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なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  最終章 エピローグ

2011年08月28日 19:40

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

309 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/08(日) 10:02:41.13 ID:hufeJ7UH0


『その後……そして』


あのJS事件から1ヶ月。
機動六課は試験的な組織だった為解散し、私達はそれぞれの役職に準じる職場に戻った。
けれど……お兄ちゃんは帰って来てくれていない。
「どうして、帰ってこないんだろ」
「どうかしましたか? フェイト執務官」
あっ……。
「いえ、なんでもありません」
仕事に集中しないと。

__________


______


__


「お帰り、フェイトちゃん」
「ただいま。なのは」
なのはは前線を退いて、戦技教導に集中している。
ヴィヴィオを正式な養子として迎え入れ、
少しでも長く一緒に居るためらしい。
一応、私と同居していたりするんだけど……迷惑かなって思うようになってきてる。
なのはの結婚とか考えたら、私は邪魔だから……。
「フェイトママ~」
「ただいま、ヴィヴィオ。良い子にしてた?」
「うん!」
私はヴィヴィオの頭を軽く撫でて部屋へと戻る。


「……当麻」
部屋で呟く。
インデックスや、美琴。御坂妹や、黒子……も地球へ帰り、
犯罪ではあったけど、
地球で処罰ということにし、麦野たちも地球へと返した。
スカリエッティたちは、協力的なナンバーズは保護観察。
そうでない者は、拘留中。
ナンバーズの1人、ディードは、本人たっての希望で、学園都市で生活をしている。
彼女はこう言っていた。
「彼は私を助けてくれた、壊れるのではなく、死ぬといった。私と近い存在の御坂妹達と、彼の世界を私は歩きたい」と。
でも、ただ一人。
当麻だけは帰ってきてはくれなかった。
地球にいったわけじゃない。
JS事件。
最後の最後、地球のバリアを破壊した。
その破壊した時に当麻も……。


地球といえば……。
当麻と出会うきっかけになった地球での任務、
盗まれたジュエルシードを探してた。
結局見つからなかった1つのジュエルシード。
そして、ユーノが地球に行った理由である、
謎のロストロギア反応。
それもいまだに見つかっていない。


現在も遺失物管理のチームが捜索に当たっている。
「フェイトちゃん……?」
「なのは……」
扉が開き、なのはが入ってきた。
「フェイトちゃん、大丈夫?」
「え?」
「泣いてるよ。フェイトちゃん」
……。
私が?
袖で頬を撫でると、確かに湿っていた。


「当麻のこと?」
「うん」
「そっか」
「どうしたら……良い?」
私は……
「忘れ……られないよね?」
「あのね?」
「?」
「あの時、私は当麻に言いたかったことがあったの。でも帰ったら聞くって」
なのに、なのに……


何で帰ってきてくれないの……?
「1ヶ月ずっと泣くの我慢してた、帰ってくるって信じて。でも帰ってきてはくれなかった」
「うん。うん。フェイトちゃん……泣いて良いんだよ。泣きたい時は。そうしてやらなきゃいけないときに頑張れるようにする。当麻もそう言ってた」
なのは……当麻……。
「なのはぁ……」
私は柄にも無く泣いてしまった。
なのはの服を濡らしてしまった……。
暫くして、私はなのはから離れた。


「もう、平気?」
「うん、少しだけ」
「そういえばね、明日から任務があるの」
「え?」
「フェイトちゃんだけが行くの」
私……?
「なんか重要?」
「うん、物凄く重要」
なのはを不思議に思いつつ私は任務の話を聞いた。


特に戦闘とかそういうものではなく、
会って欲しい人がいるということらしい。
重要というのだから管理局の偉い人だろうか……。
「それで、詳しくは言えないんだけど滞在期間が長くなるかも知れないから」
「どういうこと?」
「相手がいつまで一緒にいたい。とか言ったらそれだけ一緒にいなくちゃいけないってこと」
それは要するに……
「接待? 枕営業?」
「……詳しくは言えない」
「そっか。どちらにしても、私はそれに行かなくちゃいけないんだよね?」
「うん。絶対」


なのはが私の問いに頷く。
私はベッドに仰向けに倒れこみ、徐に語り始めた。
「私……当麻が好きなんだ。なのは」
「うん。知ってるよ」
それに少し驚きながら、先に進む。
「―――この任務でその相手の人と枕営業的なことしないと駄目なのかな」
「フェイトちゃん……」
「嫌だよ。なのは。私は私は……」
止まったはずの涙が溢れ出す。
嫌だ嫌だ嫌だ……
「そんなの嫌だよ……当麻ぁ……」
「フェイトちゃん」
「なのは?」


