QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」 第四話「上条先輩! 奇跡も、魔法も、買ってきました!」

2011年10月06日 19:35

QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」

468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/26(日) 21:26:09.06 ID:5148XzPw0


前回までのあらすじ


マミ『もう何も怖くない!』

真シャルロッテ『マミサンモグモグ』ガプッ

マミ『』プラーン

まどさや『『マミさーーん!!』』


首領パッチ「と、いうわけだ」

マミ「ちょっと何よこれ! 私死んでるじゃない!? 縁起でもないことは止めて!」マミーン!

ほむら「……(これが正規ルートなのにね)」ホムーン…



第四話「上条先輩! 奇跡も、魔法も、買ってきました!」




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 ~マミほーむ~


首領パッチ「ぎゃっはっはっはっは~! 飲めや騒げやぁーーッ!!」ゴクゴク

マミ「ふふ、そんなにガブ飲みしなくてもコーラは逃げないわよ」

田楽マン「おい、酒を注げ。先の戦いの功労者は誰だと思ってるんだ?」

まどか「田ちゃん、なんでそこまで偉そうにできるの……?」

天の助「さあさあ、皆さんそろそろお腹空いたでしょ? たくさんお食べ♪」プルルン

さやか「活け作りみたいにしても誰も食わないわよ」

ボーボボ「悪霊退散! 悪霊退散!!」パッパッパ!

天の助「ぎゃあぁぁぁ! 塩は止めて!! 水分が! 水分がぁーーッ!」シワシワ~

ほむら「……」


ほむら(私は今、巴マミの言家でまどか達とパーティをしている)

ほむら(今までのループならば到底考えられないこの事態に、『THE COOL ほむほむ』と巷で名高い私も、流石に驚きを隠せずにいるわ)


マミ「さあ、みんなお待ちかねのケーキの完成よ!」

さやか「待ってましたぁ!」

まどか「すごくおいしそう!」

首領パッチ「寄越せ! 俺が切ってやる!」つ包丁

さやか「あんた自分の分だけ大きく切るつもりでしょ? 貸して、あたしがやったげる」

ほむら「美樹さやかも信用ならないわ。私が切るわ、貸しなさい」

さやか「どういう意味よ、転校生」


ほむら(これも巴マミがこの日を生き延びたことによって確立している)

ほむら(さらに私はこの時点での彼らと比較的に良い友好関係を結んでいる)

ほむら(これも今までのループではあり得ないこと)

ほむら(しかも今の巴マミからは堅固な決意が見て取れる)


まどか「ほむらちゃん、口にクリームが付いてるよー」

ほむら「 ! あ、ありがとう、鹿目まどか」フキフキ

まどか「まどかでいいよ、ほむらちゃん!」ホムラチャン!

ほむら「ま、まどk 三馬鹿「「「マドカー!!」」」」

ほむら「」

まどか「え……っと。な、何かな?」アセアセ

三馬鹿「「「言わなければいけない気がして」」」

ほむら「訳が分からないわ」


  ~それからしばらくして~


まどか「美味しかった~!」

さやか「めちゃ美味っすよ!」

マミ「ふふ、みんなが手伝ってくれたからよ」

首領パッチ「ハジケは少し足りなかったがな」爪楊枝シーシー

さやか「あんたに料理任せたら本格的にヤバそうね」

まどか「ねぇ、ボーボボも美味しかったよねっ?」


坊ボボ「ーーーーー」(座禅)チーン


まどか「お坊さんになってるぅーー!?」マドーン!

首領パッチ「何てこった! ボーボボを出家させるとは……!」ワナワナ

天の助「奴は昔から最高に美味い料理を食うと出家する体質なんだ……! ボーボボをして美味いと言わせるとは……!」

マミ「それって凄いことなの!? お坊さんになられても凄さがよく分からないわよ!」

さやか「さて……と! 悪いけどあたし帰るね」

まどか「え、もう? でもまだほむらちゃんの話、聞いてないよ?」

さやか「うん、ちょっと恭介が心配でさ。魔女はちゃんと倒したけれど、あんな近くでドンパチやってた訳じゃん」

さやか「転校生の話はまた今度聞かせてよ。それかまどか経由でもいいし」

まどか「でも、ほむらちゃんはやっと話してくれるようになったんだよ。マミさんとも仲直りしたし、今話を聞いてあげないと……」

ほむら「別にかまわないわ」

ほむら(美樹さやかはまだ私のことを信用していないようね。しかしそれも無理のない話)

ほむら(どの世界でも私と彼女の相性はほぼ最悪……)

首領パッチ(水と油と、時々、オトン……だな)

ほむら(入ってこないで)

ほむら(ここは焦ってはいけない。彼女との距離はゆっくりと縮めていけばいい。焦って行動してロクな事にならなかったということは過去の経験が物語っている)

さやか「じゃあね、みんな」


ドアガチャン


マミ「それじゃ……聞かせてくれるかしら、暁美さん」

ほむら「ええ」


  ~数十分後~


ほむら(ある程度重要な事は伏せて話したわ)

ほむら(私の時間操作能力、幾つもの世界を越えてきたこと)

ほむら(そして、魔法少女の魔女化)


まどか「そうなんだ……。ほむらちゃん、転校してくる前から魔法少女を……」

マミ「それで、何人もの仲間の死を見てきたのね……」

天の助「マミよりもベテランってわけか」


ほむら(今はまだやはり魔女化について話すべきではないと思う)

ほむら(巴マミを信用していない訳ではない。でも、今はみんなとの距離を縮めなければ)


ほむら「キュゥべえについては気に入らないことだらけよ」

ほむら「奴は魔法少女の本質を見せずに契約を迫る。悪質な詐欺師のようなものだわ」

まどか「そうなの……? そんなに悪そうには見えなかったけど」

ほむら「奴は人間のことなんて家畜としか思っていない」

まどか「そ、そんな……」


マミ「……確かに、暁美さんの言うことも一理あるかもしれないわ」

マミ「私の場合どう考えても契約せざるを得ない状況で勧誘されたし……」

ほむら「その通り。例えば病院での魔女との戦いの時、何故奴は敢えて危険な結界の中に入っていったか分かる?」

ほむら「もしも魔女が生まれて危機的状況になれば、側にいる美樹さやかと契約を結びやすいからよ」

まどか「た、確かに……」

マミ「そういえば思い返すに、あの子と一緒にいてお互いの価値観が微妙にズレていると感じることも、少なくはなかったわね」

まどか「そ、それじゃあ、キュゥべえはどうして、何のために契約を迫るの?」

ほむら「宇宙のエネルギーの為よ」

まどマミ「「宇宙?」」


ほむら「奴の目的はこの宇宙の均衡を保つこと」

ほむら「効率よく莫大なエネルギーを得るためには、十代の少女を魔法少女にするのが一番と奴らは考えているわ」

マミ「そ、それじゃキュゥべえは……」

まどか「宇宙人……!?」

ほむら「そう」

マミまど「「妖精じゃなかったんだ……」」

ほむら(小学生か……)

ほむら「奴は人間のことをエネルギーを得る為の家畜としか思っていない」

ほむら「奴のせいで何人もの魔法少女が絶望の底に叩きつけられてきたわ」

まどか「キュゥべえが……。でもでも! ほむらちゃんの言ってることの証拠は……」


ほむら「そうね。証拠は、何よりもこの場に奴がいないことじゃないかしら?」ファサッ


まどか「え……、本当だ……」キョロキョロ

マミ「パーティが始まってからずっと居なかったわね」

ほむら「奴が本当に人間のことを気にかけていると言うのなら、死にかけた巴マミの為にもずっと側にいるはずよね」

ほむら「今この瞬間にも、奴はまどかや美樹さやかとの契約を成功させる為に動き回っているんでしょう」

マミ「なるほどね……キュゥべえが怪しいと言うこともよく分かったわ。それでもまだよく分からないことがあるの」

マミ「どうして、キュゥべえが鹿目さんに固執するのかということよ。確かにとんでもない才能を有しているとは聞いたけど、それだけが理由かしら?」

ほむら「もちろん違うわ」

ほむら「奴は優秀な魔法少女を作りたい訳ではない。まどかとの契約によって後々得られる莫大なエネルギーを欲しているの」

ほむら「宇宙全体のエネルギー問題を解決できる程のエネルギーをね」

まどか「あの時、キュゥべえが言ってたことは本当だったんだ……」


ほむら「まどか、よく聞いて」

ほむら「確かにあなたが魔法少女になることで、たくさんの人々を救えるかもしれない」

ほむら「でもこの世の中は天秤が吊り合うようになっているの」

ほむら「魔法少女になったあなたから発信される奇跡が存在するように、どこかで必ず絶望が生まれてしまう」

ほむら「その絶望は目には見えなくて、耳にも聞こえない。しかし確かに存在していて、最後の最期に顔を見せるものなの」

ほむら「今はこのことを理解出来なくてもいい」

ほむら「だけれども、私は絶望に嘆く人々、そして何よりもあなた自身を見たくはない」

まどか「ほむらちゃん……」

マミ「暁美さん……」

マミ「ねぇ、暁美さん。あなたはまだ、本当はもっと話さないといけないことを話してないんじゃないかしら……」

ほむら「……ええ」

ほむら「でも、それは……」

マミ「分かってるわ。『あなた達を信用していない訳ではない』……でしょ?」

ほむら「……」

マミ「私は正直怖いわ。よく考えると、魔法少女のこともキュゥべえのことも分からないことだらけだったから……」

マミ「一体どんな壮絶な<真実>が、あなたの口から発せられるのか、怖くて仕方ない」

マミ「あなたの言うことは全て信じるつもり。でも、私がその<真実>をどう受け止め、どう対処するのか……、私にも分からないわ」

マミ「今ここで全て教えてとは言わないわ。あなたの持っている<真実>や、どうしてあなたがそんなことを知っているのか……などは」

マミ「でも、これは避けられないこと。いつか私たちが直面しないといけない問題」

マミ「あなたと私たちの心に<覚悟>が生まれた時に、もう一度この話をしましょう……」


ほむら「それが、いいわね……」

まどか「そう、ですね……」


マミ「それじゃ! この話は終わりにしましょ! 紅茶を淹れるわ!」

まどか「わぁ、ありがとうございます! 私マミさんの紅茶大好きです!」

ほむら「同意するわ」

マミ「うふふ、暁美さん。今日はたくさんお話出来て嬉しかったわ」

ほむら「こちらこそ……よ」


ボーボボ「」

首領パッチ「」

天の助「」

田楽マン「」


    チーーーーン


まどか「あれぇ!? どうしたのみんな!?」

マミ「し、死屍累々ね……」

ほむら「まじめな話だからふざけないように努力したんでしょうね」

まどか「そ、そんな。首領パッチ君達に『ふざけるな』なんて、『息をするな』と同意だよぉ……」

ほむら「ええ、見事に死にかけてるわね」

ほむら(彼らなりの思いやり……かしら?)


