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澪「こ…ここはどこ…」 ほむら「魔女空間よ」

2011年07月11日 19:50

澪「こ…ここはどこ…」 ほむら「魔女空間よ」
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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 13:46:09.14 ID:OGdH5CMP0
立ったら書く


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 13:47:44.84 ID:OGdH5CMP0

澪「こっ…ここはどこ…!?」

ほむら「魔女空間よ」

澪「まっ…魔女空間って…? それより、あ、あなたは」

ほむら「暁美ほむらよ …下がっていて」

澪「へ?」

 魔女 ROBERTA

ほむら「…」カチャ

澪「(ばっ、爆弾…!?)」

ほむら「…」バッ

ボカァァァァァァン

ROBERTA「」

澪「た、倒した…の?」

ほむら「ええ…ところで、貴女は?」

澪「あ、私は…秋山澪…(この娘、中学生…?)」

ほむら「わかったわ、よろしく」スッ

澪「…それは…?」

ほむら「グリーフシードよ」

澪「グリー…フ…?」

ほむら「! …説明は後…ついてきて」

澪「…あっ、ちょっと!」

ほむら「(…厄介なことになったみたいだわ…)」

―――


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 魔女 CHARLOTTE

まどか「…あれ…? 何で私…魔女の結界の中に…!?」

まどか「…あれ…あそこに居るのは…誰…?」

唯「…う~ん…」

まどか「…あっ…あの! そこにいるのは誰…ですかぁっ!」

唯「…はっ! …れ…?」

唯「ここはどこ…わたしはだれ…」

まどか「あっ…あの…?」タッタッタッ

唯「…ねぇねぇ あの椅子の上の可愛いのは何?」

まどか「…あれ…は…」

ほむら「魔女よ」ポイッ

バゴォォォォォォン

CHARLOTTE「」

まどか「ほむらちゃん!」

唯「うおっ! ぬいぐるみが爆発したっ!」

澪「…あれは…? おーいっ、唯ーっ!!」

唯「みっ…澪ちゃん!」

ほむら「危ないから貴女たちは秋山澪のところへ」

まどか「わ…分かった! えっと…」

唯「おかしいっぱいだねぇ、ここ… …あっと」

唯「私は平沢唯」

まどか「私、鹿目まどかです …こっちに!」ダッ

ほむら「…行ったようね」

CHARLOTTE第二「グァァァァァァッッ」

ほむら「…」ピキィン ポイポイッ ポイッ

ほむら「…解除」キィィィン

CHARLOTTE第二「」バゴォォォォン

唯「ああ…あんな可愛いのに一瞬で…」

まどか「可愛い…かな…? あれ?この人…」

澪「」

唯「澪ちゃんは怖がりだからすぐ気絶しちゃうんだよ」

まどか「へ…へぇ…」

―――

さやか「さーて、今日も見滝原の平和はこの魔法少女さやかちゃんが守っちゃいますからねぇ~、っと!」

さやか「…おっと!早速魔女発見!」

 魔女 H N ELLY(KIRSTEN)

