QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」 第二話 「それは、とっても歯がゆいなって」

2011年09月19日 20:15

QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」

138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/10(金) 22:00:17.63 ID:AF1ZbI3c0


前回までのあらすじ

謎の声に導かれ、まどか達はデパートの奥へと入っていく
そこで起こった様々な出来事
謎の小動物
襲いかかる暁美ほむら
現れる使い魔
二人組の救世主
『魔法少女』の勧誘

そして、ヒゲの使い魔たちによってヒゲを植え付けられたさやかは世界一ダンディな漢を目指す為、旅に出たのだった……


さやか「何じゃこりゃあーーッ!? 誰よ、こんなフザケたあらすじ書いたのは!!」

パチ天「「やべっ!! 逃げろ!」」ダッダッダ

さやか「お前らかぁーーッ! 待てやこらぁーー!!」ダッダッダ

まどか「さやかちゃん速ーい……」



第二話 「それは、とっても歯がゆいなって」




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  ~マミホーム~

マミパッチ「さあ遠慮しないで入ってね」

さやか「それはあんたの台詞じゃないでしょ!」

マミ「うふふ、いいのよ。一人暮らしだからこんなに賑やかなのは久しぶり。さあ、入って」ガチャッ

まどさや「「お邪魔しまーす!」」

爺ボーボボ「やあ、マミのお友達かい? 狭い家だけどゆっくりしていきなさい。おおい、婆さんやー! お茶を頼むー!」ヨボヨボ

婆天の助「これはこれは、よく来てくれたねぇ。干し柿食べるかい?」ヨボヨボ

さやか「何でお前らが先に居るんだよ!!」

首領パッチ「まあまあ、いいじゃねーか。積もる話はこの中で……」スタスタ

マミ「首領パッチ君の言うとおりね。とりあえず紅茶の準備をするわ」スタスタ

まどさや「「じゃあ、今度こそお邪魔しまーす」」スタスタ

田楽マン「ふっ、邪魔するぜ」スタスタ

ボーボボ「ただし田楽。テメーは駄目だ」

ドアバターーン!!

田楽マン「」


  ~マミルーム~

まどか「このケーキおいしい~!」モグモグ

さやか「メチャうまっすよ、マミさん!」モグモグ

マミ「そう言って貰えると嬉しいわ」

ボーボボ「お前のモノは俺のモノ! 俺の野茂はお前のモノ!」ガツガツ

首領パッチ「ボーボボてめぇ! 俺のケーキ!!」

天の助「ふふふ、静かにしなさい。紅茶の香りが逃げてしまいますよ?」ドロドロ

さやか「て、天の助! あんた溶けてるよ!?」

天の助「え? あ、どおりで死んだ婆ちゃんが見える訳で……」ドロドロ

QB「うわぁ、顔面から溶けていってる……。すごいグロテスク……」

マミ「キュゥべえに選ばれた以上、もう他人事じゃないものね。あなた達もたくさん疑問を抱えてるでしょう?」

さやか「ふふん、何でも訊いてくれたまえ?」キリッ

まどか「ウェヒヒ、さやかちゃん逆だよぉ」クスクス

首領パッチ「はい先生! 一般相対性理論と特殊相対性理論の違いを教えてください!!」

さやか「え、ええっ!? ちょっと今のは冗談で……!」

右京の助「おやおやおやぁ? 何でも訊いてくれと言ったのはどこのどなたでしたっけぇ? 職務放棄してしまう先生にはキツイお仕置きが必要ですね、パチ山君」ズイ

パチ山「ですよねぇ! 右京さん!」ズイ

さやか「ちょ、ちょっとこっち来ないでよ! それにモノマネ似てないし!」

ボーボボ「……」ガシ

パチ天「「え」」

窓ガララ

ボーボボ「鬼は外じゃーい!!」ポイッ

パチ天「「ぎょへえぇぇぇ!?」」ヒュー

窓ピシャッ

ボーボボ「話を続けようか」手パンパン

さやマミ「「は、はい……」」

まどか(ボーボボさんってちょっと怖いなぁ……)

マミ「これがソウルジェムよ」スッ

まどか「うわぁ! 綺麗な宝石!」キラキラ

マミ「キュゥべえに選ばれた女の子が契約によって生み出す宝石よ」

マミ「魔力の源であり、魔法少女であることの証でもあるの」

さやか「契約って何ですか?」

QB「僕は君たちの願い事を何でも一つだけ叶えてあげられるんだ」

まどか「えっ!?」

さやか「ホントに!?」

パチ天「「まままままマジかーーーーッ!?」」

マミ(あ、戻ってきた)

