2009年09月14日 12:02
シンをコードギアス25話直後の世界に放り込んでみる
STAGE4へ
名前: ◆ozOtJW9BFA mailto:sage [2007/08/21(火) 22:16:17 ID:???]
STAGE5「傷跡」
シンジュク事変から2日後シンは自分の家に戻ってきていた。
「ちゃんと受け止めないとな・・・・これから先には進めない・・」
しっかりとした気持ちをもって家の中へと足を踏み入れてく。
そこには放置されたままの老夫婦の死体があった。
「ごめん・・・守ってあげることができなくて・・・でもあなたたちの優しさを俺は忘れない・・・そして必ず仇はとるから・・・」
二人の遺体を家の近くに埋め、その上にお墓を作り、あの少年がもっていた白い花を供える・・・
「変えてみせる・・・この世界を・・・俺の手で・・・・・」
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名前: ◆ozOtJW9BFA mailto:sage [2007/08/21(火) 22:16:17 ID:???]
STAGE5「傷跡」
シンジュク事変から2日後シンは自分の家に戻ってきていた。
「ちゃんと受け止めないとな・・・・これから先には進めない・・」
しっかりとした気持ちをもって家の中へと足を踏み入れてく。
そこには放置されたままの老夫婦の死体があった。
「ごめん・・・守ってあげることができなくて・・・でもあなたたちの優しさを俺は忘れない・・・そして必ず仇はとるから・・・」
二人の遺体を家の近くに埋め、その上にお墓を作り、あの少年がもっていた白い花を供える・・・
「変えてみせる・・・この世界を・・・俺の手で・・・・・」

祈りながら家の中に戻っていくシンは奥にあるたんすを開けた。
「これだけは・・・・持っていこう」
シンの目線の先には赤いパイロットスーツがあった、これは唯一シンがC.Eから持ってきたものである。
カバンに荷物を詰めシンは家を出る、もうここには帰ってくるつもりはなかった。
「あっ!いたいた・・・おーい!!そこの赤目の少年!!」
シンが振り返ると何人かの男たちがこっちに向かって走ってきた。
「なんです、つーか誰ですかあなたたちは?」
「えっ・・・誰かと言われればなんといえばいいのかな・・・?」
シンが睨みつけると、長身の男が戸惑いながらこたえる。
「俺になにか用ですか・・・?」
「ああっ・・そうなんだよ!君さシンジュク事変でナイトメアに乗ってたよね?」
「乗ってましたけど・・・それがなにか?」
「率直に言う、俺たちのグループに協力してくれないか?」
「グループ?」
「俺たち・・・レジスタンスなんだ。この前のシンジュクでもナイトメアに乗ってたんだぜ・・」
その言葉を聞いた瞬間シンの顔つきが変わる、もしかしたらあいつのことも知ってるかも・・・!!