さやか「とおっ!」フォンッ

―――

さやか「あれ、結界の中で誰か倒れてる…もしかして、他の魔法少女が魔女にやられて…!?」

さやか「おーい! 大丈夫ですか~っ!!」ズダッ

HN ELLY「……」

さやか「…いや、さっさと魔女を倒すほうがいいか…!」ゴオッ

さやか「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっ!!」ズアッ

ズドォォォォォォォッ

HN ELLY「」

さやか「よしっ 魔女空間もなくなったし…」

さやか「大丈夫ですかー!」

律「う…う~ん…」

さやか「…見慣れない制服だなぁ…そもそも中学生じゃないっぽいし…」

さやか「一応、怪我はなさそうだ…」

律「キャベツウメェ…」

さやか「はっ!?どんな寝言よ!」

さやか「とりあえず目が覚めるまではうちにおいておこう…」

―――

紬「…なんだろう、ここ…」

紬「不思議な感覚がするわ…」

紬「薔薇園…?」

紬「…あら? あそこにいるでっかいのは…」

 魔女 GERTRUD

GERTRUD「グァァァァァァッ」

紬「ひぃっ!? 薔薇園を荒らされたと思って怒っているのかしら…」

マミ「…どうやらそうみたい」

紬「…貴女は?」

マミ「…こんなところに一般人が迷い込むなんてどういうことかしら…」

マミ「…とりあえず、下がっていてください」

紬「?」

マミ「一気に決めますから…!」

マミ「ティロ…!」ゴォォォォッ

マミ「フィナーレ!!!」ドッガァァァァァァァン

GERTRUD「」

マミ「…危ないところでしたね」

マミ「あっ、自己紹介しなきゃ …私は見滝原中3年の巴マミです」

紬「見滝原…?聞いたことがないけれど…」

紬「私は琴吹紬、桜ヶ丘高校3年生です」

マミ「…そんな高校聞いた事ないですけど…」

マミ「(おかしなことになっているようね…)」

マミ「…こんなところで話すのもなんですし、良ければ私の家へ」

紬「あぁっ、はい!」

―――

梓「…おかしいなぁ」

梓「私、学校に居たはずなんだけど」

梓「唯先輩たちは見つからないし…」

梓「そもそもここはどこ…?」

 魔女 GISELA

ブゥンブゥンブゥゥゥゥゥゥゥゥン

梓「ひぃっ!? …エンジン音!?」

梓「(うるっさ…! どうしてこんなことに…っ!)」

ブゥンブゥンブゥゥゥゥゥゥン…

ズガァッッ!!

