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唯「第一次!」なのは「スーパー!」夕映「ロボット」シャロ「大戦です!」  第十七話 献身! ミーア 涙の特攻!

2011年06月30日 12:16

唯「まじーん、ごー!」

726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga ]:2011/03/20(日) 17:50:30.97 ID:LXOChzrJ0

 第十七話

 キャンベル星人の前線基地 海底城

ガルーダ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ぐっ、がぁぁぁぁぁっ!」

 手術の後遺症治療のために、強力な電撃を浴びせられていた。

ミーア「もう、おやめくださいませ、オレアナ様! ガルーダ様が死んでしまいます!」

オレアナ「これしきで死ぬような息子に育ててはおらぬ。これは罰も兼ねておるのだ。コン・バトラーを倒せぬガルーダへの」

ガルーダ「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ぐっ、母上……ガルーダはまだ耐えられます……早くこの体の傷を治し、コン・バトラーVを倒して見せます……うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

オレアナ「頼みますよ、ガルーダ。早く身体を直しなさい」

ガルーダ「か、かしこまりました……ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ミーア「ガルーダ様!」

オレアナ「……ミーア、今から私の許に来なさい」

ミーア「お、オレアナ様! ですがガルーダ様のお傍に……」

ガルーダ「構わぬ……ミーアよ、母上の許へゆけ……わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ミーア「わかりました、ガルーダ様……どうかご無事で……」

オレアナ「耐えるのですよ、ガルーダ」

ガルーダ「は、はい母上……こ、この体の痛みは私が生身のキャンベル星人である証し……うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 断末魔の如き叫びには関心を払わず、オレアナはモニターとの接続を切った。

オレアナ「ふふふふ、生身の体か……馬鹿なガルーダ!」


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ミーア「オレアナ様……いったいどのような御用でしょうか?」

オレアナ「身体を直したらガルーダに伝えよ。お前は司令官をクビになったと」

ミーア「なっ……! どういうことですか、オレアナ様!?」

 突然の指示にミーアは卒倒せんばかりに蒼白になり、食って掛かった。

オレアナ「ガルーダは司令官としてはやさしすぎるのです。地上では地球人同士の小競り合いが収束し、コン・バトラーVの周りに新たな戦力が加わろうとしています。そうなってはもう、ガルーダには指揮を任せてはいられません」

ミーア「で、では何故、今ガルーダ様は苦痛に耐えておいでなのですか! 再びコン・バトラーと相まみえるためではないのですか!?」

オレアナ「ガルーダはキャンベル星へ送還します。そのためには傷のある身体では宇宙船の走行に耐えられません。そのために身体を直しているのです」

ミーア(そんな……そんな事になっては、誇り高いガルーダ様のこと……おそらく生きておいでになりますまい……)

 ハーフロイドが決心を固めた顔になるのを、オレアナは生体コンピューターの感情回路の中でほくそえんだ。

ミーア「お願いがございます、オレアナ様! わたくしにマグマ獣の指揮を執らせてください! 必ずやコン・バトラーVを打ち倒して見せましょう!」

オレアナ「ほう、お前がか……?」

ミーア「その代わり、見事コン・バトラーを倒したあかつきには……」

オレアナ「ガルーダの更迭を取り消せ、というのですね? いいでしょう、お前に任せます」

ミーア「ありがとうございます、オレアナ様!」

 意気揚々とミーアはオレアナの許を去っていく。

オレアナ「ふふふふ……部下が愚か者ばかりというのは、楽なものよ……」


 超電磁研究所

唯「ひと~のぉ~ず~のうを~く~わ~えた~ときぃに~まじんがーずぇーっと! まじんがーずぇーっと! お~まえこ~そみ~ら~いを~も~たら~す~」

梓「う~ん、練習してくれるのはいいんですけれど……こんなところに来てまでしなくても……」

唯「だって、もうすぐそこに文化祭が迫っているなんて知らなかったんだもん」

梓「そうはいっても、こんな時ですからどうせ中止になると思いますけど……」

唯「ダメだよあずにゃん! 文化祭がなくても私たちは歌うことができるんだよ!」

梓「唯先輩はどうしていつも変な方向に意欲が向いちゃうんだろう……」

憂「お姉ちゃ~ん、紅茶とお菓子だよ~」

雛苺「うっにゅう~、うっにゅう~」

金糸雀「ホットケーキかしら~」

唯「わーい、う~い~、あいす~」

梓「切り替え早っ!」


 超電磁研究所 研究室

紬「う~ん、やっぱりコン・バトラーVの装甲を超合金Zでコーティングすることはできないみたいですね……」

JUM「そうですね、有効な厚みを持たせると、重量で超電磁エネルギーが十分な力を発揮できなくなってしまいます」

紬「サーメット装甲のコン・バトラーVは防御力に不安があるようでしたから、技術提供をと思いましたが……すみません」

翠星石「まーったく! たくあん人間が言うから期待したですのに、とんだ青だぬきの皮算用ですぅ!」

律「しっかし、ムギが図面引いてるのって似合わねーよなー」

紬「ふふ、なんだか作曲をしているのと同じで、楽しいの」

澪「ま、律じゃ一生かかってもできそうにないな」

律「私はこーいう細かい作業は苦手なんだよー」

真紅「あら、そんなことでロボットの操縦ができるの?」

律「ボロットはゲーセンのレースゲームと同じ感覚で操縦できるようになってんだよ」

澪「本当に技術の無駄遣いだよ……動かすたびに壊れてるんだから」

蒼星石「そんなロボットでよく今まで生きてこられたね……」

 ヴィーッ! ヴィーッ!

