なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  アフター3

2011年08月31日 19:35

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

481 :◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/13(金) 22:35:46.89 ID:6Y1fYpOw0


『普通の少女』


今日から俺は修学旅行だ。
修学旅行というより、ただの観光旅行とも言えるけど。
荷物は全て、昨日の内にフェイトと準備と確認を終え玄関に置かれていた。
まぁ、これで忘れ物とかはないんだが。
「あの……3日だけだから……ね?」
俺は体を束縛している縄……ではなく、小動物……でもないけど、
そんな目をしているフェイトに言う。
「うぅ……それは、解ってるけど離れたくない」
あぁ、可愛いなぁ畜生。
修学旅行キャンセルしたくなってくる。


涙目で行かせまいと抱きついたままのフェイトの頭を撫でる。
「大丈夫。前にフェイトも3日間仕事でいなかっただろ?」
「う、うん。でも。でも。修学旅行だと電話できないから。その……寂しいなって」
「えっとぉ……小萌先生に何とか頼んで電話するよ。駄目って言われたら隠れてする」
「え? 本当?」
「ああ、本当。絶対にするから。な? そろそろ絹旗が来るから」
「やっぱり、わ、私も行こうかな」
「フェイトは仕事があるだろ」
「ゆ、有給をとれば――」
あ~。
もう駄目。
もう我慢できません!!
一旦フェイトを引き剥がし、今度は俺が抱きつく。


「ふぇっ?! な、ど、どうな、したの?」
「フェイトが可愛いからだ。俺だって一緒にいたいけど、これは学校の行事だからさ。な? フェイトも仕事だし。そろそろ良いだろ?」
とりあえず、説得。
「う……わ、解った。怪我とかしないでね? 迷子にもならないようにね?」
「了解。俺がいないからって仕事で無茶しないように、ぼうっとしないように」
「わ、解ってるよ。仕事は仕事ここはここでちゃんと区切ってる」
だと良いけど。
まぁ出来てるだろうけどね。
「じゃぁ、行ってくる」
フェイトに軽く長いキスをして家を出る。


若干、泣いてた気がしたが、まぁ、気のせいのはず。
たかが、3日だけ修学旅行に行くから離れる。
それくらいで……。
そう思ったところで電話がかかってきた。
家を出てまだ2mくらいだ。
{当麻、行ってらっしゃい}
{ん。泣くなよ。フェイト。帰ってきたらデートしような}
{なぁぅ?! ……うん。楽しみにしてる}
そう言って電話を終える。
丁度絹旗と土御門、姫神なんで後者2名が一緒なのかは知らないが、合流した。


「は~い。ひっこぉきしゅっぱつで~す」
「危ないから席に着くじゃんよ小萌」
先生が注意されている飛行機内。
飛行機内だからととくにすることはないと思っていたのだが……
横に座っていた絹旗が俺の肘をつつく。
「どうかしたのか?」
「いや、そのですね? 超気のせいで済ませたいんですが……」
絹旗が指を指したのはCA。
キャビンアテンダントだ。
だからどうしたんだ?
そう思って見つめると、あからさまに見た人だった。
茶髪の長髪。
その人はこっちに来ると、微笑む。
「お久しぶりです」
「ディード。お前何してんの?」
「一応、手に職つけようとCAの資格を取ったんです。御坂妹と一緒に」
マジか。
あいつもか。
「超すごいんだか、馬鹿なんだか。御坂妹も超いるんですか?」
「はい。一応、隣のビジネスクラスでやってるかと」
へぇ……もう驚かない。
カラオケの時でもそうだけど。


「修学旅行。楽しんでくださいね」
「ん。ディードも自由時間とかあるんだろ?」
「はい。でも他のCAと一緒に行動する予定なので、お二方とは会わないと思います」
そっか。
少し残念だけど、まぁ仕方ない。
ディードが仕事に戻ると、
そこはやはり、クラスの男子達に睨まれた。
主に、土御門と青髪ピアス。
「超平和になったんですね。私はいまだに、超あの感覚が抜けません」
「あの感覚?」
「超暗部時代のことです」
あぁ……。
「私は今、ここにいて良いのか。超そう思うんですよ。時々」
そういう絹旗は少しだけ辛そうな表情だった。


「でもそれは仕方のないことだったんだろ?」
「仕方ない。それで人を傷つけてきたんです。私にとってそれは超正義。でも、世界からは超悪なんです」
「馬鹿言うな。お前がそうすることしか出来ない環境を作ったのは世界だろ? その世界にお前をとやかく言う資格はねぇよ」
俺がそう言うと、絹旗は何かを隠した笑みを浮かべていた。
「貴方が兄、いや、家族と言わず、暗部前に超傍にいてくれたのなら、私はきっと超普通の少女だったかも知れません」
「お前は普通の少女だよ。今も昔もこれからも。お前がお前である限りはな」
「まったく、人の気も知らずによくもぬけぬけと。まぁ、超嬉しい言葉です。状況が状況じゃなければ」
絹旗はそう言うと、俺の肩に頭を預けて目を瞑った。
何が言いたかったんだ?
絹旗は。
そんなことより、インデックスに会うことにならないと良いけど……。
頭を悩ませる俺たちを乗せた飛行機は、イギリスへと向かっていた。