梓「!!」

杏子「あれ…誰だい、あんた…見慣れない格好じゃないか」

梓「赤い変な格好の人に言われたくないわ…」

杏子「んだとっ…! …っと」ズバァッ

杏子「まぁいいさ、とりあえずそこで見てな!」バッ

梓「あっ、ちょっと!」

GISELA「」

梓「…すごい…一瞬で…!」

杏子「はん、あたしは魔法少女だからな!」スッ

梓「…魔法少女…?」

杏子「そうさ …おっと自己紹介が遅れたな、あたしは佐倉杏子」

梓「…あっ、私は中野梓」

杏子「そっか、よろしくな、梓!」

―――

澪「うーん…恵方まき…こわいぃ…」

唯「澪ちゃん…」

まどか「ほむらちゃん、マミさんたちと合流しない?唯さんの友達にも
会えるかもしれないし」

ほむら「…ええ…そうね、わたしも少し考えている事があるから…」

唯「あっ、それならわたしが皆に連絡するよ!」ピッピッピッ

唯「ほむらちゃんのうちに集まるように言えばいいんだよね?」プルルルルル


―ほむホーム―

ほむら「――というわけで」

唯「みんな集まったね!」

マミ「…暁美さん、そちらは…?」

さやか「…っていうかそちらもこちらもみんな知らない人ばっかりだし」

まどか「…そうだね、とりあえず皆自己紹介から」

紬「…あのー…」

梓「…まだ二人寝てるんですけど…」

律澪「ZZZ…」

―――

唯「…ふたりを起こしたところで」

まどか「皆自己紹介を…」

ほむら「暁美ほむらよ」

マミ「巴マミです」

杏子「佐倉杏子」

さやか「えと…美樹さやかですっ」

まどか「鹿目まどかです」

澪「…なんか普通すぎて盛り上がらないな」

律「盛り上がらなくて良いだろ」

まどか「えっと…じゃあ 軽音部の皆さん」

唯「平沢唯です!ふんす!!」

澪「あ…秋山澪です」

律「イェーイ! みんなのアイドル田井中律ことりっちゃんです!」

紬「琴吹紬です」マンボウ

梓「…中野梓です… あの…」

唯「どしたのあずにゃん」

梓「自己紹介は描写要らないと思います…」

律「…そうだね」

ほむら「…ほむんっ」

ほむら「気を取り直して…まず」

ほむら「軽音部の五人…貴女たちはどうしてこの世界に迷い込んだか…」

ほむら「知りたくはないかしら」

梓「もちろん! だって私達…」

澪「いつもどおり部室で」

唯「いつもどおりお菓子食べて」

律「いつもどおり帰るはずだったんだし」

杏子「いやそれ軽音部って言わないんじゃないのか」

ほむら「…いいわ、まずそこから話しましょう」

ほむら「結論から言うと、貴女たちがこの世界に迷い込んだのは…」

ほむら「…私のせいよ」

マミ「…どういうことかしら?」

ほむら「まず私の能力は時間を停止させる事と…もうひとつ」

ほむら「時間を巻き戻すこと」

QB「その無理な時間遡行をしているうち…時間のみならず空間にまで干渉してしまった…ということだね? 暁美ほむら」

まどか「キュゥべえ…」

ほむら「…ええ…そのとおりよインキュベーター」

唯「ぬ…ぬいぐるみが!ぬいぐるみが歩いて喋ってるよ!」

澪「こ…今度は口から何か出てきたりしないだろうな…」

QB「おや…君たちも僕が見えるのかい?」

QB「…まぁ 魔女が見えたのだから当然といえば当然か」

さやか「…あれ?ってことはそれって…」

QB「そう…つまり、君たち軽音部の五人にも、魔法少女の素質があるってことになるね」

梓「ほ…本当なの!? それって!」

QB「ああ…だけど、魔法少女は戦いのさだめを背負う事になる…」

QB「そもそも異空間の人間を魔法少女にするとややこしい事になるし」

QB「僕は君たちと契約するつもりはない」

ほむら「…ややこしいこと…ね…」

QB「…?」

ほむら「本音はそういうことではないのでしょう? インキュベーター」

QB「…いいのかい、それを…今ここで話して」

