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QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」 第三話 「もう何も怖くない! 恐れ知らずの気高き乙女!」

2011年09月20日 19:00

QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」

264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/18(土) 21:00:47.15 ID:ZpMyAy7B0


前回までのあらすじ


首領パッチ『嗚呼、ロミオ! あなたはどうしてロミオなの!?』

ヤッくん『   』


首領パッチ『何か言えや、こらああぁぁぁッ!!』つ拳銃 バキューンバキューン!

ヤッくん『   』ズガン! ボゴン!

さやか「全然あらすじになってないし、何やってんのあんた!?」


第三話 「もう何も怖くない! 恐れ知らずの気高き乙女!」



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  ~病院~

恭介「やあ、さやか。いつもありがとうね」

さやか「ううん、いいって。それよりも、ハイこれ」スッ つCD

恭介「うわぁ、すごいや。さやかはホントにレアなCDを見つける天才だね」

さやか「ぐ、偶然だよ。褒めても何も出ないよ~」アハハー

恭介「ふふ、この曲大好きなんだ。さやかも一緒に聴く?」スッ つイヤホン

さやか「ふぇっ!? いいの?」アタフタ

恭介「本当はスピーカーで聴きたいところだけど、病院だしね」

さやか「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……////」スッ


♪~ ♪~ ♪~


さやか(……いい曲。小さい頃、恭介に招待してもらったバイオリンのコンテストを思い出すなぁ)

さやか(……!)

恭介「……くっ。……ひっく」ポタポタ

さやか(…………恭介)


病室前

天の助「おいおいおい、これふざけて入ってったら殴られそうな雰囲気じゃねーか」ヒソヒソ

首領パッチ「くっそ、せっかく財前教授のコスプレ用意してきたのに!」ヒソヒソ


さやか(……あいつら後で殺す)


  ~公園~


マミ「ティロ・フィナーレぇッ!!」


ドゴオオォォォン!!


使い魔「GUUUOOOOOOOHHH!!」


シュ~~~


さやか「いやぁ! やっぱマミさんカッコいいっすね!」

まどか「流石だね!」

ボーボボ(…………)

マミ「もう、見せ物じゃないのよ。あなた達も十分危険ということをちゃんと自覚しなさい」

天の助「ティロ・フィナーレ……ぷぷぷ」プルプル

マミ「何か不満でも?」カチャッ

天の助「ひぃぃ! 銃口向けないでぇ!」

さやか(マミさんってたまにキャラぶれるなぁ)

まどか(私も魔法少女になったらマミさんみたいな必殺技を……)キラキラ


首領パッチ「あり? おいマミ、あの魔女の奴、グリー何とかを落とさなかったぞ」

QB「あれは魔女じゃなくてその部下の使い魔だからね。奴らはグリーフシードを持ってないのさ」

ボーボボ「テメーには聞いてねぇ」

首領パッチ「全くだ」

QB「」

田楽マン「へっ、ご愁傷さん」ポンポン


まどか「あんなに強そうなのに、魔女じゃなかったんだ……」スタスタ

天の助「なーんかここん所ハズレばっかだな」スタスタ

マミ「使い魔退治も結構大切なのよ? 使い魔も成長すれば分裂元の魔女になることもあるの」

スタスタ

マミ「ところで、二人とも願い事見つかった?」

首領パッチ「俺はもちろ」

さやか「はいはいあんたじゃないから」

まどか「うぅ~ん、私はまだ……」スタスタ

さやか「あたしもだな~」スタスタ

マミ「まあ、いざ考えてみると中々浮かばないものよね」スタスタ

天の助「そうだ、マミは一体どんな願い事をしたんだー?」スタスタ


マミ「……」ピタッ


まどか「ま、マミさん……」

天の助「あれ? 僕ちん地雷踏んじゃった!?」

ボーボボ「このおバカッ!!」ボゴォッ!

天の助「ぐばぁっ!!」ズサー

さやか「ま、マミさん、どうしても聞きたいって訳では……」

マミ「私の場合は……」

――――――――
―――――
―――


『痛い……、お父さん、お母さん……』

『助けて……誰か、助けて……』

『それが君の願いかい?』

『あなたは…………?』


―――
―――――
――――――――


マミ「考える時間も無かったというか……ね」

まどさや「「マミさん……」」

マミ「あなた達はまだまだ猶予が残されているわ」

マミ「時間はあるんだからキチンと考えて、自分にとっての最上の決断をしてほしいのよ」

マミ「私には出来なかったことだからこそね」

天の助「あれ? これって俺殴られ損じゃね?」

さやか「……ねぇ、マミさん。この願い事って他人の為に使ったらアウトなのかな? 例えばあたしなんかよりも困っている人の願いの為に使ったら……」

まどか「さやかちゃん……、それってもしかして上条君のこと……」

さやか「たっ! 例えばって言ってるでしょ!////」

上パッチ「さやか、それほど君は僕の為に……!」ジーン

さやか「   」ブン!

首領パッチ「ぐえぇぇぇぇッ!?」ゴシャッ!

まどか「さ、さやかちゃん、バットは流石に凶器だよ……!」アセアセ

QB「別に契約は対象者の願いじゃないといけないなんて規定は無いよ。過去にも他人の為に願いを叶えて魔法少女になった子だっているからね」

マミ「私としてはオススメはしないわ。確かに他人のことを思う慈愛の心は大切よ。でもそれならば尚更、自分の望みをハッキリさせないと」

マミ「美樹さん、あなたはその上条くんに夢を叶えてほしいの? それとも彼の夢を叶えた恩人になりたいのかしら?」

まどか「ま、マミさん……」


首領パッチ「これが噂のシリアスゾーン……!」ビリビリ

天の助「糞っ、俺らじゃ会話に入ることもできねーぜ!」ビリビリ


マミ「同じようで全然違うことよ」

さやか「……! そ、そんな言い方って……!」

マミ「ごめんなさい。でもね、私はあなたに後悔だけはしてほしくないの。このことを履き違えたまま契約をしてしまえば、あなたにとっても彼にとっても最悪の結果になりかねないわ」

さやか「……あ、あたしこそ。ごめんなさい、甘い考え方だった……」

マミ「いいのよ、焦って決めるとロクなことにならないわ。うんと悩めばいいの」


首領パッチ「も、もうふざけてもいいのか……!」プルプル

天の助「体が……疼く……!」プルプル

さやか「怒るべきなのか、ここまで我慢できたのを褒めるべきなのか……」


  ~まどホーム~

まどか「う~ん……」

QB「どうしたんだい、まどか」

まどか「うん、今日のマミさんとさやかちゃんのことでね……」

首領パッチ「ずいぶんと険悪なムードだったよな」

まどか「何かもう、首領パッチ君がいることに何の驚きも感じなくなっちゃったや……」

QB「まどかは願いが多すぎて決まらないのかい? それとも……」

まどか「そう、願いが思いつかないんだ」

まどか「ホラ、私ってどんくさいし、何の取り柄もないし」

首領パッチ「だな」キッパリ

QB「そうキッパリ肯定するのはどうかと思うけど……」

まどか「だから私、マミさんみたいなカッコよくて素敵な人になれたらそれだけで十分幸せなんだ」

QB「まどかは強い力に憧れているのかい?」

まどか「そう言われると……どうなのかなぁ」

首領パッチ「力が欲しいか……。力が欲しいのなら…………くれてやる!」カッ!

