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なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」  アフター最終話

2011年05月27日 23:55

なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」

674 : ◆LFImFQtWF6 [saga]:2011/05/21(土) 22:00:02.10 ID:66WHi/Z20


『恋』


フェイトが夢で魘された翌日。
俺は、訓練場に来ていた。
というのも、気分が晴れないからだ。
もしかしたら、俺は死んでるのか?
そう考えてしまう。
生きてる時と変わらない行動が出来る。
でも、もしかしたら……。


「A班少し遅いよ!!」
「「「「はい!!」」」」
「もう少し、狙いをつけた方が良いね。速射は精度が無いと意味は無いから」
「「「「はい!!」」」」
……。
「なのは」
「あれ? どうかしたの?」
「模擬戦やろうぜ」
「は、はぃ?! 急にどうしたの?」
「なんとなくやりたいなって」
なのはは少し考えてから、訓練が終わったらね?
と言い、承諾してくれた。


俺が模擬戦をやる理由は特には無い。
でも、こうすれば自分が生きていることを死んでいないことを信じきることが出来るかもしれないから。
「じゃぁ、今日はここまで」
「「「「「有難うございました!!!!」」」」」
訓練生達が半分グロッキーな状態で帰っていく。
それを見送った後で、なのはに近づく。
「じゃぁ、やろっか」
「ああ。我がまま言って悪いな」
「気にしなくても良いよ。当麻とやってみたい欲もあるから」
「ブラスターは使用するなよ?」
「そこまで引き出す自信あるの?」
「ねぇよ。自信なんて……」


「じゃぁ、互いに一撃ヒット。何でもいいよね?」
「いいよ」
久しぶりにつけた足のデバイスと手に握る剣のデバイス。
懐かしいな。
「「スタート!!」」
2人で同時に叫ぶ。
「アクセルシューター!!」
「ウイングロード展開!!」
なのはの魔弾をかわしたり、消したりしつつ、なのはに近づく。
「正面から来ても無駄だよ!! プロテ――?!」
「ウイングロード展開!!」
なのはの直前で、ウイングロードを曲げる。
「カートリッジロード!! 紫電一閃!!」
なのはの背後から決めた……が。


「あっぶない……」
「何だよその防御力」
「あっはは。ついつい、本気で作りました」
なのはが軽く笑って俺をチラッと見る。
「ちぇっ。いいぜぇ、打ち砕いてやんよ」
右手で打ち砕いて、左手で斬る。
「うおぉぉぉお!!」
「ディバイィィィィィィィィン、バスタァァァァァァァァ!!」
「効くかぁぁぁぁぁ!!」
ディバインバスターを右手で相殺しながら、徐々に近づいていく。
「カートリッジ……ロード!!」
「っ……」


「 う ち く だ けぇぇぇぇぇ!!」
俺の右手がレイジングハートを掴み、砲撃が止む。
「なのは。もらっ―――」
「シュート!!」
「んなっ?!」
背後から猛スピードでせまる魔弾。
かわすには距離も時間も足りず……。
「ぐはぁ?!」
直撃。
っくそ……やられた。
……え?
「なのは避けろ!!」
俺が倒れる先には、なのはがいて……


「うわぁぁぁ?!」
そのまま突っ込む。
その時だった……。
事故とはいえ、なのはの唇に俺の口が……。
「な、なのは……悪い」
咄嗟にどいて謝る。
「……」
やっべぇ、怒ってるよな。これ。
「なのは」
「ごめん……なさい」
「え?」
なのははそのまま飛び去って逃げる。
え?
ちょっ……。
「って待てよ!!」


ウイングロードで追える訳も無く、俺は走って探すことになった。
……なんでなのはが謝ったんだ?
あの場合、非があるのは俺の方で……。
「ん? こないなとこでなにしとるん?」
避けられなかったことを謝ったのか?
でも、あれは……
「ちょっ、当麻!!」
「へ? ああ。はやて。なんか用か?」
「人がよんどったの気づかんかったんか?!」
「悪い。今、なのはを探してて……」
俺がそう言うと、はやてはどこか切なそうな瞳をして呟いた。