唯「ねぇ…な…なんのこと…?」

杏子「そうだよ、あたしらおいてけぼりかよ!」

ほむら「…少し静かにして…いまから話すところよ」

ほむら「インキュベーター…お前の目的は魔女を掃討することではないわね」

マミ「…!」

さやか「…!?」

QB「…ああ、どうせ君には全てが分かっているのだろう」

ほむら「…ええ… こいつの目的は…魔法少女が魔女になる瞬間に生まれるエネルギーを回収すること…」

マミ「…それって…!まさか…!!」

律「おいっ そもそも魔女って言うのはなんなんだ!」

QB「…暁美ほむら…説明していなかったのかい?」

ほむら「……」

QB「やれやれ、基本も説明しなかったら誰だって理解できないさ」

QB「いいかい?希望を振りまくのが、ここにいる4人の魔法少女だとすれば、絶望を振りまくのが魔女といったところさ」

紬「でも…どちらも…基は同じ、ってこと…?」

ほむら「…そういうことになるわ」

QB「…そして彼女たちが持っているのはソウルジェム」

澪「魔女も何か持っているんだろ?」

QB「ああ、それがグリーフシードさ 簡単に言えば魔女の卵、だね」

ほむら「ソウルジェムは魔力の詰まった宝石…いえ、本体、ね」

ほむら「ソウルジェムが魔力をなくし…絶望の色に濁り切ったとき」

ほむら「肉体を残し…グリーフシードと化して…魔女と化す」

さやか「…この宝石が…本体…? ってことは…!!」

杏子「そうかい…あたしらさながら…ゾンビにでもされたってのかい!!」

マミ「…うそでしょ…? ねぇキュゥべえ!!」

マミ「嘘っていってよ…私…魔女になるなんていや!!」

まどか「マミさん…」

梓「…キュゥべえ…だっけ? お前の…お前の目的っていうのは…?」

QB「さっき暁美ほむらの言ったとおり…魔法少女が魔女になる瞬間のエネルギーを回収することさ」

QB「普段だったら君たち軽音部の五人にも契約を迫るところだったけれど…」

QB「今は君たちの小さなエネルギーに興味はない」

QB「もっと莫大なエネルギー源を見つけたんだ、それが」

ほむら「…鹿目まどか」

まどか「…わっ…私…?」

律「…おい、魔女ってのがなんなのかよくわかんないけど」

律「聞いてたらいいもんじゃないみたいだな」

律「いまさらそんなもんになろうだなんて思う奴はこのなかにはいないだろ」

QB「…確かにそうかもしれないね」

QB「…まぁいいさ、僕の話はこれで終わり」

QB「…後は任せたよ、暁美ほむら」

ほむら「……」

ほむら「…インキュベーターの思い通りになんかさせないわ…」

ほむら「(折角…99%の絶望の中の…1%の希望にかけたのに…)」

ほむら「(台無しになんてさせてたまるか…!!)」

ほむら「…最初の話に戻っていいかしら」

マミ「…ごめんなさい、席をはずすわ」

さやか「…あたしも」

杏子「…悪い、あたしも…」

唯「…みんな…」

梓「…最初の話…って…」

澪「ほむら、時間遡行がどう、とかだったよな…」

ほむら「…ええ」

紬「どうして、時間に関係する能力を…?」

ほむら「…まどかを…」

まどか「…え?」

ほむら「…まどかを救うためよ」

律「…どういうことだよ?」


―第10話参照―


ほむら「…というわけよ」

律「…なるほど…契約するまではだいたいわかった…」

澪「まどかを助けようとして…何度も何度も何度も…ループするうち」

梓「時間干渉のはずが空間干渉に…」

唯「それでわたしたちはここに…」

ほむら「そういうことよ」

紬「…たまたま…なのかな…?」

全員「え?」

紬「いっ… いや…」

紬「たまたま…わたしたちがここに来たんじゃなくて…もし…もしも…」

紬「私達が『選ばれて』ここに来たんだとしたら…」

紬「…何かやるべき事があるんじゃないかしら…?」

唯「ムギちゃん…」

バタァッ!!

