネキン「少尉、お前のイナクトは虎の子だ。無理はするな」
マネキン「それに、大尉とお前は戦法的に相性が悪い。合流の後お前は援護に徹しろ、良いな!」

コーラサワー『了解! このパトリック・コーラサワーの活躍、見ていてください大佐ー!』ギュンッ

マネキン「あの馬鹿……絶対に分かってない」ガクッ

マリーダ「心中お察しいたします、大佐」

マリーダ「……コホッコホッ……」


ー海上ー

グラハム「この破片、哨戒部隊は全滅か……」

ピピッ

グラハム「機影を確認、可変機か!」

ギュバッ

グラハム「ッ…この機体は!?」



マリーダ「データ確認、転送致します」

ピピッ

マネキン「! 馬鹿な、これはイナクトではないか!?」

マネキン(しかしデータでは該当機体無し、アンノウン扱い……やはり中身に何かあるというのか?)



『NT反応検知』

グラハム「まさかAEUに来てイナクトと戦うことになるとはな……!」

グラハム「ガンダムでないのは残念だが、いざ参る!」ガシャンッ

『EXAMシステム』

『スタンバイ』ガシャンッ

グラハム「ッ!?」

ギィンッ!

グラハム「ッ、速い!」

ギギギギギ

グラハム(しかもこのパワー……! 本当にイナクトか!?)

グラハム(此処は距離を離す!)

グラハム「っえぇい!」グンッ

『攻撃確認、迎撃行動』

ガッ
ドガァッ!

グラハム「ぐはぁっ!?」

グラハム(蹴りを足で受けて、更に蹴りに転じた……!?)

グラハム(読まれているのか、この私が!)



オペレーター「大佐! 送られてくるデータの数値が、高すぎます!」

マネキン「何だと?」

オペレーター「恐らくカスタム機なのでしょうが、そこから更に全スペックが二割以上強化されています」

オペレーター「あのイナクトは、オーバーロード一歩手前で動いているようなものです!」

マネキン「更に上をいく性能か……」

マネキン「少尉、増援が到着するまで君のマスターは耐えられるかね?」

マリーダ「無論です」

マネキン「その言葉を信用しよう」



グラハム「カスタムフラッグの上を行く通常機か……考えたこともなかった」ガシャン

『ブレードライフル、クロスレンジ』ジャキッ

グラハム「だが一番槍、強行したからには!」

ギィンッ!!

グラハム「やられるわけには……」バッ

ガシュッ
ガギィンッ

グラハム「いかんのだよッ!」

『右肩部破損、ブレードライフルを左腕部に移動』

バッ

グラハム「逃がさん!」ダダダダダダッ

『回避行動』ヒュッ

グラハム「ちぃッ!」

グラハム「速度勝負でカスタムフラッグが負けるとは……!」



マネキン「今の動き……どうやった?」

マリーダ「相手の振り下ろされるブレードに一瞬プラズマソードを当て、即座にプラズマを解除し空振りを誘発、ソニックブレイドですれ違いざま肩に追撃を与えました」

マネキン「タイミングを一歩間違えれば真っ二つだぞ……?」

マリーダ「相手が力で勝るからこそ、予測がしやすいかと」

グラハム『ガンダムを相手にしなくてはならんのだ……!』

マリーダ「!」プチッ



グラハム「ガンダムを相手にしなくてはならんのだ……!」

グラハム「イナクト如きに遅れを取れるものかぁぁぁぁ!」

ギギギィンッ



プチッ

グラハム『ぁぁぁ!』

マリーダ「失礼致しました」

マネキン「音声が少し飛んだか、まぁ問題あるまい」

マリーダ(マスター、此処はAEUであることをお忘れなく)



バシュンッバシュンッ

コーラサワー「おらぁ! ライセンサーだかサイレンサーだか知らねえが、AEUにはAEUのパイロットがいるんだよ!」

グラハム「む、援軍か!」



マリーダ「イナクト四機、イナクト指揮者一機、フラッグ一機の編隊……」

マリーダ(マスターとコーラサワー少尉で抑えつつ当てていけば、勝てるか)