蒼星石「警報が!」

JUM「ドールズ、出撃準備だ!」

「「「「「了解!」」」」」


 南原コネクション 郊外

ミーア「ガルーダ様……ミーアがお守り致します……」

 キャンベル星人の臨時司令官となったミーアがマグマ獣デモンに乗り、マグマ獣ガルムスを二体率いてやってくる。

翠星石「レェェェッツ・コンバイィィィィィン!」

唯「マジーン、ゴー!」

澪「ダイアナンA、ゴー!」

律「ボ~スボロットだわよ~」

ミーア「出ましたね、コン・バトラーV!」

翠星石「その声はこないだの戦艦の奴ですねぇ!」

ミーア「私の名はミーア! キャンベル星人の誇りを守るために、いざ尋常に勝負!」

翠星石「よぉし、やってやるですぅ!」

唯「私たちがマグマ獣の相手をするよ!」

蒼星石「気をつけて、翠星石。なんだかすごい覚悟の念を感じるよ」

翠星石「わかってるですぅ、翠星石! 超電磁ヨーヨー!」

 ズバァァァァァァン!!


 海底城

ガルーダ「ぐっ、うぅ……」

 電撃浴を終えたガルーダは、よろめきながらも居住区へと歩いていた。

ガルーダ「ミーアの奴め……余の不在中に無茶をしたりはしていないだろうか……?」

 ハーフロイドで思考がコントロールされている娘が辛い目にあっているガルーダのためにと思って何かをしていないかと不安になるのだ。

ガルーダ「ふ……誇り高きキャンベル星人である余が、ミーアのようなハーフロイドの身を案ずるとはな……それも、あのコン・バトラーのドールズのせいか」

 同時に思い出すのは、コン・バトラーVに乗る少女の形を人形たちであった。
 以前出撃したときに初めてその姿を見たが、まさか、魂を持った人形が自分のライバルだったとは思っていなく、ショックを受けた。
 だが、彼女たちは自分の意思を明確に持ち、運命を決めていた。

ガルーダ「ミーアとて、プログラムの人格とはいえ、自分で決めていることなのだろうか……?」

 半壊した体を癒している間、ガルーダはそのことをミーアに訊ねてみようと思っていた。
 少しは、ハーフロイド、アンドロイドに対する考え方を変えてみてもいいかもしれん……キャンベル星では、それらの類は全て奴隷として扱われる。
 彼ら、彼女らにも人権があるとしたら、キャンベル政権が支配している星の住民と同じように、健やかにその生をまっとうさせるべきだろう。

ガルーダ「ミーア、ミーアはどこだ……ミーア! どこにいる、ミーア!」

 居住区の慰安室――ミーアがいるべき場所には何もおらず、ガルーダは壁を叩いてあの優しき声を思い起こした。

ガルーダ「ミーア、まさか……くっ!」



翠星石「マグネチョーップ! ですぅ!」

 ガキィン! コン・バトラーVの手刀に、マグマ獣デモンの右腕が落ちた!

ミーア「うあぁっ! が、ガルーダ様のために……ガルーダ様のために!」

翠星石「ま、まだ来るですかぁ! もうボロボロのくせにぃ!」

 両腕と右前足を失っても尚、ミーアのデモンは止まらなかった。
 切断面からどす黒い循環剤を噴き出しながらも、いななくように上体をそらし、コン・バトラーVに突撃を仕掛ける。

翠星石「な、何ですこいつぅ! 捨て身で飛びかかってくるですぅ!」

ミーア「ガルーダ様のためにも……ミーアが刺し違えてでもコン・バトラーを倒します!」

 既に二体のガルムスは完全に沈黙している。
 コン・バトラーVは両手を突き出してミーアの突進を押さえつける。

翠星石「もう勝負はついているですぅ! さっさと帰るですよぅ!」

ミーア「ガルーダ様! ミーアは……! ミーアは!」

 デモンの目が赤く光りを放った。
 同時に、あばらにあたる部位からワイヤーが飛び出し、コン・バトラーVに絡みついた!