まどか「なっ何!?」

ほむら「ドアを勢いよく開いた音だわ…見てみましょう」

杏子「…た…大変だ…ほむら…まどか!」

まどか「ど…どうしたの杏子ちゃん!?」

杏子「さやかが…美樹さやかが…魔女に!!」

律「!?」

杏子「とにかく早く行かないと! マミは発狂しかけてる!!」

澪「…どっ…どうしてそんなことに…!」

まどか「…多分二人とも…魔法少女が魔女になるって事実を知って…」

まどか「…それと多分…さやかちゃんは…上條くんか仁美ちゃんが関係してると思うんです…!」

梓「だ…誰!?」

まどか「上條君はさやかちゃんの好きな人!でも私の友達の仁美ちゃんも…上條君を好きだったから…」

律「恋敵に取られたショックでってか…!情けねぇやつだ!」

唯「…ムギちゃん…私達のやるべき事って…これじゃないかな…」

紬「…うん…多分ね!」

澪「…何言って…! そうか…そういうことか…!!」

杏子「お前らさっきから何の話してんだ!?」

梓「…杏子、ごめん、先にいってて!」

律「私達、やらなきゃいけないことがある!」

杏子「…はぁ!?何言ってやが…!」グイッ

杏子「うおっ!?」ズルズル

まどか「行こうよ、杏子ちゃん!」

まどか「皆を信じて、さ!」

ほむら「…二人は先に行って…私はインキュベーターと話すことがあるわ」

まどか「分かった! 行くよ、杏子ちゃん!」

杏子「…わ…分かったから離せ、自分で歩く!」バッ

―――

ほむら「インキュベーター…」

QB「…今更何の用だい?僕の言いたい事は全て言い終わったよ」

ほむら「あなたにはなくてもわたしにはあるの」

ほむら「…インキュベーター、普段ならばSGやGSの秘密を話そうとなどしないはずよね」

QB「…まぁね、あんな話を聞いた後で契約を考える人間なんていない」

QB「律のいった通りさ」

ほむら「…なら何故…秘密を洗いざらい喋ったの?」

QB「…本当は気づいているんだろう?暁美ほむら」

ほむら「…そうね、当たっているか自信はなかった推理だけれど…」

ほむら「まずまどかのエネルギーだけを狙っている、というのは嘘…」

QB「ああ、そのとおり 回収できるエネルギーは回収しておかないとね」

ほむら「秘密を知った彼女たちが魔女化するよう仕向けたのよね…」

QB「…そう、その通りさ しかし君も外道だね、僕の考えが分かっていながら秘密を全て話した…」

QB「…つまり、美樹さやかの魔女化に君も関わっている、ということだ」

ほむら「…そうね けれどその点については私にも考えがある」

ほむら「…もうひとつ、聞かせなさい」

QB「…いいよ、なんだい?」

ほむら「どうして軽音部の彼女たちと契約をしなかったの?」

QB「それについても気づいているんだろう?」

ほむら「…絶対の自信はないわ」

ほむら「インキュベーター、お前自身から答えがほしいの」

QB「やれやれ、わかったよ そこまでこだわる意味はわからないけどね」

QB「別の世界の人間を魔法少女にすると色々厄介なのさ」

QB「なぜなら、異世界のものは異世界へと還って行くからさ」

QB「その手段までは知りえないけどね…」

ほむら「…魔法少女のまま彼女たちがもとの世界に帰ったら…」

QB「僕はエネルギーの回収が出来ないうえ…あちらに魔女が生まれてしまえばそれこそ世界の秩序というものに関わってくるからね…」

QB「デメリットがメリットを上回るようでは意味がないのさ」

ほむら「魔法少女の契約と同じね」

QB「……」

QB「暁美ほむら」

ほむら「…何かしら」

QB「さっき言っていた考え、というのは?」

QB「まさかとは思うが…美樹さやかを魔法少女に戻す手段があるとでも思っているのかい?」

ほむら「…わたしが無意識のうちに…彼女たちに助けを求めたのかもしれない…」

ほむら「…私が誰かに頼ろうとした…最後のループになるかもしれないの…」

ほむら「インキュベーター、おまえに邪魔はさせないわ」

QB「…本気かい?」

ほむら「…何度も言わせないで」バッ

QB「…やれやれ」

QB「彼女らしくもないな」

QB「たった1パーセントの成功確率如きに懸けようだなんて」

QB「…でも…異世界の住人というのは厄介だ…実際」

QB「彼女たちが鍵となるかもしれない…」

QB「…だけど僕に出来る事はもうないな」

QB「せいぜい頑張るといいさ」

QB「暁美ほむら」

―――

ほむら「…ここね」フォンッ

 魔女 OKTAVIA

まどか「あっ!ほむらちゃん!」エッホ エッホ

杏子「ったく、どんだけ長く話してたんだ」ヨイショ ヨイショ

ほむら「…あなたたち 魔女の目の前で一体何をしているの…?」

唯「えー 見て分かるでしょ? 楽器運んでるんだよ」

澪「幸い この世界に来る前 私達は音楽室に居たから…」

律「ほむらの家にみんなの楽器があったんだよ!」

ほむら「だからってこんな危険なところで…」

マミ「危険なもんですか!貴女まさか美樹さんを疑ってるんじゃ?」

ほむら「…… (…本当に危害を加えてこない…?)」

ほむら「…というかそれよりもなぜ貴女は平然としているの、巴マミ…」

紬「えへへ、私がケーキをご馳走してあげたら…」

ほむら「簡単ね、巴マミ」

杏子「よっし、じゃあ作戦通りに!」

まどマミ唯澪律紬梓「「「「「「「おーーっ!!!」」」」」」」

ほむら「…なにかしら、作戦って」

まどか「あっ、そっか、ほむらちゃんにはまだ話してなかったね」

杏子「まずあたし・マミ・ほむらが前衛にたって」

マミ「その後ろは佐倉さんの張る防御壁」

唯「そしてその後ろは私達とまどっちだよ!」

ほむら「いつの間にそんな…」

まどか「まどっちなんて今はじめて呼ばれた気が…」

梓「杏子たち三人が魔女をひきつけて」

澪「壁の後ろの私達は演奏で…」

律「まどかはさやかに直接呼びかける!」

紬「完璧な作戦だね!」

ほむら「ええ…とても」クスッ

唯「あー!! 今ほむほむ笑った!」

ほむら「ほむっ?!」

マミ「暁美さんが!? そんなわけ…」

澪「っていうかほむほむってなんだ」

律「いいじゃんほむほむ!ほむほむ!」

唯「これからほむらちゃんはほむほむね!」

ほむら「///」

ほむら「く…くだらないことをしている場合ではないわ!」

マミ「魔女が演奏を邪魔されて怒りだした!」

杏子「はは…じゃあそろそろ行くか!全員配置につけ!」

唯「杏子隊長!全員配置につきました!」

杏子「隊長はいらん!チューニングは狂ってないか!」

梓「ば…ばっちりです!」

杏子「ほむら!マミ!準備はいいか!」

マミ「…なんで貴女が仕切ってるのよ…」

ほむら「とりあえず準備はいいわ」

杏子「よし!まどか!お前は大丈夫か!」

まどか「うん、大丈夫!さやかちゃんの体もここにあるよ!」

杏子「悪いな、死体抱えさせちゃって」

杏子「…」キイイイン… シュバッ!!