マネキン「各員落ち着いて対処しろ! 見知った機体とはいえ、性能は別物だ!」



コーラサワー「右側が鈍い! 貰ったぜぇ!」

『NT反応検知、回避行動』ヒュボッ

コーラサワー「のわっ!?」

グラハム「ちっ、あの挙動まるで操り人形だな」ダダダダダダッ

イナクト隊「全機一斉射! イナクトを叩き落とせ!」

『回避行動』ヒュババッ

グラハム「今のを避けるかッ……!」

『殲滅』

イナクトA「う、うわぁぁぁぁ!」

バゴンッ
チュドォン

コーラサワー「すれ違いざまに撃ちやがった……!」

グラハム「ちっ!」

グラハム「マリーダ、マネキン大佐にイナクト一般機を下げさせるように伝えてくれ」

グラハム「このままでは無駄死にだ、私と少尉でコイツの相手をする!」

コーラサワー「大佐ぁ! 俺からもよろしくお願いします!」

グラハム「足を引っ張るなよ少尉!」ギュンッ

コーラサワー「そっちこそ! 気張れよトップガン!」グンッ

グラハム「望むところだと言わせてもらおう!」



マネキン「イナクト隊には撤退命令を!」

オペレーター「大丈夫でしょうか?」

マネキン「恐らく敵の狙いは現場の二人だ。ならば対応しきれるパイロットに任せておけばいい」

マネキン「必要に応じて二人に下がらせ、一番近い基地からの一斉射で潰す。下がらせてくれるならの話だがな」

マリーダ「……私の身体さえ万全ならば……!」ギリッ

マネキン「冷静になれマリーダ少尉。大尉のサポートは君に一任しているのだからな」

マネキン「それにうちのパトリック・コーラサワーも捨てたものではないよ。大尉の隣で戦うくらいは出来るさ」

マリーダ「……はい」

オペレーター「連絡が取れました!」

マネキン「通信繋げ!」

マネキン「やれやれ、ガンダムならばそれこそ数を出せるものを……!」



ギィンッギャリンッ
ガギィンッ

グラハム「はぁっ……はぁっ……!」

コーラサワー「ぜぇっ……ぜぇっ!」

『NT反応検知、対象を殲滅』ギュォッ

グラハム「ッぬう!」

ギィンッ!



リボンズ「人間にしてはなかなかやるね、この二人は」キィィィィ

プルツー「相手は意思の無いマシーンだ。如何に本物だとて、呼吸も間合いも、恐怖すらも無い人形はやりにくかろうさ」

リボンズ「よく凌いでいるよ、EXAMシステムにより性能が引き上げられたイナクト相手に」

リボンズ「でも……同列の機体で守りは出来ても、攻めきることは不可能だ」

プルツー「これは決まったな、奴らの負けだ」



バキィッ

コーラサワー「あぐっ!?」

グラハム「少尉ッ!」

『殲滅』ダァンダァン!

グラハム「ッ、ディフェンスロッド起動!」チュイン

グラハム「後少し下がれば……!」



マネキン「…………」

マリーダ「マスター! 目標到達ポイントまで600カウントです!」

グラハム『ぐぉっ!?』ガガガガガッ

マリーダ「マスター!」

マネキン「マリーダ少尉、グラハム・エーカー上級大尉に直接繋いでくれ」

マリーダ「大佐……?」

マネキン「このままでは間に合わないかも知れん。だったら、大尉の技術に賭けるしかあるまい」

グラハム『是非とも……お聞かせっ、願いたい!』

マネキン「危険だぞ?」

グラハム『虎穴に入らずんば虎子を得ず……全額乗らせていただく、その賭けに!』

マネキン「いい覚悟だ」



マネキン「……ということだ」

グラハム「了解した大佐、ではそのように!」

マネキン「パトリック! 大尉の援護だ!」

コーラサワー「了解です大佐ッ!」ダダダダダダッ

グラハム「……!」ガキンッ

ギュゥンッ

『敵機上昇、追撃』ガキンッ

グラハム「さぁ付いて来い……!」ギュゥッ

『追撃』ギュバッ

PiPiPiPi



マネキン「敵が乗った……!」

マリーダ「……」カチッ



グラハム「……!」

『追撃』

グラハム「高度……よし、これなら!」

グラハム「貴様の性能が勝つか、大佐の戦術、私の操縦技術の2つが勝つか」

グラハム「……勝負!」

ギュォッ

『敵機急降下、追撃』ボゥッ

グラハム「ッ……!」ガガガッ

『照準』ガクガクッ



マネキン「……」

マリーダ「マスター……!」



マリーダ『今です、マスター!』

グラハム「ッ!」

『発射』PiPi

グラハム「グラハム・スペシャル!!」ブワッ

『敵機ロスト』ダダダダダダッ

『海面接近、回h』

ズボォォォッ
ドッゴォォ……ォン

グラハム「ぬおおおおお!」

ギュンッ
ザザザザザッ……

グラハム「ッ、がはっ!」ゴボッ

グラハム「はっ……はぁっ……はぁっ……!」

『ギガガッピー』ザバァ

ドスッ

コーラサワー「お前は沈んでろ」

『ブツッ』



プルツー「くそっ!」ガタンッ

リボンズ「やられたね。まさか性能差を逆手に取り、あのフラッグでギリギリまで海面に急降下しEXAMイナクトをぶつけるとは」

プルツー「EXAMイナクトには、検知したNT反応を潰すことしか頭に無いからな。自身の速度では、フラッグが曲がれる限界値より手前で回らなきゃならないってことに気付けなかったのが敗因か」