カチャカチャ


まどか「いいんですか、手伝いますよ?」

マミ「いいのいいの、お客様に皿洗いをさせるわけにはいかないわ」

首領パッチ「当然だな」

天の助「ああ」

田楽マン「全くだ」

ほむら「ふんぞり返らないで、腹が立つわ」

ボーボボ「飴と鞭 - 飴 = 鼻毛 !!」

ビシーーン!

パチ天田「「「うぎゃあああぁぁッ!?」」」


ピロリロリン♪


まどか「……あ、さやかちゃんからメールだ」


――――――
――――
――


題名 : 明日さぁ

From : さやかちゃん

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

病院いってみたけど恭介大丈夫だったみたい(^ ^)b

いきなりだけど明日さぁ、恭介のお見舞いにみんなで行かない???

ほら、今日言ってたでしょ、たまにはパーッとやろうって↑↑

首領パッチと天の助にも聞いてみて!

いい返事まってまーす(・ω・)ノシ


――
――――
――――――


まどか「お見舞いかぁ、でも本当にいいのかな?」

首領パッチ「どうしたんだ?」

まどか「うん実はかくかくしかじかで……」

首領パッチ「ふんふんなるほど……」


胸ぐらガシッ


首領パッチ「かくかくしかじかで分かるかぁーーーーッ!!!」クワッ!

まどか「えぇーーーッ!? そこは分かってよ! マンガやゲームなら伝わるパターンじゃん!!」

天の助「つまりこういうことだろ?」スッ


『ところてん←夢、希望 さやか←ほんとバカ』


まどか「全然ちがうし訳が分からないッ!!」

ほむら「な、何があったのよ……?」


 ~まどまど説明中~


ほむら「なるほどね」

まどか「さやかちゃん一人の方が上条君も喜ぶと思うけど……」

ほむら(美樹さやかの契約はもうすぐ行われてしまう……。この場合まどか達を側に付けて、彼女に下手な行動をさせないほうがいいかもしれない……)

ほむら「私は賛成よ。入院経験がある身として言わせてもらえば、病院なんて本当に退屈で牢屋みたいなところ。たまにはそういう息抜きも大切だわ」

まどか「う~ん、そうなんだぁ。そうだね、上条君最近元気ないみたいだし、たまにはいっか!」

首領パッチ「ふふ、ついにあのネタを見せる時が来るとはな」

天の助「ああ、腕がなるぜ……!」

まどか「え、二人とも漫才やるのっ?」ワクワク

首領パッチ「その通り、抱腹絶倒させてやるぜ!」

天の助「楽しみにしてろよ?」

まどか「うん!」

ドアガチャッ


首領パッチ「さっそく相方探しだぁーーッ!」

天の助「誰か僕たちと漫才やりませんかぁーーッ!?」

ダッダッダ

まどか「今から相方探し!? 絶対間に合わないでしょ!!」

マミ「あら、二人とも帰っちゃったの?」

ほむら「失踪しただけよ」

マミ「そ、そう。それよりもう夜中よ。鹿目さん達も帰ったほうがいいんじゃない?」

まどか「あ、本当だ! それじゃ、マミさんありがとうございました!」

マミ「いいえ、こちらこそ」

まどか「ボーボボさんもさようなら」

ボーボボ「べ、別にもう来なくてもいいんだからねっ!/////」

まどか「それじゃ、ほむらちゃん帰ろっか(何故ここでツンデレ……?)」

ほむら「ええ、それじゃ(どういうチョイス……?)」


ドアバタン


マミ「ふぅ……。今日は色々なことがあって何だか疲れちゃった」

ボーボボ「お疲れ……だな」

マミ「いえ、ボーボボさんに比べれば、これぐらい疲れた内に入りませんよ」

マミ「……ボーボボさん。もしかすると、キュゥべえのこと、あなたの言っていた通りかもしれません……」

ボーボボ「ああ」

マミ「ボーボボさんはいつから気づいていたんです?」

ボーボボ「初めからだ。あのしゃべり方、あの立ち振る舞い、契約という言葉……全てが気に入らなかった」

ボーボボ「そして何よりも……」

――――――
――――
――


 ボーボボ『ふーんふふーん♪ 今日は気分を変えて真っ白なワンピースを着ちゃおっと!』

 ボーボボ『素敵だわ~! 私よりも白の似合う女なんてこの世にいないわね~!』

 QB『やあ! 君がマミの言っていた鼻毛おと……うわ、何だこりゃ』

 ボーボボ『な、何よあなた! 女の子の着替えを覗くなんて……ハッ!』

 ボーボボ(な、何て白さなの! 純白だわ! 完全に白を着こなしている……!)

 QB『な、何だい、いきなり黙って』

 ボーボボ(か、完敗だわ……。この子こそ白にふさわしい! 私なんか足下にも及ばない……!)

 ボーボボ『キーーッ! 悔しい~~~ッ!』ダッダッダ

 QB『……何なんだ一体』


――
――――
――――――


ボーボボ「この俺に屈辱的敗北を味合わせた!!」バン!

マミ「こんなバカみたいなことしてたの!?」マミーン!


マミ「そ、それよりも、今度からキュゥべえにどう接すればいいのかしら」

マミ「今まで一緒に暮らしていたけど……暁美さんの言うことが正しいと思っているし……」

ボーボボ「奴が帰ってきてから直接質問すればいい。その時の返答次第でお前が判断すればいい」

ボーボボ「ま、元より俺は信用していないがな」

マミ「……そうですか。もしも、私が暁美さんやボーボボさんより、キュゥべえを信じたらどうします?」

ボーボボ「それがお前の意志ならば尊重しよう。だが、しっかりとお前の考えを聞く。奴の言葉のどこが信用に値するのか、マミが奴のことをどう思っているのかを、お前の口から説明してくれ」

マミ「はい……!」

マミ「あ、それと、最後まであの子が帰ってこなかったら?」

ボーボボ「邪な考えを持っていないのならば、今すぐにでも帰ってくるだろう。………問答無用でぶっ潰す!」バン!

マミ「あ、あははは……(本気なんだろうなぁ)」

ボーボボ「そうだ、マミ。お前にこれを渡そう」

アフロ<パカッ

マミ「え……これは?」


 つボボボ人形

ボーボボ「戦いのお守り<おしゃべりボボボ人形>だ。アフロを押すとおしゃべりするぞ」ポチッ

ボボボ人形『懺悔! 懺悔しろ! 懺悔!』

ボーボボ「別バージョンもある」ポチッ

ボボボ人形『フランケンシュつっ……。フラけっつ、しゅ……ふりゃんけしゅたんうぃ!!』


ボーボボ「さ、受け取れ」

マミ「あ、ありがとうございます……(正直いらない……)」

ボーボボ「これで素早さと攻撃力が5上がる」

マミ「装備品だったんですか!?」


  ~某マンション~


QB「まったく厄介なことになったものだよ。計画の大幅な修正が必要だ」

QB「これもあの暁美ほむらや、鼻毛男達のせいだ」

QB「あのイレギュラー達の対処はどうするべきだろうか。まさか魔法少女でないにも関わらずあの魔女に勝ってしまうとは」

QB「非常にまずい。このまま魔女がバッタバッタと倒されていけば、鹿目まどかとの契約をする機会が極端に減ってしまう」

QB「暁美ほむら、そして何よりあの鼻毛男共に細心の注意をしよう」

QB「もうマミの家には帰れないだろう。暁美ほむらは何故だか知らないが、僕の正体を知っているような言動だった」

QB「先の戦いでマミやまどかとの距離が極端に接近していた。今頃僕や魔法少女のことについて(どこまで知っているか分からないが)話しているに違いない」

QB「この状況でまどかの契約を得るのは相当骨が折れる。しかし諦める訳にはいかない」

QB「ここは一計講じてみるか」

QB「ちょうどいい配役もいる。暁美ほむらの忠告も聞かず、一人盲目の愛へと突っ走っている……」


さやか「お、オッケイのメールが来た! 明日が楽しみだなぁ」つケータイ カチカチ


QB「美樹さやか……。そうだろう?」

QB「きゅっぷい!」


  ~翌日 ホスピタル 上条病室~


さやか「やっほ、元気?」

まどか「上条君、久しぶり!」

さやパッチ「ナースにばかり目を奪われていたらダメだぞ!」

さやの助「んもう、恭介のエッチ!」

恭介「や、やあ、さやか。それに鹿目さんや首領パッチ達まで……。何だか賑やかだね」

恭介「こんなに大勢でお見舞いかい?」

さやか「うん、それもあるんだけどね……じゃじゃーん!」つジュース スッ

恭介「ジュース?」

さやか「そ! たまにはパーッといこうよ!」

首領パッチ「ハジケまくろうぜぇ~~!」

まどか「迷惑だったかな……?」

恭介「いいや、とんでもないよ。こんな薄暗い病室じゃ暗い性格になっちゃうかもしれないし、ありがたいよ」

天の助「はい、ところてん促進グッズ」つ『I love ところてんTシャツ』

恭介「は、はは、ありがとう、天の助……(いらねぇ……)」

首領パッチ「一番首領パッチ! コーラ一気飲みやります!」

天の助「いよっ! 日本一!」

恭介「それ、コーラじゃなくて牛乳だよ!?」

まどか「いや、よく見て上条君……。牛乳じゃなくて……豆乳だよ!!」バーン!