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『 修 学 旅 行 』


「ついたにゃ~!!! ごふっ」
「超静かにしてください。一緒にされたくないので」
着いたことを高らかに叫んだ土御門は、天に昇った声とは逆に、地に伏せた。
「上条君。とりあえずどうするの?」
どうするもこうするも、一応集まって先生の話を聞き、
荷物をホテルへばいば~いした。
つまり。もう自由時間な訳で、適当にぶらりするだけなんだが。


「超行きたいところある人いますか?」
絹旗が聞く。
「とくにはないにゃ~。きぬh――ぐふっ」
「超ぶっ倒れててください」
「私。ロンドンの服屋とかが見てみたい」
「じゃぁ、姫神の意見もあるし行くか」
こうして俺達は向かったのだが。


「スバル~どこ~?」
ロンドンの古風豊か? というか、レンガな町並みを眺めていると、
聞いた声が聞こえてきた。
「エリオく~ん、ル~ちゃ~ん!」
……げっ。
絹旗と顔を見合わせて、ため息をつく。
何でこうも知り合いがいるんですか? ねぇ?
「お。お困りの淑女がいるにゃ~」
「「あ」」
俺たちはするーする予定だったのだが、土御門のせいでおじゃんとなった。
もういい。
もう知らない。
どうにでもなれ。


「あ。当麻さん、絹旗さん。どうしてここに?」
「お前らが何でいるんだよ」
「はやてさんに旅行でもどう? って。有給がてら来たんです」
な~るほど。
はやての刺客と言うわけですか。
「なんだにゃ~。知り合い?」
「留学の時にな」
「どうも、ティアナ・ランスターです」
「キャロ・ル・ルシエです」
「超気になるんですが、名前を超呼んでた3名は?」
「「迷子」」
あははは。
まじか。


「上条君。探してあげる?」
「まぁそうだな。俺たちも探すってか、電話は?」
「あの3人持ってないのよ」
「まじかよぉ。ここ広いんだぜこん畜生」
「ぼやく暇があるなら超探しましょう」
絹旗に言われ、スバルとエリオの捜索が始まった。
と、ここで気になったんだが、
この二人は真面目だ。
うん。
迷子にはならない。
一方、迷子の3人は真面目な時もあるが、
ほとんど真面目ではない。
勝手にどこかへ行くって言うことはありえなくはない。
ないんだが。
ここは現在、服屋の宝庫だったりするわけで、後者三人はさして興味がない面子だろうが、
前者二名は興味大有りではなかろうか。
2人で服を見てたら3人が先に行ってしまった。
多分こういうオチだ。


3,4時間探したところで、聞き忘れてたことを聞く。
「で? あいつらが何か見たいって言ってなかったか?」
「う~ん特にないわね」
「超難しいですね……」
絹旗も頭を悩ませていた。
あぁ。
じゃぁ、あれか。
エリオとスバルなら……
「ちょっと、レストランにでも行こう」
はてなマークの5人にいいからいいからと言い聞かせ、
レストランの店員に話しかける。
「Excuse me」
「What will it be?」
「With a girl of the pink hair, and With a boy of red hair and
With a woman of blue hair Did not you see ?」
「that in the third seat of this shop」
「thank you」


「あ、アンタ……」
「店の中の3番席にいるそうだ。合流して来いよ」
「超英会話できてましたね」
「うん。上条くん。外国人みたいだった」
「上条さんあこがれます」
「エリオでも喋れるようになるさ」
「な、なんでそこでエリオ君が……」
とぼけても無駄です。
全員知ってるから。
赤くなってますよ顔が。
「じゃぁ、合流してきます」
ティアナがそう言い、キャロと共に店内へ消えていく。


「カミやんがまさか喋れる日が来るとは」
「馬鹿言うな土御門。俺はこのくらい喋れるさ」
喋れないとデバイスの言葉が解らないとは言えない。
バルディッシュと会話してたら覚えたなんて言えない。
「それは超どうでも良いですが、彼女達と行動するんですか?」
「そうだなぁ、一応俺らは修学旅行なのであって、観光じゃぁないからな」
俺たちは少し思案した結果、出てきたティアナたちに別れを告げて、元の目的の場所へ向かった……のだが。


{かみじょ~ちゃん。集合時間過ぎてますよ~}


などと連絡が来た。
つまり、1日目はなにも出来ずに終わったわけだ。
あ~まじで愉快痛快。
まぁ仕方ないか。
「また明日こようよ」
そう言ってホテルへと帰った……が。
何の虐めだろう。
「おいおい、何やってるんだ当麻、絹旗」
「お前らこそ何してるんですか? ヴィータ。シグナムさん」
「私達は主はやてがイギリスに欲しいものがある。有給とって行ってきて欲しいと」
はぁ、そういうことですか。