翠星石「な、何をするつもりですぅ!」

ミーア「ふ、ふふふ……コン・バトラーV! この状況でデモンの動力部を暴走させればどうかしら!」

蒼星石「ま、まさか、自爆するつもり!?」

真紅「何ですって!?」

翠星石「こ、こいつ、最初からそのつもりだったですかぁ!?」

ミーア「ガルーダ様……お役に立てず、申し訳ありません……せめて、ミーアのこの命でもって、コン・バトラーVに傷だけでも!」

翠星石「やめるですぅ! 離れるですぅ!」

 自由な右腕でデモンを殴りつけるが、ワイヤーは強固で剥がれることがない。

唯「すーせーせきちゃん!」

澪「今助けるぞ!」

律「このぉ、離れやがれ~!」

 マジンガーZ、ダイアナンA、ボスボロットがそれぞれデモンの足を引っ張るが、ぴくりとも動かない。
 その間にもデモンの体は熱暴走でだんだんと赤くなっている。

真紅「コクピットが熱くなってきたのだわ」

 胴体にいる真紅が感じないはずの熱に手で扇ぐふりをする。

 その時、研究所の司令室では、新たな接近を察知していた。

JUM「みんな! キャンベル星人の戦艦が急速に接近してきている! 気をつけろ!」

翠星石「こ、こんなときにガルーダの野郎ですか!」

ミーア「が、ガルーダ様が……あぁ、しかしもう間に合いますまい」

 デモンの装甲が膨れ上がってきている。もう爆発は秒読みだ。

ガルーダ「ミーアァァァァァ!」

ミーア「ガルーダ様……御武運を!」

 ぐん、と真っ赤なデモンが一回り膨らんだ。

 どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!
 戦艦グレイドンが戦域に突入するのと、デモンが爆ぜるのはほぼ同時であった。

ガルーダ「ミーアァァァァァァァァ!」

 球状に炎が広がり、その中から、装甲の半分以上が溶けたコン・バトラーVががしゃんと音を立ててくずおれる様など、ガルーダは見てはいなかった。

ガルーダ「遅かったか! すまぬ、ミーアよ…………むっ!」

 最も忠実であった部下に、哀悼の念を送っていると、爆発からやや離れた地面で蠢いている何かを発見した。

ガルーダ「み、ミーア、生きていたのか! 今助けるぞ!」

 ガルーダは迷わずグレイドンを上半身だけのハーフロイドの真上へやり、自ら回収に降り立った。

ミーア「う……ガルーダさま……ミーアは」

ガルーダ「喋るな、ミーア!」

 以前は毛嫌いしていた紫色の皮下循環剤に塗れた女の上半身を貴公子は抱き上げた。
 損傷は大きいが、冷凍して修理すれば直るはずだ。ガルーダはロープに捕まってグレイドンを発進させるよう命じる。

ガルーダ「ミーアよ……俺はとんでもないあやまちを犯してしまったようだ……許せ……」

 目の前では、爆発の衝撃からコン・バトラーVが起き上がりつつあった。

翠星石「が、ガルーダ……きやがったですね……しょ、勝負なら、受けてたつですよ……」

 強がって言うものの、コン・バトラーVのサーメット装甲は本来のツヤをすっかり失っている。
 おそらく、内蔵武器のほとんどが使い物にならない上に、得意の超電磁エネルギーの攻撃にも耐えられない状態だろう。

 戦えば、間違いなく勝てるはず――だが、ガルーダは勇敢な声で告げた。

ガルーダ「コン・バトラーVよ! 今日のところは勝負はお預けだ!」

翠星石「逃げる気ですかぁ、ガルーダ! 待ちやがれですぅ!」

ガルーダ「グレイドン、急ぎ離脱せよ!」

翠星石「ぐぐっ、待つですぅ、ガルーダ!」

真紅「ホーリエ!」

蒼星石「レンピカ!」

 凄まじい速度で去っていくグレイドンには到底追いつけないが、その航路を二つの光りが追いかけていく。

真紅「私と蒼星石の人工精霊が、あの戦艦の後をつけてくれるわ」

翠星石「何度もnのフィールドに行って人工精霊を探してたのはこのためだったですか」

蒼星石「というより、人工精霊がいなくてもいいみたいに思っていたほうが変だよ、翠星石。スィドリームがいなかったら君は如雨露をだせないんだから」

翠星石「たしかに、そうだったですねぇ……」

真紅「あとは、あの子たちがキャンベル星人の秘密基地を探してくれるのを待つだけだわ。ツムギ、紅茶の準備をお願いね」

紬「はーい」


 海底城

ガルーダ「ミーア! 後しばらく耐えよ! すぐに治療してやるからな!」

ミーア「…………」

 冷凍状態のミーアの冷たい体を抱きかかえてガルーダは基地の中を走り、ミーアをアンドロイドの調整室へ運び込んだ。

ガルーダ「よし、ここならミーアを治療することができる……すぐに元に戻してやるからな、ミーアよ」

 ミーアの体をケーブルに繋ぎ、カプセルに寝かせると、すぐに冷凍を解除させて処置を開始した。
 十分ほどで、ガルーダがすべき作業は終わる。

ガルーダ「ふう、これで後はパーツが交換されるのを待つだけだ……うん? なんだこの部屋は……?」

 めったにこの調整室に入ることのないガルーダだが、記憶力には自信があったため、見慣れぬ扉を不審に思い、そこへ入っていく。

ガルーダ「あ、あぁっ!」

 そこでガルーダは恐るべき真実を知るのだった――


 第十七話 献身! ミーア 涙の特攻! 完



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