「なのはちゃんは、元六課施設の屋上におる」
「え? 本当か?」
「……嘘はつかへんよ」
「ありがと、じゃ――」
「まちぃ!!」
「?」
「なのはちゃんを、責めたらあかんよ?」
はやてはそう言うと、歩いていく。
責める?
別に責めることなんて無い。
俺が六課の屋上に行くと、はやての言う通りなのはがいた。


「……良く解ったね。私の居場所」
「はやてが……教えてくれた」
「そっか。いつもいつも、お節介なんだから……はやてちゃんは」
なのはは空を見つめたまま、ため息をつく。
何故だかこっちを見ようとはしない。
「なのは。さっきは、その……悪かった」
「何で謝るの?」
……?


「あれが事故なら仕方ないでしょ?」
「そうだけど……でも」
「でも、事故じゃないから、私が謝った」
「え?」
なのは?
事故じゃないって……。
「わざと避けなかった。わざと私の方に倒れこむように仕向けた。わざと、キスをした」
「何言ってんだ? そんなうまく……」
「私は精密射撃型。貴方にどう当てればどう倒れるか計算した上で、そこに当てられる」
なんで?


「何でそんなことする必要がある? 理由が」
「理由ならあるよ?」
……?
「理由なら……ある」
なのはが振り向いて微笑む。
風がなのはのサイドテールに縛った髪を弄ぶ。
風の音が、なのはの声を妨害した。
けれど、それは小さな声だったはずなのに、
風の音で聞こえないはずなのに、
確かに聞こえた。
まるで、静寂な空間に響いた声のように。


「私が、貴方を好きだから」


「なのは……?」
「って、もう昔の話。とっくに諦めて、捨てた想いの筈なのになぁ」
自嘲気味に、なのはが笑う。
どういう……。
「親友の為、好きな人の為、私は応援し続けた。影で手を回したりして手伝った。それが、私の幸せ。
貴方達が笑顔でいてくれることが、私の幸せ……そう、縛り付けてたはずなのに」
「なのは!! なのははそんな素振りは見せなかっただろ?」
「うん。だって、フェイトちゃんの想いを知ってたし、貴方の想いも知ってたから」
「……なのは」
「でもね? フェイトちゃんや当麻が笑ってるのを見て、幸せなはずなのに、胸が苦しかった。辛かった。誰も居ないところで、私は泣き続けてた」
なのはが微笑む。
明らかに光の無い瞳で。


「馬鹿しちゃったなぁ、もう。ごめんね? 勝手にキスなんかして」
「そ、それは別に……」
「ほらね。そうやって、相手を傷つけない言葉を選ぶ」
?!
なのは?
「フェイトちゃんと付き合ってるんだよ? あれは事故じゃなく、私が故意に起こしたことなんだよ?
なのになんで、別に良いって言えるかな? 私の想いを知った上で、何で優しくするかな?
酷いよ。酷いよ。優しい言葉ばかりかけないで、たまには突き放してよ!!」
っ……。
俺は……。


「貴方は優しいし、暖かい。私達女から見たらそれは、掛け替えの無い存在になるの。
だからね? 私も、フェイトちゃんも、他のみんなも。貴方に惹かれたの。それぞれ係わりを持つのを控えて身を引いたりして、
こんな風になるのを避けてた。でも、私は駄目だった。貴方を頼ってしまった。どうしても離れることが出来なかった。
本当の親の温もりを知らないフェイトちゃんが、それに近い温もりをもつ貴方のことを好きになるって解り切ってたのに」
なのはは次第に泣き始めていた。
それでも、笑顔は崩さない。
まるで仮面のようにそれは剥がれない。
なのはに近づこうとするが、
「こないで!!!」
なのはの声が響く。


「貴方が今の私に出来ることは、私から離れることだけ」
「そんなこと……」
「まだ解らない!!? 私は貴方が好きなの!! いますぐにでも貴方に抱きしめられたいの!!
でも、貴方にはフェイトちゃんがいるでしょう?! 全てを救える人間なんて居ない!!
私を……私をこれ以上苦しめないで!!!」
足は、止めたまま石化したかのように動かない。
前に進もうと突き出した手は、そのまま体の脇まで落ちる。
何も出来ない……。
今のなのはには、俺が出来ることが何一つ無い。
優しく言葉をかけることも、抱きしめて宥めることも。
あの頃のようには、行かない。