唯「おお!本当に何か出てきた!」

杏子「疑ってたのかよ…まぁいい、いくぞ!」

律「一曲目はたしか…」カンッ カンッ カンッ カンッ

♪ふわふわ時間

ジャラーンッ

澪「…はぁ…はぁ… どうだ…?」

OKTAVIA「グォォォォォォォッッッッ」

ほむら「全然ダメみたいよ…」

マミ「けどまだ諦めないわ!」

梓「…というかそれ以前に なんていうか…」

紬「あれふわふわ時間ってかんじがしなかったわ」

まどか「き、きっと使い魔の演奏と混じっておかしな音になっちゃったのかも…」

杏子「おっ…おい! そういうのは先に言えよ!」

マミ「…とにかく使い魔を倒せばいいのね…」

ほむら「巴マミ、佐倉杏子、私の手に捕まって」

杏子「…な、なんだいきなり」

ほむら「早くしなさい」

マミ「…わかったわ、こう?」ピトッ

杏子「…これでいいか?」ピトッ

ほむら「…ええ…」キュピーン

ほむら「使い魔を倒そうとしている事を感づかれないうちに」

ほむら「一気に倒すわ」

マミ「オッケー…」

杏子「任せろ!」

ほむら「ほむっ」ボンッ

杏子「ロケランを盾から出すな、四次元ポケットかよ」コォォォォォォッ

マミ「なんだっていいわ、時間停止も長くもたないんでしょ?なら…」

ほむら「一気にいくわ!」ドフッ ボッカァァァァァァン

杏子「はぁっ!!」ズガガガガガカッ

マミ「ティロ・フィナーレドライブ!!!」バゴォォォォォォォォン

杏子「…マミ、お前厨二病早く治せよ」 キュピィィン

OKTAVIA「…!? …? …!」キョロキョロ

杏子「ははっ、焦ってる焦ってる」

唯「ねっ、ねぇ!一瞬で周りの人たちが!」

ほむら「私の能力よ…いいから演奏を」

澪「わ、わかってる!」

梓「律先輩、次!」

律「えーっと…次…次…」

唯「なんでもいいよりっちゃん!!」

律「あぁーもう!めんどくせぇ、カレーだカレー!」

♪カレーのちライス

ジャラーン

ほむら「…すごく独創的な歌詞だったわ」

澪「…あんまり言わないでくれ」

杏子「おいっ、さやか!!」

OKTAVIA「……」

紬「暴れてはいないわ…」

マミ「むしろ演奏に聞き入っていたみたい…」

律「よし、この調子でどんどんいくぞ!!」

―――

律「…な…なぁ…もうHTTの歌は全部歌い終えたよな…?」

梓「はい…もう無理です…」

澪「…わたしもうこえでない…」

紬「ちょっと腱鞘炎になった気がするわ…」

唯「ぴゅあぴゅあはーとってさやかちゃんにぴったりだと思ったんだけど…」

唯「…元に戻ってないね…」

OKTAVIA「……」

律「いや…ぴゅあぴゅあは逆効果だったんじゃないか…?」

唯「でもどうしよう…こ゛え゛がも゛う゛か゛れ゛て゛き゛て゛い゛る゛の゛に゛」

澪「…おまえ半分わざとやってるだろ」

ほむら「…まどか、美樹さやかの好きな曲に心当たりはないかしら」

まどか「…さやかちゃんの…さやかちゃんの好きな曲…」

まどか「…! そうだ!」

杏子「知ってるのか!」

まどか「うん…でも…楽譜がないよ…」

OKTAVIA「……」

チャララララー

まどか「…これは…?」

唯「通路のほうから…」

ほむら「この曲…!!」

律「よし、耳コピで行くぞ!」

澪「そっ、そんな急に!?」

律「出来ないなんていわせないぞ、これしか方法がないんだ!」

唯「まどっち! まどっちが歌ってよ!」

まどか「へ? …わ、わかりました!」

唯「いくよ!」

梓「二番からですね!」

紬「もう始まっちゃうわ!」

唯「せーのっ!!」

♪コネクト


―――

律「…はぁ…はぁ…どうだ…?」

まどか「はぁ…はぁ…さやか、ちゃん…」

唯「!! みんな、あれ!!」

ほむら「魔女が…グリーフシードに…」

梓「あれ…あの青い光は…!」

紬「やった!さやかちゃんのソウルジェム!!」

まどか「さやかちゃん!」パシィッ

杏子「さぁ、それをさやかの手元に」

まどか「うん…」ストッ

さやか「…う…うーん…」ムクリ

杏子「さ…さやかぁーーっ!!!」ダキッ

さやか「ふえっ!? ちょっ…ちょっと!!いきなり抱きつかないでよ!///」

紬「……」ポワーッ

律「…ムギ…おまえはいつもどおりだな…」

紬「どんとこいです…」

―――

さやか「みっみなさんご迷惑をお掛けしましたっ!」ペコッ

律「いいよ、気にすんな!」

さやか「律さん…」

ほむら「…いるのでしょう?インキュベーター」

ほむら「残念だったわね…私の勝ちよ」

QB「…どうやらそうらしいね…悔しいけれど」

ほむら「悔しい?感情を持ち合わせていないあなたが…」

QB「……」

QB「けど無駄だよ、もうすぐこの街にワルプルギスの夜が来る」

杏子「ワルプルギスの夜っていえば…」

マミ「確か他の殆どの魔女を凌ぐ強さを持った巨大な魔女…」

さやか「でも魔法少女4人なら勝てるでしょ!」

QB「…気づいていないのかい?さやか 最近は魔女の出現率が高まっている」

QB「おそらく別の世界と干渉した影響だろうね」

梓「まさか…私達がここに来たから…」

律「魔女たちの力が活性化したってことか!」

ほむら「…ワルプルギスに…4人でも勝てないというの…?」

唯「ならどうすればいいの!?」

まどか「…5人なら…」

ほむら「!?」

まどか「魔法少女…5人なら…どう…?キュゥべえ…!」

QB「…そうだね…5人目の戦闘力にもよるけれど…」

QB「もし『仮に』、まどかが5人目の魔法少女だとすれば…」

QB「…勝算はある」

ほむら「……!!」

唯「…ま…まどっちってそんなにすごいの!?」

QB「そりゃあもちろん!」

QB「…ただ…」

ほむら「……ッ」ギリッ

ほむら「…魔法少女としての力が強力という事は…すなわち」

杏子「…魔女になったらさらに危険、ってわけか」

QB「…そのとおり でもそれ以外…勝つ方法はないよ…」

QB「…どうするんだい? まどか…」

ほむら「…ダメよ、まどか 貴女は…」

QB「…暁美ほむら、これは彼女が決めることだ」

QB「君が口を出すべきではない」

ほむら「……」

まどか「…ほむらちゃん…」

QB「…どうするんだい?今すぐに決める必要はないけれど…」

まどか「…分かった、考えさせて」

律「まどか!正気か!?」

さやか「そうだよ!あたしみたいになっちゃうんだよ!?」

まどか「…だから考えさせてってば…」

まどか「そりゃあ…そんな大事な事だもん…」

まどか「…今すぐには決められないよ…」

マミ「…鹿目さん…」

杏子「…なぁ、今日はもう遅いし帰ろうぜ?な?」

マミ「そうね…行きましょう、キュゥべえ」

唯「あ、あのー…」

律「私達は…」

まどか「唯さんはわたしのうちに泊まっていってください」

唯「ありがとーまどっち!」

さやか「あ、律さんは…」


(分担略)