まどか「ね、願い事って……」

QB「何だってかまわないよ。どんな奇跡だって起こしてあげられるんだ!」

さやか「それって金銀財宝とか不老不死とか、あと……」

天の助「豆腐の根絶やしとか!?」ズズイ

まどか「て、天の助君、それはちょっと……」ウェヒヒ

QB「君たちはその願いの代償に魔法少女になって魔女と戦ってもらうんだ」

QB「魔女との戦いは命と隣り合わせなんだけど……」

QB「今、僕たちは一人でも多くの魔法少女を必要としているんだ」

QB「だから、鹿目まどか、美樹さやか。僕と契約して魔法少女になってよ!」

首領パッチ「それってヒロインになれるってことよね! 素敵!」ガバッ

QB「え」

QB「いや、僕はまどか達に……」

首領パッチ「私、子供のころから魔法少女になるのが夢だったの~!」ガシッ

QB「ひっ! 話を聞いてよ……。魔法少女には女の子しかなれないし、そもそも君は人間かどうかも……」

首領パッチ「あ”あ”ん? テメー、俺がアルプスの妖精だからってナメてんじゃねーぞ、オイ!」クワッ

QB「し、知らないよぉ。助けてマミぃ……」


さやか「魔女って何なんですか。魔法少女とはどう違うんです?」

マミ「全く別物よ。魔法少女が希望を振りまく存在ならば、魔女は絶望をまき散らす存在……」

天の助「ところてんと豆腐みたいな関係ですね」フフフ

マミ「全然違うわ」

マミ「魔女は人の心の闇に取り付いて徐々に精神を蝕んでいくの」

マミ「魔女が何故そんなことをするのかはまだ分からない。というよりも魔女に関しては分からないことのほうが多いわ」

マミ「原因不明の事件や事故、自殺は皆魔女の仕業と言われているの」

まどか「つまり、魔法少女の仕事はその魔女をやっつけて人々を守ってあげることなんですね!」


QB「ま、マミぃ~……」

首領パッチ「おいてめぇコラ! おいてめぇコラ!」グイグイ

ボーボボ「やかましいわい、どすこい!!」ピューバキッ

首領パッチ「垂直ロケットぉぉ!?」ズサー

QB「何で僕までぇ!?」ズサー


さやか「でも、何でそんな魔女のことが世間に知られていないんですか?」

マミ「魔女は普通の人間には見えないの。それに普段魔女は結界の奥に潜んでいるのよ」

まどか「あの変な世界ですか?」

マミ「そう。普通の人は結界の中に迷い込んだら、二度と出られないわ。あなた達、結構危ないところだったのよ?」

さやか「う~! 助けてくれてありがとうございます! ボーボボさんにマミさん!」

ボーボボ「礼には及ばないぜ。未来あるツッコミニストの命があんな所で奪われるのはあまりに惜しい」

さやか(あれ? コレって誉めてるの?)

まどか「ところで、ボーボボさんって魔法少女でもないのに何であんなに強いんですか?」

ボーボボ「ん? 聞きたいか小娘?」葉巻スパー

さやか「うわ! 急に成金みたいになった!」

まどか「はい。それにボーボボさん、マミさんや首領パッチ君達と親しいようですし……」

ボーボボ「ボーボボでいい。堅苦しいのは苦手でな。それとバカどもとはただの腐れ縁だ」

マミパッチ「バカって言わないでティロ!」プンスカ

マミの助「そんなこと言われたら、皆死ぬしかないじゃないっ!」プンスカ

マミ「それってもしかして私のマネ……?」イラッ

さやか(ああ~、確かにバカだわ)

ボーボボ「俺は少し鼻毛を扱えるだけの普通のサイヤ人だ」

さやか「いや、十分普通じゃないよ……」

ボーボボ「マミとの馴れ初め……。それは今から二年前に遡る……」ホワンホワン

天の助「皆さーん! 回想シーンですよぉ! ここ重要! 超重要!!」

首領パッチ「映画館内では携帯電話はマナーモードにしてくださーい!」

まどさやマミ(((うるさい……)))


  ~回想~

 文明開化の波が押し寄せた江戸。版籍奉還によって旧武士である士族達は……


さやか「二年前じゃなかったのおぉーーーッ!?」サヤーン!?


 あの頃の俺はまだ若造だった……

犬ボーボボ『ウ~~ワンワンワン! ワンワン!』


まどさや「「犬だーーー!!」」ガーン!


 世の中のことなんか何一つ知らず、背伸びをして大人になったと勘違いしていたんだ

犬ボーボボ『例のブツだ。確かに渡したぞ』スッ

中国マフィア『約束通り三億円アル』パカッ


まどさや「「危ない取引してるぅぅー!? 背伸びしすぎだーー!」」


 しかし、ついに俺にも悪運が降りかかる……

保健所職員『待てーー!!』ダッダッダ

犬ボーボボ『ちっ! サツが嗅ぎつけやがった!!』


さやか「いや、保健所の人だよ!?」

まどか「やっぱり保健所は怖いんだ……」


犬ボーボボ『体が動かねぇ……。俺はここで死ぬのか…?』

???『ちょっと、あなた大丈夫!? 酷い怪我……!』

犬ボーボボ『あ、あんたは……?』

 そんな時、小汚い俺に手を差し伸べてくれた人こそ……


西郷隆盛『大丈夫でごわすか……!』


 西郷隆盛、その人だった


マミ「私じゃないの!?」マミーン!?

さやか「てか、偉人が出てきたぁーッ!?」サヤーン!


  ~回想終わり~

ボーボボ「と、いうわけだ」

さやか「いや、全然わからないよ!!」

パチ天「「い”い”話だな”ぁ~~~~!!」」グスグス

まどか「今の話って本当なんですか……?」

マミ「違うに決まってるでしょ……。マミのマの字すら出てこなかったじゃない」

マミ「本当は私が魔女と戦っていて危なくなってた時に、突然現れて私を助けてくれたの」

マミ「それからは一緒に魔女退治に付き合ってもらったりしているの」

さやか「へぇ~、お互い信頼し合っているベストカップルという訳ですな!」

マミ「も、もう! そんなのじゃないのよ。いつもありがとうございますね、ボーボボさん」

ボーボボ「俺が好きでやっているだけだぜ」

まどか「……」

さやか「どうしたの、まどか?」

まどか「うん……。何でほむらちゃんはキュゥべえを襲ったのかなって思っちゃって……」

マミ「そのことなんだけどね。おそらくあの子は新しい魔法少女が増えることを恐れているのよ」

さやか「え? でも魔法少女同士、仲間なんじゃないんですか?」

マミ「魔法少女達は一人一人、自分の縄張りを持っているの。新しい魔法少女が生まれれば、当然自分のテリトリーが減ってしまうわ」

マミ「それに、魔女を倒すとそれなりの見返りがあるから、それ目当てで魔法少女同士が対立することも珍しくはないわ」

さやか「縄張りって、何だかヤクザみたいですね……」

まどか(本当にそうなのかな、ほむらちゃん……)


天の助「おい、てめぇどこの組のもんだ? ボボボの兄さんにガンつけるとはいい度胸じゃねぇか?」オラオラ

ボーボボ「ぶち殺すぞ、兄ちゃんよぉ……!」オラオラ

首領パッチ「あ”あ”ん!? てめぇらこそ、このバッジを見てもまだそんな口がきけんのか?」スッ

天の助「なぁッ!? そ、その紋章は……『ひよこくらぶ』!」ガガーン!