なんだなんだよなんですかぁ?
俺が絹旗に手を出さないか監視?
安心してくれ。
そんなことにはならないから。
「して、そっちは?」
「ああ、超修学旅行中です」
「修学旅行かー。なんだそれ」
ヴィータが興味に満ちた目で聞く。
そういやヴォルケンリッターは学校とか行かないんだもんな。


「修行のたび。そう思ってくれよ」
全然違うが、まぁこんな感じで良いかもしれない。
そんな感じで別れ、夕食を食べたのだが、
なんか物凄くクラスの男子が睨んでくると思ったら、どうやら、俺たち3班は4人1部屋らしい。
というのも、遅刻したせいだとか。
色々不味い。うん。色々と。
夕食後、俺はトイレに篭って電話をかけた。
相手はもちろん約束のあの方である。


{あっ、もしもし。テスタr……かみじょ……テスタロッサ・ハラオウンです}
{どうした? そこフェイトの家だからテスタロッサで出て良いと思うんだけど}
{え? 当麻だったから悪戯で言おうかなって}
いやいや。
言い直した時点で違う……。
ん?
恥かしくてやめたとか?
{なんだよ。寂しくて名前呼んでたとか?}
{わ、悪い? そうだよ。寂しいもん}
あ~なんかごめん。
{まぁまぁ、約束通り電話したぜ? 俺もフェイトが傍にいないのは寂しいからな}
{うん。で、どう? 修学旅行}
{あー。聞きたいんだけどさ}
{なに?}
{エリオ、キャロ、スバル、ティアナ、ルーテシア、シグナム、ヴィータは今日来た?}
{ううん。有給とかで……まさか?}
{そのまさかだよ。全員に会った}
{ず、ずるい。私も行く。いますぐ行く。待ってて}
{いや、ちょ、ま、待てフェイト!!!}


そう言って数秒。
あーこれマジで来ちゃうの?
なんて思っていると、電話がつながったままだと気づいた。
{フェ~イト~}
{……なぁに?}
{こないのか?}
{行きたいけど、仕事があるから}
{なければ来るの?!}
{もちろん。当麻の傍にいたいから}
まったく。
甘えん坊なんだな……フェイトは。
{でね? 当麻}
{フェイト。大好きだぞ}
{ふぇ? あぅ? あれ? っ~~~~~~~?!}
奇襲成功。
多分向こうから言ってくるつもりだったのだろう。
けどたまには。
こっちから言わせましょうよ。


「酷いよ。当麻。私が先に言おうと思ったのに」
{はいはい。真っ赤なお顔をお隠しくださいな}
{あぅ。それ私が前に言った言葉}
{仕返し}
俺も顔が赤いだろうけど。
向こうも顔が赤いのは事実で。
互いに見えない相手。
声だけの相手に対して微笑む。
{{また明日。お休み}}
俺はそこで電話を切り、布団へと入った。
一応、左右で男女分けており。

土 当 I 絹 姫
御 麻 I 旗 神
門   I


こんな感じで寝る。
相当寝相が悪くなければ問題はない。
そうして俺たちは部屋の電気を消して、眠りについた。


『 修 学 旅 行 2 』


「今日は集団で移動しますね~」
なんていうことで、俺たちのクラスはバスに乗っていた。
俺の隣は姫神である。
ん?
絹旗は一人で座ってる。
え?
俺は何もしてない。
何もしてないはずなんだよ。
事の発端と言うか、もうその理由は朝起きた時の一コマだった。


土 当 I 絹 姫
御 麻 I 旗 神
門    I

確かにこう寝ていた俺たち。
しかし、しかしだ。
朝起きたら、

土  当絹 I 姫
御  旗麻 I 神
門      I


こうなっていた。
俺と絹旗がXの形に抱き合っていたと言うか。
なんと言いますか。
いや、動いたのは見て解るとおり絹旗なんですよ?
けど……そのね?
柔らかいものが……。
いや。
俺はフェイトにしか興味はない。
それはそうなんだが、あの夜を思い出してしまいましてね。
どうも真っ赤なまま固まってしまったわけで。


絹旗も絹旗でパンクした状態。
真っ赤な表情で顔を伏せたままだ。
一応、姫神たちが声をかけたが、
返ってくる返事が、
「ふみゅ~」「あふぅ」「にゃぁん」の3種類。
どれも意味が解らず、手をつけられない状態だ。
それに付け加え、この後の行き先がまた曲者だ。
イギリスです。
じゃぁ、イギリスといえば?
ロンドン!!
ジャックザリッパー!!
あれ?
まぁいいか。


その2者は全く関係がない。
素晴らしい外見と内装。
なにより、見学自由な教会に行くらしい。
イギリス清教?
いいえ、違います。
聖王教会です。
ふざけんなよ。
ミッドチルダの観光かよぉ。
と、泣きたくなってきた。
まぁ、別に良いけどさ。