QB「君が魔法少女になれば、マミよりも遙かに強い力を手に入れられるよ」

まどか「えっ?」

首領パッチ(こ、こいつら無視しよった!)ガーン

QB「君からはとてつもない魔法少女の素質を感じるよ。今までに無いほどのとても大きな……ね」

まどか「もうキュゥべえったら、からかわないでよ」

QB「僕はいつだって本気だよ、まどか」

首領パッチ「何で俺の扱いこんな悪いの? 第三話だからか? 運命の第三話だからか?」

まどか「ど、首領パッチ君、何言ってるの?」


  ~広場~

マミ「何ですか、ボーボボさん。話って?」

ボーボボ「単刀直入に言わせてもらおう。マミ、最近のお前の戦い方は無駄が多い」

マミ「……! そ、それはどういう……」

ボーボボ「身に覚えが無い筈がないだろう。最近のお前は効率よりも見栄え重視の戦い方をしている」

ボーボボ「使い魔相手に強力な魔法を使ったり、わざと自分から攻撃をくらい厳しい戦いに見せたり」

マミ「……」

ボーボボ「後輩候補が出来て浮かれているのは分かる。しかしお前の言った通り魔女退治は命がけだ」

ボーボボ「最近は魔力補充も出来ていないじゃないか。そんな戦い方ではいつか足下を掬われるぞ」

マミ「わかって……いますよ」

ボーボボ「……」

マミ「でも私、今までずっと一人で戦ってきたんです。独りで……誰からも感謝されずに……」

マミ「だからかもしれませんが、信頼できる仲間っていうのに憧れてて……。ボーボボさんと首領パッチ君や天の助君みたいな、心で繋がっているという仲間に……」

マミ「魔法少女はアニメやマンガみたいに綺麗なものじゃない……。分かってはいるけれど、そう思えば思うほど仲間というものを意識しちゃって……」

マミ「少しでもあの子達が魔法少女に夢を見るように、罪悪感を感じながらカッコつけて振る舞って……」

マミ「口では危険だ、よく考えろって言ってるけど、本当はあの子達が早く契約するのを望んでる……」

マミ「魔法少女に成りたての頃の私が見たら、どう思われちゃうのかな……」

マミ「やっぱり私って最低ですね……」

ボーボボ「マミ……」

ほむら「その通りね」スッ

マミ「 ! あなたは……!」

ほむら「お取り込み中悪いわね」

マミ「……」

ボーボボ「何の用だ……?」

ほむら「巴マミ、わかっているの? あなたは無関係な一般人を危険に巻き込んでいるのよ」

ほむら「あなたも知っているでしょう。かつて大勢の魔法少女が魔女との戦いで死んでいったことを」

ほむら「もしも契約してしまえば、彼女達は二度とこの平穏な日常を過ごせない」

ほむら「魔女を狩る為すべてを犠牲に……」

ほむら「さっきの話は聞かせてもらったわ。そういう考えができるのなら、どうか彼女達とこれ以上関わり合いを持たないで」

マミ「………」

ほむら「魔法少女の輝かしい部分だけを見せて、彼女達に幻想を抱かせているあなたは……。はっきりと言わせてもらうわ、あなたは……」


ほむら「最低よ」


マミ「……っ!」ビクッ

ほむら(かなり堪えているみたいね……。魔女化する心配は無いと思うけど、これでまどか達に迫るのを自重してくれるかしら)

ほむら「私だってあなたの辛さは分かっているわ。でもその私情に他人を巻き込むことだけは絶対に駄目」

ほむら「私はあなたと争いたくてこんなこと言ってる訳じゃないのよ。それじゃ……」クルッ

スタスタ

マミ「…………」

ボーボボ「待ちやがれ」

ほむら「……何かしら」

ボーボボ「確かにマミは間違っていたかもしれない。自分の心に嘘を吐いていたかもしれない……」

ボーボボ「お前の言っていることも最もだ」

ほむら「………」

ボーボボ「だがな……、何も知らないお前が、マミをそこまで責めていい訳がねぇ!」

マミ「ぼ、ボーボボさん……!」

ほむら「……!」

ほむら(何も知らないですって? 知らない訳がないじゃない……!)

ほむら(私は巴マミのことをよく知っている。彼女の過去も、彼女の様々な死に様も!)

ほむら(それじゃあ、あなたが巴マミの何を知っているというの? 彼女の苦しみを本当に理解しているの!? 魔法少女の忌々しいシステムを知っているとでもいうの!?)

ほむら(あなたこそ、何も知らないくせして! いきなり現れて! 仲間面をして出てきて……!)

ほむら(そんなあなたが……! 訳の分からないあなたが!)

ほむら「あなたが……巴さんの何を知ってるというのよ!!」

マミ「あ、暁美さん……!?」

ボーボボ「……どういう意味だ?」

ほむら( ! 私としたことが……。こんなことで動揺するなんて……!)

ほむら「何でも……無いわ……。今のは忘れて……」

シュン!

ボボマミ「「き、消えた……」」

ボーボボ(暁美ほむら……。あいつには分からないことが多すぎる。そして、今の言葉は一体……)

マミ「あの」

ボーボボ「ん?」

マミ「ボーボボさん……。あなたや暁美さんの言う通り、もう鹿目さん達を連れていくのは……止めたほうがいいですよね」

マミ「これ以上あの子達に迷惑はかけられないし、私のせいであの子達が契約してしまったら……」

ボーボボ「マミ……」

ボーボボ「俺はお前の戦い方について忠告しただけだ。魔法少女体験ツアーについてはとやかく言うつもりはない」

マミ「え、でも……」

ボーボボ「まどか達は強い。あいつらが契約する時は、きっと自分の心に納得し考えて考え抜いた結果だ」

ボーボボ「お前のせいであいつらが巻き込まれている……、それは絶対に間違っている」

ボーボボ「本当にカッコいい先輩とは何か……。それはゆっくりと自分で考えればいいさ」

マミ「ボーボボさん……」

ボーボボ「さあ、帰ろう。家に帰って発毛促進ビデオの続きを観ようじゃないか」スタスタ

マミ「……はいっ!」タッタッタ

マミ(ありがとう、ボーボボさん)

マミ(何だか少しだけ心が軽くなっちゃった)

マミ(そして……)


マミ(そして、何でスクール水着を着ているのかは最後までツッコめなかったわ……)マミーン…


  ~ほむホーム~

ほむら「…………」

ほむら「私は……何故、あの時……」

ほむら「いいえ、ダメよほむら。目の前のことに集中しなくちゃ……」

ほむら「明日はお菓子の魔女が出現する日……」


ほむら「そして巴マミの命が尽きる日」


ほむら「私は何度も、何度も彼女を助けようとしたけど……。必ずあの人は死んでしまう」

ほむら「世界を越えるごとにその因果は強く、複雑に絡み合って……、変えられない運命になる」

ほむら「今回こそは彼女を助ける。あんな奴らに期待なんてしない」

ほむら「何度も奇跡を夢見て、何度も運命に裏切られてきた」


ほむら「奇跡は起きない……。奇跡を起こすのは……私よ」


  ~翌日 病院~

首領パッチ「…………」

さやか「……はぁ。おまたせ」スタスタ

天の助「ん? 今日は早いな」

首領パッチ「…………」

まどか「あれ、上条君に会えなかったの?」

首領パッチ「…………」

さやか「なんか今日都合が悪いみたい」

首領パッチ「…………」

さやか「つか何で首領パッチずっと黙ってるの? 気持ち悪い」

首領パッチ「…………」

天の助「ああ、これか? いや病院だから電源切らなくちゃって思ってさ」ポチッ

首領パッチ「シンチャクメッセージハアリマセン」ピーピー

まどか「首領パッチ君ケータイだったの!?」マドーン!?