ボーボボ「俺たち『たまごくらぶ』の上位組織!! 失礼しやしたぁーーッ!!」ドゲザー

首領パッチ「ふん、ゴミどもが……」


マミ「そうね、魔法少女ってアニメやマンガのような可憐で格好いいイメージがあるけど、命がけでとても危険なの」

マミ「魔法少女になるならばよく考えるべきよ」

まどか「う~ん迷っちゃうなぁ」

さやか「だよね、何たって願い何でもなんだからね」

マミ「そこで提案なんだけど、あなた達、私の魔女退治に付き合わない?」

まどさや「「えっ!?」」


首領パッチ「ヤッくん、はい、あ~ん。おいしい?」

天の助「パチ美さん! 僕という人がありながら!」


マミ「魔法少女体験ツアーって訳よ。実際に魔女との戦闘を見て、改めて魔法少女になるかどうか決めるの」

QB「なるほど、いい案だねマミ。魔法少女としてベテランのマミに、何だかよく分からないけど強いボーボボがいれば安全だよ」

まどか「どうする、さやかちゃん?」

さやか「う~~ん、思い切ってついていっちゃおうか! マミさん達がいるなら確かに心強いよ!」

マミ「じゃあ決まりね。さっそく明日から体験ツアーを始めましょう」


ボーボボ「うおおー! 金を出せーー!!」バンバン

首領パッチ「ヤッくんだけは! この子だけは見逃してーー!」

天の助「パチ美さん……僕を裏切った罰だよ……」フフフ


まどか「あ、もうこんな時間! それじゃあマミさん、ボーボボさん、今日は色々とありがとうございました」

さやか「ほら、バカどもも帰るよ」グイグイ

首領パッチ「やだやだやだ! もっと遊びたい~~!」ジタバタ

天の助「お家帰るのやだ~~~!」ジタバタ

ボーボボ大統領「核爆弾のスイッチ押しちゃうぞ~~!」ジタバタ

さやか「一人物騒な人がいる!!」


  ~玄関~

田楽マン「……」

マミ「それじゃあ、皆。また明日ね」

まどさや「「さようなら~~!」」スタスタ

首領パッチ「アディオス!」スタスタ

天の助(田楽の奴ずっとあそこにいたのか……)スタスタ


  ~マミルーム~

マミ「行っちゃった……ふふっ」

ボーボボ「嬉しそうだな、マミ」

マミ「あら、わかります? 後輩が出来るかもしれないって思うと、嬉しくて」

QB「魔女退治においてはチームのほうが倒しやすいことがあるからね。是非とも彼女達を勧誘しなくちゃ」

QB「それじゃ、僕も行くとするよ」

マミ「あら、もうすぐ晩ご飯だけど、どこにいくの?」

QB「鹿目まどかのところさ。彼女はとても素晴らしい魔法少女の素質を持っているからね。なんとしても契約してもらうためにも、少しでも多く勧誘をね」

ボーボボ「……」

マミ「あらあら。それじゃキュゥべえ頑張ってね」

QB「うん! いってきます!」タッタッタ

ボーボボ「……」

マミ「……どうしたんですか、ボーボボさん?」

ボーボボ「あの狐野郎がどうにも気に入らなくてな……」

マミ「キュゥべえが……?」

ボーボボ「俺には奴の心の中にまで、あの真っ白な毛が生えているとは到底思えない。他人のことを、毛の未来のことを考えない毛狩り隊と同じ臭いがするぜ」

マミ「ぼ、ボーボボさん……」

ボーボボ「……」


マミ(バレリーナの格好で言うことじゃないと思うわ……)マミーン…


  ~まどホーム~

まどか「驚いちゃったなぁ。まさかキュゥべえが追いかけてくるなんて」

まどか「それにお母さん達にはキュゥべえが見えないなんて!」

QB「僕の姿は魔法少女の素質がある人間にしか見えないからね(あれ、自分で言っといてなんだけど、何であの金平糖達には僕の姿が見えたんだろう……)」

たっくん「あうー。まろかー?」ウーウー

まどか「ティヒヒ、たっくん私が誰と話しているのか不思議そう」

首領パッチ「あうー、まろやかーこんぶぽんずー」ウーウー

まどか「」

たっくん「」

QB「」

まどか「何で首領パッチ君がいるのぉーーーッ!?」ガビーン

首領パッチ「安心しろまどか。俺の姿はハジケリストの素質がある人間にしか見えないんだぜ」フフフ

たっくん「……」

QB「弟くんがすごい睨んでるよ……」

まどか「そんな見え透いた嘘はいいから! 何で私の家にいるの!?」

首領パッチ「俺の出番が……少ないんだよぉーーッ!!」クワッ

まどQB「「えええぇぇーーーッ!?」」

首領パッチ「主人公は俺だろ!? ヒロインは俺だろうがぁーーッ! 俺よりも目立ってんじゃねーーーッ!!」

まどか「どう考えても私が主人公だよ! 自惚れにも程があるよ!!」

QB「まどか! 君も十分自惚れてるよ! それよりもそんなに騒ぐと家の人に……!」

詢子「……」ドアガチャッ

まどか「……」

たっくん「……」

QB「……」

首領パッチ「家政婦は見た……!」


田楽マン「こうして夜は更けていく……」


 ~ほむホーム~

ほむら「今日は散々な目にあったわ……」ホムゥ

ほむら「金平糖にゼリー野郎、鼻毛男……。何故今回の世界はこんなにも訳の分からないもので溢れているの……?」

ほむら「今までのループから考えると、確か明日は巴マミの魔法少女体験ツアーね」

ほむら「何が起こるか分からない……、しっかりと監視をしておかなくちゃ……!」


 ~翌日~

まどか「……おはよう、さやかちゃん、仁美ちゃん、天の助君」ゲッソリ

首領パッチ「あーたーらしーい、あーさがきーたー」スタスタ

仁美「大丈夫ですか……?」

さやか「おはよう、まどかに首領パッチ。なんかやつれてるね……(肩に乗ってるキュゥべえと何か関係あるのかな?)」

QB<昨日お母さんにこってり絞られたからだよ>

さやか<ひゃっ!? なにこれすごい、テレパシーってやつ!?>

まどか<ティヒヒ、私も最初はびっくりしちゃったよ。これもキュゥべえの力らしいよ>

首領パッチ<ロボトミー……>

天の助<み……み……、弥勒菩薩……>

QB<君たちは魔法少女の素質を持っているからね。僕が中継地点となって意志疎通が出来るわけだ>

まどか<内緒話には最適だね!>

首領パッチ<妻夫木聡……>

天の助<し……し……。ううぅ、俺の負けです……>ガクッ

首領パッチ<筋はいい。だが己に慢心せず精進なされよ>

天の助<うぅ……ありがとうございます、マスター・オブ・しりとり……>

さやか<あんた達は何やってるの……>

QB(あれ? 何でこいつら普通にテレパシー出来てるの? まさか、本当に魔法少女の素質が……?)