なのはに急に抱かれ、思考が止まる。
「フェイトちゃん。大丈夫。絶対」
「え?」
「フェイトちゃんが嫌がることしようとしたら、みんなで助けに行く」
「なのは」
「だから安心して行ってきて良いよ」
「なのは……解った。安心して行くよ。今日はもう……寝るね?」
「うん。明日時間になったら起こすからゆっくりしてね」
なのははそう言うと、部屋を出て行った。
出て行く直前、互いに軽く笑って……。


本当にああいうことしなくちゃいけないのかな……
なのはが助けてくれるって言ったけど、やっぱり怖い。
怖い怖い嫌だ嫌だ……。
「当麻……なんで傍にいてくれないの……当麻……」
暗くなった部屋で1人私は泣いていた。



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『一瞬に込められる想い』


「フェイトちゃん、起きて。出発1時間前。準備しないと」
なのはの優しく心地よい声が私の体に染み渡る。
「……おはよ。なのは」
「うん。おはよう」
私達は挨拶を終えて、寝室を出る。
なのはは私より先に起きて、ヴィヴィオの朝食等の準備を終えていた。
私は朝の日課とも言えるお風呂に入ってから髪を整え、管理局の制服に着替える。


リビングに向かうとヴィヴィオがすでに朝食を食べ終えていた。
「フェイトママ。おはよ~」
「うん。おはようヴィヴィオ」
笑顔のヴィヴィオの頭を軽く撫でる。
「ヴィヴィオ~学校~」
「は~い。行ってきます。フェイトママ」
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
玄関へと向かう、我が子のようなヴィヴィオの後姿を見送る。


「あっ、フェイトちゃん、少し待ってて」
「朝食くらい自分で――」
「いいよ。今日は私、暇だから。フェイトちゃんは待ってて」
なのはは料理が上手だ。
実家が翠屋という喫茶店を営んでおり、
私も一応料理はできるけど、料理スキルは私なんか足元にも及ばない。
なのはは優しいし、家庭的だし……。
「ねぇ、なのは」
なのはの朝食準備中の背中に話しかける。


「なに? フェイトちゃん」
「結婚……しないの?」
「えっ?!」
慌てて振り返るなのはが面白い。
ふふっと笑って、なのはを見つめる。
「急にどうしたの?」
朝食のスクランブルエッグと味噌汁とご飯。
定番といえるようなメニューを手になのはが私のところに来た。


「気になっただけ」
「それだけだとは思わないけど?」
なのはの心を見抜くような瞳に思わず苦笑する。
「私、ここにはもう来るの止めようかなって」
「え……? 冗談は駄目だよ?」
あははっと笑うなのはから一旦視線を外し、
なのはの料理を口に運ぶ。
うん。美味しい。とっても。
「冗談じゃないよ。なのは」
口に運んだ料理を飲み込み、視線をなのはに戻して言う。


「なんで?」
「だって私がいるから、なのはは結婚しないんじゃないかなって」
「そんなこと―――」
「それにね、このなのはの料理。とっても美味しいよ。とっても」
私はもう一度料理を口に運ぶ。
「フェイトちゃん?」
「この料理、私やヴィヴィオの為だけじゃ勿体無いよ。なのは」
私はなのはを見つめて言う。
いつの間にか、なのはの料理は半分以上減っていた。


「どういうこと?」
「わからない? 男の人にも振舞ってあげるべきだよって事」
「フェイトちゃんが気にすることじゃないよ」
「でも、私……ここにいたら迷惑だよね? そういうことになったら」
……。
「フェイトちゃん、それはいつかそうなるかもしれないけど、今はまだ無いことだから。気にしないで」
「でも―――」
「フェイトちゃん!! もう。大丈夫だって言ってるのに」
なのは……。
一度言ったら聞かないし……
「解ったよ。なのは。ご馳走様」
「うん」


私は時計を確認し、玄関までなのはに見送ってもらう。
「行ってらっしゃい。フェイトちゃん」
「うん、行ってきます。なのは」
私達は互いに苦笑して別れた。
私は自分の車に乗り込み、仕事で行かなければいけない場所に行く為の中継地点。元機動六課本部へと向かった。
なのはの家から大体2時間程度で、そこについた。


「フェイト・T・ハラオウン様ですか?」
「え? あ、はい」
中に入ると、本局の人間だろうか。
そんな服装の人に話しかけられた。
「付いて来て下さい。転送ポートにご案内します」
「は、はぁ……」
一体どこへ向かうのか。誰と会うのか。
何も知らないまま、私は転送ポートの前まで辿り着いた。