恭介「どうでもいい!」


さやか(ふふふ、何だか久しぶり)

さやか(首領パッチや天の助がバカやって、それにあたし達がツッコむ風景なんて……)

さやか(恭介もいつもより楽しそう……!)


天の助「ところてんは奇跡の食物でな。アメリカで不治の病で倒れた子供を助けたというニュースは記憶に新しいだろ? ん?」つところてん グイグイ

恭介「いや、聞いたことないし、顔に押しつけるの止めてくれないかな……」

まどか「はい上条君、これ! さやかちゃんと上条君を描いてみたんだ!」つ まどノート

さやか「ちょ、ちょっとこの絵、距離が近すぎない!?/////」アセアセ

恭介「あ、ありがと……(やべぇ、上手くもないし下手でもないから、リアクション取りづらい……)」


恭介(でも……こんなに楽しいのは久しぶりだな)

恭介(さやかに感謝しなくちゃね)

恭介(……)


天の助「三千万!?」

ブラックパッチ「あなたに払えますかね?」

天の助「い いいですとも! 一生かかってもどんなことをしても払います! きっと払いますとも!」

ブラックパッチ「それを聞きたかった」

さやか「何やってんの、手塚先生への冒涜だよ!」

恭介「…………」


恭介(何だろう、この気持ち……)

恭介(そうだ……。僕が怪我をして欠席をしてしまった大会で、同年代の子が優勝したと聞いた時と同じ気持ちだ……)

恭介(これは、嫉妬?)

恭介(彼らは好きなことをやっている……。好きなことをやって、楽しんで、笑って……)

恭介(だからあんなに、生きているって感じがして、すごく羨ましいと感じてしまうのだろうか)

恭介(今の僕にはやりたいことが出来ない。どんなに”やりたい”と望んでも……)

恭介(彼らに、友達である彼らに嫉妬するなんて……僕は……)


まどか「あ、もうこんな時間……」

さやか「本当だ、いやぁ楽しい時間は早く過ぎますなぁ~」

恭介「はは、お婆ちゃんみたいだよさやか」

首領パッチ「んじゃ、最後にアレやるか」

天の助「おお、いっちょやっちまうか」

恭介「ん、まだ何か隠していたのかい?」

さやか「えへへ、取っておきだよ」

首領パッチ「はーい、機材入りまーす」ガラガラ


 『スピーカー』


恭介「スピーカー……?」

さやか「うん。恭介さ、たまにはスピーカーで音楽聞きたいっ言ってたでしょ?」

まどか「だから今日だけ病院には内緒でそれをやっちゃおうってね!」

恭介「で、でも他の患者さんに迷惑になるんじゃ……」

天の助「心配ご無用! はぁッ!」


グニュグニュグニュ


プルプル真拳奥義<六面ところてん詰めルーム>!!


恭介「天の助が伸びて、壁や床に広がった……?」

天の助「俺のぷるぷるボディは防音材の役割も果たすんだぜ! これで心おきなく大音量で鳴らしやがれ!」

首領パッチ「よくやった!」ゴシャ

天の助「へぶぅッ!?」グハァッ

首領パッチ「それじゃ、プレイヤーとスピーカーをセットして……」ガチャガチャ

天の助「え、えーと今何で俺は殴られたんだ? あれ?」アセアセ

首領パッチ「セット完了! ミュージックスタート!」カチッ


 ♪~ ♪~ ♪~


恭介「……!」

さやか「恭介、この曲が好きって言ってたよね? マイナーでどこのCD屋にも置いてなくてさ、苦労したんだよ?」

まどか「すごい……優しい音色だね」

首領パッチ「ふっ、体が勝手にリズムを刻んじまうぜ……」トントントン

天の助「ふ~る~え~るぅ~~」プルプルプルプル

恭介「……っ」


恭介(彼らに悪気はない。それは分かっているけど……)

恭介(自分では弾くことの出来ない曲を……聴くだけなんて)

恭介(…………)


 ♪~ ♪~ ♪~


―――――――
―――――
―――


恭介「それじゃありがとね、みんな」

さやか「まどか達は先帰っててよ」

まどか「いいの? 後かたづけ手伝わなくて?」

さやか「うん、元はと言えばさ、あたしが無理いった訳だし」

首領パッチ「じゃあなモヤシ野郎、精進しろよ」

天の助「渡したところてんギフトセット、残さず食うんだぞ?」

恭介「か、考えておくよ。それじゃあね」

まどか「二人とも、バイバーイ」手フリフリ


さやか「……いっちゃったね」

恭介「……うん」

さやか「それにしてもとことん散らかしちゃって……。すぐに片づけるよ」

恭介「手伝おうか?」

さやか「無理言わないの。病人に鞭打つことなんて、さやかちゃんには出来ませんて」

恭介「いつも……ありがとう」

さやか「いいよいいよ。それにしても、天の助の奴中々やるね」

恭介「あの防音の技かい?」

さやか「そうそう、全く看護師さんにバレなかったよ。これなら次もスピーカーで聴けるかもね」

恭介「……っ」

さやか「早くリハビリ終わらせて、一緒に学校行こうよ! みんな恭介のこと待っているよ」

さやか「早く復帰しなきゃバイオリンだってライバルに先を越されるかもしれないし」

恭介(…………)

さやか「やっぱさ、すぐにバイオリニストに復帰するにはイメージトレーニングとかも必要と思うんだよね……だかr」


恭介「さやかはさぁ……僕を苛めてるのかい……?」


さやか「え……?」

恭介「どうして今でもまだ、僕に音楽を聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなの……?」

さやか「それは、だって恭介、音楽好きだから……」

恭介「もう……聴きたくなんかないんだよッ!!」ブン!


CD<ガシャアアーーン!!


さやか「きょ、恭介!」

恭介「自分ではもう弾けない曲を、何も出来ず聴いてるだけだなんて!」

恭介「僕は……! 僕は!」グシャッ


CD<ゴシャッ! バキィ!


さやか「恭介、止めて! 手が……!」バッ

恭介「さわらないでくれッ!」バッ

恭介「動かないんだよ……もう、痛みさえも感じない。こんな手なんてっ……!」

恭介「医者がさ、諦めろって……! 現代の医学じゃ無理だって……!」

さやか「恭介……」


さやか(そ、そんな……。あたし、そのことを知らずに……恭介に……恭介に……!)


恭介「僕の手はもう二度と動かない……。奇跡か、魔法でも起こらない限り絶対に……」

さやか(恭介……)


さやか「……」

さやか「あるよ……」

恭介「……え?」

さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ」



さやか<そうでしょ……キュゥべえ?>



QB<……その通りさ、美樹さやか>


  ~ホスピタル 廊下~


天の助「あ」

まどか「どうしたの、天の助君?」

天の助「あっちゃー、この『ところてん握力ボール』渡すの忘れてたぜ」つ『ところてん握力ボール』 プルルン

まどか「うわ、何その不快な球体……」

天の助「弾力があり、喉ごし爽やか! リハビリにもってこいのところてんグッズだ」

首領パッチ「そんなものよりも、俺の『ハジケボール』の方が!」つウニ

まどか「どう見てもウニじゃん! そんなの握ったら血塗れになっちゃうよ!!」

天の助「これ、恭介の野郎に渡してくるから、先帰っててくれ」タッタッタ

まどか「行っちゃった……」

首領パッチ「んじゃ、帰るか」

まどか「うん、そだね」


天の助「ついでに、ぬのパジャマもおまけに付けてやるか。きっとあいつ大喜びするだろうな~」ヌフフフフ

天の助「ぬ~ん、罪作りな食品<おとこ>だね、俺は! ……ん?」


さやか「   」タッタッタ


天の助「さやかじゃん。どこ行くんだアイツ? あっちは屋上だぞ……」

天の助「さては、恭介の野郎と一悶着あったな。恋の悩みと言えば俺様、プルプルキューピッドの出番だぜ!」

天の助「気づかれねーように尾行すっか」タッタッタ


  ~町中~


マミ「 ! この感じ……」

ボーボボ「どうしたマミ?」

ほむら「気づいたのね、巴マミ」スタッ

マミ「あ、暁美さん、いつの間に……」

ボーボボ「ほむ田天功!」

ほむら「て、天功? そ、そんなことよりも、魔女が発生したわ。それもかなり近い」

マミ「ええ、私も今気づいたところ。すぐに向かわなきゃ!」


QB<場所は西の工業地帯の倉庫だよ、マミ>

マミ<キュゥべえ! 一体どこにいたの!?>

QB<今はギリギリテレパシー圏内にいるよ。僕は用事があって行けないけど、早く向かった方がいいんじゃないかい?>

マミ<あなたには色々と聞きたいことがたくさんあるけれど……、分かったわ、すぐに行く>


マミ「場所は西の工業地帯の倉庫よ! 行きましょう、ボーボボさん」

ボーボボ「ああ」

ほむら「待って、私も一緒に行くわ」

マミ「え!? あなたが?」

ほむら「いけなかったかしら?」

ボーボボ「ほむほむが仲間になりたそうな目でこちらを見ている!」

マミ「いえ、とんでもない! とても心強いわ!」


ほむら(まだ巴マミから目を離す訳にはいかない)

ほむら(お菓子の魔女は乗り越えたけど、未だに彼女に因果が絡みついているかもしれない)

ほむら(美樹さやかの魔法少女化も気になるけど……。今回は巴マミが死んでないし、おそらく契約する確率も低いはず)

ほむら(今は巴マミだけに注意して行動する)