「ごめん……なのは」
「なんで、なんでそこで謝るのよ?! 止めて、止めてよ。何も言わずに居なくなってよ!! 独りに……してよ」
俺はなのはの叫びに従って離れた。
何も出来ない。
これだけが俺の出来ることだから。屋上から中に入ると、はやてがいた。
「責めたらあかん。自分も、なのはちゃんも」
「はやて……」
「恋ちゅうのは、こうなるもんなんや。1人で全員を救う手立てなどあらへん。せやから任しとき。
なのはちゃんのケアは私がしといたる。当麻には当麻のケアが必要な人が、おるんやろ?」
はやてはそう言うと、屋上へ出て行く。


……俺は。
施設を出て、空を見る。
もうすぐ夜だと物語る空だった。
「当麻!!」
「フェイト?」
声の方を向くと、フェイトが走りよってきた。
その姿を見て、思わず涙がこぼれた。
「と、当麻?! どうしたの?」
それに答えることは無く、
フェイトも言及することは無く、
俺たちは家へと帰った。


「……フェイト」
「なぁに?」
「ありがと、傍に居てくれて」
「へっ?! そ、それはこっちの台詞だよ」
「そっか」
「うん」
……。
フェイトだけは、なのはのように苦しませたくない。
なのはがどう苦しんだか、詳細はしらない。
でも、泣かせることだけは絶対にしない。
そう、心に誓った。



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『年末恒例、擽り(ぇ?』


「当麻~まだ~?」
「子供じゃないんだからもう少しまとうぜ」
「仕方ないなぁ手伝ってあげる」
「初めからそうしようよ。一人でおせち料理作成とか無理だから」
「今日は仕込みだけでしょ。私は年越しそばの方やっておくよ」
「ん。頼んだ」
現在、12月31日22時50分。
年末ですよ。皆さん。
そんなことは良いとして、
俺たちは大掃除も終え、おせち料理及び年越し蕎麦を作っている。
1から手作りですが何か?


俺たちは学園都市に帰ってきている。
フェイトの用事も終えたことだし、そのままミッドで。
そう思ったが、フェイトは学園都市が良かったらしい。
そういえば、お正月の間、なのはは実家へ戻るらしい。
はやても同じく地球の我が家に戻るとのこと。
小さい頃お世話になった医者の人や、
友達である、アリサ・バニングスと月村すずかっていう人たちに会う為らしい。
フェイトと俺も1日に海鳴市に行く。
俺は両親に会いに行く。
あの時会うことの出来なかった両親に会う。


「よし、後は蕎麦を食べて年越しを待つだけっと」
フェイトの手伝いもあり、23時30分現在。仕込み完了。
あと5分くらいで出来上がる蕎麦を待っていた。
「私達が出会ったのは8月だよね」
「そうだな、あの操車場が初めてだったな」
いや、実際は……。
「「……本屋で」」
「ん?」
「あれ?」
なんだ。


「知ってたのか」
「当麻こそ。こっちを見てたから見られてる?って焦って逃げたんだもん」
「まぁ、あのかっこは一瞬露出狂かなって思った」
「ひ、酷い言い方。あれは早く動くためなんだよ?」
解ってますよ。そんなこと。
「少しからかっただけだよ」
「もうっ」
あー拗ねないで拗ねないで。
っていうか。


「まだ、5ヶ月なんだよな」
「うん。そうだよ」
なんか、色んなことがありすぎて、何年もたったような感じがする。
「おっ、蕎麦完成」
「じゃぁ、食べようよ」
話している間に出来た蕎麦。
コタツに入って頂きます。
「「頂きまーす」」


……。
「どうかしたの?」
「いやぁ、フェイトがコタツに入っているのがなんかシュールでさ」
「そう?」
蕎麦を食べながらそんな事を思った。
フェイトは見た目外国の人だから、コタツとかに合わないんじゃないかなって俺は思う。
というより、フェイトは暑さに弱そうなんだけど。
「私は日本のもの好きだよ? 抹茶も」
抹茶といえば。