  ~病院内 廊下~

QB「さやかはその上条君とやらをずいぶん気にかけているようだね」

さやか「きゅ、急に何を言うの!」

天の助「そりゃあ、こいつら幼なじみだからな」

首領パッチ「そうそう幼なじみ」


 さやか『恭介! テメーに会うために、地獄の底から這い戻ったぜ!!』

 恭介『わざわざ殺される為にか……!』


さやか「あんた達の幼なじみのイメージはどうなってるの……」

まどか「上条君はすごいバイオリンの奏者なの。私も何度か聴いたことがあるんだけど、ホントにプロ顔負けなんだよ!」

さやか「ま、まあ、あたしの幼なじみだし、当然じゃん?」

QB「へぇ、それがどれくらいすごいのか、残念ながら僕にはよく分からないけど。それでそんな彼がなんでこんな病院にいるんだい?」

さやか「…………っ」

まどか「え、えっと、それはその……」

さやか「事故にあったんだよ。交通事故」

さやか「よりによってバイオリニストの命の腕を怪我しちゃってね。切断は免れたんだけど、今も動かなくてリハビリ中……」

QB「なるほど、昨日聴いていた願い事についてはそのことか」

さやか「うん……。キュゥべえならさ、治せるの? 恭介の怪我」

QB「君の願いがそれならば可能だよ」

さやか「……そっか」

まどか「さやかちゃん、もしかして……」

さやか「いや、まだ考え中だよ。恭介もリハビリ頑張ってるんだ。恭介だって自分の力でバイオリンを弾けるようになりたいと思ってるはず」

さやか「だから……まだ……」


  ~病院 駐車場~

さやか「それにしてもわざわざ来てやったのに失礼しちゃうよね」

さやか「そうだ、今度みんなで行こっか! まどか達も最近会ってなかったでしょ? たまには賑やかにして恭介元気付けてやろう!」

まどか「え、さやかちゃん、いいの? 二人っきりの方が、その、上条君元気になるんじゃ……」

さやか「ちょ、ちょっと! 何言ってんの、まどかったら! いいのいいの、みんなで内緒でジュースとか持ち込んで、パーッとさ!」

天の助「ならば俺はところてんパックを5ダースほど持ってくるぜ!」

さやか「いや、いらん」

首領パッチ「んじゃ俺は、もぎ[ピーーー]テゥを大量に……」

さやか「モザイクかかってるー!? そんな得体の知れないもの持ってこないでよ!」


まどか「あれ……」ピタッ

さやか「ん、どうしたのまどか?」

まどか「あそこに、何か……」


グリーフシード <しゅううぅうぅ~~


QB「グリーフシードだ! 大変だ、孵化しかかってるよ!」

まどか「そ、そんな、何でこんなところに……」

QB「早く逃げないと結界ができちゃうよ!」

さやか「あの変な迷路みたいなのが……!」

まどか「マミさんに知らせないと……」

QB「マミの居場所までは遠すぎる。僕のテレパシーも届かないよ……」

さやか「まどか、マミさんの番号とかメアドは聞いてる?」

まどか「う、ううん」フリフリ

首領パッチ「あ、俺知ってるぞ」

さやか「マジで? 意外に頼りになるじゃん首領パッチ~!」

首領パッチ「はい、メモ」スッ つメモ


『マミ電話 117』


さやか「それは時報サービスの番号だろうがぁぁッ!! こんな時にフザケてんじゃねぇぇぇ!」ギリギリ

首領パッチ「ぐええぇぇチョークスリーパー!?」ガクガク

まどか「や、止めなよさやかちゃん! 完全にキマってるよ!?」

QB「こんなことしている場合じゃないでしょ……」

さやか「そ、そうね。まどか、首領パッチと一緒にマミさんを呼んできてくれない? あたしと天の助はコイツを見張ってるから」

天の助「!?」ガタッ

QB「無茶だよさやか! 中の魔女が完全に出てくるまで、まだ時間はあるけど……」

QB「結界が閉じると君一人では出られないんだよ? マミの助けが間に合うかどうか……」

さやか「あの迷路ができると、このタマゴもどこにあるのか分からなくなるんでしょ! こんな病院で魔女が出てきたら悪夢よ!」

さやか「放っておけないよ……」

まどか「さやかちゃん……」

シュタッ

QB「……分かったよ。まどか、先に行っててくれ。僕はさやかと一緒にグリーフシードを見張ってるよ」

まどか「でも、キュゥべえ……」

QB「マミがここまでくればテレパシーを使って正確に僕らの位置を伝えられる。最も効率のいい作戦だと思うな」

さやか「ありがとうキュゥべえ。まどか、頼んだよ」

まどか「うん……。三人とも無茶はしないでね……!」

天の助「おい! それよりも何で勝手に俺が残ることになってんだよ!? おかしいだろ! 俺だってこんな危ねぇとこ御免だぜ!!」

さやか「うるさい黙れ」

天の助「やだ、この子冷たい!」ガーン

まどか「行こう、首領パッチ君!」

首領パッチ「おう! 急ぎだな、俺の愛車に乗れ!」クイッ


パンダ <ウイイィ~~ン


まどか「いや、それ遊園地とかにある動物の乗り物だから! こんなので行ったら日が暮れるよ!!」

首領パッチ「御託はいい! さっさと乗れ!!」

まどか「う、うん分かった……」マドマド

首領パッチ「しっかり捕まっとけよ? 飛ばすぜぇぇぇーーッ!!」


パンダ <ドギュウウゥゥゥゥゥーーーン!!

まどか「きゃああああぁぁぁぁぁぁァァァァ!!??」キラーン

さやか「めちゃくちゃ速ぇーーーッ!! ウソでしょ!?」サヤーン!?


QB「さやか! 結界が!」

さやか「えっ!」

天の助「ひいぃぃ~! イヤだぁ~~~!!」ガタガタ


グリーフシード <ピカアアァァッ!


  ~マンション マミホーム前~

ドアドンドンドン

まどか「マミさん! 大変です! 病院でグリーフシードが!」ドンドン

首領パッチ「ハッ! よっ! ハッ!」ドドドン カッ ドン カッ ドンドン

まどか「ちょっと首領パッチ君、太鼓の達人やってないで手伝ってよ! マミさん、居ないんですか!?」ドンドン

ドアガチャッ

侍ボーボボ「騒がしいでござる」

まどか「武士が出てきたぁーーー!?」

ボーボボ「話は聞いたぞ。マミなら今、髪の毛のロールをセット中だ。もう少し待て」

まどか「あの髪、毎日セットしてたの!? マンガの世界みたいに勝手にカールしてたんじゃないの!?」マドーン!?

首領パッチ「もう一回遊べるドン!」

まどか「うるさいよ!!」


  ~病院 結界内~


使い魔A「キー」ヒョコヒョコ

使い魔B「キーキー」ヒョコヒョコ


天の助「おいおいおい! 俺を巻き込むんじゃねーよ! どの使い魔も何故か執拗に俺のこと狙ってくるんだよ! こんなところに居られるかよ!!」

さやか「騒がないでよ、天の助。使い魔達にバレるでしょ」


グリーフシード <ピカッ ピカッ


QB「グリーフシードの反応が顕著だ……。魔女が孵化するのも時間の問題だよ」

QB「君が僕にただ一言でも言ってくれれば、契約をして君を魔法少女にすることができるんだけど……」

さやか「マジに危なくなったら頼むわ……」

天の助「ならば俺も願いを決めとかないとな……」

QB「いや、君と契約する気は露ほども無いんだけど」


ガササッ


使い魔A「キキキー!」ヒョコッ

さやか「うわ、ヤバッ! バレた!」

天の助「ひいぃぃ~! お助けぇ~!」

QB「マズイよ! 僕自身にはコイツらをどうにかする力はないんだ。さやか、早く契約を!」

さやか「いやぁ、今したら何か勿体ない気がするし……」

QB(この状況でマジかよコイツ)

さやか「天の助! 今戦えるのはあんただけなんだから、コイツをどうにかしてよ!」

天の助「俺!? 無理無理無理!! 僕ちゃんただのところてんですから!!」

さやか「あんたの様なところてんがいるか! 都合のいい時だけ食品面すんじゃないわよ!」

使い魔A「キキ―!」ヒョコヒョコ

QB「こっちに来てるよ!」

天の助「大体、俺に全くメリットないじゃん! そもそも無理矢理ここに連れてこられた訳だし!」

さやか「あんたそれでも男? たまにはカッコいいとこ見せなさいよ!」

さやか「あーもう、分かった! アイツをどうにかしたら、あんたの言ってたところてんでも何でも食べてやってもいいわよ!」

天の助「……!」

さやか(いつもところてんところてん五月蝿いコイツなら、これで動くハズ……!)

天の助「…………」


天の助「いや、嬉しいけどさ。そんなんじゃ釣り合わないよね、実際」溜息ハァー

さやか(うっわ、コイツぶっ殺してぇ!)