リボンズ「空中変形による急激な減速、それによりEXAMシステムの照準が狂い反応に遅れが生じたのも原因の一つだね」

リボンズ「死の恐怖を持ち、かつそれに打ち勝てる者が勝利を手にするか……まるで英雄譚だ」

プルツー「馬鹿馬鹿しい。強い者が勝つ、それが全てさ」

プルツー「今回は、あいつらの方が強かったってことだよ……今回はな」

リボンズ「プルツー……」
リボンズ「寝癖が酷いよ」

プルツー「うるっさい!」

リボンズ「フフ、だがこれではっきりとしたよ。グラハム・エーカー……行き過ぎた存在は計画にいてはならない」

プルツー「潰すのかい?」

リボンズ「サーシェスとは違う人種だ。ライセンサーという形式はそのままに、彼にだけ消えてもらうことにしよう」

リボンズ「君やリヴァイヴ達を動かすのに、ライセンサーという形は役に立つ」

プルツー「相変わらず抜け目の無い奴だな、お前は」

リボンズ「褒め言葉として受け取っておくよプルツー」


ーAEU基地ー

グラハム「……」

マリーダ「マスター、ご無事で何よりです」

グラハム「マリーダ、フラッグの反応速度が遅い。整備を……」フラッ

マリーダ「マスター!?」

コーラサワー「おっと」ガシッ

グラハム「ッ!」

コーラサワー「男が女の前でフラフラふらつくんじゃねえよ、胸張ってしゃんとしろってトップガン」

グラハム「パトリック少尉」

コーラサワー「あんたアレすごかったな! グラハム・スペシャルだっけ? 俺も必殺技作ろうかな」ケラケラ

グラハム「……」

グラハム「御披露目、期待させていただこう」フッ

コーラサワー「名前からだよなぁまずは……ジェット・ストリーム・コーラサワー! とか、パトリック・フィンガー! とか」

グラハム「……君は何をするつもりなんだ?」

マリーダ「……」コホッ

マリーダ「仲良くなっている……のか?」

マリーダ「パトリック……コーラサワーか」


ーAEU基地付近・街ー

マリーダ「回収したイナクトは、以前PMCトラストから奪取された機体であることが判明しました」

グラハム「お前のフラッグと一戦交えた、あの機体だったのか」

マリーダ「しかし機体性能は全く違いました。恐らくは機体だけにシステムを入れて動かしていたのかと」

マリーダ「ただし内蔵されていたデータ類は、前もって準備されていたと思われる自爆機構により全て破棄されたようです」

グラハム「……やはり、第三者の暗躍があるか」

グラハム「この目に見えない歪み、奴らのせいだとするならば……」

グラハム「ライセンサーとして対峙せねばなるまい。歪みを正す為にもな」

マリーダ「その時は、どうかお側に」

グラハム「背中は任せたぞ、フラッグファイター」

グラハム「……ん?」

マネキン「……」キョロキョロ

マリーダ「あれはマネキン大佐、私服ですね」

グラハム「報告や書類をその日の内に纏めたと言っていた時は感嘆したものだが、やはり何か用事があるようだな」

マリーダ「大人の女性の魅力と風格があります」

グラハム「鉄の女と揶揄されるカティ・マネキンも、やはり一人の女ということだな」フッ……

マリーダ「…………」

グラハム「ん? どうしたマリーダ」

マリーダ「いえ、何も」

グラハム「……?」

グラハム「せっかくだ、ご挨拶にいこう。今回の戦闘、大佐の戦術が無ければ分からなかった」

マリーダ「はい、マスター」

グラハム「以前グラハムと呼んでくれたのだがな……やはりマスターか」

マリーダ「……ムードというのは、大事かと」

スタスタスタ

グラハム「マネキン大佐!」

マネキン「ッ!?」

マリーダ「夜分、失礼いたします」

マネキン「大尉に少尉、どうしてこんなところに……!」

グラハム「たまたま見かけたもので、ご挨拶にと思いまして」

マネキン「あ、あぁそうか。いやそんなご丁寧に……」ゴニョゴニョ

マリーダ「?」

マネキン(マズい。非常にマズい……この場合の戦術は……プランG8か、いやM33か!)