ボーボボ「ほむほむが仲間になった!」

ほむら「さあ、行きましょう」

マミ「ええ!」

ボーボボ「霜降り肉を五個費やしただけあったぜ! これでデスタムーアの材料がそろった!」

ほむら(こいつには未だに慣れないわ……)


  ~町中~


まどか「……あれ?」

首領パッチ「ん、どうした?」

まどか「あそこにいるのって仁美ちゃんだよね?」


仁美「   」フラフラ~


まどか「今日はお稽古のはずなのに……どうしたんだろ」

首領パッチ「分かった、アイツ不良デビューしたんだ! スケバン刑事に触発されたんだ!」


 仁美『おい、ビックリマンシールあるだけ出せや』


まどか「そんなわけないでしょ! ていうか、何その歪んだ不良像!?」

まどか「とりあえず、会いに行こうよ」

タッタッタ

まどか「仁美ちゃーん」

首領パッチ「よぉ、ワカメガール」

仁美「   」ボー

まどか「仁美ちゃん……? どうしたの、ねぇってば!」ユサユサ

仁美「……あら」

仁美「鹿目さんに首領パッチさん、ご機嫌よう」ウフフ

まどか「ど、どうしちゃったの? どこに行こうとしてたの?」

仁美「どこって、それは……ここよりずっと素晴らしい所、ですわ」

仁美「そうですわ、鹿目さん達も是非ご一緒に!」

仁美「ええ、そうですわ。それが素晴らしいですわ」フラフラ

まどか「な、何だかいつもの仁美ちゃんじゃないよ……」

首領パッチ「おい、まどか! こいつの首筋を見ろ!」

まどか「え……。ああっ、これって!?」


  ゴゴゴゴゴゴ……


首領パッチ「白髪の枝毛があるぞ!!」

まどか「そっち!? どうでもいいよそんなの!」

まどか「ほら見て、この模様ってマミさんの言ってた<魔女の口づけ>だよ!」

首領パッチ「……あ、そうなん?」

まどか「リアクション薄っ!!」

まどか「ど、どうしよう、マミさんやほむらちゃんに連絡……、あぁダメだ。携帯番号分からないし、今きっと魔女退治の最中だよ……」

首領パッチ「とりあえず付いていかねぇと見失っちまうぞ」

仁美「   」フラフラ~

まどか「ああっ、待って仁美ちゃん!」タッタッタ


 ~倉庫群~


男A「   」フラフラ

男B「   」フラフラ

女A「   」フラフラ

絶望君「クッキー……」フラフラ

女B「   」フラフラ

仁美「   」フラフラ

首領パッチ「人が増えてきたな。こいつらもみんな魔女の術中にハマっちまったんだな」

まどか「こ、こんなにたくさん……(またこの前の人がいる……)」

まどか(でも、本当にどうしよう……。マミさんやほむらちゃんはいないし、このままじゃこの人たちは、前みたいに危ないことをしちゃうのかな?)

まどか(私一人で止められるかな……、でも見捨てたりしたら仁美ちゃん達が……)

まどか「どうしよう首領パッチ君……」


まどか「……あれ? 首領パッチ君?」キョロキョロ


男C「   」フラフラ

女G「   」フラフラ

首領パッチ「イームホーテープゥ イームホーテープゥ」フラフラ


まどか「なに違和感無く混じってるの!?」マドーン!?


  ~工業地帯 倉庫内 結界~


魔女「GAAAHHH!」

マミ「暁美さん! 後ろ!」

ほむら「 ! はぁッ!」ゴシャッ!

使い魔A「ギャーー!」ズサー

ほむら「助かったわ」

マミ「どういたしまして! ふん!」バンバン!

使い魔B「ウギャー」ズキューン

ボーボボ「鼻毛ソーメン召し上がれ♪」ブンブンブン

使い魔C「グギャギャーー!!」ビシッバシッ


ほむら(確かこの魔女は人々に呪いをかけて自殺させようと誘導していたはず)

ほむら(そして、それに巻き込まれた志筑仁美を助ける為に、まどかも魔女に接触してしまう)

ほむら(だけど、今回は早い内にこの倉庫に来れたわ。マミやボーボボとの共闘によって最速で倒せる。これでまどかが危険な目に会うことはない!)


  ~ホスピタル 屋上~


天の助「お、おい! 何してんだよお前!」

さやか「何だ……、天の助じゃない。何か用?」

QB「そうだよ、今から契約の儀式が始まるんだ。あまり部外者は居てほしくないんだけどな」

天の助「ぶ、部外者って何だよ! 一応俺レギュラーだろ!」

天の助「いや、そんなことより何でいきなり魔法少女になろうとしてんだよ!」

さやか「あんたには関係ないでしょ」

天の助「マミやほむらだって危険だ危険だって言ってただろ! 自分から死にに行くつもりかよ! そのキュゥべえだって話に聞くと怪しい野郎らしいぞ!」

さやか「転校生の話なんて信じられる訳ないでしょ」

天の助「おいおい、女特有のこえーイジメかよ」

天の助「願い事に釣られたのか? 金銀財宝か? 不老不死か? だったらそんなのより、ところてんのグローバル化という素晴らしい……」

さやか「……恭介」

天の助「あ?」

さやか「恭介の手……今の技術じゃ絶対に治せないんだって……」

QB「奇跡か魔法でも起きない限りね。しかし僕ならばその奇跡すら実現できる」

天の助「そ、その為に……」

天の助「でもよ、あいつがそれで治って喜ぶと思ってんのか!? お前が魔法少女になって死にそうな目に会ってよぉ」

さやか「あたしのおかげで治ったなんて、言うつもりはない。感謝なんかされなくていい」

天の助「そういう問題じゃなくてよぉ……」


天の助(やっべぇ、これで契約とかしちゃったら、絶対ボーボボとかにボコられる……!)

天の助(何とかして止めないと、俺の命が危ねぇ!)


天の助「……だったらよ、俺を食えよ」

さやか「……は?」

天の助「俺はまだお前にところてん食ってもらってねぇぞ! あん時食ってもいいって言ってただろ!」

天の助「魔法少女になる前に俺を食いやがれ!! じゃないと俺は絶対に契約なんて認めねぇ!」バン!


さやか「…………」

天の助「…………」

QB「…………」


さやか「キュゥべえ、あたしの願いは『恭介の手を治すこと』!」

QB「君の願いはエントロピーを凌駕した!」


キュイイーーーン!


天の助「あれぇーーーッ!? 普通に無視したぁーーーッ!?」ガーン!


ゴオオオォォォォオオォオォ!


天の助「ぎゃああぁぁ! 何だこのパワー!? 飛ばされる~!」


ピカァァーーッ!


さやか「ううぅ………!」

ソウルジェム<ホワン


QB「さあ、受け取るといい。それが君の運命だ」


  ~倉庫内~


男A「   」つバケツ フラフラ

女B「   」つ洗剤(酸性) フラフラ


まどか「な、何? 何をするつもりなの……?」

首領パッチ「マイクテス、マイクテスー」


男C「   」つ洗剤(アルカリ性) フラフラ

まどか「え……、あれって……」

まどか「 ! ああッ!」


――――――
――――
――

 詢子『いいか、まどか』

 詢子『混ぜるな危険って書いてあるだろ? この手のものは扱いを間違えると大変なことになる』

 詢子『有毒ガスが発生してな、人なんか簡単に殺しちまうんだ。だから使い方には注意しろよ?』

――
――――
――――――


まどか「あぁ……!」ガタガタ


男C「   」つ洗剤(アルカリ性) フラフラ

首領パッチ「え……、あれって……」

首領パッチ「 ! ああッ!」


――――――
――――
――

 ヤッくん『   』

 首領パッチ『いやぁ! 止めてヤッくん! 私、こんな初めてはいやぁ!』グイグイ

 ヤッくん『   』

 首領パッチ『あふぅ! そんな、ヤッくんが実は肉食系オオカミ男子だったなんて……!』グイグイ

 ヤッくん『   』

 首領パッチ『でも、でも!』

 首領パッチ『パチ美はそれでも、ヤッくんのこと愛しているから……!』

――
――――
――――――


首領パッチ「あぁ……!」ガタガタ

まどか「いや、回想全然関係無いじゃん!」マドーン!?


まどか「と、とにかく止めなきゃ!」ダッ

仁美「   」パッ

まどか「うぅッ!?」ガシィ

仁美「邪魔をしてはいけませんわ。あれは神聖な儀式ですのよ」

首領パッチ「ヤッくんとの初体験がぁッ! 恥ずかしいーーーッ!!」ダッ

仁美「   」ゴシャァッ

首領パッチ「うごぉッ!?」ボゴォ

まどか「首領パッチ君にだけ何か威力強くない!?」

仁美「気のせいですわ」


まどか「そ、それよりも、あれって危ないんだよ? ここにいる人、みんな死んじゃうんだよ!?」

仁美「そう、私たちは今、この汚らわしい世界から解放されて、新たな旅路に出るのです」

仁美「それはとても素晴らしいことなのですよ」

仁美「生きている身体なんて邪魔なだけ。お二方もすぐに理解できますわ」ウフフ


まどか「そ、そんなぁ……、放してよぉ!」

首領パッチ「完全に洗脳されてやがるな……。よっしゃ、トランスフォーム!」ガシャンガシャン

ドーーーン!

パチボール「『ボール』!! まどか! 俺を向こうに思いっ切り投げろ!」

まどか「う、うん!」ガシッ!

まどか「えいッ!」ポイッ

パチボール「目指せ、三振王!」ヒューーー


ガシャーン!


男A「 ! 」

女B「 ! 」

バケツ<コロコロ

洗剤<コテッ

首領パッチ「トランスフォーム解除!」ボボン

首領パッチ「へへっ、危険物は預からしてもらうぜ」つ洗剤二種 ガシッ


まどか「首領パッチ君! それを早くみんなの手の届かない所へ!」

首領パッチ「おう……」つ洗剤二種 ジーーーッ

首領パッチ「……」つ洗剤二種 ジーーーッ

まどか「ど、どうしたの洗剤見つめて」

首領パッチ「…………」洗剤二種 ジーーーッ


首領パッチ(意外とイケるかも……)つ洗剤二種 ゴクゴクゴク

まどか「飲んだぁーーッ!?」マドーン!?