  ~病院 駐車場~

マミ「ここね」スッ

マミ<キュゥべえ、状況は?>

QB<マミ、来てくれたんだね。まだ孵化はしていないけど、危ない状況に変わりはない>

QB<それとついさっき使い魔に見つかるというハプニングもあったけど、さやかが天の助をぶん投げて事無きを得たよ>

マミ<……それって事無きを得てるの?>

QB<得てるよ。急いで欲しいところだけど、下手に魔法を使うと刺激してしまうかもしれない。なるべく静かに速く来てくれないかな?>

マミ<なかなか難しいことを言うわね>

まどか<さやかちゃん大丈夫?>

さやか<平気平気! 退屈で<ヒヤシンスでヤンス>>

さやか<人のテレパシーに被せてんじゃねええぇぇッ!!>

天の助<ぐはぁぁッ!?>

まどか<だ、大丈夫そうだね……>ティヒヒ

マミ「いきましょう鹿目さん、ボーボボさん、首領パッチ君!」

まどか「はい……」ゴクリ

ボーボボ「ああ」

首領パッチ「よっしゃー!」


壁|ほむら「…………」


  ~病院 結界内~

マミ「急ぎましょう。魔女が孵化する前に」スタスタ

まどか「はいっ!」スタスタ


ほむら「待ちなさい」


まどか「 ! ほむらちゃん!」

マミ「暁美……さん」

ほむら「昨日の話をもう忘れたの? 巴マミ、あなたはどこまで愚かなの?」

マミ「…………」

ボーボボ「うめぇ! これうめぇ!」ガツガツ つお菓子

首領パッチ「お菓子がたくさん、夢のようじゃー!!」ガツガツ つお菓子

まどか「ふ、二人とも……。それは魔女が造ったお菓子だから食べないほうが……」


ほむら「今度の魔女はこれまでと訳が違うわ。あなた達は手を引いて」

ほむら「そして巴マミ。今度こそ鹿目まどか達に関わらないと約束して。それが出来ないのなら、強行手段に出させてもらうわよ」

マミ「…………」

まどか「ほむら、ちゃん……。何で? どうしてほむらちゃんはそこまで……」

ほむら「あなたには関係ないことよ、鹿目まどか。これは魔法少女である私と彼女の話」

まどか「……っ」

ほむら「さあ、何とか言ったらどうなの?」

マミ「…………」


マミ「……嫌よ」


ほむら「 !! 」

ほむら「ど、どういうことっ!?」

マミ「暁美さん……、確かに今までの私のやり方は間違っていたわ。私は後輩達の憧れの的になるために卑しく踊っていたわ」

マミ「あの子達を騙していたのよ。それは最も汚らわしく酷い行い……」

まどか「マミさん……?」

ほむら「っ! それが分かっているのなら! だったらどうして……!」

マミ「気づけたのよ、私がどれほど下劣だったか。私がどれほど鹿目さん達の都合を考えていなかったのかを」

マミ「ボーボボさんとあなたのおかげでね……」

マミ「だから今度はちゃんと教えるつもり。魔法少女になるということがどれほど辛く、どれほど悲しいことなのかを」

マミ「魔法少女の光だけを見せずに、その光によって生まれる影も見せるわ」

マミ「それに半端なところで鹿目さん達を放っぽり出したら、それこそ許されない最低な行為」


マミ「後輩の面倒を最後まで見る。それが、カッコいい先輩でしょ?」


ほむら「……!」

まどか「マミさん……!」

マミ「今日の魔女、あなたに譲る気は無いわ。向こうで今、キュゥべえと美樹さんや天の助君が私を待っている」

ほむら「聞いてなかったの? 今度の魔女は今までとは…」

マミ「あなたも、ついてきて」

ほむら「えっ……?」

マミ「私一人の力で倒したいところだけど……。危なくなったら仲間を頼れ……、昨日ボーボボさんにそう教わったの」

マミ「私がコテンパンにやられてカッコ悪いところを見せちゃったら、その時はあなたがカッコ良く倒せばいいわ」

ほむら「私はあなたの仲間じゃないのよ?」

マミ「仲間よ。だって、魔法少女はみんな友達だもの」ニコッ

ほむら「……巴マミ」

マミ「暁美さん、今まであんな態度を取って、あなたの話を聞こうともしないで、本当にごめんなさい」

マミ「どうか、私と友達になってくれないかしら?」

マミ「そして、いつか昨日みたいに、巴さんって呼んでほしいな」

マミ「あなたにそう呼ばれて、不覚にもキュンときちゃったわ」エヘヘ

ほむら(この巴マミは今までとは何かが違う……。こんなやりとり今までなら絶対に成立しなかった)

ほむら(この鼻毛男がいるから? 運命がねじ曲げられていってるとでも言うの?)

ほむら(私は……私は……)

ほむら「友達……にはなれない……と思う」

マミ「そう……」

ほむら「でも、あなたの申し入れには賛成よ。危なくなったら手を出させてもらうわ。鹿目まどか達を危険な目に遭わせるのは絶対に許さないから」

マミ「 ! ありがとう……!」

まどか「良かった、二人とも仲直りしたんですね……!」

マミ「まだ仲良しとは言えないけどね。さ、急ぎましょ! 私たちを待っている人がいるわ」

ほむら「そうね」

マミ「それと、暁美さん。この戦いが終わったらあなたの話を色々と聞かせてもらえるかしら」

マミ「あなたがどうしてキュゥべえを目の敵にしているのか、あなたがどうして魔法少女が増えることを嫌っているのか、知りたいし……」

マミ「そして何より、あなたのことをもっと知りたいわ」

ほむら(……この巴マミは強い。今までよりもずっと)

ほむら(鼻毛男と行動してきたから? 彼女の精神が成長したとでも……?)

ほむら(でも、彼女は果たして耐えられるのかしら)

ほむら(彼女すらも知らない、魔法少女の真実<カゲ>を知った時に)

ほむら(彼女は、果たして……)

ほむら(とても心配なことだけど……)

ほむら(久しぶりに見た私に向けられた笑顔を見ると)


ほむら「ええ……、分かったわ」


ほむら(拒否することなんか、出来ないじゃない……)


まどか「良かった、本当に良かった……。マミさんもほむらちゃんも仲直りできて……!」

使い魔ボーボボ「アア、ソノトオリダナ」キーキー

使い魔首領パッチ「ヘッ、シンパイカケヤガッテ」キーキー

まどか「あれぇ!? 二人とも使い魔みたいになってるよぉ!?」マドーン!?

使い魔ボーボボ「ナニイッテンダマドカ」モグモグ つお菓子

使い魔首領パッチ「ワケワカンネーヨ」モグモグ つお菓子

まどか「絶対そのお菓子が原因だーーーッ!!」


  ~結界 途中階~

タッタッタッタ


まどか「あ、あのマミさん!」タッタッタ

マミ「なぁに?」タッタッタ

まどか「魔法少女のことなんですけど……」タッタッタ

ほむら「……」タッタッタ

ボーボボ「……」タッタッタ

首領パッチ「えっほ、えっほ」タッタッタ

まどか「願いごとのこととか、私なりに色々と考えてみたんです」タッタッタ

マミ「……」ピタッ

ほむら「……」ピタッ

首領パッチ「トハウス」


まどか「う……、こんな時にこんな話は、やっぱり……」

ほむら「いいえ、続けてちょうだい」

まどか「う、うん。それで……、こんな考え方怒られるかもって思うんですけど」

まどか「私、昔から得意科目とか他人より優れた才能とか、そういうのが無くて……」

まどか「誰の役にも立てなくて、周りに迷惑をかけっぱなしだったんです」

首領パッチ「だよな」

ほむら「黙ってて。ぶち殺すわよ」

首領パッチ「   」オクチチャックマン


まどか「それがすごく嫌で、誰かの為になりたいってずっと思ってきたんですよ」

まどか「それで、一人で誰かの為に戦っているマミさんを見ていると……心の底から憧れちゃって」

まどか「私、願い事の為よりも、マミさんのようになるために魔法少女になりたいって思っちゃったんです」

ほむら「……」

マミ「……」

まどか「でも、さっきのほむらちゃんとの話を聞いてると……」

まどか「マミさんは何か私に言いたいことがあるみたいで……。それにほむらちゃんは私に魔法少女になってほしくないみたいで……」

まどか「こんな時なんですけど、その話聞かせてもらえませんか!」

マミ「……分かったわ」


マミ「鹿目さん、私はあなたや美樹さんに嘘を吐いていたの」

マミ「カッコ良く爽快に魔女を倒していく先輩を演じていたけれど、本当の私は臆病でダメダメなのよ」

マミ「あなた達が私に憧れて魔法少女に……、後輩になってくれるようにと見栄をはって」

マミ「派手な技使ったり、全然余裕そうな態度を取ってみたり」

マミ「そんな嘘……いつかはバレるのにね」

まどか「マミさん……、でもマミさんは本当にカッコ良くて……!」

マミ「駄目よ、鹿目さん。あなたは私への憧れと、魔法少女への憧れが一緒になっているわ」

マミ「魔法少女になればお友達とカフェに行くことも、休日に皆でショッピングに行くことも、好きな男の子の話題で盛り上がることも出来なくなってしまうのよ」

マミ「魔女の血にまみれた危険な一生を歩んでいかないといけないの」

まどか「マミ……さん」


ほむら「巴マミの言うとおりだわ」

ほむら「鹿目まどか、私があなた達の契約を望まない理由。それは今の話のこともあるわ」

マミ「それが全部……という訳ではなさそうね」

ほむら「……」

ほむら「まどか、これだけは覚えておいて。あなたや美樹さやかが契約をすることで、悲しむ人間が必ずいるということを」

まどか「……分かったよ、ほむらちゃん」

まどか「ねぇ、この後ほむらちゃんのお話、マミさんだけじゃなくて、私にも教えてくれないかな?」

まどか「私もほむらちゃんとお友達になりたいや」ニコ

ほむら(まどか……、あなたは本当に優しい。あなたの笑顔を見る為ならば、私は……)

ほむら「ええ、喜んで……!」


マミ「そうだ! 暁美さん料理は出来る?」

ほむら「え? ええ、一応……」

マミ「それじゃこの後、皆でケーキを作りましょう!」

まどほむ「「け、ケーキ!?」」

マミ「最高に大きくて贅沢なお祝いのケーキよ」

マミ「それで皆でパーティするの。暁美さんが私達のお友達になった、お祝いのパーティよ!」

ほむら「ちょ、ちょっと! 話はするって言ったけれど、パーティなんて!」

まどか「すっごくいいですね、それ!!」キラキラ

ボーボボマダム「お料理には自信があるザマス!」

首領パッチマダム「本場のおフランス料理を見せてやるザマス!」

マミ「ね! じゃあ決まり!」

ほむら「う、あなた達ね~……」


キイイィーーン!