「フェイト様。デバイスを」
「え?」
「何らかの危害を加えることを懸念した上です」
けど……。
バルディッシュは身を守る唯一の方法というわけではない。
一応体術も嗜んでいる。
けど、話しかける相手がいなくなって、一人になるのが……怖い。
「どうしてもですか?」
「はい」
……。
「解りました。丁重にお願いします」
私はそう言ってバルディッシュを本部の人に渡す。

____________


_______


__


「やっぱり……」
転送で移動した先は寝室。
経験は無いものの、一応知識としては枕営業をしっている。
地球にいた頃に何度か耳にして調べてしまった。
あの時は物凄く後悔したが、
実際今からあるかと思うと、見聞きだけの情報だとしても……怖さが和らぐ。
わけが無い。
何をされるのかが解る。
怖い。


「来たな。フェイト」
「?!」
後ろからの声に振り向くと、評議会らしき服装の男の人がイスに座っていた。
「ここで、何をするんですか?」
「解らないわけじゃないだろ?」
男の人が私を指差すと、バインドで縛られ、ベッドに仰向けに倒れこむ。
ピンクのバインド?!
「な、何を?!」
なんとか上体を起こして聞く。
バインドはかなり硬く、デバイス無しで解くのは無理だった。


「さてと、その状態じゃ、自分で脱げないだろ?」
「え?」
「脱がしてあげるよ」
「い、嫌……やめ……駄目です!!」
怒鳴っても、彼は近づいてくる。
「拒否しても無駄。これからずっと可愛がってあげるからな」
「嫌、嫌だ。嫌だ!! 止めて!! お願いだから……」
「?」
みっともなく、私は泣いていた。
私は、認めたくなかった。
こんなことになるなんてことを……。


「まぁ、まぁ、落ち着けよ。冗談だから」
「いやぁ!!!」
私が叫んだと同時に、ピンク色のバインドが音を立てて砕け散った。
「え?」
状況がうまく理解できず、素っ頓狂な声が漏れる。
「俺、見て解らない?」
本局の服装の男の人が私に聞く。
良く見ると、ツンツン頭の……?!


「と、当麻?!」
「そう、俺です。かみj―――ぐはぁ?!」
私は起き上がって、当麻のお腹に一撃を叩き込んだ。
「怖かった!!」
「す、すまん」
「私……本当に無理やりされるんじゃないかって……」
「わ、悪かった」
「寂しかった」
「すまん」
「悲しかった」
「悪い……」
「待ってた」
「待たせたみたいだな」
「帰ってくるって……言った」
「帰ってきたろ? フェイト」


「お兄ちゃん!! お兄ちゃん……当麻……」
私は無我夢中で当麻に抱きつく。
普段の自分では考えられない行動だけど、
そんなことはどうでも良かった。
「生きててくれて有難う……当麻」
「ああ」
そういえば……。
「どうやって助かったの?」
「衝突の直前、垣根がくれた小袋が光り輝いて、気づいたらここにいた」
「1ヶ月間も?」
「いや、聞いた話だと、俺は未元物質の作り出した特殊な空間に吸い込まれて、1ヶ月間を一瞬で過ごしてここに転移したと」
……。
つまり、私の苦しんだ1ヶ月間を当麻は一瞬だったって事……。
「なんにせよ、無事でよかった」
「フェイト……そういえば、言いたいことあるって俺は言っただろ?」
「うん……言ってたよ?」
「俺さ―――」
当麻が何か言いかけた時に、はっと気づいたように言葉を止める。


「みんな出てってくれよ」
「え?」
当麻が言うと、はやてや、なのは、シグナム達ヴォルケンリッターが出てきた。
「なんや、覚えとったんか」
「あははは。ごめん、フェイトちゃん」
あぁ……だから。
「私にバインドかけたのってなのは?」
「うん」
「……怖かったよ? 物凄く」
「「「「ご、ごめんなさい」」」」
はやて達の謝罪を聞き、微笑む。
そうすると、私と当麻を残してみんないなくなった。


「で……さ」
当麻が思い出したように切り出す。
「なぁに?」
「えっと、俺……フェイトが、好きだ」
「……」
「その……なんだ。生活してる世界とかフェイトが働いてることだとか。差が大きいけど……」
「私も当麻が好き」
「え?」
私は多分、今までに無い笑顔だろう。


「私も貴方も両想いだね。当麻」
「あ、ああ。そう……だな」
気恥ずかしそうに返事をする当麻。
クスッと笑って近づく。
「当麻……最後まで言って欲しい」
「フェイトが中断させたんだろ」
「そうだっけ?」
ふふっと誤魔化すと、当麻が微笑む。
「俺と、付き合ってくれないか?」
私はそれに答える前に、当麻と唇を重ねる……。
数秒か、刹那か。はたまた永遠の時が流れ、離れる。


「―――もちろん。喜んでお受けします」


私はそう言って微笑んだ。


         THE END



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