「フェイトのお母さんってリンディさんだよね?」
「うん」
「フェイトもリンディ茶飲むの?」
「飲んでみたい? 私が飲むかどうか解るよ」
「な、なんで遠い目をしているんせうか?」
苦笑するフェイトの食器と自分の食器を洗い場に持っていく。
「どんなやつなんだ?」
「物凄く甘い」
へ?
抹茶だよね?
え?
「砂糖にミルクまで入れて飲むんだよ?」
「うはぁ。抹茶の意味が無い」
でしょ? とフェイトが笑う。
そして……。


低い鐘の音が響く。


「「あっ……」」


互いの呼吸のみが室内音。
外から入る、鐘の音。


「越えたね」
「ああ」
フェイトが微笑み、俺も笑う。
洗ったばかりの食器から、水が滴る。
「今年もよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願い致します」
そう言い終わると、フェイトの笑い声が耳に入った。
「な、なんだよ」
「当麻が「致します」って、な、なんか変」
「なんだと。真面目に言ったのにっ」
「きゃぁ、や、止め……くすぐったい」
フェイトに飛び掛り、腋を擽る。
「足の裏は如何ですか~。もれなく腋もくすぐりまーす」
倒れこんだフェイトに馬乗りになって囁く。
「いやぁぁぁ、よ、弱いからく、くすぐりはぁあははははっ」
さて、去年は波乱万丈な1年だった。
今年はどうなるんだろうか。


「あはっあはっはははははは。も、もうやめりぇ~」
「じゃぁ、ごめんなさいをどうぞ」
できれば、こんな平和な一年であることを願う俺。多分叶わないけど。
「ご、ごめんらはい……あははははごめあはははっく、くるしぁはははは」
「いえてないぞ~」
「手、手をてめれぇ~あはははははあっ、だめ、とまっ、くすっあははは」
「もう笑わない?」
「わ、わらいませんかりゃ~くすぐあははは」
そろそろ止めてあげるか。
手を止めて、フェイトの上からどく。


「はぁっ……はぁっ……」
「笑うからいけn――?!」
離れようとした瞬間、押し倒された。
「か、覚悟はい、良いよね?」
かなり荒い呼吸でフェイトが不敵な笑みを浮かべて言う。
「えーと、上条さんは明日学校が……」
「ないよね?」
「えっとぉ」
「ないよね? 当麻」
「嘘つきました」
「じゃぁ、擽り地獄。味合わせてあげるね?」
「ぎゃぁぁぁあぁははははははは!!」


そのあと1時間近く擽られた俺は、フェイトの手によってベッドまで運ばれた。


フェイトルート最終話
 『同じ言葉』


現在。時刻は午前4時。
初日の出に行く予定です。
……が。
あーもう死んで良いかもしれない。
そんな光景が目の前に広がっていた。
「当麻~どうかな? 着物。着た事なかったんだけど」
金髪をポニーテールで纏めていた。
なんとなくだが、着物にポニーは似合わない気がしなくも無いが、
そこはやはりフェイトだからか、そんな気は微塵も起こらない。
和服=日本人?
うるせーばーか。
そう言いたくなるようなマッチ。
これを見るために年を越えたといっても過言ではないと思う。


「と、当麻。似合わない?」
「似合う。いや、似合うとかそういうレベルじゃない」
「どういう意味?」
「そういう意味」
俺たちは家を出て車に乗り込み、海鳴市へ向かう。それだけだったはずなのに。
玄関から出た瞬間ヤツらが居た。
「カ~ミやん。はつひn……」
「つっちーどうしたん……」
「あ……」


「カミやん。正直に言うんや!! あの着物姿の金髪超絶美人はだれや!!」
「正直に言わないならタコ殴りだにゃー」
「そ、それは……」
言うべきか?
言って良いのか?
しかし、迷う時間を神は……女神はくれなかった。
「初めまして、フェイト・T・ハラオウン。当麻の……恋人です」
あー良い笑顔。
「「なん……だと?!」」
「そういうわけで……」
「行くわけ無いやろ。なぐらs――」
「当麻を殴ったら、私、貴方達を許せないので止めて下さいね?」
「「?! ……すいませんでした」」
土御門達は謝ると、脱兎のごとく逃げ出した。