QB<マミ! グリーフシードが動き始めた! 孵化が始まる、急いでッ!>

マミ「 ! どうやらおしゃべりが過ぎたようね!」

マミ<分かった、すぐに向かうわ!!>

QB<頼むよ、パワーの余波で天の助がやられた>

まどか<ど、どんだけモロいの天の助君……>

ボーボボ<ぷぷー!>

首領パッチ<ぎゃっはっはっは! 情けねぇーー!!>

まどか<ふ、二人ともぉ~……>

マミ「行きましょう! 皆!」

まどか「はい!」

ほむら「ええ」

ボーボボ「おう!」

首領パッチ「おっしゃ!」


  ~結界 最深部~

マミ「おまたせっ!」

QB「全く、肝が冷えたよ!」

さやか「良かった、間に合ったぁ!」

天 の 助 「」死ーん

まどか「うわっ、四散してる……」

さやか「あれ、転校生じゃん。何でいんの?」

ほむら「……」

さやか「だんまりかよ」

まどか「このことについては後で説明するね、さやかちゃん」

マミ「そうね、それじゃさっさと終わらせてもらうわっ!」

シュバッ

ほむら「巴マミ! 無茶だけはしないで!」

マミ「分かってるわ、暁美さん」ニコ

QB「皆! グリーフシードが孵化するよ!」


グリーフシード <グオオォォォン


ボゴボゴボゴボゴッ

ポワンッ


シャルロッテ「   」トテッ


さやか「あれ? なんか弱っちそうだね」

ボーボボ「見た目で判断しては駄目だぞ。マリオRPGのジャッキー師匠なんか滅茶苦茶強いだろ」

さやか「いや、まあ強いけど、それとは何か違うような~」

ほむら(鼻毛男の言うとおり。あの魔女は外見だけなら可愛いものよ。“外”見だけならね)


マミ「それじゃ、せっかくのところ悪いけど、パーティの準備があるの。大人しく倒されてね」スチャッ


バン! バン! バン!

ドキューン! ドゴーン!

シャルロッテ「   」ドゴッ ビシッ


まどか「頑張って、マミさん!」

さやか「……あれ?」

天の助「どうした?」

さやか「いや、何ていうか、マミさんの戦い方が変だなぁって。何かじわじわいってるというか、地味っていうか……。いつもみたいに早く大技決めちゃえばいいのに……」

ほむら「彼女も……変わったのよ」

さやか「は? どういうこと転校生?」

ほむら「……」


マミ(焦らなくていい。確実に大ダメージを与えられる瞬間をじっと待つ!)

マミ(そして、小さなダメージを積み重ねていくことも忘れない)

マミ「はぁっ! せいっ!」

使い魔A「キー!?」ボゴォッ

使い魔B「キキー!?」ドゴォッ


シャルロッテ「   」ゴシャッ


フラッ……


マミ(今……!)

マミ「ティロ・フィナーレぇぇッ!!」

ドゴオオォォン!


ほむら「!」

ほむら(来たわね……)

ほむら(巴マミ、あなたはよく健闘したわ。でもあなたとその魔女はあまりに相性が悪い)

ほむら(ここからは私がいくわ。あなたが悲惨な死に様を晒す前に)スッ


カチッ


ほむら(……時は、止まったわ)

タッタッタ

マミ『   』

ほむら(あなたはここで死ぬべきではない。あなたが死ねばまどか達に大きな影響を与え、新たな因果が発生してしまう)

ほむら(あなたは死なせない。奇跡は……私が起こすのだから!)


カチッ


マミ「 っ!? 暁美さん、いつのまにここに!?」

ほむら「下がってて巴マミ。ここからは私があいつの相手をする」


さやか「やったぁ! ってあれ、転校生は?」

まどか「き、消えちゃった」

首領パッチ「いや、あそこにいるぞ!」

天の助「テレポート!? あいつエスパーだぞ、エスパー!!」

ボーボボ「……」


マミ「何を言ってるの? 魔女はもう……」


シャルロッテ「   」


ドオオオォォォン!!


真シャルロッテ「   」ニタァ

ニュオ~~~ン


マミ「……え」

ほむら(来た……!)


真シャルロッテ「   」クルッ

ビュン!


マミ「……はっ!」

ほむら「……なっ」

ほむら(方向変換? そんな! 今までは真っ直ぐ巴マミの方向に来ていたのに!?)

ほむら(これも私が繰り返したループの因果なの!? いや、そんなことよりも)

ほむら(向こうには……!)



まどか「ひっ!」

さやか「こ、こっちに来る……!」

パチ天「「いやああぁぁ~~!!」」ギュッ

QB「まどか、さやか! 僕と契約を!」



ほむら(まどか達が……!)

ほむら(今時を止めても……、間に合わない……!)

ほむら「まどかッ!!」


真シャルロッテ「GUOOOOOONN!!」グパァッ!

まどさや「「きゃあああぁぁぁッ!!」」


シュバッ!!


ほむら「!」

ほむら(まどか達の前に誰かが……盾に……)

ほむら(そんな、あれは……そんな……)



マミ「…………」



ほむら「巴マミ! どうしてッ!?」



マミ(……何とか……間に合った……)

マミ(残った魔力をほぼ全て使って身体能力を強化)

マミ(伸縮性のリボンによって体を思いっきり弾いて、何とかここまで来れたわ。こんなに上手くいくなんて……)

マミ(嗚呼、鋭い歯……。私はこれに噛み砕かれるのね)

マミ(でも、不思議と恐怖は無いわ。いつもの私ならお漏らししちゃってるかもしれないのにね)

マミ(食べられると痛いのかしら? 苦しいのかしら? 頭からなら痛みも感じないかもしれないわね)

マミ(……それでも、大丈夫)

マミ(だって私は、さっき暁美さんや鹿目さんと本当の気持ちで話した時から、)


マミ(もう、何も怖くないんだから……)


真シャルロッテ「GUUAAAA……」


カチッ

ダッダッダッダッ

ほむら(お願い間に合って! お願い!)

ほむら(守ろうって決めたのに! 死なせないって決めたのに!)

ダッダッダッダッ

ほむら(この距離では間に合わないということは、自分が一番理解してる……! でも、諦められない!)

ほむら(やはり運命は変わらないの……? 課程はどうあれ、巴マミが死ぬという因果は……)

ダッダッダッダッ

ほむら(あと数メートルなのに……! あとほんの少しなのに!)

ほむら(奇跡を起こすって……! 私は……!)

ダッダッダッダッ

ほむら(時が……動いてしまう)


カチッ


真シャルロッテ「……AAAAHHHH!!!」


グオン!


QB「マミッ!」

まどさや「「 ! マミさん!」」

ほむら「巴さあああぁぁんッ!」

マミ「……!」ギュッ



ゴシャッ!!



鼻毛真拳奥義<恐れ知らずの気高き乙女>!!

超ハジケ奥義<度肝抜き! ハジケ玉>!!

プルプル真拳奥義<鉄壁のぬりかべ天ちゃん>!!


ドゴオオオォオォォォンッ!!!


まどか「!」

さやか「!」

ほむら「!」


真シャルロッテ「GYYAAAAAHH!!??」ドゴーン!