仁美「皆さん、何か様子がおかしいですわ……。まさか、もう皆さんは目と目で全てが通じ合うような仲に……!?」オロオロ

まどか「ひ、仁美ちゃん……?」

仁美「昨日私と別れた後に、皆さんの仲が急接近するような事態が!?」

天の助「その通り! 何故なら俺たちはところてん促進委員会に加入したからだ!」バーン

さやか「あんたは黙っててね」

仁美「そ、そんないけませんわ! 皆さんは女の子同士に、金平糖にところてん! 禁断の恋ですわーーー!」ダッダッダ

さやか「ちょ、ちょっとカバン置いて……」

QB「愉快な子だね」

まどか「ティヒヒ、仁美ちゃん少し天然入ってるからね……」

さやか「あはは、あんたが言えた義理じゃないでしょー?」クスクス


首領パッチ「カバンの中にドリアン入れてやろうぜ」ゴソゴソ

天の助「納豆もおまけだ」ヌチャヌチャ

QB「……うわぁ」


 ~学校~

キーンコーンカーンコーン

ほむら(まどか達が登校してきたわ)

ほむら(おそらく、キュゥべえを使って楽しくテレパシーでもしてるのでしょうね)

生徒A「ねぇねぇ、聞いた? 早乙女先生産休だってさ~」

生徒B「えぇ~! ホントに? おめでたじゃん」

まどか「ええっ! 先生が!?」

さやか「ありゃりゃ、マジ意外だね~!」

ほむら(……)

ほむら(今までのループから考えると、これは到底あり得ないことで、かなり驚かなければいけないんでしょうけど)

ほむら(あいつらを見てしまってからは大して心も動かないわ……)

首領パッチ「うちの赤ちゃんもこんなに大きくなっちゃって。ね~、ヤッく~ん!」オホホ

天の助「まあ! 可愛いベイビーですこと!」オホホ

ほむら「……はぁ」

生徒C「それで、今日は代理の先生が来るんだって!」

中沢「マジで!? 美人かな~?」

ほむら「……」

ほむら(嫌な予感しかしないわ……)

ドアガララッ

魚雷ガール「はぁ~い、席についてぇ~! 魚雷先生のトキメキ恋愛駆逐教室の始まりよ!」

ほむら「」

首領パッチ「ひいいぃぃ~~! 魚雷先生~~!?」ガタガタ

天の助「な、何故ここにぃ~~!!」ガタガタ

魚雷先生「あら、前の学校の生徒と出会えるなんて! あなた達元気にしてた~?」ギョラギョラ

まどか「首領パッチ君たちと知り合いみたいだね」

さやか「まあ、どう見ても同類だろうね……」

ほむら(もういちいち驚くのも疲れてきたわ……)ホムゥ…

首領パッチ「冗談じゃねええぇえぇ!! こんな訳の分からない授業受けれるかああぁぁ!」ダッダッダ

天の助「命が幾つあっても足りねええぇぇ!」ダッダッダ

さやか「あ、あんた達どこいくの!?」

魚雷ガール「教育的指導ーーーーーーッ!!!」

ドゴオオオォーーーン

ガシャーーーン

パチ天「「ぐばああぁぁッ!?」」

魚雷ガール「早引けなんて先生は認めないわよっ!」スタッ

ほむら(教室のガラスが全部割れたわ……)

魚雷ガール「んもう、先生は分かっているわよ。久々の再会で感動して、ついはしゃいじゃったんでしょ? 本当に可愛い生徒ギョラね!」

パチ天「「」」死ーん

首領パッチ(霊体)「三途の川行く前にTSUTAYA寄ってかね?」スー

天の助(霊体)「俺も借りたい映画あったわ」スー

まどか「死にかけてるよーーーー!?」マドーン!

魚雷ガール「そうよね、せっかくの再会だもの、感動的にしなくちゃね! 先生登場シーンからやり直すわっ!」タッタッタ

さやか「い、行っちゃった……」

まどか「起きて! 起きてよ、二人とも!」心臓マッサージマドマド

パチ天「「」」死ーん…

首領パッチ(霊体)「あ、会員カード忘れた」

天の助(霊体)「ハリポタ全部借りられてんじゃん……」


二分後

ほむら(バカ共が目を覚ましたわ……。そのまま死んでればいいものを)

さやか「そろそろ先生来るんじゃない?」

首領パッチ?「いやぁ、マジ死ぬかと思ったわ。なあ首領パッチ」

天の助?「まったくだな、天の助」

まどか「あれ、なんか……あれ?」

QB「精神が入れ替わってるね……(どういう原理だよ……)」

パチ天「「先生まだかな~」」


♪~~ ♪~~ ♪~~


まどか「あ、音楽が! もうすぐ来るんだね」

ドアガララッ

魚雷ガガール「Can't read my ! Can't read my ! No he can't read my poker face!」ババーーン!!

さやか「レディ・ガガみたいな人入ってきたぁーーーーッ!?」サヤーン!?

まどか「す、すごい衣装だね……」


  ~昼休み 屋上~

まどか「魚雷先生の授業って最初から最後まで訳が分からなかったね」

さやか「うん。たまに黒板にうんこ描いたりね。あと首領パッチ達に異様に突っ込んでくるし」

首領パッチ「ティーチャーは超厳しいからな」

天の助「ああ、並の人間では耐えられぬシゴキよ」

QB「君たちはあの先生のお気に入りみたいだね」

さやか「あんた達がいちいちボケたりしてたからだと思うわ」

QB(『魚雷』の魔女。性質は『ボケ殺し』……。いかんある意味、『ワルプルギスの夜』より恐ろしいよ)

さやか「ところでさ……、まどかは願い事考えた?」

天の助「ふ、愚問。もちろん豆腐共の……」フフフ

さやか「あんたに聞いてない」

まどか「ううん、まだ。……さやかちゃんは?」

首領パッチ「そりゃあ、浴びるほどのコーラをだな……」フフフ

さやか「だからあんたじゃないって」

さやか「あたしも全然。ちっさい頃はランプの魔神とか読んで、色々考えてたんだけどなぁ」

さやか「欲しい物もやりたい事もいっぱいあるけどさ、命がけってなっちゃうとねぇ? よく考えると命懸けるほどのもんじゃねーってさ」

QB「意外だなぁ、君たちのような年代の女の子なら二つ返事で契約するものだけど」

さやか「まあきっと、あたし達がバカなんだよ」


パチ天「「え……!?」」ガガーーン!