首領パッチ「マズゴバァッ!!??」グバァッ

まどか「当然の結果だぁーーーーッ!!」

首領パッチ「だ、だが洗剤はすべて飲みきった! これでこいつらが自殺する心配はないぜ!」グググ…

まどか「そこまで命張らなくても、窓の向こうに捨てればよかったんじゃないの?」


仁美「儀式の続行が不可能になってしまいましたわ」フラフラ

男A「なんて罰あたりな奴らだ」フラフラ

女B「よくも神聖な儀式を……」フラフラ

絶望君「絶望……」フラフラ

男F「彼らも解放させなくては、我々の世界へ」フラフラ


まどか「ど、どうしよう首領パッチ君、こっちにくるよ……」ジリジリ

首領パッチ「サインの催促、では無さそうだな……」ジリジリ

まどか「絶対違うよぉ……。でも、仁美ちゃん達は操られているだけだし……」

首領パッチ「仕方ねぇ、傷つけずに無力化となるとあの手しかねぇな……!」

まどか「そ、そんなこと出きるの?」

首領パッチ「ああ、洗脳を無効化させる特殊な方法だ」

まどか「そんなスゴいのがあるなら早く仁美ちゃんたちに!」

首領パッチ「本当は使いたくなかったが……。<特殊ハジケ治療術その15>……!」


首領パッチ「<首領パッチの口づけ>!!」ガバッ!

ブチュウッ!

仁美「 ! おええぇぇぇッ!?」バタン

まどか「何それホントに治療法!? 仁美ちゃん気絶しちゃったよ!?」

首領パッチ「大丈夫だ。<首領パッチの口づけ>は特殊な技でな。洗脳自体は消すことは出来ないが無害なモノに書き換えるんだ」

仁美「ううぅ……」

魔女の口づけ<シュウウゥ~

まどか「ホントだ! <魔女の口づけ>が違う模様になっていく……!」

首領パッチ「そして、<首領パッチの口づけ>を受けた者は……」

まどか「受けた者は……?」



仁美「やっぱり74式戦車のディーゼルエンジンの音は格別ですわね~……」



首領パッチ「ミリオタになります」

まどか「何故!?」


  『 I am legend !! 』


まどか「しかも、模様全然ミリタリーと関係無い!!」


まどか「で、でもこれで確かに危険性はなくなるね。首領パッチ君じゃんじゃんチューしていってね!」

首領パッチ「んもう! この唇は本当はヤッくんだけのモノだけど、今日はだけは特別だぞ☆」


ぶちゅうぅ!

男G「 ! おげえええぇぇ!」バタン

ぶちゅうぅ!

女F「うええぇぇ~~!」バタン

まどか「……何か知らないけど罪悪感が沸いてくるや」


男B「やっぱり最強といっちゃ実戦経験豊富なエイブラムス一択だろ」

女E「テメ、メルカバディスるとか屋上だな!」

まどか「……何故だろう、胸が締め付けられるよ」


絶望君「/////」ドキドキ

首領パッチ「あらぁ、最後はあなただったのね。じゃあラストだし、特別にサービスしちゃおっかな☆」

絶望君「!」ドキドキ

首領パッチ「それじゃ、素敵なあなたには、特別に……」



        つ『釘バット』



首領パッチ「ふん!!」

ゴシャァッ!!

絶望君「絶ぼぉッ!?」ズサーー

まどか「何やってるの!?」マドーン!


――――――
――――
――

  ~5分後~


首領パッチ「これで全員無力化したぜ」

まどか「でも、元凶の魔女を倒さなくちゃ元に戻らないんだよね……」

首領パッチ「その通りだ。こっちの部屋が怪しい。行こうぜまどか」

まどか「うん……。私も仁美ちゃんのこんな姿、これ以上見たくないや……」

首領パッチ「んじゃ、ドアを開けるぜ……」キイィ


ガチャッ


  ~工業地帯 倉庫内 結界奥地~


魔女「GUUHH……」フラフラ

ほむら「弱っているわ、巴マミ!」

マミ「ええ、言われなくても! ボーボボさん!」

ボーボボ「ああ、準備完了だぜ」


マミ「ティロ・フィナーレぇッ!!」

ドゴオオォォォン!!

ボーボボ「鼻毛真拳奥義<鼻毛濁流>!!」

ドドドオオオォォン!!


ほむら「 !! 巴マミの弾丸とボーボボの鼻毛が合わさっていく……!」

マミ「これぞ、新しいフィナーレの形よ!」

ボーボボ「こんな相手の幕引きにはもったいないがな」

マミボボ「「ティロと毛が融合した必殺技!」」



合体奥義<一ティ団毛2(いっちだんけつ)>!!



ドゴオオオオオォォォォオオォン!!!


魔女「UUOOOOOHHHH!!??」


しゅうぅ~~


マミ「やった、倒したわ!」

ほむら「何て威力なの……!」

ボーボボ「まだ、70%程度だな。もう少しシンクロ率が上がれば恐ろしい程の破壊力になるだろう」

ほむら「すごい……(私もまどかとこんな合体技を……!)」


タッタッタッタ


マミ「 ! 誰か来るわ!」

ほむら(もしかして、まどかが……?)

ほむら(ならば、間に合ったということね。彼女が危険な目に会う前に魔女を倒せたんだから)


タッタッタッタ


ドアガチャッ



さやか「魔法少女さやかちゃん、ただいま参上~! 月に変わってお仕置きよ!」




      ババーーン!!




ほむら「    」

マミ「    」

さやか「あ、マミさんに転校生! てことはもう魔女倒しちゃったとか? あちゃー、乗り遅れちゃったなー!」

マミ「み、美樹さん……、その格好もしかして……」

さやか「そ! そのもしかして! あたしも魔法少女になっちゃいました!」

ほむら「みみみみみ美樹さささささ」ガクガク

さやか「うおっ! 転校生慌てすぎ! そんなに驚いた? ライバル出現で焦ってんの~?」


ボーボボ「おい、どういうことだ? ん?」ググググ

天の助「ひえぇ~! お許しを~~ッ!」グェ~


ほむら「あなたは、どこまで愚かなの!! 魔法少女になるってことがどれだけ厳しく……」

さやか「もちろん、理解してるって~。マミさんとかからちゃんと聞いたもん。それを分かった上で契約したんだから」

ほむら(ダメだ、この美樹さやか、何も理解できていない! 魔法少女になるということの意味を!)

ほむら(あの時彼女は先に帰ってしまった。考えてみれば、あの中で美樹さやかだけが私の話を聞いてない……)

ほむら(彼女に魔法少女の本質を教えられなかった。そして目を離している隙に契約を……)


さやか「なーんだ、二人とも魔女倒しちゃったんだね。んじゃ、まどか達も助けれたんだ」

マミ「!」

ほむら「!」

ほむら「美樹さやか! どういうこと!?」

マミ「どうしてそこで鹿目さんが出てくるの!?」

さやか「えっ、え? いやだってあたしキュゥべえに言われたんですよ。『まどか達が魔女に襲われて危ないから、ここの西の倉庫に行け』って……」

ほむら「なっ……!」



――――――
――――
――


さやか「これが……ソウルジェム」

さやか「これであたしも魔法少女になったんだね……!」

QB「その通りだよ。そしてルーキーにさっそく仕事だ」

さやか「え?」

QB「魔女が発生している、それもかなり強力な部類のね。そしてその魔女の術に今、鹿目まどかや君の友達が巻き込まれているんだ」

さやか「まどか達が……!? ちょっと! 何でそれを早く言わないの!?」

QB「魔法少女になる前の君に話したところで何も出来ないだろう? だから契約した後に話したんだ。とても合理的なはずだ」

さやか「ああ、もう! なんかあんた腹立つわね! 天の助! そんな所でノビてないで、さっさと行くよ!」

天の助「うううぅ、ボーボボに殺されるぅ……」

さやか「ほら、立って! キュゥべえ! 確かこのソウルジェムの反応で魔女の居場所が分かるんだよね?」

QB「いや、その必要はない。すでに魔女の居場所は特定している。西の工業地区の倉庫だ」

さやか「ありがと。待っててね、まどか! 魔法少女さやかちゃんが華麗に倒してやるんだから!」

天の助「お、俺も行くのかよ~……」


――
――――
――――――


マミ「一体どういうことなの、暁美さん!」

ほむら「すぐにソウルジェムを出して!」

さやか「えぇっ、うん!」スッ


ソウルジェム×3<ピカッピカッ


マミ「ソウルジェムが反応している……! もう魔女は倒した筈なのに……?」

さやか「へ? え? どういうこと!?」

ほむら「キュゥべえにハメられたわ……」


ほむら「今、私たちが倒したのは本物の魔女でなく、使い魔が成長したモノよ」

ほむら「最初からおかしかった……。魔女でありながら使い魔の量も少なく、グリーフシードも落とさない」

ほむら「キュゥべえは今、この町に魔女が2体存在していることを知っていながら、私たち魔法少女をこの一カ所に集めた」

ほむら「もう1体の魔女をまどかと引き合わせ、契約せざるを得ない状況を作るために……!」

マミ「そ、そんな……!」

さやか「まどかが危ない……」

ほむら(あの淫獣……! 奴の監視を怠った私の責任だわ……!)

マミ「すぐに向かいましょう!」

さやか「でも、どこに?」

ほむら「魔力の反応は向こうからよ。確かあそこには廃墟になった工場があった筈……」

さやか「あ、知ってる。お化けが出るって有名なところだよね! あたし道分かるよ!」

マミ「その廃墟ってちょうど町の端っこじゃない! 今から急いでも一時間以上はかかるわ! その間に鹿目さんが……」

天の助「いや、おそらく少しの間なら大丈夫だろう」

さやか「何でそう言い切れるのよ?」

天の助「まどかは首領パッチと一緒に帰っていた。つまり必然的に首領パッチもまどかの側に居るはずだ」



首領パッチ『ジャスミンの香り~! ジャスミンの香り~!!』クルクル



ほむさやマミ(((余計不安だ……)))ズーン


ほむら「うだうだ言ってられないわ、まどかが危ない! 急ぎましょう!」

マミ「ええ!」

さやボボ天「「「おう!」」」

ほむら(まどか……どうか無事でいて!!)