マミ「……え」パチッ


スタッ


ボーボボ「危なかったな」スッ

首領パッチ「ここからは俺らにハジケさせろよ」ペロッ

天の助「この借りは高くつくぜ?」プルン


マミ「み……みんな……!」

マミ「みんなぁ……。あ、ああ……」ポタポタ


ほむら(嘘……。あいつらが……)

ほむら(あのイレギュラー達が……奇跡を……!)


ボーボボ「まどか、マミを頼んだぜ」

まどか「ボーボボ……!」

ボーボボ「俺はこの食いしん坊な魔女に、ちょいと虫歯の恐ろしさを教えてやる」スタスタ

さやか「大丈夫ですか、マミさん! まさか、どこか怪我を……!」

マミ「大丈夫、大丈夫よ、美樹さん……ひっく。ただ、嬉しかった、っく、だけだから……!」ポタポタ

マミ(もう私は独りぼっちじゃない……! こんな幸せな気持ち、初めて……!)

マミ(仲間が……! 私にも仲間が……!!)


ほむら(私はどうやら、こいつらの認識を改めなければならないかもしれない……)


ボーボボ「行くぜお前ら。フォーメーションZだ」スタスタ

首領パッチ「へへっ、腕が鳴るぜ」プピープピー

天の助「ホントに鳴ってる!?」


ほむら(この鼻毛男……いえ、ボーボボ達の認識を……!)


真シャルロッテ「UUUUOOOOOO……」ユラァッ…

ボーボボ「来い、お菓子の魔女。そんなにお菓子を食いたければ、俺たちのスイーツ奥義をたらふく御馳走するぜ」バン!

首領パッチ「残さず食えよ?」バン!

天の助「果たして、お前は俺を食うに値する器かな?」バン!


真シャルロッテ「GUUUOOOOHHH!!」

ゴオオオォォッ!

ボーボボ「俺に任せろ」スッ


鼻毛真拳奥義……!


ボーボボ「バカガード!!」ガバッ!

パチ天「「何イイイィィィ!!?」」ガーン!!

さやか「いきなり仲間を盾にしたぁぁーー!?」

ボーボボ「さあ、どうぞお召し上がりください、魔女さん!」

パチ天「「ボーボボてめぇー!! 離せええぇぇ!!」」ジタバタ

真シャルロッテ「GAAAAAHHH!!」


パクッ


ボボパチ天「「「あ」」」

まどか「三人丸ごといったああぁぁぁーーッ!?」マドーン!!


ボボパチ天「「「」」」プラーン


さやか「そんな、ボーボボ達が!」

マミ「いえ、よく見なさい……」

さやか「えっ?」


ボボパチ天「「「」」」つDS ピコピコ


マミ「あの状況でDSしているわ!」

さやか「ホントだ! 意外と余裕……」


DS画面『HELP ME!』


さやか「……いや、よく見ると助け呼んでる! やっぱヤバイんじゃん!! 紛らわしい!」サヤーン!


  ~真シャルロッテ 口内~

天の助(首上)「おいおいどうすんだよ! いきなり頭から食われちまったぜ!」

首領パッチ(首上)「こりゃ、確かにやべーな……」

ボーボボ(首上)「安心しろ。一寸法師という昔話を知っているか?」

ボーボボ(首上)「鬼に食われた一寸法師は腹の中から鬼を攻撃し、見事鬼退治をした……。つまり体内は最も無防備な場所だ!」

天の助(首上)「な、成る程……」

ボーボボ(首上)「さあ、俺らも暴れるぜ! お願いします、一寸法師さん!」

アフロ <パカッ

一寸法師「マカセテクダサーイ」

首領パッチ(首上)「カタコトの一寸法師が出てきた!?」

天の助(首上)「そんなので大丈夫なのかよ!」

一寸法師「ガンバリマース」


奥義<極殺百連撃>!!


ズバズバズバッ!

一寸法師「ウオオオオオオォォォッ!!」ズシャズシャズシャッ!!

パチ天「「すげぇ技出したぁーーーーッ!?」」ガガーン!


  ~外~

真シャルロッテ「!!」

真シャルロッテ「WOOOOHHH!?」ペッペッ


ベチャッ


まどか「あ! 魔女が吐き出した!」

さやか「口の中から攻撃したんだ!」

ボーボボ「ありがとうございました、一寸法師様」スタッ

一寸法師「礼ニハ及ビマセーン」

アフロ <カポッ

首領パッチ「ギギギギ……」ボロロ

天の助「あの、エセ一寸法師の野郎……」ボロロ

マミ「何故か、首領パッチ君達の顔が切り刻まれているわね……」

真シャルロッテ「GAAAAAHHH!」

グオン!

首領パッチ「チッ、また来やがったか!」

ボーボボ「ならば、新たな助っ人を呼ぼう!」

天の助「奴の出番か!」

ボーボボ「せーの、」

ボボパチ天「「「助けて、田楽マーーン!!」」」

田楽マン「のらー!」ピョーン

田楽マン「久しぶりの出番だぜ! 友のピンチは見過ごせないのら!」

田楽マン「さあ、俺の相手はどいつだ?」ギラン!

ボーボボ「あの方です」スッ


真シャルロッテ「UUUUHH!」グルルル

田楽マン「」


ボーボボ「田楽先生」ガシッ

ボーボボ「お願いしますッ!!」ブン!

ヒューーーー!


田楽マン「ひええぇぇぇ!? 無理無理無理ィーーーッ!!」

真シャルロッテ「GUAAAH!」

バクン

田楽マン「」

ボボパチ天「「「ホールインワーン♪」」」

まどか「で、田ちゃん……」

さやか「ちょっと、フザケてる場合じゃないでしょ!」


ボーボボ「よし、次は天の助。お前が行ってこい」ガシッ

天の助「え、ええッ!?」ビクッ

首領パッチ「食われるのが夢だったんだろ」ガシッ

天の助「いや、確かにそうだけどよぉ! その、何ていうかさ……」


天の助「あ……味わって食べてくれる人に、食べてもらいたいし……/////」モジモジ


ボボパチ「「しゃらくせええぇぇぇッ!!!」」ブン!

天の助「うわあああぁぁぁぁッ!?」ヒューー!

真シャルロッテ「   」ブオン

ビターン!

天の助「ぐふぅッ!!」

さやか「ああっ! 天の助だけ、何故か尻尾で叩きつけられた!!」

天の助「な、何故じゃぁ~……。何が不満じゃぁ~~」


まどほむマミQBボボパチ「「「「「「ところてんだからだろ(でしょ)」」」」」」

さやか「確かにそうだけど、みんな冷たすぎない!? 一応仲間でしょ!」


ボーボボ「お菓子の魔女! お遊びは終わりだぜ! てめーはまどか達を、そしてマミを頭から食おうとした。それだけは絶対に許さねぇ!」ドン!

マミ「ボーボボさん……!」

ボーボボ「行くぜ! 鼻毛真拳奥義……!」ゴゴゴゴゴ


ボーボボ「広島名物マミじ饅頭! マミじ饅頭! マミじ饅頭!」ポイポイポイポイ!

マミ「私をかたどった生首の饅頭を大量に投げつけたぁーー!?」マミーン

まどさや「「マミさんへの配慮はぁーーーーッ!?」ガーン!

首領パッチ「意外と旨いぜコレ」モグモグ

天の助「味は杏子味やカスタード味、チーズ味とか豊富にあるんだぜ」モグモグ

まどさや「「杏子って誰!?」」

天の助「あ、間違った、アンコね」

ほむら「ちょっと! そんな攻撃効く筈が……!」


ポカポカポカッ

真シャルロッテ「UUOOOOONN!?」ビクビク

ほむら「って効いてるぅーーーーッ!?」ホムーン!?

ボーボボ「修学旅行のお土産を甘く見るんじゃねーぜ」

首領パッチ「大好評につき、全国のローソンで発売中!」

マミ「私の許可は……?」マミーン…


ボーボボ「まだまだ! 奥義を畳みかけるぜ! 鼻毛真拳奥義……」ダッダッダ


<パチャーリーとチョコレート工場>!!

パチャーリー「ボォンカさん!」

ボォンカ「君はチョコが好きかい?」

まどか「チャリチョコ気取りッ!? ジョニーデップに怒られちゃうよ!?」

天パ・ルンパ「Stretches like a violin ♪」バッバッ

さやか「お前がウンパ・ルンパかよ!」

真シャルロッテ「GUOOOOOHH!!」

グゴオオオォォォッ!