さやか「なんで『え、俺らも!?』みたいな顔してんだよ!? お前らは無条件でバカだよッ!」


まどか「さやかちゃん、それって……?」

さやか「早い話、幸せバカ。世の中には命を懸けてでも叶えたい望みを抱えている人って、たくさんいるハズでしょ?」

さやか「そんな望みが見つからないってことは、その程度の不幸しか知らないってことじゃん。恵まれすぎてあたし達、バカになっちゃってるんだよ」

さやか「何で……あたし達なのかな? 不公平だと思わない?」

まどか(さやかちゃん、上条君のこと……)


さやか「こういうチャンスを、心の底から欲しいと思っている人は他にいるハズなのにね……」


『いつもありがとうね、さやか』

『さやかの持ってきてくれるCDのおかげで退屈はしないよ』

『リハビリは辛いけどね、またいつかバイオリンを弾く為には……、必ず……』

『ところてんっておいしいよね』

『すごくいい曲だよ、一緒に聴くかい?』


さやか「……」

さやか「……おい」

天の助「し、知りませんぞ。私は何も知りませんぞ~」ピュ~ピュ~

さやか「人の思い出に変なもの混ぜるんじゃねええぇぇ!!」おしりペンペン!

天の助「ひぎゃあぁぁぁ! 許してサヤカサーン!」バシーン!バシーン!

まどか「さ、さやかちゃん、それぐらいにしてあげたら……」アセアセ

首領パッチ「真性のアホだな(俺も混ざらなくて良かった……)」


ドアガチャッ

まどか「!」

さやか「!」

QB「!」

天の助「癖になりそう……!」

首領パッチ「……ゴクリ」


ほむら「……」


まどか「ほむらちゃん……」マド…

さやか「まどか、QBを持って後ろに下がって……!」バッ

パチ天「「僕たちはー?」」

さやか「どっかいってて」


ほむら「……」スタスタ

さやか「なんだよ? まさか、学校でやろうってつもり!?」

まどか(どうしよう……今は私たちしかいないのに……)

マミ<心配しないで……>

まどさや< ! マミさん!>

まどか<でも、どこに……>キョロキョロ

マミ<あなた達から見て左側の別棟にいるわ。大丈夫、この距離なら向こうが襲ってきてもすぐに対処できるわ>

ほむら「……(巴マミ……ご苦労なことね)」

ほむら「いえ、そのつもりはないわ」

ほむら「そいつが鹿目まどかと接触する前にケリをつけたかったけど、今更それも手遅れだし」

QB「……」

ほむら「それで、どうするの? 魔法少女になるつもり?」

さやか「そんなこと、あんたに関係ないでしょ!」

まどか「さやかちゃん……」

ほむら「……」ホム…

ほむら「一応、警告しておくわ。あなた達が自分の人生が尊いモノと思っているのなら、魔法少女なんかにはならないことね(一話で言えなかった台詞、やっと言えたわ)」スタスタ

まどか「ま、待って! ほむらちゃん!」

ほむら「……」ピタッ

まどか「ほむらちゃんは、どんな願い事をして魔法少女になったの?」

ほむら「…………」ジッ

まどか「あ……、えっと……」

ほむら「……」

ほむら「……」スタスタ

まどか「あぁ……」

さやか「何だよあいつ。言うだけ言っといてこっちの事は無視かよ」


マミ(あの子の狙いは一体何なのかしら。縄張り? グリーフシード? ……キュゥべえ?)

マミ(それに昨日のボーボボさんの言葉も気になるわ……)

マミ「……」


首領パッチ「そして俺達がこの数分の間、ずっと積み木でサグラダファミリアを作っていたことは誰も知らない」キラーン

天の助「ジェンガで培った技だぜ」キラーン

どどーん!

さやか「うわっ!! ホントにいつの間に!」

まどか「す、すごい……」ゴクリ

QB「この行為に一体どんな意味が……」


首領パッチ「もうちょっとで、完成する……。このてっぺんに最後の積み木を乗せれば……!」

プルプル

天の助「慎重にいけよ! 焦るな首領パッチ!」

さやか「こ、これはちょっと応援したくなるかも……」

ブブブブブ! <カワシタヤークソーク♪

ガシャーン! ガラガラガラ!!

首領パッチ「ああッ! 柱部分に採用したケータイに着信がぁぁーーーーッ!?」ガーン!!

天の助「OH MY GOOOOOD!!」ガーン!!

さやか「いや、何でそんな重要なところにケータイ使ってんだよ!?」サヤーン!

キーンコーンカーンコーン

まどか「あ、チャイム……。教室戻ろっか、みんな」


  ~放課後 ファーストフード店~

QB「よく来たね、みんな」

マミ「それじゃあ、魔法少女体験コース張り切っていってみましょうか!」

まどさや「「イェーーーイ!」」

天パチ「「……いぇーい」」ドヨーン

さやか「テンション低っ!? どうしたのあんた達、まさかまだあの積み木のこと引っ張って……」

天の助「いや、魔法少女体験ツアーって聞いたからさ……」

首領パッチ「てっきり、ユニチカフェニックスの人達が来ると思ってたら……はぁ……」

さやか「それは『東洋の魔女』だよ! 何をどうすればそんな勘違いするんだよ!」

ボーボボ「えっ! 違うかったの!?」ガーン!

