孤独の魔法少女グルメ☆マギカ~井之頭五郎と魔法少女の物語~ 番外

2011年11月05日 19:55

孤独の魔法少女グルメ☆マギカ~井之頭五郎と魔法少女の物語~

254 : ◆tUNoJq4Lwk[saga]:2011/06/04(土) 21:12:06.36 ID:kCEFXT2Wo





              週末特別編





 魔法少女まどか☆マギカ

                 VS

                       究極!! 変 態 仮 面





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 彼の名は色丞狂介(しきじょう きょうすけ)。

 拳法部に所属するごく普通の高校一年生である。しかし彼には、誰にも言えない秘密があった。

「あ、きょうすけお兄ちゃん」

「ん?」

 ある日、狂介は駅前のショッピングモールに、読書感想文の課題図書『ひよこのピーちゃん』を探しにきていると、近所に住む中学生の女の子と出会った。

「やあ、まどかちゃんか」

「うふふ、奇遇だね。こんなところで」

 彼女の名前は鹿目まどか。狂介の家の近所に住む中学二年生だ。

 狂介の家は母子家庭であったため、昔母と知り合いだったという鹿目家の両親には色々とお世話になっており、今でも家族ぐるみでの付き合いがある。

「そっちの子は、さやかちゃん?」

「お、お久しぶりです」

 まどかの友人、美樹さやかも一緒にいた。

「今日はどうしたの?」

「CDショップに来たの。さやかちゃんが行きたいっていうから」

「そうなんだ」

「お兄ちゃんは?」

「俺はちょっと本をね、読書感想文用に」

「そうなんだ」

「じゃあ、俺はこれで」

「またね」

「あ、お兄ちゃん」

「ん?」

「また泊まりに来てね」

「あ、うん」

 まどかの家は広いので、たまに狂介は母親と一緒に泊まらして貰うことがあったのだ。


   *


「これでよし」

 辞書を何冊も重ねたような酷い厚さの課題図書を抱えて、狂介は書店を後にした。

 今夜はずっとこれを読まなければならないと思うと気が重くなる。

 そんなことを考えながら歩いていると、嫌な予感がした。

(これは、誰かが助けを求めている?)

 色条狂介の父は警察官であった。狂介が小学生のころに殉職してしまったのだが、とても正義感の強い刑事であったのだ。

 彼の父は正義感の塊であり、困っている人や悪い奴を見ると放ってはおかない。

 それは息子の狂介とて同じである。

 確か、ここにはまどかとその友達の美樹さやかが来ていた。これはまずいな。胸の奥に不安を抱えつつ、狂介は走る。

(確かこの先は)

 ショッピングモールの中でも、改装中で立ち入り禁止の区域がある。人の気配があるので、ここで何かが行われているかもしれない。

 狂介は意を決してその中へと突入していく。


 すると――


 目の前に広がるのは、ショッピングモールではなく、不気味な光景であった。

 変な花や動物、それに虫などが飛び交う狂った光景だった。なんだここは。
 こんな部屋を設計した建築士はクビにするべきだ。そう思いつつ狂介はモールの中へと足を踏み入れる。

「きゃあ!」

「何あれ」

 狂介の耳に、女の子の声が聞こえてきた。

(今の声は、まどかちゃん)

 間違いなく鹿目まどかの声。狂介はそう確信して、更に奥へと走る。

(待ってろまどかちゃん。俺が必ず助ける)

 だが次の瞬間、目の前で大きな爆発が起こった。

「うおわ!!」

 その爆発で狂介の身体は吹き飛ばされてしまう。

「くそお……」

 なんとか受け身をとった狂介は起き上がる。これくらいでへこたれるようなやわな正義感は持ち合わせていない。

 だが彼の目の前には巨大なナマコと海牛を掛け合わせてそれに触手を付けたような生物が現れた。
 そしてその奥には鹿目まどかと美樹さやかがいる。

 今にも彼女たちが襲われそうになっているのだ。

(まずい!)

 狂介は思った。この化け物は明らかに強いと。拳法が得意な狂介であるだけに、相手の強さはよくわかる。

 まともに立ち向かっても、恐らくあの化け物には敵わない。
 だが、時間を稼いで彼女たちを逃がすことはできるだろう。

 狂介は頭の中でそう分析して立ち上がろうとした。

 すると、彼の右手が何かを掴む。

(ん?)

 布のようなものだ。ハンカチか何かだろうか。

 彼は手に取ったものを見た。

 それは……

(パ、パンティ!?)

 それは女物の下着であった。しかもちょっと見覚えがある。

 広げて見ると、小さく「MADOKA」という刺繍がなされてた。

(これは、まどかちゃんのパンティじゃないか! なんでこんなところに)

 以外な場所での以外な落し物に狂介は混乱する。

 しかしそれ以上に――

(いかん、被りたくなってきた。バカ、何を考えているんだ! 相手は中学生じゃないか。
 それも家族ぐるみで付き合いのある家の娘さん、いやしかし……)



「き、気分はエクスタシー」


 説明しよう。
 色条狂介は女物のパンツを被ることで、父親から受け継いだ正義の血と、元SM嬢の母から受け継いだ変態の血が同時に覚醒し、正義の味方「変態仮面」へと変身するのだ!