ほむら「魔女が……!」

ボォンカ「チョコ造りに一番必要なモノは何だと思う?」

パチャーリー「それは一体……?」

天パ・ルンパ「ファンファンウィーヒザステーステー♪」グルングルン

ボォンカ「それはね……」


ボォンカ「とろろじゃぁーーーいッ!!」ザバァー!

真シャルロッテ「OOOOOOOHHHH!!??」ビチャビチャ

まどか「とろろぶっかけたぁーーー!?」マドーン!?

さやか「チョコ関係無えええぇぇぇッ!!」サヤーン!!

真シャルロッテ「WOOO……」シュウウ~~

まどか「やった、だいぶ攻撃が効いているみたいだね!」

さやか「もうすぐ倒せるじゃん!」

ほむら「………」

首領パッチ「へっ! 大したこと無かったな!」ダッダッダ

天の助「意外と楽だったぜ」ダッダッダ

ボーボボ「行くぞ! 最終奥義トリプルアタック……!」ダッダッダ


真シャルロッテ「   」ガパッ

ニュル~~~ン

真シャルロッテ(新)「GUOOOOHH!」グオン

ボボパチ天「「「何イイイィィィィッ!?」」」ガガーン!


まどか「 !? さっきみたいに口の中から!」

さやか「そんな、アイツ不死身かよ……!」

ほむら(そう、これが奴の最も厄介な点。しかしコレくらいは倒せなければ……!)


真シャルロッテ「GOOOOHHH!」ビターン

ドゴーーン!

ボボパチ天「「「ぐはああぁッ!?」」」


まどさやマミ「「「ボーボボ(さん)!!!」」」

しゅうぅ~~~

ボーボボ「まさか、奴にあんな隠し玉が……!」

首領パッチ「ひいいぃぃ~、完全再生(パーフェクト・リバース)だぁ~~~!」

天の助「あ、アンチョビぃ~!」


さやか「うっわ、懐かしい! コロコミじゃん!」

まどか「『コロッケ!』だよね、私も見てたよ!」

マミ「私はT-ボーンが好きだったわ」

QB「僕はウスターかな」

ほむら「……(何の話題か分からないわ……)」ホムーン…


天の助「ちくしょう……こんな敵どうやって倒せばいいんだよ……!」

ボーボボ「落ち着け! 奴は確かに高い再生能力を持っている。ならば俺たちはその再生能力を上回る速さで攻撃を仕掛ければいいんだ!」

首領パッチ「ということは、連続で奥義を決めるしかねーな!」

ボーボボ「その通りだ!」


ほむら(そのことにいち早く気づくとは……。やはり彼らの戦闘のセンスはバカに出来ないわね)


ボーボボ「奴は西洋菓子好きの魔女! それならばこちらは日本の駄菓子で応戦するぜ!」

まどか「そ、そんなことが出来るの……!?」

ボーボボ「鼻毛真拳マル秘奥義……!」


<聖鼻毛菓子時間(ボーボボスイーツアフタヌーン)>!!


パアアァァ~~!

ボトボトボトッ

まどか「うわぁ! お菓子だぁ!」

さやか「すごい……。たくさんのお菓子が空から降ってきた!」

ほむら「でも、魔女の生み出したのとは違う、駄菓子屋のお菓子みたいね」

首領パッチ「わぁーーい! お菓子だぁーー!」

天の助「うわぁーい! うわぁーい!」

ゴシャッ

パチ天「「へぶぅッ!?」」ゴガン

ボーボボ「時たま鉄アレイが紛れています」

マミ(ボーナスステージ……?)


ボーボボ「この奥義によって出現した古き良き駄菓子を食すことで、俺たちはパワーアップすることができる!」バン!

ボーボボ「まずは俺からだぁぁッ! セレクト、『うまい棒』!」ガシッ

ニア うまい棒 <ピッ

ボーボボ「うめぇ! うめぇ!」ボリボリ

ピキーン!

アフロ <パカッ

バーーーーン!

QB「アフロから大量のうまい棒が……!」

ボーボボ「味わって食えよ?」


奥義<超うまい棒ミサイル百連発>!!


ヒュンヒュンヒュンヒュン

ドドドドドオオオォォォォンッ!!

真シャルロッテ「OOOOOHHH!?」ドゴォ ゴシャァ


まどか「本当にパワーアップした!!」

ほむら「すごい……。うまい棒なのに、なんて威力なの……!」


首領パッチ「よっしゃぁ! ボーボボに続くぜぇ!」

首領パッチ「セレクト、『もぎもぎフルーツ』!」ガシッ

ニア もぎもぎフルーツ <ピッ

首領パッチ「もぎもぎぃーーーッ!」モグモグ

ピキーン!

カッ!


茂木パッチ「脳のメカニズムというのは……」シュ~

まどか「茂木健一郎になったぁーーーッ!? これってパワーアップなの!?」


奥義<茂木パッチのハジケアハ体験>!!


茂木パッチ「三秒以内に間違いを見つけやがれええぇぇぇ!!」ビシ!バシッ!

真シャルロッテ「UUOOOOOHH!?」ピシッ! パシィッ!

さやか「グミを鞭のように使って、スパルタアハ体験!?」

マミ「絶対脳に良くなぁーーーいッ!!」マミーン!


天の助「次は俺の番だぁーーーッ!」ダッ

ボーボボ「天の助! お前の為に取っておきの駄菓子を用意してやったぜ!」ポイッ

天の助「サンキュ、ボーボボ! さあ、俺もパワーアップだ!」パシッ

ニア スルメンジャー <ピッ

天の助「って、これスルメンジャーじゃねぇか! 食べるのに時間がかかるーーー!」ガビーン

天の助「固ええぇぇぇッ!!」クッチャクッチャクッチャ

真シャルロッテ「GYAAAAOOOO!」バシン

天の助「ぐはぁぁーーッ!」ドゴーン!


ボーボボ「囮に気を取られたな! 後ろだぜ!」スッ

真シャルロッテ「!」

天の助「ちくしょー! 俺は最初から囮目当てかよーッ!」


ボーボボ「セレクト、『モロッコヨーグル』!」ガシッ

ニア モロッコヨーグル <ピッ

ボーボボ「端っこに残ったヨーグルト食いづれぇーー!!」ガツガツ

ピキーン!


奥義<何で『モロッコ』なんじゃああぁぁぁぁ!>!!


どばどばどば~~~!!

真シャルロッテ「OOOOOHHHH!?」

パチ天「「ぎゃあああぁぁ!? 俺らもとばっちりーーー!!」」ゴボゴボ

まどか「大量のヨーグルトが津波のように!?」

さやか「当時の小学生達の疑問をそのまま奥義に昇華させたぁーーーッ!!」


ボーボボ「さらにさらに~~!」ダッダッダ

ボーボボ「セレクト、『きびだんご』!」ガシッ

ニア きびだんご <ピッ

ボーボボ「うめぇ! 23円とは思えないボリューム!!」ガツガツ

ピキーン!


奥義<桃太郎達の座談会>!!


桃太ボーボボ「んで、最近さぁ~」グダグダ

犬パッチ「ああ、分かる~」グダグダ

猿の助「だよねぇ~」グダグダ

キジ楽マン「マジでぇ~?」グダグダ

さやか「何これ!? ダベってるだけじゃん!」サヤーン!


真シャルロッテ「GUUAAAAAHH!!」ゴォォォ

ほむら「敵が来るわよ!」


桃太ボーボボ「ところで、きびだんごってさぁ。この周りのシート取るの大変じゃね~?」ビリビリ

犬パッチ「そうそう、全然取れないよな~」ビリビリ

猿の助「途中で破れるしな~」ビリビリ

キジ楽マン「言えてるぅ~」

まどか「……あ、あのぉ、ボーボボ?」


まどか「そのシート、オブラートだから一緒に食べてもいいんだよ……?」


桃太ボーボボ「」

犬パッチ「」

猿の助「」

キジ楽マン「」

桃太ボーボボ「知らなかったぁーーーッ!」バキッ!

犬パッチ「ちくしょおおぉぉ!!」ドゴッ!

猿の助「俺たちの今までの苦労はぁぁーーー!?」ゴシャッ!

キジ楽マン「悲しみの四重奏ぉぉーーー!!」メコッ!

真シャルロッテ「OOOOOOOHHHH!?」ドゴーン!!

ドドーーン!!


さやか「八つ当たり!? 何てはた迷惑な奥義なの!?」

マミ「ていうか、普通は知ってるでしょーー!?」マミーン!?