「どうもみなさん。私は今回ガイドさせていただく、シャッハと言います」
あー。
解ってた。解ってたよ?
もう。ね。
シャッハさんは俺のことに気づいて「え?! な、何で貴方が?!」って顔してるし。
うん。多分この流れで行くと、あの人出てくるな。
ほぼ確実と言える。
そんな頃に絹旗も俺も調子が戻ってきた。
「うぅっ、当麻。あれは超事故ですから。忘れてください」
「解ってるよ。忘れるよ」
はっきり言うが、すでにかき消されている。
理由?
フェイトとの情事が俺の新しい記憶の上に上書きされたから。


「で、でですね」
完全に俺のせいでてんぱってる。
頑張れシャッハさん。
「ここの管理をしてくれているのが、カリム・グラシアさんです」
はいっキター。
「どうも、カリム・グラs――? ……? ?!」
金髪をなびかせ、ミッドで見たのとはまた違った地球的な衣装に身を包んだカリムさんがにこっと出てきて固まった。
これまた俺のせいだろうなぁ。と考えつつ、軽く手を振ってみる。
?!
睨まれた。
シャッハさんに睨まれた。
きっとトンファーの餌食になるよ。俺。


で、一通りの紹介等終わり、自由時間になると、俺と絹旗はやっぱり呼ばれた。
「何してたの?」
「あ~。俺たちの高校の修学旅行で……まさか、聖王教会に来ることになるとは」
「私も超驚きでした。まさか、貴女に会う日が来るなんて……」
この二人は少しばかり因縁があると言うわけでも……。
カリムさん誘拐事件以来だろうか。
まぁ、その時絹旗は敵だったのだが。
「まぁ、楽しんでくださいね。特に何もないところだけれど」
「騎士カリム。本音をお隠しください」
貴女もです。
シャッハさん。

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そんなこんなで終えた2日目。


みんなへのお土産も一応用意した。
御坂には、ゲコ太(ver.ジャックザリッパー)何でゲコ太が置いてあったのかは知らない。
白井にはゲコ太(ver.ホームズ)御坂とおそろい。ははは。
なのはには……ビックベンのキーホルダー(時計機能付き)特に意味はない。
ヴィヴィオはなのはと色違いのやつ。
はやて? はやてにはいらないんじゃない? シグナムさん達に頼んだはずだし。
後は全員には紅茶もある。うん。オッケー。
麦野達アイテムメンバーには絹旗が色々と買っていた。
フェイトへのお土産?
まぁ、あれだ。
うん。
秘密。
あー電話したい。
実は携帯の充電が切れた。
オワタ。
電圧変換プラグがないからアウツ。
フェイトの声聞きたいよ!!
そう心の中で叫びながら、俺はしぶしぶ眠りにつくのだった。


『 修 学 旅 行 3 』


「それは、突然のこと過ぎて。
唐突に起きたそれは……。
俺たちをとある場所へと追いやって……。
ああ、何でこうなったんだろう。
俺は隣の人に視線を移す。
観光客と呼ぶには、周りに興味がなさそうで、
現地の人と言うには、服装が少しばかり特殊で。
彼女の髪は、愛しき人と近き色で。
そんな……出会いでした」


「あの~。ローラさん?」
「え? はい? 何なのかしら?」
「ただの迷子だから。俺たち」
俺は隣で意味不明な言葉を並べていた女性に声をかけた。
俺が迷子と言ったらそう言うわけでもない。
あ~なんか困ってる人いるじゃん。
そう思って近づいていったら腕を引っ張られて気づけばみんなと逸れた。
まぁ、迷子ですよ。どうせ。
「っていうか、何の用で俺を引っ張ったわけ?」
俺はこの人を知らないはずなのだ。
しかし、この人は知っているようだ。


「禁書目録。そういえば解っていただけたけりかしら?」
「……イギリス清教か?」
「そうよ? 貴方には色々感謝ありけりなのよ?」
どこからが真実なんだか。
俺はため息をついて目の前の女性を見つめる。
「何かありけるの?」
「いや? 禁書目録で感謝? なにを?」
正直記憶にはないが、あの手紙からして俺に礼を言う感じではない。
「何を疑っているの?」
「べっつに。アイツは元気か?」
「ええ。今まで以上に元気。元気すぎるくらいなりけるなのよ」
元気過ぎるくらいに?
「アークビショップ!! また勝手に出歩いて……上条当麻!! なぜここにいる?!」
「はぃ?」
赤い髪の長身の男。
あからさまな魔術師の服装。
だれだこいつ。
ごめん。記憶にない。記憶がない。


「ステイル、少しはなしを。ね……」
「しかし……」
「やましいことは何一つしてない。これで良いだろうよ。ステイル」
今さっき聞いた名前を使っておく。
これで記憶喪失は……いや。
「悪いなステイル。俺はお前を知らない」
「はぁ? ついにいかれたか」
そんな罵りの言葉を、ステイルはぶつけてきた。
まぁ、説明は面倒だ。
「当麻~!!」
ほ~ら。絹旗達が呼んでる。
「じゃぁなイギリス清教。インデックスに伝言頼む。「いつでも遊びに来てくれよ。お前は俺たちの大事な仲間なんだから」と」
俺はそう言い、足早にそこから立ち去った。