「あの通信機の男は!?お前たちの仲間じゃないのか・・・・!!」
「いやっ、彼は俺たちの仲間とかじゃなくて・・・しいて言うなら助っ人だったのかな・・・?」
「そうか・・・・」
明らかに落胆した顔のシンを見て扇は慌ててとりつくろう。
「いや、だけどな!俺たちと一緒に戦えばまた彼から連絡がくるかもしれないだろ・・・?」
そんな彼をシンは冷め切った目で見つめていた・・・
「お前ら・・・それ本気で言ってんのか・・・・?」
「何だと!?この糞ガキ!!」
「玉城落ち着けって!!」
玉城と呼ばれた男が掴みかかるがシンはそれを軽く払いのける。
「あんたらだけで一体何ができるんだよ!!この前の戦いだってそうだろ!!あいつがいなきゃ何にもできなかったじゃないか!!」
「何も出来ないかもしれないが・・・・戦うことはできる!!」
「あんたらじゃ無駄死にだ・・・・どうしてわからない・・・・」
シンはそう言って立ち去ろうと歩き出すがそこに一人の女の子が声をかける。
「それでも・・・・!それでも・・・・!私たちはあきらめたくない!!信じてる・・・・一緒に戦ってくれるって!!」
シンは何も言わずに立ち去っていく、誰もそれを止めることはできなかった。
「おいカレン、随分必死にあいつのこと誘ってたな?」
「えっ!?・・・・そ、そりゃ彼ぐらい腕のあるパイロットは欲しいのよ。ねえ?扇さん?」
真っ赤な顔をしたカレンに言われ扇もうなづく。
「それもそうだが、彼の目は確かにブリタニアを憎んだ目だ・・・まだ決心がつかないのさ・・・・」
扇たちのグループと別れて更に一日後、シンは租界の裏にある武器屋に来ていた。
「いらっしゃい・・・・・」
店へと入ったシンに奥でテレビを見ている店主らしき男が声をかける。
「この店、どの程度の武器なら用意できる?」
「ここら辺ならうちが一番だからね、たぶん納得はしてもらえるだろうよ」
「・・・・・ナイトメア」
「・・・・はっ!?」
「用意できないのか?ナイトメアは・・・・」
それを聞いた男は急に笑い出した。
「兄ちゃん、馬鹿言っちゃいけないよ。そんなもの簡単に用意できるはずが・・・」
その時テレビから慌てた感じのアナウンサーの声が聞こえてきた。
「緊急のニュースをお伝えいたします・・・・本日未明クロヴィス殿下が何者かに殺害されたとのことです、繰り返します・・・・」
「クロヴィスって・・・・・あの時の敵の指揮官だよな・・・・」
シンがつぶやくとまたテレビから声が聞こえてきた。
「なお・・・殿下殺害の犯人として名誉ブリタニア人の区木スザク准尉が逮捕されました・・・もう一度言います・・・名誉ブリタニア人の・・・・・」
「ありゃ、あの名誉ブリタニア人かわいそうにな・・・」
「かわいそう?」
「あぁ、俺の情報網だとまだ犯人は捕まっていないらしい。なのにあいつは逮捕された・・・なぜだろうな?」
「・・・・・まさかっ!!」
「そういうことだ・・・・あいつは礎になるのさ・・・」
それを聞いた瞬間シンはこぶしを強く握り締めた。
「またそうやって!!イレブンだから・・・ブリタニアだからって・・・同じ・・・同じ人間なのに・・・」
「おいっ坊主・・・ナイトメアがあれば、あいつを助けれるか・・・?」
その問いにシンはまっすぐ彼を見つめながらはっきりと答えた。
「あぁっ!!」
「いい返事だ・・・・よしっ!なんとしても・・ナイトメア用意してやっからな!!」
「サンキュー!!おっちゃん!!」
シンは笑顔で答える。
ここにシンの次なる戦いの舞台は用意されたのだった・・・・
次回STAGE6「スザク奪還作戦」
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「これだけは・・・・持っていこう」
シンの目線の先には赤いパイロットスーツがあった、これは唯一シンがC.Eから持ってきたものである。
カバンに荷物を詰めシンは家を出る、もうここには帰ってくるつもりはなかった。
「あっ!いたいた・・・おーい!!そこの赤目の少年!!」
シンが振り返ると何人かの男たちがこっちに向かって走ってきた。
「なんです、つーか誰ですかあなたたちは?」
「えっ・・・誰かと言われればなんといえばいいのかな・・・?」
シンが睨みつけると、長身の男が戸惑いながらこたえる。
「俺になにか用ですか・・・?」
「ああっ・・そうなんだよ!君さシンジュク事変でナイトメアに乗ってたよね?」
「乗ってましたけど・・・それがなにか?」
「率直に言う、俺たちのグループに協力してくれないか?」
「グループ?」
「俺たち・・・レジスタンスなんだ。この前のシンジュクでもナイトメアに乗ってたんだぜ・・」
その言葉を聞いた瞬間シンの顔つきが変わる、もしかしたらあいつのことも知ってるかも・・・!!