まどさや「「!?」」

マミ「あ、あはは、ごめんなさいね、変な期待させちゃって……。それじゃ皆、準備はいい?」

さやか「はい、一応武器として持ってきました!」つバット バーン

まどか「うわ、さやかちゃんやる気まんまーん!」

QB「魔法で強化すればそこそこの攻撃能力は見込めるね」

首領パッチ「ふっ、俺もだぜ」つチョコバット バーン

さやか「はいはい」

マミ「うふふ、そういう覚悟でいてくれると助かるわ。鹿目さんも何か持ってきたのかしら?」

まどか「えっと、その、私はその……」モジモジ

まどか「これを……」つノート

さやマミ「「ノート?」」

まどか「と、とりあえず衣装だけでも考えておこうと思って……」ペラ…

さやマミ「「ぷっ」」

さやマミ「「あはははははっ!」」サヤサヤマミマミ

まどか「わ、笑うのはちょっと! ヒドい、かも……」カアァァ

さやか「まどかはホントに可愛いなぁ~!」

マミ「ふふ、その意気込みは素晴らしいわ」

ボーボボ「あ、あの~、じつは私も~」つノート モジモジ

まどか「えっ、ボーボボも!?」

ボーボボ「恥ずかしいんですけど~、一生懸命考えてきました~」モジモジ

さやか「どれどれ……? 『月』?」


『月はまぶしいぜ 闇に染まった俺には眩しすぎるぜ 堕ちちまった俺さえも優しく照らす月は……』


天の助「うわああぁぁ!! それは俺の恥じらいのポエム集じゃねぇかーー!! 止めてくれ、読まないでくれぇぇぇ!!」ガタターーン

まどか「天の助君って詩人だったんだね……」

さやか「ぷぷぷ、キャラじゃないね」クスクス


  ~町中~

マミ「こうやってソウルジェムをかざすと……」

パアアァァ

さやか「あ、ちょっと光ってる!」

首領パッチ「LED!? LEDなの!?」ズイズイ

まどか「し、知らないよぉ……」

マミ「これは魔女の魔力の痕跡に反応するの。だからこの光の具合を見ながら地道に探していくのよ」

まどか「た、確かに大変そうですね……」

マミ「う~ん……、昨日取り逃がしたから、だいぶ足跡が消えかけてるわ。特定するのが大変そうね」

QB「僕なら、ソウルジェムよりも正確に魔力を特定出来るけど、どうするマミ?」

マミ「遠慮しておくわ、キュゥべえ。やっぱり最初は私のカッコいい姿を見せてあげたいからね」

首領パッチ「ということは、一番最初に魔女を見つけた奴が一番カッコいいというわけだなぁーーー!」

マミQB「「え」」

マミ「べ、別にそういう意味で言ったわけじゃ……」

首領パッチ「うおおぉぉーー!! 一番ハジケて一番目立つのはこの俺だぁーーー!!」ダッダッダ

さやか「い、行っちゃったよ、あのバカ……」

天の助「ふっ、その勝負私も参戦しましょう……。このダウジングところてんロッドで……!」ぷるる~ん

マミ「いや! ダウジングで見つけるものじゃないし垂れ下がってるわよ!」マミーン!

ボーボボ「ならば、俺は奥義<鼻毛千里眼>で魔女の居場所を未来視しよう……!」ゴゴゴゴ

まどか「す、すごい、そんなことが出来るの!?」

ボーボボ「ぬううぅ~~ん!」ゴゴゴゴ




ゲルトルート『僕って色白でしょ?』




ボーボボ「ハッ!!」ピキーン!

さやか「変なの未来視しちゃってる!?」


――――――――
―――――
―――

  ~廃墟~

OL「はぁ……はぁ……」フラフラ

OL「死ぬ……、死ぬしかない……」フラフラ

OL「死ねば……、救われる……」フラフラ

???「クッキー……」フラフラ

―――
―――――
――――――――


マミ「魔女は人々の心を絶望に染めて事件や事故を起こすの」スタスタ

マミ「だから、大きな道路や喧嘩が起きそうな歓楽街とかをチェックしないといけないのよ」スタスタ

QB「マミもそれらを優先的にパトロールしているからね」

マミ「他にも自殺が起きそうな人気のない場所とかも……」スタスタ

さやか「へぇ~、やっぱ地道ですねぇ」スタスタ

ピカァァーー!

まどか「!」

さやか「!」

マミ「!」

QB「大きな魔力の反応だ!」

マミ「かなり近くに魔女がいるわ……!」

天の助「ど、通りでところてんロッドがしきりに震えるわけだぜ……!」ぷるんぷるんぷるん

さやか「それは関係ない」

マミ「反応はこっちね。行きましょう」スタスタ

まどさや「「はい!」」


  ~廃墟前~

マミ「間違いないわ、ここよ」

まどか「廃墟ですね……」

さやか「うわぁ、まさに何か出てきそうな雰囲気だなぁ」


首領パッチ「お~い、おめぇら~~!」タッタッタ

ボーボボ「ん? 首領パッチか」

さやか「あんた今までどこ行ってたの?」

首領パッチ「いやぁ~、魔女が中々見つからなくてよぉ。でもほら、この通り生け捕りにして来たぜ!」ズイ

マッチョ「好物はプロテインっす」

天の助「あらやだ! この子、魔女じゃなくてマッチョ連れて来ちゃってるわ!!」

マミ「流石に気づくでしょそれはッ!!」マミーン!

まどか「 ! ま、マミさん、屋上に人が……!」

さやマミ「「えっ!?」」


OL「死ねば助かる……、死ねば救われる……」ブツブツ

フラッ

まどさや「「ああっ!!」」

マッチョ「SASUKEに出るのが夢っす」


マミ(くっ……! 間に合って!!)リボンシュルシュル

シュルシュルシュル

フワッ

OL「……」

マミ「ふう、何とか間に合ったわ……」

さやか「よかった~~!」

まどか「こ、この人一体どうしてあんなことを……」

マミ「キュゥべえ……」

QB「うん。魔女の仕業だね。その証拠に彼女の首筋に『魔女の口づけ』があるよ」

まどか「そんな……、この人はこんなこと望んでいないのに……」

さやか「あっ! 屋上にもう一人いる!」

まどマミ「「えっ!?」」

絶望君「死にて~」ヒューー

まどさやマミ「「「マジもんの人が来ちゃったぁーーー!?」」」ガビーン!!

ボーボボ「昇龍拳!!」ドゴォ!!