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____


「超何してたんですか?」
「カミやんが急に消えたからきn――がはぁ?!」
「超黙ってろォ」
絹旗のブローが決まり、土御門が倒れこむ。
今一瞬能力が発動した気もするが、気のせいとしておこう。
「上条君。そろそろ飛行機の時間」
姫神が腕時計を見せる。
あぁ、確かに時間がやばい。

……小一時間……

「で、飛行機を遅らせた理由は?」
「迷子になってたんです。俺が」
はい。
見事に遅刻しました。
タクシー乗ったら渋滞に巻き込まれ、走っていったら自転車にぶつかりだとか。
そういう不幸は全部慣れているので言わず、小萌先生に言う。
「まぁ、置いてきぼりにならなくて良かったですね。では、離陸お願いします」
小萌先生の声で、離陸した。
数時間後、ようやく空港へと到着。
飛行機内で寝ていた俺たちは、眠い目を擦りながら家へと帰っていった。


「ただいま~」
……?
あれ?
いつものフェイトの声がない。
今日は確か仕事はないんじゃ……。
鍵は開いていた。
つまり出かけているわけじゃない。
強盗?!
嫌な予感が脳裏を過ぎり、修学旅行の疲れなど吹き飛ぶ。
急いで各部屋を回る。
荒らされた形跡はない。
でももしかしたら。
不法侵入で、女の人を×××なんて聞かない話だがないわけでもない。


急いで寝室へと向かう。
「フェイト!!」
ベッドを見ると、1人分盛り上がった状態の布団。
ほっと胸を撫で下ろし、それに近づく。そしてあることを思い出した。
フェイトは携帯を握り締めて寝ていた。
つまり、一晩中待っていた可能性がある。
「わ、悪い。充電切れてた」
寝ていて聞こえていないだろう言葉を、フェイトに言う。


「……別に」
へ?
「フェイト? おきてたのか?」
「別に」
……?
なんか、変。
「フェイ―――」
「触らないで」
?!
伸ばした手はフェイトによって弾かれ、空をきった。
――え?
「フェイト?」
俺が呼んだのに気づかないようにフェイトはそのまま下に下りていった。
で、電話忘れたのがそんなに駄目だったのか?


『誕生日』


突然訪れた拒絶。
それは、余りにも衝撃的で、
俺はただ、彼女のぬくもりが残るベッドに座り込むだけだった。
下では聞きなれた足音。
聞きなれたリズムでの調理が行われていた。
俺は真意を知るために、下へと降りてフェイトの姿を視界に納めた。
いつもの姿。
黄色いパジャマではなく、白いパジャマ。
そこにかかる黒いエプロン。
いつもの彼女。
いつもの時間。
ただ、会話と笑顔がない。2点を除いては。


「……フェイト」
「……」
意図せず漏れる言葉。
名前を呼ぶのは、呼吸して二酸化炭素を吐くのと同じような感じだった。
けれどもそれには返事はなく、ただ、料理を続ける彼女の姿しかそこにはない。
「フェイト」
二回目。
それに彼女は振り返った。
「フェイト。あの……」
「……」
俺を軽く見るだけで、言葉はない。


彼女は料理を終えて、机に並べた。
怒っている。それは確かだった。
でも、料理は俺好みの味で、美味しかった。
食器と箸との接触音のみが木霊する空間。
居心地が悪いなんてものじゃない。
「……」
「……」
「フェイト」
「……」
彼女は何も言わずに、風呂に入り、部屋へと戻っていった。
俺とフェイトの寝室は一緒。
戻れるわけがなかった。


翌朝。
ソファで寝てた俺は、フェイトの足音で目を覚ました。
「お、おはよう……フェイト」
「……」
相変わらず無言の彼女は、さっさと仕事へと向かっていった。
一人残された俺。
しかし、すぐにインターホンがなった。
「修学旅行。どうだった?」
「……ごめん。それどころじゃないから帰って――」
「フェイトちゃんのことでしょ?」
尋ねてきたのはなのはだった。
ヴィヴィオもフレンダも。
この時のなのはは連れてきてはいなかった。


「「……」」
家に招きいれる訳にもいかず、俺たちは近くの喫茶店に来ていた。
互いに無言。
気まずい空気。
でもそれは、フェイトのそれよりは明らかに軽い空気だった。
「……フェイトちゃん。凄く怒ってるでしょ」
「うん」
「何をしたか、解る?」
「電話をしてなかった」
「それだけ……かな? 本当に」
なのはの質問の意味が解らなかった。


「何が言いたい?」
「別に。ただ他に隠してることが、あるんじゃないかなって」
次の瞬間。
俺は柄にもなく机を力強く叩き、なのはを睨んでいた。
そのなのはは、俺を睨んでいた。
「私は聞いてるだけだよ? それとも。隠すようなことでもあるの?」
なのはが冷静に聞く。
「ない」
断言できる。
ない。と。
「いや……でも修学旅行。男女相部屋だった」
「そんなことで怒るフェイトちゃんじゃないと思う」
「じゃぁ、なんなんだよ!!!」
「……店を出よ。迷惑極まりないから」
なのはは冷めた声で言うと、勘定を済ませて店を出た。