  ~魔女結界内~


人形使い魔A「ケケケケケ」

人形使い魔B「ケケケー」


まどか「魔女の結界……。やっぱりここに魔女が……」

首領パッチ「な、何だこの空間は~!」


エリー「ーーーー」フワフワ


まどか「見て、首領パッチ君! コンピューターみたいなのがいるよ!」

首領パッチ「あれが本丸だな! ぶっ殺してやる!!」


エリー「ーーーー!!」キッ


人形使い魔A「ケケケケケ!」ヒュン

人形使い魔B「ケケケケケー!」ヒュー


まどか「ああ、気づいたみたい!」

首領パッチ「へっ! この泥人形ども俺が一瞬で……」


首領パッチ「 ! ハッ!!」


~~~~~~~~~

人形使い魔A「ケケケケー☆」キラキラ

人形使い魔B「ケケッ♪」キラキラ

~~~~~~~~~


首領パッチ「か、可愛い……!」

まどか「あれが!? うっそでしょ!!」

首領パッチ「ダメ! 私にあの子達は殴れない! こんな可愛い子達を……!」

人形使い魔A「ケケケケー!」ヒュー

人形使い魔B「ケケケッ!!」ヒュー

まどか「こっちに来るよ! 何とかしてよお願い!」

首領パッチ「無理よ! 私には……!」フリフリ

首領パッチ「……あ!」


ヤッくん「    」コテッ


首領パッチ「や、ヤッくん! いつからそこに!?」

首領パッチ「いや! 違うのよ! これは浮気とかじゃなくて……!」

首領パッチ「ヤッくん信じて! パチ美は……パチ美は!」

人形使い魔A「ケケケー!」バッ

人形使い魔B「ケッケケ!」バッ


首領パッチ「色目使ってんじゃねぇよ、タコ助がああぁぁぁッ!!」

ドゴオォッ!

ゴシャァッ!

ゴリッ!

メキャァッ!

ボゴオオォッ!


<パチ美怒りの五連撃>!!


人形使い魔A「ケケー!?」グシャッ

人形使い魔B「ケケッケ!?」ズサー

首領パッチ「愛は絶対勝つのね、ヤッくん!」ギュウ

ヤッくん「   」ギュー

まどか「何この茶番……」


エリー「ーーーー!?」

首領パッチ「てめぇ、俺とヤッくんの仲を引き裂くつもりだな!? ぜってぇ許さねぇ!!」

エリー「ーーーーー!!」ヒューン

まどか「あ! 逃げた!」

首領パッチ「待てやこらぁーーッ!!」ダッ

まどか「ま、待ってよぉ!」ダッ

まどか(な、何だか弱そうな相手でよかった……。これなら首領パッチ君が倒してくれる……)

エリー「……」


  ~結界 最深部~


首領パッチ「へへへ、もう逃げられねぇぞ……!」ポキポキ

まどか「ハァ、ハァ……だいぶ、奥まで来ちゃったね」ハァハァ

エリー「ーーーー」

首領パッチ「さあ、堪忍しやがれ!」

エリー「ーーーー」ニヤリ


バッ!


人形使い魔C「ケケケ!」バッ

人形使い魔D「ケケッ!」バッ

人形使い魔E「ケケー!」バッ

人形使い魔F「ケケッケ!」バッ


ズラァーーーッ


まどか「 ! 使い魔がいっぱい!」

首領パッチ「な、何だとぉ!?」

まどか「ここに誘導するために逃げた振りをしてたんだ……!」


エリー「ーーー!」ビシッ

使い魔's「「「「ケケケー」」」」ワラワラワラ


まどか「いやっ! 離して!」ガシィ

首領パッチ「Noooo! ケダモノぉーーッ!」ガシィ


使い魔's「「「「ケケー!」」」」」ビーン!


まどか「うわ! 体が伸びた!?」グニャ~

首領パッチ「ゴムゴム!? ゴムゴムの実!?」ニュ~ン


まどか(そ、そんなこのままじゃ……! 誰か助けて!!)


  ~町中~


ゴオオオオォォォ!!


天の助「うええええぇぇぇぇぇ!?」ゴオオォォォ!

さやか「ちょっと天の助! もっとスピード出ないの!?」

天の助「無茶言うな! ところてんジェットは一人乗りだぞ! それに推進力がペットボトルロケットじゃ無理に決まってんだろ!」ゴオオオォー!

ボーボボ「四の五の言うな!」ボコッ!

天の助「うぎゃぁッ!!」

ほむら「しかしこの速さならギリギリ間に合うかもしれないわ……!」

マミ「天の助君に四人で乗るのは流石に狭いけどね……」


ペットボトル<プシュッ


ボーボボ「あ、燃料切れた」

天の助「なに!?」ヘロヘロ~

ほむら「ど、どうするの!? スピードが落ちてるじゃない!」

ボーボボ「心配無用!!」つタバスコ スッ

ボーボボ「入刀!」


ケツ<ズボッ!!


天の助「ぎゃあああぁぁッ!! ケツが焼けるぅうううぅうッ!!」


ズドドドドドォォォッ!!!


ボーボボ「これぞ秘技タバスコブースト!」

さやか「炎が……。見るからに痛そう……」

マミ「ていうか、速すぎよぉーーーッ!?」


ショウ「マジだりぃ~。マジあのブスうっざいわ。俺とあいつが吊りあうわけねーだろ」

後輩「ショウさん、マジ人気っすね。その内指名率一位になるんじゃないスか~?」

ショウ「はは、バカな女のおかげだぜ」


ヒューーーーン


ショウ「あ?」

後輩「何スか、あれ……」


天の助「お尻いいいぃいぃいぃぃぃッッ!!!」ゴオオォォォ!


ゴシャッ!!


ショウ「ガハッ!?」ドゴォ!

後輩「ぐばぁッ!?」バキィッ!


天の助「いやああぁぁぁ! 痔になっちゃうぅぅ~……(ドップラー効果)」


ショウ「   」ピクピク

後輩「   」ピクピク


  ~結界 最深部~


使い魔'S「「「「ケケケー!」」」」

エリー「ーーーー」スーッ


まどか(魔女が近づいてきた……一体何を……)

首領パッチ「みんな私を奪い合わないでぇー!」


ブオン! ブオン!


まどか「ま、周りにモニターが出てきた……」

まどか「この画面に映っているのは……私!?」


 まどか『マミさん頑張ってください!』

 まどか『ボーボボさんすごい!』

 まどか『首領パッチ君達ってとても強いんだね』

 まどか『どうしよう、マミさんやほむらちゃんに連絡しないと……』


まどか「あ……ああ……!」


まどか(全部……私だ。弱い私……)

まどか(マミさんやボーボボさん達に任せっきりで、何もしない私……)

まどか(さっきだって、首領パッチ君がどうにかしてくれると思ってた)


首領パッチ「つまんねー。パイレーツオブカリビアン流せよ」ホジホジ


 まどか『ごめんねキュゥべえ、まだ願いは……』

 まどか『止めてよぉ、私にそんな大層な力無いよ』

 まどか『首領パッチ君が倒してくれる……』


まどか(私だって戦えない訳じゃない……。魔法少女にさえなれば、私も誰かの役に立つ……誰かを救える……)

まどか(私が魔法少女にならない理由は何……?)

まどか(ほむらちゃんに止められたから? もちろんそれもあるけど……)

まどか(もしかして、私は……行動を起こしたくない?)

まどか(失敗を恐れてただ見てるだけ……。誰かがやるのを待っている)

まどか(今だって私のせいで首領パッチ君が……)


まどか「私って……嫌な子だ」


エリー「ーーーー」

使い魔'S「「「「ケケケケー!!」」」」


まどか(動きが変わった……)

まどか(まずいよ、このままだと二人とも……)



QB「お困りかい? まどか」



まどか「キュゥべえ……!」

QB「まどか、このままでは君達の命運は尽きてしまう」

QB「他の魔法少女は来ない。彼らは今、他の魔女の対処をしているからね」

QB「君が契約して戦うしかない」

QB「頼りにしてる首領パッチだって、ほら」


首領パッチ「うう、アシュラマンとかずりーだろ……!」グスグス


QB「腕を伸ばされすぎて、遊び尽くしたキン消しみたいになっている」

まどか「何で……何で?」

QB「いや、僕に聞かれてもね」


QB(ツッコむ気も起きないとは、魔女の精神攻撃がだいぶ効いているようだ)

QB(この様子なら契約もしやすいだろうね)


QB「さあまどか、契約を」

まどか「キュゥべえ……あなたは、魔法少女を……」

QB「暁美ほむらに何を吹き込まれたか知らないけど、僕のことなんかどうでもいいじゃないか。今考えるべきはこの状況じゃないかい?」

まどか「……そうだね、このままだと……。首領パッチ君も……私も……」

QB「そうさ、マミだって後輩を欲しがっていた。暁美ほむらだって君が仲間になればうれしいはずだよ」

QB「君もみんなの役に立てるようになるんだよ」

まどか「私が……みんなの役に……?」

QB「ああ。前も言った通り、君は最強の魔法少女になれる。困っている人全てを助けられるのさ!」

まどか「私が……わたしが……」


エリー「ーーーー!!」ビシッ

使い魔'S「「「「ケケケケーッ!!!」」」」


ヒューーーーン!