「フェイト……」
「なぁに?」
「バルディッシュを展開しようとしただろ」
「だって、殴るなんて言うから」
あははは。
あぶねぇって。
まぁ、手加減するだろうけど。
「当麻。早く帰ろう? 海鳴市へ」
フェイトが微笑む。
俺たちは車に乗り込み、海鳴市へと向かった。

__________


______


__


車が止まる。
「ただいま。海鳴市」
フェイトが微笑む。
俺にとってもただいまなのだろう。
でも、俺は。
そんな時、フェイトが俺の左手を右手で握った。
「当麻。ご両親に会いに行こうよ」
「え?」
「ご挨拶。私も会った事ないし」
それはつまり、俺とフェイトの交際を公言することになる。
親が許可しなければ―多分許可しないことは無いが―別れなければならない。
だが、そんなことになったとしても親になんと言われようと別れるつもりは無い。
むしろ、問題なのは……いや。
それは忘れたことだ。


「じゃぁ、行こうぜフェイト」
「うん」
再び車が動き、俺の実家へ……ん?
「フェイト。家知ってんの?」
「たまに当麻に送られてきてた荷物に、住所書いてあったよ」
へぇ……そういえば来てたな。
車は寄り道することなく、俺の家らしい家に着いた。
電気がついており、親は起きてるらしい。


「じゃぁ、行くよ」
車から降り、緊張に震えるフェイトの手を引いていく。
「ただいま!! 父さん。母さん」
「おおっ。おか―――」
「あらあらまぁまぁまぁ。当麻さんが女の人を連れてきたわねぇ」
丁度、玄関に両親が居た。
父さんは普通だけど、母さん若くないか?!
小萌先生みたいに小さくないけど、明らかに……。
「は、初めまして。フェイト・T・ハラオウンです」
「あらあら、ご丁寧に。上条詩菜です」
「えっと、上条と、刀夜です」
「父さん。フェイトに触るなよ。絶対」
「な、なんだ急に?」
きゅうにじゃねぇーよ。
鼻の下伸ばしたおっさんにフェイトを触らせるわけにいかねぇよ!!


普通に上がらせて貰った俺達は、リビングにいた。
「で、当麻。この人は?」
「えっと、一応。俺の恋人です」
「あらあら。当麻さんもついに不幸から逃れられたの?」
「そうなのか?!」
「いや、まだまだ不幸なことは沢山起きてるさ。でも、俺はそれ以上に幸せなものを手に入れた。そう思ってる」
そう言ってフェイトを見ると、苦笑していた。
よし、擽りの刑だな。
「っていうか、フェ、フェイトさんは良いのか? うちの駄目な息子で」
「私は当麻と一緒に居ることを選び、ここに居ます。当麻は全然駄目ではありません。むしろ、最高の男性と思っています」
「「……」」
さて、じゃぁ言っちゃうか。
いつかは言うことだから、どうせなら。


「父さん、母さん」
「なにかしら?」
「俺は、何年かしたらフェイトと結婚する。それを認めて欲しい」
「「「???!!!」」」
「ちょっ、と、当麻……」
恥かしさに顔を真っ赤に染めたフェイトが口をパクパクさせていた。
「認めないといったら?」
「その時は、この家と絶縁することになる」
俺は両親の目を見据えて言う。
これは冗談じゃなく、本気だから。
「当麻……」
「「……」」
「そこまで覚悟あるなら、認める。というか、認めないわけ無いだろ? こんなかw――」
「あらあら、刀夜さんったら」
父さん……。


俺達はその後少しだけ話して、なのはたちの待つ丘へと登った。
「あっ、遅いよ。2人共!!」
なのはが手を振っていた。
俺達も手を振り返す。
「ヴィヴィオも来たのか」
「……うん。眠いけど、日の出をみたい」
「そっか。おきてないと見れないぞ」
「へぇ、まさかフェイトが彼氏作るとはね」
「アリサ……どういう意味? それ」
「そのままよ。まぁ、フェイトが認めた人だから、きっと良い人なんだろうけど」
ツンデレ?
「みんな、もうすぐだよ!」
もう一人の紫っぽい髪の女の人が言う。
多分、すずかさんだろう。