人気のない公園。
そのベンチに俺たちは座っていた。
「なのは。お前なんか知ってるんだろ? 教えてくれよ」
「私が言っても良いのなら。私は教えても良いよ?」
「じゃぁ、教えてくれ」
「出来るわけないよ。今の貴方は、人を殺す目をしてる」
そんなことはない。
自分ではそうは思ってない。
「ただ、怒りっていう感情が抑えられないだけだ」


「教えてあげても良いよ? でも、聞かないで」


「……解った」


風の音が俺たちの間をすり抜けていく。


「フェイトちゃんは、自分に怒ってるんだよ」
「は?」
さっきまでの俺を攻める言い方とは裏腹に、
そんなことを言い出した。
「なんで?」
「聞かないで。私はそう言ったよ?」
「もし知りたいなら、携帯を見てご覧。きっと解ると思う。それと、5月29日だからね?」
5月29日?
謎の暗号に悩みながら、
充電が切れて閉じた携帯。
なのはと別れ、家に帰って充電しながら電源を入れると、
メールが来ていた。
両親から。


その内容は、誕生日おめでとう。


12月11日。
それが俺の誕生日だったらしい。
俺は記憶喪失で、自身の誕生日は知らなかった。
もしかして、俺がフェイトに誕生日を黙っていたんじゃないかって疑ってたのか? なのはは。
けれど、それだけではフェイトの理由が……。
そんなもやもやを残したまま、フェイトが帰宅する時間になった。
扉を開ける音。
リビングに入ってきた、今にも泣き出しそうなフェイト。
「フェイ……ト?」
思わず出た声に、フェイトは何も言わない。


そして。


「ごめんなさい」


え?
いきなりの謝罪。
何が?
「私、私……駄目な……女だよ」
状況についていけない俺は、
今にも泣き崩れそうなフェイトを思わず抱きしめてしまった。
「離れてよ。当麻」
「嫌だ」
「お願い」
「嫌だ」
「どうじで?」
ついに泣き出してしまったフェイトをさらに強く抱きしめる。
「何で離れなくちゃいけないのかが不思議だよ」
俺は正直に、聞く。
「だって……当麻の誕生日。祝えなかった」
……は?


「え? それだけ?」
「それだけって、大事なことだよ。1年に一度しかない大切なイベントなのに。
私、知らなかった。当麻の傍にいる資格なんてないよ」
えぇぇぇー?!
そんなことで?!
悩んでた俺って何?!
「教えてなかった俺のせいだから……」
「ううん。把握しとくべきだもん。恋人の誕生日くらい。ご両親からの電話で気づくなんて最低だよ」
まさか……。
「私の誕生日。把握してるでしょ?」
「5月29日?」
なのはの暗号をそのまま使う。
「うん。ほら。やっぱりいる資格ないよ」
「フェイト」
「なに?」
「11日。俺修学旅行だった」
「だから?」
「今日。祝ってくれないか?」


俺の言葉に、フェイトが驚く。
俺のほうが背が低いのが情けない……。
それでも、フェイトの頭を撫でる。
「気を使わなくて良いのに。来年は当日にやろうぜ。でも、今年は修学旅行でいなかった。だからチャラ」
俺はそう言って微笑む。
フェイトはもう完全にすすり泣いていた。

___________


_____


__


「もしかして、俺に触らないでって言ったり、話さなかったのって」
「えっと……私はそんな資格がないかなって」
思い込んだら一直線ですね~。
あ~畜生。
俺凄い寂しかったんだけど。
「俺、嫌われたかと思って死にたいくらい落ち込んでたんだぞ?」
「ご、ごめん」
「許さない」
「ど、どうしたら許してくれる?」
「ケーキ」
「? 今作ってるけど……」
ケーキは現在フェイトが手作り中だ。
けど、そうじゃない。


「フェイト」
「なに?」
「ケーキをさ。口移しで食べさせて」
「ふぇぇ?!」
「いやなら良いよ。許さないから」
ほんの意地悪。
誕生日を祝えないだけで落ち込む彼女を許さないわけがない。
「そ、そんなの嫌だ。口移しする。っていうかしたい」
ぉーぃ。本音出たぞ~。
「でも、まずは普通にキスするか」
「ふぁ……」
キッチンで調理中のフェイトにキスをする。
あーくそ。身長。
何で俺が背伸びすんだよ。


「「大好き」」


で、その後はケーキをフェイトの口移しで食べたけど、
ごめん。味が解らない。
フェイトの味しかしなかった。
つまりあれだ、フェイト味のケーキ。
うん。美味しかったよ。
フェイト。
その後も何度かキスをした、俺たちだった。


『麦野さん大変です』


保護観察を始めて1ヶ月くらい経ち、
なのは達はミッドへ戻って行った。
というのも、さして問題ないと思う。とのこと。
あとは当麻に任せる。
はやてはそう言い残し、帰った。
で、晴れて絹旗の保護観察人を終えた俺。
絹旗は、本人の希望で俺の高校を卒業するつもりらしい。
で、こんなことは今関係ない。