QB「使い魔達が来るよ! 早く!」

まどか「私は……わたしは……」

QB「何を躊躇っているんだい!」



QB「美樹さやかだって契約したんだよ!」



まどか「……え?」

まどか「ど、どういう意味!? さやかちゃんが……!?」

QB「そんなことどうでもいいだろう。ただ美樹さやかが契約したという事実を述べたまでだよ」

まどか「さやかちゃん……? そんな……」


使い魔'S「「「「ケケケーーッ!!!」」」」


ゴオォォッ!!


QB「まどか早く!!」

まどか「魔法少女……私は……。さやかちゃ……ん、どうして……」

QB「まどか! 僕と契約して魔法少女になるんだ!!」

まどか「……」

まどか「キュゥべえ……。いいよ……私、魔法少女に……」


   (いけないわ!)


まどか「!」

まどか「だ、誰……?」

QB「どうしたんだい、まどか?」


   (あなたは契約をするべきではないわ!)


まどか「誰、誰なの……」


   (こんな方法であなたを魔法少女にするなんて……!)


   (そんなの……そんなの……!)




ドゴオオオオオォォォオォォン!!!




魚雷ガール「そんなの、あたしが許さないーーーーーッ!!!」



ドオオオオォオォォン!!



魚雷ガール「何故なら私は魚雷だからーーーーッ!!」



使い魔'S「「「「ヒギャァーーー!?」」」」ゴシャッ!

エリー「#*`¥ω&~~~~ッ!!??」ドゴォッ!


まどか「!」

QB「!」


まどか「ぎょ、魚雷先生……?」スルスル

QB「拘束が解けた……」


スタッ


魚雷ガール「おまたせ☆ 魚雷は遅れて登場するものよん!」

まどか「先生……どうして……?」

魚雷ガール「可愛い生徒の危機なんだから。見捨てる訳がないでしょう?」

まどか「せ、せんせぇ……」

魚雷ガール「ヒドいわ……こんなに衰弱して……」

QB「くそ! またイレギュラーか」

魚雷「あんた! 私の生徒をこんな目に遭わせてただで済むと思っているの!?」

QB「仕方ない、ここは撤退……」ダッ


魚雷中学生「に」ダッ

魚雷高校生「が」ダッ

魚雷大学生「す」ダッ


魚雷社会人「かぁああぁぁぁーーーーッ!!」ゴオオォォーーッ!


ドゴオオォォォォォン!!


QB「グバァッ!?」ゴシャッ

まどか「少年が青年を経て社会に羽ばたくまでの過程を見せながら突撃していったぁーーーッ!?」マドーン!

魚雷社会人「社会に尽くして自分に尽くす!!」バンッ!

QB「こ、こんなのってないよ……」ピクピク


首領パッチ「ちくしょう、もう俺は戦えねぇ……。筆箱からゴミ箱へ捨てられる……」

魚雷ガール「可哀想に……。この子もキン消し症候群になってしまったのね……」

まどか「その状態って病気だったんですか!?」

魚雷ガール「ええ、毎年日本人の85%が発症しているわ」

まどか「そんなに!? 無駄に多い!」

魚雷ガール「これを治す治療法は一つしかないわ!」


極悪斬血真拳奥義<魚雷盆踊り2012>!!


魚雷ガール「あ、ギョラ♪ ギョラギョラ♪ よいよいよい♪」フリフリ

まどか「な、何これ盆踊り?」

魚雷ガール「ほら、あなたもやる!」

機雷「ノリ悪いぞ」

焼夷弾「楽しもうぜ!」

まどか「えぇ~……。周りに兵器しかいないのに私もやるの……?」

魚雷ガール「あ、ギョラ♪ ギョラギョラ♪」フリフリ

まどか「よいよいよ……い/////」フリフリ

兵器'S「「「よいよいよい!!」」」

まどか「恥ずかしい……。こんなのでホントに首領パッチ君は元に戻るの?」チラッ



ラオパッチ「…………」ズーン



ラオパッチ「俺が望んだ天とは、貴様だったのかもしれん……」

まどか「何かすごく''漢''になってるぅーーーッ!!??」

魚雷ガール「おふざけは許さないーーーーッ!!」ドゴオォッ!

首領パッチ「へぶうぅッ!?」メキャッ!

まどか(鬼だ……)

首領パッチ「ハッ! 俺は今まで何を……!」

魚雷ガール「やっと気がついたわね。さっさとこのふざけた魔女をぶっ潰すわよ」

エリー「%@;*#~~……!」プルプル

まどか「あ、あの先生……。何だか魔女のことや魔法少女のことを良くご存じのようですが、どうして……?」

魚雷ガール「ふふ、あなた達がどんなに隠そうとしても先生にはお見通しよ」

魚雷ガール「週刊<戦艦長門を造る>創刊号に詳しく書いてたんだから!」


 魚雷ガール『へぇ、扶桑に伊勢に魔法少女ね~。目から鱗だわ』ペラペラ


まどか(えぇ~……?)


魚雷ガール「いい? あなたはあなたの出来ることをすればいいのよ」

魚雷ガール「それが戦闘なのかサポートなのかは、自分で良く考えなさい」

魚雷ガール「でも、危なくなったら先生や周りのみんなに頼るのよ? 一人で溜め込んでても、お通じと同じで良くないんだから」

まどか「先生……」

魚雷ガール「さ、速攻でぶち殺すわよ。教え子をこんな夜中まで徘徊させるなんて、教師の名が折れるわ」

首領パッチ「先生が来てくれたなら百人力だぜぇ!」パキポキ

まどか「あ、あの! 二人とも!」

魚雷ガール「ギョラ?」

首領パッチ「あんだよ?」


まどか(自分の出来ること……。私にはこれくらいしか出来ないし、大した意味もないかもしれない……)

まどか(でも、これが! これが今の私に出来ること!)


まどか「……頑張ってください!!」


魚雷パチ「「……」」


首領パッチ「何を言うかと思えば……」

魚雷ガール「全くね……」


クルッ



魚雷パチ「「当然じゃない(だろ)」」



まどか「……」

まどか「……はいっ!」コクン


魚雷ガール「そんな高いところにいないで降りてきなさい。その画面、粉々にしてあげるわ」ピッ

首領パッチ「それとも怖くなったのか、コノヤロー」チョイチョイ

エリー「~~~~!」ワナワナ

エリー「ーーーー!!」ビシッ

使い魔's「「「「ケケケーー!」」」」


ヒューーー!


首領パッチ「また使い魔で攻撃かよ、芸が無ぇな」

魚雷ガール「行くわよ、奥義……!」


<おてんば姉妹のお人形あそび☆>!!


首領パッチ「うわぁーい! お人形さんだぁ!」パァー!

魚雷ガール「可愛いー! 一緒に遊びましょう!」パァー!


まどか「うわ! 何かファンシーな感じになった!?」


ガシッ


人形使い魔C「ケケッ!?」ガシィ

人形使い魔D「ケッ!?」ガシィ

魚雷ガール「私はこのお人形さんにするわ!」

首領パッチ「いいなぁお姉ちゃん! じゃあ、その子達と私のお人形さん達でおままごとしましょう!」

魚雷ガール「さんせーい!」

首領パッチ「出ておいで~、私の可愛いお人形さ~ん」


カバン<ゴソゴソ


首領パッチ「あっ! いたいた、こんなところに隠れて! もう、恥ずかしがり屋なんだから!」

首領パッチ「アーノルド☆」スッ

つ『アーノルド・シュワルツェネッガー』

首領パッチ「ブルース☆」スッ

つ『ブルース・リー』

首領パッチ「セガール☆」スッ

つ『スティーブン・セガール』


まどか「金ローでよく見るイカツい人形が出てきたぁーーーッ!?」マドーン!?


シュワ「抹殺完了!」ズガン!

人形使い魔B「ケッ!?」グシャッ!

ブルース「ホワァタァッ!!」

人形使い魔C「ケベェッ!?」スパーン!

セガール「ただのコックさ」

人形使い魔D「キーーッ?」バキィッ!


まどか「本物顔負けのアクションだぁーーーッ!! ホントにこれっておままごとぉ!?」


魚雷ガール「お人形遊びって楽しい~!」

首領パッチ「うん! お人形さんも楽しそう!」

まどか「どこが!?」


エリー「~~~~!!??」アタフタ

まどか「でも、使い魔達が一瞬で全滅した……。魔女もかなり焦っているみたい」


首領パッチ「残るはてめーだけだぜ!」ドドドド!

魚雷ガール「おふざけは許さなーーーいッ!」ゴオォォーー!

エリー「 ! ーーーー!」カッ


ブオン! ブオン!


首領パッチ「何!?」

魚雷ガール「ギョラッ!?」

まどか「またモニターが! 気をつけて! この魔女は相手に不の感情を植え付けて弱らせるの! そのモニターを見ちゃダメ!」


エリー「ーーーーーッ!!」カッ


モニター<ジジジジ……


まどか「ああッ! 映像が流れちゃう!」

首領パッチ「さっきみてーに、過去の後悔とかを流して精神攻撃するつもりだろうが、この俺には効かねーぜ! さあ、どうする!」


モニター<ジジッ……


――――――
――――
――


 首領パッチ『よっしゃ、まだ誰もいねーな? 早朝に学校に侵入するのは意外と大変だったぜ……』フ~

 首領パッチ『ひひひ、まどか。てめー、主人公面していい気になってんじゃねーぞオイ。主人公は俺だってことをその身に教えてやる!』

 首領パッチ『ぎゃっはっはっは~! なめ茸祭りじゃー! お前の机でなめ茸祭り開催じゃーい!!』ネバネバ~

 首領パッチ『机の中から外までなめ茸色に染めてやるぜぇーーー!』


――
――――
――――――


モニター<ヒャッハッハッハーザマーミロー


首領パッチ「…………」ガタガタガタ

まどか「…………」



まどか「……ほう?」ゴゴゴゴゴゴ



 ヒギャァァァァ ユルシテマドカサーン>

魚雷ガール「ふん、ゲスな攻撃ね」


モニター<ジジジ……


魚雷ガール「でも残念♪」カパッ


極悪斬血真拳奥義<魚雷妨害電波>!!