絶望君「ぐふぅッ!!」

まどさやマミ「「「迎撃したぁーーーーッ!?」」」

ボーボボ「よし、まずは使い魔を一匹……。さあ、本体を潰しに行こう!」

絶望君「……」ピクピク

まどか「えぇ!? この人、使い魔って……ええ!?」

マミ「と、とりあえずボーボボさんの言うとおり、中に入りましょう。二人とも気絶してるだけみたいだし……」

さやか「そ、そうですね。魔女を倒せばこの人たちは治るみたいですしね」

QB(この紙袋男には『魔女の口づけ』が無いんだけどなぁ)

首領パッチ「なッ!? 俺が見つけたのは魔女じゃなかっただと!?」

マッチョ「自分、日体大っす」

天の助「結構すげぇ!」


  ~廃墟内部~

パアアァァ

さやか「す、すごい! バットが何かメルヘンに……」

まどか「わぁ、可愛い」

マミ「私の魔力を少し流し込んだわ。気休めにしかならないけどね」

QB「これも魔法少女がなせる技さ」

首領パッチ「僕のもお願いしまっす!」スッ つチョコバット

天の助「俺も!」スッ つところてん

ボーボボ「ミーも!」スッ つホリコマンダー

マミ「え、えぇ~? 何故だか魔力が無駄になる気しかしないわ……」

さやか「いや、間違いなく無駄になりますよ」


ズズズズズ…


まどか「あ、あれは……!」

マミ「結界の入り口……ね。あそこをくぐると魔女の結界内よ。準備はいい?」

さやか「はい……!」ギュウ…

まどか「……」コクッ

マミ「それじゃあ、行きましょうか」スタスタ


首領パッチ「あれれ!? 僕たち自然にスルーされたぞ!?」

天の助「何でじゃぁーー! 男女差別かぁぁーー!!」

ボーボボ「落ち着け! こういう時こそ落ち着いて素数を数えるんだ!」

首領パッチ「よ、よーし! 子、丑、寅、卯、辰……」

まどか「それ干支だよ」

さやか「あんた達、おいてくよー」


ほむら「…………」ジー


  ~結界内~

マミ「ふん!」 ドーンドーン!

ヒゲ使い魔「キー!?」ドゴーン!

さやか「えい! こっち来んなぁーー!」ブンブン


ヒゲ使い魔「Das sInd miR uNbEkanNte bluMEn」バキッ

ヒゲ使い魔「ja, Sie sinD mIr auCh UnbekAnnt」ボコッ

ヒゲ使い魔「ScHneideN Wir siE Ab」ドゴッ

天の助「ぐええぇぇ!? 何で俺ばっか集中的にいいぃぃ!?」

ボーボボ「ゴキブリホイホイがあると助かるわ~」オホホ

首領パッチ「ほんとねぇ、奥さん」オホホ


マミ「二人とも大丈夫? 怖い?」

まどか「確かに怖いですけど……」

さやか「マミさん達がいれば百人力っすよ!」

マミ「ふふ、ありがとう。使い魔の数が増えてきたから、おそらく本体の魔女に近づいてるわ。今まで以上に気をつけてね」

まどさや「「はい!」」


  ~結界内 最深部~

ゲルトルート「GUUUOOOOOOO!!」ババーン!


マミ「見て、あれが魔女よ」

さやか「うわぁ、グロい……」

まどか「何だかすごく強そうですね……」

パチ天「「記念撮影♪」」パシャッ


キュオーーーン

マミ「簡易魔法障壁を造ったわ。この中にいればある程度の攻撃ならば安全よ」

マミ「キュゥべえをよろしくね」ダッ!

QB「がんばってね、マミ」

ボーボボ「油断は禁物だぞ」

さやか「いけええぇぇ! マミさーーん!」

パチ天「「あれれぇー!? 何故か僕たちの所だけシールドが無いんですけどぉ!?」」


マミ「はあっ!」ドーンドーン

ドゴオオォォォン

ヒゲ使い魔「GYAAAAAA!」ゴシャッ

蝶使い魔「GYAAAA!」ドゴッ

ゲルトルート「MUOOOOOO!!」グオン

マミ「こっちよ!」ズガン!ズガン!


ボーボボ「巧いな。完璧に戦闘を自分のペースに持っていっている。あの魔女、完全に翻弄されているぞ」

さやか「へぇぇ! さっすがマミさんだね!」

まどか「ボーボボは一緒に戦わないの?」

ボーボボ「マミの背中が語っている。手出しは無用とな……」

首領パッチ「おい、テメーら無視してんじゃねーぞ! 俺らも中に入れやがれ!!」ガンガン

天の助「開けてくれよぉ! 瓦礫が飛んできてんだよぉ!」ガンガン

ヒューーー

ドゴドゴドゴォ!

天パチ「「ぎゃああぁぁぁッ!?」」


ゲルトルート「GUUUOOOOOOOOOHH!!」

シュルシュル!

マミ「くっ!」


さやか「うわぁ、何かヒモが出てきた!? あいつまだあんな隠し玉を!?」

まどか「マミさん大丈夫かな?」

ボーボボ「いざとなったら俺が出よう(マミならば大丈夫だと思うがな)」

ヒューー

首領パッチ「あ、ヒゲも飛んできた」ピトッ

天の助「う~ん、マンダム」ピトッ


ゲルトルート「OOOOOOHHH!!」ブオン

マミ「きゃあっ!!」グオン!


まどか「ああっ! マミさん!!」

さやか「マミさんが宙づりに……!」

ボーボボ「……」


ゲルトルート「GAAAAAAOOOOO!!」ゴゴゴゴ

マミ「……」シュルシュル

まどさや「「マミさんッ!!」」

マミ「大丈夫……」

マミ「未来の後輩達に、あんまり格好悪いところ見せられないものね……っ!」


首領パッチ「え?」つマミ遺影

天の助「何か言った?」つ線香

さやか「お前らなに普通に葬式の準備してんだよッ!?」


マミ「はぁっ!」

ヒュバッ

マミ「惜しかったわね」

ゲルトルート「!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」


ドゴォォォーーン!!


天の助「ぎゃっはっはっはっはっ!! ティロ・フィナーレってなんだよ、だっせぇ! ぎゃっはっはっは!!」バンバンバン

首領パッチ「か、かっちょいい……」

カラン


マミ「うふふ、終わったわよ」つ紅茶 カチャッ

さやか「勝ったんですね!」

まどか「すごい!」


モワァァ~

まどさや「「あっ」」

QB「本体を倒したからね。魔女によって造られた結界も消えていくよ」

首領パッチ「いやぁ、一事はどうなることかと~」スゥー

天の助「ホントホント、助かってよかった~」スゥー

まどか「あれぇ!? 首領パッチ君達も消えてるよ!?」マドーン!?