―まどホーム―

まどか「ごめんなさい、ベッド一つしかなくて…」

唯「い、いや…それはいいんだけど…」

唯「お布団とかも…ないの?」

まどか「…あー、えと…」

唯「流石にシングルベッドに二人で入ったらきついよー」

まどか「…ご、ごめんなさい」

唯「い、いややややや謝らないで!謝っちゃダメェ!!」

唯「あ…あのさ、まどっち…」

まどか「…はい」

唯「キュゥべえに…どんなお願いするの…?」

まどか「…それが…願い事は決まってる…んですけど」

まどか「…やっぱり…魔女にはなりたくないなぁ…って…」

唯「…まどっち…」

まどか「…おかしいですよね、軽音部の皆さんがさやかちゃんを元に戻して」

まどか「…すごいなぁって…思ったのに…」

まどか「…元気付けられたって…思ったのに…」

まどか「もし…さやかちゃんと違って…戻れなくなったらどうしようって…」

まどか「…そんなこと…かんがえちゃって…」グスッ ヒック

唯「…泣かないで?まどっち」

唯「…! そうだ…ちょっと待ってて」スッ

まどか「…?」

唯「…えへ…これくらいしかあげられるものがないんだけどさ」

唯「はい」トスッ

まどか「これ…『ん』の…キーホルダー…?」

唯「そうだよ、け い お ん ぶ の『ん』!!」

唯「修学旅行でね、お土産として買ったやつ!」

まどか「そ…そんなだいじなもの…受け取れません!」

唯「…ねぇまどっち、要するに魔法少女でいたいんでしょ?」

唯「それで…魔女にはなりたくない、と」

唯「だったら」

唯「魔女にならなければいいんだよ!まどっち!!」

まどか「そ…そんなこと…」

唯「ううん、まどっちが私のことを覚えていてくれたら…」

唯「魔女になんてならないよ!」

唯「…私ね、もう…帰れなくてもいいかな、なんて思い始めてるんだ」

まどか「! …どうしてですか…?」

唯「だって、部室でいつもどおり過ごしてたらさ」

唯「いっぱいかわいいものと出会えて」

唯「いっぱい不思議なものが見れて」

唯「いっぱい…い~っぱい魔法が見れた」

唯「魔女は怖いけど…みんな魔法少女なんだよね」

唯「今も…昔も!」

まどか「…唯さん…」

唯「だからこのキーホルダーを私だと思ってよ!」

唯「それで、あのときの演奏を思い出して!」

唯「これがあれば…まどっちも軽音部!だよ!!」

まどか「…唯さん!!」

唯「もしまどっちが魔女になったら」

唯「そのときは」

唯「皆でまどっちを助けに行く!!」

唯「約束だよ!」

―――

唯「zzz~」

まどか「………」

QB「…眠れないのかい、まどか」

まどか「…まぁね」

QB「…美樹さやかが元に戻ったのはまぐれで奇跡なんだ」

QB「そうそうあんな事は起きない」

まどか「…いいよ、別に」

QB「…まどか?」

まどか「私、魔法少女になるよ」

QB「…願いはなんだい? はたしてそれは…」

QB「君の魂を差し出すに足る願い事かい?」

まどか「…もちろん」

まどか「…でも…」

まどか「…ちょっとだけ…切ないなぁ…」

QB「…さぁ、願い事を言うんだ、まどか」

まどか「…私の願いは―――」

―――

マミ「キュゥべえの言った通りね…」

杏子「ああ…魔女の出現率が高まってる…」

さやか「それだけじゃないよ、個々の魔女が強力に…」

ほむら「今日だけで強くなった委員長の魔女、影の魔女、
鳥かごの魔女を倒したわ…」

さやか「…今戦ってるこいつは…」

 魔女 ISABEL

ほむら「…芸術家の魔女ね…」

杏子「ちっ…4人がかりなら大した事無いと思ってたが…」

さやか「流石にずっと戦いっぱなしじゃきついわね…」

マミ「でも…そんな甘い事言ってられないわ!」コォォォォォ

マミ「…いちか…ばちかよ…!」

マミ「ティロ・フィナーレ…オーバードライブ…!!」

杏子「よせ! お前今日だけでどれだけティロ・フィナーレ撃ってるかわかってんのか! そんなことしたら反動で腕が…!」

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

ほむら「!?」

さやか「もっ、もしかして!」