ギョラギョラギョラギョラギョラ~~~~!


キイィィーーーン!


モニター<パリン! パリン!


エリー「ーーーーー!?」

魚雷ガール「映像を出される前に潰せばこの通り♪」

まどか「すごい! これで魔女の攻撃は全て封じられた!!」

首領パッチ「    」ボロッ


エリー「~~~~!!」アセアセ

まどか「あ、逃げる気だ……!」

魚雷ガール「ここまでやっておいて逃がすわけがないでしょう? 行くわよぉッ!!」

ガシィッ

首領パッチ「おわぁッ!?」


ヒューーーーン!!


魚雷ガール「また会ったわね」ニヤリ

首領パッチ「上へ参りまーす」

エリー「ーーーッ!!???」ビクッ

まどか「すごい! 一瞬であんな高さまで上昇した……!」

首領パッチ「この高さ……、そして敵との位置関係……。先生! あの技ですね!」

魚雷ガール「ええ、その通り。予習も出来てて関心よ」

首領パッチ「しゃあッ! かますぜぇーーッ!!」

エリー「~~~ッ!?」


協力奥義<夏の夜空と魚雷流星群>!!


ドドドドドオオォォオォン!!

チュドーン!

チュドーン!

ドゴォォォォォン!


魚雷ガール「まさに夏の風物詩ーーーッ!」

首領パッチ「もう戻らない小五の夏休みーーーーッ!」


ドゴオオオオン!


エリー「&’%$>@#~~~~~ッッッ!!!???」


ドオオオオォォォォン!!


しゅううぅ~~


グリーフシード<カランッ


スタッ

魚雷パチ「「きーみーがいたなーつはー♪」」

まどか「すごい! すごいよ二人とも!!」


ぐにゃあぁ~~


まどか「あ、結界が消えていく……」


ドアガチャッ


ほむら「マドカー!」ダッ

まどか「ホムラチャン! それにみんな! 一体どうしたの!?」

マミ「どうしたもこうしたも……」ハァハァ

さやか「まどかが魔女に襲われて危ないって聞いて……」ハァハァ

ほむら「さらにキュゥべえにしてやられたりなんなりで……。でも無事そうね、魔女だって消えている」ハァハァ

ボーボボ「どうやら俺たちの心配は杞憂だったようだな」

ボーボボ「魚雷先生、この度は本当にありがとうございますっ!」スッ

魚雷ガール「生徒を守っただけよ。礼には及ばないわ」

さやか「あれ、魚雷先生……。じゃあ、先生が魔女を倒したの!? うわ、すっご!」

マミ(ボーボボさんが敬語を……。この人はかなりの実力者のようね)

ほむら(こいつらの知り合いはみんな魔女を倒すような強さを持っているのかしら……)

ほむら(でも、どうやらまどかは契約せずにすんだようね……。本当に良かった……)

首領パッチ「ちくしょう、俺だって戦ったんだぞぉ~!」

天の助「俺なんて、ところてんジェット酷使し過ぎて、体が大根下ろしよろしく消失しちまったよ……」グスグス

ほむら「そうだ、キュゥべえ! あいつはどこにいるの!?」

まどか「あ! さっきまでそこに倒れてたはずなのに……」

魚雷ガール「逃げ足の速い奴ね。心底気に入らないわ」

マミ「あの子からは聞きたいことがあるのに……」

さやか「あれ、何でみんなそんなにキュゥべえ嫌いになってるの?転校生はまだわかるけどさ」

まどか「さやかちゃん……」


まどか「そうだ! さやかちゃん! さやかちゃん本当に魔法少女になっちゃったの!?」

さやか「ん? 何だ知ってたの? ま、この格好みたら気づくか。どうどうカッコイイ~?」

まどか「そ、そんなどうして……」

さやか「何でそんなに落ち込んでんの? いいのいいの、あたしがなりたくてなったんだからさ」

さやか「魔法少女さやかちゃん! バリバリ働きますよ~! マミさん、今度から一緒にパトロールしましょう!」

マミ「え、ええ……そうね」


ほむら(まどかの契約を防ぐことは出来たけれど、結果的に美樹さやかが契約を交わしてしまった)

ほむら(この場合私はどうすれば良かったのかしら。あの時無理矢理にでも美樹さやかを引き留めて話を聞かせるべきだった?)

ほむら(すべての事象を総合的に考えて行動しなかった私のミスだわ)

ほむら(特に今までの統計は全く役に立たないということを思い知らされたわ)

ほむら(美樹さやか……あなたを魔女にはさせない。こうなってしまった以上、少しでも多くの戦力が<ワルプルギスの夜>に向けて必要になる)

ほむら(そして、何よりまどかを悲しませたくはないし、あなたも絶望に染まってほしくない)

ほむら(美樹さやか。奇跡の代償というものは……)


さやか「私もカッコイイ必殺技欲しいな! ボーボボさん達の奥義!みたいなヤツとかさ!」


ほむら(知らぬ間に膨れ、肥え、はち切れ、破裂する風船のようなモノなのよ)



ほむら(黒色に染められた、決して空に浮かばぬ風船……)



  ~鉄塔~


???「……」モグモグ

QB「君は相変わらずお菓子が好きだね。その内風船のように太ってしまうよ?」

???「うっせーな、アタシの勝手だろ」モグモグ


???「それよりも、何の用だよ。こんなところに呼んでよぉ」

QB「とても大切な話だ杏子。この町にイレギュラーが出た」

杏子「は? 何だそれ?」

QB「僕にも訳が分からないものさ。魔法少女でないにも関わらず魔女を倒すほどの力を持つ、イレギュラー中のイレギュラー達だ」

杏子「おいおい、冗談キツイよ? 魔法少女じゃないのに魔女を倒すなんてありえねー。無理に決まってんじゃん」

QB「そう思う気持ちも確かに分かる。しかし、僕はこの目で見てきたんだ」

QB「彼らは慈善事業で魔女を狩っている。人々の為、町の為と実に慈愛に満ちた思想だ」

杏子「ふーん。何だそいつら、気に入らねーな。マミはどうしてんだよ」

QB「彼女はああいう性格だからね、そいつらの行動に賛同して一緒に戦っているよ」

杏子「けっ、相変わらずヌルい考えだな」

杏子「んで? それとアタシを呼んだことに何か関係はあんのかよ?」

QB「大アリさ」

QB「彼らの力は凄まじい。強力な魔女も余裕で倒してしまう」

QB「このまま魔女を狩り続けると、自然に彼らの行動範囲も広がって……」

杏子「なるほど、アタシのシマに入ってくるかもしれない……ってことか」

QB「飲み込みが早くて助かるよ」

杏子「んじゃ、そいつらを殺っちまえばいいわけ?」

QB「そう。僕は奴らを邪魔だと感じている。君は将来的に奴らと争う可能性がある。利害は一致してるだろう?」

杏子「はん! どれほど強いかは知らないけど、アタシの敵じゃないね」

QB「とても心強いよ」



QB(話は上手く進んでいる)

QB(この町に佐倉杏子という起爆材を投下すれば、均衡はたやすく崩壊する)

QB(美樹さやかと佐倉杏子。性質も思想も正反対の彼女らが出会えば必ず大きなアクションが起きるはず)

QB(どちらかが消えることになるだろう。そうなれば周りの魔法少女の絶望は加速され、さらにトドメに<ワルプルギスの夜>だ)

QB(まどかとの契約も今よりはスムーズに進む)



???「ここにいたのか……」スタッ

QB「!」

杏子「て、てめぇは! 尾けてきやがったな!」



杏子「ソフトン!」


ソフトン「……」


ソフトン「杏子、そいつから離れろ。今すぐにだ」

QB「何だい、君は。僕は今彼女と大切な話をして……」

ソフトン「黙るがいい、悪しき獣よ」


ゴオォォッ!


QB( ! 何てオーラだ!!)

杏子「お、おいソフトン、何でそんなに怒ってるんだよ? お前らしくもねーぞ……」

ソフトン「言うとおりにしろ。その者からは隠しきれない邪悪な臭いを感じる……」

杏子(いや、臭いってお前……)


QB(おそらく鼻毛男と同じイレギュラーだろう……。ここは逃げたほうが良さそうだ)

QB「杏子、ちゃんと考えておいてくれよっ!」ヒュン!

杏子「おいキュゥべえ! あいつ、ホンット逃げ足は速ぇな……」


ソフトン「杏子、もうアイツと関わるのは止めろ」

杏子「うっせーな! そっちこそアタシに関わるのを止めろよ!」

杏子「毎回毎回、迷惑なんだよ! この前の魔女だって、別に助けてくれなくてもアタシ一人で倒せたし!」

杏子「まっじぃ飯を無理矢理食わしたり! 言っとくけどあれは食い物の為に食ってやってるんだからな!」

ソフトン「お前が道を踏み外さない為にだ。一度堕ちた者がもう一度光に戻ることは容易ではない」

杏子「んだと!? アタシは魔法少女だぞ! この力をどう使おうがアタシの勝手だろ! 堕ちるも糞もねーよ!」

杏子「何でこんなにお節介焼くんだよ! 本当のことを教えろよ!」

ソフトン「…………」

ソフトン「放っておけなかった……」



ソフトン「君は俺と同じ臭いをしているから」



杏子「住所不定だからってバカにすんなああぁぁぁぁッ! ちゃんとシャワー浴びてるわああぁぁぁぁッ!!」

杏子「ソフトンのバカぁーーーーッ!!」ピョンッ !!

ソフトン「杏子、どこに行く!?」

杏子「ウンコバカ野郎ーーーーッ!!」ダッダッダ

ソフトン「……訳が分からん」



ソフトン(……あの白い獣、この町にイレギュラーがいると言っていたな)

ソフトン(イレギュラー……もしかすると奴らが……)


ヒュゥゥゥ…


ソフトン「随分と……懐かしい風だな……」



第四話「上条先輩! 奇跡も、魔法も、買って来ました!」 完




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