「「「「「……」」」」」


日の出の時、誰一人として言葉を発することは無く、
ただ、その景色に見惚れていた。
山々の間から少しずつ昇る太陽。
その黄金の光が俺たちを祝福するように輝いていた。
「何度見ても良いものだね~」
なのはが笑う。
「そういえば、はやてたちは?」
「間に合わなかったみたいよ? っていうか、名前は?」
「今年からよろしくお願いします上条当麻です」
「え? 上条? もしかして上条刀夜の息子?」
ん?


「ああ。そうだけど」
「私のお父さんのお気に入りなのよ。貴方のお父さん。次期副社長候補よ」
はぃ?!
「アリサちゃん。そういうのって秘密じゃないの?」
「固い事言わないでよ、すずか。別に良いのよ」
「アリサ、すずか。自己紹介」
フェイトが思い出したように言う。
「そうね。今年からよろしくお願いするわ、アリサ・バニングスよ」
「初めまして。そして今年からよろしくお願いします。月村すずかです」
「今年もよろしくね、当麻、フェイトちゃん」
「今年もよろしくお願いします。フェイトママ、当麻パパ」
「「今年もよろしく、ヴィヴィオ」」
「この後、みんなで翠屋いくけど、来る?」
「当麻、予定ある?」
「いや、初詣まで時間あるし。邪魔じゃなければ」

__________


_______


__


「なぁ、ザフィーラ」
「なんだ?」
「女子会に来てしまった男子はどうすれば良いの?」
「知らぬ。お主ならばとけ込めるはずだ」
いやぁ、無理があるだろ?!
なのは、フェイト、すずかさん、アリサさん、はやて、
シグナムさん、ヴィータ、リイン、シャマルさん、ヴィヴィオ。
美少女、美人の会だろ?


「そういえば、当麻」
「何でしょうかアリサさん」
「さんは良いって。ア・リ・サ」
「なんですか、アリサ」
俺がそう言うとなぜか溜息をつかれ、
はやて達は苦笑していた。
なんで?
「で、アンタ達さぁ、挙式はいつなのよ」
「「なっ?!」」
「アリサちゃん。そういうのは聞くべきじゃないよ」
「まぁ、聞きたい話ではあるなぁ」
「はやて、挙式って何だ?」
「ヴィータちゃんには早いことよ」
「教えろよシャマルー」


なんて事を聞いてきやがるっ!!
「で、いつなの?」
なのはまで?!
「まだだよ。俺はまだ17だし」
「ん? ミッドチルダなら問題ないぞ?」
「シ、シグナムまで。なに言ってるんですかっ」
「それに、俺が高校卒業してからだから」
「そうか……」
「で、その後はどないするん?」
「ミッドに移り住んで、本局勤めかな」
俺が言うと、なのはたちが微笑む。
「それは楽しみやな」
「当麻パパも、フェイトママも。はやくこっちに来てね?」


「ん? みんな帰るのか?」
「私達は仕事。明日初詣行く」
「そうなんだ……みんなで行きたかったけど」
残ったのは、俺、フェイト、すずかさん、アリサ。
この4人で行くことになった。

______________


_______


___


「物凄く睨まれてる」
「別に良いじゃない。両手に花なんだから」
「それで恨まれるのは頂けない」
「フェイトちゃんと歩いてても一緒だと思うよ」
すずかさんが苦笑する。
女性陣は全員着物。
しかも物凄く似合っているせいか、その輪に居る俺は周りの男達から睨まれていた。


「まずはお賽銭をやってと」
各自お金を投げ入れ、2礼2拍1礼。
願い事かぁ……。
フェイトと一緒に居られますように。
……かな?
「あ。そういえばここのお守り……」
ん?
「フェイト?」
フェイトがお守りを買いに行き、追いかけようとした俺を2人が止める。
「私達は先におみくじの方行きましょうか」
「で、でも……」
「 い き ま し ょ う か ? 」
「は、はい」
す、すずかさんこえぇぇぇぇ!!
っていうかなんで脅されなくちゃいけなかった?!