グラハム「どうか致しましたか?」

マネキン「いや、人と待ち合わせていてな。だから、うむ」

『大佐ー!』

マネキン「」

グラハム「む?」

コーラサワー「遅れて済みません! 部屋から抜け出すのに時間かかっちゃって……」

マリーダ「何……だと……?」

コーラサワー「あれ? トップガンに腰巾着、何でこんなところに」

グラハム「ば、馬鹿な……!」

マネキン「……」ハァ


ーBARー

グラハム「マティーニを」

マネキン「同じものを頂こう」

コーラサワー「スクリュードライバー」

マリーダ「ミルクを」

グラハム「え?」

マリーダ「未成年はこういうところではミルクを頼むと聞いたのですが?」

マネキン「ふふ、何でも頼むと良いよ少尉。いや、プライベートの場ではマリーダと呼んだ方が良いのかな?」

マリーダ「あ……いえ、お好きなようにお呼びください……」カァァ

グラハム「しかし申し訳無い。お二人の邪魔をしてしまったようで」

コーラサワー「気にすんなってトップガン、こうなっちまったもんはしょうがない」

マネキン「それに、君達には今回世話になった。あの後考え直してみたが、君を除いた場合パトリックを含む七機のイナクトが墜ちていたかも知れないからな」

コーラサワー「俺も墜ちているんですか大佐!?」

マリーダ「……たしか、シェリー酒を頼めばいいのだったか?」

マネキン「待て少尉、それだけは駄目だ」

マネキン「聞いたよ。明後日には人革連に行くのだったな」

グラハム「はい。ライセンサーという仕組みが三国で正式に決定された事もあり、あちら側にも顔を出すべきだと考えました」

グラハム「既にセルゲイ・スミルノフ中佐に連絡を頂いており、お世話になるかと」

マネキン「ロシアの荒熊か、それは幸運なことだ。彼は三国でも指折りのベテランだからな」

グラハム「各国でもライセンサーに足る者を選別していると聞きます。いずれは私のような人間も増えるのでしょう」

マネキン「こういうことがいずれは当たり前になるか、悪くない」

マネキン「一週間足らずだったが、なかなか楽しかったよ大尉」

マネキン「今度会うときは対ガンダムの作戦であろうな。その腕、大いに当てにさせてもらう」

グラハム「此方こそ、大佐の戦術予報に賭けさせていただきますよ」

マネキン「マリーダ、次は戦場で戦う君を見てみたいな」

マリーダ「はい、大佐」

マネキン「男になど負けてはおれんよ。いずれはグラハム大尉を抜いて、上り詰めていくといい」

マリーダ「精進させていただきます」

グラハム「追われる立場か、このグラハム・エーカー、そう易々と抜かされんよ」フッ

コーラサワー「エース中のエース、このパトリック・コーラサワーを目指して頑張るんだな若者よ」フッ

マネキン「……階級は同じだぞパトリック」

マネキン「では、我々の出逢いに」

グラハム「ガンダムに」

コーラサワー「大佐に!」

マリーダ「マスターに」

『乾杯』


ー輸送機ー

グラハム「実に有意義な時間だったな、AEUへの訪問は」

マリーダ「はい、マスター。マネキン大佐は素晴らしい指揮官でありました」

グラハム「だが、こればかりは容認出来ん」

マリーダ「え?」

グラハム「マリーダ、次の人革連ではマスターと呼ぶのを禁止する」

マリーダ「ッ! そんな……」

マリーダ「私にマスターと話すなと、そうおっしゃるのですか?」

グラハム「もうお前の中では私の呼び方はマスター一択か」

グラハム「とにかくだ、只でさえ注目を受けやすい現状マスターでは困るのだ」

マリーダ「……」

グラハム「この際グラハムでも大尉殿でもフラッグファイターでも何でも容認しよう、だから人革連ではマスターを禁止する」

マリーダ「……了解しました、マス……」

グラハム「……」

マリーダ「……グラハム」

グラハム「よし。そろそろ着くぞ、準備を始めよう」

マリーダ「了解しました、グラハム」


ー人革連基地ー

キキィィィ……

グラハム「さて、行くか」

マリーダ「了解」

グラハム(噂のロシアの荒熊、セルゲイ・スミルノフ中佐)

グラハム(人革連有数の名将の姿、刮目させていただこう!)

バシュン

『マスター・グラハムに敬礼!』

ソーマ「ッ!」ビシッ
兵士「ッ!」ビシッ

グラハム「 」


TO BE CONTINUED...


アレハンドロ「リボンズ、ラグナとの連絡は?」

リボンズ「取れております。GNーXのパーツと疑似太陽炉、各国が賛同し次第配布を開始いたします」

アレハンドロ「リボンズ、君はまさに私のエンジェルだよ」フッ

アレハンドロ「二百年の時を経て世界は変革する。この私の手によって……!」

プルツー「……」ニヤッ

リボンズ「……」クスッ


次回『チーツー』

超兵、超人と邂逅する



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