 服などいらん、とばかりに制服を脱ぎ捨て、ブーメランパンツに網タイツという姿で飛び出す。

「フオオオオオオオオオオオ!!!!」

 狂介、いや、変態仮面は化け物に対して強力なキックをお見舞いする。

「ギャウワアアアア」

 化け物は、そのキックが効いたようでのたうちまわる。

 そして変態仮面は、化け物に襲われそうになった女子中学生二人の前に立った。

「大丈夫か君たち」

「いやあああああ!!」

「変態だああああ!!!」

 化け物に襲われたときよりも更に激しく叫ぶする二人。

「そう、私は変態仮面」

 決まった、変態仮面はそう思いポーズをとる。

「うえーん、たすけてー」

 さやかは泣きだしていた。

 可哀想に、よっぽど怖かったんだね。勝手にそう判断した変態仮面は、化け物に正対する。

「いたいけな女子中学生を襲うとは許さん、この変態仮面がお仕置きしてやる」

「ギュワワ……」

 なぜか戸惑っている化け物を相手に、変態仮面は更に本気モードを発動する。

 彼は、履いているパンツの両端を伸ばし、それを肩にかけた。

「あたあ!」

 股間が引き締まる思いで、変態仮面は再びポーズをとる。

「うぐぐぐ……」

「さやかちゃんしっかり!」

 後ろの二人を安心させるため、変態仮面は化け物に向かっていく。
 そしてどこから取り出したのかわからない鞭でもって、ナマコの化け物をビシビシと叩きまくった。

「ギヤアアアアアア」

 さらにのたうちまわる化け物。

「む、これは!」

 変態仮面は近くに、工事現場でよく見るトラロープ(黄色と黒で色分けされたロープ)を発見した。

 そのロープを手に取ると、素早く化け物に投げる。

「ギャ!!」

 ロープは一瞬にして撒きつき、化け物は亀甲縛りにされてしまったのだ!

 そして高くジャンプした変態仮面は、勢いよく自分の股間を化け物にぶつけた。

 まさに捨て身の攻撃!

「いやああああああ」

 化け物からまるで少女のような叫び声が聞こえたかと思うと、いつの間にかその姿は溶けてなくなってしまった。

 どうやら倒したようだ。


「成敗!!!」


 再びポーズをとる変態仮面。

 決まった!

 彼は心の中で再び思う。

 しばらくすると、不気味な生物が飛び交う光景は、普通の工事中の建物の中にもどっていた。

 この世界は一体なんだったのだろう。

「……」

 まどかたちを見ると、二人は軽い放心状態であった。

 無理もない。あんな化け物に襲われたら誰だってそうなる。

「君たち! ご両親が心配しているから、早く帰りなさい」

 そう言うと、変態仮面はその場を後にした。


   *


 まどかたちから少し離れた場所で、狂介は先ほど脱ぎ捨てた制服を拾い集めそれを着ていた。

「一体あの化け物はなんだったんだ。それにあの変な世界も」

 そんな風に思いつつ、手に握りしめられたパンティを見る。

(これがないと危ないところだった)

 不意に人の気配を感じた。警備員か?

 そう思い足音のした方向を見ると、一人の髪の長い少女がこちらに歩いてきている。
 年齢はまどかと同じくらいだろうか。

「キミは?」

「暁美ほむら」

「ほむら?」

 確か、まどかが話をしていた転校生だろうか。

「その手に持っているものを渡しなさい」

 ほむらと名乗るその少女は、そう言って右手を出す。

「な!」

 狂介が今手に持っているもの、それはまどかのパンティ以外ありえない。

「べ、別にこれは盗んだとかじゃなくて、偶然拾ったものなんだ」

「わかっているわ」

「え?」

「それは私が落としたものだから」

「なぜキミがまどかのパンティを持っているんだ」

「それは秘密」

「……」

「いいからさっさとその、まどかのパンティを渡しなさい!」

 なんだか様子がおかしい。狂介はそう思った。


   【次回予告】

 色条狂介の前に突然現れた少女、暁美ほむら。彼女の目的はなんなのか。

「どうしても渡さないというなら仕方ないわね」

「待て、どうするつもりだ!」

「百万円までなら出すわ。これで手を打ちましょう」

「おい」

 そして、彼の前に新たなる変態少女が――

「あの、巴さん?」

「巴なんてやめて! マミでいいわ!
 いえ、名前なんてもったいない。メス豚と呼んでください!
 薄汚いメス豚と罵ってください!!」

 果たして狂介とまどかたちの運命やいかに。

「はっ、そうか! 私がまどかのパンティーを使ってほむほむ仮面に変身すれば!」

「いや、無理だから」



 ※つづきません。




265 : ◆tUNoJq4Lwk[saga]:2011/06/04(土) 21:29:14.36 ID:kCEFXT2Wo
 というわけで、変態魔法少女、いかがだったでしょうか。

 みんなも知っているジャンプキャラでしたよね?

 変態ほむらは結構ほかのSSでもよく出ているので、あえて自分が書こうとは思いません。
 今夜のことは、悪い夢でも見たと思って忘れてください。

 では、今度こそ第二部でお会いしましょう。


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