おみくじに並んでいると、フェイトが合流した。
「ごめん。待たせた?」
「いや、今丁度俺たちの番」
まぁ、どうせ大凶だけど。
そう言い、4人でおみくじを引いた。
すずかさん:末吉
アリサ:大吉
フェイト:大吉
俺:中吉
……え?


「お、俺が中吉?!」
「どうしたの?」
「どうせ大凶だと思ってたら、まさかの……」
「大凶の方が珍しいわ。何言ってんのよ」
いや、俺の不幸的に考えて……いや。
きっと、フェイトのおかげだ。
その後は得にする事も無く、2人に別れを告げて帰宅した。



そして帰ってきたのだが……。
「今日は、まだ時間あるけど……どうする?」
「……当麻」
「ん?」
「あ、あのさ、嫌なら嫌って言って欲しいんだけど……」
どうしたんだ?
急に。
「あ、ああ。で? どうs――」
「子供が欲しい」
「ぶっ????!!!!」
な、なんだ、なんだよ、なんですか?!


「ど、どうしたんだよ。急に」
「ヴィヴィオを見てて、ママって呼ばれて思ったの。欲しいなって。駄目?」
いや、その……。
そんなことを言われてもですねぇ……。
どうすれば……。
「俺が、高校卒業間近になったら、やろう」
あー俺何言ってんだ?!
「うん。絶対だよ?」
……こうなったらもう仕方ないか。
フェイトも望んでることだから。
「ああ、絶対」
俺は頷いて笑う。


「ねぇ、当麻」
「なぁ、フェイト」


互いに言葉が同時に出て、顔を見合わせる。
どっちが先言うとか、関係ない。
だってきっと、


「「愛してる」」


同じ、言葉だから。


                  , -‐───-、_/ ̄,>
                /            <__
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             |    |   | ,ィfてト  f心. | / | ト、|
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             /∧//:::: |/}/}    }. |V
              l\/:::∨::::::::::::::::::::::/___,/ / ハ
           {\|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<}∠/ l
       __|:::::::::::x -―  ニ二つ'__:::t一/   ̄`ヽ
        \:::::::::/        t-‐-`⊃:::l      !
       _ヽ/         z、\:::::::::::,′    l
          :/    /` ー-、ヾ、\‐'::::::::/     ∧
      l/    /  ::.:ノ:.:.:.\)\)::::::l/     / `、
      /     /イ:::/:N::/-‐‐ト|::::/イV/     ∧  ヽ
.     /     / j:::/:::{ |/rーtッ l::/ ーt/     /     ',
    /    /个xV从j    ̄   ! ∨      /  :j    }
    l     イイ/{代 .::::::..   ' ノ:/     /}  /   /
    `ー―''´ / ∧ \   -‐ァ /     / j  {   (
   / ノ ̄`ヽ、__    丶  ̄ /     / {   ヽ\ ヽ
.    >'゙        ̄ ̄ ̄           /=〈ヽ  } jノノ
    {     _               /    ∨j/|
     ゝ-‐\  l/ 7 ―――――--- イ _x.=lv┘
    く  丶   V l\  V: : : :/  /  |  /  ′
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   フェイト「以上で私のルートは終わりです」

   当麻「ちょっ……フェイ――」

   フェイト「物足りないだとか、色々不満があると思います。
                そういうのはどんどん、言ってくださって構いません」

   当麻「だか――」

   フェイト「次回以降、なのはルートです。みなさんはなのはが幸せになって欲しい
        そう言っていましたので。しかし、ほのぼのはもう限界に近い>>1は、
         多分、幸せに出来ないと思います。いや、努力はしますよ」

   当麻「……というわけで、なのはルートはあまり期待しない方向で」

   フェイト「当麻。愛してる」

   当麻「俺も」


  はい、フェイトルートは以上です。
  不満があればどうぞ。
  自分でも良い出来とは思えていない、ただ、これ以上思いつかなかった。
  その点については申し訳ない。
  では、次回はいつになる?
  一応、1話2話作ったけどそれ以上書けていない、なのはルートです。
                                   明日、ですかね。
                                 では、お疲れ様でした。
                                                    ▽
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