「で?」
「いや、で? と超言われても」
「何で俺がこの面子に混じってるわけ?」
「とうま。諦めて」
「いや、ナゼに?!」
「お静かに。公共の場ですのよ? 上条さん」
「「「「……」」」」
麦野が……壊れました。


俺は現在、元アイテムの人たちとお茶会してます。
魔法少女続けてます。みたいな言い方だが、
まぁ、そんな生易しいものじゃないんです。
俺は絹旗に話がある。と誘われ、来たのが喫茶店だった。
何の話かと思いきや、麦野達がいるではありませんか。
なんかしたのかと悩んだ末に、聞かされたのは麦野が壊れたと言う言葉だった。
いや、まぁ確かに前が壊れてただけで、これが正しいのかもしれないけど、
なんか麦野が女の人の喋り方をしてるのは違和感がある。
いや、鳥肌が立つ。


「どうかなさったのですか? 上条さん。そんなに見つめられると、恥かしいのですが」
微かに頬を染めて、麦野が言う。
「絹旗。俺帰る」
「ちょ、超待ってください」
「まぁ、現実から逃げたくなるのも解るわけよ」
「いや、俺関係ないからね?!」
「大丈夫だよ。関係ないこともきっと首突っ込んでくれるって、私はとうまを信じてる」
「滝壺!! 意味解らないから」
「お静かになさって下さい。喫茶店とは寛ぐものですのよ?」
もうやだ。誰この人。
こんなの麦野じゃない。
クローン。クローンだよこれ。
それか瓜二つの妹か姉。
それ以外は認めない。


「なぁ、麦野」
「何でございましょうか?」
「麦野って、老けてるよね?」
もちろん心にもない言葉である。
っていうか、綺麗な人だって俺は思ってる。
ただ、この麦野にこういえば前のに戻るかなって……。
「女性にそういうのは如何なものかと。上条さん。めっ。ですよ?」
「「「「……」」」」
「もうやだ帰る」
「ちょ、麦野。原子崩しを超当麻に撃ちまくったりしないんですか?!」
「いやですわ。私が野蛮な人みたいな言い方ですのね」
「わ、私も超帰ります」
「ま、待つわけよ2人とも。私達だけにしないで」


「超どうします?」
「もういっそこのままで良いだろ」
「このままはまづらに会わせたら食べられちゃうよ」
「だからどうしろと?」
「元に戻して欲しいわけよ」
いやいや、老けてるっていっても怒らなくなった麦野をどうやって?
「この幻想を超壊してください」
無理です。
現実から逃げないで下さい。


「あ、あの。私が何か困らせてしm――」
「超黙っててください」
「あ……はい。ごめんなさい」
あー誰だよ!!
リイン何したんだよ!!
麦野を返してくれよ!!
「あっ、とうま」
「ん?」
「むぎのの体に触ってみて」
「急にどうした滝壺」
「いや、魔法で何かされたのかなって」
あ~。
そういうこと。


「じゃぁ、麦野。店を出るわけよ」
……?
え?
何で出る必要が。
俺たちは半ば引っ張られるように麦野の家へと来ていた。
今の人格の麦野の部屋なんだろうか。
女の子っぽいものばかりだ。
「じゃぁ、頑張って」
はぃ?
「うわっ」
「きゃぁぁぁ?!」
フレンダにそういわれた瞬間背中を押され、麦野へと突っ込んだ。


突っ込んだ結果、俺は麦野をベッドに押し倒す形で倒れていた。
「ってぇ……。何しやがるフレンダ!!」
「……けよ」
ん?
「てめぇ、どけっつってんだろぉが!!!!」
「わぁぁぁ?!」
急に走った白い閃光に、思わず飛びのく。
「てめぇ、何したか解ってんのか? あぁ?!」
「い、いや。その。フレンダに押されたわけで」
「あぁん? じゃぁ、フレンダどこにいるんだよ? あぁ?!」
ま、マジで切れてますって。
っていうか、あいつら逃げやがった!!!
これやばい。
あー。ゆりかご戦の地上戦再び。


「ったく。で? 何しようとしてた? 正直に答えろ」
「えっと、麦野がおかしくなってたから、魔法で何かされたのかと疑いまして。その……触ろうかと」
「ほぉう。去勢すんぞ」
「まっ、ちょ……頼むから止めて」
「まぁ、あのくそチビに変な魔法かけられたのは事実だ。事実だが。ベッドに押し倒す必要はねぇんじゃねぇか?」
ごもっとも。
俺も毛頭その様なつもりではなかった。
って言うかかけられてたんだ。
「すみません。転んでしまいました」
「……わ、私。初めてだから優しくしてね?」
「麦野?!」
「死ね馬鹿。冗談に決まってんだろーが」
「いや、まじでびびった。魔法が再発したのかと」
まぁ、それに麦野が初めてなわけ……ないよね?!