首領パッチ「まだまだ食ってもらうぜ!」バッ

首領パッチ「セレクト! 駄菓子の王様『ビッグカツ』!」ガシッ

ニア ビッグカツ <ピッ

首領パッチ「うおおぉぉぉ~! ころもがぼろぼろ落ちる~~~!」ガツガツ

ピキーン!

カッ

カツキング(首領パッチ)「トンカツ王者、カツキング~」

さやか「うわ、なんか王様みたいのになった!」

カツキング「奥義<カツキングの独断政治>!」


ヒューーー

ズシン!

真シャルロッテ「UGGOOOOOOHH!?」ミシミシミシ


さやか「魔女の上にでっかいビッグカツが落ちてきた!?」

マミ「す、すごい重そう……」


カツキング「追加奥義<カツキング十字稜建造!>」


ヒューー

ズン!
ズン!
ズン!


まどか「空から降って来たビッグカツが積み重なってピラミッドに……」


超奥義<カツキングの仁星公開処刑>!


真シャルロッテ「OOOOHHH……!!」プルプル

カツキング「登れ、シュウ! そこで力尽きても人質に情けは掛けんぞ!」

さやか「まさか北斗の拳のつもり!?」

ほむら「ビッグカツのせいで馬鹿にしてるようにしか見えないわ……」


天シロウ「シュウゥーーーーーッ!!」

まどか「あ、天の助君がケンシロウ?」

ボボシロウ「あぁッ! 先に取られた!!」ガーン!

さやか「何やってんの……?」


天の助「よっしゃぁ! 今度こそ俺の番だぜ!!」

天の助「セレクト、『ココアシガレット』!」ガシッ

ニア ココアシガレット <ピッ

天の助「うおおおぉぉ! 三本丸ごと食いの高級感ーーー!!」ポリポリ

ピキーン!


奥義<天の助兄貴のハードボイルド教室>!!


天の助「男にはな……、命を懸けなきゃならねぇ時があんだよ……」スパー


さやか「ココアシガレットを煙草に見立ててハードボイルドを語ってる!!」

まどか「確かに小さい頃は煙草みたいに吸ってたけど……」


ボーボボ「流石です、兄貴!」

首領パッチ「一生ついて行きます、兄貴!」

天の助「ふっ、オメーらには特別にハードボイルドの本質を教えてやろう……」

ボーボボ「マジっすか、兄貴!?」

天の助「ああ……。ハードボイルドってのはな」

天の助「ハードボイルドってのはな……、例えるならば……」


       『コインランドリーの相撲取り』


力士『……あ、小銭忘れた』

力士『まわし洗えねーじゃん……』


天の助「……だろ?」

さやか「訳分からん」

まどか「何故にコインランドリーで……」


ボーボボ「見損なったぜ兄貴ィィ!!」つ拳銃

ズキューン! ドキューン!

首領パッチ「あんたの時代は終わりだああぁぁ!」つロケットランチャー

ドゴオオォォン! ズゴオオォォン!!

天の助「ひぎゃあああぁぁああぁぁッ!!??」ドゴーン!

真シャルロッテ「GYAAAAAAOOOOHH!?」ドドーン!

ドオオオォォオォン!

まどさや「「魔女もろとも殺ったぁーーーーッ!?」」ガガーン!!

マミ「ていうか、ココアシガレット関係無いじゃない!!」マミーン!


ボーボボ「まだまだ、続くぜぇええぇぇ!」

ボーボボ「セレクト、『ヒモQ』!!」ガシッ

ニア ヒモQ <ピッ

ボーボボ「うおおおぉぉぉ! コーラとソーダで超お得ぅーーー!!」モグモグ

ピキーン!


鼻毛真拳奥義<鼻からヒモQ出ちゃったよ♪>!!


ボーボボ「ビバ! 1メートル越えグミ!」

シュルシュルシュル!

真シャルロッテ「WOOOH!?」グルグル

パチ天「「すげぇ長ええぇぇぇ!!」」キラキラ

マミ「ヒモQで魔女を雁字搦めに!」

ほむら「上手い! これで魔女は自由に動けない上、一番の武器である口も塞がれたわ!!」


真シャルロッテ「HMMMMMM!!」ジタバタ

ボーボボ「諦めな、そのヒモQはワイヤーより堅いぜ。それに、口を開けないのなら再生も出来ないだろうな」

ゴゴゴゴゴゴ

ボーボボ「そして、お前のその再生能力の仕組みもすでに気づいていたぜ。あの椅子の上にいる人形がお前の本体なんだろ?」クイクイッ


本体「   」ビクッ


ほむら( !  私が数回のループでも見破れなかった仕組みを、あの男はこんな短時間で!)


首領パッチ「なるほど、どおりで!」

天の助「そうと分かればこっちのもんだぜ! 本体ごとぶっ倒してやるッ!!」

ボーボボ「ああ。最終奥義をお見舞いするぜ」

真シャルロッテ「NMMMMMMM!!!」ジタバタ


ボーボボ「精算の時間だ、魔女! タダでお菓子を食うと『万引き』になるんだぜ!!」ゴゴゴゴ


鼻毛真拳究極奥義<駄菓子屋婆ちゃんの怒りの鉄槌>!!


ボーボボ婆「金を払えええぇぇぇぇッ!!」

ドゴオオォォォン!!

首領パッチ婆「こんのバカガキがああぁぁぁぁッ!!」

バキイイイィィィッ!!

天の助婆「また当たり棒を偽装しよってええぇぇぇッ!!」

ゴシャアアアァァァッ!!

真シャルロッテ「GYAAAAAAAOOOOOOOHHH!?」

ドゴオオオーーン!

本体「   」プチッ


ドオオオォォォォォォォーーーーン!!!


しゅうぅぅぅ~~~


グリーフシード <カランッ


ボーボボ「……ふっ」

ボーボボ「みんなもお菓子の食べ過ぎには注意しろよ?」


まどさや「「やったぁ! ボーボボの勝ちだぁーー!!」」

田楽マン「ふっ、俺の指示通りだな……!」

マミ「ボーボボさん……! みんな……!」

ほむら「……」


モワァ~~ン


さやか「良かった。魔女も倒したし結界が消えていく」

ボーボボ「マミ、受け取れ」スッ つグリーフシード

マミ「え……。でも、私が倒した訳じゃないし……」

ボーボボ「魔法少女ではない俺達には無用の長物だ。ゲートボール以外の用途は見つからん」

マミ「あ、ありがとうございます……!(ゲートボール?)」

まどか「首領パッチ君達って実はとっても強かったんだね!」

首領パッチ「へっ! 当たりめーじゃねぇか! 何たって俺様はキング・オブ・ハジケリストだからな!」

さやか「天の助、見直したよ~! ありがとね、みんな助けてくれて」

天の助「礼はいらん。代わりにところてんを食すがいい」

さやか「ふふ、いつもならぶっ叩いてるところだけど、考えてやってもいいかな~?」

天の助「ええっ!? マジで!?」


    『思わぬところで思わぬ優しさに触れた天の助は、逆に何か裏があるのではと疑ってしまった』

    『美樹さやかの心への罪悪感と猜疑心。二律背反が溢れるその精神で天の助は再び空を飛べるのか!?』


天の助「次回『ところてん空を往く』第19話。『食せさやか! 今ところてんが命を紡ぐ!』。お楽しみに!」

さやか「あ、なんか食う気失せたわ」


ワイワイワイワイ


ほむら「……」

ほむら(運命が変えられた……)

ほむら(これはもしかすると、もしかするかもしれない)

ほむら(幾度と無く繰り返してきた悲劇を、彼らと一緒ならば、あるいは……)

ほむら(巴マミの命は救われた)

ほむら(まだまだこれから先、様々な問題が残っている)

ほむら(でも、今は……)


マミ「みんな、今日は私の家でパーティをする予定なの! みんなを是非招待したいわ」

まどか「豪華なケーキも作るんですよね!」

首領パッチ「ハジケ料理を見せてやるぜ!」つコーラ

天の助「料理と言えば俺! 分け合って食べてね?////」

さやか「いいですね! それってあれですか? 魔女退治成功のパーティっすか?」

マミ「いいえ、とってもめでたいことよ」


マミ「暁美さんの歓迎会!」

さやか「ええっ!? 転校生!?」


ほむら(今は……、この喜びを素直に味わいましょう。みんなと一緒に)



第三話 「もう何も怖くない! 恐れ知らずの気高き乙女!」完




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