「あの通信機の男は!?お前たちの仲間じゃないのか・・・・!!」
「いやっ、彼は俺たちの仲間とかじゃなくて・・・しいて言うなら助っ人だったのかな・・・?」
「そうか・・・・」
明らかに落胆した顔のシンを見て扇は慌ててとりつくろう。
「いや、だけどな!俺たちと一緒に戦えばまた彼から連絡がくるかもしれないだろ・・・?」
そんな彼をシンは冷め切った目で見つめていた・・・
「お前ら・・・それ本気で言ってんのか・・・・?」
「何だと!?この糞ガキ!!」
「玉城落ち着けって!!」
玉城と呼ばれた男が掴みかかるがシンはそれを軽く払いのける。
「あんたらだけで一体何ができるんだよ!!この前の戦いだってそうだろ!!あいつがいなきゃ何にもできなかったじゃないか!!」
「何も出来ないかもしれないが・・・・戦うことはできる!!」
「あんたらじゃ無駄死にだ・・・・どうしてわからない・・・・」
シンはそう言って立ち去ろうと歩き出すがそこに一人の女の子が声をかける。
「それでも・・・・!それでも・・・・!私たちはあきらめたくない!!信じてる・・・・一緒に戦ってくれるって!!」
シンは何も言わずに立ち去っていく、誰もそれを止めることはできなかった。
「おいカレン、随分必死にあいつのこと誘ってたな?」
「えっ!?・・・・そ、そりゃ彼ぐらい腕のあるパイロットは欲しいのよ。ねえ?扇さん?」
真っ赤な顔をしたカレンに言われ扇もうなづく。
「それもそうだが、彼の目は確かにブリタニアを憎んだ目だ・・・まだ決心がつかないのさ・・・・」
扇たちのグループと別れて更に一日後、シンは租界の裏にある武器屋に来ていた。
「いらっしゃい・・・・・」
店へと入ったシンに奥でテレビを見ている店主らしき男が声をかける。
「この店、どの程度の武器なら用意できる?」
「ここら辺ならうちが一番だからね、たぶん納得はしてもらえるだろうよ」
「・・・・・ナイトメア」
「・・・・はっ!?」
「用意できないのか?ナイトメアは・・・・」
それを聞いた男は急に笑い出した。
「兄ちゃん、馬鹿言っちゃいけないよ。そんなもの簡単に用意できるはずが・・・」
その時テレビから慌てた感じのアナウンサーの声が聞こえてきた。
「緊急のニュースをお伝えいたします・・・・本日未明クロヴィス殿下が何者かに殺害されたとのことです、繰り返します・・・・」
「クロヴィスって・・・・・あの時の敵の指揮官だよな・・・・」
シンがつぶやくとまたテレビから声が聞こえてきた。
「なお・・・殿下殺害の犯人として名誉ブリタニア人の区木スザク准尉が逮捕されました・・・もう一度言います・・・名誉ブリタニア人の・・・・・」
「ありゃ、あの名誉ブリタニア人かわいそうにな・・・」
「かわいそう?」
「あぁ、俺の情報網だとまだ犯人は捕まっていないらしい。なのにあいつは逮捕された・・・なぜだろうな?」
「・・・・・まさかっ!!」
「そういうことだ・・・・あいつは礎になるのさ・・・」
それを聞いた瞬間シンはこぶしを強く握り締めた。
「またそうやって!!イレブンだから・・・ブリタニアだからって・・・同じ・・・同じ人間なのに・・・」
「おいっ坊主・・・ナイトメアがあれば、あいつを助けれるか・・・?」
その問いにシンはまっすぐ彼を見つめながらはっきりと答えた。
「あぁっ!!」
「いい返事だ・・・・よしっ!なんとしても・・ナイトメア用意してやっからな!!」
「サンキュー!!おっちゃん!!」
シンは笑顔で答える。
ここにシンの次なる戦いの舞台は用意されたのだった・・・・
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