マミ「いっ、いいえ、私じゃないわよ…?」

ほむら「私でもないわ」

杏子「あ、あたしでもねーぞ…」

さやか「…じゃあ一体誰が…?」

まどか「誰でもないんだったら五人目の魔法少女しかいないでしょ?」

まどか「さやかちゃん♪」

さやか「まっ…まどか!?」

ほむら「ど…どうして契約を…」

杏子「つ…強いな…お前…」

マミ「…どんな願いで契約したの…?」

まどか「…それは…」

―――

梓「………い… …てください……」

澪「…う…~ん…?」

梓「澪先輩! おきてください!!」

澪「こ…ここはどこ…」

梓「部室! 部室ですよっ!!」

澪「はははは梓 そんなわけ…」パチッ

澪「……」

澪「ぶ…部室だ…っ」

澪「…夢…だった…のかな…」

唯「違うよ!夢じゃないよ澪ちゃん!」

梓「そうです!私達確か魔法少女に会って…」

律「魔女っていうのも見た!はっきり覚えてる!!」

紬「それにいっぱい!疲れるまで演奏もしたよね?」

唯「…あのさ…言いづらいんだけど…」

唯「けいおんぶ の 『ん』のストラップ…」

唯「まどっちにあげちゃった…」

澪「…あれ?唯…お前もか」

唯「…へ?」

紬「実は私も…」

律「私も…さやかに」

梓「私も杏子にあげちゃいました…」

唯「…なぁーんだ!みんなあげちゃってたんだ!?」

梓「でもこれで…」

律「ああ、離れていてもあいつらは…」

澪「軽音部の部員だ!」

紬「みんな、疲れちゃったでしょうし…お茶にしよ?」

唯「さんせーい!!」

―――

まどか「…いよいよだね…」

杏子「ああ…まさかあいつと5人で戦うとはな…」

ほむら「…まどか…本当に魔女化しない決意はあるのね…?」

まどか「もちろん!みんな一緒だから…こわいものなんて何もないよ!」

マミ「しかしまさか…たったひとつの願い事で軽音部の皆さんをもとの世界に還しちゃうだなんて…」

さやか「杏子が知ってたら反発してただろうなぁ」ニヤニヤ

杏子「うっ うるさいなさやか! 黙ってろ!!」

マミ「鹿目さん…後悔してないの?」

まどか「後悔するような願い事なら最初からしてませんよ」

まどか「離れていても…軽音部のみなさんとはいつでも一緒!」

まどか「これがある限りはね!」スッ

マミ「あら?それって…」スッ

さやか「あっ、あたしも」スッ

ほむら「私もよ」スッ

杏子「あたしもだ」スッ

さやか「け」

ほむら「い」

マミ「お」

まどか「ん」

杏子「ぶ」

まどか「…あははっ」

さやか「さてと…行きますか!」

マミ「ええ…準備は出来てるわよ!」

ほむら「ふふ…私が守るのはまどかだけよ?」

杏子「はっ、聞いてねーよ! 行くぞ!!」

バッ バッ バッ バッ バッ

 魔女 ワルプルギスの夜


fin



118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 20:37:18.09 ID:OrmEp75iO
おつ
よかった


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 20:38:25.67 ID:kRule3Eb0


で、けいおん部を絡ませた意味はさやかの魔女化だけ?


120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 20:39:50.19 ID:i0v+FTWZ0
おつおつ


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 20:40:52.88 ID:OGdH5CMP0
とりあえず終了です
俺の立てるSSスレは必ず過疎る法則
なんでだろ スレタイが微妙なのかな

乙っていうかまだ書けます 書きたいんです
リクエストがあったりするなら書かせていただきたいくらいです

>>119
結果的にはそういうことに… あと唯がまどかを説得するのがやりたかっただけとか
正直ごめんなさい



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