首領パッチ「何いってんだよまどか、そんなコトアルワケガ……」スゥーー…

天の助「お前、たまに訳わかんないことイウヨナ……」スゥーー…

さやか「うわわわ、何一つ気づかないまま消滅しちゃったよ!」

ボーボボ「気にするな、あるべきところに戻っただけだ」

まどか「そうなの!?」

QB(魔女の同類? いや、それにしては……、ホント訳が分からないよ)

マミ「これがグリーフシード。魔女のタマゴよ」スッ つグリーフシード

さやか「タマゴ!?」

ボーボボ「……!」スッ つ ご飯&箸

まどか「ボーボボ、何でご飯とお箸を出してるの? 食べる気なの? まさか食べる気なの……?」オロオロ

マミ「運が良ければ、たまに魔女が落とすこともあるの」

QB「心配しないで、その状態だと安全だよ。むしろ役に立つ貴重な物だよ」

マミ「ほら、私のソウルジェム……。夕べよりもちょっと色が濁っているでしょ」

さやか「言われてみると……」

マミ「でもグリーフシードを使えば……ほら」


パアアアァァ…


さやか「うわぁ、キレイになった~」

マミ「さっきの戦いで消耗した魔力も、これで元通りになるの。昨日いってた魔女退治の見返りっていうのがこれよ」

ボーボボ「……」シュン…

まどか「ボーボボ、何でションボリしてるの? 本当にあれ、食べる気だったの……?」オロオロ


マミ「えいっ」ヒュン

まどさや((グリーフシードを投げ……?))


パシッ


まどさや((……! 向こうに誰かが……!))

マミ「あと、一度くらいは使える筈よ。あなたにあげるわ……」


スタスタスタ……


ほむパッチ「あなたの獲物よ」スタスタ

ほむの助「あなたの好きにすればいいわ」スタスタ

さやか「いや、お前らかよッ!!」サヤーン!?

ほむら「私の序盤で数少ない登場シーンがッ!?」ホムーン!?

まどか「あ、ほむらちゃん。そんなところにいたんだ」

マミ「はいはい、返してね」パシッ

パチ天「「ああん! もうちょっとだけぇ!」」

マミ「コホン、改めて……。あなたにあげるわ、暁美ほむらさん」

ほむら「……」

マミ「それとも、人と分け合うのは不服?」

ほむら「いいえ、これはあなたの獲物。あなただけのモノにすればいいわ」

マミ「そう、それがあなたの答えなのね」

ほむら「……」

ほむら「……」スタスタ


ほむら(今のところ、彼女達の動きは今までのループと同じ)スタスタ

ほむら(あの変な奴らが加わったとしても、どうせ何も変わらない……)

ほむら(奇跡は私が起こす……。待っててね、まどか……)


さやか「ホント感じの悪い奴!」プンスカ

まどか「仲良くなれないんですか……?」

マミ「難しいわね……。あの子にも何か、譲れないものがあるんでしょうね」


ボーボボ「タケノコタケノコ……1ニョッキ!!」シュバッ

首領パッチ「あっ!? ずりーぞテメー!」

天の助「ノーカンだ、ノーカン!」


 ~廃墟前~

OL「……う、ここは?」

マミ「大丈夫ですか?」

OL「あれ、私……あぁ!」

OL「いやだ、どうして……私……あんなこと……!」ガタガタ

マミ「もう、大丈夫ですよ」ギュッ

マミ「ちょっと悪い夢を見てただけですから……」

さやか「一件落着……ってところかな」

まどか「うん……!」


絶望君「絶望ォォ!」

ボーボボ「大丈夫。もう、大丈夫ですよ」ヨシヨシ

絶望君「絶望おおぉぉ! 絶望オオォォォ!!」

ボーボボ「怖い夢を見てただけですからね」

絶望君「絶望おおおぉぉッ!! 絶望オオオオォォォッ!!」

ボーボボ「うるせえ!!」バキッ!

絶望君「絶ぼッ!?」グバァッ!


まどか「あっちは……」

さやか「見ちゃダメ」


マミ「それじゃ、帰りましょうか」

さやか「魔法少女体験ツアー1日目、無事終了っすね!」

まどか「マミさんすっごくかっこ良かったですよ。ね、首領パッチ君!」

首領パッチ「はぁ~? あんなの全然大したことねーよ! 特にあの最後の必殺技とかよぉ!」

さやか「えぇ~! 何言ってんのあんた! カッコ良かったじゃん、あのテロなんとかって奴!」

マミ「ティロ・フィナーレ」

さやか「そ、そうそうティロ・フィナーレ!(今、一瞬目がマジだった……)」

まどか「かっこいい名前ですね!」

マミ「そう? 初めて考えた必殺技だから、ついつい力が入っちゃってね……えへへ」テレテレ

首領パッチ「へっ! 全然イケてねーよ!」

首領パッチ「次の魔女退治では、俺様の超必殺技<パチ・フィナーレ>でトドメを刺してやるぜ!!」バーン

まどさや((あ、感化されてる))

マミ「それじゃ、みんな私の家に来る? 紅茶とクッキーをご馳走するわ」

まどか「いいですね!」

さやか「行きます! 是非是非!」

QB「マミの紅茶は絶品だからね」

ボーボボ「悪くねーな」

首領パッチ「仕方ねーな、特別に行ってやるぜ」

天の助「タダ飯ばんざーい!」

絶望君「クッキー! クッキー!」

まどさやマミ(((え、この人も来るの?)))



まどか(叶えたい願いごととか、私には難しすぎて、すぐには決められないけれど……)

まどか(人助けのために頑張るマミさんの姿は、とても素敵で)

まどか(こんな私でも誰かの役に立てるとしたら、)

まどか(それは、とっても……)



田楽マン「レギュラーキャラなのに皆の輪の中に入れない……。それは、とっても歯がゆいなって……」ズーン…

まどか「あ、田ちゃん居たの……?」



第二話「それは、とっても歯がゆいなって」 完




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