「この部屋、麦野の趣味?」
「わりぃか? 私だって女なんだから集めてたって良いだろぉが」
「いや。ただ意外だなっと。麦野って怖いイメージがあるから、こういう趣味持ってると思うと、可愛いな」
「―――いますぐ出て行け。3分待ってやる。だから出て行け!!!」
スターライトブレイカー的な集束を始めた麦野の原子崩し。
俺はその場から逃げるように、って言うか逃げた。

____________


_______


___


「なんてことがありまして」
「……」
「フェイト?」
「……当麻」
「なに?」
「馬鹿」
「んな?!」
「だって、麦野が可愛いんでしょ?」
「へ? あ、いや。それはだな……」
「当麻の馬鹿」
あぁー。
涙目フェイトさん超可愛い。


「ごめんフェイト。でも、フェイトが一番可愛いよ」
「……」
「フェイト」
「なに?」
「俺はフェイトのことしか、好きにはならないよ。今もこれからも」
「……信じてるから」
布団の中で抱き合って寝た俺達。
俺はフェイトが好きなんだよ。
それは変わらないさ。絶対にな。


『帰れないなら』


「……行きたくない」
「いや、ね? 俺は別に構わないから、行って来いよ」
「わ、私はやだよ。何でこういう時に限って……」
「たははは。まぁ、仕方ない。フェイトはそういう仕事についてるんだから」
「やめようかな」
「うぉい?!」
「冗談。本当にごめんね当麻」
フェイトはそう言って転送装置でミッドに向かった。
いつもの短めの仕事ではなく本局での仕事。
時間がかかるのは当然だ。
で、
こんなしみじみしているのには理由がある。
現在、12月20日。
わ~い、クリスマスだ~とそろそろ子供達が騒ぎ始める頃であり、
親t……。サンタさんがやべぇぇぇ!!! 魔力残ってないのに、プレゼント作り終わってねぇ!! なんて慌しい頃である。


で、今週。
そのクリスマスとクリスマスイヴがあるのだが、今週はフェイトが出張だったりする。
俺としては、一緒に居たいのが本望だが仕事にいかせてあげるのが普通だ。
っていうか、フェイトが行きたくないと駄々こねていたが、
けどまぁ渋々フェイトは仕事へと向かった。
そしておれは終業式のために学校へと登校中。
「いやしかし……フェイトいないのか……」
「超落胆していますね」
「ははは。まぁ、ね。気にしないで」
「いやいや、超落ち込んでる貴方の負のオーラを見逃す? 超出来る相談じゃないです」
絹旗の声が耳に届く。
あー。
まじでどうしよう。


「超執務官がいないって、長期任務ですか?」
「ん。今週は本局に磔だな」
「その言い方は少しばかり語弊が超生じますが、つまり、本局で超仕事があって帰れないってことですよね?」
「そうだよ」
「帰れないなら、超貴方が行けば良いじゃないですか」
……。
あっ。
……?!
「そうだ、そうだよ、そうですよ。俺が行けば良いんじゃんか!!」
「超急に叫ばないで下さい。っていうか、一週間会えないことを超我慢できないんですか?」
「いや、俺は構わない……訳でもないけど、主にフェイトが無理。朝は仕事行きたくないって駄々こねてたし」
「超甘えん坊な人ですね。それ現実ですか? 超幻想じゃないんですか?」


な、なんか絹旗が睨んできたんですけれど。
「執務官のイメージ超崩壊する情報ですよ。それ」
だ、だろうな……。
「今日で終わりですし、超行っちゃってください」
「そうするよ」
「できれば―――」
「ん?」
「いいえ、超なんでもないです。遅刻前に急ぎますよ!!」


で、放課後。
「よぉ。当麻」
「む、麦野? 校門でなにしてるんでせうか?」
「カミやん。死刑やで?」
「だまってろぉ。殺すぞ」
「うはっ。超ドキドキするで」
「「?!」」
「超気持ち悪ィから死ね!!」
「げほぁ?! ぐはぁ?! い、痛いけど快感やでぇ!!」
「ひィ?!」
殴られ蹴られで、快感って……
あ、青髪が暴走してやがる。
絹旗も麦野までも怯えてるよ。
これやばいって。
「行くぞ、2人共!!」

_________


____


__


「な、なんなんだよ。あいつは」
「気にするな。で? なんのよう?」
「あぁ、絹旗から当麻がミッドに行くって聞いたからよ」
絹旗のネタバレはやっ!!!
って、なにこれ。
俺は麦野からドクロマークが描かれた小瓶を受け取った。
「強力な媚薬。リインにあの魔法の罰として使え」
「はぃ?」
「それをリインに全部使って放置プレイ。いいな?」
「わ、解った」
麦野は怒鳴って帰っていった。
まぁ、説明書は後で読むか。


「じゃぁ、みんなに超よろしくお願いします」
「ん。了解」
「また……超来年。ですかね」
「そうかも」
絹旗も帰っていった。
じゃぁ、俺も。
ミッド本局のフェイトのところに帰りましょうかね。



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